無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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京都には不思議な事がある

 

 

前回のあらすじ

 

遂に始まった京都決戦 冥黒王を捕食しているハルトは義弟との戦いを観戦していたが事件に蠢く影を把握し行動を始めたのである

 

 

 

とある寺にて

 

 

「ふっ、予想通り魔王達の視線は釘付けですね…では今のうちに「何をするつもりなのかなぁ!」それは…え?」

 

 

男は目線を逸らすとそこには

 

 

歯茎の中に目があるという奇妙なビジュアルが目を引く赤いタキシードとシルクハットを纏うお化けがいた

 

 

「やぁ!楽しい楽しい拷問の時間だよ!」

 

 

 

「ええええ!」

 

 

 

「あ、何だ白スーツか」

 

 

擬態を解いて普段の姿に戻ると

 

やはりと言うかなんと言うか黒幕は最近、敵対関係の白スーツであった

 

 

「はぁ……はぁ…なんて珍妙な姿に!」

 

 

「これは擬態だよ!二亜とアンアンとオーフィスが見ていたアニメに出たキャラでね!これを見た時に思ったんだ!!【あぁ、この体でマウスウォッシュをしてみたい!】とね!」

 

 

『え…何それ怖い…』

 

『よし!今日も相棒の狂気は絶好調だぜ!』

 

 

「さぁ!恐怖と絶望の時間だよ!」

 

 

*ラスボスぽいですが一応 主人公です

 

 

「その姿でマウスウォッシュする光景は、ちょっと見てみたいと思いますが…まず…目に沁みますよね?」

 

 

「それが気になっていたんだよ!…目に沁みると思うとまぁ、そんな冗談は置いといて」

 

 

すると擬態を解いて いつもの姿に戻ると憎悪に表情を歪めて白スーツへ問いかける

 

 

 

「今G6になってアイツらと戦ってるアレもアバターだろ?」

 

 

「バレてましたか個体名 スケアクロウ…陽動用のカカシですね」

 

 

「酷い名前な事で……んで何を企んでやがる」

 

 

ふふふ と笑いながら白スーツは答える

 

 

「次の世界のポータルが開くまでの時間稼ぎですよ」

 

 

 

「あ?」

 

 

「その世界には貴方を殺しうる人材がいましてね声をかけて味方にする為にも普段よりも大きくかつ精密な座標に辿り着く為のポータルを開く必要があったんですよ、しかし作ろうとすれば貴方達に気づかれるそれは困ると言う事で」

 

 

「京都に俺たちを釘付ける為の事件を起こしたと」

 

 

「えぇ」

 

 

「わかった、ならその世界に向かう前に死ね」

 

 

開始数秒でファイズフォンXで早撃ちをしかけるも防がれてしまう

 

 

「ははは!初手から容赦ないね!」

 

 

「え?俺がそんな事でお前を見逃すなんて本気で思ってるの?」

 

 

無表情で首を傾げながら尋ねる、そもそも敵側にどんな事情があろうが関係ないし此方が手心なんて加える理由もない 敵なら叩き潰す徹頭徹尾の考えがそこにあった

 

 

「思わないよ君の敵への嗅覚と情け容赦の無さは良く知ってるからね」

 

 

「そりゃ俺を生み出したのはお前なんだから詳しいよな」

 

 

「おっと、これは地雷だったかな」

 

 

「今ではお前の存在そのものが地雷なんだよ」

 

 

「ははは、こりゃ嫌われてるねぇ〜」

 

 

間延びした口調で戯けているように見える…しかし彼の目には戦う意志もあった…が

 

 

向こうは少なくともここで事を構えるつもりはないかなと考えているようだが…

 

 

「取り敢えずの目的は果たしたから逃げ「れると思っておるのかな?」っっ!」

 

 

突然の斬撃、突如見えた青空 そこから落ちた事で舞い上がった粉塵の中から現れたのは浅葱の羽織を纏いし幕末の亡霊

 

 

 

「京都の治安を荒らすのは誰じゃあ?」

 

 

初代鬼徹を構える祖父の姿を見たハルトは驚く

 

 

「爺ちゃん!?」

 

 

「ん?……おぉ!ハルトではないか!!

 

 

「無事で良かったよ…確かギル・アギトの群れに突貫してたけど!」

 

『カリュブディスが見つけた時には刀一本でギル・アギトの大群が全滅してたぞ』

 

 

「え?何それ怖い…」

 

 

「そしてハルトやお爺ちゃんは聞きたいことがある」

 

 

「な、何?」

 

 

「あのギル・アギトなる怪異を切ったら神通力が使えるのじゃが何故か知らんか?」

 

 

と言うハルト祖父の指先には炎が点っていたのである

 

 

「(爺ちゃんがアギトへ進化したぁ!!)」

 

 

思わず白目を剥きたくなる現実だったがアナザーライダー達は思った 

 

 

やっぱコイツの祖父だ と

 

 

「やはり貴方を魔王の遺伝子テンプレートの一つに選んだのは正解でしたかね」

 

 

「何の事かのぉ?」

 

 

「それは「まぁ、どーでも良いわ」っ!!」

 

 

初手の斬撃を呼び出した杖で防ぐ白スーツ

 

 

しかしながら少しずつ武装色を纏った刃が減り込む杖に少し冷や汗を掻いたが祖父は途中で辞めた

 

 

 

「おや、どうしましたか?」

 

 

背中を見せて納刀する祖父は興味が失せたような声音で

 

 

「お主を斬るのは儂の孫じゃ」

 

 

 

人間は自分より怒りを発露する者がいれば自然と頭が冷えるというものである

 

 

 

「は?」

 

 

そこにいたのは怒り狂うハルトがいた

 

 

「あかねを狙撃したのは、お前だったのかぁ…」

 

 

「あ…」

 

 

そしてハルトの言葉で白スーツは思い出した 確かにG6を装着したアバターに狙撃しろと言ったのである

 

 

「テメェのせいであかねが死ぬ所だったんだ…覚悟は良いよな?」

 

 

「不味い!!……っ!」

 

 

突然動けなくなる白スーツ 羽交い締めにされたような体勢になると

 

 

『ゼリーオーバー』

 

 

その音声と共に現れたのは仮面ライダーヴラム・ゼリーカスタム しかし中身はラキアでも逢魔にいるラーゲ9でもない

 

 

「やぁ君が白スーツ…あの男が用意したアバターって事かな?」

 

 

以前 ニエルヴと相談してベルトを預けた自分のある意味でのハルトの姉に当たる人物である

 

 

「ヴラム……その声はDシリーズ!!まさか…あの施設の防衛に残した個体か!!」

 

 

Dシリーズ ニヒロ とある事件で交友関係になった屍人返りである

 

 

「おやおや覚えてくれていたようで嬉しいね」

 

 

「よーしニヒロ、そのまま押さえてろコイツはこのまま下半身をグラインダーで擦り潰してやる」

 

 

「はいはい」

 

 

「くっ、こんな真似してタダで済むと思っているのか!」

 

 

「思ってるよ、少なくとも俺とニヒロ、それと自称兄の絡繰はテメェをブチのめす事を許されると思うがな」

 

 

逢魔にいる面々で殴るとするならコイツらは当然の権利がある

 

 

その証明とばかりに絡繰も影で見ていたのである

 

 

 

「くっ」

 

 

四面楚歌 取り逃さないという布陣と殺意も感じる 冷や汗を掻く白スーツに対して躙り寄る面々に対して

 

 

 

しかしながら運命とは面白いものである 突然突っ込んできた粉塵 その中から現れたのはナツキである

 

 

「ってて…」

 

 

その状況を待ってましたとばかりに白スーツはヴラムの拘束から抜け出し ジリオンドライバーの力で逃走を図ったのであった

 

 

んで状況を悪化させたバカの胸ぐら掴んで持ち上げると恫喝する

 

 

「おいテメェ、何してやがる!」

 

 

「アレ!ハルト、アレ!」

 

 

「は?あれ?」

 

 

一言で言おう チェイテピラミッド二条城が落下しているのである

 

 

「………はぁ!!」

 

 

「恐らく死なば諸共って感じで……何とか止めようと体張ってみたんだけど…」

 

 

「そうか珍しく体張ってるな、お前…」

 

 

「あれ?褒められた?なら、お願いハルえもん!何とかしてよー!」

 

 

「仕方ねぇな、行くぜニュートン!」

 

『ゴースト』

 

 

アナザーゴースト・ニュートン魂になり両手に宿る重力操作で何とかしようとするが

 

 

「ちょっ!マジで!」

 

此方は対策されているようでバリアで防がれているではないか

 

 

「そりゃ白スーツのやる事だからな…俺対策は当然してるか」

 

『じゃあどうする!』

 

 

「夢の力に賭けてみようぜ」

 

『え?』

 

 

 

「おいカタストロフ、ファントム」

 

『ん?』『何かしら?』

 

 

「お前の力、借りるぞ」

 

『好きにしろ』

 

『どうぞ』

 

 

するとハルトの体内からカタストロフとファントムの力が抜け出て デュアルメアカプセムととあるカプセムへと姿を変えるのである

 

 

「けどそのアナザーライダー達でも無理じゃないかい?」

 

 

「ニヒロは分かってないな、今までのはアナザーゼッツに宿る歴史から抽出していた…けど今回のは本家本元のカタストロフとファントムから生み出された力、コピペしただけの物と本家本元 どっちが強いかなんて言うまでもなくね?まぁ」

 

 

ハルトは遠目で見えるガッチャードとヴァルバラドの姿に期待をしている

 

 

「つか今更ながらに死なない怪物をスパナさんはどうやって倒したのかな?」

 

『え、そこ?』

 

 

落ちているチェイテピラミッド二条城を見ながら呟くが

 

 

「不死身の倒し方は一つじゃない」

 

そう言って二つの内 一つのカプセムを地面に落とすと影にいたものがそれを拾い届けるのであった

 

 

その頃 レインボーガッチャードとヴァルバラドGTはウロボロス相手をしていたが

 

 

「くっ…」

 

「やはり強い……」

 

 

 

ラスボスというより裏ボスばりの強さに押されていたのである

 

 

 

「我の強さを持ってすれば当然の事」

 

 

その二つ名は伊達ではなかったのである

 

 

「先ずはこの珍妙な城を落とし下のものを皆殺しにしてくれる」

 

 

「っ辞めろおおおお!!!」

 

 

だがまぁそんな悪事は問屋が下さない訳である

 

 

 

『グラビティ』

 

 

 

同時に落下姿勢が安定したのである

 

 

「これまさか…重力操作?…そんなの出来る人なんて一人だけだよね」

 

 

一夏の脳裏にはいつも不敵に高笑いしている義兄が過ぎる そうだよな…あの人はいつも

 

 

【行くぞテメェ等!進め!狂い走って目の前の敵を殺し尽くせ!!死にたくないなら俺の背中を目印について来い!!安心しろ…テメェ等の道は俺が切り開く!!】

 

 

頭のおかしい人ではあるし敵への情け容赦の無さは眉を顰めるも

 

 

「だけど強いんだよな…」

 

 

それでも味方には優しく誰よりも寛容であるし仲間達を絶対に見捨てないのは今までの行動からも信頼を得ている……それと以前 ハウンドに聞いた事がある

 

何故 ハルトの先陣行きを止めないのかと

 

その時答えたのは【彼は最前線で戦わせるのが一番良い 戦いに必要な士気や狂気を部下に伝えて暴れさせる事である 覇気と武力だけで国を統治するなんて規格外はそういない】と

 

 

「なら俺も常識から外れた事をしないとダメだな」

 

 

「………え?」

 

 

「え?」

 

 

「「…………え?」」

 

 

方や何で尋ねたの?という疑問、方や お前は既に常識はずれではないか?という疑問がぶつかっていたのである

 

 

「兎に角、奴に錬金術をベースにした攻撃は通り難いみたいだ」

 

 

「あぁそうなると…」

 

 

「よし!一旦離脱だぁ!」

 

 

と二人は飛び道具を飛ばして間合いを作ると変身解除して新しいベルトを取り出したのである

 

 

 

「だがどうする一夏!俺達には!!」

 

 

 

「こんな事もあろうかと!!」

 

 

そう言い一夏が取り出したのは

 

 

「それはロードインヴォーカーじゃないかどうしたんだよ!」

 

 

一夏はキメ顔で

 

 

「学園祭の演劇で暴れたマドカから没収した」

 

 

「何その入手経路…」

 

 

そう学園祭後 マドカがパニックカプセムを装填したブレイカムブレイカーのシュートモードでナツキを洗脳しようとした『事件(日常)』を目撃して没収したのであった

 

 

その時にハルトからいくつかカプセムも貰ったのである

 

 

「無駄な事を…手を変えたとして永遠の存在である我を滅ぼぜる訳がない」

 

 

「それはどうかな?」

 

 

そう言って取り出したのは特別な力を内包されているエクストラカプセムである

 

 

「そ、そのカプセムは…」

 

 

「あぁ………何とか…なれぇ!!」

 

 

まさかの他力本願…ではなくエクストラカプセムは力を発揮したのである 突如光るとその手には新しいカプセムが現れたのだ

 

 

「そのカプセムは何?」

 

 

「これはカプセムを通じてナツキさんの反抗心を取り込んで生まれた新しいカプセムだ!」

 

 

「その力……取り込んで大丈夫か?」

 

 

「大丈夫だ男は度胸!成せばなる!」

 

『EXTRA!』

 

 

ロードインヴォーカーにカプセムを装填 スイッチを押し込んで待機状態へと移行させる

 

 

『on your mark!!…on your mark!!』

 

 

「擬装!!」

 

 

同時にカプセムを回転し力を解放する頭上から落ちた器から薬液が溶け出し全身に浸かるとアンダースーツを形成 同時に体内の力が溢れ出し薬液を沸騰させ 器を破壊する

 

 

『invoke lord system!EXTRA!!』

 

 

 

「そしてこう!」

 

 

それに合わせて肩にマントを展開させ現れた新たな擬似ライダー ロード・スリーに擬装 それに追加 ナツキの反抗心から生まれたブースターカプセムを装填し

 

 

『enforce lord system!booster!!』

 

 

全員にバイクのマフラーのようなパーツがつき目が血走るような出立ちを持った戦士 ロード・スリーブースターへと強化擬装したのである

 

 

「これは、何か行けそうな気がするぜ!」

 

『ブレードモード』

 

一夏は馴染みある剣モードに変えてウロボロスに挑むのである

 

 

 

「ふっ!たぁ!!」

 

 

錬金術由来ではない力にウロボロスは対応に困っているようだ…しかし錬金術しか使えない秋羅は どうしようと考えていると

 

 

【良い方法があるぜぇ〜】

 

 

「うぉっ!って…シャドウナイトメア ?」

 

 

「あの魔王に頼まれて、お前に届け物だ」

 

 

「ハルト王から?」

 

 

「全く俺にやらせるなよな…いや本当」

 

 

そうシャドウナイトメア がブツクサ言いながら雑に投げ渡したのは

 

 

「このベルトは……確か…」

 

 

以前 アンティリーネが使ってノクスドライバーである

 

 

「色々あって人間用に調整した2号機だとよ、それとホレ」

 

 

そう言って追加で投げ渡したのは

 

 

「コレは?」

 

 

ハルトが使うウォッチのように見えるが…ノクスドライバーで使うとしたらカプセムなのだろうが未完成なのだろうと

 

 

 

「それはファントムゴアナイトメアの力を持った未完成のカプセムだ」

 

 

「未完成品持ってこないでくれよ!」

 

 

「それに力の核となるナイトメア を入れれば使えるぞ」

 

 

「それは…」

 

 

「そう俺を「ハルト王をカプセムに封印しろと!?」いや違うそうじゃない、てか辞めろよ!あの存在自体がゴアナイトメアみたいな奴取り込んだカプセム作るな!!」

 

 

「冗談だ」

 

 

「聞こえないな!!まぁ…質問だお前さんは力を持って何をする?」

 

 

「俺は…」

 

 

そもそも自分のいた未来ではハルトが死に希望も何も無かった逢魔 今みたいに騒がしくも平和な日常なんて夢のまた夢 だから偶に思う 今が夢なのではないかと

 

だが

 

 

「この世界を俺のいた、あの未来へ繋げさせない!この世界の光は俺が守る!」

 

 

「良い答えだな…影が濃くなれば闇となるが強烈な光も闇を強くするってな!良いぜ一先ずお試しだ使ってみろよ、その力ぁ!」

 

そう言うとシャドウナイトメア は自分の意思でカプセムの中に入り込む すると封じられたファントムの力と合わさり ミッドナイトシャドウカプセムへと進化したのである

 

 

 

「これは……そうだな今度は俺が新しい未来を作り出す!」

 

 

新たな希望を持って力を解放する

 

 

カプセムを4度回して分割 それぞれを装着したドライバーへと付ける

 

 

『ミッドナイト』『シャドウ』

 

 

そしてドライバーを待機状態にして構えを取る

 

 

「変身!!」

 

 

ドライバーを一回転させると同時にカプセムの歯車が噛み合い回り出す

 

 

『ワッハッハッハッハッハッハッ!』

 

 

ナイトメア の笑い声と共に白と青の竜巻が起こると装甲を形成 そして更に頭部パーツが噛み合い起動する

 

 

『ライダー! ノクス! ノクス! ノクス!』

 

 

『ミッドナイトシャドウ!』

 

 

 

そこに現れたのは己の闇を超えて光を掴んだ戦士 仮面ライダーノクス・ミッドナイトシャドウ 見参!!

 

 

「え?秋羅、何それ!!」

 

 

「説明は後だ行くぞ!」

 

 

「おう!行くぜ!!」

 

 

同時にロードスリーブースターに装備された刺突型触手をウロボロス目掛けて放つ

 

 

「無駄な事を」

 

 

しかし

 

 

!!!!

 

 

カァン!甲高い音と共に現れた黒いワームホールが出来ると 飛び出した触手は吸い込まれ消える、その出口となるのは言うまでもなく

 

 

「ごふぁ!」

 

 

ウロボロスの体内を貫通した刺突型触手が体の内側から貫いたのである

 

 

 

「な、何故だぁ…」

 

 

クロアナでもワープテラでもないケミーに頼らない空間転移攻撃とくれば流石のウロボロスにも予想外であっただろう

 

 

「流石だな秋羅」

 

 

「お前の考えそうな事だからな」

 

 

「え…そう思われてたの?」

 

 

 

「三大勢力とのエキシビジョンでワープテラ使ってバーニングネロの辛味成分を飛ばした恨みは忘れてないぞ」

 

 

「そんな事あったか?」

 

 

「次の触手はお前の体内に飛ばしてやろうか!」

 

 

「しまった…藪蛇だった……こうなったら秋羅の体内にザ・サンの太陽エネルギーを「聞こえてるぞ」冗談だって」

 

 

 

「まぁそう流してやるよ」

 

 

と話している間に刺突型触手を全破壊したウロボロスは瞬時に回復したがミッドナイトシャドウの能力を秋羅は把握したのである

 

 

「成る程なミッドナイトシャドウの力は影の中を出入り可能とする力か」

 

 

「それで影ワープまでやるとか何でもありかよ」

 

 

「だな」

 

 

「それならアイツの不死身をどう突破するんだ?」

 

 

「簡単な事だ俺の合図に合わせて奴にパニックカプセムを使え」

 

 

「おう!」

 

『シュートモード』

 

 

「おい待て、お前……射撃で大丈夫か?」

 

 

「安心しろ!俺も射撃訓練はしてんだぜ!」

 

 

「それなら奴に正確に当てられるか?」

 

 

そう言うと沈黙し冷静に

 

 

「…………お前に当てるかもしれない」

 

 

「おい」

 

 

「……」

 

『ブレードモード』

 

 

デフォルトのブレードモードに組み替えたのであった

 

 

「素直でよろしい」

 

 

「よっしゃ行くぜ!!!」

 

 

そのまま突貫する ウロボロスは愚かなと技を放とうとしたが

 

 

ミッドナイトシャドウの力で影を生成し自分の影に潜ると何処だと探すウロボロスの影から現れ足を掴んで捕縛する

 

 

 

「やれ!」

 

 

「っしゃあああ!」

 

同時にロードスリーブースターはカプセムを回転させ必殺技を起動する そのまま斬撃をお見舞いする

 

『ブレイカムディバイド!!』

 

 

その一撃はウロボロスを肩に刃を当てると肘のブースターが点火し、そのまま全力で振り抜いたのである 

 

 

「ぐ……おおお……」

 

 

パニックカプセムは相手の精神を攻撃するカプセムでもある 少しでもメンタルがブレれば能力だって健全に作動なんてしない、だが能力が発動、治ろうとする傷口を再生させないようにロードスリーはショックカプセムを装填しナックルモードに変えたブレイカムブレイカーで思い切り殴りつけるのであった

 

 

『ブレイカムスマッシュ!!』

 

 

「オラァ!!」

 

 

「ぐあああああああ!!!」

 

 

「回復しまくる相手の戦いは慣れっこなんだよ!」

 

 

 

「お、おのれ!」

 

 

 

だが

 

 

「死ねない体を恨むが良い」

 

 

ミッドナイトシャドウは再びドライバーを回転させ必殺技を発動する

 

 

『ミッドナイト』

 

 

同時に相手の影に入り込むと 取り囲むようにミッドナイトシャドウが現れ襲い掛かるが

 

 

「何の!!」

 

 

ウロボロスはエネルギー波を当てて薙ぎ払うが全て幻のように消えてしまう

 

 

「む!では本体は…っ!!」

 

 

 

「させないよ!」

 

『クリア』

 

 

 

クリアカプセムの力で透明化させた触手でウロボロスを拘束する それに気づいた時にはミッドナイトシャドウが背後でエネルギーを蓄えたライダーキック体勢に移行し彼が持つ現段階での最高威力を叩き込んだ

 

 

 

「せやあああああああ!!!」

 

『ノヴァブレイズ』

 

 

同時にあの甲高い効果音と共に命中、ウロボロスは体に放電を起こしたが

 

 

「まだだ、我は不滅の存在こんな死を無かった事にする事も……何!!」

 

 

同時に異変は起こったのである

 

 

「な、何だこれは!!」

 

 

ウロボロスの体が文字通り 紙へと変化していっている 最初は右腕 徐々に全身が紙へと変わっているのだ

 

 

「確かに貴様は不滅…それなら貴様は永遠に自我を持ったまま紙となれ」

 

 

「神を紙にか……ぷっ!って待てって!悪かった!」

 

 

つまらないギャグを言う親友に思わずブレイカムバスターを振りかぶるも平謝りして難を逃れた

 

 

 

「けど何で紙にしたのさ?」

 

 

「奴の情報全てを紙にした、これでこの事件の黒幕を探る」

 

 

「成る程!やっぱり賢いな秋羅は!」

 

 

「お前はどう考えていた?」

 

 

「再生と破壊を交互にして奴の肉体を物理的に崩壊させてやろうかなと」

 

 

「それは俺には思いつかなかったな」

 

 

「そして奴の紙を燃料にした炎を使って焼き芋を作る!」

 

 

「その発想は無かった」

 

 

この世界では絶賛 秋なので恋しくなる季節です

 

 

 

「さて…取り敢えず奴を紙にした訳だけど……ふむふむ」

 

 

ロードスリーは紙の一枚を手に取り見ると

 

 

「ほぉほぉ」

 

 

「何が分かったんだ?」

 

 

「ウロボロスがやられると」

 

 

 

「やられると?」

 

 

「このチェイテピラミッド二条城は落下するとさ」

 

 

「…………は?」

 

 

「え?」

 

 

再度資料に目を通すと同時に待ってましたとばかりに落下を始めたのである

 

 

 

「「ぎゃあああああ!!!」」

 

 

落下した時に一夏 閃く

 

 

「そうだ!」

 

 

「嫌な予感」

 

 

「助けてハル兄!!」

 

 

 

同時刻

 

 

 

「聞こえてるよ!」

 

 

 

アナザータイムバスターを呼び出し 3個のアナザーウォッチを装填しレバーを引く

 

 

 

『triple mixing!』

 

『ゼッツ…カタストロム』

 

『ゼッツ…オルデルム』

 

『ゼッツ…エクスドリーム』

 

 

 

「これでどうだぁ!!!」

 

『triple bomber!!』

 

 

放たれた赤と緑の光弾がチェイテピラミッド二条城に命中と同時に爆砕 

 

 

カタストロムの力で破壊されたが、エクスドリームにより現実と夢の境界性を飛び越えて世界を書き変えて、オルデルムの力でその再構築された夢に骨組が与えられて再度 エクスドリームの力で元通りの二条城へと戻るのである

 

 

 

『んな回りくどい事せずにアナザークロスセイバーやアナザーギーツⅨの力を使えばよかったんじゃん』

 

 

「あの辺のは派手だし力の源を考えると変なの引き寄せそうだしな」

 

『ジャマトやメギドの事言ってる?』

 

 

「そんな訳ないだろう皆、大事な俺の同胞達じゃないか……つかカリュブディスに下半分食べて貰えば良かったな」

 

 

だがまぁ事件は解決となったが白スーツを逃したのは痛かったなと後悔するが

 

 

「まぁ取り敢えず実験素材が手に入ったのは喜ぶか」

 

 

そう言って引き摺って来たのはマドカにやられてズタボロになったG6スーツ とその中身である

 

 

「よし、チームマッドサイエンティストへのお土産が出来たな」

 

『それはG6だよな!』

 

 

「違うよぉ全然違うよぉ!チームマッドサイエンティストに、アバターの体内構造を隅々まで解剖して貰い、対アバター用の新兵器を作るんだ」

 

『具体的に何処まで細かくする?』

 

 

「AKIRAばりに細かくして貰うんだ」

 

『………わ、わぁ』

 

『あ、アナザーディケイドが泣いちゃった!』

 

『スウォルツがオーマジオウに喧嘩売った時以来だぞ!』

 

 

「あ、やっぱりあの時…泣いてたんだ』

 

『お前だって内心で 【もうダメだ…お終いダァ!】と思ったろ?』

 

 

 

そう言われても

 

 

「まぁな……それ以上に皆を守らないといけないって感情が強くあったからな」

 

 

ヘラヘラ笑うも自分が誰よりも信頼している半身達に言うと全員、そうだった、ハルトはこう言う奴だったなと思う 

 

 

 

「さてと事件は解決かな?……ん?」

 

 

一夏から電話か

 

 

「もしもし?」

 

 

【ハル兄、ありがとう!】

 

 

「気にするな、ウロボロス倒したのか?よくやったな」

 

 

【秋羅がウロボロスを書類の束にしたんだ!何言ってるか分からないと思うけど俺自身も何言ってるか…】

 

 

「なるほど、大体わかった」 

 

『これ分かってない奴だな…』

 

 

「取り敢えず戻って来い、んで1日様子見て日付が変わったら状況終了だ」

 

 

後は日付変更を待つだけである……ので

 

 

 

「遊ぶか!」

 

 

「その前にやる事やれ」

 

 

「はい…」

 

 

千冬に睨まれたのでリカバリーカプセムやジオウⅡで破損した場所の修復をする事になったのである

 

 

そして何事もなかったかのように全員が京都で修学旅行を楽しむのであった

 

 

秋羅は全員に観光ガイド顔負けの案内をし

 

一夏は呆れながらも女性陣と変わる変わるデートをしており

 

クロエも友達と楽しく観光している

 

 

さてハルトはその頃 祖父と一緒に

 

 

「此処が爺ちゃんが刀一本で暴れた場所か」

 

 

その所縁の地を散策していたのである 旧屯所跡地や池田屋跡地等等 見て回る

 

祖父は仲間の銅像や墓を見て何とも言えない顔をしていたが ふと思う

 

 

「……そういやぁ何で爺ちゃんって出世しなかったの?」

 

 

この剣鬼が出世出来ないのは疑問でしかないと

 

 

「儂は新撰組で数えると下から数えた方が早かったからな」

 

 

「は?」

 

 

何言ってるの?と首を傾げる孫に祖父は過去へ思いを馳せていた

 

 

「事実じゃよ、儂も若かった…」

 

 

「爺ちゃんが弱い方って幕末怖い…」

 

 

思いに耽っていると

 

 

「あ!爺ちゃーーん!」

 

「もう探したよ!」

 

 

「おお〜二人ともどうしたのかな?」

 

 

「お爺ちゃんに会いに来たんだよ!」

 

「ほら一緒に行こう!」

 

 

そう駆け寄るのはシータとジープの双子コンビ、彼らは以前 ストマック家から出向している…家庭環境的に寂しさもあったのか相性が良かったのか祖父に異様に懐き、祖父母も猫可愛がりしているので

 

 

「けっ、左遷ツインズが何しに来やがった…」

 

 

ハルトは大好きな祖父が自分以外を可愛がる姿に嫉妬して面白くないと ポプテピのように下唇を血が出るくらいまで噛み締めていたのである

 

 

「へぇ〜魔王も嫉妬するんだね」

 

「そうだねビックリだよ」

 

 

「当たり前…俺の数少ない大事な血縁者だし」

 

 

「「じゃあもっと仲良しの所を見せないなとね〜!」」

 

 

「ほほほ、愛いのぉ〜可愛いのぉ」

 

 

 

「ぐぬぬぬ……」

 

 

*お前、束と一緒に千冬へ同じ事してたぞ?

 

 

だが祖父とイチャコラ始める双子はハルトを見るなり

 

 

「「ふっ…」」

 

 

勝ち誇ったような笑みを浮かべるので思わず

 

 

「おい、ちょっと闘技場へ行こうぜぇ…久しぶりにキレちまったよぉ…」

 

 

「や、辞めるのじゃ!儂を巡って争うのは辞めて!」

 

 

「じゃあ爺ちゃんに決めて貰おうぜ!誰と周りたいか!」

 

 

「それもそうだね」

 

 

「うん」

 

 

あれ?おかしいぞと思ったら

 

 

「「「爺ちゃんは誰と周りたい?」」」

 

 

「ほほほ………ふむ…」

 

 

その刹那 祖父は全員の意識の隙間を掻い潜り

 

 

 

「兵法三十六計逃げるに如かずう!」

 

 

全力で逃亡していた

 

 

「「あぁ!」」

 

 

「逃すな!よし、追いかけるぞ双子!!!」

 

 

「「了解!!」」

 

 

 

「………何しているのですか?」

 

 

全力で追撃するハルトと双子の様子を見に来ていたニエルブは溜息を吐いていたのをみて

 

 

「よしニエルブ、お前もついて来い!」

 

 

「何故こうなるのです?」

 

 

「捕まえたら予算増額!!」

 

 

「何しているのです行きますよ!」

 

 

その光景を見ていた一夏は義兄に何してんだと呆れていたのであった

 

 

 





予告

修学旅行の怒涛の初日を超えた面々を見届けたハルト達はアバターを解剖して敵の情報を仕入れられるのか

今 倫理観破綻したマッドサイエンティスト達が躍動する!

次回 科学の闇 お楽しみに!


短編

旅行帰り

「いやぁ!楽しかったな旅行!」


「そうですね我が魔王」


「青空に青い海!そして何故か巨大ハマグリに襲われるウォズ……」


「何故その点だけピックアップするのです!」



「おかしい奴を亡くしたな」

「惜しむでなく可笑しいというか…」

「え、じゃあここに居るウォズちゃんは」

「誰だ!!」


「ホラー展開に舵取りしないでください!!」



そして

「はぁ…旅行の後は色んな激務が終わった疲れた……反動で今暇でやる事ない……そうだ!!」

ハルトは立ち上がり


「ついてこい!星を滅ぼすぞおおおおお!!!」

『お前の情緒どうなってんの!?』


おおおおおおおおお!!!と叫ぶ面々だが


「仕事を増やそうとしないで!!」


「もう我が魔王の所業ってウルトラな案件では?」

次行く世界

  • 真剣で私に恋しなさい!
  • 戦国恋姫
  • アカメが斬る!
  • スターウォーズ
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