前回のあらすじ
突如ポータルから現れた 九鬼帝なる人物 彼等は別の世界からやってきた人物というのは分かるが
「俺って威厳ないのか」
『え、今更?』
普段 内輪ノリで盛り上がる話題を知らない奴にやられて凹んでいたりする
「まぁ我が魔王は親しみやすいですから」
「そうですわね」
「だが今回はそうも言ってられんぞ」
とキャロルが今回は技術者視点で事件の説明をする
九鬼帝の言う転送装置実験 どうやら指定した座標数値が偶々 逢魔本国のポータルに直結する座標だったと
「いやいやそんな事有る!?」
「普通ならあり得んな、これは言うなれば適当に打ち込んだ数字で宝くじ一等が当たるような確率だ」
「取り敢えずとんでもねぇ事ってのは分かったよ」
「まぁ対策は立てておく」
「お願い」
「そうですと現在はポータルの関係で九鬼とやらのいる世界から軍団が来てもおかしくないのでは?」
ウォズの疑問にキャロルは答えた
「それに関して此方も気になったからガリィを斥候で蹴飛ばして送ろうとして無意味だった、どうやら向こうの転送装置とやらが未完成品だったのだろう今は向こうが入ってくる入り口はない訳だ」
「もっとガリィを労ってあげて!!」
「お前風に言えばゴオマとウヴァを蹴飛ばして装置の安全確認するのと大差はない」
「そうか…なら問題はないな」
「いや、ありますけど!?」
ガリィは涙目であったがスルーされる
「アレは言うならば片道切符だったと」
「それを一巨大企業のボスが先陣切ってやりますかね」
「本当だよ!組織を率いる長が…妻子を持つ一家の大黒柱が、その心配とか不安を考えずにノリと勢い任せに単身で未開の土地に向かうなんて、そんなの正気の沙汰じゃないよ!!計画性が無いじゃないか!」
「「「「「(いや、お前が言うな)」」」」」
「ん、何だぁその目は?」
「何もありません」
「安心せいウォズ、うちの場合は国王がそれをやっておるぞ」
「身に覚えがないが……って大企業の社長なの?」
「はいジョウゲンとカゲンが飲みニケーションで獲得した情報によれば九鬼帝が率いる九鬼家は世界的な大企業であり多くの分野に出資、技術を保有していると聞きます」
「おい誰か後でカットしたチーズ白菜を用意しておけ、カゲンのペースで飲んだら直ぐに潰れるぞ」
お酒に合うおつまみを用意しろと言う、てか飲む単位が杯ではなく樽のカゲンだから用意しておかないと大変な事になる
「直ちに」
「大企業の社長か…サウザー、ザイア…ふむ」
『あ、滅亡迅雷がアップを始めたぞ』
「そして九鬼家従者部隊なる武闘派集団もいるとか」
「ほぉほぉ従者部隊……武闘派という点はうちのアウトサイダーズと同じか」
『アレは従者じゃないよ、ならず者』
「上への忠誠心は疑問に残るがな」
「その辺は問題なくて?」
「従者部隊はどちらかと言えばベルファストのいるロイヤルメイドでは?」
「そっちか!」
「まぁ国家ではなく陛下個人に協力してる集団というと強ち間違いないかと」
「何故でしょう、そう聞くと凄く物騒な集団に聞こえてきますね…」
幹部達はどうしようと頭を抱えている面々だが取り敢えずその転送装置とやら逢魔のポータルに通じる技術があるとするならば警戒しておかねばならない
「座標を把握しているなら我々がその世界に乗り込んで、その転送装置とやらを破壊せねばならないのでは?偶然とは言え本国の座標を知られたなら逆に向こうが此方を狙ってくる可能性もある先制攻撃すべしだ」
カレラの提案にも一理あると判断する面々だが
「その辺は九鬼家や周囲が悪意を持って装置を使おうとした時で良いだろう、幸いと言うべきかウチは別方法でも出入り出来るし最悪はミューターとブラッド族を投入する…けどまぁカレラの言う事にも一理あるな…ハウンド、ポータルの警備を最大に上げてくれ」
「そう言うと思いましてポータルには大隊規模の戦力を投入しております」
「流石だな」
「当然であります」
「(ほぉ)」
このやり取りを見ていた伯爵は内心で自分の知らない所でクローントルーパーとジェダイはこう言う形で絆を紡ぎ、戦時の劣勢を跳ね返してきたのだろうと過去を思い出していたが
「そしてその世界には武士娘なる武闘派な女性達がいるとか何とか」
「武闘派の女性とか逢魔では珍しくないな」
『例えば?』
「千冬、カレラ、アンティリーネ、アイリーンに……おい」
「そしてそんな人材が集う学園には武神の二つ名を持つ女性がいるとか」
「武神ねぇ……其奴は最後、巨大樹木と合体したりしそうだな」
「武神鎧武ではありませんよ」
「面白そうだな…武神ね……ははは」
しまった!この脳筋が食いついた!と戦慄した幹部達だが
「それともう一つ、ジョウゲンが確認したのですが…どうやらネオタイムジャッカー残党がその世界に関与している可能性があります」
「何?それを先に言え!」
武神よりも緊急事態!と慌てるハルト
「2人の報告ですが、九鬼家のある世界でガイアメモリをばら撒かれているらしいのです」
「何!!それなら大至急、克己さんを派遣してエターナルレクイエムを発動して貰おう!」
メモリで困ったら克己さんに頼む事にしている
てか裏風都の連中が以前、接触した時に克己さんを見てドン引きしていた
そりゃ騒動の遠因となったと考えればなぁ…あぁ見えて克己さんも風都を愛していた男だ街を苦しめるならば容赦しないだろう…そして裏風都とは相互不干渉と決めた…しかし此方が確認し把握した裏風都の情報は全部
鳴海探偵事務所の皆様に一言一句残さずにリークさせて貰ったぜ!
正に外道!と言う顔をしていた
「彼等には以前、俺のピンチを助けて貰った恩がある」
『いやまぁそうだけど』
「そうしたいのですが現在、克己は現在音楽祭の用意をしております」
「音楽祭…え?あのハーモニカ演奏かな?確かに胸に沁みる演奏だけど…」
「いいえ何処で覚えたか知りませんがsurprise driveを歌おうとしてます」
「それは仕方ない許してやろう!!…それならば俺が行くか!克己さんは歌の練習に専念しててくれと言ってくれ!」
「魔王様、自ら行く理由もないのでは?」
「理由はある……珍しいメモリがあれば俺が欲しい!使いたい!この体で試したい!!」
「確かに戦力増強は必須ですが、そんなにですか?」
「当たり前だガイアメモリは新しいものがあれば試す、これが真のメモリ愛好家だろう」
『地獄にいる井坂先生も腕組み頷いております』
『おいマジだ』
「良かった、いつものハルト様だ…」
「しかし我が魔王、学園が舞台となりますが潜入出来るだろう一夏は不在ですし、どうしましょう」
現在一夏は本来の世界の本来の学業に打ち込んでいる故に潜入する人材をどうしようかとなるが
「簡単な事だウォズ、俺が学生として潜入すれば良いのだ!」
「陛下単身で乗り込むつもりですか!」
伯爵は辞めておけ!とばかりに身を乗り出すが他の付き合いの長い幹部達はハルトが言い出すと止まらなくのは知っている
「我が魔王お待ちください!我が魔王の容姿で学生は無理があります!!」
「落ち着けウォズ、動揺するのは分かるがそっちではない!」
ウォズのボケに対してハルトは悪ノリを始める
「確かに……見た目からバレるのは問題だな」
「違いますよ!主に学業……っ!!」
そうだった!この魔王はバカに見えるけど一応勉強は出来るんだった!そして全員が思い出す
道徳倫理が満点だった事を
いやあああああああ!!!と悲鳴が会議室に上がると
「どうしたそんな思い出したく事を思い出したようなリアクションは!」
『お、お前のテストの点だ』
「え?何か悪い所あったか?」
「そうです国王陛下!ですので」
「けど印象云々はマフラーやメガネをかければ誤魔化せるだろうよショッカーライダーは初見時、おやっさんやライダー隊の皆すら欺いた……つまりマフラーやメガネを変えるだけねバレないんだろ?」
『そんな訳あるかぁ!!』
「いやぶっちゃけショッカーライダーの姿を見ても周りの人もイメチェン位にしか思わなかったんじゃね?」
「けど魔王ちゃんならワームとかロイミュード、いやミミックキーで擬態するって方法も」
「だがそれではバレる可能性もある……故に刮目せよ!!」
そして
ボキッ!!
全員が何で骨が鳴る?と思いながら見ているとハルトは骨を鳴らしながら姿を変えていったが
変わっていく姿に全員の顔が青くなっていく
そしていたのは
「こんな感じでどうかなぁ!!キャロルの子供モードや大人モードの変身を参考にしてみたぞ!」
「「「「「………え?」」」」」
幹部達もキャロルは大人モードになるがまさかこんな風になるとは思ってなかったとドン引きしていたな
「オレはあんな人体の神秘に喧嘩売った変身はせんわ!!」
明らかに小学生位の体格をした子供ハルト(容姿のイメージは第七王子のロイド)が元気に立っていたが
「可愛らしいですが魔王様の変わる過程がグロテスク過ぎで…」
「我が魔王!流石にそれは子供過ぎますよ!!」
「精神年齢的には正しいけども!」
「つまりハルト様はこの歳のまま成長してない!」
この建国前から付き合いのある四バカに対してハルトはニコリと笑うと
拳一つで黙らせたのである
「んで、何だって?」
「流石は魔王様」
「実力は据え置きでした…」
「笑えない…」
「容赦ないよ魔王ちゃん…」
「全く、分かったよ待ってろ今すぐ高校生くらいの体に変化するから」
と変えようとしたが何故か
「……テスタロッサ?」
「何でしょうハルト様?」
「どうして俺を抱きしめて膝上に乗せているんだ?」
「あら、その体格でしたらこうでもしないと周りに見えないですわ」
「だから俺は自分の体を変化させようと「ダメです」何故に!?」
「こんなにも愛らしく可愛らしいハルト様を暫く堪能させてくださいな」
「な…何を言っている…」
『スゲェ、相棒が困惑してる』
おかしい…普段の彼女からは考えられない言葉だ…何故こうなった……?助けてとテスタロッサの背後に控える側近のモスとシエンに目を向けるが逸らされてしまった……そんなぁ!そうだ!
「この時の俺は…弱い時期の俺だから長い時間いるのヤダなんだけど…」
『そんな事ないだろ?』
『そうそう確かに弱かっただろうけど困ってた、あかねを助けたじゃねぇか』
「アレは俺じゃなくてクウガが凄かっただけだよ、人の勇気と力を借りただけ…」
『それでもお前がやった事だ弱くなんかないさ』
「……ありがとうな相棒」
『気にするな』
「(しまったぁ!この姿に否定的な理由を解消された空気感を出しているぅ!これでは直ぐに戻るのが難しい……は、謀ったな相棒!!)」
『(計画通り)』
と少しは過去を受け入れていけているのかなと思うハルトだが それで現実が変わる訳もなく
「ハルト様」
「何?」
「一つお願いがございますわ」
「もちろん!テスタロッサには世話なってるし遠慮なく言ってよ!俺に叶えられる範囲なら叶えるから!」
それはそれ、これはこれの精神ではあるが
「えぇ、私をお姉ちゃんと呼んで貰えませんこと?」
「…………………は?」
おい今なんて言った?
「え、じ…冗談だよねテスタロッサ「お姉ちゃん」テスタロ「お姉ちゃん」……お姉ちゃん?」
「発言に疑問を持たず、お願いします」
「ちょっと待って……まだ無垢の頃の俺を降霊させるから」
「そこまでする必要ありますの?」
「頼まれたからには全力でやるよ恥も外聞もなくやってやらぁ!!観てろおおお!……ふー………はっ!!いーやーさーさー!」
『ソーラン節やろうとしてね?』
『コイツ、こう言うところは思い切りが良いんだよなぁ』
「っ!」
『あ、降霊した』
「………テスタロッサお姉ちゃん♪」
余りに無垢すぎた笑顔にテスタロッサは赤面していた
「何という破壊力なのでしょう…」
「何か大事なものを失った気がする…付き合い長いテスタロッサのその顔は初見だよ」
「大丈夫ですわ」
「何が?」
「どんな強敵でも、このお姉ちゃんが殲滅してあげますから寧ろ何故こんなに可愛い子供を虐める輩がいるのでしょう……ハルト様に変わってその世界を滅ぼしましょうか?」
「落ち着いてよテスタロッサ…お姉ちゃん……それは俺の役目だから」
「我が魔王、止めるポイントが違います」
「いや本当……もう!元に戻るから離れて!!」
「ダメだぞ我が君!」
「そうだよ!」
「カレラ?ウルティマ?」
「こほん…その姿でボクもお姉ちゃんと呼んでよ!」
「我が君よ!私も姉と呼んでくれ!!」
「………何故に?」
その時 ハルトは今まで見た事のない顔をしていた
そして普段の20代前半の容姿から高校生くらいの体格と容姿になる
「取り敢えず一夏と同じくらいの年齢にしてみたが…」
「制服もお似合いですよ」
「………しかしコレでは」
「これでは?」
「皆の頼れるお兄さん感が無いじゃないか!!」
「「「「「(もしかして、それはギャグで言っているのか?)」」」」」
「む…見聞色で何か感じたぞ!テメェ等、何か悪口言ったなぁ!!」
「しまった!!」
覇気で見切られたので全速力で逃げようとするウォズとロイヤルガードを追いかけるハルトは数秒後にロールケーキを口に捩じ込み戻ったのであったが
「ったく、お前たちは俺がそんな自分の欲望を優先させるような奴だと思っているのか」
『思ってるよ当たり前じゃん』
「なぬ?」
『メラの一撃を推しの愛を受け止めた変態が何言っても…なあああ!!』
『あぁ!アナザーWがパニちゃんの力で拷問されてる!』
『こいつ、いつの間にパニちゃんの力を!』
『辞めて!アナザーWのライブはもうゼロよ!』
『貴様等全員、私をパニちゃんと呼ぶのを辞めろ!』
「………」
「しかし陛下は最近遠征ばかりではありませんか?」
「何か心配か伯爵?」
「国王陛下は巨大国家と言っても差し支えのない逢魔王国の中心にいる方、その方が単身で遠征に行くなど…住まう民が心配しますぞ」
「伯爵よ俺の目指し憧れる王とは誰よりも鮮烈に生き、諸人を魅せる姿を指す言葉!」
「っ!」
「いくつもの勇者の羨望を束ね、その道標として立つものこそが王!!故に俺は誰よりも先陣切って問題に向き合う必要があるのだ!」
『さっきノリと勢いに任せて単身飛び出す奴なんて、とんでもない言ってたよな?』
『ダブスタだな』
「っ!!私は陛下の深淵な考えを見抜けず…何と愚かな…」
「騙されないで伯爵!この人に深淵な考えなんて無いですから!」
「この人の思考回路は水溜りより浅い!!」
「理由3割、トラブルに突っ込みたがる性格7割だ!」
「仕事はしてるけどね」
そしてウォズはロールケーキを食べ終えると
「もぐもぐ………我が魔王、貴方は【アリとキリギリス】と言う話を知っていますか?」
そう聞かれたが
「【アリかキリギリス】なら知っているが?」
「その物騒なアルターブックをしまってください!あの話の意味を分かってますか?」
ウォズに言われたハルトは少し考えた結論
「………虫は寒いと直ぐ死ぬ!」
『理解が浅っせぇ!!』
「怠けてはなりません!少しは国内の仕事をするべきです!」
「何を言っている、俺は仕事をしているではないか元老院を立ち上げ多くの星系を傘下に加えたり等等、それで仕事をしてないとは心外だな!」
「領土拡大以外にも外交やら内政をするのが王様なんですよ!」
「この愚か者めがぁ!!」
ハリセンで何故か叩かれたのである
「何で!?」
「それも確かに大事な仕事だが!まさか今の逢魔で満足しているのかウォズ、嘆かわしい…嘆かわしいぞ!それでも俺の右腕と四丁目の井戸端会議で噂されていた男か!」
「何故、私の知名度はそんなピンポイントな噂話レベルなのです!」
「最近はテスタロッサやドゥークー伯爵、フィーニスにもポジション取られてるからだよ」
「あぁ…」
「何という事…」
「俺は逢魔王国をもっと大きくして、色んな種族の者達が生まれや容姿とか…そんな不当な理由で虐げられ困っている者たちの力になりたいんだよ」
「おぉ!」
「ま、魔王様が凄い良い事を言っている!!」
「最近俺を頼って来る、はぐれイマジン達にもー
ーーーー
「お前の望みを言え、どんな望みでも「世界征服!!」へ?」
「世界征服!!」
「…………」
ーーーー
「って望みで契約している」
「ボス!?その話は初耳なんだが!」
「イマジンは契約者の願いを自己都合解釈から曲解して叶えようとする…ならば!曲解しようの無い位ストレートな願いを言うべきだろう」
「それで世界征服!?」
「なんてこったい!」
「最近やって来た、はぐれイマジン達が絶句してたのはそれが原因ですか!」
「当然だフィーニス!……所で最近、アカツキが面白い奴を取り立てたいらしいんだよ」
「名前は?」
「えーと…あぁ!」
ハルトは思い出したように手を叩くと
「明智光秀」
「謀反人世界大会・日本代表ではありませんか!!」
「全く分かってないなフィーニスは!それでも俺の副官か!」
「魔王様の考えなんて分かる人の方が少ないですよ!」
「え?あかねは俺の考える事を先読みしてくるぞ」
「あの方は例外中の例外ですよ!」
「つか先祖や前世がそうであっただけで今、名乗っているものが謀反人だと誰が決めた!」
「ま、まぁ確かにそうですね…」
「だから俺は明智光秀を怪人統治領以外の旧ガーランド領を任せる事にした」
「何で何も手柄を立ててない奴にそんな重要拠点を任せるつもりですか!!」
「そんな事したら我々が用意した魔人族の傀儡政権が崩壊しますよ!!」
と幹部達が口々に反対するので
「けどそいつらが自治独立をかけた反抗作戦を練っているとウォズ率いる諜報機関から報告を受けた」
何!と驚く面々に
「そんで無理矢理、僻地に転封させる、そしたら向こうは無銘の領主を舐め腐って反乱を起こすように誘導するから光秀がそれをどう鎮圧させるまでが試験だよ」
「ま、魔王様がそんな作戦を…」
「これはドゥークー伯爵に相談した結果だ」
「あぁ…成る程」
「魔人族の支配を終わらせて純粋な逢魔による支配を始めよう!」
「お、おぉ…」
「この人…時折、頭が凄くキレますよね普段はボケ老人みたいな思考回路してるのに」
「あ?何か言ったか?」
「ナツキが言っておりました、ハルトの脳みそはミジンコサイズと」
「あの野郎…見つけたらサンドバッグにしてやる!」
「そう言うと思って捕縛しております」
「何でこうなるの!」
「でかしたぞウォズ!……ようこそ我が愛しのサンドバッグ」
骨を鳴らしながら歩いてくるハルトに対して
「おい待てええええ!止めてくれよ頼むぜマイフレンド!」
「くたばれ、フレネミー(友達のフリした敵)!」
「ぎゃあああああああ!!」
暫くお待ち下さい
「話を戻すぞ、俺は九鬼の2人を元の世界に送り届けるついでにガイアメモリを集めて帰る」
その背後にはボロボロになっているナツキをスルーされているが
「それでしたら誰か共周りにつけてください!我が魔王1人で旅する等危険です!」
「ウォズ、まさか俺が誰かに害される可能性を考えているのか安心しろ俺は推し以外には誰にも負けん!」
「違いますよ!それは「貴様が新しい現地妻を引っ掛ける事が心配要素なのだよ」そうですとも!」
「何を言っているのキャロル?」
「オレも行くぞ、外見なら問題なく調整可能だからな」
「奥方様もあのような変身を!」
「皆、目線を逸らすのだ!アレは人間が見て良いものではない!!」
「(シスの暗黒卿すら目を背けたくなる俺の肉体改造って何なの?)」
「落ち着け伯爵、キャロルのは全年齢版だ俺のはグロ的な意味でR指定が入る」
「ほぉ…」
「つかキャロル、どうして?」
「今回はオレが行く、前の世界では千冬や束でも増やすのを止められなかった、ならば正妻であるオレがずっと側にいればハルトに悪い虫は近寄るまい」
おぉ…と騒めくのと いや最初から貴女がついていればこんな事にはなってませんよ?と最古参組からの視線が入り混じっていた
だが、ハルトはキャロルの肩に手を置いて
「キャロル……今の子供達は錬金術を習わないんだぞ?普通の勉強とか大丈夫?」
「貴様はオレを何だと思っている!!なければ無いで錬金アカデミーを作れば良いではないか!それと何故、オレが貴様よりバカと認定されている?そんな奇跡的なバカなどいるか!!……おい待て……奇跡だと…よくもオレにその言葉を使わせたなぁ!!」
「キャロルさん!!色々と大丈夫?俺凄く心配になって来たんだけど!!!戻ってきてキャロル!」
「………ふぅ…すまない落ち着いた、貴様にバカ扱いされた事で怒りに飲まれていた」
「そんなに怒る事?」
「目の前でパパを燃やされた時以上に怒りを感じたぞ」
「キャロルの人生を変える程の怒りを覚える程だったと!?」
「だが寸前の所で怒りを御し切れたぞ」
「流石キャロル!亀の甲より年の……ぎゃあああ!関節が辞めてキャロル!人間はその方向に関節は曲がらな…ぎゃああああ!ロシアのロボ超人のフェイバリットは辞めてえええ!」
「おい何が言いたい?もう一回言ってみろ!」
「キャロル……信じられないかも知れないけど地球の方が回っているんだよ」
「は?………おい、オレの年齢的に天動説を信じているとそう言いたいのか貴様ああああ!!」
「ち、違っ!ぎゃああああ!今度は中華超人のフェイバリットおお!」
キャメルクラッチされているハルトを見て幹部達は何故学ばんと内心で呟く
「何故我が魔王はキャロル妃にはあぁ…なるのか」
「惚れた弱みですわね、変に遠慮せずに言い合えると」
「あかね妃が見たら何を言うか」
「というより魔王ちゃんが口で何だかんだ言ってても2人がいるから闇堕ちしないんだよねぇ」
とほんわか話している幹部陣であったが、未来組のウォズ、ヤクヅキ、アイザック達は沈黙するしかない闇落ちた未来を知る故に
「決めた今回はついて行くぞ!でないとこのバカが何やらかすか分からん!!」
キャロルが胸ぐら掴んで見せるバカは
「なんでさあ…」
グッタリしていた
「文句のある奴はいるか?」
ある訳ありません!!貴女に任せます!と幹部達の心は一つとなっていたが
その時 扉を強く開け放つ者がいた
「ちょっと待った!」
「あかね妃!」
「学校への潜入云々なら私の方が適任だよ!私ならハルトの暴走も止められるし、それに…私だってハルトに頼んで同じくらいの年齢に戻れるし、それかこのヴィジョンドライバーで自分をデザインするもん!」
確かに!と頷く幹部達であったが
「ほぉ…言うようになったじゃないか、あかね」
「キャロル、その場所は譲ってもらうよ…そしてハルトとやる筈だった生活を取り戻すんだよ」
「ハルトに聞いたが貴様は夢の中で一度ハルトとのスクールライフとやらを楽しんだと聞いたが?」
「あんな1日じゃ満足出来ないんだよ?」
「ほぉ」
ゴゴゴゴゴ…と2人の覇王色がぶつかり合う光景に震える現場だが
「申し訳ございません!お二人が喧嘩すると我が魔王のメンタルが大ダメージなので辞めてください!!」
「「あ」」
2人は目線を下すと涙目のハルトが膝をついていた体の中から何か抜け出ようとしていたのである
「喧嘩は辞めてぇ…てか危ないんだよ!ガイアメモリ持った奴は俺以外は精神汚染されてるから、どんな事をするか分かったものじゃない!2人を危ない目に合わせられないよ!」
『1番の危険物が何を言ってんだ』
「大丈夫だよ!そんな危険物を沢山挿して喜んでるハルトと同じ奴等相手なら自衛出来るもん!」
「やばい……ぐうの音も出ないや」
「いや、その前に危険とかどの口が言うか!」
「そうだよ!私達もそんな世界に行くハルトが心配なんだよ!」
「2人の気持ちは嬉しいけど…けど!」
しかし
「「なら勝手についていくけど何か文句ある?」」
「何もありません!俺が全力で2人を守ります!!」
『流石に勝てんか』
「……あかね妃」
「何ですかウォズさん?」
「今後とも我が魔王の隣にいて欲しいです…手綱的な意味で」
「勿論です」
ウォズとしては分岐点の先にある未来に感謝していた あかね1人いるいないでここまで変わるかと思うのであった
そして遠征中の時の人事云々を決めていると
「俺も同行するぜハルト!」
何か助っ人感を出してくる奴が…
「サンドバッ……ナツキ」
「おい、今なんて言おうとした‥もう一変言ってみろ」
「サンドバッグ」
「本当にもっかい言う奴があるかぁ!!」
「言えと言ったのお前だろ……いやしかし待てよ……今更ながらに高校生活というなら普通の高校生活を体験出来なかった魔法少女組を呼ぶべきでは?」
エマ、ユキ、アンアン、アリサ、ハンナ達に声をかけるべきでは?まぁココは現在 逢魔国営放送のナレーターしてたりするので気分次第だろうしミリアは元の学校生活もあるか
「その理屈だと俺はヒロ、ナノカ、レイア、シェリー、ノアを連れてかないとダメか?」
「それは……辞めるか」
「うん、学園で殺人事件が起こるのはちょっと」
「子供達にうちの日常は刺激が強過ぎるな」
主にナツキに絞め殺されるのは勘弁となった
ハルト達は留守居のメンバーを決めて九鬼の2人を送る事に決めたのであった
しかしながら
「まぁ、いつも通りポータル使って出入りするけど」
「今更ながらですね」
「俺だって王様の仕事を放置する訳にはいかないよ。だって…アウトサイダーズとチームマッドサイエンティストは俺以外の言う事聞かないだろ?」
「全くもってその通り!」
「取り敢えず九鬼から融資を引き出して幻夢コーポレーションを作って神のゲームを布教する下地を作るか…そして経済基盤を確保するか」
「ネオ黎斗に任せるつもりで?」
「社長は別の奴で、ネオ黎斗はクリエイターとして専念させるのが良い……代理の人選は任せる」
「はっ!」
「いや待てよ……そうだ!メカ凌馬とシドに連絡!」
「まさか…」
「インベスゲームとドライバーのデータ収集にうってつけの場所があるぞ、とな!」
「その世界にガイアメモリ以上の厄災を招くつもりですか!」
「大丈夫、ロックシードはゲーム用にデチューンしてるから」
「だとしてもですよ!」
「問題無し!」
「何故そう言い切れるのです?」
「森とインベスに管理者や王様扱いされてるので色々と連中に干渉出来ますが?」
「そうですけど「ハルト」え?」
「何?2人とも?」
「それは辞めようね」
「辞めろ」
「うん!2人がそう言うなら辞める!」
おぉ……と幹部達が驚いている だが
「しかしながら学園に通うなら戸籍云々は?」
「何言ってんだよウォズ」
笑いながらハルトはアナザージオウⅡウォッチを見せると途端無表情になり
「戸籍とか面倒なもん偽造するに決まってるだろ?何の為の力だ?」
「流石は我が魔王!我々でも思いつかない倫理観皆無な行動を迷わずやってのけるとは!」
『凄い!あの頃から何も変わってない!』
「……九鬼に作って貰うのは?」
ネガタロスの提案にハルトは
「変に貸し作るの嫌!」
と断ると
「一夏達には俺達が色々やってると報告しておいてくれ!」
「はっ!」
そしてハルトは拠点代わりの軍艦 ヴェネター級スターデストロイヤー ネゴシエーターに乗り込むと面々は九鬼帝達を伴い
「よし、発進!」
九鬼のいた世界の座標が刻まれたポータルに向かうのであった
予告
九鬼のいる世界に辿り着いたハルト達 久しぶりの新たな世界に大興奮する面々であるが この街に影を落とすメモリの気配
それを感じ取った魔王は
「『さぁ!お前の罪を数えろ!』」
小悪党に問いを投げかけるのであった
次回 真剣で私に恋しなさい!編 開幕!お楽しみに!
オマケ短編
DxD世界にて…
とある英雄の
裏切り者
私は その魂を継いだ者だと言われた
それ以来、仲間と思っていた者からは追いやられた挙句に前世の所為で裏切り者と呼ばれて居場所もなかった
そんな時 とある噂を聞いた
実力さえあれば氏素性問わずに取り立てると
そんな場所がある訳ないと思った……が名前を聞けば頷くしかなかった それは
ー不可侵の魔王が統治する不可侵領域ー
逢魔王国
その国は三大勢力が力を合わせても勝てなかった二天龍を単騎で倒し あまつさえ倒した龍を宴会の肴にした覇王 その力は北欧神話の神 ロキすらワンサイドゲームで下して捕縛、更には三大勢力の連合軍すらエキシビジョンですら敵を蹂躙した恐怖の魔王が治める国家
武力だけの王かと思えば悪魔勢力のセラフォルーレヴィアタン、北欧神話の女神フレイヤ、そして日本神話勢力の幹部であるユキメを政略婚で伴侶に迎え各神話勢力との外交的後ろ盾まで持ち有能な臣下が内政で富ませているとの事
個としてでない国の武力も悪魔領の三分の一を占領し龍王の土地の一部を借用して都市を作る国力と異世界由来の兵器群で武装している
その保有戦力と所業から数多の勢力でさえ その場所は中立地帯と定めてそう簡単に手出ししないという
だがそんな場所なら自分を認めてくれるのではないか?
もし噂通りの場所……常識の敵な場所ならば
そう思った自分は気づけば、その門を叩いていたのである
駒王町 逢魔王国大使館にて
アカツキは謹慎が解かれて任地に自身の伴侶であるマンゲツと戻った 代理で統治していた村上社長から小言を貰ったが気分新たに仕事に励もう!と気張っていた所に警備をしていたトルーパーから報告が入る
何でも此処へ仕官に来たとの事
本国ならば正気なのか其奴!と困惑する案件であるがアカツキとしては思案する
「(このタイミングでの仕官…背後関係や白スーツの策略の一手とも考えられるけど取り敢えずは此方で見てみるか)」
やはり直近の敵勢力だけにあらず現地勢力も以前として脅威 当然 逢魔に攻撃するなら受けて立つと言う所ではあるが 見せしめとばかりに悪魔勢力が首都を奇襲され大損害を受けた以上 警戒は欠かせない
「(何より人材の確保は急務だからな)」
逢魔では人材不足しているのが目下の問題
それはハルトがノリと勢いで進めた急激な領地拡大に伴い 統治するような人材に足りてないのである
兵士としてはクローントルーパーがいるが彼等の場合 異能や神器を持つ戦力との連携が難しい更に言えば各勢力への備えや傭兵契約もあるので個人でも集団としても実力のあるものは大歓迎である
本国やフリーザ軍から購入した惑星は直轄地でテスタロッサやドゥークー伯爵が統治している
リュート、植民地エリアについてはアリエルと補佐のマーリンが纏めている
ハルトに関しては統治?何それ美味しいの?とばかりだが基本的にハルトの武力と覇気が国の象徴足り得ている前提なのでテスタロッサはトップに問題があってもある程度回る国作りをした結果とも言える
ガーランドの統治者については侵攻戦以前の公約もあり占領地域を怪人達が独自に統治しているが首都近隣に関しては魔人族の代表…まぁ早い話が逢魔に臣従した傀儡政権が統治を担当している…しかしまぁ最近 反乱独立なんてきな臭い噂もあったりするが…
また幻想郷や駒王町や各勢力からの傭兵契約に応じての宿舎などは大使館の管轄案件 それには当然 人材登用も含まれている
勿論 ハルトの意見を聞く事もある々特に現状は内外のスパイに警戒もせねばならないというのもある 特に自分は最近、独断専行してやらかしているので今回は一言通しておくべきだろうと
「魔王様」
立体映像で通信に応じたのは魔王 常葉ハルトである
【どうしたアカツキ?】
「実は報告したい事が」
【何だ?…まさかアレか!リゾート地での報告と借りた惚気話を聞かせる気か!おのれリア充め!】
「それ貴方が良いますか!!違います…実は逢魔王国に士官したいというものがいまして…間諜の可能性もあり、ご意見を頂きたく」
【マジか…】
うちに士官とかありえないだろう?と疑っているのが王である…内外の噂とは当てにならないものだ
逢魔の外で見れば一代で国を起こし数多の勢力を蹴散らし、細かい事は気にしない豪快な覇王
【けど人材登用なら大使に任せてんじゃん、この間の件なら気にするなよ】
「それが英雄の系譜なのです」
それ即ち ハルトと以前戦った英雄派の残党かも知れないとの事
「それも魔王風に言えば割と反英雄側の」
それ即ち 世間的にマイナスイメージを持たれている側の人物という事だ
だがハルトは
【構わん、お前に任せる】
「へ?」
【そもそも俺達が反英雄側だからな今更どーにも思わん】
怪人なんて最たる例であろうと笑うもアカツキは心配する
「しかし!」
【過去がどんな奴だろうと関係ないさ逢魔に来たならば誰だろうと迎え入れるだけだし、そもそも逢魔はそんな居場所のない奴等の居場所になれば良いと思って作った場所でもあるからな】
「けどあの裏切り者の代名詞的な奴を雇うのには反対です!」
【それにだ仲間に迎え入れるならジャジャ馬の方が面白いし裏切り者と言われるなら、そいつを使い熟すのも上に立つ者の責務じゃない?】
「ゴオマやウヴァに年中絡まれている人の言葉は違いますね」
【アレはコミュニケーションだと思ってる、それと前にも話したが俺が仲間に求めるものは野心と向上心と実力だからな】
「そつ言うと思いましたよ」
【んでどんな奴?】
「名前はー
その名を聞いてハルトは悪い笑みを浮かべるのであった
「ならー
ーーーー
大使館の応接間にて
「は、初めましてです今回はこのような機会を頂きありがとうございますですぅ!」
「大丈夫ですよ緊張しないで、此方へどうぞ」
「は、はい!」
現れたのは藍色の和装を着こなす女の子 腰に刀と光るデコと金柑の髪飾りに目が入った
「貴女が「は、はい!私が明智十兵衛光秀です!」よろしくお願いしますですぅ!!」
まさかのビックネームに驚くもアカツキは二、三質問をする仕官理由は何か?自分達が英雄派にした事を理解しているか等等
だが光秀はそれに対してスラスラと答えた
曰く 逢魔は実力主義 成り上がるなら此処しかない
曰く 英雄派は英雄の末裔というだけで非協力的な者や相手には洗脳したりなどしていたので寧ろ大多数の末裔は逢魔に感謝している事
などを答える姿にアカツキは
「(名前だけで判断すべきではありませんでしたね聡明で頭の回転が早い、少々マイペースというか空気の読めない部分がありますが、それは補える補佐役がいれば問題無し…ふむ)」
一通り話したアカツキはとある場所へ通信を出す
「と言う事です魔王様」
「何か予想外の意見に驚きを禁じ得なかったよ」
「へ?」
「あ、初めまして明智光秀さん俺は常葉ハルト、逢魔王国の魔王をやってます!」
「え、えええええええ!!」
「いやぁアカツキが相談したから、どんな奴かと思ったけど良いじゃないの!野心も向上心もあるそれは良い事だ」
「あ、あの…嫌ではないのですか?私、明智光秀の子孫ですよ?」
「え?だから何?」
「え?」
「それが君を疎む理由にはならないさ、過去や先祖が何でアレ 逢魔王国は完全に実力主義だから文句を言う奴は実力で黙らせれば良い、何より先祖がどうこうと言うより君が気に入った!」
「……………うぅ」
そんな事を言われた事無かった いつも疎まれ続けたのだ それなのにこの人は先祖ではなく自分を気に入ったと言ってくれた それだけで救われたのである
「え?何で泣く…俺なんか変な事言った!?」
「あ、し……失礼しましたです……宜しければ配下の末席に加えて頂きたく…」
「勿論、けど逢魔は大変だよ?」
「どんと来いです!」
「よし気に入った!!じゃあ君を逢魔王国の直轄地領主に任命する!」
「……………………ん?」
何て言った?みたいな目をしていたのを理解したハルトはアカツキに尋ねる
「おいアカツキ、あの可愛らしい子は何言ってんだテメェ!みたいな目をしているぞ、逢魔では常識な反応だけど、まだ無垢な子にされる覚えはないぞ」
「そりゃいきなり実績も何もない自分が領主だと言われたら驚きますよ」
「それもそうか!いやぁごめんね、じゃあ改めて君を旧ガーランド領の領主をして貰うよ」
「え?しかし彼方は魔人族の傀儡政権で統治していたのでは?」
「そんなの転封させるか別のポストに当てろ…そろそろ住む者達に逢魔の徳も伝わっている頃だし何より……な」
アカツキに耳打ちする、そろそろ魔人族は国家権力の座から離れて貰いたい、傀儡が邪魔して国家運営を妨害し始めている民の徳が伝わり、色々と軌道に乗ったのもあり邪魔になったから排除したいのもあった ハルトからしたら反乱をどう鎮圧するかも光秀への試験も兼ねていると
「成る程」
「明智光秀、君を逢魔王国幹部にして直轄地である旧ガーランド領主に任命する補佐役は地元の事情に精通する奴をつけ君直属の部下に1万のクローントルーパー部隊をつける、まぁ国主の待遇で悪いと思うが」
とんでもない待遇で雇われた!と驚く光秀に
「いいいいいいいいえ!!そんな事ないでいやがりますぅ!というより国で申し訳ない?」
「あぁ、今逢魔王国は国単位じゃなくて惑星の星系単位で国家運営してるから…」
「………………」
「おいどうしようアカツキ、この子が処理落ちした!」
「そりゃいきなりそんな事言われたら驚きますよ」
やれやれとアカツキが頭を抱えるが実際 この人はその単位で行動してるんだよなぁと思う それでいてちゃんと細かい部分まで見ているのだから驚きだ
「しかし、それならガーランドよりもリュートか植民地エリアにした方が良かったのでは?リュートのアリエル様とマーリン様が動けるようになるのは魔王様的にも益がある話と思いますが」
それも考えたけどと前置きして
「彼女達英雄の末裔がこの世界でどんな扱いされているか分かったからね、悪魔達の近くに置いたら眷属にしてやろうって名目で動く連中もいるかも知れない、取り敢えずは安全なガーランド領主で実地を学んでもらおうと思ってね」
「しかし逢魔の重要素材が産出される魔法石の採掘場がある場所を任せるなど」
「俺はできると判断した奴に任せるだけだ、ガーランドはライゼン渓谷って天然の要害と魔物がいるし何より現状 人間側の国家で逢魔に喧嘩売る馬鹿がいないからね内政の勉強するならうってつけだよ」
エヒトとの戦争の傷が直ぐに癒えるわけではない、やはり何処も立て直しが急務であるし。何よりクローントルーパー達と兵器群ってアドバンテージもある 勿論 補佐役もつける予定だ
「成る程、ちゃんと考えてましたか」
「まぁな…彼女達の事情は理解した、アカツキ今後、逢魔に頼ってきた英雄の末裔は丁重に扱う事だ部下に厳命しろ」
「仰せのままに」
後日 正式に明智光秀は旧ガーランド領主に任命 補佐役にティオを任命しての領地経営が始まったのであったとさ
それに不満を覚えた傀儡政権の生き残りは転封先で反乱を起こそうとしたので光秀は早速行動を開始 鎮圧して早速の手柄を立てたのであった
その手並みは報告書や監視のティオの目から見ても見事と言う他無かったという
そしてまずは隗より始めた策を気に 居場所を追われた英雄の末裔は安全を求めて逢魔へ向かうようになったのは別の話