いつもありがとうございます!カグ槌です!私事ですが
仮面ライダーゼッツの劇場版公開!初日に行って来ました!
CMのエージェント全員集合のシーンに感動を覚えましたよ……同時上映のギャバンでしたが…初見でしたが面白いですね、今まで見てなかったのを悔やみました…
さぁさぁ!では本編をどうぞ!
やって来てしまった…
前回のあらすじ
九鬼帝のいる世界にガイアメモリがばら撒かれていたと知ったハルトは手勢を率いてメモリ回収に向かうのであった
逢魔王国軍艦 ネゴシエーター にて
「久しぶりの新世界だな!」
心躍らせているハルトはワクワクしている子供のような笑顔でいると
「………」スッ
背後にいたハウンドは躊躇いなく親衛隊にハンドサインを出すと隙間なくハルトを包囲してブラスターライフルを構えていた
それに気づいたハルトは思わず驚く
「え…何で皆、俺に銃口向けてるの?まさかの反乱!?」
「いいえウォズ達から陛下は必ず新天地に着くと1人で駆け出すと聞いていますので…安全が確認されるまで船で大人しくしててください!でないと撃ちますよ!」
「何で俺、脅されてんの!?」
『流石に手慣れるよなぁ…』
「おのれウォズ!!しかし残念だったなハウンド……一体いつから俺が本物だと錯覚していた?」
「何ですって!」
すると ボヤァ…とハルトは蜃気楼のように消えたのである 足元にはプロジェクションのカプセムが転がっていたのだ
「そんな陛下は何処へ…周囲を警戒しろ!!見つけ次第発砲許可!!」
とハウンド達が周りを警戒する中で
「ふふふ……俺は此処ダァ!」
「っ!!」
と言う声にトルーパー達が振り向くと
「さぁハウンド、親衛隊よ……
俺を助けてくれええ!」
キャロルのダウルダブラから出される糸に縛られていたのである それを見て親衛隊は武器を下ろして はい解散と各々の持ち場に戻ろうとしていたがハウンドは
「陛下!?今度は何をやらかしたのですか!」
「俺がやらかした前提で話さないでよ!俺はー」
「俺は何だ?何をするつもりだった?ほら怒らないから言ってみろ」
その下には良い笑顔をしている大人モードのキャロルがいたが…これは
「俺知ってる!それ怒る奴のセリフだよキャロル!俺はただ一足先に新世界へダイナミックエントリーしたかっただけだ!」
「やはりか……さて、正座しろ」
「そんなぁ!怒らないって言ったのにいいい!」
『だからって素直に話すバカがいるか』
「ハウンド助けてえええ!」
涙目で助けを求めたが
「よーしお前達、周囲の警戒は怠るな船が着陸するまでが作戦だぞ!」
「「「「サー!イエッサー!!」」」」
彼らは直ぐに警戒を解いて持ち場に戻る、いや待て!
「ハウンド!?俺は見ての通りピンチだから助けてえええ!親衛隊は仕事してええええ!ピンチの俺を助けてよ藁の楯になってヨォ!!黒狐に襲われた時に俺を助けてくれた皆は何処行ったんだよぉ!」
「そこに無かったら無いですね」
「そんなバカな!?」
「ご安心ください陛下…現在は何の異常もありません!!」
「目の前の異常が異常じゃないとか、どうなってんだこの国は!!」
「それが陛下の作った国です!」
「俺は帰ったら色々と修正せねばならない……てかキャロル!どうして俺を縛るのさ?まだ何もしてないよ!」
『何かするつもりなのか?』
「仕方ないよ物理的なストッパーである千冬さんがいない今、ハルトが何するか分かったものではないし」
あかねの言葉にうんうんと頷くトルーパー達、俺はそこまで信頼ないかと
「そんな事ないもん!俺は千冬いなくても大人しく出来るもん!」
「どの口が言うか!!お前には首輪とリードを繋がないと安心出来ん!」
「俺まさかの犬扱い!?え……いやキャロルと付き合いは長いけどまさか首輪とかリードとか…そんな願望が…わぁ…新しい一面…」
「勘違いするな!貴様は目を離すと何するか分からないから目の届く範囲に置いておくだけだ!」
「ちょっ!キャロル!蓑虫状態の俺を殴るのは辞めてえええ!照れ隠しにしてもやり過ぎだよ!ギャグ時空じゃなきゃサゴーゾインパクトは即死だわ!」
そんな一幕を見た親衛隊や新兵達が
「流石はキャロル様!頭が下がります!」
「止めろよハウンド!?てか、ちょっ待てよ!俺、千冬がいないと暴走するような奴だと思われてたの!!」
「反論出来るか?」
「え…千冬がいても独断専行で記憶無くしたふりしてた、キャロルに会いに行った前科ありますが?」
「……………」
その言葉でキャロルは、そうだったと沈黙すると
「寧ろ、キャロルとあかねがいないと俺の精神のバランスが崩れるよ?……もしも二人に何かあれば、この現実世界にゴアナイトメア達を解き放たれるかもぉ…あぁ今にも赤い月と……あぁ……異界の扉が開かれたぁ…」
『何が違う奴呼ぼうとしてない?』
「分かった!分かったから落ち着け!!」
解放されたので軽くノビをすると
「うん!皆がいるなら俺のメンタルは健康そのものだよ!」
「はぁ…」
「まぁ連中は俺の体内にいるから大人しくなってるだけであって種族の本能とか根っこは変わってないからね?パニちゃんはジークといる事で大人しくなってるけど……」
『何故、私がこんな奴に切り裂かれているのだぁ!こんな所にいられるかぁ!!』
『俺なんか良い奴みたいになってない?って行かないでよパニちゃーん!ほら此処に一緒に居ようよぉー!』
『辞めろおおおおお!魔王頼む!オルデルムの力で私とお前を分離してくれ!』
「それしても良いけど、そうしたらジークが待ってましたとばかりに融合するだけだと思うよ?」
『結局、私は囚われたままなのか!』
「檻が変わるだけだね」
『そんなぁ!!』
とハルトの体内からパニッシュとジークが抜け出るが直ぐに元に戻ると
「いやぁ皆相変わらず元気だな」
「なぁ…お前の体は本当にどうなっているんだ」
「いい質問だねキャロル、それは俺が一番知りたい」
「私はハルトの体から何か抜け出るのが少し怖いかな」
「おいテメェ等、あかねを怖がらせてみろ問答無用でカタストロムぶち込むぞ!」
相棒にも容赦なかった
その頃 アナザーゼッツルームでは
「離せえええ!」
「やだよ、もうパニちゃんのこと……離さない…」
「いやああああ!!」
「しかしハルトの精神世界も愉快になったものだ」
「全くだ」
そうしみじみに語るアナザーディケイドとドンスライム、その横で ガラガラと何かが崩れる音がしたので振り向くと
「形ある物は、いつか崩壊する運命なんだよ!」
と膝をついているカタストロフの足元には崩れたジェンガ…つまり
「負け惜しみね」
「アー」
「貴様は負けたのだ罰ゲーム……貴様のやっているゲームのセーブデータを消して貰うぞ」
「辞めろ!何でそんな悪辣な事を思いつくのだ!」
「はい、せーの!」
「罰ゲームは絶対である!」
「クソおお!」
「さぁ悪夢を楽しもうぜぇ!」
テーブルでジェンガに興じるゴアナイトメア達とパラドとジークを見て
「アナザーWよ、目の前のアレが人類が抱く根源的恐怖と言っても信じられるか?」
「無理だナ」
「そう言えば新たなゴアナイトメア が確認されたと聞く」
「まさか増えるノカ?」
「かもな…あのバカの光は怪人を引き寄せる集うかも知れん」
「どんな奴だよ」
「デイドリームゴアナイトメアと言ったか?」
「心ぴょんぴょんするカフェでもやる気か?」
「白昼夢見せる喫茶店はホラー映画の舞台でしかないぞ」
と頷くアナザーライダー達であった彼等も思う
「しかし随分と賑やかになった」
「全くだ昔は静か…ではなかったな」
最初から20人いたとボヤくも割と自分達はハルトの精神世界で遊んでいると気づいてしまった
「おーい、ハルト!」
『何だよ急に』
「冷蔵庫の酒が切れた、追加してくれ」
『テメェ等、何人の精神世界で酒盛りしてんだゴラァ!!……ドッハムの湧き酒入れておくぞ!』
「激甘ぁ…」
ーーー
そんな事していたが まぁ何というか
「以外と普通だな」
自分やあかねがいた基軸世界に近いと言う印象である
取り敢えず人気無い場所に降ろしてと指示を出すが
「キャロル、あかね…お願いだから、この拘束を解いてくれない?」
「断る」「ダメだよハルト」
両サイドをキャロルとあかねに挟まれている…ふむ、この布陣からは逃げられる気がしないな!
「しかーし!この程度の拘束など俺の力で…」
「そう言うと思ったから、これ見て大人しくしてろ」
「へ?」
ゼッツ最新話視聴中
「…………………?」
『あぁ!相棒が目の前の現実を受け入れられていない!』
「これは……いや俺は………え?」
「よし、これで大人しくなったな」
「うんうん」
「いやぁまさかこんな大きな船に乗せて貰えるとは……え?」
「失礼したな客人、これは夫は新しい世界に来ると一人で勝手に飛び出すから押さえ込んでいるのだ」
「そ、そうなんだ……しかしこんな船が空飛ぶ技術があるなんてね驚きだよ」
「キャロル、降ろして……よっと……いやいや九鬼家の技術も凄いと思いますけどね転移技術とかウチみたいな前提技術0で組み立てたんですから」
「いやいやコレを見るとまだまだと思うよ、まさか宇宙戦艦なんて出してくるとは」
「トップシークレットですけど取り敢えずの方針はこんな感じで良いですよね?」
と擦り合わせを行う
九鬼帝さんを適当な所で降ろして九鬼家に返してメモリ関係のサポートを依頼する
そして此方は根を下ろしてガイアメモリの探索と回収という感じだ
逢魔の物品を交易品として九鬼に専売する事 しかし過剰なオーバーテクノロジーの産物や技術的ブレイクスルーを起こし得るものはNGとした、そりゃどんな傷も回復可能なバクタ技術なんて漏洩したら製薬会社の大半が不要になってしまうし、ウォーカーとかスピーダーなんてのも同じである
その辺は仲間達と相談して決めるとする…チームマッドサイエンティストの発明品とか出してみるのも有りだとは思う
「あぁ構わないよ」
「それとウチの事は内密にね、こんなオーバーテクノロジーの塊なんて本来は見せられたものじゃないから」
「分かってる九鬼家でも信頼出来る人間にしか伝えないよ…それに下手したら君達の怒りを買うだろうからね」
その辺はよく理解しているようでとは顔にも出さないが
「そんな真似したくないんですよ」
「しかし何故学園に潜入する必要があるので?」
帝の質問に受け売りで答えた
「強者が集まる所には力の善悪問わずに色んな力を持った奴等がが集まるらしいですよ」
「メモリも集まる可能性が高い場所という訳ですな」
「そうそう武神なんて大層な二つ名を持ってる奴が近くにいれば力への嫉妬や羨望でメモリに手を出してもおかしくないって訳です」
「しかし、そんな危険なものを安全に取り出せる方法があるのかい?」
「本来ならメモリを破壊するしかないんですけど、試してみる価値の技はあったりしますから」
そんな風に話しているとネゴシエーターは帝の指定する場所に到着する事となった
その場所には待ってましたとばかりにいる…メイドや執事服の男女…あれが従者部隊か
「ネゴシエーターはこのまま浮遊、コルベット(小型艇)と護衛のガンシップを用意して」
「この船で着陸しないのかい?」
「このネゴシエーターが着陸出来るのなんて広大な平野や海面だけですよ、この森林地帯に着陸は無理ですね」
これが理由の一つ ヴェネター級は優秀だが大型故に止める場所を選ぶので基本的にはフリーザ軍から購入した兵器工廠の惑星や広大な土地を確保したドッグに止めている
それともう一つはあの数の従者部隊が一斉に襲いかかった場合の対処が面倒だからである
「取り敢えず帝さんと護衛の人はコルベットに護衛でガンシップつけて下りてください」
「感謝するよ」
「お互い様ですよ」
そう握手を交わして退室したのを見て
「んじゃ、俺も降りますかね」
「ねぇ何、ナチュラルに同行しようとしているの?」
「そりゃ俺も代表して行かないと!」
「ダメだよハルトはトルーパーさん達が通信を繋ぐまで待ってね」
「………ひゃい」
「おい見ろよ陛下が借りてきた猫のように大人しいぜ」
「珍しい光景だな」
「新人は初めて見るのか…アレがあかね様とキャロル様、逢魔王国で数少ない陛下を完全に御する事が可能な御仁だ」
「そりゃスゲェな」
と早速新兵達の尊敬を勝ち得ていたのであった
そして帝は下で待機していた従者部隊と合流して事情を説明 実験でどうなったかの説明と俺達は送り届けてくれたので一応は歓待される事になったのである
「いやぁ、本当にありがとうね」
「お気になさらず、此方としても何故か自分達側の技術がこの世界に漏洩してるか調べる良い機会ですなら」
と話すが 帝の背後にいる…なんか滅茶苦茶厳つい老執事がスゲェ警戒しているのである
名前はヒューム・ヘルシング 従者部隊の序列は0位 つまり一番強い奴との事だ…あぁダグバ連れてこなくて良かったと安堵する
そう納得する覇気と圧力…マジで戦わないとダメそうと考えているのだが
「………」
そんな警戒せずとも此方から危害加えるつもりないのにと思いながら出された食事に手をつける こういう時 ベルファストやテスタロッサ達から教わったテーブルマナーが役立っているなとか考えていたが何故睨まれている
「何です?」
「何、一国を治める王と聞いたが、そうは見えなくてなただ良い服を着ているだけの赤子でしかない」
「赤子ねぇ」
その言葉に背後で護衛として立っていたハウンドは手にブラスターを持ちかけたが寸前で堪える、まぁ窓ガラスから聞こえる金切り音と鏡の世界に住まう住民達は怒り心頭であった…まぁミラーモンスターに食事を提供する機会が多いので割と懐かれていたりする
「まぁ俺の代で建国したから当然だな威厳とかそんなん後からついてくるもんだし、今は積み上げ中な訳よ」
「………」
「ヒューム」
帝が咎めると本人も
「お気を悪くされたら申し訳ない」
「申し訳ない彼は」
「気にしないで良いよ〜威厳ないって仲間達からも思われてるし、俺が赤子レベルって事は人間レベルにデチューン出来てるって話ですから」
そうハルトはこの世界に来る前に周りを萎縮しないように体をこの世界の人間レベルまで落としているのである
お陰で色々制約もついているが…気にしてないとヘラヘラ笑って答える、ウォズ達のように建国前からいる面々からしたら一緒に苦楽を共にして何なら俺とバカやってる故にいきなり巨大国家 逢魔王国の国王なんて言われても困るだろう つか
「王様なったからって壁作られるの嫌だし公私を分けてくれるなら文句はないよ」
と答えながらワインを飲もうとしたが未成年だろう?と止められた…あーそうか
「この見た目やっぱり不便!」
そう思わざるを得なかった
取り敢えず敵意はないと理解したので九鬼家が所有している土地にネゴシエーターを着陸、周囲に一応の備えでトルーパー達が布陣していた
この警備は外からの侵入備えているというより
「陛下は中にいたか?」
「あぁ問題ない」
内側にいる人を逃さない為の布陣であった
その逃げようとする奴は
「ひーーーまーーーー!!!」
『大の大人が寝っ転がって駄々を捏ねるな!!』
「いーやーだー!俺も外に出たいいい!」
「………」
床に転がって不平不満を唱えていたのである、ハウンドも思わず絶句していた
「何で俺が出歩いたらダメなのさ!」
「ですから付近の安全を確認出来るまでは大人しくしてください」
「だったら俺も外に出て皆と一緒に安全確認するよ!」
「貴方が出歩いても大丈夫の安全確認をしてるのですが!?」
「皆だけ外出てて、ズールーイー!こうなったら!」
「何するつもりで」
「もっと駄々をこねる!!」
「アナザーライダー!陛下を止めてください!」
『このバカが俺達の言葉で止まるんだったら最初から止まっているわ!!』
「なら、あんまり騒ぐと2人を呼びますよ!」
「………仕方ない、大人しく仮面ライダーを見て待ってるよ」
「おお…」
珍しいなと思う反面 純粋に疑問に思う
「何故、お二人を出すと大人しくなるのです?」
そう聞かれたので
「迷惑かけてるから」
「我々にかけている自覚はないのですか?」
「お前達は悪ふざけし合える友達だと思ってるけど?」
「そうでしたか」
「つかハウンドも…俺は大人しくしておくからシェフィールドといても良いんだよ?」
ハウンドの伴侶であるロイヤルメイドの名前を出すと流石に本人も困った顔をしていた
「っ…」
「ベルファストから聞いたぜ最近は仕事ばかりで会う時間が取れてないと」
「ぐ…」
「俺は大人しくしているから行って来なよ大事な人なら側にいてあげなよ」
「はぁ……分かりました、では好意に甘えて…大人しくしててくださいよ!」
「当たり前!」
バタンと扉が閉まったのを確認すると
「ふふふ行ったな……よし仮面ライダー、見るか何にしよう〜」
『おいどうした?』
「え?何が?」
『いやいや!いつもならバカのように脱走して親衛隊に撃たれるまでがワンセットだろ!』
「俺だってバカじゃない、ハウンドが俺の脱走に備えている事くらい分かるし…それにさ夫婦の時間は大事なんだよ」
『お前、その辺ちゃんと配慮出来るんだよな』
「当たり前じゃん、ハウンドは大事な仲間である以上に俺の大事な友達なんだからな友達が幸せになるのは我が事のように嬉しいんだよ」
『へぇ』
とTVをつけると逢魔王国の人気番組 ナツキの牢屋敷からリアル脱出ゲームが放送されていた
「そういやぁ、あの道はヒロちゃんに頼まれて赤外線センサーを導入したんだったな」
だったり
「あ、そこはナノカちゃんに頼まれて催眠ガスが出るようにしたんだよなぁ…」
とか
「あ!そこはノアちゃんが描いた動く絵があるんだよなぁ…」
と番組を楽しみ
「いやぁ今週も視聴率は良かったみたいだな」
『友達の幸せ考えてあげなよ』
「友達?」
『ナツキは友ではないと!?』
「あぁ…友達だから幸せになって欲しいんじゃないかぁ、あの牢屋敷で自分を愛してくれる人達に囲まれているのに外へ逃げようとするナツキが悪いんだよぉ、だから牢屋敷に住む人達の意見を聞いて屋敷をより良いものにしてるだけじゃないかぁ…」
『お前の愛情の示し方、何か歪んでないか!?』
「時と場合による、まぁナツキが幸せになったらヒトプレスにして闇菓子ルートだ」
『辞めたげてよぉ!』
さて気を取り直してと
仮面ライダーを視聴中……V3にて
「本郷さーーん!一文字さーーん!!」
カメバズーカから日本を守る為に自らを犠牲にしたダブルライダーの勇姿に涙を流すハルトだったが
「………何回見ても思うけど、ホント何であの爆発の中心にいて生きてるの?」
まぁ気にするだけ負けである…そして
「ライダーマン…貴方の勇姿はしっかりと胸に刻みつけました……来年の年賀状は楽しみにしててください!!」
しかし
「改めて仮面ライダーを見直していると本当にゲルショッカー戦闘員はショッカー怪人よりも強いのか気になる所ではある……そうだ!」
ハルトは通信端末でショッカー首領に連絡を取る
「あ、もしもしショッカー首領、元気〜」
まるで友人くらいの気楽さのハルトは
「ショッカー怪人達を再改造してパワーアップさせたり出来る?」
『わぁ…』
というような話をしたり
「ねぇ死神博士!」
「何でしょう?」
「俺の体を改造して!」
「魔王様の体…これ以上、どう改造しろと?」
「え?」
「もう改造され過ぎて原型留めてないです」
『魔王』
「どうしたシャドームーン!!」
『RXを打倒する名案を思いついたぞ』
「どんなの?」
『アナザータイムマジーンでブラックサンの頃に行き、倒すのだ!』
「それ実行したクライシス帝国とゴルゴムはBLACK、RX、バイオライダー、ロボライダー相手にフルボッコにされたぞ!」
『何!?』
とまぁ色々雑談したりしていた いやまぁ平和である
しかしそれでも暇なので船の中を散策する事にした
最初にやってきたのは兵器の格納庫 ここには
ウォーカーやスターファイター等等 文字通り星を落とせる戦力がある
その兵器群にある乗り手が剥き出しな二足歩行メカ ATRT 強行偵察型ウォーカーに跨り乗り回したと思ったらハルトは突然ウォーカーを止めて、ボーッとしていた
「…………」
『どうしたハルト?』
そして
「暇だ……そうだ…ナツキの四肢をゆっくり引き裂こう」
『暇だからでやる事じゃないぞ!!』
「そんな事考えたら急に裂ける○ーズが食べたくなってきたな…」
『発想がカニバリズム!?』
「ちょっと作ってみるか」
『チーズの方だよな!ナツキの四肢を裂くとかじゃないよな!』
『止せええ!』
「見つけたよハルト!」
「あ、あかね…」
『助かったぁ!!危なかったぁ!!』
「え、何が?」
『ハルトが孤独を拗らせてナツキの四肢を裂こうとしたんだよ!』
『助けて、あかね!貴女だけが頼りです!』
「ダメだよハルト!!どうしたの?」
するとハルトは涙目になり
「やっぱり……1人は辛いや」
『言えたじゃねぇか』
『いや俺達がいるじゃん』
「もう!!散策するなら着いて行くのに!」
「本当!!」
「うん、だからナツキの四肢を裂こうなんて考えないでね」
「うん!あかねが言うなら俺は辞めるよ!」
「ナツキにも優しくしてあげてね」
「善処します!」
この光景は
『何度見ても、すげえええええ!!』
『あのハルトが大人しくて素直になるなんて!!』
『本当、何でだ?』
「いや……その……俺が我儘言うと…あかねが俺の側からいなくなっちゃうかもとか……そう考えると凄く怖くて……ダメだ想像しただけで絶望して体からゴアナイトメアが生える」
やはり過去のトラウマは簡単に拭えないものである
『生やすな!』
『何でいつもコイツは自分の想像でダメージ受けてんだが』
「大丈夫だよハルト、私はもう何処にも行かないから」
と手を握ってくれる彼女を見て
「………あかね…うん!」
「アナザーライダー達もハルトが困ってるなら助けてあげないと…いや君達はハルトの味方として助けるべきでしょ」
『何故俺達には辛辣なのだ!?』
「ハルトを誘拐したの私、忘れてないからね…君達がハルトを誘拐したから…私は……白スーツさんが止めなかったら……きっと…」
そう言えば老ハルトの世界線では…と思い出すと
「…………おい相棒、何か言い残す事は?」
『アレはアナザーディケイドの独断専行だ!』
『お前達!?』
「連帯責任だろう?」
『いやあああ!』
ふぅ、と溜息を吐くとハルトは普段の調子に戻り
「ありがとう あかね…閉鎖的な空間にいる事でちょっとメンタルが病んでたみたいだ」
「狭い空間にストレス感じてメンタル病むって、ハルトはホホジロザメみたいだね」
「ホホジロザメか……悪くない例えだな」
『この軍艦 かなり広いのに狭いと言うか、このバカは』
「気持ちの問題だって…よし、あかねにこのヴェネター級スターデストロイヤーを案内してあげないとね!」
「ありがとう!」
「案内終わったら、あかねにも一隻あげるね!」
「それはいらないよ」
「え?けど、あかねは両親と一緒に年越しはハワイ行ったりしてたから…ほら!例えるならプライベートジェットだよ!」
「だからってプライベート宇宙戦艦は前代未聞だよ!」
「そうかな?」
とハルトが案内しようとしている時 警報が鳴るのであった
「……………………」
その時 ハルトの顔から感情が消えたのである
「け、警報?」
「トルーパー!何があった」
慌ただしくなる中、ハルトは近くにいたトルーパーは敬礼すると
「はっ!侵入者を発見したと報告が!」
「よし警備レベルを最大にしてウォーカーやガンシップを発進できるようにして、それと重要施設にも直ぐに警備を送って!」
「イエッサー!」
「あかねはキャロルの所に行って、護衛は…よしカリュブディス!!」
同時に懐からアルターブックを使いカリュブディスメギドを呼び出す
「はい」
「あかね達を守れ」
「かしこまりました、ハルト様は?」
「人のデートを邪魔した愚か者に制裁かましてくる」
「お待ちをお供します」
「ハウンド?」
「シェフィとの時間を奪った犯人はブラスターの錆にしてくれます」
「よし行くぞ!」
「野郎ども続け!!」
とトルーパー達を連れて移動する中で
「敵の人数」
「不明」
「目的」
「不明、ご指示を」
「この場所を偶然突き止めたか九鬼がリークしたかは不明だが不愉快だ見知らぬ奴がいたら捕縛しろ俺が許す!」
「イエッサー!」
「陛下!ナツキが牢屋敷が逃げ出し船に密航してたので捕縛しました!」
「よくやったトルーパー!さて……今回の犯人は貴様かぁ!!紛らわしいわ!」
「違うよ!!何とか密航して外に出ようとしたら見知らぬJKに襲われて縛られたんだ!」
『お前はお前で別の事件に巻き込まれてるな』
「侵入者の貴重な情報提供に免じて今回は許してやろう、トルーパー ナツキを捕縛したエリアを中心に包囲網を展開しろ」
「はっ!」
「くそっ、忙しい猫の手も借りたいくらいだ!」
「ハルト!俺も手伝うぜ、やられっぱなしでたまるか!」
「お前は、その辺のすみっこで大人しくしていろ」
「おう!(俺、猫の手以下ァ!)」
pipipi!
と鳴る通信端末に出ると
「銀狼から?うん……ん?監視カメラハッキングして犯人の映像を確保したぁ!銀狼、お前最高だぜぇ!」
そして送られた写真を見ると
「地球の本棚とアーク、ゼアの出番だな久しぶりの仕事だぜ検索エンジン!」
とアナザーWに依頼をかける
『俺に画像検索機能はねぇよキーワードで頼む』
「嘘だろ…お前それでも検索エンジンか!画像検索機能ないのかよ!」
『地球の本棚はキーワードで絞らないとピンポイント検索できないんだヨ!』
その頃
「(うわぁ…侵入バレちゃったよ…)」
と侵入者は高校の制服を着ている少女 名を松永燕 本来なら九鬼に忍び込むつもりだったがハッキングした際の映像で見つけたのは異世界の国家との秘密会談 そしてその拠点とも言える船が停泊している場所
その国 逢魔王国の技術や兵器等等 荒唐無稽なもの、しかしそれは侵入すると現実として存在している 九鬼の技術でもないものの山 それを持ち帰れば父の役にも立つと思って潜入したのだが
「だ、誰!?」
「っ!」
偶々歩いていた男を気絶させたのだが…直ぐに警報が鳴ったのである
すると出てくるのは様々なカラーリングを施した装甲服を着た兵士達と武器の数々
「(こりゃ大人しくしてた方が良いかな?…あれ?)」
何故 あの集団は無言で自分のいる方向へ多種多様な銃口を向けているのだろう?……っ!マズイ!
回避したと同時に放たれる青い光弾 それを器用に回避、時には地形を利用して防御していくが
「ターゲット発見!接敵(エンゲージ)!」
「他にもいるかも知れないぞ気をつけろ!」
「撃て撃て撃て!」
連携するトルーパーに対して どうする?と頭を抱えていたが
メガホンを持った男が話しかける
「犯人……いや松永燕に次ぐ!お前は既にナノマシンも逃げられないくらいの密度で包囲されている!ついでにお前の家族の身元も割れている!!家族の命が惜しければ出てこい!何もしなければ君や家族に危害を加えない事ときちんと此方の司法による公平な裁判をする事を逢魔王国 国王 常葉ハルトの名前にかけて約束しよう!」
「(この短時間でオトンやオカンの身元まで割れてるの!てかあの人が王様!!)」
勿論 地球の本棚とゼアとアークの演算 そして銀狼のカメラハッキングからの身元割り出しである
どうしたものかと考えていたのだが突然 肩を掴まれてしまったのだ
待て、何だコレは!!と後ろを見た瞬間
「動くな」
ハウンドが両手に持っているハンドブラスターを構えていたのである
「おしまいか」
と燕は両手を上げて降参するのであった
さて普段ならば問答無用で拷問にかけて情報を吐かせるのだが 流石のハルトも
「事情聴取しないとね」
未知の世界故に穏便に行こうと話を聞く事にしたのである
「そういやぁ何でナツキはここに居るの?」
「いや実は牢屋敷で逃げてる時に、この人が俺を助けてくれたんだよ」
「は?」
ナツキは右隣にいる人がいるようなテンションで話しかける……ふむコレはまさか
『ゴースト』
アナザーゴーストの力を借りると あら不思議そこにいた何かが見えるようになるのだ
「…………っ!!」
そこにいたのは
「おや君が噂の魔王かな?お初にお目にかかる僕は園崎霧彦、あの町を愛し風になった男だよ」
「…………………霧彦さーーーん!!!」
『で、出たああああ!!』
『幽霊だぁああああ!』
と驚くアナザーライダー達だが
「あ、あの……ファンです!サインください!!ここにハルト君にって、お願いします!!」
この男は迷いがなかった……
『そこ!?違うだろ相棒!そこは何でここに居るとか聞きたいことが沢山あるじゃないか!』
「ばっきゃろう!死んだ筈の霧彦さんが幽霊になって俺の目の前にいるんだ!ファンならサインを求めるのが当然の理だろうがあ!何でここにいるとかそんな瑣末な話は後じゃボケェ!!」
「おーいハルトー」
「何だよナツキ」
「アレ、アレ!」
ん?と首を向けた先にいたのは
「!!!!」
森の中から現れたのは
「野生のT-REXドーパントが現れた!」
「ビーストドーパントもいるぞ!」
困惑する現場、応戦するトルーパーを見て
「成る程」
「何か分かったの?」
「多分……鳴海探偵事務所に組織の情報を流したのが裏風都の連中にバレたな!」
『お前の自業自得じゃねぇか!!』
「これ報復って事!?」
「それなら裏風都の連中はぶっ潰す!」
「あの世界を支配する為にかい?」
「違いますよ!?」
しかし実態は裏風都の計画が始動したのに合わせて 排除されていた個体の生き残りが偶然この世界にやって来ただけなのであるが
「アイツ等の相手は俺達でやるから下がって」
アナザーウォッチを起動する風が吹き荒れ 現れるは街を泣かせる悪党
『W』
アナザーWになり、あの悪党への問いかけをする
「『さぁ!お前の罪を数えろ!!』」
そして艦内に入ろうとする害獣の駆除へと移るのであった
予告
艦内に入ったドーパントの排除したアナザーW 何故か幽霊の霧彦に事情を聞くのであったが
「その前に彼女の処遇を決めないかい?」
「あ、お前いたな!」
「酷い!?」
そして侵入者である燕の話を聞く事になるのであった
次回 納豆小町 お楽しみに!
オマケ短編
推理
「本当にあかねの推理力は凄いな」
「そ、そんな事ないよ…」
「何を言う、ここまで束の思考回路を読んで落とし物を見つけたのだから素晴らしい推理力だな」
「あ、ありがとう……まぁ普段からハルトの事を考えてるから」
「惚気か?と言いたいが納得だな」
「普段から考えているから狂人の考えはお手のものか」
「ちーちゃん?」
「諦めろ束、お前もそっち側だ」
「キャロりん?」
「まぁ、あかねっちのお陰でハルきちの面白い一面が沢山見えて来たよね〜」
「そうですわね色々な一面を知れるのは良いですわ」
「気持ちは分かるかな…そう言えば子供の頃」
幼少期
「ねぇねぇハルト君は七草粥って知ってる?」
今日のご飯がそれだと言われたが初めての料理故 知ってそうなハルトに聞いたのだが 少し考えて
「…………ははーん…さては日本料理だな」
「凄い!ハルト君さえてる!」
ーーーー
「とか、あったなぁ」
「いや推理浅っ!!」
するとカレンが首を傾げる
「七草ですか?」
「あ、そうかカレンちゃんやアンティリーネちゃん達異世界組は知らないか、日本には春の七草ってのがあって、えーと…」
「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ……」
あかねが指折り数えると二亜は
「おぉ流石はあかねっち!じゃあ残りの答えをさぁ!エマちゃん!」
女子会に参加していた、エマを指差した
「え!えーと…そう!ブドウとエシャロットだよ!!」
「エマちゃん!?」
「これを鍋に入れてお粥にするんだよ!」
「それもう大惨事の闇鍋だよ!エマちゃん!君は常識人側だと思ってたのに!」
「成る程…七草とは奥が深いですわね」
「違うから!ブドウとエシャロットって横文字だから違うよ!ほら!ユキちゃんやアリサちゃんも説明して!!」
「そうですね…トリカブトとヒガンバナでしょうか?」
「ちげぇよ、スズナ、スズシロだろ」
「2人とも違……あれ?アリサちゃん正解だよ」
「ま、まぁな…」
とハルトが居なくても賑やかなガールズトークでしたとさ
思い出
「こう見ると俺は色んな世界を旅してきたんだな」
「時には旅路を振り返るのも大事ですね」
「懐かしいなぁ〜ウォズ達と俺手作りのお弁当持ってピクニック行ったり、ナツキが俺手作りのパスポート使って入国管理局に止められたりしたっけ」
「懐かしいですなぁ」
「パスポート偽造の犯人、お前だったのか!」
平和
「今日もナツキのリアル脱出ゲームの時間だな」
とTVをつけると今回のナツキは山から脱出を図るらしい ふむ
「ちょっとあの山にグリズリー放っておいて」
『ヒグマが可愛く見えちゃうぜ!』
スケール
「まったく…仕事中に何を考えているのですか我が魔王!!」
「ごめん……その…逢魔の皆の平和と今日の夕食のメニューについて…」
「スケールの高低差あり過ぎて眩暈を覚えましたよ我が魔王」