無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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前回のあらすじ


「語り尽くせぬ紆余曲折の末、怪人王は伴侶と共にバイオレンスドーパントへと襲い掛かるのであった」


「その台詞だけ見ると俺とキャロルが滅茶苦茶、ヤバい奴じゃない?……え、また黒ウォズさんが解説してくれるのは嬉しいですけど……俺のウォズは何処に?」


「君といる私なら……彼処でちいか○の劇場版を見てメンタルをやられているよ」


「は?」


目線を逸らすとそこにはハルトの良く知るウォズが


「どうしてこんな事に…何故、復讐の連鎖は止まらないのでしょうか……どうすれば…くっ!私がいれば!彼らの未来を予言出来たのに!」


何か知らない方が良かった真実を知ってしまった顔をしていた


「お前、そんなので折れるメンタルじゃねぇだろうが!!つか、今までの旅でメンタル折れるタイミングなら他にもあったろ!!後、お前は俺の未来を予言しろよ!」



「我が魔王の未来よりもちいか○族の未来ですよ!」


「テメェ!言ってはならない事を!!」


『いや相棒、俺達もウォズの気持ちが分かる…あんな可愛らしいキャラデザしているのに…何故あんなに世界観がダークなのだ!』



「お前らもお前等でガッツリ、トラウマ植え付けられてんのかい!」


『トラウマ過ぎてオブリビオンの力で忘れたくらいだ』


「そこまでか?」


『だが忘却しても【あ、あの映画面白そう】でまた見てしまいトラウマになってしまうのだ!』


「んで忘却してまた見る無限ループと」

『どうしたら良い』

『記憶を消してもう一度楽しみたいがこんなに苦しいと思わなかった!』



「お前等、俺以上のバカだろ!!」


『だが取り囲んだは良いがワーワー騒ぐだけで誰も手を下そうとしないなど……くっ!』


「人間もそんなもんだよ、自分だけが加害者になりたいの思考回路してるから皆んなで囲んで大声あげるだけなんだよ…やっはり人類滅ぶべきじゃね?」

『こっちはこっちで闇に堕ちそうに!』

「しかし想像してみて下さい我が魔王!私がもしも死にかけてしまったとしたら我が魔王は人魚を襲い、それを煮付けにして食べさせますよね!」


「アナザージオウⅡで治せるし他の方法でも治療出来らぁ」


「ですが!」


「それにコスパ悪いから俺の血をあげるよ、そしたら不老不死になれるし」


「我が魔王の血液にそんな効果が!?」


「いやアンデッドの力あるから俺、実質不老不死だし舐めるだけでも効果ありそうじゃね?…いやショッカーやバダンに改造手術してもらうとか…」


「それでしたら…いつか我が魔王も暗くて狭い檻に…」


「少なくとも俺はセイレーン側だよ、沈められるのはテメェとナツキだゴラ、檻に入れて沈めてやろうか?」


「何で俺まで!?」


「そうまでして永遠が欲しいのですか!」


「永遠か実に良い言葉だ!」


「克己さんが言うなら永遠とは良い事なのだろう!」

と話していると


「あ、魔王ちゃん!今日のおやつは何?」


「今日のおやつは、おしるこサンドとたい焼きだよー!」

『人の心ぉ!』


「っ!」


「どうしてナツキは後ろを見たの?」


「いや鈍器を持った咲那が立ってるかも知れない!良かった安全だったよ…」


「ほぉ」

「我が魔王、何故アナザーゼッツウォッチを持っているのです?」


「こうする為」

『フルライズ』


そして


「っ!!」


「義兄さん……」


ハイライトの消えた咲那がナツキへレイズハンマーを振り上げていたのである

「え?……ちょっ咲那!!何でここに!!つか居なかった筈!!まさか!」


バッ!とナツキがハルトを見るが本人は


「どうした…自分が幸せになる夢でも見たか?」


「ハルト、テメェええ!!」


「テメェにそんな未来や夢なんてあると思うなヨォ!!」


「さぁ!悪夢を楽しもうぜ!」

「修羅場を楽しみな!」


「ちょっ、まっ!!」


ーナツキが生々しく響く殴られるSEー


「ちゃんちゃん♪」

『そんなんで済ませるな!』






後編

武神は退屈していた

 

 

最近 街を騒がせる話は多くあるが特に目立つのが

 

使うだけで人外の力を得られる魔法の小箱

 

 

それを使う者を狩っているとされる骸骨男

 

 

の二つ 最初は仲間達と腕試しやら調査の名目で街を歩いていたが 以前 自分に勝負を挑んで返り討ちにあった奴がリベンジと称して

 

その小箱を使ったのである

 

 

すると、どうだろうか体が怪物となった男は自分と互角に渡り合えるパワーを有してある

 

 

楽しい 楽しいではないか!と喜ぶと その横から

 

 

「は?」

 

 

奇抜な出立ちの鎧武者と落武者が現れたのである

 

 

「下がっていろ」

 

 

「な、何を言って…」

 

 

「聞こえなかったか……失せろ?」

 

 

落武者から溢れる何かに自分は動けなくなってしまった…

 

 

「行くぞ」

 

「あいよー!」

 

 

落武者は先程と違う陽気な声と共に身の丈以上の大剣で化け物を両断、その裂傷目掛けて鎧武者は銃と一体になった刀から放たれた弾丸を放つ 命中して火花が散るのを見ていた

 

 

そして鎧武者はカットオレンジのような刃と銃と合体した刀を合体させて双刃にして切り掛かるが

 

 

 

「使いづらい!お前こんな武器よく使えたな!」

 

 

「貸して、この武器はこうやるんだよぉ!」

 

 

落武者は武器を受け取ると槍と薙刀使いを合わせたような動きで切り突き動く、攻撃の流れは烈火のように怒涛で時折 虚をつくような不自然な動きを見せる 

 

それはかなり鍛えられているというのが分かる程の動きであった

 

 

「使いづらいなら別の武器にしなよ」

 

 

「そうだな…よし、これで行こう」

 

 

そういうと鎧武者は錠前を取り出すと解錠させた

 

『バナナ』

 

 

すると頭上から現れたのを確認するとベルトのレバーを操作 同時に頭上の何かが装着されたのである

 

 

『ソイヤ!バナナアームズ!!』

 

 

しかし

 

 

「ば…バナ…バナナ!?」

 

 

何故かバナナを頭につけたまま歩いていたのだ

 

 

同行していた義妹の一子さえも目を見張る光景であった

 

 

「バロンだ!」

 

「違うよ?」

 

 

『ナイト・オブ・スピアー!!』

 

左右非対称の装甲を纏った鎧武者はバナナの形を構えると落武者は

 

 

「じゃあ俺も!」

 

『ドングリ!!ネバーギブアップ!!』

 

ドングリがデザインされた錠前を起動すると手には片手サイズのドングリのようなハンマーが現れたのである

 

 

「よしやるか」

 

すると落武者は待ってましたとばかりにブンブンとハンマーを回して行くと

 

 

「飛んでけええ!」

 

『ドングリスカッシュ!』

 

 

ハンマー投げで飛んでいったものは見事に…化け物を破壊したのである 残ったのは砕けた小箱の謎の二人組

 

 

 

「ドングリ最強!」

 

 

「よし帰るぞ」

 

 

「うす!」

 

 

「おいちょっと待て」

 

 

「「あ?」」

 

2人揃って目線を向いた

 

 

「人の獲物を横取りするなんて良い趣味してるじゃないか、しかもアイツよりも強そうだ…私と戦え!!」

 

 

「断る、時間の無駄だ」

 

 

「武神鎧武は先に帰れ、多分アレは言っても聞かない」

 

 

「成る程な仕方ない奴だ、っと」

 

そう言うと鎧武者は虚空に現れたジッパーから開いた謎の世界に入るとジッパーが閉まり元に戻る

 

 

なんだアレはと困惑する面々だが

 

 

「アンタの相手は俺だぜ」

 

 

「良いだろう、その落武者の素顔を拝むとしよう!」

 

後ろから聞こえる身内の静止を振り切り落武者に襲いかかるのであった

 

 

sideハルト

 

 

先程、ドンカチでバイオレンスドーパントを屠ったが まさか武神と呼ばれる奴に喧嘩を売られるとは

 

 

「(俺に喧嘩売る奴とか久しぶりだなぁ)」

 

 

「(キャロルはヘルヘイム経由で送れたから問題ないけど……こいつどうしようか?)」

 

 

この女が一番強いなら倒せばこの世界で俺に勝てる奴はいない事となる 丁度良い

 

 

「新しい力を試してやろう」

 

 

と取り出したのは以前 メカ凌馬がくれたロックシードである

 

 

『ヨモツヘグリ』

 

すると頭上から禍々しいオーラを持ったアームズが現れたのである

 

『あ、あの相棒?』

 

 

「変身」

 

『ヨモツヘグリアームズ!冥・界!ヨミ・ヨミ・ヨミ!』

 

 

人の命を栄養に育つ 冥府の果実 ヨモツヘグリロックシードを使った

 

 

アナザー鎧武・黄泉 へと変化したのであったが

 

 

「今更、自分の命を惜しむ事ある?」

 

 

化け物だった場合 その負荷の前提が可笑しくなるが

 

 

 

「おぉ…これが代価の生命力吸収か……おぉ、まるでプールの授業終わりのような睡魔が……むっ…………う……よし!」

 

 

同時に何か赤い霧のようなものが体内から抜けていくのである

 

 

数秒後 何か気絶したようによろめくが直ぐに意識を取り戻した

 

 

「一回死んで適応したから、もう大丈夫だ!」

 

『死を数えるな!』

 

『フェニックスの力でヨモツヘグリの負荷にも適応したな』

 

 

 

ヨモツヘグリの生命力吸収による強化を限界までやって一度死に、フェニックス・ファントムの再生により蘇生 無事にヨモツヘグリのデメリットを克服したのであった

 

 

「っと」

 

キウイ撃輪で武神の拳を防いだのである

 

 

「何だその禍々しい姿は?」

 

 

「とあるマッドサイエンティストからの贈り物だよ!!」

 

 

そう言うとオーバーロードインベスの1人 シンムグルンの斧を片手持ちして武神の頭上へと振り下ろすのであった

 

 

 

そして光学迷彩で姿を消し闘いを見守るものが1人

 

 

 

「まさか、失敗作のヨモツヘグリロックシードを自身の死と再生から来る超強化する事で適応するとは、やはり魔王の体は面白いね…それが黄金の果実由来なのか彼生来の強みなのか謎は尽きないよ」

 

 

まぁそのマッドサイエンティストであったが

 

 

「失敗作のヨモツヘグリでさえ使い熟すなら新しいロックシードの開発を進めるのも面白いかも知れないね、ますます研究意欲が湧いて来たよ」

 

 

とマッドサイエンティストに燃料を与えただけであったが

 

 

「しかしまさか…こんな所で君と出会うなんてね魔蛇」

 

 

するとクラックから現れたのは旧フェンシンム管理人にして逢魔最高幹部 聖域の担い手 と言う称号を与えられた 魔蛇が現れたのである

 

 

「まさか魔王様にあのような危険物を渡すとは」

 

 

「だが彼は適応したのは素晴らしい事だ」

 

 

「だからと言って貴様は魔王様を利用した、それは許される筈がない」

 

 

「別に許して欲しいとは思わないし彼なら利用された事を喜ぶと思うよ」

 

 

絶妙に否定出来ないと魔蛇は黙るがメカ凌馬も自分の好きな研究を認めてくれるハルトは好ましいと思っているので引き下がるのであったが

 

 

「もう少し見てて良いかい?」

 

 

「それは好きにしろ」

 

 

「そう言えば君だけど、僕の事を責められるのかい?」

 

 

「何が言いたい」

 

 

「僕も研究していたが、かつてフェンシンムの研究により人工製造された黄金の果実を再生させたと聞いたけど?」

 

 

「アレは魔王様の為になると判断したまでだ」

 

 

「それはどうかな?」

 

 

「貴様はアレに利用されたからな」

 

 

「なら…魔王はどうかな?」

 

 

と目線は魔王のいる戦場へと向かうのであった

 

 

 

その頃

 

 

「(いや確かに強いけども…あぁ分かった)」

 

 

確かに強い、今まで相対してきた純粋な基礎スペックだねで判断するなら間違いなく人間上位には入るし流石は武神と言われるだけある しかし感じるこの違和感 それは

 

 

「(同格かそれ以上の奴との圧倒的な戦闘経験値不足…)」

 

 

最強故の孤独 それは対等な存在がいない事 ダグバと最初に殴り合った時に感じたもの

 

 

しかしまぁ今回の目的は武神の打倒ではない、つかキャロルの安全が確保されたから此方としては戦う理由はないので

 

 

「ほいっと」

 

『クルミ!Mr.knuckle man!』

 

 

「くっ!」

 

 

「じゃあな……CIAO!」

 

 

クルミロックシードを開錠するとクラックからクルミボンバーが落下、それを武神が防いている間に足元へクラックを開いて撤退するのであった

 

 

 

そしてヘルヘイムの森に帰ったハルトは

 

 

「うーん、やっぱりヘルヘイムの森は落ち着くよ本国に並ぶ……正に実家のような安心感!」

 

 

綺麗な空、綺麗な空気に透き通る水、そして歩くインベス達と遠くから聞こえる罪人達の悲鳴と何故か獄中で大ブームの娯楽となったインベスゲーム!!

 

 

「良いね、親の顔より見た光景だ」

 

 

「落ち着け」

 

 

ハリセンで叩かれたので思わず蹲り

 

 

「ってぇ!酷いよキャロル!!!」

 

 

「まったく…それで武神は何殺しにした?」

 

 

「え?殺してないよ?適当にあしらって帰ったけど?」

 

 

「………」

 

『本当だぞ?』

 

キャロルはあり得ないという表情と共に

 

 

「お前は何者だ」

 

 

「おい、取り敢えず持ってるロックシード下ろそうかキャロル」

 

 

「貴様が何処の誰かは知らないが寄りにもよってオレが愛する夫に化けるなど許せるものか…姿形を真似た所でオレを騙せると思うな!」

 

 

「キャロル…」

 

 

「あのハルトが自分に喧嘩売った相手を無傷で返すなんて聖人君子のような真似する訳ないだろう!!あのバカがそんなに人間出来てる訳あるか!!それだったらこんな苦労してない!」

 

 

「キャロル?……俺は本物だよ?」

 

 

「嘘だ!」

 

 

「それなら証拠見せてやるよ!カモン!」

 

 

と近くにあったヘルヘイムの果実を捥ぎ取り 勢い良く頬張るのであった

 

 

「うぅ美味しい……甘すぎる寒天ゼリーのようだ…」

 

 

と悲しむ姿に

 

 

「良かった…本物か……まったく心配したぞハルト」

 

 

「所でキャロル、どの辺で俺と判断したか教えてくれない?」

 

 

「すまない、その辺の思い出は全部燃やして覚えてない」

 

 

「それで全部誤魔化せると思うなよ!」

 

 

 

しかしまぁ無事と皆が安堵していた時

 

 

「やぁ魔王」

 

「参上しました魔王様」

 

 

「へぇ、メカ凌馬に魔蛇とか珍しい組み合わせだな」

 

 

「聞いてください魔王様!メカ凌馬の奴は副作用があると知っていながら、あのロックシードを渡したのですぞ!」

 

 

「そもそもヨモツヘグリはデメリットしかないから問題はない」

 

 

「まさか知ってて使ったのですか!」

 

 

魔蛇はあり得ないって顔をしていたが

 

 

「何かその方が面白そうだしな、使えば俺も進化できると思ったし…ある人も言っていた覚悟を超えた先に希望があると!」

 

 

 

「あぁ素晴らしいよ魔王!僕の見立て通り、やはり君は何て優秀なんだ!(実験素材として!)」

 

 

 

という本音が見え隠れしていたのでヘルヘイムの全てがメカ凌馬を冷めた目で見てたがハルトはどこ吹く風であったがヘルヘイムの森も人工建築物が出来つつあり 一種の安全地帯であるが

 

 

「ふふん!そこまで褒められるのは悪い気がしないな!」

 

何も分かってない奴はスルーすると

 

 

 

「魔王様に聞き届けて頂きたい議があります!」

 

 

恭しく頭を下げる魔蛇に対してハルトは腕を組み一言

 

 

「許す!お前の好きにするといい!!」

 

 

即答である

 

 

「いや詳細は聞いてください」

 

 

「え?うん」

 

 

「実は私の能力でとあるものを甦らせたのですが…」

 

 

「何!!誰を甦らせたんだ!」

 

 

「アレです」

 

 

「ん?………え…」

 

 

魔蛇が指差す方向にいたのは

 

 

「ほぉ貴様が怪人王か……ふふふ…修羅の国、逢魔王国……貴様の国では良い養分が取れそうだ!」

 

 

何か腹が立ったのでハルトは現れた存在へ森の蔦で拘束すると蔦が絡まると蔦がまるで雑巾を搾るような動きをかましたのである

 

 

「新人歓迎会と行こう、よしコレがウェルカムドリンクのリンゴ果汁1000%だぁ!」

 

『容赦ない!』

 

 

「貴様ぁ!!この黄金の果実である、この私に何をするぅ!!」

 

 

「師匠に変わって何度でも言ってやる!テメェなんか、ただの金メッキだろうが!」

 

 

「待てええええ!!」

 

 

「そして、この俺こそが黄金の果実だ!」

 

 

『お前も金メッキ側だろ?』

 

『しまったコイツも頭コウガネだったか』

 

 

「遺憾である…つか魔蛇!何で寄りにもよってコイツを甦らせた!!こいつは師匠に変わって俺がもっかい地獄へ送ってやる!!」

 

 

と怒るのも無理はない 蘇生させたのが

 

人工で生み出された黄金の果実であるのだから

 

 

コウガネ

 

 

鎧武の劇場版の敵であり本編最終回で師匠と光実さんに引導を渡された 因みに師匠からは 金メッキと揶揄されていたりする

 

 

つか今 ハルトが支配領域としているヘルヘイムの森こと フェンシンムが滅んだ原因にして彼らの大半が血の気が多いのか…まぁ速い話が鎧武本編の元凶とも呼べる奴なのである

 

 

 

「魔王様のお怒りは至極当然、しかしながら現状では戦力拡大が急務かと!」

 

 

「だからって金メッキ塗装の毒リンゴを用意するなよ!」

 

 

「私の復活に必要な養分が貴様の国では溢れているからな…少しで良いから分けろ!」

 

 

「ハァ?」

 

 

ハルトの心のウサギが顔を出して数秒後

 

 

「お前が服従するまで!俺は!殴るのを!辞めない!!」

 

 

「や、辞めろ!!わ、私の果汁がああああ!」

 

 

「オラァ!」

 

 

情け容赦なく殴打し続けるハルトであったが魔蛇は止める 彼の復活に必要な養分…

 

 

そう闘争心が逢魔には毎日 無限湧き所なのだ

 

 

闘技場では毎日 血の気の多い連中が戦っているからな毎日がフェンシンムである

 

 

そりゃ闘争心を肥料にするコウガネからすれば格好の餌場だろうが

 

 

「取り敢えず、腐った果実は捨てましょうねぇー!」

 

 

「や、辞めろおおお!」

 

 

しかしまぁ森の意思である魔蛇とある意味で黄金の果実でもあるハルトに喧嘩を売っていたのだから無理もない

 

 

そんなコウガネを助けようとイナゴ怪人が現れ分裂して襲いかかってきたが

 

 

「よっと」

 

『フォーゼ…コズミック!ネット・オン』

 

 

アナザーフォーゼ・コズミックステイツになりネットモジュールを起動 片足に出来た網が足の動きに合わせてエネルギー網となり分裂したイナゴ怪人を捕まえたのである

 

 

捕まったイナゴ怪人を見てアナザーフォーゼは

 

 

「イナゴ…佃煮……じゅるり…」

 

 

「!!!!!!」

 

 

呟いた言葉にイナゴ怪人は渾身の命乞いをしているように見えたので 流石に辞めようと思ったが

 

 

「さて、と」

 

『ジャイアントフット!スタンパー!オン!』

 

 

「禊は大事だよね!」

 

 

そのままコウガネをジャイアントフットとスタンパーを掛け合わせ、踏みつけると数秒後にスタンパーの力で爆破したのである

 

 

 

「もっかい聞くぞ魔蛇……何で甦らせたのがコイツなんだよ!!」

 

 

ボロボロになったコウガネをウィンチで縛り上げ 魔蛇に説教をするのであった

 

 

「他にもいたろ!湊さんとか初瀬ちゃんとか!!」

 

『私情しかない人選!!』

 

 

「しかし戦力になります!」

 

 

「だとしても!こんなやばい奴………いや待てよ」

 

 

エボルト、ダグバ、カリエス、アークオルフェノク……ふむ

 

 

「何か今更かも知れん、コイツばりにヤベー奴等いたわ」

 

 

「嫌な慣れだな」

 

 

「そう言うなよ、キャロル…師匠と戦うなら……そうかぁ……俺いつか師匠と戦うのかぁ……うぅ…」

 

 

「お前、自分で決めた事なのに何故凹むのやら」

 

 

 

嫌な事思い出したように膝を突くハルトにキャロルは溜息を吐きながらメンタルケアをするのであった

 

 

取り敢えず コウガネ加入を受け入れたが取り敢えず奴は闘争心を肥料にするので

 

 

闘争心しかない奴等の巣窟に送り込み 自分も肥料になって貰おう

 

『なぁ相棒、蠱毒って知ってる?』

 

 

奪うなら奪われる覚悟をしろとばかりにコウガネは容赦なくアウトサイダーズにボコボコにされ、んで

 

 

「これがフェンシンムが研究していた人工の知恵の実……素晴らしい、あの時の私は逆に利用されたが今回は違うぞ」

 

「辞めろおおおお!!」

 

 

メカ凌馬がリベンジとばかりに実験し

 

 

「ちょっと凌馬くーん、僕達も仲間に入れてよー!」

 

 

「そうですね是非」

 

 

「科学で再現出来るならな!」

 

 

「神の力か…ならばこの最高神の力を見せるのみダァ!!」

 

 

「人造黄金の果実を培養させ、カリエス様の糧にぃ!!」

 

 

酸賀、ニエルブ、ゴルドドライブ、ネオ黎斗、クラープと混ぜるな危険 チームマッドサイエンティストが実験に使っていた

 

 

「ヨセエエエエ!!」

 

 

取り敢えず 人格矯正は大事である

 

 

 

「まさかアイツも試練を与えられる側になるとは思わなかったろうな」

 

 

『その試練のレベルが英雄がやった十二の試練ばりの難易度な件について』

 

 

「ま、俺としてはコウガネの存在に思う所はあるんだけどね」

 

 

俺と同じように、そうあるべきと人工的に作られ

 

そして同じ黄金の果実を宿した存在

 

 

だが片方は果実を掴んだ男を師と仰ぎ、片方は金メッキと呼ばれて倒されていた

 

 

しかし目的が一緒なら共に歩くのも薮坂ではないのである

 

 

そして本国の執務室にて

 

 

「………」モグモグ

 

 

「魔王ちゃん何食べてるの?」

 

「お菓子なら是非」

 

「まさか新作料理ですか魔王様!」

 

「それならば味見は任せておけ!」

 

 

「ん?食べる?」

 

と出したのは 第一印象で損をしている食べ物

 

 

「これ…イナゴの佃煮?」

 

 

「良く出来たと思う、美味しいんだよコレ」

 

 

「モグモグ…甲殻類を思わせる味じゃな」

 

「甘塩っぱい感じが以外とお酒に合う」

 

「先輩…仕事中に飲酒しないでください」

 

 

「キャロル達の前では食べれないんだよ…な!」

 

 

と各々の感想を言うがジョウゲンは沈黙していたが意を決して問う

 

 

「ふーん………ねぇ魔王ちゃん」

 

 

「どったのジョウゲン?」

 

 

「このイナゴさ……逢魔に加入したイナゴ怪人じゃないよね?」

 

「「「…………」」」

 

 

 

「………………」モグモグ

 

 

「あの魔王ちゃん?」

 

 

「……………」モグモグ

 

 

「魔王様?」

 

 

「…………」モグモグ

 

 

「ハルト坊?」

 

 

「………カゲンの言う通り、お酒欲しくなる味だな」

 

 

「いや本当、このイナゴは食べても大丈夫な奴だよね!!!」

 

 

「勿論、これは何処にでもいるローカストアンデットの末裔だ」

 

 

「アンデットの末裔!?」

 

 

「何てものを!!」

 

 

「落ち着け、アンデットは生物の始祖…ならば此奴は普通のイナゴじゃ!」

 

 

「良かったぁ…」

 

 

「昆虫食なら他にも蜂とか蚕とかあるぞ?」

 

 

「我が魔王……今更ですが貴方の場合…それ共喰いになりませんか?」

 

 

アンデットの力を宿しているので確かにそう言えるが

 

 

「そうなるねぇ〜けど、それはそれだよ」

 

 

イナゴの佃煮を食べる手は止まらなかったのである

 

 

「美味え……昔を思い出す…何か昔を思い出したら無性にあの世界を滅ぼしたくなってきた」

 

 

「お待ちください!流石にそれは!」

 

あの未来につながる!と怯えてるウォズであるが

 

 

「何、心配するな あかねの家族や爺ちゃんの道場にいた門下生や関係者の人は助けるよ俺は受けた恩義は忘れない…変わりに受けた仕打ちも忘れないんだよ…」

 

 

「どうするつもりじゃ?」

 

 

「ガミオとアークオルフェノクを呼べ!」

 

 

 

「しかし報告にありました武神とやらと拳を交えた感想は?」

 

 

「ま、人間レベルなら強いんじゃない」

 

 

「ほぉ」

 

 

「人間以上化物未満、そうだな戦闘員以上怪人未満だ」

 

 

「微妙ですね」

 

 

「例えるなら電波人間タックル並みの強さだ」

 

 

「タックルですか」

 

 

「そう、あのタックルだ」

 

 

その時ハルトは何故か……体当たりするブレイドが浮かんでいた

 

 

「いや違うな、こっちじゃない…」

 

 

ウォズとロイヤルガード達は何故か

 

 

【電波投げええええ!】

 

 

と叫びながら怪人へバックドロップを叩き込むタックルを幻視していた

 

 

「成る程…確かにタックルレベルとは恐ろしいですね!」

 

「うむ…」

 

「これは気をつけねば」

 

 

「それ微妙に違うよ」

 

 

 

しかしナスカの件やバイオレンスの件で分かった事があると会議を開いて

 

 

「どうやら学生の間でガイアメモリが流行っている……って事?」

 

 

「いやオレ達が聞きたいのだが?」

 

 

「何て事だ、そんなの…許してはならない!」

 

 

「霧彦さんの言うとおり!学生がガイアメモリを使って遊ぶなんて言語道断!遊ぶならインベスゲームとか仮面ライダークロニクルにしなさいよ!そうだガイアメモリは二十歳からだ!」

 

 

『いや二十歳からでもガイアメモリはダメだぞ?』

 

 

『一回、健全の意味を調べてくれる?』

 

 

「我が魔王、そのゲームの背後にある陰謀に気づいてください」

 

 

「とにかく!この街にある一番大きな学園に入ればメモリ事件に巻き込まれる可能性が高いんだって!」

 

 

おぉ、と騒めく中

 

 

 

「そしてメモリの専門家に来てもらったぞ」

 

 

「ま、まさか!あの名探偵かその幼馴染を!」

 

 

「お願いします!」

 

 

ハルトが深々と頭を下げて現れたのは

 

 

「初めまして井坂と言います、よろしく」

 

 

いや、お前かあああああ!!と驚く幹部達 

 

 

井坂深紅郎

 

 

ウェザードーパントにして仮面ライダーアクセルの家族の命を奪った相手、そして霧彦と同じ女性に好意を寄せた男でもある

 

 

「ハルト君、この男は?」

 

 

「端的に言うと貴方が死んだ後、冴子さんと親密な関係になってました!」

 

 

「………」

 

『ナスカ』

 

 

「ハルトさん、言葉選びが最悪ですよ私は医師として彼女のメモリから最良を診断したのです」

 

 

「成る程〜」

 

 

「しかし何故…彼はアクセルに敗れて死んだ筈!」

 

 

その問いにハルトはアッサリ一言

 

 

「魔蛇の力で地獄から引き摺り出してきた」

 

 

「まさか蜘蛛の糸を掴んで甦る日が来るとは思いませんでしたよ」

 

 

「取り敢えず…味方と見て良いのですか?」

 

 

「うん!俺と井坂さんはガイアメモリ愛好家同盟を結成したからな!」

 

と肩を組むハルトに井坂も

 

「えぇ彼のメモリへの愛、素晴らしい…何よりオウルの力でメモリ適正を見極める目があるなど羨ましいですよ」

 

 

何かまた1人やばい奴が出てきてしまった…と震える幹部達だが当人は

 

 

「いやぁ井坂先生!やっぱり、メモリ直差しは効きますよねぇ!」

 

 

「その通りですとも、やはり純化したメモリではダメですね」

 

 

「実は井坂先生には、この手に入れたこのハングリーメモリやズーメモリってのがありまして」

 

 

「おぉ…このようなメモリは初めてみますよ」

 

 

「それと実はミュージアム崩壊後に見つかったラーフというゴールドメモリがあったんですよ」

 

 

「何と!」

 

 

「実は他にも色々ありまして…これとかメモリをアップグレードしてくれる優れものでして」

 

 

「ほう…」

 

 

「ハルト様がまた良からぬ遊びを覚えてしまっている!」

 

 

「落ち着けハルト坊!」

 

 

「それと最近分かったんですけど、メモリって動物系と自然現象系だと力の感じ方が違うんですよね」

 

 

「分かります」

 

 

「話は後にしろメモリソムリエ」

 

 

という訳で

 

 

「井坂先生には保険医として学園に潜入して貰います!」

 

 

「よろしく」

 

 

しかしまぁ反対意見はあるもので

 

 

「ハルト坊!此奴が学生にメモリを配りそうな気がするのは妾だけかのぉ!其奴が事件を起こすのではないか!」

 

 

「ご安心ください皆さん、私がメモリを渡すとしたら素質を感じたものに限りますので」

 

 

「おかしい何一つ安心出来ない!!」

 

 

「そして俺も学生として潜入する!」

 

 

「……魔王様が?」

 

 

「うん!」

 

 

「学生として?」

 

 

「そう!」

 

 

「良いですか我が魔王。学園には編入試験というものがありまし……あ」

 

 

ウォズは思い出した、目の前の男はバカだ脳筋だと言いながらも勉強は出来る方だったのと

 

 

そして

 

 

【道徳!倫理!満点!!】

 

 

「「「「「いやあああああ!!」」」」」

 

 

何故か道徳と倫理は満点だった事を…思い出した

 

 

「何であの方々は怯えているのですか?」

 

 

「俺が道徳と倫理のテストで満点を取って以来、ずっとああなんですよ」

 

 

「成る程、確かにメモリの毒素初めてあらゆる毒素に頭を蝕まれた貴方の頭が正常なのはホラーでしかない……実は私もその話を聞いた時、テラーを初めて見た以上の恐怖を感じてますよ」

 

 

「ほぼ初対面の井坂さんまで!?そんなに人生観ぶち壊すような事だったと、とにかく!俺が潜入するのは決定だ!」

 

 

「ならば我が魔王の見張りと抑止力を一緒に入れないとあの人何するか分かりませんよ!」

 

 

「学校…独りぼっちで寂しい、だから暴走するね?とかやりそうだし」

 

 

「暴力で学園を支配するかも知れん」

 

 

「いや、あぁ見えて一夏の奴に武力で生徒会長になられたのが不服だったと見た」

 

 

「なぁ一回改めて話し合おうよ!俺ってそんな暴力大好きな奴じゃないよ!実は誰かを殴る時 泣きながら殴ってるもん!」

 

 

「泣き(笑い)ながらですね、私分かります!」

 

 

「テメェ、新作のサルミアッキロールケーキの味見をするか?」

 

 

「とナツキが言ってました!」

 

 

「何!」

 

 

誰か行くか話してる幹部達だが

 

 

 

「それなら俺が同行しよう!」

 

とナツキが名乗り出たが

 

 

「地獄に堕ちろおお!」

 

 

「何で!?」

 

 

 

そしてナツキは冤罪のサルミアッキロールケーキにより悶絶しているが

 

 

「お前…どうやって学生として潜入するのです我が魔王のように肉体改造出来ないではありませんか」

 

 

「く……クロスウィザードのレプリーケミーカードがある、それを使えば学生になれる……よ」

 

 

「ヘーソレハスゴイデスネー」

 

 

「淡白!」

 

 

「当たり前ですよ、何故貴方の為にレベル10のレプリケミーを使わないとならないのです」

 

 

「そーそーレプリケミーはキャロル様とサンジェルマン達の努力の結晶なんだからさぁ」

 

 

「うっ…」

 

 

「はいはーい!私はモスやエスプリ辺りが良いかと思います!」

 

 

「確かにテスタロッサとカレラの側近なら実力も申し分ないしハルト坊も耳を貸すじゃろうが…大丈夫かの?」

 

 

「ですね魔王様以外の人間と普通にコミニケーションが取れるかどうか、まぉエスプリは問題無さそうにも見えますが…」

 

 

「それならばエマ様、アリサ様、ハンナ様はどうだ?3人ならば年相応ですしハルト様もひ弱な彼女達の身を案じて下手な暴走はしないでしょう」

 

 

「アンアン様は?」

 

 

「虚弱過ぎて逆に我々が心配です」

 

 

「あぁ…」

 

 

「ナツキを潜入させるというなら牢屋敷にいるヒロ辺りをつれてくれば良いだけだからな」

 

 

「実力で言うならばユキ様もですけど…あの人の場合、対処を間違えると人類滅亡しそうですよね」

 

 

「そんな人を何故伴侶として……まぁ僕も七罪様…も考えましたがネガティブの極みな彼女だと…はい」

 

 

「エマ様やユキ様をイジめられている現場を目撃しようものなら魔王様が暴走しますね」

 

 

「世界滅亡エンド待ったなしじゃな」

 

 

「まあナツキ側で言うならナノカとノアとやらは何処か抜けてると聞くし、レイアとやらは目立ちたがり、シェリーとやらはハルト坊と同じベクトルで危険と聞く…ならばそうなるのぉ」

 

 

「紫藤アリサ様はどうでしょう!最近は良く本国に顔を出してますし僕も交流してますが、あの浅倉や克己達neverから格闘技を教えてもらっていると、腕っぷしも問題ないのでは?」

 

 

「待って俺知らない、アリサがそんな事してたの俺知らない!」

 

 

「確かに良いアイデアではありますが…我が魔王の暴走をアリサ嬢が止められるかと聞けば疑問が残りますね、圧倒的に経験値が足りない!そう!登山素人がエベレストに登ろうとするくらい無謀なのですよ!」

 

 

「そう考えるとあかね様はどうだろう?学力も性格も穏和であるし、何よりハルト様を確実に止められるブレーキ役だ」

 

 

「いいやキャロル様だ!精神物理的に鎮圧可能なのは彼女以外の適任はそういない千冬様が不在の今、ハルト様が暴走したら止められるのは彼女だけだ!」

 

 

「しかし!千冬様のような経験豊富な方々ばかりに魔王様の鎮圧を任せるのは如何なものかと!今後を考えるならば経験値の浅い彼女達に任せるのも良いではありませんか!」

 

 

「確かにのぉ今後、ハルト坊とデートや夫婦として行くならばハルト坊の操縦方法くらい心得るべき…しかも今回は潜入調査、ハルト坊も今までの世界と比べて穏和な路線で行くじゃろう経験値やハルト坊の距離感を縮めるチャンスとも取れるの、カレンだって何やかんやありながらも無事 ハルト坊を制御出来ておるからの」

 

 

「お前達は俺を猛獣か何かだと思ってないか?」

 

 

「猛獣ではない、いつ爆破するか分からない不発弾だ!」

 

 

「まぁそ言いながらも最古参とも呼べる俺達の誰1人、まともに魔王ちゃんを制御出来ないんだけどね!」

 

 

「威張って言う事か」

 

 

「ふむ、ではこの場にいる私とロイヤルガードで我が魔王のブレーキ役を考えますか各自が思う人物を上げましょう」

 

 

「「「「「異議なし」」」」」

 

 

 

 

「俺の話を聞けええ!」

 

 

「ナツキ、今我々はこの世界存亡をかけた重大な会議をしているのです!ただのドリンクバー往復係の出る幕ではありませんよ!」

 

 

「身の程を知れ!そして痴れ!!」

 

 

「そこまで言わずとも!」

 

 

 

「あ!俺、コーラ!」「俺は烏龍茶!」

 

 

「仕事の時間だな頑張れよ」

 

 

「ちくしょう!!」

 

 

と泣きながらナツキはドリンクバーへと走るのであった

 

 

 

そして議論は加熱する

 

 

「良く考えてみなさい!我が魔王に絡んだ不良がいたとします!そうなったら!」

 

 

「間違いなく犯人は死ぬか再起不能になるね」

 

「その後、ミラーモンスターの餌だね」

 

 

「違います!我が魔王なら!」

 

 

 

【さっさと退けよゴミクズ!!】

 

 

「とか言って倒した奴らを空き缶を蹴飛ばすような感覚で人を蹴りながら歩くかも知れません!」

 

 

「お前の中で俺はどんな奴なの!?」

 

 

「でしたら我が魔王ならどうするのですか!」

 

 

「ん?そいつ等をカーペットにして踏みつけながら誰に逆らったのかって身の程をしっかりと教えるように踏みしめながら歩く…いや、うどんの生地にコシを出すような感覚で全身の体重をかけながら踏みしめるかな」

 

 

「流石は魔王様、僕達の予想を軽く超えてきますね」

 

 

「魔王様……今更ですが集団行動取れますか?」

 

 

「勿論だとも!こう見えて俺はちゃんと皆に合わせる事が可能なのだ」

 

 

「「「「「(ふ、不安だ…)」」」」」

 

 

「つか逢魔で人を殴るのとか朝の挨拶みたいなもんだろ?困ったらコレで解決すれば良い」

 

と握り拳を見せるハルト

 

 

「そこまでではありませんよ!」

 

 

そして会議で話し合った結果

 

 

 

「ほ、本当にボクで良いの?」

 

「安心してエマちゃん、私も手伝うから」

 

 

「は、はい!」

 

 

エマとあかねになった。キャロルはその判断に不満であったが周りの懸命な説得により我慢する事にしたよであった

 

 

「じゃあなんで俺もいるの?」

 

とナツキが自分を指差すと

 

 

「貴方は我が魔王のストレス発散用サンドバッグです」

 

 

「おい!」

 

 

「貴方が体を張らないと普通の学生である皆さまが我が魔王という暴力に晒されてしまいます」

 

 

「天災に備えておくのは重要だろ?」

 

 

「分かりやすく言えば両面宿儺が学生生活するものと思うのじゃな、ハルト坊の気まぐれで殺人事件が起こったらメモリの事件所ではないからのぉ」

 

 

「頑張れ頑張れ魔王ちゃん愛用のサンドバッグ」

 

 

 

「お前たちに人の心はないのか!」

 

 

「コイツ等にそんなんある訳ねぇだろ俺の仲間達だぞ!」

 

 

「我が魔王も我が魔王で何を言っているのです?」

 

 

「面白い事聞きますねナツキ!ボク達全員魔王様と長年の付き合いなんですよ?普通の倫理観や価値観なんて破壊され尽くされてますよ!」

 

 

「俺達の倫理観はボトホドダァ!!」

 

 

「お主達も知らんじゃろうが、あのエイゲツにも人の心がないぞ」

 

 

「いやいやそれは無い」

 

 

と首を横に振る、あの見ず知らずの魔女化した女の子達を助けようとする 虚弱体質の極みがそんな事ある筈がないと

 

 

「知らんのか?お主、彼奴は前に無病息災を願って人魚の肉を食べようとしていたぞ」

 

 

「それ不老長寿求めての間違いじゃない?」

 

 

「じゃか彼奴は体質的に生魚を食べれなくて結局 人魚を食べれなかったのぉ」

 

 

ーーーー

 

 

「これが人魚の肉!……こふっ!生魚特有の臭みがぁ!!」

 

 

ーーーー

 

 

「それなら薬味添えて食べるとかカルパッチョとか煮付けにすれば良かったのに」

 

 

「彼奴、味が濃いのもダメなのじゃ」

 

 

「……あいつ、点滴とか食事スムージーにしないとダメなの?」

 

 

「未来のハルト坊の食事には苦労しておったわ」

 

 

談笑しているも

 

 

「誰か助けてえええええ!」

 

「さぁナツキ、私と一緒に正しい学園生活を始めようじゃないか!」

 

「街に蔓延る謎を解き明かす!コレはまさに探偵の出番ですね!」

 

「ぎゃああああ!関節が外れるうう!」

 

 

ナツキのブレーキ役にヒロとシェリーを選んだのは英断であったのは言うまでもないが

 

 

「これシェリーちゃんじゃなくレイアちゃんの方が良かったんじゃね?」

 

「えーと…ハンナちゃんいなくて大丈夫かな?」

 

 

「心配だから呼んできてくれない?」

 

 

そしてハンナを呼ぶ事になったのだったとさ

 

 

 

 

 

 





予告

メンバーの選抜を決めて川神学園へ編入する事になった面々 それに向けて準備しようと街は繰り出すのだが…

次回 編入準備!お楽しみに!

オマケ短編

動物


それはIS世界での事件が終わった昼下がりの本国執務室にて


「たぬきだもん…たぬきだもん……」


また空を見ながら暇を潰すハルトは口ずさんでいた


「たぬき………いいや絶対……絶・対 タイクーンだもん!」


何か違う!と幹部達が目を動かしていた


「絶対………タイクーンだもん!」


「あ、あの国王陛下?」




「…………そうか」


「我が魔王?」


「俺が全宇宙の覇者になれば…そうかそうかスペースビーストか…今度の仮面ライダーマイス…ネズミ……ふむ、よしネズミモチーフ故にアナザーマイスにはノスフェルの能力を……ふふふ、ふははははは!!!」


「暗黒面とは違う何かが見えているのか!」


「暗黒破壊神が使役してある怪物は見えておるの」


「一体その目には何が見えているのですか我が魔王!!」

「俺、時折魔王ちゃんが怖くて仕方ないよ!」


数日後


「皆ー!逢魔の新しい仲間、ノスフェル君だよ仲良くしたげて!」


「どうも私は幼気な一般ネズミ怪獣です!ここにはどんな悪い奴らや居場所がないものでも普通に受け入れてくれる魔王がいると聞いてきました!」


「喋ったああああ!!」


「んな訳あるか!こんな奴、即効駆除だ!」

「ネズミなど許せんわ!」


「どうしてさ皆!!こんなにノスフェル君は可愛いんだよ!」


「嘘でしょ!?ハル!美的センス大丈夫!?」

「そうか我が君の美的センスはアナザーライダー といるからそもそもの基準がおかしいのか!」

「成る程、確かにアナザーライダー と毎日顔を合わせていれば美的センスも可笑しくなるのも当然ね」

「え、じゃあハルの残念センスってアナザーライダー 達が原因じゃん!」


『おい待て三人娘!その発想は誠に遺憾である!文字Tはこのバカ自身のセンスだ!』


「おうおい!じゃお前が元いた場所で何したか言ってみぃ!」



「何ですか!たまたま車で通りすがった一家を惨殺して、その娘に化けて成り変わったら主人公と良い感じになったりしただけじゃないですか!」


「ふむふむ」


「そして絵を描いたら、内容がとんでもなくて家族に心配されたと」


「一部メタな話もありますが…事実ですね」


「そしてクリスマスとお正月に恐怖と鬱を与えました!」

「えぇ…」


「そしてこう見えて細胞が一欠片でも残っていれば再生します!」


「何それ滅茶苦茶スゲェ!んじゃ取り敢えず…シンフォギアの世界に行ってくれない?何人か始末して欲しいやつがいるんだけど」


「幼気な一般ネズミ怪獣に何を頼んでいるのです!?」


「お前のような一般ネズミ怪獣がいるか」


「そもそも一般ネズミ怪獣って何?」

後日 ノスフェル君は無事に…フリーザ軍へと再就職する運びとなりましたとさ
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