前回のあらすじ
「我が魔王は……うぅ、武神を退けた後に井坂やコウガネといった…ならずもの達を仲間に引き入れ…そして普通の学園に編入を…おのれアメイジングセイレーン!!」
「イヤだー!」
「お前達…まだちいか○のダメージ引っ張ってんのか、本当…平成ライダーの仲違いばりに引っ張るな…つかあのライドブックと無銘剣は関係ありません!!」
「いやこれ絶対何かあるじゃないですか!」
「そうだよ!魔王ちゃんが動くって事は何か起こるでしょ!よくない事!」
「何かあるから俺が動くのがなぜ分からない?」
とまぁそんな感じで
ハルト、ナツキ、あかね、エマ、ヒロ、シェリー、ハンナと言ったメンバーで学園へ入ろうとなったのですが
「ハルト」
「あ、ユキどうしたの?」
「どうしたのではありません、なぜ私が含まれていないのでしょう」
「ほら、ユキは学校にイヤな思い出があるだろう?だから行かない方が良いかなぁと」
「エマとヒロ、ハルトがいれば問題ありません」
「それに俺は学校には勉強しに行くんじゃなくて調査に向かうんだよ!」
「でしたら人手は多い方が良いですよね?」
「いやまぁそうだけど…魔法使わないって約束出来る?」
「勿論……ハルトやあの子達をイジメる奴がいれば分かりませんが…」
「メルルちゃんとも連絡取れるようにしておこう…後、虐められようものなら遠慮なく言ってね!俺が物理的にそいつ等排除するから!」
『辞めろ』
と言う事で
川神の商店街で学園生活に必要なものの調達に入ったのである
「今日は転入にあたり必要なものを用意するぞ」
「何か珍しくマトモだな」
「俺はいつもマトモだよ!準備は大事!」
「ハルトさんに計画性はないよ!」
「エマ!?やっぱりだけど君時折、俺でもビックリの猛毒を吐くよね!?」
「ほら行こうよユキちゃん!ヒロちゃん!」
「待つんだエマ!1人で先走るな!」
「あらあら…エマは変わらずに元気ですね」
「スルー!?」
と3人が仲良く歩いている姿を見て
「けど何か……良かったなぁ……頑張った甲斐があるよ」
何故か涙ぐむハルト、恐らく何かが噛み合わなければ目の前の光景は見る事が出来なかったのだと思うと涙が出てきてしまう
「そういやぁエイゲツの方はどうなの?」
「ん?あぁ今はマーゴちゃん達と一緒にリハビリ施設で頑張ってるよ」
「リハビリ?」
「中には100年単位で冷凍保存されてた魔女やなれはてもいたらしいからな、ジェネレーションギャップもあるらしいし」
「そうか……けど一番リハビリ必要なの、エイゲツじゃない?」
「俺もそう思う……ん?」
「さぁハンナさん!この街に隠されているキーワードを見つけましょう!」
「お待ちなさいな!」
「大丈夫です!ハンナさんと一緒なら叶えられる気がします!」
「そうだなシェリーちゃん」
「はい!」
「だが、この街を悲しませる事件は…ある探偵が解きあかす」
「ほぉほぉ!」
「この街には最高にクールでカッコいいハードボイルド名探偵がいるんだ、彼に任せておけば良い」
「そうなんですか!!」
「そうとも俺が憧れてやまない探偵の1人さ」
「本職の探偵…助手とかいないんですか!」
「あの探偵の助手は2人いたから大丈夫だよぉ」
とシェリーの肩を強く掴んで力説するハルトにハンナはふと思う
「ハルトさんが憧れる探偵…どんな方なんですの?」
「あぁ…一言で言うなら滅茶苦茶カッコいい…」
「語彙力が死んでますね」
「脳がこんがりと焼かれてますわね」
二人は冷めた目をしているが
「あの人の【男の仕事の8割は決断 後の2割はオマケみたいなものだ】…その言葉は俺の胸に矜持としているんだ」
『お前の決断早いけどな』
と話しているがナツキは嫌な顔をして
「そう言えば…お前マジで井坂やコウガネを迎え入れるつもりなのか?」
「ん?そだけど」
「コウガネが何やらかした事考えろよ!」
「(え、やらかしまくりのお前が言うの?)」
「何だその表情は!」
「黙れよ、クズ」
『闇ミッチ!?』
「ストレートな暴言は傷つくんだが!」
「俺はコウガネにはこう見えて一目おいているんだ」
「へぇ、なんか以外」
「何せ、あのロードバロンとの戦いを終えた師匠が【あ、ヤッベ!コウガネ倒すの忘れてた!早く地球に戻らないと!】って思うくらいには強くて厄介だからな…思い出した時、師匠は多分人間時代のようなリアクションだったのは想像がつく」
「絶対そんな買い物途中で忘れ物した感覚で帰って来てないだろう?」
「テメェに師匠の何が分かるってんだ!!それ以上ふざけた事抜かしてると…」
「何する気だよ」
「ノアちゃんに頼んでお前の全身に刺青を入れてもらう具体的には猗窩座ばりの気合い入った奴」
「辞めて!?ノアの魔法が入った塗料で全身に刺青されるとか激ヤバじゃん!」
「嫌なら黙ってろ」
「…………」
滅茶苦茶首を縦に振っているので許すとしよう
「それに、あの当時、地球で活動出来たアーマードライダーが龍玄しかいなかったのも問題だったけど…」
まぁ役に立つだろう精神で迎え入れた ぶっちゃけ師匠の敵だった奴なので内心複雑であるが
まぁ迎え入れた以上は面倒見よう んね今はアウトサイダーズ達の教育が入っているが…
「た、確かに斬月とかブラーボがドライバー持ってたら まだ何とか」
「城之内さんとザックさんを忘れてるぞボケナスぅ!!」
「ごふっ!」
「一変死ね!………はっ!」
思わず手が出てしまった いけないいけない
「こうやって暴力に走るのは良くないんだな」
「そう思うなら辞めてよ!」
「けど何かを殴ったり殴られたりしてる間はイライラしないんだよ」
「何その浅倉マインド!?」
「それに必要なら暴力に訴える必要があると俺は思っている」
「だ、大丈夫なのか…」
「そりゃ言っても聞かない奴って世の中に一定数いるからな」
「何故、俺を見る!?」
「やっぱり…暴力は全てを解決するって事?」
「お前が言うと説得力違うわ」
と脳裏に戦闘民族なグロンギ、インベス、グラニュートが傅くだけはある
しかし
「この川神水って何?」
「ノンアルコール飲料なのか?」
謎が謎を呼んだりする
「こんな感じでどうかな?」
「似合ってるよエマ」
「本当、えへへ〜」
「ハルト、私はどうですか?」
「ユキ、似合ってる…やっぱり白が似合うな!」
「ありがとうございます」
「ハルトさん!次は此方ですわ!」
「いやお願いだから俺も制服選びたいよ!」
「ハルトの制服は私が選んでおくから」
「本当!あかね、ありがとう!」
「私が選ばないとハルトは制服の背中に喧嘩上等!とか刺繍すると思うから」
「特攻服じゃねぇか!」
制服に袖を通すエマ達、そしてハルト達も準備する
「平和な街だな」
「そうだな」
「こんな平和な街がガイアメモリで困ってるんだ…なら俺が立ち上がる時だろう!」
「……(なーんかお前が言うと違和感あるな)」
「集めたメモリで井坂先生とメモリ談義するんだ!」
「(予想通りだったか)」
と考えているナツキだったが遠目でシェリーとハンナがナンパをされているのを発見するが
「わたくし達は友達を待たせてますの!」
「良いじゃん、それなら俺達と一緒に行こうよ!」
「男友達もいるのですわ!」
「そんな奴よりも俺達の方が絶対楽しいからさ〜」
遠巻きでハンナとシェリーがナンパされているのを見て
ミラーワールドに目線を向け、護衛を頼んでいたギガゼールに 何してんだテメェと目線を向けるも ごめんと頭を下げる姿に許すしかない
ハルトは身内には優しい男なのだ…まぁ
「アレは敵だな」
「落ち着けハルト!お前の全力キックを一般人が受けたらスプラッタになるぞ!」
「いや俺よりも…」
「ん?」
ハルトが指差す先にはシェリーが ワナワナと震えていた
「そんな奴?貴方は面白い事を言いますね!」
と言いながらエマから預かったリンゴをシェリーは笑顔のまま片手の握力で握り潰すのであった
「え?」
「さて…次は貴方の頭にしましょうか?」
ゆらりと体を動かしながらハイライトの消えた目で相手へ近づくシェリーの姿にハンナも慌てて
「ちょっ、シェリーさん落ち着きなさいな!」
「ナツキさんをそんな奴呼びするのは許せません!」
「念の為確認ですが…どうするつもりですの?」
「ちょっと顔面にパンチを叩き込みます!」
「明るい笑顔で物騒な事を言ってますわ!貴方の怪力で顔面パンチなんて顔の原型が留まりませんわぁ!」
「え、ハルトさんもそんな感じでは?」
その時 ハンナの脳裏にハルトとの日々が蘇ると
結論
「…………そうですわね」
納得せざるを得なかった
「なので潰しますね!頭!」
「え?」
思わずハンナも何言ってるの?と顔に出ていた
「ふふふ」
「ひぃ!」
その光景にビビるナンパ野郎達 いやまぁ確かに目の前の華奢な子が笑顔でリンゴを潰せばそうなるか
「止めに行くか」
「合点!」
と走り出す2人だが その近くで
「あぁ!ボクの買ったリンゴがジュースに!何故か知らないけど、前にもこんな事があったような気がするよ!!」
「シェリー、食べ物を粗末にするのは正しくないぞ!」
「ヒロ…怒るポイントはそこですか?」
と合流するエマ達であった
「あ!皆さん!お願いですシェリーさんを止めるのを手伝ってくださいな!」
「分かったハンナ、ここは俺に任せろ!」
「流石はハルトさんですわ!」
「シェリーちゃん!」
「何ですか?」
「素手で殴るのは手を痛めるよ、だからこのヒヒイロカネを鋳造して作ったメリケンサックをつけた方がオススメだよ」
『これは以前、ナツキがガタックになった際に弾けたアーマーから作りました』
「ナツキの一部を加工した逸品だ」
とハルトはメリケンサックを渡す
「わぁ!ありがとうございます!」
「よし、GO!」
『NO!』
「ハルトさん!より事態を悪化させないでくださいまし!」
「その対応は正しくないな」
「ハルトさん、それは流石に…」
「大丈夫だ」
「何も大丈夫じゃねぇよ!」
「え!じゃあイクサナックルやクローズマグマ、グリスブリザードナックルを用意しないとダメだな」
『おい、辞めないか!』
「誰もシェリーさんが負ける心配なんてしてませんわ!」
「そうだよ!シェリーちゃんの暴走を止めて欲しいんだよ!」
「任せておけ…行けナツキ!」
「俺かよ!」
とナツキに任せる事にした
「適材適所じゃね?」
そう切り捨てて送り出すと
エマはアレと首を傾げ
「あれ?…そう言えば皆の魔法とか魔女因子ってユキちゃんが取り込んだんだよね?」
そう牢屋敷を巡る事件の際 ユキは自分の贖罪として皆の魔女因子を取り込んだのだ筈である
「その筈ですが…何故魔法が…」
「もしかして」
「何か分かったのですかハルト?」
「核が抜けても残滓があるとか?」
アナザーライダーもいなくなっても力の残滓が残るのは確認済みである…けど何か微妙にその説明に違和感もあるがな
「つまり皆もその気になったら魔法が使えるの?」
「前にアンアンが俺に対して魔法使ったから条件揃えばいけんじゃね?」
「そうなんだ…」
「それが何かまでは分からないけど」
と話している中 ナツキがどうしようと考えた結果 シェリーをハグする事で難を逃れていたが
「ほぉ」
ヒロ、キレた
「ナツキ、そろそろ彼女から離れたらどうだ?」
「そうだな…シェリー?……あの…どうして俺は離れようとしないのかな?」
「今はナツキさん分を摂取しているんです!」
「誰か助けて!この子の腕力強くて引き剥がせないんだけど!」
「えへへ〜」
「これが一難去ってまた一難か」
まぁ何とかしてシェリーを引き剥がしたのであったが
「く、くそ!」
ナンパ野郎達は腰が抜けたのか動けないでいた
「あ…何だ、まだいたんだ」
と冷たい目で見下すハルトであったが
「何でテメェら、みたいな冴えない奴等に…」
「はいはーい、その冴えない野郎に負けてる更に冴えない奴は失せろよ負け犬」
「!!」
「負け犬の遠吠えだね、キャンキャンと耳障りだね〜」
何か喚いているが知った事ではないが、ナンパ野郎が取り出したのは見て見ぬふり出来なかった
『バード』
「っ!おい!!」
男は躊躇いメモリ挿し、自らをバードドーパントに姿を変えてしまったのだ
「学生にバードメモリとか悪趣味だな…」
「これでもまだ生意気な口を叩けるか!」
「なーに鳥の化け物になっただけじゃないの」
「ふざけるな!」
光弾で攻撃してくるがハルトは回避しながら迎撃する
「っと行ってらっしゃい」
『スタッグ、スパイダー、バット』
ハルトが忍ばせていたメモリガジェットを起動しライブモードに変形するとバードドーパントへと襲い掛かるのであった
「ハルト!俺がやる!来い、ガタックゼクター!!」
{待ってたぜぇ!この瞬間をヨォ!}
と言うような感じで迫ってくるガタックゼクターを掴み構えるナツキにハルトは
「ナツキは皆連れて安全な場所に行け」
「けど!」
「お前がここで仮面ライダーに変身したら」
「(成る程、敵の思う壺かもって事だな!)」
「俺のヒーロー感が薄れるだろう!」
「はぁ!?お前何言ってんの!こんな時に!!
「良いから早く行け!」
「…おう!」
怪物騒動で逃げる人々であるがバレる覚悟で変身するか?と思っていたのだが
突然 アメイジングサーカス、カラフルコマーシャル、デコトラベラー達 シフトカーが爆音や花火などで全員の視界を潰してくれているではないか
「お前たち、最高だぜぇ!!」
『ドライブ』
ウォッチを起動してアナザードライブになる
「何だ!その化け物は!」
「テメェが言うな!」
天に拳を突き上げると 待ってましたとばかりにアナザートライドロンが飛翔して体当たりを敢行するのであった
「がっ…な、何者だテメェ!!」
「名乗る必要はない、これから倒される者に」
決まった!と内心でドヤ顔していた
「ふざけるなぁ!」
「っと、はぁ!」
接近戦を仕掛けてくるが、やはり素人である喧嘩慣れしてないのが丸わかりだ流れるようなカウンターを叩き込みダメ押しとばかりに片手の壊れた扉を武器にしたラリアットもお見舞いすると
「行くぞ」
『タイヤコウカーン!ドリームベガス!』
同時に解放された力はドリームベガス 同時に3つのスロットが回転して出てきたのはタイヤマーク つまり
チャリン
ハズレ目であった……相変わらずの運である
「マジかよ!って!」
バードは空を飛び間合いを取りながら攻撃をしようとしているではないか
「だが残念だったな、こっちなは対空もあるんだよ」
『タイヤコウカーン!マッシブモンスター!』
「そいやぁ!」
タイヤ部分から舌が伸びるとバードを拘束 それに合わせて両手に現れた武器 モンスターを使い まるで挟み込むように動かす
現れたエネルギー態がまるで咀嚼するようにバードドーパントを挟み込むのであった
「ぐぎゃあああ……くっ!覚えてろ!」
しかし飛んで逃げようとするので
「いやいや逃す訳ないだろう?こいレッカー!」
メモリブレイクする為にシフトカーを交換しようとしたのだが
『シグナルコウカン!トマーレ!!』
「ぎゃああああ!」
「へ?」
突然現れた ストップの文字エネルギーにぶつかり落下するバードドーパント…
その下手人はカラフルコマーシャルとアメイジングサーカスが場を盛り上げるように舞台を用意していたのだ
「追跡!撲滅!!いずれもマッハー!!」
「は?」
「アナザーライダー!マッハ!!」
イェイ!と名乗りを決めたのは割れたヘルメットを思わせる意匠のアナザーライダー、それはまるで自分で運転したバイクで事故をした者を思わせる容姿 恐らく ブレーキがないまま復讐者として進んでいった 変身者の末路を皮肉ているようだ
歪んだ復讐騎兵 アナザーマッハ
つか役目を放棄して、あのバカは何をしているのだろう
「カラフルコマーシャルもアメイジングデジタルサーカスも何やってんだ?」
『アメイジングサーカスな、デジタルは余計だぞ?』
「ははは!俺の気分は既に歯茎の人だよ!」
「何をしているんだ!アナザードライブ!コイツを捕縛するんだ!」
しかも名前教えやがった、名乗る必要ないと言ったのに!
「…………」
そのままローリンググラビティを呼び出して手に持つとアナザーマッハに狙いを定めて重力を追加発生させる
「え、ちょっ!うわああああ!!」
落下しているアナザーマッハには悪いがローリンググラビティの重力で二人纏めて捕縛しよう
『ヒッサーツ!フルスロットル!!』
『ジャスティスハンター!』
同時に現れた感電する檻にバードとアナザーマッハを捕縛すると…捕らえた檻が爆破するのであった
「あ……ぐ」
「あ、危なかった……死ぬかと思った!」
「おい、しっかりしろ!」
「え、嘘…お前まさか俺のことを心配してるのか!」
「怪我はないかアナザーマッハ!」
ナツキのことなどカケラも心配してなかったのである
「いやそっちかぁ!」
「当たり前だ!貴様とアナザーライダー達では比較にならない程の価値の差があるに決まってんだろう!!その辺のドブ川とウユニ塩湖ばりに貴重差があると思え!」
残るのはメモリブレイクしてボロボロのナンパ野郎とアナザーマッハである
「つか、お前…役目放置して何してる?」
「危ないかと思って加勢をと」
「ほぉ、俺がこんな始祖鳥に遅れを取ると?」
と逃げようと地べたを這いつくばるナンパ野郎を足蹴にして抑え込んでいる 鏡の世界から
餌だ、餌ダァ!!と喜ぶミラーモンスター達の中には
「オドリグイ!!」
と声を上げるミラーモンスターも
「最近、アイツ等もグルメになったな…」
『人間の踊り食いするとか流石だな』
「え?つか、こいつ始祖鳥なの?」
ナツキはバードメモリを見ながら呟く
「この戯け!バードメモリは始祖鳥の記憶が入っているんだよ!」
「な、何だと!!バードメモリには鳥全般の記憶が入っているんじゃないのか!」
「この不勉強野郎!今度、井坂先生のガイアメモリ講座に呼んでやるから勉強しろぉ!……つか皆は?」
「彼処で見てる」
と目線を動かすと皆の無事というので安堵したが
「はぁ…帰るぞ」
「よしゴルドドライブ、電子機器をハッキングして目を潰せ」
『構わないが目撃者はどうする?』
「生捕だ」
「それならば我らにお任せを!」
そういうとミラーワールドから現れたのは
「「「我ら!バズスティンガー三兄弟!!」」」
「よし行ってこい!」
「「「はっ!」」」
シュン!と消える三兄弟に思わず
「アイツ等、キャラ出来てんな」
『キャラ言うな』
アナザードライブはアナザートライドロンを呼び出そうと思ったが全員乗れない事に気づいてしまったので取り敢えず
カラフルコマーシャルとアメイジングサーカス達の念入りな撹乱によりクラックを開いて送り出す事にした 取り敢えず女性陣の安全は確保出来たと思ったのだが
「っ!」
直ぐにクラックを閉めて二人は警戒すると現れたのは
「…………」
黄金の仮面ライダー 金の羽を雪の散らしながら現れたのは 最後に現れる13人目
願いへの最後の障害 仮面ライダー オーディン
現る
「っ!!」
ナツキはアナザーマッハの変身を解除するとハルトはすかさずナツキに残るアナザーライダー の残滓を総て取り込み直したが
「え、ちょっ!あぁもう!…変身!!」
『HENSHIN!』
ナツキはガタックに変身 マスクドフォームのキャノンの狙いをオーディンに向ける
「おいおいマジか…」
この展開には流石のハルトも冷や汗を掻く 伊達に最強とは呼ばれてないライダー であるというより あのカード使われたら最悪、此方が死ぬまで無限ループに巻き込まれてしまう
だが何故 このタイミングで?と警戒する
「見つけた」
「は?」
オーディンの目線はナツキに固定されている
これはチャンスかと思っていたらオーディンが消えたのである
「貴方は邪魔、消えてナツキを苦しめる魔王め」
「っ!ハルト!!」
それは背後からの強襲 しかし
「これは龍騎ゼミで習った所ぉ!!」
『龍騎』
アナザー龍騎に変身して片腕にあるストライクベントを模した龍頭を胸部へ叩き込み 火球を浴びせたのである
「ぐっ!」
「残念だったな!!オーディン!貴様が俺の背後から奇襲をかけて来るだろう事は仮面ライダー龍騎を視聴して把握してんだよ!!」
『珍しく相棒の知識が役に立ったぜ!』
「残念だったな!俺は古今東西の仮面ライダーの設定能力を全てを網羅していて、どのライダーがどの技や能力を発揮するか想定しているんだ!仮面ライダー との戦闘に関してだけ言えば!俺の予測パターンはゼアより多く!アークより精密に事象を割り出すぜ!」
その能力を他の事に活かせば良いじゃん!とナツキは思ったが口が裂けても言えなかったのである
「そんなバカな……」
「それも全部、俺がいつか仮面ライダーとなり、世界に平和を守る為に備えてな!……いや何で俺は自分の理想と逆行してんだろ…気づいたら怪人達や悪の組織の大親分になってるぅ…いや全部俺が選んだ事なんだけどね?」
『そうだ相棒、これはお前が始めた物語だ』
『それを言うなら俺達だよ』
「って凹んでる場合か!!」
「兎に角!オーディンが現れたら後ろを殴れ!これはテストに出るから覚えておけ!大体な仮面ライダーでワープやら時間停止とかを使う奴は敵の背後取りがちだからな!あの仮面ライダーデュランダルも割とワープで背後を取りがち!これもテストに出るぞ!」
「いや真面目にやれ!」
「じゃあ真面目にやろうか」
同時にフィンガースナップすると
「何?…っ!!」
『FINAL VENT』
!!!!
突如 鏡の世界から放たれたのは爆走しているエビルダイバーに乗る王蛇の放つ体当たり技のハイドべノンである
「浅倉!?何で!」
「こんな事もあろうかとミラーワールドに浅倉さんがスタンバイしてました!」
「どう言う状況想定してんの!?」
「そりゃさっきのナンパ野郎とかは捕縛したて浅倉さん専用サンドバッグになるんだよ」
「怖っ!」
しかしオーディンは冷静にカードをバイザーに装填した
『コンファインベント』
その効果はカードの無効化 それによりエビルダイバーが消えてしまうもアナザー龍騎はカードを握りつぶして起動する
『リターンベント』
そのカードはコンファインベントで消したカードの復元である
「っ!」
消えた筈のエビルダイバーが突如 甦ったように再生し そのままオーディンへ体当たりしようとしたが当然ガードするが
『ガードベント』
『スティールベント』
舐めるなよとばかりにメタ張りしてくる しかしやはりと言うべきかオーディンは金色ワープで姿を消したのである
周りには羽が散るのである
「あぁ?どうやって避けた?」
「こうしちゃいられないな…浅倉さん。やりますよ」
「あぁ良いぜ」
二人が取り出したのは
「サバイブだと…何故!」
そりゃ自分のバイザーに入っているからだろうが
「こっちにサバイブがないといつから錯覚していた?」
「悪党ってのは…手癖が悪いんだよ…」
「そう言えば浅倉さんのサバイブって元は俺のだったな…まぁ良いか!」
二人はサバイブを使おうとするが
「待ってくれ二人とも!あのオーディンは俺が相手する」
「あ?何言ってやがる?」
「そうだなナツキ、あんまり調子乗ってると」
「お仕置きだぁ」
「違う!オーディンの狙いが俺なら話せば分かり合えると思うんだ」
話し合えば分かり合える!その言葉に2人は
「……何言ってんだ、お前?」
「浅倉さんの言う通りだよ?」
話し合い?何それ美味しいの?とばかりの2人であった
ナツキはガタックに変身したまま話しかける
「オーディンさん!ちょっと俺からも話したい事があるんだ聞いてくれないか!」
「……分かった」
おぉ、となっているが
「あ、終わったら呼んで俺ちょっとコレからコウガネの歓迎会するから」
と浅倉さんと一緒にクラックを開いて逢魔に帰還してエマ達の安全を確認して安堵し向かった闘技場では
何故かコウガネとガドルが戦っていたのである
「え?」
そこではココがノリノリで
「おーと!倒れたコウガネにボディーブレスをかけようとするガドル!彼がパンドラタワーの最上段から描く放物線は!栄光への架け橋ダァ!」
ガドルがそのままコウガネにフライングボディプレスを決めてKOしたのであった
「その例え新体操以外で初めて聞いたよ…つかパンドラタワーとかエボルト?」
「逢魔領域では作ってないんだがな」
「まーた何処かで聞いたなココの奴…」
「さーて!次の対戦相手は!」
「待ってくれ!休憩させてくれ!!」
「それは無理だねコウガネ、これはアウトサイダーズの新人歓迎会だノンストップ組手だよ」
「何故このような催しを!」
「え?皆楽しいって言ってるよ?俺達ぁ戦うのが大好きなフレンズだ!そうだよな!テメェ等!!」
おおおおおお!と歓声で返ってくる
「野郎ども!テメェ等の特技は何だ!」
「「「「「「殺せ!殺せ!殺せ!!」」」」」」
「そんなお前達の目的は何だ!!」
「「「「「「「殺せ!殺せ!殺せ!!」」」」」」」
「お前達は逢魔を愛しているか!その平和を脅かす敵との戦いを求めるか!!」
「「「「「「ガンホー!ガンホー!ガンホー!!」」」」」
「よーし!よく言った!!それにこの場所ならお前の回復も早いだろう!闘争心が満ち満ちているぞ」
「いや確かに回復は凄く捗るぞ、今ならあの黒い鎧ではなく黄金の姿に戻れそうだ」
「よーしお前等!俺達も参戦する希望者全員参加のバトルロワイヤルだ信じられるのは自分だけ、さぁ!コイツをすり潰してリンゴジュースにしてやろうぜ!」
『回復したいのか壊したいのかどっちかにしろ』
「それならぶっ潰す!」
『言うと思ったよ』
「行くぞおお!」
『ジオウ』
おおお!とアウトサイダーズ全員が完全武装する姿を見てコウガネは思わず
「何故こうなった!」
何故かたった1人の最終決戦状態だったという
ーー
その頃 変身解除したナツキはオーディンに対話を試みていた
「君なんだろ!君が俺に死に戻りなんて異能をくれたんだろう?なら教えてくれ君が誰なのか!」
「…………」
「俺は真実を知りたいだけなんだ、どうして君が俺に味方するのか教えてくれないか?」
「君が知る必要はない」
「知る必要はあるケケラみたいに推しの修羅場が見たい奴か否か判断したい!」
「………」
「それに君が異能をくれたなら直接感謝したいんだ…だから君にはお礼を言いたいし何で俺を助けてくれるのかを知りたいんだ教えてくれ」
「………」
だがオーディンは何も言わずに離れていったのであった
「一体誰なんだ…あれは…」
そして帰還したナツキをハルトは出迎える
「そんでオーディンが何者か死に戻りの謎は解けた?」
「俺は……今回の戦いで」
「うんうん」
温かい笑顔のハルトだったが
「何の成果も……得られませんでしたぁ!!」
「何してんだボケェ!!」
容赦なく頭にドンカチを叩き込んだのである
「ごふっ!」
「俺と浅倉さんが見せ場譲ったのに何の成果も無かっただぁ!もう我慢の限界だ!浅倉さん!エボルト!北崎!カリエス!ダグバ!!」
見慣れたメンバー達が変身して襲いかかってくる
「暴れるぞ」
「ひぃ!」
「お前の力は戦いの神なんだろ?ほら頑張れ頑張れ」
カカカ!と笑っていた
「や、やったらぁ!!」
ガタックになり構えると何処から共なく現れたメガネをかけ杖をつく青年がガタックを滅茶苦茶手慣れた手つきでラッシュを浴びせて倒したのである 変身前の状態で
「お、お前は!」
「初めましてオーマの皆様!私は乃木怜治、以後お見知りおきを」
「カッシスワームか!」
「どうでも良い、戦わせろぉ!」
とアウトサイダーズはそんなん知るか!とばかりにカッシスワームに襲い掛かるが あのハルトも愛用している時間停止能力 フリーズ だけではない肉弾戦能力でも割と食らいついていっている
「やっぱ強えな、あの人」
流石は初見殺しとは言え、あのカブトに勝ったワームってだけはある
ーーーー
ここは川神市にある場所 そこにいたオーディンは変身を解除
そこにいたのは くすんだベージュのセミロングヘアの美少女である 黒いリボンにアホ毛がトレードマーク 何処か大人しそうというかミステリアスな雰囲気を纏っていたが
彼女は恍惚とハイライトの消えた目で
「あぁ、ナツキが話しかけてくれた私を見てくれた、お礼を言いたいだなんて…そんな……私の方がお礼を言わないもいけないのに……けど何で私以外の女の子といるのかしら……許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない……そうだ…それなら……」
と彼女は何か準備を始めるのであった
予告
遂に入学 川神学園 そこは成績の良し悪しでクラスが決まる!
果たして皆はどうなるのか!そして
「常葉ハルト!お前に決闘を申し込む!」
「え?俺…まさか喧嘩売られた!」
「君!誰か知らないけど、人間の限界を保ったまま生きたいなら今すぐ前言撤回して!」
「あかね?そこまで言わなくても良くない?」
転入早々に決闘を申し込まれるハルト!一体 彼は何をしたのか!
次回 転校生には事件の香り… お楽しみに!
オマケ短編
逢魔夏祭り
今日は国をあげての夏祭り!今宵は無礼講じゃあ!とばかりに楽しんでいる
「わぁ!いろんな屋台がありますねハルトさん!」
と喜ぶのは初めての夏を逢魔で過ごす真耶、緑の浴衣が実に似合ってるいるではないか隣には千冬も青の浴衣を着ている 正に両手に花
「束さんを忘れるなぁ!」
「っと分かってるよ束」
と束の頭を撫でるハルトは一言
「祭りは楽しむものだからな!」
「大きな屋台にわたあめ!それに…ビールもあるんですね」
「すまない店主、一杯買おう」
「先輩!?」
「皆、祭りが大好きで良かったよ」
『しかし普段血の気の多いアウトサイダーズが大人しくなるとは』
「あぁ大丈夫だよ、皆も皆で楽しんでるから喧嘩祭り」
離れた闘技場では滅茶苦茶の大乱闘が起こっていた
『それはそれで大丈夫なの!?』
と話していると
「お!今日の出し物の かみなりジャマト神楽が始まったな!」
「あ、あのハルトさん…何ですか?あの大きな櫓は?」
「アレを目印にジャマト達が盆踊りをするんだよ」
「へぇ〜」
ジャマト達が櫓を囲んで盆踊りをしている絵面はシュールであったが
「因みにアレを別世界が5本立てると世界が終わる」
「………へ?」
真耶、頑張って慣れるんだ!と千冬と束が見守っていると
「あ、この店はナツキさんがやってるんですね」
「えーと……たこ焼き、すき焼き、ケバブ?」
「国籍統一しろよ!!あと祭りの屋台で、すき焼き出すとか正気か!?」
「…てりてりソースの焼きそばだってハルくん、どうする?」
「よし、別の所にするぞ」
「は?」「何故だ?」
「お前達、このメニュー表の頭文字を順番に言ってみ?」
「え?えーと…たこ焼きは た だから すき焼きは…す?」
「はい続けて読んでみ?」
え?と全員で文字を見ると
た、す、け、て
「「「…………」」」
「!!」
よく見ればそんな瞳で見てくるではないか全員何か言いたそうな顔をしたが
「そう言えばハルトも屋台を用意しているのか?」
「あぁ、手作りカレーと貝汁だ」
「ラインナップの癖が強いね!!」
「本国は内陸だからな塩とか海産物は以外と需要あるんだよ、ほらテンペストにも岩塩やら海の幸を取引に使うだろ?」
「確かに!」
!!!
いや、助けてえええ!と言っているが
「安心しろナツキ」
「!!」
「お前が逃げたいあまり、メニューに暗号のようにして助けを求めようとしているとか絶対に口外しないから安心しろよおおおお!!!」
滅茶苦茶大声で話したのである
「いや口外してんじゃねえか!!」
「違う皆に周知させただけだ」
「ナツキさん?」「義兄さん?」
「い、いやああああ助けてえええええ!!!」
するとハルトは
「ナツキの悲鳴を肴に冷酒を飲むのが美味いんだよおおおお!!」
と冷酒を飲み
「ぷはぁぁ……愉悦ぅ」
何か愉しんでいた
「これぞ夏の醍醐味!」
「人の心ぉ!」
と叫ぶナツキは その後 巨大ロケット花火に括り付けられて空を飛ぶのであった