無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

440 / 440
第440話

 

13人目

 

前回のあらすじ

 

突如現れた仮面ライダーオーディンと戦闘になったハルト、アナザーエデンのナノマシン殺法により無事にオーディンを追い詰める事に成功する しかしタイムベント警戒から無効化カードを使おうとしたアナザー龍騎が引き当てたのは理外のタイムベントであった!

 

 

今 時間が巻き戻る

 

 

 

昼休み

 

 

「っ!」

 

 

「ん?どうしたハルト?」

 

 

「なぁナツキ」

 

 

「どうしたよ?」

 

 

確かこの時は

 

 

「逢魔って物騒な国なのか?」

 

「え、今更?」

 

「え?」

 

 

「確かに一般市民とかクローントルーパー達は民度が高いけどアウトサイダーズとかマッドサイエンティストとかの荒くれ者や無法者達が集まって段階で普通の国な訳ないじゃん」

 

 

何言ってんだコイツは?……いや待て俺は確か

 

 

「え、皆は良い奴だよ?………はぁ…動くなよ」

 

 

「アレを良い奴と呼べる、お前がおかしいと気付け!ってどうしたんだよ?…いっ!」

 

 

「自分の背後にヤンデレが立ってる事に気づかない事がおかしいと気づけ」

 

 

「……………へ?」

 

 

 

するとそこには恍惚とした表情の美少女がいたそして理解したのである この女は凄く病んでいた

 

 

「ひいいいいいい!!だ、誰ですかあ!」

 

 

ナツキは何処ぞの裏切りおにぎり張りの怯えぶりでいる

 

 

「(やっぱりデジャブ…タイムベントで飛んだのは間違いない……けど記憶が消えないのは何でだ?)」

 

 

世界の不思議を感じていたが

 

 

「けど、ここは部外者は立ち入り禁止だぜオーディン?(いやそもそも俺には時間由来の攻撃には耐性があるし特異点のような体質もあるからその辺で影響しているかも…)」

 

「分かるか?」

 

「当たり前じゃん、俺の推しセンサーがお前の懐に忍ばせているカードデッキを見逃す筈がないからな」

 

 

「え?カードデッキ持ってんの?」

 

 

「当たり前だ」

 

 

「いや、なんかこの子の見た目的にプリキュア的なのになりそうなんだけど具体的にはアルカナ…的な?」

 

 

「お前……何を言ってんだ?」

 

 

「安心せよ、今日は戦うつもりで来た訳ではない」

 

 

 

「嘘つけ、今にも俺を殺しそうな目してるけど?」

 

 

「当たり前だ…本来ならゴルトフェニックスやガルド達をけしかけるつもりだったが何故か指示を聞かなくてな」

 

 

「そりゃミラーモンスターは例外なく俺の指揮下だからな」

 

軽口を叩きながらもハルトの頭では別のことを考えていた

 

そもそも自分はストレンジベントのカードを使ってタイムベントになった事だ

 

 

ストレンジベントのカードは不利になった戦況を打開する、或いは持ち主が欲しいと思うカードになる

 

 

「(それで行くならコンファインやフリーズになる筈…タイムベントに変化したのは何故?)」

 

 

「そ、それでどうして此処に?」

 

 

「昨日は済まなかったな我が理解者よ直接会えた感動に震えていて上手く自分の言葉を言語化出来なかったのだ」

 

 

「へ?」

 

 

「本当に長かった…」

 

 

その時 オーディンになった女の子はナツキの頬に両手を添えながら涙を流していた

 

 

「え?ちょっ!何で泣いてるのさ…」

 

 

「漸く此処まで来た…」

 

 

「だから俺は何処まで来たの!?」

 

 

「もう我慢出来ない……もう貴方を……逃さない」

 

 

「ひいいいいい!」

 

 

流石にパッと見 美少女に迫られている羨ましい光景だが内情的には監禁される5秒前であり

 

 

 

「良い学園だよな皆がそれぞれの青春を過ごしている……けど何か足りないなぁ…」

 

 

「ハルト、助けてええええ!」

 

 

「分かった!」

 

「おぉ!」

 

 

とハルトは目の前のナツキを見て悪辣に笑う

 

 

「そうだよナツキ、足りないのはテメェの悲鳴だ」

 

『流石ハルト!常日頃から【滅ぼしてみようか人類を!】とか言って千冬にしばかれるだけはある!』

 

*この子が巷で流行りのラスボス系主人公です

 

 

「鬼!悪魔あああ!!逃げるな!現実から逃げるなぁ!」

 

 

「いや、お前は責任から逃げるな…後は2人でごゆっくり」

 

 

「いやああ!見捨てないでええ!」

 

 

「(ここで見捨てる?いいや見捨てても)」

 

しかしまぁそんな事はない訳で

 

 

「直ぐにナツキから離れろ!」

 

と何処からか取り出したバールをオーディン?目掛けて振り下ろしたのである

 

 

「(こうなるんだよなぁ)」

 

 

「ヒロ!」

 

 

「ナツキにつけたGPSが移動してないのを怪しんで来てみれば…」

 

 

「ヒロちゃん…そのバールは何処から持ってきたの!?」

 

 

「ナツキに近づくな…この悪め」

 

 

「ヒロさん、この状況的には君の方が悪人ですよ!?」

 

 

ナツキは諭すように話しかけるが

 

 

「安心しろナツキ、私はそいつに矯正を施しに来ただけだ」

 

 

「どの口で言うかぁ!」

 

 

流石にナツキのが正論である

 

 

「………ナツキ」

 

 

「ん?」

 

 

「どうして他の女がいる?我だけじゃないのか?我だけがお前の理解者ではないのか!」

 

 

「ちょっとお待ちください!初対面なのにどうしてそこまで俺好かれてんの!?」

 

 

すると当人は何かを思い出したように

 

 

「そうか…お前には封印していた記憶があったんだな」

 

 

「ふ、封印……?いや俺にそんな記憶はない!」

 

 

「お前が知らなくて当然だ他の誰にも見られないように、お前の精神と脳にロックをかけていたからな」

 

 

「………あ」

 

 

 

「お前には思い出さないといけない使命がある」

 

 

「(まさか、ナツキの無くした記憶に何かあるのか?)」

 

 

 

「え、ちょっ…待っ」

 

 

「これでお前は私のものだ……っ!」

 

 

とナツキに触れようとした時 光弾に阻まれてしまう

 

 

「そこまでだ(けど今はオーディンにナツキを攫われるのは良くないな、タイムベントで何故戻ったか分からない今 ループにハマる前にオーディンを倒す!)」

 

 

 

ハルトはファイズフォンXの射撃モードにして銃口を突きつけていた

 

 

「俺の推測が正しければ、お前にナツキを渡す訳にはいかない」

 

 

「ハルト、急にどうした?さっきまで悲鳴を上げろぉ!って言ってたのに」

 

 

『いや実はな、ハルトの頭の中にあるスイッチを押したら急にマトモになった』

 

 

「コイツの体とか精神性はゲーム機か何かなの!?」

 

『誰がゲーム機だ?舐めんじゃねぇ!!ハルトの脳みそは空気だぞゴラァ!!』

 

 

「おう!」

 

『おう!…じゃねぇよ!』

 

 

「いや俺はシンプルに士さんのセリフを言いたかっただけだから間違いでもない」

 

 

「だと思ったよ!」

 

 

「少なくとも、本当の自分を見せてないのに自分を見てとは随分と虫が良いなと思っただけだ」

 

 

「え?本当の姿?」

 

 

「その子は、お前のアバターみたいなものだろ?」

 

 

「似て非なるものだ魔王よ、彼女は我がこの世界に権限する辺り必要な依代だ」

 

 

「ならつまり…テメェとその子を分離させりゃナツキが変な事を思い出す事はない訳だな、つか利用されてる、その子が可哀想でならねぇぜ」

 

 

「そうかな?魔神である我の役に立つのは誉れであろう?」

 

 

「OK、お前は俺の嫌いなタイプと認定した…ならテメェとその子を引き剥がして本体をぶちのめす、こい!パニちゃんドローン!…じゃなかった…デュアルメア!」

 

『お前、後で覚えてろよ!』

 

 

デュアルメアカプセムを呼び出して側に待機させると

 

 

「オルデルム使ってお前と依代を切り離せば良いだけだ」

 

 

「やれるものならやってみろ、夢の世界ではその力は使えない筈だが?」

 

 

オーディンは勝ち誇るように笑うがハルトは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………いつから此処が現実世界だと錯覚していた?」

 

 

「なん……だ…と?」

 

 

「そもそもおかしいと思わないの?アナザーゼッツがいるとは言え何故、俺が現実世界で変身して明晰夢の力を使えているのかとか?」

 

 

「それは貴様の力で…」

 

 

「いや俺そこまで万能じゃないんだけど…つか片目差し出してまで叡智を求めたのに分からないとか魔神様も大した事ないねぇ」

 

 

「…………」

 

 

「…………」

 

 

同時にぶつかり合う両者の覇気 その刹那に起こる攻防一つ一つが世界という箱庭を内から外へ壊すように重く響く そしてその両者はその力を眼前の個人のみに向けるという高度な技を見せていたのである

 

 

「タネは簡単、俺の中には新しいゴアナイトメアがいるんだよ」

 

『コイツ、ナチュラルに自分の中に人類の根源的恐怖を宿してるってカミングアウト出来てるよな』

 

 

というと

 

『初めまして皆様、私はデイドリームゴアナイトメアです』

 

 

『誰だお前?』『こんなゴアナイトメアいたか?』

 

『記憶にないわね』『ぼく知らなーい!』

 

 

『そ、そんな!い、いやこれから知って貰えば良いか』

 

何てポジティブな奴だと感心していると

 

 

 

「コイツの力は白昼夢…そう!コイツの力があれば俺は現実世界でも明晰夢の力が使えるのだ!」

 

 

「何ぃ!」

 

 

「いや何でお前が驚く?実はパニちゃん達が俺の体から抜け出たりジークが現実世界で変身出来るのは、このデイドリームのお陰なんだぜ」

 

 

『え、そうだったの!!』

 

『何!?』

 

 

『ジークもカタストロフも知らなかったの!?』

 

 

 

「だからコイツのお陰で俺はアナザーゼッツの力を現実世界で使えるんだ」

 

 

「ちょっと待て!いやお前、何を知ってるの!後急にハルトが味方する展開が怖い!何この暴力振った後に優しくするDV彼氏の見本みたいな奴!こんなのハルトじゃない!」

 

 

「………お望みなら、テメェを壊してやろうか?」

 

『カタストロム!』

 

 

「前言撤回助けてください!!」

 

 

 

「仕方ない奴め」

 

 

「分かった!我が助けてるから見ててねナツキ!」

 

 

「そっちもか!」

 

オーディン?がカードデッキを取り出し構えると同時に

 

 

「「変身!」」

 

 

両者が激突したのである

 

 

学園に甚大な被害が生まれようとしていたがアナザーゼッツの明晰夢で現実世界を改変して安全な場所へと変えたのである

 

 

「ぶっ潰す」

 

 

「ナツキを苦しめる罪人に審判を下す」

 

『ソードベント』

 

 

 

「ははは!良いじゃねぇかやって見なぁ!!」

 

 

ゴルドセイバーを呼び出したオーディンに対してアナザーゼッツもアナザーサイキョーギレードを呼び出して互いに激突したのである

 

 

そしてナツキは

 

 

「辞めて2人とも!俺の為に争わないで!!」

 

 

バカな事を言っていたが構っている暇はなかった

 

 

明晰夢で変えたのは障害物もないもないドームスタジオである

 

故に明晰夢で改変するものもない実力勝負!

 

とくればだオーディンはやはり高速移動で此方の動きを封殺してくる

 

 

何処へ逃げても追ってくる、正にホラー映画である

 

 

そして前回言われたことを反省してか背後以外に立っている事が多い

 

 

ならばカタストロムで当たらないパワーを使うのは非効率とくればだ此方も地形を生かせば良いと判断

 

 

「(この時 アナザーエデンを使って面攻撃した…倒し方?或いは選んだ地形?他にもある…?)」

 

 

しかしオーディンに対して障害物のない狭いフィールドで戦うのは正しい判断だしアナザーエデンがやったような回避不能な攻撃を叩き込むべきだが……エデン?っ!!

 

 

「(いや待て、俺とアイツで勝ちの前提が違う!)デイドリーム!白昼夢解除!」

 

 

『合点!』

 

 

白昼夢が解除されると、そこには気絶しているヒロ達とオーディンに連行されてるナツキがいた

 

 

 

「もう覚めたか」

 

 

「まっさか…白昼夢の力を逆利用してくるとはね」

 

 

エクスドリームに近い夢の能力か幻覚の一つであろう、あの明晰夢を使った段階で俺に都合の良い夢を見ていたようなものだろうな

 

 

多分 あの段階で自分は夢から抜け出せないでいる無限ループに嵌っていた だからストレンジベントがタイムベントになり発動した。あの状況から抜け出す為に

 

 

「それを見破るか」

 

 

「タネと仕掛けが割れれば問題ねぇ、ここでお前と中身を分割してやる」

 

 

「俺は!?」

 

 

「次いでに拾ってやるよ」

 

 

「我を倒す?どうやってだ?」

 

 

「こうするんだよ、そい!」

 

ハルトは自分に宿る黄金の果実の力を解放すると謎の波動がオーディンへと襲いかかる、オーディンは少しの間 耐えていたが位相がズレたように動き出し 宿っていた女の子とオーディンは分離したのである その間にナツキは何とか蓑虫のように縛られた体で跳ねながらハルトの所へ転がると彼は雑に足蹴にした

 

 

「さぁ、現実(リアル)でやろうぜオーディン」

 

『鎧武』

 

 

「良いだろう」

 

 

そしてオーディンが立ち上がり力を解放、しかし今度は学園を舞台に戦いを始めてしまった

 

 

「っ!」

 

 

今度は此方が地形不利になってしまった

 

 

「(この場所だと大剣が使い辛い!)」

 

この狭い空間だと取り回しの良い武器に限るとならば!大剣を投げ捨てロックシードを起動

 

 

『イチゴ』

 

 

イチゴクナイを呼び出し投擲攻撃を放つもオーディンは回避する しかし

 

 

「無駄だね」

 

 

ギュュュウン!とクラックが開き全方位からイチゴクナイがオーディン目掛けて襲いかかる

 

 

「っ!」

 

『ガードベント』

 

オーディンはガードベントでゴルドシールドを呼び攻撃を防いでいる

 

ならば!……って

 

 

「(不味い…)」

 

アナザー鎧武はこの世界で一度暴れている、って事は

 

 

「見つけたぞ、この間の落武者ぁ!」

 

 

野生の武神とエンカウントしました

 

 

「邪魔するな」

 

 

「邪魔だと?学園で暴れて好き勝手言うじゃないか!」

 

 

「(まぁ…そうだけど…こいつ、喧嘩したいだけかよ…つか、ふざけんな!)」

 

 

今はオーディン逃す訳にはいかないのだ

 

 

「お前の相手をしている暇はないと言った!」

 

『バナナ!』

 

バナナロックシードの力を使いバナスピアーを呼び出す

 

『バナナオーレ!』

 

 

「せい!」

 

地面に刺したバナスピアーから現れたバナナ型エネルギーが武神を拘束、そのままオーディンとの勝負に行こうとしたら逃げられたのである

 

 

「ちっ、逃げられた…」

 

 

追撃する?いいやその前に

 

 

「はぁ……帰「らせるかぁ!」はぁ!?」

 

 

あのバナナの拘束引きちぎって来た武神には呆れてしまう 単純なパワーだけなら今まで見て来た どの世界の奴よりも優れている

 

 

「(こいつ絶対にいるべき世界間違えてらぁ)」

 

 

大剣を呼び出し盾代わりにして受け止める

 

 

「(どうするかねぇ)」

 

 

ぶっちゃけ勝つのは簡単、しかしその後が面倒臭い…が、九鬼の人間に見られているなら此方の力を見せておくのも有りだな よし

 

 

「仕方ない…此処からは第二ラウンドだ」

 

 

周りは落武者とか何とか言っているのでアナザー鎧武の力を見せてやろう と体内に手を突っ込み取り出したのはハルト自身に宿る

 

 

黄金の果実を この世界 最強のパワーの鍵を開けたら…

 

 

【気をつけろ…お前は今、運命を選ぼうとしている】

 

 

何か、コウガネが精神に何か問いかけてきたので答えてやろう

 

 

ーうるせぇ、俺はもう自分で運命選んでんだよ!あと何悪ふざけしてんだ!ー

 

 

この悪魔達と相乗りすると決めた、あの日から俺のやるべき事は変わらない

 

 

【それが誰かに決められたレールだとしてもか?】

 

 

「黙れ!俺は俺の選んだ道を進む……誰かに定められた運命なんぞ知った事か!!そんなのこの手でぶち壊す!」

 

 

『相棒、そこは俺じゃない…俺達に訂正すべきだな』

 

 

【では見せてもらうぞ】

 

 

「見てろ、運命を変える力は……俺の…いや俺達のこの手にある!」

 

 

『フルーツバスケット!!』

 

 

同時に現れたクラックから現れた大量のアーマーが武神へと襲いかかり 防戦している中でアナザー鎧武は腹部のドライバー部分に鍵を差し込み 力を解放する

 

 

「変身」

 

 

『ロックオープン!!極アームズ!! 大!大!大!大!大将軍!!』

 

 

すると現れたのは銀色の装甲を纏ったアナザー鎧武 しかしながら何処か鎧武者怪人完全態を思わせる容貌を持つ 乱世を描ける武者

 

 

「しゃあ!」

 

 

アナザー鎧武・極アームズ いざ出陣!!

 

 

「何だ?それは?」

 

 

「大将軍?」

 

 

と困惑する面々 しかし1人 井上準は何故か目を見開き絶句する

 

 

「(将軍かよおおおおおおぉ!!)」

 

 

「何でハゲ、あんな目してるの?」

 

「さぁ?」

 

友人達は何故?と首を傾げていたのであった

 

 

「へぇ…見た目は強そうだな!」

 

 

「………」

 

『メロンディフェンダー!』

 

『マンゴーパニッシャー!』

 

 

呼び出したメロンディフェンダーで防御し、目隠しにし カウンターでマンゴーパニッシャーを叩き込む腹に打ちつけた後にハンマー投げの要領で回転させ近くの樹木に投げ諸共に叩きつける

 

 

「はぁ!!」

 

 

「ぐぁ……このぉ!」

 

 

「……」

 

 

『ソニックアロー』

 

ソニックアローを呼び出し ピーチエナジーロックシードを装填して狙いを定める

 

 

「終わりだ」

 

『ロック……オン! ピーチエナジー!!』

 

 

桃色の矢は武神に当たる寸前に桃型エネルギーに展開され 武神の動きを止める隙を見逃さない

 

 

『火縄橙々DJ銃』

 

 

そしてバナナロックシードを装填

 

『フルーツバスケット!ロックオン!!』

 

 

「はああああ!!」

 

 

『カチドキチャージ!!』

 

 

放たれた光弾は僅かに狙いがズレて武神の足元に着弾 しかしそこから強化されたバナナエネルギーが武神を拘束 そして態とらしく元々、保持していた大剣を首に添えると

 

 

 

「分かったろ?もう俺に絡んでくるな」

 

 

それだけ言うとクラックを開いて撤退したのであった

 

 

その日から武神を倒す謎の怪物が現れると噂になるのは別の話

 

 

そして学校は急遽 休校となり全員が帰り支度をする中

 

 

「やーやー、久しぶりだねん」

 

 

「松永燕…」

 

 

「そんな怖い顔しないでよ味方じゃん」

 

 

確かに彼女の実家を援助してはいるので味方ではある

 

 

「そうだけども……んで何の用?」

 

 

「私も転校するから、よろしくねん」

 

 

「そっ、まぁ頑張れ」

 

 

「雑過ぎない!?」

 

 

「そうもなるよ、だって」

 

 

とまぁそんな感じで全員を集めて

 

 

「これより野田夏樹の弾劾裁判を始める」

 

 

「何でえええ!!」

 

 

そのハルトの宣言にナツキは涙を浮かべるが

 

 

「罪状は……何、神様を誑し込んでるんだテメェ!」

 

 

「あれ?神様云々言うなら…お前もフレイヤを伴侶に迎えてないか?」

 

 

 

「「「「「………」」」」」

 

沈黙が場を支配するも……ハルトはガベル(裁判長が叩く奴)で叩いて一言

 

 

『判決!有罪!没収!死刑!!』

 

 

「現れろ!処刑人ソード!!」

 

 

 

「いや、自分を棚に上げてんじゃねぇよ!!」

 

 

「黙れ!こうなったら、仕切り直しだ」

 

 

「うるせぇええ!」

 

 

「異議あり!」

 

 

「ヒロ?」

 

 

「ナツキを死刑にするのはやり過ぎた!猶予期間を設けてその性格を矯正すべきだと思う」

 

 

「具体的に」

 

 

「私以外を見ないように躾けるべきだ、それが正しい」

 

 

「そんなの正しくないよぉ!」

 

 

「えぇナツキさんが他の人を見ないようにすべきと言う点は賛成します!!」

 

 

「シェリーちゃん?」

 

 

「それならアンアンさんの力を借りて他の女性を見えないようにすれば良いんですよ!」

 

 

「採用!ちょっと、アンアンを呼んでくる!」

 

 

「辞めて!人を洗脳しようとするとか人の心ないんか!!」

 

 

「あぁ、相棒達が持って行っちまったからな」

 

『冤罪だぁ!!!』

 

 

とまぁ冗談は置いといて

 

 

「つか、お前の封印された記憶って何だよ?そんなの初耳だよ!」

 

 

「そんなの俺が聞きたい…」

 

 

「だよなぁ……まぁ、でも…この手の記憶喪失ネタとかは大体ロクでもないからな」

 

思い出したら、悪魔の科学者だったり自分の家族を殺した悪魔とバディー組んでたとかな

 

 

「いや、思い出したけど仮面ライダーの記憶喪失関連って碌でもないな!」

 

『あくまで一例だろ?』

 

 

 

「お前が思い出さないとアナザークイズで知識吸収したり、メモリーメモリ使えないし…」

 

 

「けどオーディンの話だと思い出させるのは彼女じゃないとダメらしい…」

 

 

「……けどナツキが何かを思い出す必要があるんだな…カイに頼んでイマジン派遣してもらう?のもなぁ……よし!ナツキ、お前のことを全部話せ」

 

 

「全部?」

 

 

「そう、全部だ」

 

 

「分かった……」

 

 

 

ナツキは思い出し語り始めるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1章 生誕

 

 

「俺が生まれたのは…「予想してたが、この流れで生い立ちから話すバカがいるかぁ!!」ええ!お前もやってたじゃん!」

 

 

「お前はバカか!この状況で生い立ちから話して許されるのは万丈さんだけじゃボケェ!」

 

 

「いやいや思い出してみたらエボルトばりの衝撃の事実に気づくかもしれないだろ?」

 

 

「そんな展開あるかぁ!!」

 

 

『いやお前も大概だぞ?』

 

 

「よし、それなら興味ある奴は聞いておく形にしよう」

 

 

適当に流したがナツキの周りにはヒロやシェリーが集まっていた

 

 

 

取り敢えず情報を整理する

 

 

オーディンの狙いはナツキで何か封印した記憶を取り戻す事が目的らしい

 

 

「けどナツキの死に戻りって…オーディンの力に白スーツの能力を加えた形だよな」

 

 

『まぁそうだな…だが相棒、それ以上は本人に聞くしかないな』

 

 

「だよな、なら俺は俺でやる事しますかね」

 

 

溜息を吐くも事態が好転する訳ではない、とくれば

 

 

「お前は何で始まりの女ムーブしてんだ、この金メッキがぁ…お前をリンゴジャムにしてやろうかぁ…」

 

ヘルヘイムの森で何か余計な事したコウガネを締め上げたのであった

 

 

 

それともう一つ

 

 

「主殿」

 

 

「ん…呪腕さん、首尾は?」

 

 

「はっ、あの女中の報告に九鬼は該当箇所の調査を始めた模様」

 

 

「OKだ、そのまま遠くから見張ってくれ必要なら手勢を出す」

 

 

「不要でございます。私にお任せを」

 

 

「当たり前だ頼りにしてるよ呪腕さん」

 

 

「はっ!」

 

 

影に消えたアサシンを見送るハルトは魔蛇から森の管理についての報告を受けて元の場所に帰ると

 

 

「おいハルト、貴様何をした」

 

 

「えーと!オーディン撃退するのにアナザー鎧武になったら絡まれたので極アームズを使いました!」

 

 

「生身の人間に何をしている!!」

 

『おいキャロル』

 

 

「何だアナザーディケイド?」

 

 

「相棒!弁護してくれるのか!流石はオリジナルのディケイドも弁護士やってた事はあるぜ!」

 

『相棒はヨモツヘグリ使ってたぞ』

 

 

「相棒!?何故、そんな黄泉路を行こうとするんだい!?」

 

 

「ほぉ……」

 

 

「ちょ、い、異議ありだよキャロル!あの武神を普通の人間と同じカテゴリに振ってはいけない!」

 

 

「そ、そんなにか?」

 

 

「あれはもう人の形をしたグロンギだと思ってる」

 

 

「言い過ぎじゃないか?一応聞いたが武神も女の子なのだろう?」

 

 

「千冬ばりにやばい」

 

 

「そんなに……いや待て、お前その理論だと千冬と戦うなら変身しないといけないと言ってるようなものだぞ」

 

 

「だって千冬だよ!?」

 

 

「反論し難い返しをするな!」

 

 

流石にキャロルも心配になっていたという

 

 

 

そしてハルトは家族団欒を過ごし

 

 

本国に戻り王の仕事をする これも皆の明日の為であると気合いを入れる

 

 

「ふぅ…今日はこんな感じだね」

 

 

『喜べ相棒、仮面ライダーマイスの情報を手に入れたぞ!』

 

 

「何!!」

 

 

そして視聴

 

 

「いや正義の組織とか言ってるけど、仮面ライダーで主人公目線の正義の組織は大体は腐敗してるか内ゲバ起こるかの二択なんだよ!マイスよ!BOARDとかZECTとかソードオブロゴスとかフェニックスとか見て学べ!!」

 

『何という経験則』

 

 

「CRとか猛士やウィークエンドくらいじゃねぇか?終始主人公の味方でいてくれた組織とか!」

 

 

と叫ぶのであったが

 

 

「ふぅ……」

 

 

そうしているとスマホに連絡が入る

 

 

「エマから?もしもし?」

 

 

【ハルトさん大変だよ!ヒロちゃんが聞いたナツキさんの第3章に重要な情報があったんだ!】

 

 

「何!ってその前に、あのバカは全部話したんかい!!」

 

 

【ナツキさんの両親が…】

 

 

「あいつの両親?そういやぁ……あれ?あいつに親なんていたか?」

 

『相棒?』

 

 

「悪い、あの頃の俺はあかねと仮面ライダーが中心だったから他人になんて興味がなかったんだ…んで?」

 

 

【ナツキさんは両親との北欧旅行で昔、その神様に会ってるんだよ!】

 

 

「俺とあかねのいた仮面ライダーは創作の世界という現代日本で何でそんなファンタジー体験してんだ、あのバカは!!取り敢えず、そのまま情報収集お願い!俺ちょっとメルルにナツキの記憶治せないか聞いてみるわ!」

 

 

ナツキの事情聴取はヒロ達に任せてハルトは翌日の学校 昼休み 約束を果たす事になった

 

 

 

 

「2年F組、川神一子!」

 

 

「2年S組、常葉ハルト」

 

 

「始めえ!」

 

 

 

「行くわよおおお!」

 

一子は薙刀を回転させながら突貫してくる、それは確かに威圧効果も十分な代物だが

 

 

「(この攻撃何処か覚えがあると思ったら、ライトセーバー作りの時に襲いかかった尋問官が持ってたライトセーバーと同じ攻撃方法だ!)」

 

 

戦闘経験値で言うならば かなり積み込んでいるハルトは過去の経験から対策を弾き出す

 

 

「そい!」

 

ハルトは棒高跳びの要領で渡された槍の刃先を地面に刺して跳躍し背後を取る そのまま体を捻り突きを放つが刃先は顔を掠めて回避されてしまった、着地して再度構え直すも

 

 

「うへぇ…今ので決めるつもりだったのに」

 

 

「中々やるわね…でも!」

 

 

その猛攻をハルトは逸らし、弾き、防ぎながら思考の海に沈んでいく

 

 

「(スゲェ鍛えてるってのが伝わるな…それだけ一生懸命って事だよな)」

 

 

「まだまだぁ!」

 

 

「(努力型はやっぱりスゲェ…なら手加減とか失礼だね)」

 

サイラオーグのように努力を積み上げた奴は強い、才能があろうがなかろうが積み上げたものは嘘をつかないのだから

 

 

「(だからって負けてやるつもりはないけどね)」

 

 

反撃とばかりに槍をバットのように振り回して無理矢理にでも間合いを作る

 

 

「すぅ……」

 

 

 

そして余計な思考を捨て去り集中状態に入る

 

使う技は以前、カレンに習った技である そして自分の二つ名をつける程のもの 

 

 

それはシンプルな全身の筋肉をバネのようにしならせた突き

 

 

しかし異常なのは速度 それは正に光のように金属の反射光がまるで流れ星のように見える

 

 

 

カレンの二つ名でもある技

 

 

【流星】

 

 

その一撃はやばいと本能が理解したのか防御に徹した事で吹き飛ぶだけで済んだ それは一重に積み重ねたものがあるだけの事はあるな

 

しかし両手をバットで殴られたような衝撃は走っているだろう 痺れが取れないようなので槍の鋒を首に添え

 

 

「俺の勝ちかな?」

 

 

そこまで!と叫び 喝采と混乱の声が響いていた

 

 

そこで見ていた弓使いの少女の目で追えないと呟いた事で幼馴染チームも驚くのであったが

 

 

「ふぅ……」

 

 

「凄い突きだったね!」

 

 

「ありがとう、けど俺に槍を教えてくれた人の方がもっと早いよ」

 

 

「え、嘘…」

 

 

「本当本当、気づいたら体が仰け反って背骨が変な方向に曲がった事があるから…」

 

 

「う、うわぁ」

 

 

「楽しかったよ、ありがとう」

 

 

槍を肩に担いで呵呵大笑している

 

 

「う、うん!」

 

 

戦う事でまた友情を育んだのであった

 

 

その頃 エマ、ハンナ、シェリーはのんびりしていたのだが

 

 

 

「あ、あの!」

 

 

「はい?」

 

 

「私とお昼どうでしょうか!」

 

 

突然 日本刀持っていた笑顔の怖い女性に話しかけられたがエマは普通に

 

 

「良いですよー」

 

 

「あ、ありがとうございます!」

 

【やったぜ、まゆっち!夢の友達100人に前進だぜぇ!】

 

 

突然聞こえる声、そこには黒い馬のキーホルダーが…ほほぉ

 

 

「木彫りの馬?」

 

 

【俺っちは松風!よろしくな!】

 

 

「はい、よろしくお願いします!松風さん!」

 

【俺っちを普通に受け入れてるな!】

 

 

「うちの地元にもいるんですよ!何か危ないのに沢山取り憑かれてる人が」

 

 

「えぇ恐らく100とかじゃ効かない位の数が取り憑いてますわね」

 

 

「あの人も珍獣とルームシェアしてるようなものとか言ってたからねぇ…」

 

 

ツッコミ役が不在なのが惜しい

 

 

【俺っちを悪霊と一緒にすんな!!】

 

 

 

「それにもっと怖い笑顔をする人が沢山いますから」

 

 

ーーー

 

 

その頃 沢山のヤバい奴に取り憑かれている男は屋上で

 

 

『誠に遺憾である』

 

「…………ん?どうした?」

 

「うん」

 

『俺達が珍獣だって』

 

「正解だろ?」

 

 

『逆だ俺達が、この情緒不安定な珍獣を大人しくなるように制御しているのだ』

 

 

「は?何言ってんの?」

 

 

『常葉ハルトの情緒がおかしい…』

 

 

まるで何処ぞの動物紹介動画ばりのテンションで語りだしたのを

 

 

「なんか前にも似たような事が…つか……あ?」

 

 

思い出したのである

 

 

ーーーー

 

 

時は遡り まのさば編後

 

 

『この狂気に染まったムッコロフェイスを浮かべる青年は常葉ハルトと言い、魔王、怪人王と呼ばれております』

 

 

「うん?」

 

 

『この男の異名の違いは皆さんご存知、何が変わったかイマイチ分からないでお馴染みのシードラゴン1世から3世までを思い出すでしょう』

 

 

「ちょっとずつアプデしてんだけどな」

 

 

『基本的に温厚な見た目と態度で人と接しますが、突然何を思ったのか仮面ライダーの王であるオーマジオウや世界を牛耳る邪神や精霊相手にも全自動で喧嘩を売ったり、仲間や自分が喧嘩を売られたら、そいつのいる世界に殴り込んで問答無用とばかりに抹殺の限りを尽くすと言う、道徳心や倫理観を捨てた、とんでもない気の狂い方をしています』

 

 

「うわぁ……怖っ」

 

 

「我が魔王の事ですよ?」

 

 

『そして時折、思い出したかのように人助けや善行をしたりしますが彼を突き動かすのはヒーローのような正義感でもヴィランのように打算があると言うわけでもありません、推しへの愛だけです』

 

『そして考えなしに暴れ続けた結果 至極真っ当な事が起こります』

 

 

「何?」

 

 

『それは推し達に敵視されてしまったのです』

 

 

「ごふっ!」

 

 

『ショッカーを始めとする悪の組織を束ね更には全宇宙の覇者になろうとする男を仮面ライダー達が許す筈ないのです』

 

 

「俺、今日何かした!?」

 

 

『しかし自然界には、そんな考えなしのハルトのように気の狂った鳥がいます、それは……ペリカンです』

 

 

ーーーーー

 

 

「つか誰がペリカンだゴラァ!!」

 

 

思い切りナツキを殴り飛ばすのであった、当人も思わず腫れた頬を摩りながら

 

 

「へぶ!!いや何で殴るのさ!俺が一体、何をした!?どうして!!」

 

 

「思い出し激怒だ!!」

 

 

「久しぶりに体験する理不尽!!」

 

 

『そういえばハルトの狂気はペリカンとラーテルに似てるって話したな』

 

 

 

「うぅ…あかねー!癒しが足りないよーー!」

 

 

「あかねさん、お願いします!この猛獣何とかして!!」

 

 

泣きながら、あかねに抱きつくとハルトは顔を上げて

 

 

「聞いてくれ、あかね!皆が俺の事を正気度 ラーテルとか頭ペリカンとか言うんだ!このままだと俺は聖なる泉が枯れ果てて、ナツキを殴り殺してしまうかもしれない!!」

 

 

「ハルト、落ち着いて聞いてね」

 

 

「うん!」

 

 

「ナツキ以外は殴ったらダメだよ」

 

 

「分かった!」

 

 

「いや辞めて!?」

 

 

しかしまぁ、日常とは何かの弾みで変わってしまうものである

 

 

学園を見下ろす13人目やメモリの闇が渦巻く この町では特に

 

 

 





予告

神様まで出張ったハルト達の学園生活 松永燕が転校して また騒がしくなる中 メモリ事件は休む暇すら与えてくれない

今度の事件は 夜の街を爆走する幽霊車!果たしてその正体とは!

次回! 知ってる答えが正しいとは限らない! お楽しみに!

オマケ短編


ここは沢芽市にある ケーキ屋 シャルモン

そこの一席にて


「俺って奴ぁ…」


滅茶苦茶 メンタルが病んでいた男がいた


名を常葉ハルト 異世界で魔王と呼ばれる怪人王 そして仮面ライダー鎧武の弟子であった


その男がシャルモンで泣きながらケーキと紅茶を飲み食いしていたのである


ぱっと見 やってる事は失恋したのでやけ食いしている女の子と大差ない


「うぅ…」


「泣くかケーキ食べるかどっちかにしろよ」


「はぐはぐ……ケーキ美味しい…このクリーム…まさか隠し味にメロン果汁を?」


「お!分かるか!やっぱり、お前良い味覚してるよ!」


「ありがとうございます!あ、良かったら、これどうぞ!産地直送 ロックシードの詰め合わせです!うちの技術者(メカ凌馬)が作ったゲネシスコアもどうぞ!」


段ボール一杯のロックシードやアイテムを渡すのであった


「い、一応貰っておくな…」


尋ねた青年は城之内秀保、仮面ライダーグリドンとして戦った伝説のパティシエである


その姿を見てハルトは


「(推しに貢ぐって……こんなに幸せなのか!脳が溶けるぅ)」

『まずい!色々と危ない価値観に目覚め始めている!』

『止めろ!俺達の相棒の暴走を止めろ!』


「あ、それとですね城之内さん達にも報告しておこうと思いまして」


「何だよ?」


「実は最近ヘルヘイムの果実が変化した変異種が生まれてるんですよ」


「変異種?」


「はい!俺も実物見ましたが……戦極ドライバーつけて果実を取ってもロックシードにならないんで気をつけてくださいね!見つけ次第、焼却処分してください!」


「サラッと重要な情報を渡さないでくれるか!?」


「因みに味は変異種の方が美味しいです!具体的に言うと前までの甘いだけの寒天ゼリーなら、変異種はライチみたいなスッキリ爽やか甘さって感じです!」


「そんな食レポされても困るんだよ!」


「あら、どうしたのかしら?」


そして現れたのは凰蓮・ピエール・アルフォンソ、仮面ライダーブラーボにして元軍人でパティシエというとんでもない経歴の持ち主


「師匠、大変な事が!」


城之内の説明に凰蓮は神妙な顔になり


「あら大変ね…直ぐにメロンの君に連絡するわ!」


「それで他には何かないのか?」


「聞いてくれますかぁ皆さん……俺、師匠から弟子卒業って言われたんですよ」


「へぇ…」

「良かったじゃないか?」


「いいえ……ぶっちゃけ喧嘩別れみたいな感じで……俺って奴ぁ…師匠になんて酷い事を…」


「一応確認だけど貴方…ワテクシ達と何で敵対しようとしてるのかしら?」


「いや本当に何ででしょうね……俺はただ推しの活躍を間近で見たかっただけなのに!そんで俺の推し活を邪魔する奴等を倒してくと気づいたら…今の地位にいたんですよ!」


「なるほどな」


「いや…俺も師匠の地雷踏んだのも悪いんですけどね」


「アイツの地雷?」


「戒斗さんの件」


「お前が悪いわ」「貴方が悪いわよ」


「ですよね…俺はぁ…師匠とどう仲直りしたら良いんでしょう…このままだと俺は師匠や推しの皆様と敵対して…そのまま師匠や皆様と戦い傷つき傷つけて、そんで憎しみ合うだけなんて……そんなの…ただ虚しいだけじゃないですかァ!!」


「「………」」


「俺はただの一ファンとして仮面ライダーの皆様を応援したいだけなのに、どうしてこうなったんでしょう……争いは…復讐は…ただ悲しい!」


泣きながら机に頭を打ちつける姿に思わず


「お前、何で悪の親玉やってんの?」


城之内の正論が店にポツリと響くのであった




  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

コードギアス 転生のルルーシュ(作者:よみや)(原作:コードギアス)

気がついたらルルーシュに転生していた男が、ハーレムエンドを目指して頑張る話。


総合評価:16470/評価:8.68/連載:25話/更新日時:2026年08月12日(水) 21:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>