前回のあらすじ
始まりの男と共にセイヴァーを倒したがハルトは意識を失ってしまうのであった
因みに山田先生は紘汰が不思議な力で記憶を消してもらいました
後、一夏達は原作通りの展開です
旅館
「我が魔王…」
ウォズ達は貸し切った一室で寝たままのハルトを心配そうな顔で見ている。玄関前にはジョウゲンとカゲンが待機していた
「ウォズさん、魔王様の容体は」
「ご安心を今は疲れて寝ているだけですよ」
「そうですか…その…本当に今日がオーマの日なんですか?」
「えぇ…この本によれば今日、我が魔王がアナザーオーマジオウに覚醒する日なんですが…」
とウォズが自分の持つ、逢魔降臨歴・裏伝をフィーニスにこっそり見せると
「え?」
そこに書かれていた内容はウォズから聞いていた内容から乖離していたのであった
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「束」
「何チーちゃん?今束さんは忙しいんだけど」
「私もだ、あの小娘共が一夏の仇打ちに出てしまった…まぁ私達もこれから弔い合戦だがな」
「いやハル君死んでないからね」
「知ってるさ、それと…これなのだが」
と千冬が見せたのは束が作った覚えのない緑色の大型のロックシードであった
「それは?」
「ハルトの師匠からの贈り物だ、何でもー
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精神世界
「おいおい、もう体は治っただろういつまで此処にいなきゃならねぇんだよ!」
そこでハルトはアナザーディケイドに怒りの感情をぶつけていた
「まだ完全復活とは程遠い、慌てずに養生する事だ」
「俺は早く起きて仲間を安心させたいの!!」
普段は竹馬の友である2人だが今回は何故かアナザーディケイドは頑固なままである
「問題無いだろう、お前の仲間や惚れた女がその程度で泣き崩れると思うのか?」
「泣き崩れはしないだろうけど心配してるだろうが!」
拉致が開かないとハルトは理解したのか机をドン!と強く叩いて
「俺をそんなに起こしたくない理由があるなら素直に話せ!相棒に隠し事される方が不愉快だ!!」
はっきり言うと観念したのかアナザーディケイドは溜息を吐き
「お前の体を作り変えているのだよ」
「え、何それ怖い…って待て!俺改造手術されてんの!それなら俺は起きるぞ!!」
「待て!これはお前の為でもあるのだ!!」
「へ?」
キョトンとしたハルトにアナザーディケイドは話を続ける
曰く シンフォギア、IS世界で年単位かつ凄い頻度で変身してきた戦いをしてきた結果として鍛えたとは言え中身が常人と言える俺の体はかなりボロボロらしいのと
「俺達もお前が本来はいないアナザーライダーに変身したから、かなりの負荷になっているのだぞ」
「は?リバイスとか?」
「違うアナザーライジングクウガだ本来の歴史以前に存在すらしてないのだからな」
「あ〜アレか…」
アナザーディケイドに言わせるとイレギュラーかつ中途半端に別アナザーライダーの力を目覚めさせてたので体に大きな負荷が掛かっていたとの事だ…つまり
「オデノカラダハボトホドダァ!って感じ?」
「そう言う事だ、そしてこれ以上戦えばお前の体は後数回の変身で壊れる」
「記号が摩耗しきった草加さんみたいな感じ?」
「何故貴様は仮面ライダーに例える」
「俺なりの翻訳」
「まぁ良い、それは俺達の本意ではないからな契約不履行など恥だ」
「そっか…んで俺の体をどう作り変えてんの?」
「まずはアナザーリバイスの反省を活かしてお前への精神攻撃耐性を上げておいた、これで前みたいな事にはならんだろう」
「あぁ〜アレ大変だったなぁ…」
今でもセシリアはトラウマなのか俺を見ると笑顔だけど後退りするからなぁ…対策がクマのそれだとショックを受けている
「そして体の回復と身体機能の向上だ…喜べいつもライジングでいけるぞ」
「俺の体が人間辞めてる件について」
「元から辞めてるがな」
「は?何それ」
「まだ知る必要はない事だ…それとだセイヴァーの件だがお前が心配する必要はなさそうだぞ」
「どう言うこと?」
と首を傾げてるとアナザーディケイドが映像を見せてくれた
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その頃,森の中で
「まさか始まりの男が出張るとは…やはりアナザーライダーの王は排除すべき敵です…それに彼を倒せば組織での名誉も思うがまま…」
実は復活していたセイヴァーことエドワードは懲りずに再度襲撃を狙っていたのであった
「そうなればクジョーの若造にデカい顔など二度とさせるものですか…ネオタイムジャッカーの首領は私にこそ相応しい、あんな若造や魔王なんぞに私の栄華を汚されてたまるか」
組織の長に対しての暴言 これを聞いていたのは彼だけではなかった
「ふーん…自分の出世の為にハル君を狙ったんだぁ」
「しかも真剣勝負の最中に麻耶を狙うなど…この卑怯者め」
「だよね〜けどさハル君の言ってた事、本当だったよ甦るから警戒しとけってさ」
「あぁ…聞けば私の弟を攫った犯人らしいではないか…あの時の貸しを返して貰おうか」
森から現れたのは2人の女性であった
「篠ノ之束に織斑千冬……っ!」
「ん?その顔…あ〜思い出した、お前学会で『若造の夢物語』って束さんを笑ってたジジィだぁ」
「誰のこ「惚けるなよボケ老人が」ふざけるなぁ!年上に対して何だその態度は!…まぁ良いお前達に話がある」
「は?」
「私の物になりなさい、そしてネオタイムジャッカーを思いのままに操り世界を支配しませんか?」
「何言ってんの?」
意味分からないと言うような顔の束と千冬に
「わからないとは天災の質も堕ちたものだなまぁあんな愚かな魔王に関わった段階で器など知れていると言うものよ」
明らかな怒気を纏う2人を無視しているのか自分に酔っているように高らかに話始める
「篠ノ之束、貴女の目的は宇宙進出による人類進化…私ならその目的を達成出来ます、愚かな魔王や先見の明のないクジョーには無理な話ですからねどうです?今すぐにでも魔王の首を持ってくるなら直ぐにでも「冗談は辞めろ」は?」
堪忍袋の尾が切れた束が怒りの顔のまま、話し始めた
「三流の分際で」
「っ」
「ハル君は会いたいヒーローが宇宙にいるんだって、それと純粋に宇宙に行きたいから束さんの夢を応援してくれてるんだ…そこにあるのは行きたい、会いたいって純粋な気持ちだよ…だけどお前は違う」
「あぁ、あるのはつまらない虚栄心と自尊心だけだ」
「そーそー…だからいつまでも支配者気取るなよ老害が」
束と千冬はゲネシスドライバーと戦極ドライバーを構えた
「っ!しのののたばねええええええ!!」
『ブラッドオレンジ』『ザクロ』
「「変身」」
『レモンエナジー』『カチドキ!』
『ロックオン!ハッ!』
『ロック…オン!ソーダァ!(ソイヤ!)』
『ブラッドザクロアームズ!狂い咲きサクリファイス!ブラッドオレンジアームズ!邪の道オンステージ!』
『レモンエナジーアームズ!』
『カチドキアームズ!いざ出陣!エイエイオー!』
セイヴァーとデューク、そして新たな重装甲の鎧を纏った斬月・カチドキアームズに変身した3人は示し合わせていたように動き始めた、束はセイヴァーアローを自らのソニックアローで受け止め鍔迫り合う
「束さん専用のゲネシスドライバーのテストと行こうか」
「私を滅ぼす事で出来ませんよ貴女なら理解出来るはずだぁ!」
「いいや理解出来ないね、三流の分際で!」
「はぁ!」
その間に斬月が無双セイバーで割り込み距離を作ると今度は互いの飛び道具による射撃戦に移行した
森という射線が通りにくい場所での撃ち合いだが勝負は以外にもあっさり着いた
「……そこ!」
デュークがソニックアローで攻撃した先にいたセイヴァーは直撃を受けて倒れた
「な、何故私の居場所がぁ!」
「このゲネシスドライバーには、ハル君や束さん達の戦闘データ全てが収められてるんだよ…居場所の割り出しなんて訳ないね」
「ま…まさかデータを取られていたとは」
「ハル君と何回戦った?アレだけあればパターン認識とか訳ないよ」
「くっ!おのれえええ!がぁあ!」
反撃に一矢撃とうとするが、その隙を逃さないものがいた
「私を無視とは随分と余裕だな」
斬月が無双セイバーで切り付けたのであったブラッドオレンジの肩装甲が切り裂かれる程鋭い斬撃であった
「流石チーちゃん!」
「当然だ、何年いると思う?」
「だね、さて……と」
「ふふふ……愚かな…私は不滅の存在ですよ!」
『ロックオン!ザクロチャージ!』
反撃の必殺技を放つが斬月がメロンディフェンダーで矢を空に逸らすとデュークがメロンディフェンダーを踏み台にして高く跳躍するなりソニックアローから何発か放ったが
「予想済みですよ、その程度!」
と予想していた通りになりセイヴァーは反撃の矢を放つ、その矢は吸い込まれるかのようにデュークに当たる…筈だった
「なに!」
当たる途端、デュークが蜃気楼のように消えたのであった
「ま、まさか!」
『レモンエナジー!』
「グアアアアアアア!」
その回答は斬月の背後から現れたデュークのソニックアローによる一撃である、束専用のゲネシスドライバーは本家の改造ドライバーと同じように光学迷彩、高度な情報処理能力
それと幻影など多彩さを極めている、また強化されたソニックアローの一撃は的確にセイヴァーのドライバーに命中した
「があああああああああ!」
ダメージが通るのが明らかな光景にデュークは納得したように
「ハルトと、あの男の言う通りだったか」
「だね、人間を辞めたお前の体が実体を保ててるのはそのドライバーのお陰なんだね」
それだけ分かれば大丈夫と構える2人だがセイヴァーは
「私は……神に…なりぃ……世界を意のままにいいい!!」
「貴様のような人間が神になどなれるものか」
『火縄甜瓜DJ…ロックオン!』
「そうだね、お前みたいな奴が神なんて認めないよ束さんの夢はね…ハル君達と宇宙に行く事だぁ!」
『ロックオン!』
斬月の銃とデュークのソニックアローが狙いを定めた、動けないセイヴァーでは逃げる事も出来ない
更に追い討ちをかけるようにデュークは手首を回すとソニックアローのアークリムが大きく展開されエネルギー密度が更に上昇したのであった
「「はぁ!!」」
『一、十、百、千、万、億、兆!無量大数!!』
『レモンエナジー!』
「いやだあああああああああ!!」
緑と黄色の閃光をドライバーに直撃されたセイヴァーは体をカクカク震わせると末期の痙攣をして爆散するのであった、本来ならセイヴァーは再生する予定であったが
「そうはさせねぇよ」
爆砕した後の赤い粒子をボトルのような物で吸い込み蓋を閉めた男…レックがいた
「ったく独断専行した理由が大将を蹴落とす為とか笑えねぇな支部長?」
「その結果がそれだと情けないよねぇ〜」
レックの背後からは2人の面識のある顔の人物が現れると変身解除して駆け寄る
「あ、スーちゃん!」
「久しぶりだな錫音」
「うん久しぶり2人とも元気してた?」
と3人が集まりガールズトークが始まりそうな雰囲気に思わず
「ちょっ、スズネ!?何で魔王の妃と仲良くしてんだよ!」
「そりゃ、私もハルトの事が気に入ったから?」
「なぁ!」
「そう言えばスーちゃんはネオタイムジャッカー側だよね」
「知らんものから見れば異様な光景が」
「な、じゃあネオタイムジャッカーを裏切るのかよ!」
「いいや違うよ?」
「は?」
「私がネオタイムジャッカーの頂点に立って魔王と不可侵条約を交わせば平行世界戦争なんて起こらないんじゃないかなぁって思ってね…それに君もメナスを人間兵器にしたクジョーの方針に思う所があるんじゃないの?」
「………………」
「沈黙は肯定だから私は好きにやらせてもらうから」
と言うとレックは寂しそうな目をして撤退した、それを確認した3人が
「あ、スーちゃん今ねハル君は寝てるんだ」
その束の一言で錫音は思わず
「寝込み襲える?」
「イエース!キャロりんも呼ぼう!!」
「そうだな…皆で楽しめば問題ないか」
「待て!この話でR18展開は認めんぞ!」
「硬いなぁチーちゃんは…行こスーちゃん」
「そうだね」
『テレポート…ナウ!』
「待てええええ!」
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そして精神世界
「おい!アナザーディケイド!早く俺を起こせ!!じゃないと、この話の年齢設定を上げなくなる!!」
「ははは!アマゾンズが出てる段階で見てる年齢層は高いだろうさ、それに…据え膳食わぬは男の恥だぞ」
「メタいんだよぉ!!俺は!……つーかテレポートしたって事は!」
「もう来てるな…あ、ウォズが反論に困った顔をしてるぞ」
「ウォズぅ!頼む全力で止めてくれぇ!後どれだけ時間がかかるんだ!」
「ええ!終わるまで見てぇんだけどナ」
「サボったらジープで追いかけ回すぞ!!」
「急げお前ら!」
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「ですから束殿、流石に寝たきりの我が魔王に…」
「大丈夫だよウォズ!束さん達は、ハル君と添い寝するだけだから」
「そうだよ別にあんな事やこんな事なんて狙ってないから」
「それは狙っているのでは!!」
と頑張って止めている間にハルトの肉体改造は完了したので
「目覚めよ!その魂ぃ!」
勢いよく体を起こして覚醒したのであった
「ハル君!」「ハルト!」
「束、錫音…ステイ」
思わず何処かのラプトル調教師よろしく、両手を前に突き出して構えたハルトだが2人は一歩、また一歩と間合いを詰めていく
「俺、病み上がりOK?」
「OK!」
助かった、話は聞いてくれるようだな
「大丈夫優しくするから」
「そうだよハルトは天井のシミを数えてたら終わるから…」
聞いてねぇ!いやちょっ!
「ま、待て!ここには学生がいるんだよ!そんな場所で出来るなぁ!」
「ん?興奮するかなぁと」
「俺はそこまで倒錯的な趣味はない!!」
千冬戻ってきてくれ!俺じゃ抑えられない…はっ!
「ウォズ!よく帰ってくれた!!報告を聞かせて貰おう!」
「はっ!」
俺の意図を汲んでもらいデュノア社幹部陣の粛正報告を受けた
「ありがとうなウォズ」
「いえお構いなく」
「そう言えば旅行楽しかった?」
「ええとても」
「そっか、休みが欲しければいつでも言ってくれよ…たまには仕事の事も忘れたいだろうしな!」
「感謝します…それと我が魔王に質問が」
「いいよ、何でも聞いて」
「今日がオーマの日だったら我が魔王は何をしますか?」
「は?」
オーマの日 それは仮面ライダーの歴史を画する審判の日 歴史の終わりかそれとも始まりか!選べ!自分自身の未来を!
違うな確かオーマジオウに覚醒した日の事だよな…本編だとジオウトリニティになったんだっけ
「何?今日アナザーオーマジオウになったの俺?」
「いえ例えばです」
内容的に今日、なったんだろうなぁ〜と思ったハルトは自分なりの解答を出した
「なるんだったら師匠いなくて千冬も束も皆死んだんだろうなぁ…じゃないと最悪の選択肢なんて選ばないだろうし」
「怖くはありませんか?オーマの日が」
「怖いけど未来が変えられる物なら俺は未来にかけて見たいかな、それになるなら最高最善の魔王だよウォズ」
「では、そんな我が魔王にプレゼントを」
とウォズから渡されたのは、何も刻まれていないブランクウォッチだった
「誰のウォッチ?」
「誰でもありません…ただ少し先の未来で必要になる物でございますよ我が魔王」
「そっか、んじゃ貰っとくありがとな」
「いえ」
その後、一夏達も無事帰還したとの事だが
「アナザーオーマジオウになった時、俺は今と同じ事言えるのかなぁ…」
その答えは誰にも分からない
そして無事に期末テストも完了した面々は
「夏休み!!」
久しぶりの長期休みである…よし!
「キャロルの所に帰るかな」
帰ると約束してるし、個人的に会いたい気持ちもある 行くメンバーは俺とウォズ達、そして
「さぁ!キャロりんの世界へ!!」
「異世界で夏休み…か」
束と千冬である因みにクロエは篠ノ之製作所に帰ると、滅亡迅雷のメンバーと遊ぶのだとさ
「んじゃ行くよー!とぉ!」
『ディケイド 』
アナザーディケイドの力でシンフォギア世界に転移したハルトを待ち構えていたのは
終末の巫女…それを語る者達と英雄を焦がれる者が引き起こした、とある事件
「行くぞ」
「うん今すぐ連れ戻すから……兄さん!」
これは魔王軍とシンフォギア奏者達
それだけでは済まされない最悪の戦いの始まりであった
次回新章 シンフォギア GX編 開幕