前回のあらすじ
「俺の名前は常葉ハルト、あらゆる次元世界を支配する覇者となり強き者達を束ね、国に住む者達の安寧を守り、仲間たちと共に襲い来る、光の存在へと抗う魔王になる…という夢を持っている事以外は普通の好青年だ」
『なぁ、こいつの前世ってウルトラマンベリアルだったりする?』
『何だぁ…このエゴの塊は』
『新人達よコイツが俺たちの王だ』
「ぼ、ボス!!いつの間にそんなデカい野望を抱いていたのだ!!」
「何かもう開き直ったよ!こうなったらもう行ける所まで行ってやる…立ちはだかる奴等は誰であろうと関係なくぶっ潰す!!その先に目指すは全宇宙を統べる巨大国家、名付けて超銀河逢魔大王国の建国じゃボケェ!!テメェ等ぁ!今後も俺達を信じてついて来い世界の王に俺はなる!!」
「ボス!俺は感動した!!」
「ま、魔王様ぁ!このフィーニス…何処までも魔王様と一緒であります!!」
「とまぁそんな一歩目として若獅子タッグトーナメントの参戦を決めた俺はキャロルとタッグを組み本戦参加を決めたのであった」
「まぁ本戦参加なんて魔王様なら当然ですよ!」
「しかし手加減以外に参加する目的とは?」
「それはお楽しみに、では本編をどうぞ」
「そう言えば普段、あらすじ担当のウォズ先輩は?」
「ん?あいつなら彼処で生牡蠣に当たって寝込んでる」
「うぅ……」
「せ、先輩!!」
「だからアレ程、生牡蠣は程々にしておけと言ったのに…」
そして大会当日
開会式の宣言を聞いていたハルト達はノンビリとしていた
最初の対戦相手が
「うへぇ…」
最初の相手が寄りにもよって 先日戦ったクリスティアーネ・フリードリヒさん事 クリスであったのだが
「悪である、お前を私の正義が倒す!」
「俺、悪役確定?」
「いや悪だろう?」
「何でだよキャロル?……まさか昨日の予選で人間の足を持ってそのまま武器にした事?それとも家の壁に落書きしようとしてる奴の頭目掛けて2階から目薬ならぬ2階から電子レンジをした事?それとも河川敷で仰向けになっている人間をそのまま仰向けで固定した所に鳥の餌を巻いてハトに突かせた事?それとも人間を仲違いさせる成分を入れた不思議なタバコを流通させた事か!」
「…………ん?いやおかしいぞ」
自分を悪だと思ってない発言に、かつて世界を分解して奇跡を殺そうとした錬金術師である彼女も絶句していたのである
「近所のチンピラを10人ぽっちを今言ったような目に合わせただけのに……そんな…酷いよ……キャロル…俺がおかしいなんて……そんな血も涙もねぇ!」
「何故オレが責められてるのだ?」
『気にするな…というか相棒よ、それ一切の混じり気がない純粋悪じゃないか?』
『お巡りさん、この人です』
『照井さん、一条さん、泊さん、加賀美さん、この人です』
「酷い話だ…俺はただ街の清掃活動をしていただけだというのに!」
『まさか…このバカがドーパントに襲われてるのって女性陣への嫉妬以外もあるのか?』
「…まさかと思うが余罪あるなら聞くぞ?」
「無い!キャロルなら知っているだろう?俺は隠し事はしないタイプの男だ!特撮では隠し事をしてバレてしまうと後々の人間関係が拗れてしまうのがお約束だからな!特に2号的素質のある人にやると面倒な事になる!」
「ま、まぁ素直なのは良い事だ……だが後で千冬も呼び説教だな」
「え?街のゴミ掃除してる俺は善人だと思うぞ?」
「ハルト…世界で1番の悪は自分をドス黒い邪悪だと気づいていない奴だとオレは思うぞ」
「イジメを見て見ぬふりする奴が正義なら俺は虐めた奴に暴力でやり返して相手を全力で苦しめるのが悪なら俺は、それで良いと思ってる」
「…いや悪かった」
「だけどキャロル、信じてくれ…俺はゼインの意思で街のゴミ掃除をしてただけなの、だからこれは俺のせいじゃないの」
「いやそれが出てくる方がおかしい」
「それで……改めて聞くぞ
「その全てが悪だろう!!巨悪以外なものか!というより、それだけの力がありながら何故正しい事に使わない!その力にはそれだけの責任がある筈だ!」
「誰かにとっての悪は誰かにとっての正義とは考えないのかな?いやいや正義の対義語は悪ではない!別の正義だ!!というのは俺の人生の教科書に刻まれているとも」
『だろうよ』
「けど確かに大いなる力には悦に浸れる事は多いけど……大いなる責任?え…何それ美味しいの?」
「なっ!」
「あ、いや別に武道がどうとかじゃ無いけどさ…所詮は武芸なんて人殺しの技術で、それを何だかんだで尊く言ってるだけじゃん」
何処まで行っても武道の根っこは暴力であるのだ
「そんな事…」
「俺さ、親の仕事だったりの関係で色んな国に行ってたんだけど…何処でも自前の武芸全般や暗殺とか戦争とか、そんな事がない国なんて一つも無かった……つー事はどんだけ綺麗に飾っても武道なんて根っこは人殺しの技術の延長でしかないんだよ」
「………」
「あぁ言葉が悪かったな、俺は別に武道全般を否定してる訳じゃない君の技術は凄いと思う、その腕なら沢山の獲物を殺せそうじゃないか?」
『おい価値観がグロンギしてるぞ』
何か知らないが向こうも怒っているので
「あれ?バベルも言ってたけど、これは素晴らしい技術や力を持つ相手への賞賛なんだが?」
現にハルトもダグバとの殴り合い後に、ゴ三人衆と拳を交えたのだが その時
【素晴らしい拳だなダグバと殴り合えるだけある…この拳ならダグバのように多くのリントを殺せるではないのか?】
【そんなに褒められても嬉しくねぇぞこの野郎!!新しい武器が欲しいなら用意しちゃるぞ!これとかどうだ!アダマンタイトとヒヒイロカネの合金を加工したスレッジハンマーだ!!】
とのやり取りがあった…相変わらず身内にはタダ甘である
『バベルのはクウガに取っては侮辱にしかならない奴な』
そう聞くとハルトの顔は青ざめて
「……ちょっと今から五代さんの前で切腹してくる」
『辞めなさい』
「貴様!騎士のあり方を愚弄するか!」
「別に愚弄はしてないんだがなぁ…ただ俺の知ってる人と比べると………君のはタダの騎士ごっこってだけだよ」
『凄い何でこんな的確に人の地雷を踏み抜けるんだろう?』
召し抱えてる側だからこそ…それ以上にカレンのような本物の騎士がいるのは知っているし
ハルトは持っていた槍を構える
「……クリスティアーネ・フリードリヒ!参る!!」
レイピアを構えて真っ直ぐ此方へ目掛けて突撃するのだがギリギリまで引き寄せて今だ!
「伸びろ如意棒」
槍の持ち手を軽く捻ると、ばね仕掛けで柄が伸びる 間合いが伸びた槍の穂先が見事にクリスの腹部に命中したのである
「がっ!仕込み武器とは卑怯な…」
「秘密は乙女だけの特権じゃないぜ、男の秘密も男の魅力を飾りつけるだろ?」
「隠し事しない云々言ってたのは違うのか!」
しないのならば自分の
「戦いは始まる前に終わっている、つまり時代は事前の準備が物を言うんだよ!そして見ておけ…そこまで言うなら俺の本気が編み出した正々堂々の力…俺が使えないベルトを送られた事で感じた愛しさと切なさと心強さを見せてやる」
いや何するつもりなの?手加減覚える為の大会なのでは?と客席のあかねは内心でツッコミしていたが、ハルトは とある世界のお祭りで手に入れた仮面ライダー1号のお面を取り出す
「ライダーぁぁぁ………変身!……とぉ!!」
そして被る…いや何やってんだと観戦してた面々は思ったが 逢魔組は、あ…またコイツやってらぁ という目で見ていた
右足を地面を震わせる程の強い踏み込みからの溜め そして
「ライダーぁぁぁぁぁ……」
見よ、仮面ライダーに変身出来ないという理由それでも只管に鍛錬を積み重ねた男の狂気を、余談だがこの時 観客にはハルトが仮面をつけた戦士のように見えたという
そしてキャロルとあかねは理解した
「パンチか」「パンチだね」
「パーーーーンチ!!」
「がぁ!」
それはもう見事な掌底が腹部へクリーンヒット、その破壊力は内臓へとダメージが通流だけに止まらず場外へと吹き飛んだのを見届けるとお面を外して
「正義が勝つじゃない、勝った奴が初めて正義と足り得る……つまり俺は(とある人達を除いて)誰にも負ける訳にはいかないんだよ」
何か伏せた気がしたが、取り敢えず勝ったので
「ふぅ……キャロル、勝ったよー!」
大型犬のように褒めて褒めてー!と子供のようにキャロルに駆け寄るハルトだが当人はムッとした顔で
「勝ち方に文句は言いたいが…まぁ良くやった」
「でしょー!これが俺の遊び心だよ!!」
とワクワクしていたのである
そして もう1組のナツキと謎の男 瀬馬のチーム 【ヤンデレと柳刃包丁】は まさかのナツキ1人で勝ってしまったのだ
「ナツキが……ナツキが1人で勝ったぁ!?」
ソードベンドがへし折れたばりの驚愕をするハルトであったが一緒に観戦していたキャロルは
「まぁアイツもアイツで腕を磨いていたという事だろうな」
「嘘だろ!アイツって俺達と戦っても全戦全敗に留まらず、訓練中のショッカー戦闘員にもボコられてんのに!?」
以前 訓練場で何故か集団のショッカー戦闘員に袋叩きにされていたナツキを思い出していたが
『相棒、忘れてると思うけどショッカー戦闘員も強いから仮面ライダーになりたいでも強者側にいるぞ』
「そうだった…あの人達の周りが凄いだけだったぁ…」
「ハルト…お前……ラストダンジョン手前の村に住む村人が普通だと思うか?」
「いやそれは無い、そんな場所で暮らす村人が普通な訳ない」
「そう、それが答えだ確かに奴は食物連鎖のピラミッドではプランクトン並みの雑魚だとしても、この世界では相応の強者という事だ」
「え、嘘……この世界の人間のレベル…低すぎ?」
『寧ろ今までの世界にいた人間がヤバいだけなんだよ』
「確かに千冬や束とかな」
『アレは例外だろう』
しかし このまま進むと俺とナツキがゲリザキバスゲゲル(準決勝)で当たってしまう…そして決勝戦で松永燕の知性チームと当たるのだが
「つか何が知性だよ、そんなの俺達のパワーで捩じ伏せてやる」
何か腹が立つのであった
「落ち着け、それとオレはパワー型ではないぞ」
「え?」
「え?」
「キャロルってパワー型じゃないの?ほら前に70億の絶唱を凌駕するフォニックゲインとか言いながら俺を歌のパワー増し増しで殴ってきたじゃん」
「それはそれだ」
「てか改めて見たけどナツキって強いのか?」
「強さの基準をお前達で考えるなら弱いが、ナツキは基本的に強い方だぞ」
「具体的に」
「お前の身近で例えると一条刑事のような強さだ」
「何言っているのかな?一条刑事の方がナツキの何億倍以上強いですよぉ…キャロルぅ?」
「今のは例えが悪かった…霞のジョーや電波人間タックルのようだと思ってくれ」
「それならナツキには電波投げ(バックドロップ)をたんまりお見舞いさせてやる」
「てか、あんな奴が俺より強いだって?」
「いや、そこまで言ってはない」
「何かイラついてきた、奴の頭に神経断裂弾を撃ち込んでやろうかぁ…」
「それはダメだ」
「えぇ!」
「当たり前だろう」
「はーい……じゃあ今は我慢する…」
ムッとしたままだったのは腹が立つも次の試合まで時間がある……
「ひーーまーーー!何で皆の試合はこんなに遅いのさぁ!」
「普通はこういうものだ」
「なら…キャロル」
「何だ」
「俺さっきの試合で少し疲れた」
「そうは見えないぞ?」
「そして暇だ……よしキャロル…俺を甘やかせ!!つかキャロルに甘えたい!!俺、最近忙しくて疲れたああああ!うわあああああ!!」
『良い歳した大人が駄々を捏ねるな』
「やー!」
「あぁ…はぁ…仕方ない奴めホラ」
「やったー!」
と膝枕を堪能しようと思ったが
「お二人とも試合の時間ですよ!」
眠る前に呼び掛けに入ったスタッフへ思わず
「………あ?」
イラついたから殴り掛かろうとしたが
「待てハルト、6秒深呼吸しろ」
アンガーマネジメントされたので深呼吸
「こぉぉぉぉぉ……」
『おい誰が波紋の呼吸をやれと言った』
「落ち着いたか?」
深呼吸した結論
「うん!お前、殴って良いよね?答えは聞かないけど?」
「落ち着け」
「殴って良いか確認するくらいには落ち着いたが?」
「相手の答えを聞かない段階でアウトだ馬鹿!!ほら早く行くぞ!!」
「うっす!!」
そして二回戦 しかしまぁ俺へのブーイングが酷い事酷い事
「これがヒールの気持ちか…悪くないな、つか…うるせぇ!!卑怯汚いは敗者の戯言じゃボケェ!!そんな事も分からねぇのかクソガキぃ!」
中指立てて煽り返そうと思ったがキャロルに止められた
『流石は荒くれ者の王だな基本的に武力だけで国立ち上げて王になった男、発言が脳筋過ぎる』
「まぁアレだけの事をしたらな」
「HAHAHA!あの程度の事が卑怯とか抜かすな甘ちゃんどもめ…本物の悪党ってのはこんなもんじゃねえぞ」
「お前が言うと凄い説得力があるな」
キャロルのジト目にハルトは深く頷く
「あんなの地元では卑怯のウチにも入らないアイツ等は必要なら関係者拉致したり人質にしたりするぞ」
主に昭和の連中とかなぁ!!と内心でシャウトしていた
『そんな連中をぶちのめして、その筆頭が何か言ってらぁ』
「てか俺は試合開始前に鉄パイプを持って襲いかからないだけ、フェアプレー精神の塊では無いか!」
「だがお前はそんな連中を片っ端に締め上げて王と呼ばれてたがな」
「本当、ノリと勢いって……やっぱり乗るしかねぇ!このビッグウェーブに!」
しかしまぁ此方として平和的に済ませたいのだがなぁ
「この間のリベンジさせて貰うわよ!」
「おぉ…俺にリベンジを挑む奴なんて俺の地元では結構いるぞ」
ゴオマとかウヴァとかダグバとか北崎とか乃木とか浅倉さんとかグロッタ姉さんやらランゴ兄さんやら…いや思い返すと結構多いな
今回の相手である一子さんが薙刀の鋒を向けているではないか相方も溜息を吐いている
「はぁ……よし切り替えよう」
ふむ、とキャロルに目配せすると了解とばかりにキャロルは頷く
取り出したのは再びの槍、しかし今度は仕込み無しの槍だ
「また仕込み武器でもしてるの?」
「楽しい手品を期待してたなら申し訳ない、ほら?ご覧の通りタネも仕掛けもない普通の槍だよ疑うなら持ってみるかい?」
というが罠だー!とか言われてしまった…ふむ取り敢えず心外である
「え?うーん…良いわ!どんな罠でも正面から突破してあげるんだから!」
「いやぁ見てて気分が良いね、んじゃ…やりますか」
構えを取ると向こうも応じる
「(さーて、どう攻めてくるかな?)」
どう攻めるか楽しみに待ち構える
此方が見せた手は 槍のギミックと突き技である流星、そして掌底って所である 向こうもそれを警戒しているのかタイミングを見ている
「(此方の懐に入るのは警戒してる…流石に馬鹿正直に突っ込んで来ないか)」
アレだけ不意打ちかましたのだから警戒心を抱かれるのは当然だろう、ならば此方は構えておくだけで待てば良い
が
「俺は待てが出来ないんですぅ!!」
先に動いたのはハルトであった
「っ!!」
ならばとばかりに一子は薙刀を回転させながら突撃するという川神流 大車輪で迎え撃つ
「せいやぁ!」
両者激突!その中間地点 というよりハルトよりミサイルが着弾したのである
「あーれー」
適当な声で空中で周りながら落下したが着地はした
「え、ちょっ!何よこれ!」
「上だ!」
するとそこにいたのは
「アームズ?」
アームズドーパントであった
「あははは!こんな大会なんて滅茶苦茶にしてやるぜ!」
と銃弾やミサイルを乱射する、まずい!その他大勢の安全はどうでも良いが観戦している、あかねやユキ達が危ないではないか!
しかしこんな所でアナザーライダーに変身する訳にはいかない…どうすれば良いんだ!
……そう思ってた時期が俺にもありました
空から霧彦さんの変身した仮面ライダーナスカが現れ飛び蹴りで地面に叩きつけた
「君達、ここは危ないから下がるんだ」
そう言われて全員下がるもハルトは
「(霧彦さん超カッケエエエエエ!!!)」
と目を輝かせて仮面ライダーへとステージを譲ったのである
「ここは……俺が応援せねば!ファンならば声をあげるべきだ!」
そう思いハルトが取り出したのは、何処かの宇宙でエゴをシャウトするようなメガホンであった
「頑張れええええ!」
「何をしている早く下がるぞ!というよりそのメガホンは何だ!初めて見るのだが?」
「あぉ、これ?一人旅した場所で貰ったんだよ…そしたら何かオレンジのボトルみたいな奴もくれた」
「ハルト…後で話がある今は逃げるぞ!」
「うん!」
キャロルの指示で一旦避難したのだが逃げた先には
「あ?何だテメェ?」
「常葉ハルト、彼の方の命により貴様を連行する」
『マスカレード』
マスカレードに変身する者達を見たハルトは口角を上げ、キャロルを庇うように立つ
「ほーら釣れた、キャロルは下がってて」
「分かった」
「んで彼の方ってのは誰かね?」
「お前が知る必要はない、お前がどんなに強かろうとも我々からすれば貴様など取るに足らない実験サンプルの一つでしかない」
『ハルトをサンプル扱いするとか自殺志願者ぁ…』
「じゃあ俺はお前達が誰か知りたいから、お前達が話したくなるまで拷問するね」
「だが貴様と言えども、この数相手で人を守りな…が……ら」
マスカレードは気づいたようだが、もう遅い
「ナイス、キャロル」
サムズアップすると そこにはダウルダヴラの糸をつけた手袋を装備したキャロル、そう捕縛を頼んでいたのだ
「貴様の考える事など手に取るように分かる、それにだ漸く見せた尻尾を逃すものか」
「そーそーマスカレードは倒すと使用者諸共、自爆しちゃうから生け捕りが基本なんだよ」
「なっ!」
「あはは〜俺に喧嘩売ったんだからさ……楽に死ねるなんて思うなよ?」
「ひぃ!」
「ダメじゃないか怪人がそんな怯えるような声出したら〜どんな時でも不敵に豪胆に誇り高く!それが怪人のあるべき姿でしょ?どんな時でも笑顔じゃないと〜」
「な、何を…」
「あ、笑い方が分からない?ほら、こうやるんだよ!ほら見てみろよ!こうやって笑うんだよぉ!」
草加スマイルで近寄るハルトに思わず
「ひいいいいい!!」
戦意をなくしたのは言うまでもないが
『ファイズ』
ハルトはアナザーファイズに変身、そのままファイズフォンX に専用コードを打ち込む
『ready shot on』
「はぁ!」
打撃武器ショット555を召喚して偉そうな奴の隣にいたマスカレードを殴り飛ばして消滅させた
それを見ていた、あかねが驚いた顔で駆け寄る
「ちょっとハルト、何してるの!」
「あ、あかね!いや違うコレは!!」
「この人達は戦意を無くしているんだよ!」
「甘いよ、あかね…コイツ等は俺達に襲いかかった、つかメモリばら撒いてる黒幕の手先なんだよ!」
「だとしても何でトドメを刺したのハルト!この人達への拷も……尋問がまだだよ!」
「あ、あかね…お前は何を言っている…千冬と同じ貴重な常識人側のお前がそんなハルトのような事を言ってしまうなんて……くっ、やはり闇黒剣は破壊するべきだった!」
キャロルは目を見開く程に驚いているがハルトは思う ボロが出たな と
「オメェ、メフィスかフェレスだろ」
「なーんだ、バレてたのかぁ」
「何?」
あかねとは違う声、姿を変えて現れたのは辺獄を管理する悪魔 フェレスであった
「よく分かったね」
わざとらしく尋ねる彼女だがハルトは変身解除するなり彼女の服の胸ぐらを掴み前後に振る
「当たり前だ、あかねが拷問を楽しもうとするなんて事は絶対にない!つか、あかねは絶対にそんな事言わない!俺の前であかねを侮辱するなぁああああ!!」
何処ぞの長男ばりの激昂に思わず頭を鷲掴む
「ちょっ、ごめ…あや…」
「許さん…このまま次郎さん直伝技 ヘッドシェイカーをお見舞いしてやる…貴様の脳みそや内臓をきめ細やかなスムージーにしてやろう」
注意 ヘッドシェイカーとは相手の頭を文字通りシェイクする技 この技は一撃必殺だが下手にタフさがあると頭の中身が体の穴という穴から液状化して流れ出るという女の子相手に使ったらダメな技だぞ!
そんな死刑宣告に思わずメフィスが飛び出し止めに入る
「待つのじゃ魔王!それだけは許してたもう!フェレスも反省しておるから平にご容赦を!!」
「改めて言うぞ、あかねをネタに俺を煽るのは最大の地雷だと思え」
「「は、はい!」」
「んで本物は……あぁ無事に避難したか」
指輪を通して安全を確認して安堵したもハルトは目をガンギマリに開いて威圧する
「んじゃ、双子…このマスカレードの1人を拷問して正確かつ詳細な情報を吐かせろ、出来ないなら双子の脳みそが物理的にトロトロなスムージーになると思え…逢魔でミスする事は即ち死だ!新人達よ!そのクルミのような脳みそに刻み込んだな!さぁ早くしろぉツインフールゥ!」
「「い、イエッサー!」」
と双子は下手したら殺されると涙目になりながらマスカレードの1人を拷問部屋へと連れて行くのであった
「コレでよし、後はヤクヅキに評価を任せるか」
「やり過ぎだバカ」
「そうか?今のだって俺が魔王だから耐えられたんだ俺が普通の王だったら耐えられなかった」
「いや普通に耐えろ」
「つかアレくらいして当然でしょ…さてと……ねぇ隠れてないで出てきたらどう?」
ハルトがそう呼びかけるも反応がない、だがしかし俺の見聞色からは逃れられない逃げようとしても無駄だ
クラックが開き現れる下級インベスに驚き、悲鳴を上げた子がいたのである
「何だ…お前達か」
そこには義経、弁慶、与一のお馴染みトリオがいたのである
「ありがとう、森へ帰って良いよ」
「!!!」
下級インベスも頷きクラックから森へ帰る
「今のは一体……君は何なのだ常葉君…」
「君が知る必要のない事かな?」
「まさか組織の…」
「いや与一、今ふざけてる場合じゃないから」
「組織……いやまぁ強ち間違いではないか?」
「当たってるんだ」
「何!」
「いやアレを何と言うべきか…まぁ良いや俺としては自分と似た境遇かつ学友の君達を害するのは俺の本意ではないし…このまま黙るか知りたいか?どっちが良い?」
「似た境遇?」
「おっと話し過ぎた…んでどうする?別に黙ってるなら何もしないよ」
最悪 オブリビオンの力で忘れてもらおうと思っている
「いいや義経は知りたいぞ」
「へぇ」
「ほぉ」
「常葉君が何者でどうしてそんなに強いのか、その理由を知れるなら義経は知りたい…それとクラスメイトとして与一や弁慶も世話になっているからな」
「あらやだ、この子眩しいわ!浄化されちゃう!…たぁ純粋な強さへの好奇心は見事だな」
「だからと言って馬鹿正直に教えるとでも?いやまぁ教えるか…」
「変な疑いをかけられると困るし…それに今日の試合は延期でしょ、それなら3人に教えるくらい訳ないさ」
「まぁお前が言うなら…」
「と言う訳で終わったら、後で時間貰うね!」
バイバーイ!と手を振り場から離れ、あかね達と合流したのだが
「あ、あかね…」
「どうしたのキャロル?」
「もしハルトが目の前で戦意のない相手へトドメを刺そうとしたらどうする?」
「そんなの止めるよ、ハルトにメッ!って言って止める」
「良かった本物だ」
「偽者の私いるの?」
「それよりもだ…またハルトの奴が一人旅をしていたらしいのだが…」
「それは詳しく聞かないと…」
「「ハルト」」
「何、2人とも?」
「「ちょっとお時間もらうよ/ぞ」」
「勿論!!」
『多分これメガホンの件だぞ』
「と思ったが…大事な予定を思い出したぜ!」
「逃がさない」
「あーーー!ちょ、ちょっと待って2人とも!お願い!俺の話を聞いてええええ!」
「「答えは聞いてない」」
「そんなぁ!!」
涙目でハルトは震えながらドナドナされていくのであった
そうして指定した時間に到着した3人が見たのは
「だからいつも言っているだろう!貴様1人旅なんて危ないものはダメだと誰か側にいろと言っているよな!」
「アナザーライダー達がいるもん」
「だとしてもハルトが暴走したら止める誰かが必要だよね?」
「アナザーライダー達がいるもん」
「アイツ等で止められるなら、お前はとうの昔に止まっているだろう!」
「止まるんじゃねぇぞ…ってアナザーライダー達が」
『そのような事、記憶にございません!』
「テメェ!俺を売りやがったな!!」
『知るか!あの世界だってブラリ旅だったろう!』
『その証拠が此方!』
ピッ
【新しい世界か、まるでテーマパークみたいだテンション上がるなぁ】
【へぇ、エゴの強い奴が強い…それなら……俺の夢は全宇宙の覇者になる!】
【すげえええ!何だよあの白くてデカいやつ!!え?俺の持ってる、このオレンジにいる奴もアレくらいデカいのか!よーし!!角醒せよ壁角!!いっけえええ!!!】
【いやぁ楽しかった!!あのイバルって人、滅茶苦茶良い奴だな!!…ってちょっと待て、あの後ろにいるのって……嘘、あの人まさか…っ!】
『このように楽しく遊んでました!』
「ばっ!」
「取り敢えず最後のが気になるが…」
「「ハルト?」」
「ど、どうかお慈悲をおおおお!!」
逢魔では割と日常の光景であった
予告
源氏トリオ 逢魔に入る!九鬼でもトップしかいなかった場所を見てどう思う!そして始まる 準決勝!果たして ナツキのペアである謎の白い男の正体とは!
次回 トーナメント3 お楽しみに!
オマケ短編
believe
「例えば俺が傷ついて、挫けそうになった時は?」
「「「「その時は下剋上のチャンス!!」」」」
「良い!良いぞ!!それでこそ逢魔の民達よ!!」
「良いのですか!コイツ等未来の反乱分子ですぞ!」
「俺は一向に構わん!周りがイエスマンばかりではつまらない!何なら俺の寝首をかくような奴等はいるべきだ!!」
大人になってわかる事
過去の事
「何でアマゾンの世界では怪人が応援されてんだろう?つかジャラジが応援されてるの複雑だなぁ…よっしゃあ!良いぞアマゾン!!」
現在
「そういえばネガ音也の話だとネガの世界は俺達が支配した世界って話だよなウォズ?」
「えぇ」
「まさか…アマゾンの世界も?」
「えぇ勿論、我々が支配していますよ」
「ふーん…………ん?」
「だから、あの世界ではライダーより怪人が応援されているのです我が魔王の素晴らしい教育の賜物です」
「そうかぁ……おい待てウォズ…今ファンとして聞き捨てならない情報があったぞ?」
「あぁ、流石にジャラジが応援されるべきではないと?」
「違うよ!何であの世界も逢魔が支配してんの!彼処って大ショッカーが支配してたんじゃないの!」
「正確に言えば逢魔王国が大ショッカーに統治を任せた世界です」
「今明かされる衝撃の事実!!嘘だろ!!あのクソジジイそこまでやってたのか!」
「え、あの世界での大首領とは我が魔王ですよ!」
「大ショッカーの首領は士さんだろ!お前何言ってんの!!…いや士さんは仮面ライダーディケイド ですが!つか俺どんな顔して士さんに会えば良いの!?ディケイド の旅に滅茶苦茶関与してんじゃん、つか…あのクソジジイ、やっぱ殺す!!」
老ハルト時空
「って事があったなぁ…あはは!」
「その前にお主、どの面下げて現れた?」
「あ?俺ここに来たの初めてだぞ」
「キック、パンチホッパーへ変身したぞとマウントを取り寄って……」
「何言ってんだ?俺が変身できないの知ってんだろ?ボケたのか?」
お前何言ってんだ?と首を傾げる ホッパーへ変身した記憶はキャロルによって抜かれているので覚えてないのも仕方ないが
「貴様ぁ…煽りに来たのかぁ!」
「うわぁ、キレやすい老人だなぁ…」
「このクソボケえええ!」
と蹴飛ばされて自分の時空へと送り返された
「俺、何かしたかな?」
『さ、さぁな…』
紅葉狩り
「秋の醍醐味に、ぶどう狩り、きのこ狩り、人間狩り、アマゾン狩りと言うけど紅葉狩りは紅葉を収穫するイベントではないよな?ウォズよ紅葉狩りとは何するんだ?」
『何か異質な行事があったぞ』
『アマゾン狩りはオールシーズンでは?』
「そんな…それならアマゾン…同胞達の為に今すぐ俺の片腕を切り落として山にある水脈に埋めないと!水を飲むと…まぁ急いで仲間を増やすんだ!」
『新たなパンデミックの気配!!』
『仁さーーん!犯人ここです!今回の犯人は千翼さんじゃないよー!』
「紅葉狩り…アレは花見の親戚みたいなものでは?」
「そうか、それなら紅葉狩りだ皆の慰労会するか」
「ではそのように」
と最高幹部から準幹部まで多様な面々を集めて紅葉狩りと称した宴会をする事にした
挨拶を頼まれたのでグロンギ語で
「『リントの言葉を話さずグロンギ語でしか喋ってない諸君』」
「それ、お前や」
「あのバルバが関西風ツッコミを!!」
「失礼、皆も今年のゼッツロスには大いに苦しんだと思うけど新しい仮面ライダーのマイスも魅力的な存在だと思う、さぁ!新たなヒーローの存在は祝福しよう!!」
「魔王ちゃん、ゼッツロスを福山ロスみたいな国民の衝撃事件ぽく言ってのけてるよ」
「そのゼッツロスはハルト様にしか訪れてないのでは?」
「だが案ずるな諸君!オーマジオウを倒し、日本の…いや世界の…太陽系の……違うな…この全宇宙の支配者になるのは我々、逢魔王国!皆もタイタニックに乗ったつもりで俺達を頼りにしたら良い!!」
「いやタイタニックなら沈んでますよ」
「ただ見た目立派なだけの泥舟じゃないですか」
「まぁ今日は紅葉狩りを楽しもう!かんぱーい!」
おおおお!と楽しい宴会が始まったのである
皆も思い思いに食に酒にと楽しんでいる
「ふむ……天高く馬肥ゆる秋だな」
「それ本来の意味は餌を沢山食べた元気な馬に乗って異民族が攻めてくる季節だから気をつけろって意味ですよ」
「それなら異民族の俺達はダイマジーンを使ってシンフォギア世界に攻め込むか!」
「我が魔王、それは秋だけでなくオールシーズンでやっています」
「それもそうだな!」
あはははは!と笑っているのであったが
「しかしオーマジオウと戦うなんて言ってますが大丈夫です?それ仮面ライダーとの戦いを意味してますが」
「もうこうなったら行けるところまで言ってやると言う心掛けだよ…知ってるかウォズ」
「何でしょう?」
「ファンになったら、その人を滅茶苦茶愛するか滅茶苦茶憎むしか感情がないんだよ」
「……その心は?」
「あかねが役者目指すキッカケになった人がいるんだが…推しだったけど色々あってな…今では厄介ファンの反転アンチとなっている」
「我が魔王と同じでは?」
「え?反転アンチではないぞ俺」
「ですが推しに複雑で重たい感情向けてますよね?」
と宴席が楽しみ初めている中で
「どうして人間はこうも比べたがる…一人一人違うのにその中で一番になりたがるんだ……」
「ん?」
「だけど、そんなオンリーワンな怪人どもを捩じ伏せてNo.1になるのはこの俺やぁ!!」
『前振り台無しだよ』
あははは!と笑ってるハルト、その手に持つ酒瓶を見てウォズは大声をあげる
「我が魔王にスピリタス進めた奴は誰ですかぁ!良い話が台無しですよ!」
「いやNo.1になろうとしてるよ?」
「魔王ちゃん、楽しそう」
「本人からしたら複雑でしょうけど」
皆もお酒は程々にね!