無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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大会終わりて

 

 

前回のあらすじ

 

 

「我が魔王とダグバが激突した若獅子トーナメント、しかし両者ルール違反で失格になると言う結末を迎えてしまいました…」

 

 

「そして魔王ちゃんとダグバの乱闘でシンフォギアの世界から何か掘り当てたらダメなものが…」

 

 

「その頃、逢魔に謎のタロットカードが…」

 

 

「今更ながらに、凄い混沌としておるのぉ」

 

ーーーー

 

 

さてそんなこんなで本編だが

 

 

「いやぁ楽しかったな!まさか喧嘩したら南極のクレバスから色々出てくるとかビックリしたな!」

 

「まったくだよ!」

 

 

「「はははは!!!」」

 

 

肩組みながら笑いあうハルトとダグバの2人だったが目の前には

 

 

「だけど、あの戦いに足りなかったものがあると思うんだ」

 

「何それ?」

 

 

「それはね〜」

 

燃え盛る炎に大量の薪木を加えて燃え上がらせると

 

 

「ぎゃああああああ!!」

 

 

爆ぜた煮えたぎる油に当たるか当たらないかのギリギリにいるナツキが悲鳴を上げたのである

 

 

「コイツの悲鳴だよ」

 

 

「それは確かに必要かも」

 

 

「いや謝る!謝るから許してええ!」

 

 

前回 キャロルを人質にすると言う外道が外道と呼ぶ戦術をとった奴への仕置をしていた

 

 

「ダーメ、お前はキャロルを人質にとって俺達の戦いを邪魔したんだ」

 

 

「そうだよ折角、ハルトの全力と戦える機会だったのに邪魔されたんだ」

 

 

「「覚悟は出来てんだよな?」」

 

 

「違うって!あのままだと死人が出るからキャロルと止めようって話になったんだって!」

 

 

「ダグバ、火力もっと上げろ」

 

「どれくらい?」

 

 

「鉄が溶けるくらい」

 

「合点」

 

 

「いぎゃああああ!!!」

 

 

容赦ない仕置きをしているとキャロルが

 

 

「ハルト」

 

 

「っキャロル、大丈夫だったか!!何処か怪我はしてないか?」

 

 

「してないから安心しろ」

 

 

「良かった〜待っててね!ナツキの奴を180℃の油でじっくり揚げた後、200℃の高温の油で短時間でカラッとあげるから!」

 

 

『二度揚げだと…』

 

 

 

「いや、それよりも逢魔に謎のタロットカードが届いたんだ」

 

 

「タロットカード?」

 

 

はてさて仮面ライダーでタロットと言えば

 

 

「それ、マンティコア・ファントムがタロット頼んだだけじゃないの?」

 

 

「いいやそう言うのではない、どちらかというと…神器とかそう言う類だ」

 

 

「OK…それならナツキをさっさと」

 

 

「いいやオレが後始末しておこう」

 

 

「ダメだコレは俺の甘さの尻拭いだ油断してキャロルを人質にされるなんてヘマをした」

 

 

「違うなオレが油断しただけだ、お前のせいじゃない」

 

 

「2人にするとナツキは何しでかすか分からん」

 

 

「なら一緒に行くか」

 

 

「そうだな…ダグバ、俺達の戦いを見てガドル達が俺も戦いたいって闘技場に集まってたぞ」

 

 

「本当!じゃあ行ってきまーす!」

 

 

とダグバが離れたのを確認して

 

 

 

「ったく元気だねぇ」

 

 

「お前もな」

 

 

「元気と料理の腕と仮面ライダー愛は俺の取り柄だからね!」

 

 

「空元気もそこまで行くと見事なものだ」

 

 

「ん?」

 

 

「木野から聞いたぞ、ダグバとの戦いでボロボロになったと」

 

 

「あ、それ大丈夫大丈夫!俺の体の魔石ゲフロンが自動回復してくれてるから!」

 

 

「だからと言って無理はするな…オレは…」

 

 

「わーったよキャロル無茶はするが無理はしない」

 

 

「だと良いがな」

 

 

「あれ?俺の信頼ない感じ?」

 

 

ハルトはキャロルと一緒に執務室へ向かうのであった

 

 

ナツキは何故か逆さ吊りにされて油に当たる当たらないのギリギリで生きていた

 

 

「熱っ!って……この香り、まさか……ごま油!?……って熱っ!!」

 

 

 

執務室

 

 

「これが件のタロットか?」

 

 

禍々しいオーラを発しているのは分かるが

 

 

「見た所普通のタロットのようにも見えるけどな」

 

 

手に取り見るが分からない 分かるのは明らかに良くない類の代物であるという事だ

 

 

「キャロルは何か分からないか?」

 

 

「いいや分からん、お前でも分からんとは…ライダー由来のものではないか」

 

 

「コイツを持ってきた奴は?」

 

 

「はっ!現在 羽黒が事情を確認しております」

 

 

「アイツが?」

 

 

「えぇ、その話だと渡した当人は自分を代理人と名乗り、そしてコレは双子への贈り物だと」

 

 

「そうか…双子絡み、ツー事は確実にやべーものだな」

 

 

「まったくです」

 

 

「ハルト様の地球の本棚でも分かりませんか?」

 

 

「分からん、二亜の囁告篇帙もアナザーWの地球の本棚でも、このタロットがある世界なら兎も角 完全別世界のものは調べきれない、データベースが違えば見られる情報は違う、それと同じだよ」

 

 

「でしたら、渡したものを呼びましょう」

 

 

「そうしてくれ」

 

 

そして呼び出したまでは良かったが

 

 

「挨拶、挨拶!『了解!!』」

 

 

なんか元気な奴だった

 

 

「いや、流石にコレは予想外過ぎる…おい絡繰、これが?」

 

 

「あぁ俺も驚いているよ」

 

 

「んで、コイツは何者だ…あの双子の知り合いか?」

 

 

「そう思ったが、コレを見ろ」

 

 

貰った手紙を開くと 差出人はオーディエンスの1人 どうやら この人物 ビショップはその代理人として派遣されたとの事だ

 

 

 

そしてタロットの名はディアボロス・タロット

 

 

それは人の魂を糧にし、人の負の感情を増幅させダエモニアという化け物に変えるタロット

 

 

そしてダエモニアになった人間は助からず 命を落とすと

 

 

手紙の内容はこうだ

 

 

ーメフィスとフェレスにディアボロス・タロット(複製の方)を配達させる為に派遣しますね。ディアボロス・タロットは定期的に配達させます。その後は定期的に戻させていただきますがそれ以外では何かと命令していただいても構いません。

 

p.s ナツキに対しては一応は敵として認識させてますが基本ハルトの合図で攻撃しますし、ハルトがいない時にナツキを見つけた場合は適当に気絶させて近くのヤンデレ組か牢屋敷に配送しますがよろしいでしょうか?ー

 

 

との事

 

 

 

「俺への送り物というより双子宛てか」

 

 

「p.sに何処となくナツキへの容赦なさが…垣間見えますね」

 

 

「気に入ったぞビショップ、ではナツキをオリーブオイルで漬け込み牢屋敷へぶち込め」

 

 

「受諾、受諾……了解!!」

 

 

「おぉ、本当に聞いてくれた!」

 

 

と走り出そうとしたので

 

 

「お待ちください、ナツキへの仕置きよりもまずはこのタロットについて知る事が優先です」

 

 

「初耳だなディアボロス・タロットってのは、お前は?」

 

 

「聞いた事ありませんね」

 

 

 

「んで人を化け物にするタロットか物騒だな」

 

 

『お前だって食べると人を化け物にする果実持ってるだろ?』

 

 

「はぁ!?インベスになったりジャマトになったりオルフェノクになるのは変異じゃなくて進化なんですぅ!人間がより高位な存在へと進化していく事なんだけどぉ!!」

 

 

『おい誰か千冬を呼んでくれ、また相棒の倫理観が壊れた』

 

 

 

「お待ちくださいなハルト様」

 

 

「テスタロッサ?」

 

 

「良いではありませんかハルト様への忠誠を試す試験として双子に任せてみましょう」

 

 

「ボクもさんせー使えるか試そうよ」

 

 

「ダメなら始末すれば良い!」

 

 

三人娘としては何か考えがあるのだろうとは分かるが

 

 

「けど、あの双子はあかねに擬態して俺への嫌がらせをぶちかます奴等だぞ!そんなのに預けたら何しでかすか分かったものじゃないけど?」

 

 

「でしたらモスの分身体を見張りにつけましょう」

 

 

その提案にハルトも考える

 

 

「まぁ…モスなら問題ないか」

 

 

テスタロッサの側近として長年勤めているだけあって実力はかなりのものだし、俺個人としても頼りにしている部分もある、よし

 

 

「テスタロッサもモスも忙しいのに悪い…双子の見張りを頼まれてくれるか?」

 

 

「かしこまりましたわ」

 

 

「それとマンティコアを呼んでくれ、折角のタロットだ俺を占って貰いたい」

 

 

「………は?」「え?」「何?」

 

 

テスタロッサ、ウルティマ、カレラが驚いていたが

 

 

「分かってる皆まで言うな、俺みたいな男が占いなんて信じているのかという事だろ?」

 

 

「いいえそこまでは…」

 

 

「まぁ気分の問題さ、タロット占いとかお洒落だしマンティコアの占いは当たるからな」

 

 

タロットの魔術師を見てビーストの登場を当てていたのだから

 

 

と言う訳で

 

 

「ほ、ほほほほ本日はお日柄も良く!」

 

 

人間態、スキンヘッドの男性に擬態したマンティコアは怯えながらハルトの前に跪くの見て慌てて止める

 

 

「いや落ち着いてよ!!いきなり呼び出したのは悪いと思うけど、そんな身構えないでって!」

 

 

「私が何か怪人王様の機嫌を損ねたかと思い……この場で粛正されるのではと…」

 

 

「仲間を攻撃したり粛正なんてするか!!俺どんな暴君と思われてたの?」

 

 

「何故?」

 

 

「優秀な人材をミスしただけで粛正してばかりだから歴代悪の組織は滅んでんの!あと粛正なんて俺がやりたいないから!!」

 

 

「おぉ…」

 

 

「何せ…かの戦国武将、真田幸村は言いました」

 

『何て?』

 

 

「怪人は城、戦闘員は石垣、ナツキは人柱、情けは味方、仇は敵とな」

 

『戦国の名将はそんな事言わないぞ?後、それ言ったの武田信玄』

 

『いや信玄公も言ってないから』

 

 

「あ?」

 

『す、すまん!ここで暴れるのだけは辞めてくれ』

 

 

 

 

「あの、では…ゴオマやウヴァは?」

 

 

「アレは襲い掛かるから理由はあるよ」

 

 

 

「そうでございましたか…」

 

 

「まったく…俺は仲間には暴力振るわないって…あぁ脱線したな今日呼んだのは他でもないタロット占いをして欲しいんだ俺に」

 

 

「私が占うまでもないのでは?と思うのですが」

 

 

「何故そう思うの?」

 

 

「ほぉ…ハルト様は占う価値もないと?」

 

 

「テスタロッサ」

 

「失礼しましたわ」

 

 

「滅相もございません!!魔王様は自らで道を切り開く方でありますので占いなど不要かと…」

 

 

「そうだな運命とは俺の手で掴むものだ、これは好奇心だと思ってくれよ結果が良かろうと悪かろうと天運だと思うさ」

 

 

 

「そう言う事でしたら…」

 

 

とマンティコアが占ったのだが

 

 

「吊られた男?」

 

 

「これは……女難、水難のカードですね」

 

 

「水難……この間の水上運動会かな?」

 

 

「女難ですか……ハルト様?まさか」

 

 

「落ち着けテスタロッサ、キャロルとあかねがいるからか俺はあの世界で特定の女性と深い仲にはなっていない」

 

 

「そうでしたか」

 

 

「つか魂の廻廊を通じて見れるだろう?」

 

 

「そうでしたわね」

 

 

「そんなに心配される事かね?」

 

 

「それともう一枚、魔王様の未来を見てみましたが」

 

 

「ほぉ」

 

 

と見せられたのは

 

 

「車輪?」

 

 

「運命の輪と言うカードです。転機や変化を暗示しております悩まれている現状が好転するやも」

 

 

「ほほぉ、それは良いカードだな!いや満足!!呼び出して悪かったなマンティコア」

 

 

「何を、我等が怪人王のお呼びとならば即座に」

 

と離れようとしたが待てと声をかける

 

 

「俺が呼びつけて占って貰ったんだ、礼をしないと」

 

 

「そんな…勿体無い」

 

 

「金銭でも何でも俺に出来る範囲の事なら言ってくれ」

 

 

「それでしたら……本国ないし逢魔の領地に私の店を開く許可を」

 

 

「良いだろう!領内の好きな場所に店を構える権利を与える、あとは店に必要な開業資金も此方で面倒をみよう」

 

 

「そ、そのような!」

 

 

「言っただろう?礼だとな」

 

 

「は、ははぁ!!」

 

 

「期待しているぞ、マンティコア」

 

 

そして退室したマンティコアは

 

 

「こ、怖かった……」

 

 

いきなり上司に呼び出されたと思ったら占えと言われてビビるのも無理もない

 

 

 

「ですが」

 

 

マンティコアが目線を落としたのは先程当てたカード 運命の輪 

 

 

「魔王様は直近の未来の好転と捉えたようですが……このカードが出る辺り…彼の方はそう言う星の元にいたのでしょう」

 

 

 

運命の輪 の暗示の一つ それは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逃れられない運命

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな占い結果を知らないハルトは

 

 

「皆にもメガホンと発掘したエゴルギアを配るねー」

 

 

皆に新たな武器を配っていた

 

おおお!と喜ぶ面々にハルトは

 

 

「えーと、じゃあ使い方を教えるよー!」

 

 

とハルトは早速 エゴルギアを装填してメガホンに声を上げる

 

 

 

「角醒憑依せよ!槍角(ソウカク)!」

 

 

するとハルトの持っている二代鬼徹に槍角の力が宿り 野太刀のような無骨さを感じる刀へと変わったのだ

 

 

「これが角醒憑依、角獣を呼び出すのではなくその身に宿す技だよ」

 

 

おぉ…と感心する周りも同じようにエゴルギアを選んでいた 相性もあるのでそれで良いと思っていたのだが

 

 

「ヘキカクの力は?」

 

 

「それは今度のお楽しみ」

 

 

と能力を解除したハルトが一息吐くと ヤクヅキはふと思いついたように

 

 

「しかし…ヘキカクが居ればハルト坊が苦手な水中戦を担当してくれるの…空中はデロウス、地上はハルト坊の領分じゃが水中や海上戦は……うむ、それにヘキカクを足場にすれば海上戦も行けるじゃろう?」

 

 

その言葉にハルトは はっ!と気づいてエゴルギアを見ながら

 

 

「ヘキカク!!俺はお前と出会えて心の底から良かったと思う!!これから宜しく頼むぞ相棒!!」

 

 

 

その言葉にアナザーライダー達が反応した

 

 

『何!この短期間でハルトから相棒認定されるだと!!』

 

『これは悪夢か!』

 

『俺達とか最初の頃は相棒呼びするなとか言われたのに!』

 

『これは妬ましいぜ…きいいい!!』

 

 

 

「一緒に強くなろうぜ、ヘキカク!」

 

 

「見てください先輩達、魔王様が新たに水中戦担当が出来た事への感動で震えてますよ」

 

「どれだけ水中戦が苦手で嫌だったか分かるよね」

 

「お労しやハルト様」

 

 

「お前と出会えた感動はウォズ、ジョウゲン、カゲンとの出会い以上のものだ!!」

 

 

「僕は別格でしたね!」

 

「と言われとるぞ三馬鹿」

 

 

「「「ちょいちょいちょい!!」」」

 

 

 

そして逢魔王国の領内でハンターバトルが大ブームになったのは別の話である

 

 

 

 

そして若獅子トーナメントの決勝戦

 

武神vs松永燕の対決

 

彼女は奥の手 平蜘蛛で対決し武神を降すという番狂せとなったのだ

 

 

「わーお」

 

確かにライダーシステムとは違う変身システムを求めてはいたが、これ程とはと そして思う

 

 

「何か違うな」

 

 

判断が難しい だがまぁ成果は見せて貰ったのだ 装備や研究の融資は続ける事にしようと思った

 

取り敢えず基礎データをチームマッドサイエンティストに渡して魔改造して貰おうと考えているのだが

 

 

「………ん?」

 

 

遠目からでも分かる気配……間違いないなメモリ使用者がいる、それもかなり近いと思っていたのだが

 

 

『ケツァルコアトルス』

 

 

「!!!!!」

 

 

 

それはもう素敵な宣戦布告をされたのであった

 

 

 

突如 起こる警報と避難する観客だが

 

 

「うへぇ」

 

 

気怠いと言う顔をしたのは無理もない

 

 

「(井坂さんがやらかしたのかなぁ?)」

 

 

とか思いはしたが排除は自分の仕事だろう

 

 

「(ゴールドメモリを使う辺り敵もマジだな)」

 

 

貴重なゴールドメモリを投入したと言う事は…

向こうも此方を舐めたら痛い目に遭うと学んだようだ

 

 

ならば此方も出し惜しみをする訳にはいかない

 

 

しかしまぁ…この人混みでアナザーライダーになるのは無理があるのと…ダグバと戦って割と体が本調子ではない

 

 

ぶっちゃけよう、メチャクチャ全身が痛いのだ

 

 

人気ない場所に隠れて

 

 

 

『クウガ』

 

 

アナザークウガに変身して飛翔し、ケツァルコアトルスドーパントに体当たり 吹き飛ばして威嚇するケツァルコアトルスだが

 

 

「!!!!」

 

 

「じゃあかしぃ!!」

 

 

口から火球を吐くも回避されるときた

 

 

何も知らない人からしたら巨大怪鳥vs二足歩行のクワガタ という

 

 

「怪獣バトルだぁ!!!」

 

 

というのもムベなるかな

 

 

 

アナザークウガが大怪獣空中決戦をしていた頃 

 

 

霧彦と井坂は目的地へと向かっていたが それに待ったをかける人の群れ

 

 

「何だ?」

 

 

「ようやく見つけたぞ、仮面ライダー」

 

 

「何の事かな?」

 

 

「惚けなくて良い…我々はミュージアムを継ぐもの、それを目指す偉大なカリスマがいる」

 

 

 

「ミュージアムを……え、カリスマ?」

 

 

「再起の時は近い」

 

 

「関係ないな私の邪魔をしないで貰おう、それと」

 

『ナスカ』

 

 

「私は仮面ライダーではないよ……変身」

 

 

『ナスカ』

 

ロストドライバーでナスカに変身した霧彦は剣の鋒を向けながら言う

 

 

「その名前は私には荷が重い…さぁ悪党の諸君、一緒に罪を数えよう!」

 

 

「やっちまえ!」

 

『アノマロカリス!』『コックローチ!』『ナイト!』『マスカレード!』

 

 

その頃

 

 

アナザークウガはケツァルコアトルスの空中における機動力に苦戦をしていた

 

 

いやというよりコイツが音速で飛ぶと衝撃波であちこちが破壊されるので飛ばす訳にはいかないのだ

 

 

「(他のアナザーライダーに切り替えたら体格差で押し切られるし、スピード考えるならドラゴン一択だけど火力が足りないのと…)」

 

 

と考えた時にふと閃いた

 

 

「(あ…そうだ)」

 

 

着地したアナザークウガは手に持った銃をモーフィングパワーでペガサスボウガンに良く似た銃へと変えると同時に全身にバチバチと金の力が走る アメイジングマイティではない派生のアメイジングペガサスフォームへと変わろうとするが力不足でライジングペガサスへと変わる それ以上にはならない

 

 

ダグバとの戦いで消耗したのが治ってないと来た

 

 

「(やっぱ無理か……けど今はコレで十分!)」

 

 

強化された五感に従いメモリの位置を割り出す

 

 

「(そこだ!)」

 

 

ボウガンで圧縮された雷撃弾を放とうとした その時

 

 

「川神流、星殺し!!」

 

 

武神の予期せぬ所からの気弾攻撃で軌道が逸れてしまった それと同時に時間切れ アナザークウガの変身が解除されてしまう 正体がバレるのは不味いとオーロラカーテンを使い転移する

 

 

 

「ってて…ったく、派手にやってくれたな」

 

『意趣返しが知らないが、大方試合に負けたから憂さ晴らししたいのだろうよ』

 

 

「俺からしたら超迷惑なんだけど、つかダメージは?」

 

『ないと言いたいが…お前の負担を考えるとアナザーライダーへの変身は辞めておけ』

 

 

「へ?俺平気だよ?」

 

『お前が良くてもダメだ、骨折した人間に運動はさせられん骨が変な方向に曲がったらどうする?』

 

 

「えーと…その時はこうやって…」

 

 

ボキ!グキ!ミシ……クトゥグア…

 

 

骨や関節が折れた音がして

 

 

「こうやれば良い」

 

 

宇宙刑事が闇堕ちしたような衣装と姿をしていた

 

『折れた方向の逆に折っても骨は治らんぞ』

 

 

「何っ!」

 

『アナザーエグゼイドと木野薫から医療を学べ!!』

 

『あと色々言ったのは謝るから戻れ』

 

 

「分かった」

 

 

ボキ!グキ……ミシィ……ベキ……クトゥルフ…

 

 

「ふぅ…」

 

『おい今…邪神が這い寄らなかったか?』

 

 

「何言ってんだ?」

 

『あとペガサスフォームのデメリットを考えろ暫くは変身出来ん』

 

 

「なら飛べる奴でやる」

 

ジョーカーバックルを召喚してイーグルアンデットになろうとしたが

 

 

『イーグルにあの巨体を止められるか?』

 

 

「男は度胸!!」

 

『何とかならん!』

 

『キャッスルドランもアナザーデンライナーも辞めておけ』

 

 

「なら他に手は……ある」

 

『だろう?』

 

 

「おっしゃあ!」

 

 

よし、と切り替えたハルトはメガホンにエゴルギアを装填 すぅ……と息を吸い声を上げる

 

 

 

「角醒せよ!不落の鉄壁!ヘキカク!!」

 

『ah 角獣ー!』

 

 

突如現れた 空飛ぶ蟹こと ヘキカクに参戦に困惑する面々であるが

 

 

「ヘキカク……思ってたよりもデケェ!!!」

 

 

今更ながらにサイズが違うとハルトも驚く

 

アナザークウガ→身長9.23メートル

 

ケツァルコアトルスドーパント→翼長12メートル

 

ヘキカク→全福40.6メートル

 

その体格差は正に 大人と子供

 

 

この感覚は お店で見た家電や家具を家に入れるとそのサイズ感のギャップに苦しむのと近い

 

 

「忘れてたぁ…50メートル級のスピノダイオーと合体出来るんだからヘキカクって実は滅茶苦茶デカいじゃん!」

 

『だが、これなら!』

 

 

「……いけ!」

 

 

その声に従い ヘキカクは浮上し両手からエネルギー弾を放つ 数発命中して姿勢を崩すと

 

 

「よし、肉薄しろ!」

 

するとヘキカクは指示に従い接近 両手を近距離用のハサミへと変え ケツァルコアトルスの両翼をすれ違い様に切断する

 

落下するケツァルコアトルスへとトドメを刺すべく エゴルギアを押し込み技を発動する

 

 

「フィニッシュだ……ヘキカク!!」

 

 

!!!

 

 

ヘキカクの両手から放たれたエネルギー弾は見事にケツァルコアトルスドーパントを吹き飛ばしたのである メモリブレイクされたのだが そこから逃げたのは野鳥である

 

 

飛ぶ鳥を見ながら呟く

 

 

 

「ミックといい、あのケツァルコアトルスといい動物モチーフのメモリは近しい動物が使うと適合率が良いとかあるのかね?……あ、ヘキカク戻れ」

 

 

ヘキカクをエゴルギアに戻すと

 

 

「なぁ…ヘキカクもデロウスみたいにサイズ調整のアイテム使ったらずっといられるのかな?」

 

 

『知らん』

 

 

「そんな不貞腐れるなよ相棒、新参のヘキカクに嫉妬するなんてらしくないぞ」

 

『うるさい』

 

 

「珍しいな相棒がヤキモチ妬くとは、その辺は俺の担当だろうに……ったく…ヘキカクは相棒だけど、お前達は俺の半身だろ?」

 

 

『ランデ○、バー○、掛○の事か?』

 

『ホームラン三連打ァ!』

 

 

 

「相棒、それ半身ちゃう阪神や」

 

『知っている』

 

 

「さて…と今回の愉快なケツァルコアトルスを送った奴を探さないとな」

 

『その辺は調べがついてる』

 

 

「お、流石だな」

 

 

『奴等の名はリバース…とあるカリスマを担ぎミュージアムを継ぐものと名乗っている集団だ」

 

 

「カリスマ……あぁネオタイムジャッカーの下部組織か?ミュージアムを継ぐものって意味知って言ってんのか?」

 

クジョーかと首を傾げると

 

『ネオタイムジャッカーの下部組織か…それならどれだけ良かったろうな』

 

 

「ん?」

 

『そのカリスマは…まるで未来を見通すかのような先読み、死を恐れず未来を変えようとする執念を持つと噂らしい』

 

 

「ふーん……そっか、そのカリスマは何処にいる」

 

 

『そのカリスマは今、高音のごま油で二度揚げされかけてる』

 

 

 

「そうか、ごま油で……え?ごま油?現代日本でそんな油で揚げられようとされる奴がカリスマなの?……ん?あれ?あのさ俺……今朝その状況にして放置した奴がいたような……おいまさか」

 

 

『そうだ、奴等はナツキをカリスマと仰いでいるのだ』

 

 

「………どうしよう」

 

『そうだな何故?どうしてという気持ちが勝るよな』

 

 

「あ、もしもしビショップ?ナツキの拘束具を外して、そのまま油で揚げといてくれる?」

 

『え?』

 

 

すると了解!!と返事があると同時にビショップがブチっ!とロープを切断 体の支えを無くして鍋へと落下したナツキのぎゃああああ!!!とあげる断末魔と共に何かが油で上がっているような音がしたのである

 

 

「コレでよし」

 

 

『おい待て』

 

 

「ふぅ……これでリバース崩壊RTAクリアだな、勝った!第三部完!!」

 

『違うだろ!!』

 

 

「つか何でナツキがカリスマ?普通こういうのは別に居るはずでは?」

 

と思っていたのだが

 

 

「よぉ……久しぶり」

 

 

そこにいたのは先程 ビショップに処刑の指示を出したナツキである

 

 

「おいマジか…」

 

 

「大マジ!死に戻りホヤホヤだよぉ!つかテメェ!今ちょっと俺の体から芳醇なごま油の香りがするんだよ!何してくれてんだ!」

 

 

「オリーブオイルが良かったか?」

 

 

「油の種類で文句言ってんじゃねぇよ!」

 

 

「はぁ……ナツキをコンガリ揚げた奴をカニバリズム(カニアマゾンが営業しているアマゾンズ達、人喰い怪人御用達のレストラン)に納品する予定だったのに…」

 

 

「おい待て今何か物騒なワードが…」

 

 

「はぁ…ビショップがしくじったか?まぁ良いや、何メモリ売買組織のカリスマに仕立て上げられてんだ?」

 

 

「何の事?」

 

 

「地球の本棚で調べがついてるんだ、誤魔化すなよ裏切り者が」

 

 

「いや待て!本当に身に覚えがないんだけど!」

 

 

と驚いているナツキだが、突如現れた黒いローブ姿の人物が

 

 

 

「おぉ救世主よ!!魔王を倒し我等を新たな世界へとお導きください!!」

 

 

全力で懇願されてる姿に思わずナツキは

 

 

「はぁ!?」

 

 

「ほぉ」

 

 

ハルトも、やはりか と言う目で見ていたがナツキからしたら身に覚えがなさすぎたので

 

 

「他の誰かと勘違いされてませんかねぇ!!」

 

 

 

「何をおっしゃいますか!我等が救世主よ!野田夏樹がこの世界を滅ぼすだろう大魔王 常葉ハルトを倒すと……この予言の書に書かれているではありませんが!」

 

 

「何じゃそりゃあ!!デタラメも大概にしろぉ!」

 

 

 

「…………予言されてたと?」

 

 

この時のハルトはチベスナ目でナツキを見ていた

 

 

「ハルトさん!お願い信じて!俺にはまったく身に覚えがないんだよ!!」

 

 

「やはり裏切りを企てていたか、この野郎…」

 

 

「どうしてそうなるの!!」

 

 

「こんな規模の組織まで作りやがって…まさかオティヌスが姿を現したのも此処で俺を倒すつもりだったのか!」

 

 

「しまった今までの状況証拠が俺を犯人だと言っている!!」

 

 

 

「さぁ我等が救世主よ!疲弊した魔王を倒す絶好のチャンスですぞ!」

 

 

「だからって俺はハルトを倒すつもりはないんですがぁ!」

 

 

「覚えていろよ魔王!我等が救世主が貴様と大事にしている逢魔を崩壊させてやるからな!!」

 

 

「お願いだからこれ以上、ハルトを刺激しないでえええ!」

 

 

涙目で懇願するがナツキ、ハルトは逆に

 

 

「…………」ニコッ

 

 

綺麗な笑顔を浮かべるのみだった

 

 

「ひいいやああ!!!誰かあああ!この誤解を解いてくれえええ!!ハルト!お願い助けてえええええ!!」

 

 

そう言うとナツキとローブの人物は 煙幕を使い逃げたのである

 

 

「………」

 

『あいつ勝手に祭り上げられた口か?』

 

 

「かも…それならそれで……あ、もしもしエルフナイン…ナツキが拐われたんだけど」

 

 

『…………はぁ!?』

 

 

「咲那ちゃん呼んでくれない?あの子の力が必要かも知れないし」

 

『分かりました!』

 

 

電話が切れたのを確認して

 

 

「あ、もしもし……そう……一応戦闘部隊送っててくれる?予想以上の荒事になりそう」

 

 

とだけ言った

 

 

これは誤解されたナツキ と 誤解してるか分からないハルト

 

 

両者だけでは済まない 騒乱である

 

 

 

 

 

 





予告

ナツキ離反?取り敢えず事情を知る為にリバースへと攻勢をかけるハルト

その頃 ナツキは自分を拉致した人物を知る事になる

次回 冤罪とは恐ろしい お楽しみに!


オマケ短編

酒


「ハルト、酒豪諸島に行くのを辞めろ」


「え、何で?」


「お前が持ち込んだお酒なら沢山の備蓄はあるが何より、頻度を減らせ……何よりお前が帰る度に酒臭い奴を介抱するのが面倒くさい」


「キャロルは辛辣だな…」


「うんうん」


「当然だろ、酒は度が過ぎると健康に良くないというからな…オレとしては…お前達に長生きして欲しい」


「成る程、確かにハルきちを心配する気持ちは分かるよ」


「それなら二亜も止めるのを手伝え、というか酒の話をしているのに呑むな」


「だが、神は言った!……汝!まぁ呑めと」


「そんな一節が あの本にあるかぁ!!」


「いや確かにキャロルの言う通り、度が過ぎる飲酒は体の敵だろう…だがシャロンが言っていた!」


「何?」「ほぉほぉ」


「汝の敵を愛せよ!と…つまり俺達の健康の敵である酒は誰よりも愛せよと言う事だ!」


「よく言った、ハルきちぃ!!」


「さぁ、今日はとことん呑むぞぉ!!」


「杯を干すと書いてえええ!」


「「かんぱーーい!!」」


とんでもない泥酔をかましてる酔っ払い2名を見たキャロルは


「…………」



数分後



「おい、あの生草シスターは何処ダァ!」


キャロルは激怒したまま部屋に入る、その足元にはタンコブが出来て気絶しているハルトと二亜を引き摺ったままで全員目がギョッとしていたのは言うまでもない


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