無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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悪辣な花火大会

 

 

前回のあらすじ

 

BLACKウォッチを奪ったナツキ達リバース、ハルト最大の地雷を踏んだ事によりナツキはクロノス・ロードに変身するも…まさかの民間人に爆弾つけてクロノスへ向かわせて爆破するという正味 ニチアサでは絶対に出来ない外道戦法を展開するのである

 

 

その張本人は替え歌を歌っていた

 

 

「俺と推しとの間には今日も冷たい壁がある〜推しの歴史を奪うなら〜僕は悪にでもなるぅ!」

 

『巨悪の間違いだろ』

 

 

「え…アマゾンズのトラロックとかパラダイスリゲインドのオルフェノク狩りとか、ギーツ最終盤でデザグラ運営がやったクソゲーより人の心がある分マジでは?」

 

『だからと言って罪なき奴等に』

 

 

「あははは!面白い事を言うね、人間は誰しもその身に罪を背負っているのさ罪なき人なんて何処にもいないよ相棒!」

 

『そんな哲学は話してないんだが?』

 

 

「俺からすれば人と違うってだけで排斥しようとする人類の方が醜いと思うけどね」

 

 

「あ、あの魔王様?」

 

 

「勿論キャロルや千冬達のように素晴らしい人間もいるのは分かる、何より俺の推し達が最たる素晴らしい人類なのだけど!やっぱり大半の人類なんて救うに値しない劣等種は俺達怪人達の手によって管理運営されて初めて種として存続が確保されるべきなんだよ…このままでは地球や宇宙が人類によって滅んでしまう々つまり怪人が人間よりも上位な存在として君臨すべきなんだよ!!」

 

 

「おぉ…」

 

シャドームーンも予想以上の強火思想に戸惑い

 

 

「魔王?」

 

ビルゲニアすらビックリしていたし

 

 

 

「「「ん?」」」

 

三神官達は アレ?こんな事言う人だったか?と思っていた

 

 

『相棒、マジで疲れてんだなぁ…』

 

 

街の外れからドーン!と上がる花火を見て楽しむハルトは

 

 

「いやぁ!カレラが爆破やら破壊を好む気持ちも今なら理解るな!これは見ていて良い気分だな!」

 

『ザクロ!』

 

 

同時に起こる花火と倒壊して粉塵の上がる建物を見ながら

 

 

「たーまーやー!…あれ?かぎやだっけ?まぁ良いや、もっと爆破しよー」

 

 

テレビの前の子供達よ!普通の悪組織もニチアサの規制がなければコレくらい普通にやるぞ!今すぐthe firstとthe nextやシン・仮面ライダーを見てみよう!裏切り者へ容赦ないショッカーが見られるぞ!

 

 

その頃 ナツキはポーズ機能を使って爆弾をつけられている人達から爆弾を取り外して解放するという人助けを行なっているのだが

 

 

 

「そんな湖を風呂桶で空にするくらいの無謀さって分からないのかなぁ」

 

 

「それより何だその頭の輪っか?」

 

 

「これは秘密」

 

 

爆弾をつけられてパニックになっている民間人には クロノス・ロードが爆弾を取り外して助けてくれると 教えてある…だから皆 爆弾つけたままクロノスへと襲いかかるのである

 

 

「さぁさぁヒーローぽく皆を助けてみなよ!皆が救世主って言うなら出来るよね!」

 

 

そう笑うハルトは笑顔でいたのである

 

 

「さーて(ネオ黎斗がクロノス・ロードのデータが欲しい言ったから、このステージの仮想生命体に爆弾仕掛けたけど)いや趣味と実益って本当に兼ね備えられるんだな」

 

『本当に容赦がない…』

 

 

「守るべき人達が人質にされてる所か自分へ襲いかかってくる、けど自分の所へ来たら死ぬから雑に扱えないとか目も当てられないよね」

 

 

とパニックになっている街を見て笑顔になるハルトがいた

 

 

 

「さぁて……ん?アレは…」

 

 

ハルトの目線には とある親子が…その時 良からぬ天啓が降りたのである

 

 

そのままアナザーエグゼイド に変身すると…何と

 

 

「え?」

 

「え?」

 

 

「はい、コレどうぞ」

 

 

「え、うん…ありがとう…」

 

 

その幼子にザクロロックシードを持たせて離せないように持たせたのである

 

 

「ま、待って!触ったら!」

 

 

「あ、ダメだよ〜コレ、俺が任意で起爆出来る奴だから下手な真似したら大事な子供は木っ端微塵となっちゃうよ親子共に助かりたいなら方法は一つ、俺の言う通りに動く事だよ♪」

 

 

と言いながら母親にもザクロロックシードを持たせると

 

 

「アソコにいる青い人が君達の持ってる爆弾を外してくれるよ!」

 

 

『あ、悪どい…』

 

 

「家族の絆で見事、ゲームクリア頑張ってねー」

 

 

正に外道としか言いようのない戦法である

 

 

 

あははははは!ビルの屋上で笑う姿には一切の倫理観がない 

 

 

まるでグロンギのように悪趣味なゲームを楽しんでいるかのようであった

 

 

「笑えよ救世主さん、態々テメェの為に用意したバッドエンドだ整然苦しめ」

 

 

 

その頃 クロノス・ロードは迫り来る民間人をポーズで止めながら一人一人丁寧に爆弾解除をしているのである

 

だが助かりたいからと人間は我先にと迫り来る全員が視野に収まる前に爆弾が起爆して大惨事になる

 

 

しかも密集しているからこそ人的被害が多くなるのだ

 

 

「あの野郎!ここまでやるか!!」

 

『pause!』

 

 

ーー

 

 

「本当さ俺は嫌いな奴が苦しんでる姿を見ると……とても楽しくなるんだぁ♪ねぇ皆もそうでしょ♪」

 

 

「「「「「………」」」」」

 

 

ハルトは笑顔で炭酸飲料を飲みながら見ているが背後に立っていた シャドームーン達はドン引きしていた

 

 

「返事」

 

「「「「「いや全くその通り!」」」」」

 

 

「イェーイ!だよねー!まぁシャドームーンやビルゲニアみたいに自分の流儀で勝ちたい人には分からないかもだけど…」

 

 

普段の温厚な人柄、自分達には敬意を払い仲間への暴走などには基本寛容か態度…しかし敵には情け容赦が一切ないという苛烈さで理解した気になっていた

 

 

 

「俺はこう見えて嫌いな奴には容赦なんてしないんだぁ…意外でしょ?」

 

『いや全く』

 

 

 

この人、マジギレさせたらヤバい事になると

 

 

 

「(やっぱりポーズで体力消費の関係はないか、連続使用可能、インターバルは無しと俺の能力を取り込んでるけど完全に掌握してないって感じかな?)」

 

 

分析しながら戦い方を組み立てている 

 

 

「(ゲムデウスウイルスでも意味をなさないポーズ…ムテキやゴッドマキシマムみたいな最強能力なら動けると思うけど…勝つ為に必要な割り出しには、もうちょいかなネオ黎斗が分析してガシャット作るまで、眺めてよ)」

 

その頃 ネオ黎斗がガシャットを作るクリエイティブな時間に入っていた 

 

 

そしてexciteを口遊みながら クロノス・ロードへ戦力を送り込む

 

 

爆弾の方がクロノス・ロードへの自動探知と追撃をする

 

 

「コレが俺の第二の爆弾(シアー・ハート・アタック)だよ弱点はないし追尾も辞めない、人間が起こす生への執着という力と自分だけが助かりたいと言う醜い欲望を舐めるなよ」

 

 

 

 

その頃 ナツキは

 

 

「はぁ…はぁ……」

 

 

人の心無いハルトの攻撃に心身削れて行った

 

 

そんな時

 

 

「「きゃああああ!!」」

 

 

何故かビル屋上から落下する親子、それを見たクロノスはポーズで時を止めて跳躍し親子を助けたのだ

 

 

『restart』

 

時を始動させると

 

 

「だ、大丈夫ですか!」

 

 

「ありがとうございます…けど」

 

と見せたのはザクロロックシード

 

 

「っ!」

 

 

「これを貴方なら外せると……お願いします!私の事はどうなっても良いのであの子だけでも助けてください!!お願いします!」

 

 

「嫌だよお母さん!!…お願い助けてええ!」

 

 

「いいや両方助ける!」

 

 

その言葉に パァ!と子供は笑顔になり

 

 

「ありがとう!お兄ちゃー

 

 

子供が答えるより早くにザクロロックシードが点滅し起爆

 

 

ドーーーーン!!と同時に起こる大爆発

 

 

それを双眼鏡で見ていたハルトは

 

 

「よっしゃヒットぉ!!」

 

『相棒!?親子諸共やったのか!!』

 

 

「え?ほら片方だけ残しとくと後味悪いじゃん、だから二人纏めて爆散させて上げるのが俺の優しさだよ」

 

『人の心ォ!』

 

『俺達、付き合い長いけど未だにお前の倫理観バランスわかんねぇよ!』

 

 

ガッツポーズをしていたのであるがアナザーライダー所か無意識いる根源的恐怖のゴアナイトメアですらハルトの所業にドン引きしていたのである そして一瞬でナツキの側へ転移したハルトは

 

 

「よっ」

 

 

「……キサマァ!?」

 

 

「そこはエボルトオオオオ!って言うべき場面だよナツキ〜ライダーポイント低いヨォ」

 

 

「ふざけるな!お前…人の命を何だと思ってやがる!!」

 

 

「変な事を聞くね〜命…そう、それはとても大事なものだよ俺はタケル殿からそう学んだんだ」

 

 

「なら何で!」

 

 

「俺にとって大事な命や存在ってのは俺が愛する者達と逢魔に属する者や逢魔と共にある者達だけ…何処かで言っただろう?俺は大事な人達という1割の為なら、その他9割の命や尊厳なんてどーでも良いの敵だと言うなら踏み躙って、蹂躙して利用して遊ぶだけだよれ

 

 

自分の周りにある世界が大事 それ以外や敵には容赦なんてしない 

 

 

世界が自分の敵か味方かの二択でしか見る事の出来ないと

 

 

「イかれてるんな」

 

 

「そうか…いやぁ!良かった良かった!!」

 

 

「何がだ!」

 

 

「俺の狂気は君が保証してくれる訳だ、なら質問だ救世主くん、君の正気は何処の誰が保証してくれるのかな?」

 

 

「っ!!」

 

 

 

「ねぇねぇどんな気持ちぃ!目の前で助けられたと安堵した命が目の前で虚しく爆散したけど!その手から命が溢れ落ちてるヨォ!そんなんで世界を救える救世主なんて言えるんですかぁ!何か言い返し…あぁ出来ないよね!ねぇねぇ今どんな気持ちぃ!!」

 

*上記のセリフと前回からの所業をやらかしてる悪逆外道なのが主人公です

 

 

「ハルトおお!」

 

「あ、ラスボスと遊びたいならゲームはちゃんと進めてね〜………よっと……此処にクロノスがいるぞぉ!爆弾を解放してもらえるぞぉ!」

 

とオメガホーンレプリカで声をあげて人を誘導 クロノスは困惑している中 ハルトは離脱した

 

 

「あー楽しい」

 

『悪趣味だぞ相棒』

 

 

「あぁやって煽れば怒りに身を任せて破滅するかなぁと思ってさ…人は焦ったり怒ったりすると視野が極端に狭くなる、後は嫌がらせ」

 

 

「それより魔王から見てどうだ?」

 

 

 

「確かにクロノス・ロードってのは強いみたいだけど、それはライダーであって変身してる奴までが強い訳じゃないからねぇ♪」

 

『よし、それならそろそろ』

 

クロノスの装甲にはダメージは入らないなら全員で直接攻めるかと提案しようとしたが

 

 

「何を勘違いしてんだ相棒」

 

『え?』

 

 

「俺のバトルフェイズは、まだ終了してないZE!」

 

『おい待てこれ以上何する気だ!』

 

 

「即効魔法発動!バーサーカーソ「もう辞めろ魔王!」HANASE!シャドームーン!!」

 

 

「これ以上はやり過ぎだ!」

 

「そうだ魔王!アイツのライフはもう0だぞ勝負をつけるなら今だ!」

 

 

 

あのシャドームーンとビルゲニアが止める程の戦法であった

 

「そうか…うーん……二人が言うなら辞めるか」

 

 

「おぉ!」

 

 

聞き届けてくれた!と感動するシャドームーン、普段のハルトを見ていればウォズ達が苦労して暴走を止めていたのに素直に聞き届けてくれた!との喜びもあったが

 

 

そこに

 

 

「下手っぴですなぁ魔王様」

 

 

「ダロム?」

 

 

ゴルゴム三神官のダロムが何故か焚き付ける

 

 

「魔王様は欲望の解放をさせるのが下手っぴですぞ」

 

 

「何だと!グリードでもある俺が…俺自身の秘める欲望を解放し切れていないだと…」

 

 

「その通りですぞ欲望とは適度に解放する事が寛容なのです小出しするのはダメですぞ」

 

 

そのダロムの言葉にハルトは

 

 

「どうやったって今の俺は世界を破壊する事は出来ない、だったら今は街の破壊で満足するしかねぇ!」

 

吹っ切れた

 

 

「「魔王様!?」」

 

 

同僚のビシュムとバラオムも面を食らい、シャドームーンとビルゲニアは焚き付けたダロムを袋叩きにしていた

 

 

完全に構図が違うだけでウォズとロイヤルガードのやり取りである

 

 

「(ポーズの攻略法って…永夢さんと黎斗さんがやったようなバグヴァイザーの中に忍び込む方法…或いはムテキみたいなそもそもポーズが効かないか……あ)」

 

他にも手がある!と思いついたのだ

 

 

『え?』

 

 

ハルトが取り出したのはガイアメモリである

 

 

「えい!」

 

『パペティアー』

 

 

ハルトはパペティアードーパントに変身すると

 

 

「さぁーて始めますか」

 

『え?一応確認だけど何するつもりなの?』

 

『パペティアーだと?』

 

 

パペティアードーパントの能力は文字通り相手を操り人形にする能力であるが 肝心の人形なんて何処にも……

 

 

「あはは〜使える人形がないなら作って遊ぼう!素材は沢山転がってるよ!メモリの可能性は無限大!」

 

『おい、まさか』

 

 

両手の先から糸が伸びる当人は呑気に

 

 

「死霊を操しパペッ○マスター!」

 

『おいコラァ!』

 

 

同時に起き上がり始めるのは 辺り一面に転がっていた さっきまで命だったもの達が動き始めたのである

 

 

 

「さぁさぁ第二ラウンドだヨォ、ほぉら救世主よ頑張れ頑張れ」

 

 

糸に繋いで動かすのはその辺の死体 それをパペティアーの力で操作しているのだ ある意味でネクロマンサーである

 

 

「俺は商店街の出し物でハルト・ザ・パペットマスターの二つ名を欲しいがままにした男の人形ショーをしかと見せてやろう!」

 

『何それ初耳!』

 

 

ーーーー

 

 

 

そこからナツキは

 

「!!!!」

 

 

逃げていた そう動き回る死体から全力で

 

 

「何で俺はゾンビパニックに巻き込まれてんだよ!あいつネクロマンサーにでも転職したのか!!」

 

 

頭上に見える糸、間違いなくハルトが死体を糸で操っていると来た

 

ビームパットで牽制しながら逃げ回る 詰みそうならポーズで回避して逃げている

 

 

「……なら」

 

『キメ・ワザ!クリティカル・ジャッジメント!』

 

 

「はぁ!!」

 

 

ばら撒きビーム弾でゾンビを蹴散らしていくもやはりというべきかゾンビが尽きる事はない

 

 

「……」

 

 

このままでは物量に押されてしまう、ならばハルトの怪人因子で!と能力を発動しようとしたが上手くいかない

 

 

「……って、まさか!」

 

 

ーー

 

 

その頃 パペティアーは笑いながら

 

 

「どんなにポーズがチート能力でも回避出来ないくらいの密度で飽和攻撃かませば良くなーい?」

 

 

例えば密室空間に追い込んでポーズを使わせても逃げ場がなければ止めた所で意味がないのだ

 

『だが時を止められているなら意味がないぞ?』

 

 

「だからこそ貴様が何秒ポーズしようが関係ない攻撃方法を思いついたんだよ、けど普通の死体じゃ人形として強度不足だねぇ〜折角、人体の限界を超えた関節技とか考えてきたのにさ」

 

『相棒、パペティアーの応用法が地上波に流さない』

 

 

「大丈夫だよ死体の多い場所でパペティアーがいないとこんな真似出来ないだろうし」

 

『まぁそうだが…』

 

 

 

「それに、そろそろ体も慣れてきたよ」

 

『何?』

 

 

「俺がナツキへの嫌がらせの為だけにこんな真似してると思う?」

 

『思う』

 

「思う」「そうとしか思えない」

 

「「「思います」」」

 

その言葉に頷くシャドームーン達であった

 

 

「シャドームーンまで!!まったく失礼しちゃうよ!俺は何回もポーズを使わせる事でクロノス・ロードの戦力を分析し更に!」

 

『更に?』

 

 

「後、俺の頭にある輪っかを見てみな」

 

『こ、これは!』

 

 

「さっきの輪っか?」

 

 

 

何処からか聞こえる ポーズのシステム音

 

その時

 

 

 

ガコン!!

 

 

 

止まった時に適応した円環 極限の適応が今成されたのである

 

 

 

「おぉ〜これでよし!」

 

『これ…摩虎羅?』

 

 

「そ、二亜が作った組み手相手のね」

 

 

摩虎羅…神器 魔獣創造を渡した二亜が作り出した魔獣 その能力は あらゆる事象への適応

 

 

戦う前にハルトは二亜に頼んで摩虎羅の力を借りていたのだ二亜の指輪を介して摩虎羅にクロノス・ロードのポーズに適応させたのである 

 

 

『それなら摩虎羅を解き放てば解決してたのでは?』

 

 

「俺が摩虎羅に求めたのは手本だよ、摩虎羅がポーズを破れるのなら俺にも破れる方法があるって事だからね…摩虎羅が破れたなら俺のグルメ細胞と怪人因子が適応してナツキのポーズを破れると踏んだのさ!」

 

おぉ!と驚くシャドームーン達

 

 

「けど、ここまでポーズを使わせないと適応出来ないってのはクロノス・ロードの強さって事だよな」

 

 

故に油断ならない相手である

 

 

「後、時間かけさせたのが不味いな」

 

 

時間経過による強化…これこそがクロノスの厄介さである 勿論 策は用意しているが現状で仕掛けるのも問題か

 

 

「よしゾンビが全滅したら打ってでるかな」

 

 

だからと言って逃げる理由はない 仮にリバースの援軍がやってくるとしても限度がある

 

ナツキ単騎で来ている今が好機なのだ

 

 

「取り敢えず投降を促してはどうだ?」

 

 

「えぇ……まぁビルゲニアが言うなら」

 

 

よしと思い オメガホーンレプリカで声を上げる

 

 

「おーいナツキー!投降しろ!今なら恩情として牢屋敷への終身禁固刑で許してやる」

 

どちらにしろナツキ監禁endであった

 

 

「ふざけんな!こんな人を人とも思わない奴の下に降伏なんかするか!人間爆弾するなんて正気の沙汰じゃねぇ!!」

 

 

「生憎正気なんて面倒なもんは、最初から持ち合わせてねぇんだよ!つか常識や倫理観なんてもんがあったら人間爆弾なんて真似するかボケェ!あと俺がまともな常識と倫理観を持ち合わせてると思うなぁ!!」

 

『そこは持ち合わせて欲しかったぁ!!』

 

 

 

返答は拒否であった ならば情に訴えるとしよう

 

 

「お前はそれで良いのかぁ!故郷でエルフナイン達がナツキに会えなくて泣いてるぞー!」

 

 

愛する人の名前を出すとナツキはムムムと止まってしまう

 

 

「今のエルフナインを何とかしないと、会いたくて会いたくて震えているエルフナイン達が俺の制止を振り切り貴様の土手っ腹目掛けて包丁(ヤンデレソード)で突撃してくるぞ!アイツらは貴様の不在でいつ爆発するか分からない!何ならアルトリア達は馬乗ったままロンゴミニアドで刺し貫くってランサーの名に恥じない行動を取るぞ!」

 

 

 

「そ、そんなの怖くないもん!!」

 

 

「恐怖を感じてんな」

 

『そりゃそうだろ今のナツキは旅行先で遊び呆けた結果、夏休みの宿題が手についていない子供のようなものだ』

 

 

よし精神的揺さぶりは効いているな

 

 

 

「今、変身解除して降伏するなら俺が口利きしてやろうではないか!降伏は何も恥ずべき事ではない!諸君は奮闘した!逢魔は法治国家だから司法取引に応じれば恩情ある裁判をするように俺がカレラ裁判長にかけあってやろう!」

 

 

「むむむ」

 

 

唸るナツキ、流石にエルフナイン達の事を案じるとだろうなと考えていると

 

 

「私を見捨てるつもりなのか理解者よ」

 

 

「お、オティヌス!」

 

 

「貴様が心配するなら我に任せておけ、不本意であるが逢魔にいる者達を招集しようではないか」

 

 

「そんな事出来るのかオティヌス!」

 

 

「我は魔神であるぞ、出来ない訳ないだろう」

 

 

ドヤァ!とするオティヌスであるが

 

 

「神は私ダァ!」

 

 

 

「黎斗!」

 

 

「ネオ檀黎斗だ!」

 

 

continue と刻まれた緑土管から飛び出て来たネオ黎斗が現れたのである

 

 

 

「此処に来たと言う事は!」

 

 

「その通り!ハイパーエネミーのアップデートが完了したのだぁ!」

 

 

「やったー!これね勝つる!最後のピースが揃ったぁ!!」

 

 

わーい!と喜ぶハルトであるがナツキは冷や汗を掻く

 

 

マジかと

 

 

「魔王製バグスターウイルスの解析とクロノス・ロードのポーズ攻略を前提したからな!さぁ行くのだ魔王ゥ!」

 

 

「よっしゃあ!」

 

ゲーマドライバーを装着してガシャットを構えるが

 

 

「引くぞ」

 

「あぁ、あんな魔王と戦えるか!俺は自宅に帰るぞ!」

 

 

「プププ、逃げるんだ〜此処にはまだ爆弾付けられてる奴が沢山いるのに…あの時と一緒だね〜結局、どんなに偉そうな事言ってても最後は我が身可愛さで助けを求める人を見捨てるんだ〜可哀想に〜」

 

 

 

それは自分を見捨てた事への恨み節

 

 

どんなに仲良くなったとしても その恨みが消える事はないと露悪的かつ嘲るような表情にナツキはピクリと反応したのだ

 

 

「何だと?」

 

 

その言葉に踵を返すナツキに対して

 

 

「おい待て、あんな安っぽい挑発に乗るな!戻れ!」

 

 

オティヌスが警告するが頭に血の登ったナツキには意味がないのだろう

 

 

「テメェに何が分かる!!助けを求めているのに無力で何も出来ない奴の気持ちが!」

 

 

「何も分かりませんねぇ!そんな気持ちになりたく無いから強くなったし、少なくとも俺は助けてと頼ってくれた奴等を見捨てたりなんてした覚えはないがなぁ!」

 

 

「SONGは?」

 

 

「アレは敵じゃ!つかキャロルの件やらテメェが俺の寝込みを利用して軍勢けしかけた件とか忘れた訳じゃねぇからな!」

 

 

「……」

 

 

「光太郎さんの頼みで殺さないように配慮はするが……殺さないと言い切れない…」

 

 

 

「殺すつもりでこいよ、その方が俺も遠慮なくやれる」

 

『仮面ライダークロニクル』

 

 

「あっ、そ」

 

『ハイパーエネミー』『マキシマムクロニクル』

 

 

 

「変身!!」

 

『バグルアップ!天を掴めライダー!刻めクロニクル!今こそ刻は極まれりぃ!』

 

 

 

「ハイパー大変身!」

 

『コーリン!エーネーミー!ハイパー!ゲムデウスムテキ!!』

 

 

 

クロノス・ロードとゲムデウスムテキ

 

形は違っていても 仮面ライダークロニクル

 

というゲームにおいて 

 

 

主人公最強装備であるクロノスvsラスボスのゲムデウスが異世界で激突する それを喜んでいるのは

 

 

「おぉ」

 

 

他ならぬ創造神である ネオ黎斗であった

 

 

 

その頃 リバースのアジトにて

 

 

その場に似つかわしくない金髪の幼い女性がいた 名をエルフナイン ナツキの彼女であるのだが…その目は明らかにヤンデレが爆発していた

 

 

「な、何者だ!!」

 

 

とリバースの構成員が武器を構えるが

 

 

「こんにちは、ボクはエルフナインと言います!

ナツキさんを返して欲しいので来ました!ナツキさんは何処ですか?」

 

 

「そ、そんなのお前に話す訳ないだろう!!」

 

「そうだ!救世主を渡すなんてする訳がない!」

 

 

「そうですか教えてくれませんか」

 

 

 

「当たり前だ!我等が救世主を奪われてたまるか!」

 

 

 

「救世主じゃなくてナツキさんです……はぁ…では仕方ありませんね」

 

エルフナインが影絵の狐を片手で作ると

 

 

 

「ガブ」

 

 

可愛らしい声だが突然 リバース構成員の一人が虚空から何かに噛みつかれたように体を抉られたのである

 

 

 

「な、何をし「ガブ」がぁ!」

 

 

「気をつけろ正体不明のこ「ガブガブ」がぁ!」

 

 

「ガブガブガブガブ」

 

 

 

「いやだぁああああ!!」

 

 

逃げ出す奴にも容赦なく

 

 

「ガブっと」

 

 

「あがぁ!」

 

 

 

その可愛らしい声音に合わせて何かに噛み砕かれる リバース構成員達 その中には幼い子供もいたのだが エルフナインはその子に近づくと目線を合わせて一言

 

 

「あ………うわぁ………あ………」

 

 

「大丈夫です子供には噛みませんから……ただ…ナツキさんが何処にいるか教えてくれませんか?でないとうっかり甘噛みしちゃうかも知れません」

 

 

開いた目には一切光が入っていなかった 最早恐怖である

 

 

 

「はいいいいい!!教えますから命ばかりわぁ!」

 

 

そして場所を吐かせた後

 

 

 

「そうでしたか…では、この場所を破壊しますので君は離れててくださいね」

 

 

「え?」

 

 

「ではカリュブディスさん、お願いします」

 

 

「はい」

 

 

光学迷彩を解除して現れたのはカリュブディスメギド、ハルトが作成した怪人で滅茶苦茶溺愛されているのだが ハルトの義妹でもある上に渦中のナツキに近しい人物でもあるのでカリュブディスを護衛につけたのである

 

 

そのカリュブディスが透明になり エルフナインの声を合図に腹の口を広げて捕食したのであった

 

 

 

「情報提供ありがとうございます、ケケラさん!」

 

 

そこに現れたのはナツキのサポーター ケケラであった

 

 

「気にすんな、俺としても推しカップリング以外は認められないからな…しっかりリバースに潜入して情報を流したぜ」

 

 

まさかの理由でリバースの情報をエルフナインに流していたのである

 

 

 

「裏切ったのかケケラ!」

 

 

そこに現れたのは白詰、彼は何とか怪我を回復させて前線に行こうとしていたのだが聞き捨てならない情報を聞いてしまったのだ

 

 

 

「最初から俺はお前達の味方とは言った覚えはないがな」

 

 

「貴様ぁ「ガブ」ぁぁぁ……」

 

 

ドサッ!と雑に倒れ伏す白詰をエルフナインはまるで道に投げ捨てられた空き缶を見るような目で一瞥した後に

 

 

「ではナツキさんを奪還しましょう!」

 

 

「この拠点はどうするんだ?」

 

 

「はい!カリュブディスさんにガブガブして貰おうかなと!」

 

 

「その心配には及びませんぞ」

 

 

「え?」

 

 

「こんな事もあろうかとハルト様から静謐殿をお借りしました」

 

 

そこに現れたのは静謐のハサンである

 

 

「え?どうしてですか?」

 

 

「ご安心ください、私に策があります」

 

 

「信用できません!」

 

 

「どうしてですかエルフナイン様!」

 

 

「ハルトさんの力で生まれた怪人ですから、巨大化して建物を丸ごと踏み潰すとか言うつもりですよね!」

 

 

「飛んだ風評被害ですが違いますぞ!私の力で建物を換気できないように密閉した後に此方の静謐殿の毒を密室で散布するだけです!」

 

 

「人の心とか無いのか?」

 

 

「メギドなのでありませんしハルト様も以前 トータスで犯罪組織相手に同じ作戦を使ったであります!」

 

 

ハルトは以前 トータスにてベルファストやアンティリーネ、カレンを狙った犯罪組織を叩き潰す為に根城の出入り口 密封からの静謐の毒ガス攻撃をかましたのをカリュブディスはラーニングしていた

 

 

「成る程、そうでしたか〜それなら安心です!全員殺ってください」

 

 

「ふぅ……良かった採用されて…」

 

 

「お前やっぱり、あの魔王の子供だわ思考回路が似てらぁ」

 

 

「その通り、私はハルト様の実子と言っても過言ではありません!」

 

 

ドヤァ!としていたのであったが ふと思う

 

 

 

「………あれ?私って建物を密閉出来るような壁技を使えましたっけ?」

 

 

「それならボクに任せてください!」

 

 

「エルフナイン様?」

 

 

「ボクもキャロル程ではありませんが、ガッチャード式錬金術を研究しているんです!」

 

 

すると左薬指にはめた指輪が光り建物の窓や扉を全て潰したのである

 

 

「さぁ、お願いします」

 

 

「御心のまま」

 

 

静謐が屋上に跳び、通気口や通風口目掛けて

 

 

「『妄想毒身』」

 

 

紫ウォズは治療中の八将軍を何とか回収して離脱出来たが 対応できなかった構成員は全員 静謐の毒にやられたのであった……

 

 

 

 





予告

クロノス・ロードvsゲムデウスムテキのクロニクル対決 


そんな中 リバースの根城が襲われ ヤンデレ化したエルフナインが乱入する 果たしてナツキの運命とは!

辞めて!ゲムデウスウイルス感染からのゲムデウス軍団による紅蓮爆龍剣の一切攻撃なんて浴びたら、クロノスの装甲を貫通してナツキ本体にダメージが入っちゃうわ!お願い死なないでナツキ!アンタが此処で死んだら 紫ウォズとの約束はどうなっちゃうの!まだ生きている、これを乗り越えたら 魔王に勝てるんだから!


次回 ナツキ死す!デュエル○ダンパイ!


「嘘つけええ!」


次回 あるべきクロニクル お楽しみに!

オマケ短編

言語の壁


「ふむふむ」


ハルトが執務室で言語の勉強をしていた。

普段は通訳を担当するドロイドことプロトコルドロイドが側にいるが、やはり言語や相手の文化は直接、身をもって理解するべきと考えており隙間時間に勉強しているのだが



「………ん?」


「どうされましたかご主人様?」


「いや見てくれベルファスト、俺が訳したら【タカシ君の体には心臓を8つ、脳が4つあります】ってなるんだ」


「ふふふ、まさかそんな………あれ?合ってますわ」


「ええ!これ正解なの!?」

『タカシ君!?お前人間じゃねぇ!!』

『つか何て問題が紛れてやがった!』


「いや逢魔の元老院に参加している惑星代表にいるかもしれない…伯爵に聞いてみるか」



ある時 高校で


「おいおいキャロル、その答え間違ってるぞ」


「何を言っている?」


「その英文の正解は【タカシ君は4本の腕を持ちその手には光る剣を装備してます】が正解だ」


「いやそんな…合ってるだと!」


『タカシ君、グリーヴァスだった!?』

『何でこんな英文が高校の問題に乗ってんだよ!』



「こうやって勉強するのは楽しいものだな」


「………」


「何でそんな目で俺を見る?」


「普通なら嫌がると思ったのだがな」


「そうかな?俺結構こう言うの好きだよ」


「なら何故、アナザービルドになった時に…あんな無様な科学式が出た?」


キャロルが言うのは恐らく 難しい計算式!とか複雑な図形!とかビルドが使う数式と何か違う奴の事だろう


「知らなかったから」

『だから絶妙に重たいから辞めろ!』



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