前回のあらすじ
リバースとの抗争を圧倒的勝利で飾ったハルト達はナツキは牢屋敷で罰を受けている
「待ってエルフナイン!関節はその方向に曲がらない!いやオティヌス!グングニルで聖痕つけようとしないで!いやエインヘリアルとか何考えてるの!」 咲那も待ってええええ!!」
恐らく某ボスばりに死という真実に辿り着けていないだろう
「ハルト助けてえええ!」
「やなこった、俺がお前を助けると思うなよ?」
しかしアイツも凄いな悲鳴エネルギーが滅茶苦茶溜まっていくとヤクヅキが喜んでいたが
「そういやぁ最近 ヤクヅキの奴が園芸にハマってるって聞いたな」
『以外だな植物に興味を示すとか?』
「まぁ逢魔には色んな世界の植物園があるからな興味を持ったのだろう」
『あぁ、あのビオランテとフォートレススラグジャマトが闊歩する植物園な』
だがハルトは知らない ヤクヅキは最近 チームマッドサイエンティストから人間を土壌や肥料にして育つ植物を貰い育てている事を
そんな事を知らないハルトはアウトサイダーズを率いてメモリ製造施設を破壊して回っていたのだが
「くたばれ魔王!」
「ん?」
突然 ゴオマに顔面殴られた…しかしケロッとしていた
「な、何で?」
「え…効いてないから?」
「んなっ!」
「取り敢えず俺を殴ったよな、よし!お前が泣いて謝るまで俺は許さないから…」
「ひぃ!」
「逃すかよ」
『ネズミさんになーれ!ハハッ!ワンツーマ『言わせねぇよ!』』
『マイス』
『マウス・セパレート!』
「せいやあああああ!」
「ごふぅ!」
アナザーマイスの飛び蹴りでゴオマを吹き飛ばすと
「ふぅ…いやぁ良心の痛まない拳とは気持ち良いものだね!」
「あ、魔王〜終わったよー」
「よし次行くぞー!」
ここは リバース傘下にある製薬所の名を冠したメモリ製造施設
「くそっ!何でメモリが使えねぇんだよ!」
構成員…いや正確に言えば残党だが、この世界で一部を除いてメモリの無効化能力 エターナルレクイエムを使っているので この施設防衛にはメモリを使えないときた
迎撃で通常の兵器で対応しているが
『亀さんになーれ!ハハッ!』
『タートル!』
アナザーマイス・タートルフレームになり大楯で仲間を守ると攻撃が止んだ瞬間 アウトサイダーズが突貫する
「改めて俺の推し達が一緒に戦ってくれてるとか……推し達 サイコーだぜぇー!」
『最高だ『言わせねぇよ!』ハハッ!』
『ハルトも亀の姿でその台詞言うな!』
「………」
『相棒?』
「この盾だけど…確かエネルギーで守ってる甲羅部分をオンオフ出来るんだよね」
『そうだな』
「んじゃ腕とか頭とかを突っ込ませて、盾の防壁をオンにしたら」
『おい辞めろ、それ以上はいけない』
『てか、それで腕切り落とすなんて作戦は無理だろ?』
「ちょっと手頃な敵で試してみよ」
とハルトは怪我をして動けなく警備員の頭を防壁を消した盾に置く そして
『タートル』
能力発動するも流石にギロチンのように首を落とす事は出来なかったのである
「まぁそうなるか」
『ハルト、ハハッ!新しいライドエグズが解放されたよ?』
「どんな?」
『オオカミさん、ワシさんの力さ ハハッ!』
「オオカミとワシとは良いな!」
『それと暇してる十二支同盟のアナザーもやってきたよ ハハッ!』
『ヴァンケン、ムトン、ジャオ……アンロック』
「おぉ〜嬉しいねぇ……つか紫ウォズから情報を抜き取った場所を片端から潰してんだけどさ」
自分の気持ちを思うと なぁダグバ と声をかける
「何々?ゲゲルする?」
「いやぁ無抵抗な相手痛ぶるのって気が引けるよね?」
その言葉にダグバは驚きながら
「え、それ冗談だよね魔王?相手を痛ぶるのが大好きな魔王がそんな事言わないよね?」
「何か心外だなぁ…」
「いや魔王はいつだって何処だってムカつくから誰かを痛ぶりたいって顔してるよ?」
「今俺、そんな顔してたの!?」
と話していると
『おいハルト』
「何、ゴルドドライブ?」
『ガイアメモリのデータは削除したぞ』
「OK、よくやった」
『因みに此処にいる人間は?』
「決まってんじゃん、全員見つけ次第廃棄処分」
その言葉を合図に待ってましたとアウトサイダーズや怪人軍団が製薬所を襲う
「全員に命令する誰1人生かして帰すな!」
「手に入れろ!リントのキル数!」
「武功1番!昇格の為ぇ!」
と気合いを入れるのはグロンギの ベ、ズ、メ集団のグロンギ達 彼等はハルトとダグバがいるのもあるが 基本的にゲゲルが出来ない 代わりに一定条件で一定人数のリントを殺せば上に昇格出来るのであるが
「………いや歌いながら敵を殺して回るとかドン引きだな」
「お前が言うなエボルト」
そして研究所の最奥 何か主任ぽい奴が待っていたのだ
「ま、待て!そうかお前達は逢魔の…だが我々のメモリ開発は君達の役に立つ筈なのに何故このような真似を!!」
何か如何にもインテリエリート拗らせている青年である、何か言葉の端々に見下してる感じがあるが
「簡単だよ、お前達はやり過ぎたんだメモリを未成年にばら撒くなんて真似しやがって…んで資料は紙電子問わず廃棄するし…それには当然人間の脳みそに刻まれた記憶も含まれる訳だ」
「え…ぎゃああああ!!!」
その頭だけをピンポイントに超自然発火能力で焼き尽くすのであった
「人間蝋燭、いや松明か?」
『相棒落ち着け』
そして久しぶりの登校 昼休みに
「ふぅ……色々あったな」
屋上でデザートのヘルヘイムの果実と闇菓子を摘みながら飲むエボルトコーヒー…うむ今日もエボルトの腕は良い感じだな
『何でこの刺激物を普通に飲める?』
「普通においしいけど?」
「その前にオレ達の知らない間に何をしていたのだ?」
「教えてくれないかな?」
キャロルとあかねの発言に思わずプルプル震えるも
「い、いやキャロルはエルフナイン通して知ってるんじゃん!」
「全部お前の口から聞かせろ」
「うす!」
説明をしたのだが
「また危ない事してたの?」
「あかね…ごめんなさい」
「もう…本当に心配したんだからね!」
「俺って奴ぁ…まだまだ弱いな」
『いや嫁には生涯勝てんだろう?』
『尻に敷かれてるからな』
「だな俺は一生勝てんだろうさ」
「じゃあこの世界でやる事も終わり?」
「んー、そういやぁダットとかいたな」
メモリ絡み以前にライダー が存在していたかも知れない 調査や謎はまだ残っているのだ
「あ…」
「少なくともライダーシステムがあるなら対処はしないといけないからね!此処は俺が」
「また仕事か……そうか…」
その時 ちょっと寂しそうな顔をしたキャロルの姿をハルトは見逃さなかったのである!
「………と思ったけど、それは別の奴に任せるよ丁度それ出来る部門が出来たし」
「ん?」
「実はナツキを担ぎ上げたリバース残党を非公式の囚人部隊改め懲罰部隊として採用したんだ」
「へぇ」
「名前はカースドプリズン(呪いの檻)、勿論貢献次第で恩赦が出るんだ!」
『出るの?』
「うん!けど基本的に666年は働かないと恩赦出ないからダメだよぉ」
『何でそこだけオルテカみたいな刑罰打ち込むの?』
「一応確認だが逃げたらどうなる?」
「そんなの……エデンのナノマシン技術を転用した爆弾をつけてるから遠隔で跡形もなくドカンとなる」
『お、おう』
「という事で暫くはゆっくりしよう…俺も久しぶりに少しゆっくり休みた「常葉ハルト!俺はお前に決闘を申し込む!」決闘なんざ関係ねぇ、今この場でぶち殺してやラァ!!」
「あべし!」
決闘宣言してきた学生をハルトは取り出したシープハンマーで顔面を容赦なく殴打したのであった
「ふぅ…そうだ!キャロル、あかね!博麗神社に行こうよ霊夢から聞いたんだけど地下から温泉が湧き出てるとか何とか!」
「いや温泉旅行は魅力的なんだけど」
「その前に教えろハンマーは何処から取り出した?」
「こんな事もあろうかと、いつも武器は懐に忍ばせているんだよ」
「いや面積合わないぞ」
「例えるなら仮面ライダーの皆様が体得している不思議収納術だよ」
「そ、そうか…」
「確かに最近は戦いに明け暮れてキャロル達を蔑ろにしていた…くそっ!1人になる辛さを分かっていた筈なのに…ごめん2人とも…お詫びに俺に出来る事ないかな?」
「じゃあ」「ならば」
と話している、そうコレこそが日常であると頷いている
こんな平穏の時間は久しぶりだな
ヒロとシェリーがナツキへのお仕置きで休んでいる事以外は
「そう言えばハルトは進路希望に何て書いたの?」
「ん?俺は新世界の神になるって書いた」
『相棒知っているか?』
『シニガミは』
『チーズしか食べない』
「なら音澄さんが楽しみにしてた熟成チーズを食べたのは死神の仕業だったのか!」
『いやアレはDX逹臣さんの仕業だ』
「おのれリドおおお!」
『落ち着け』
「というか、お前は名前を書くと人が死ぬノートでも持っているのか?」
「いや俺の命令一つで世界一つが簡単に消し飛ぶ軍事力を持っている」
「世も末だった…」
「今更だよ、世の中狂った奴が法律も秩序も作っているのさ」
「そうか…そうだな…」
「今日はキャロルとあかねといるよ」
「なら良い」「うんうん」
「じゃあ今日は放課後に2人とデートしようよ!買い物して甘いパフェとか食べよう!」
「パフェか…」
「お店のよりハルトが作る方が美味しいよね」
「そうか?普通のパフェだと思うが」
首を傾げている しかしカースドプリズンに任せるのは心配だし ダットを誘き出すなら問題ない
放課後
「常葉ハルトの3分怪人クッキング〜!」
「3分で生命創造をするな」
「俺の怪人創造で不可思議を作り。俺の体内に眠る不可思議が生成したシードエグズをぽーい!」
と投げ渡したシードエグズを3個取り込んでパワーアップした 牙不可思議となったのである
「よし取り敢えず ダットを誘き出すように暴れてくれ…人気のない場所で!」
「!!」
任せてくれ!と指示を受けて牙不可思議は動き出す
「今更ながらに俺の体って自動でシードエグズ生成するんだよなぁ…んで音澄さん達はシードエグズが必要……っそうだ!俺の体を使って音澄さんと取引すれば…」
『言い方ぁ!!』
「おいハルト」「少し頭冷やそうか」
「ひゃい」
そして締め上げられたのである
まぁ平和な学園生活というのは何者にも変え難いと思う
井坂先生がメモリについてチームマッドサイエンティストばりに議論を交わすのはすっかり日常である
松永家には永代の研究支援を約束した、それだけ平蜘蛛には価値があると判断してのものである
しかしまぁ
「結局の所、ダットについては仔細が不明が」
『リバース由来の技術では無いようだ』
『奴等の資料にも警戒すべき勢力とあったが出所は不明だな』
「警戒すべき相手ではあるって事か」
「待たせたなハルト」
「別に待っては無いけどさ珍しいよね、キャロルが服買いたいって」
「まぁオレもオシャレに気を使うようにしたからな……主にお前のせいで」
「はい?」
「貴様のTPOを弁える前の文字Tを見て流石にオレも服装には気を使おうと思ったのだ」
「俺を反面教師にしないでよ」
『これ以上にない素材だろ?』
「何だと?」
「まぁそれと合わせて貴様の分も買ったのだ」
「もう違うでしょ、キャロル」
「む…だが」
「素直に言わないから束さん達からツンデレ呼びされるんだよ」
「っ!!よし、ハルト」
「何?」
「これをお前にやる、今後はこれを着ろ」
「え、キャロルからのプレゼント…っ、ありがとう!!嬉しいよどんなふ「あびゃあ!」…」
キャロルからのプレゼントを貰って喜びを見せるが 同時に背後で人が吹き飛び激突 その余波でプレゼントが台無しとなったのだ
「あ…」
「………………」
『アイツ、死んだな』
同時にハルトの目が絶対零度の視線のまま吹き飛んだ男の元へと近寄り
「ぐ……「おい」お、お前常葉か!なぁた「知るか」え?」
首を掴んで持ち上げる姿に思わず全員が震えると思わず
「何処の誰だろうと知らない…犯人はぶち殺す」
今更だが説明しよう!マジ恋世界で学生として潜入しているハルトは自分の肉体を人間レベルにデチューンしているのだ!てか八将軍戦もリバースのナツキ戦もデチューンした体で戦っていたぞ!
そのままハルトは飛んできた男を再度投げ飛ばしたのだが バットで打たれたように吹き飛んだ その先
「っと、何だ貴様?確か…常葉と言ったか?」
「先輩?」
清楚と言う言葉が擬人化したようなお淑やかな先輩 葉桜清楚が何か滅茶苦茶 血の気多い感じで現れたのである
「項羽としては、お前と戦ってみたかったぞ!」
「項羽…あぁ、なーんだ先輩は自分が誰か分かったのか」
それは先輩のオリジナル
西楚覇王 項羽
中華の歴史において武力のみで王となった存在 逆に言えばそれ以外はからっきしなのだがライバルが直接対決を最後まで避けたくらいにはヤバい王様である 余談だが孫策の二つ名の小覇王の覇王は項羽からきていると言われている
『そんなに危険なのか?』
「あぁ、逆らう奴等は皆殺し…念入りな虐殺も忘れない凶王だよ」
『お前もやってる事の大差なくね?』
「…………そうか?」
『無自覚が1番の悪だと思うよ?』
「関係ねぇ、アレが原因なら叩き潰す2人は下がってろ」
「ほぉ、俺とやるか!嬉しいぞ!」
互いにノーガードかつ構えなんて取らずに歩み寄る その姿は両者共通している
大抵のものとの戦いは一撃で決着がついてきたという最強という自負
「………ふん!」
雑に振り下ろしたシープハンマーの一撃を項羽は受け止めたのである ナツキが受け止めれば頭がザクロのように弾ける程度のパワーでしかないがそれでも常人には致命傷となる一撃…弱体化しているとはハルトの一撃を受け止めた行為にキャロル達は唖然とした
「あのバカのパワーを正面から受け止めた!?」
「そんな」
「へぇ…」
「ふっ!ほほぉ、中々の怪力だな!まるで黥布のようだ!!」
「あ?英布?」
黥布…英布とも呼ばれる楚漢戦争の英雄 当初は項羽の下で働いていた猛将 しかし項羽の見返りの貧しさに反乱 親族を滅ぼされ劉邦へ鞍替えし 王となった男
「それなら歴史通り、テメェを叩き潰してやる!!」
「今度は此方の番だ!」
と項羽は返す刀で槍を一突き それだけでハルトのシープハンマーで受けの姿勢に戻る
数合打ち合うと互いに理解する
「やはり中々の……ん?」
「あははは……九鬼英雄、もう答えが出ているなら加減はいらんよな?」
よく見るとハルトの口元が笑っていたのだ
「何がおかしい?」
「お前………中々良いぞ」
「ん?………っ!!!」
いつの間にかガラ空きとなっていた片腕、そこから取り出し虚をつこうと放たれた槍の一撃 項羽は槍を弾き飛ばして回避するもハルトは笑いながら槍へと武器を持ち変えていた
「第二ラウンドだ、せいぜい楽しませろ」
「どうやったか分からないが…まぁ良い、お前が強いと分かった、では楽しもうではないか」
「こっちもそう思うね、アンタは人間にしておくのはもったいない」
それは怪人王としての最大の賛辞でもあるのと
「やはり貴様も壁越えしているか」
「壁越え?」
「知らんのか?まぁ端的に言えば化け物みたいな強さを持っているものだ」
「あの清楚覇王に言われるとは光栄だなっ!」
互いの槍をぶつけ合う その一撃一撃は大気を震わせ、地を抉る、互いの一撃は加減無用の絶死の一撃 まさか平穏上等な世界でこんなに楽しい戦いが出来るとは予想外であった
しかしと言うべきか何と言うべきか
項羽の暴走を察してか九鬼家やその他の勢力が止めに現れたと来た
「まさか項羽と撃ち合えてる?」
「やはりと言うべきか何と言うべきか」
英雄は頭を抱えるも 実際こうなると理解していたのだろうが
「とにかく彼奴が足止めしている今の内に項羽を抑えるぞ!」
「邪魔してくれんなよ…ったく」
「ははは!どうした余所見してる余裕があるとはな!」
「だからテメェは負けんだよ、周りを見てみろ」
「ん?なっ!」
項羽は漸く自分が包囲されていると理解した
「だがこんな包囲が何だ、こんなもの力ずくで突破してくれる!」
「突破とかマジか」
何という脳筋理論だと引いていたが アナザーライダー達は いやお前も似たような事するだろうと言う目で見ていた
「四面から楚歌が聞こえてんな」
「いやあああ!」
何かトラウマ刺激されて震えている、いやまぁあの絶体絶命な状況は誰でもトラウマになるかとボヤくがキャロルはデジャブを感じていた
「あぁ、これは」
「仮面ライダーの最終回目前のハルトだね」
「いや正確にはテニス、ゴルフ、マラソンで視聴出来なかった時のハルトだ」
「いやいやアレは」
「あの2人とも、四面楚歌って状況でどうして俺の絶望パートの話になってんの?」
そして項羽は抑えられて回収されたのだが
「やっぱり強いなアイツ、楽しかった!また遊びたい、なぁ英雄くんや…項羽と遊びたいから人のいない場所を教えておくれ!」
「辞めてくれ!お主に任せたら島が軽く消し飛ぶ!」
「大丈夫大丈夫、島が消し飛ぶ程度の被害で抑えてあげるから」
「単位がおかしいぞ!」
「あれ?島とか普通に消し飛ぶものだろ?」
それは貴方だけです、実際 シンフォギア世界では無人島消滅が日常なので今更感ありますが普通なら大事件です!
「まぁ、いいや項羽か…しっかし黥布に例えられるとはな」
「いや、あの覇王が豪傑に例える武勇があるというのは誇らしい事では?」
「黥布の末路を考えると素直に喜べんよ」
黥布の末路は やはり劉邦に叛逆して討ち取られる まぁその時に受けた傷で劉邦が死んだとされるので痛み分けか…
だが反乱のきっかけは 抑え役だった韓信と彭越が粛清された事も繋がる
あの2人がいないなら恐れるに足らずと言っていたとのこと
「抑え役って大事だよな」
『そうだな』
「ハルトは感謝しろ」
「勿論だよキャロルとあかね達がいないと……俺、何しでかすか分からないから…けどキャロルからのプレゼントが台無しに」
「いやお前の力なら元に戻せるだろう」
「そうだった!」
その日はキャロルが選んだパジャマでぐっすり眠りました
その翌日
学校にて
「おぉ、いたな黥布よ」
昨日拘束された筈の項羽がいたのであるが
「おい、その頭蓋叩き壊してやろうか?」
「まぁ怒るな折角、范増と黥布がいるのだ我が天下を取れる時が来るというもの」
「いや何でテメェの下についた事になってんだよ?」
「何、あのままなら俺が勝っていた、ならばお前は俺の部下だ」
「俺が勝ってましたが?お前がレフリーに救われただけだろうが?」
「あ?」「は?」
バチバチと火花を散らすも
「しかし何でアンタ普通に学校来てんだよ」
「清楚が学校へ行けと煩くてな、それと安心しろ敵でないものには俺は優しい」
「そうか」
『お前と一緒だな敵でないなら優しい所は』
「つか范増って誰だよ?」
「知らんか直江大和という男だ」
「あぁ、一子さん達のグループの子か」
Fクラスにそんな人がいたなぁ、確かそんな名前だったなぁ と思っていた
「つか、あんなに強いんだから武神と戦ったら?」
「そうしたいが九鬼に止められていてな私闘禁止と言われたのだ」
「まぁ私闘禁止は新撰組でもあったから別に違和感ないけどバトルジャンキーには苦痛だよねぇ」
以前 試しにグロンギに一週間私闘禁止と言ってみたら全員この世の終わりのような顔をしていたのが記憶に新しい
いやアンタら律儀にゲゲルの順番待ってたというのはツッコミしてはいけないらしいが
「だが代わりに模擬戦というのをやるらしい」
「模擬戦?」
端的に言えば模擬合戦 つまり武器を持って戦うイベントらしい ふむ
「………ん?」
ハルト→魔王
キャロル→やばい錬金術師
あかね→闇の聖剣使い
エマ、ユキ→世界滅べる魔法少女
ふむ
「それ戦いになるか?」
一方的な蹂躙となる未来が見えるのだが
「まぁ俺1人いれば大丈夫だ!」
わはは!と言って離れる項羽の背を見て思わず
「1人で勝つとか無理無理、ノリと勢いだけで勝てる程戦いは甘くないというのに」
「「いやお前/ハルトが言うな」」
「何故にwhy!」
そんな訳で学園では模擬戦をやろう!となっている 皆がそれぞれチームを作り戦っているが
件の項羽軍は負け続きと来ているらしい
理由は項羽の独断専行…
「なぁキャロル、今こそ俺が魔王軍を組織するべきではないかと思うんだが」
「落ち着けハルト、この世界で魔王軍なんて作ってみろ大変だぞ」
「確かに!荘吉さんが大変な思いするな…じゃないよ!俺も大将として模擬戦に参加するってこと!」
「だがお前の下に付きたいやつがいるのか?」
「今からハウンド達クローントルーパーを呼ぶ予定でしたが?」
「本気の戦争ではないから辞めてやれ」
「学生の戦いに本職軍人呼ぶのはダメだよ」
「それならアウトサイダーズ?」
「学園行事を血の海に沈めるつもりか!」
「流石にあの人達はダメだよ!」
「ならその辺のチンピラとっちめ…いやダメだなチンピラとかどんだけ頑張っても肉壁にしかならんか……はぁ、ならどうするかね、いや最悪の俺の力で」
「それは辞めろ」
「えぇ!……まぁウチでやれば良いか…なら俺は少し寝るかね…流石に疲れたかも…キャロル」
「はぁ…仕方ない奴だ」
「やった」
上機嫌でハルトはキャロルの膝枕で一眠りにつこうとしたのだが
扉から入ってきた生徒が此方に声をかけてきたのである
「あ…やべ」
だが手遅れである
「っ!!」
ハルトは懐からシープハンマーを取り出し殴り掛かろうとしたが
「待てハルト、流石に頭は辞めてやれ」
「はーい!じゃあ内臓破裂で許してやる」
「辞めてよハルト」
「んで、俺の眠りを妨げるとは何の用だ」
「お前は何処の魔王だ」
異世界の魔王とは言えなかった…が
「あ、あぁ…俺は直江大和…項羽の軍師というか何というか」
「直江?……あぁ、アンタが范増呼びされてた奴か!」
「そういう君は黥布呼びされてたけどね」
「あぁ、つか范増呼びされてるから老け顔なんだろうと思ったら、存外そうでもないね」
「アンタも顔面に刺青がないと来た」
「生憎、入れる趣味はないよ……んで何の用?」
「えーと、模擬戦に項羽組として出て欲しい」
「断る」
「え!」
「見て聞いて分かる、アレは絶対に人の話とか作戦とか聞かないで勝手に前線出ていって勝手に突撃して暴れるタイプだぞ!総大将が最前線に行くとか正気の沙汰じゃない!!」
*上記のセリフですが、その行為を常習でやってます
「けど悪い話じゃ」
「つかアレの下に入るとかふざけんな!俺は俺の好きにやる!誰かの下にいるとか性に合わない!!」
「まぁ待てハルト…直江と言ったか?お前だってこのバカの噂は聞いていよう、少なくとも誰かの下で暴れるタイプではないぞ増してや…お前は知らんだろうが、コイツはその項羽と同じタイプだ」
「あー」
「それにハルトの性格なら逆に項羽と戦いたいと思うよ」
「その通りだよ、あかね!合法的に項羽と戦えるなら戦いたいものさ」
ドヤァ!としているが直江は今聞いた話を含めて提案する
「それなら模擬戦終わったら、俺が何とかして君と項羽が気の済むまで戦える機会と場所を提供するってのはどうかな?」
「そんなの口約束だろ?君個人で学園や九鬼を動かせる程の権力やらコネがあると思えないね」
「学園側は何とかなる…九鬼については……何とかする…けど確約はする何とか項羽との戦う場を用意するから一緒に戦って欲しい」
直江大和としては項羽組には項羽以外に前線を指揮できる将帥が足りてない事が弱点と理解していた だが項羽並みの実力があるとなれば人選は限られるときた
そんな時にハルトの話を聞き説得に来たわけだ自分と同じように麾下の猛将に例えられた彼なら項羽も納得すると理解しているのだが
「んで俺はどれくらいの規模の兵隊を預けるの?」
「え?そりゃ…」
直江大和は自分が管理している項羽組の兵隊からハルトが裁量出来る軍勢の規模を話すと
「項羽が一軍率いて俺が別働隊って感じか?」
「あ、あぁ」
「仮に項羽が包囲されても俺が外から突けば勝てると」
「そうだ」
ふーんと頷く、話を聞いて理解した…この男、流石にハウンドのように本職とまではいかないが、ある程度は戦術や戦略を理解している…というより人の使い方が上手いタイプか
「アンタ、軍師というよりは侍中だな」
「そりゃどうも」
「いいよ、話受けてやる…ただ約束は違うな、それをすればタダじゃおかない…つか項羽が俺を乗せた結果の褒美をケチるなら学園内外関わらず喧嘩するからな」
「お、おう」
という訳で
「おぉ!来たか黥布!」
「誰が刺青野郎だ!はっ倒すぞ!」
「ま、まぁまぁ」
学生の余興ではあるが付き合う事にする経緯はどうであれ上手く行けば若獅子トーナメントのように黒幕まで誘導出来るかも!と信じて
そんなハルトが直江から預けられた兵隊達にやった事と言えば
「いいか、これからテメェ等は、この俺の麾下に入った!ならばやる事は一つ!俺に命令に潔く従って戦って死ねボケェ!」
えええええ!と全員がビックリするも文句ある奴は前に出たので数秒でハルトが叩き潰すと
「いいかテメェ等に退路はねぇ!死中に活あり!つか敵に背中向けた奴は俺が殺す!!逃げた奴は背中から刺される事を覚悟しろやぁ!!死にたくなきゃ目の前の敵をぶち殺せえええ!!テメェ等の安全はその先にしかねぇ!!つか安心しろ!!俺は無茶振りはしねぇ!必ずテメェ等の前に立って戦うから安心してついて来いやあ!」
これが逢魔でハルトがハウンドに指揮権預けている理由であった
ハルトは身内の情が移ると優しいのだが、逆に無いと情け容赦のない性格となるのだ
「俺達の軍団のモットーは!狩る首、狩る耳、狩る武功!!そんな俺達の手柄取りの邪魔する奴ぁ!例え味方の直江でも大将の項羽でも容赦な首ぶっ殺す!!その辺肝に銘じておけぇ!!ケチ臭えと歴史書にまで名前を残してる項羽と違って俺は褒美は惜しまねーからなぁ!」
因みに割とこの辺はハルトはグロンギを指揮する時に言っていたりする 伊達に日常に戦闘が入っているだけのことはある
えええええ!と再度驚く生徒達であったが
数時間の訓練の後にハルトは馬に乗りながら槍を構えて指示を出す
「行くぞテメェ等ぁ!俺に続けぇ!!」
「「「「「「「了解でさ大将!!ヒャッハー!敵は皆殺しだぁ!!」」」」」」」
あら不思議 直ぐに全員が戦い大好きウォーモンガーとなったではありませんか!歌いながら敵陣に突貫してほぼ必ず敵将を倒し敵兵を敗走、更に情け容赦ない追撃までかます徹底ぶり
伊達に王様にはなってないという事だろう
「いいかテメェ等!敵の大将首を見つけたら容赦なく刈り取れええ!」
「おうともさ!」
「テメェ等、隣の組に負けんじゃねぇ!!手柄になりそうな奴等の首を見つけたら容赦なく刈り取れえええ!」
と勢い盛んな部隊もあるので周りの部隊も
「常葉大将直下の部隊を見たら全力で武器の鋒を下げて目を合わせるなぁ!!」
「最悪こっちの首が飛ぶぞおお!」
「あははは!見ろよ敵もビビってるぞ!よっしゃ!テメェ等行くぞついて来い!!」
と槍片手に軍団率いて敵将を倒しているのだが馬に乗るハルトが槍片手に
「見ろよ!敵がビビってるぜ!手柄の刈り取り時だぁ!行くぜ、ヒャッハー!!」
「「「「「「ヒャッハー!!!!」」」」」」」
正に血に飢えた愚連隊である
というより基本的に逢魔王国でもハルト直参の親衛隊やアウトサイダーズは割と他の部隊から見ても
逆らったら殺されるから見たら直ぐに逃げろ
目線合わせたら襲われるから目を合わせるな
とか言われたりする だがまぁ逢魔王国でも随一の戦闘力と突破力を持っている上に
単純な局地戦、白兵戦に関して言えば ハルトが指揮すればハウンドにすら勝てる
まぁ戦闘に勝っても戦争に負けるタイプなのできちんと勝つにはハウンドの補佐は必要不可欠である
まぁこれも
「常葉ハルト!敵将討ち取ったりいいいい!!」
おおおおおお!!!と歓喜する軍団である
ハウンドをして 取り敢えずハルトを前線に投入して暴れさせるのが最適解こと戦術ハルトであったとさ
「おっしゃあ!次の敵はあっちだぁ!テメェ等反転!ビビってる奴等のどでっ腹にそのまま突撃かますぞゴラァ!!」
おおおおおお!!!と声を上げながら敵に突撃して容赦なく吹き飛ばして行く
「え、えぇ…」
「はははは!黥布の奴め中々の統率ではないか!」
この次の模擬戦では項羽が今までやられていた包囲戦術の外側からハルトが麾下の軍団を率いて蹂躙、今度は逆に敵がハルトと項羽に挟撃される結果となったのであるが
これを見ていた逢魔の面々はハウンドが軍事の司令官で良かった!と安堵するのであったが
一方で逢魔王国でも軍事演習としてクローントルーパーvs怪人軍団vs悪魔軍団の模擬合戦が行われるようになった
予告
項羽の指揮下に入ったハルトは学生の模擬戦に参加している しかしながらやはりというかイベントがキッカケとなり再度 この世界にいるライダー達の注目を集める事になる
「最速で貴方を倒す」
「やれるもんならやってみろ!」
次回 学園行事 お楽しみに!
オマケ短編
一夏の学園生活
IS学園の自室にて
『メツァメロ!メツァメロ!!』
目覚まし時計の音を止めて時間を確認すると
「………ん?しまった!寝坊したぁ!」
俺の名前は織斑一夏!世界最強の姉と異世界で魔王をしている義兄がいて俺は異世界で魔王四天王となっている事と、その過程で地球サイズの惑星を創造可能な錬金術師になった事、世界で一番最初にISを動かした事、何かノリと勢いで学園最強の生徒会長を倒してIS学園の生徒会長となった事以外は何処にでもいる普通の男子高校生だ!
『スチーム!(お前みたいな高校生がいるか)』
『ホッパー!(普通の意味を調べてこい!)』
「てかホッパー1!どうして、起こしてくれなかったんだよ!」
『ホッパー!(いや起こしたけど寝てたし)』
「だとしても!ここで遅刻する訳にはいかねぇ!」
俺のクラスの担任である千冬姉は身内に容赦ないのだ 何せ あの魔王を拳骨一つで黙らせる事が可能なのだから
「よし困った時は!」
『ガッチャーイグナイター!』
『ホッパー1!(イグナイト!)スチームライナー!!(イグナイト!)』
「変「するな馬鹿者」ってえ!って千冬姉!何で此処に!」
気づくと出勤簿で叩かれてしまったのだ
「教室に向かう途中で変身しようとした馬鹿者が見えたからな……そんな事で仮面ライダーに変身してみろアイツがキレるぞ、ライダーの力はそんな事の為にはないと…遅刻を回避したいならワープテラを使え」
「え?ワープテラって空間転移させたり、敵を体内から攻撃する以外に使い道あるの?」
「お前はハルトから何を教わった?空間転移するならまだしも体内攻撃など…というかライダーの力をそんな事の為に」
「………いやハル兄なら許すと思うけどな」
「何故そう言い切れる?義弟だからは通じないぞ」
「だってハル兄の師匠ってアルバイト先とかで変身ポーズ考えたり、取り敢えず変身してベットで寝てた事があるって言ってたし!」
「…………そんな真似したらホタルから嫌われるぞ」
千冬がそう言うと一夏は
「分かったよ千冬姉!俺、無闇矢鱈に変身しない!」
「はぁ…」
最近 この義弟は最近出会ったばかりのホタルという女性の名前を出すと大人しくなる この朴念仁に恋心が芽生えたと喜ぶべきか悲しむべきか
「分かってくれて嬉しいぞ一夏、それと廊下は走るなよ」
「うん!分かった行くぞゴルドダッシュ!!」
『ダッーシュ!』
「ん?」
「じゃあ千冬姉、また教室で!アデュー!」
「待て一夏あああああ!!」
十分後 一夏は千冬に捕まり滅茶苦茶説教される事となった それと
「貴様が一夏の教育に……悪かったのか」
「いや今更そんな事言われても」
「お前との子供が出来たらこんな事にはならないようにしよう」
「大丈夫じゃない?未来から来た俺と千冬の子供は真面目で良い子だったよなぁウォズ?」
「あの…2人のご子息である千秋様に関して言うと口笛で動く矢を使って色々暴れてますよ」
そこには息子?の千秋が口笛吹きながら自分に襲いかかっている銀河帝国のストームトルーパーの軍団を矢の1本で無双している映像であった
「何があった未来!」
昼休み
「そういやぁハル兄も今頃 学園生活中なんだよな」
「そうだな」
こいつは秋羅 俺の同級生の四天王補佐である2人目のIS乗りとして転入した
「ハル兄の事だからモテたりして」
「キャロル様とあかね様が動いていると聞いたが」
「それ多分、別ベクトルで大変だろうなぁ」
「そんなに?」
そして隣にいるのはホタル、とある事件で出会い現在では 友達以上恋人未満の関係である
いや養子がいるのに、どんな関係だと言いたい
余談だが この2人の距離感を見た束が ちょっとやらしい空気にしてくる!と言って駆け抜けようとしたのを千冬と真耶とクロエが止めたのは記憶に新しい
「あぁ大変なんだよ…てかハル兄に普通の社会生活が送れる社会性ってあるのか?」
「少なくとも一夏より大人だからTPOは分かると思うよ」
「いやホタルは分かってない!ハル兄は…文字通り敬うに値する人以外には敬語を使わないんだ!」
「え?それって大丈夫なの?」
「それ気になって聞いたら【いやだって基本的に俺が世界で一番偉いから】の一言で済ませるくらいにあの人は性格が悪い!」
「そう聞くと一夏とそっくりだな」
「え?」
「前に楯無元生徒会長に対して、人を何だと思っているのか?という問いかけにお前は何て答えた?」
秋羅の問いかけに一夏は
「そりゃ……(ケミーは)大事な友達だよ!って」
「前は駒って答えたぞ」
「一夏?」
「あ、いや違うんだホタル…それは楯無会長が俺と秋羅を文化祭の景品として利用した事に対しての返答であって!そう!これも全部、乾巧って人の仕業なんだ!!」
「そんな訳あるか一夏!それ以上はハルト王がキレるぞ!」
「っ!」
「はぁ……しかし」
「何だよ秋羅?」
「いや…ハルト王はこの世界の事を気に入っているんだなと思ってな今まで行った世界では基本的に破壊と殺戮が友達感覚であったのだが…」
「そりゃ千冬姉と束さんと山田先生の故郷だし?当然だろう?」
「………それ以外にもあるぞ?」
「え?」
「はぁ…それより今日の放課後はどうするのだ?」
「そりゃあ…ISの訓練は難しいよなぁ」
「そうだな…絶対天敵があちこちで活動している以上は以前のように動かす事は無理だろう」
「ん?私の事?」
「違うよ」
そう言いながら膝上に座る子の頭を撫でる一夏この子は以前 戦った絶対天敵の親玉 紆余曲折の末 家族となった…一夏とホタルの養子となっている
以前 その話をした時に 一夏はポツリと【そうなるとハルトと千冬は叔父さん、叔母さんだね】と話したら ハルト叔父さんは笑顔で突然、シャドウナイトメアの陰踏みで動きを止めたと思いきや引き寄せ始め、その先には千冬のガヴのオーバーもビックリな拳の一撃を腹にくらい意識を沈められたのであった
「なら、どうしようか」
「そう言えばハルト王から預かったものがある」
「何?」
「モルガン様が建築されたホテル妖精國への家族用チケットだ」
「ゴフッ…お前!それウチが政府要人向けに作り上げた高級ホテルじゃん!!何処でそんなチケットを手に入れた!!」
以前 一夏が試しにと資料を見たが高給取りの一夏でも、否 金銭感覚が庶民的だからこそ目を見開く金額だったと答えておく
「お前、本当に四天王の仕事はオリガ達に投げているのだな…幹部以上には完成記念として無料配布されていたぞ」
「んなっ!」
と言われて渡された……どうしよう
「……………なぁ、ホタル良かったら」
「良いの?」
「あぁ……俺は…そのホタルと行きたいなって」
「うん…」
その裏で
「ほぉ」
「へぇ」
と見守る幼馴染の影が…
次回 織斑一夏!修羅場までのカウントダウン!お楽しみに!
「するな!!」
ーーーー
進路希望
「進路希望か…」
「一夏はIS乗りでも何でもいけるな」
「俺の第一希望は超大物錬金術師だな!」
「錬金術で惑星作れる奴が大物じゃないならキャロル様も悲しむぞ」
「確かに……それなら仮面ライダーには変身出来るから別に進路とは言えないな俺の変身とか珍しくもないし、仮面ライダーなら誰でもなれるでしょ?」
もし同じセリフをハルトの前で言えば問題無用で無表情のまま、デスパニッシュを叩き込まれるくらいには失言である
「せめて料理人にしろ」
「いやそれは無理だ」
「何でだ?ハルト王仕込みの料理スキルのある、お前なら…」
「俺は目隠ししながらフグ鯨やリーガルマンモスを綺麗に解体するなんて芸当は出来ない!」
「それ出来なくても料理人なれるから安心しろ!」
「それなら……魔王って書くか?」
「驚いた、一夏…お前…魔王になりたいのか?」
「いや何か、魔王やってるハル兄が楽しそうだし」
「理由が雑だぞ!いいか一夏、ハルト王だってかなりの苦労をされて今の魔王になったんだぞ」
「いやいやハル兄の事だから、どーせ何の考えも無しに走った結果でしょ」
もしこの場に千冬がいれば取り敢えず 殴られるくらいの暴言であったのは言うまでもない
「ふざけずにちゃんと書け、ハルト王だって現在学生として潜入しているのだ進路希望を真面目に書いて出していると思うぞ!」
「いやぁハル兄の場合、真面目に魔王とか書きそうだけど」
「そんな事はない、恐らく政治家とかに留めると思うぞ」
秋羅よ、当人は迷いない達筆で 新世界の神
と書いていた
「おう!……っ!」
「どうした?」
「いや真面目に考えたら、ホタルの夫って思い浮かんだ」
「疲れたのだな…よし寝ろ!!」
と枕を投げるのであった
因みにホタルは
「(私の第一進路希望は、一夏のお嫁さん♪)」
最初は友達の友達 けど正体を知らないとは言え自分を体張って助けてくれた…それに惹かれて…と考え、ふふふ、と微笑ましく笑う
勿論消せるボールペンで書いていたが その後ろに現れたのは
「ほぉ、良い度胸だな小娘」
「っ!お、織斑先生…こ、これは」
「何、その辺は自由だから気にするな…異性関係で私は人の事をとやかく言えないからな…まぁ貴様と一夏は見てて焦ったいのもあるからなホタルよ…そんなお前に私と束がハルトを落とした魔法の言葉を送ろう」
「え?」
「押してもダメなら押し倒せ!だ」
「ええええ!!」
「安心しろ、お前が押し倒せば確実に勝てる!遠慮はいらん寧ろあの唐変木に人間の感情とは何か教えてやれ!」
以前、一夏の鈍感ぶりを間近で見ていたハルトは千冬と束から、あの鈍感をどう直せば良いと聞いた時 真顔で
「あの鈍感治すにはジーニアスボトルの力で一夏に人の感情を与えるしかない」
と断言されていた程の鈍感が明確に好意を抱いている相手なのだから
「えぇ…」
「はい先輩、そろそろ次の授業ですよ」
「離せ真耶!私はあの弟に」
「先輩も先輩で大概ですよ、それだとハルトさんや束先生の事を叱れませんよ」
「んぐっ」
「分かったら早く行きますよー」
「離せえええ!!」
と真耶に連行される千冬であった