本日 カブト20周年作品公開!いやぁ見に行きましたが…感動でした
新ライダーのギラファやアトラスも良かったです!
では本編を………ん?これは……
前回のあらすじ
覚醒した葉桜清楚先輩こと項羽との戦いを引き分け そのまま直江大和の説得でハルトは項羽組に入り 一軍の武将となる そして
「行くぞ野郎どもぉ!」
「「「「「「「ヒャッハー!!」」」」」」」」
普通の高校生をバトルジャンキーにしたがな
とまぁ項羽組を勝ちに持って行ったがやはり負けは混んでいるらしい…それを挽回する為の作戦会議となったが
「え…俺と項羽が敵陣突撃して対策立てられた軍師殿が作戦練れば良くね?」
「黥布のその通り!」
「誰が刺青野郎だ?」
この問題児達には戦術なんて概念がなかった ただ単純に暴れるだけで良いというのが最早 武勇を持つ天災のそれであった
作戦などは確かに必要とは分かるが そもそも
ハルトにそんな細かい事を考える頭がない
ただ項羽と違うのが
自分に出来ない事は人に任せようという事が出来る
だからこそハウンドに軍団の指揮権や戦略を頼んでいるし自分は単純に前線に出て戦う事に専念出来ると
それもハルトとその麾下の軍団が白兵戦に関して言えば逢魔最強の軍団というのもある
何せガーランド殲滅戦では魔人族を殲滅しながら首都への電撃包囲戦を展開、エヒトやハジメの介入が無ければ魔人族は絶滅していたし
悪魔報復戦では敵の飛行戦を襲撃からのハイジャックかまして敵首都を強襲と連動した電撃戦をして悪魔の領土の三分の一を削り取った
これもハルトの戦術とハウンドの戦略が噛み合っている結果とも呼べる
だからこそ互いに信用も信頼もしているのだ
「それと俺を乗せたいなら楽しい作戦考えてからにしてね〜」
と言って部屋から離れて家に帰ると
「ただいまー!キャロルぅ!あかね!」
「おかえり」「おかえりなさい」
ハルトは笑顔で
「今日も頑張って模擬戦やったよ!見てくれた!」
犬なら全力で尻尾振っているだろう場面に
「うむ」「うん、ハルト」
「何々!?」
「何で今回の模擬戦に参加したの?」
「そりゃダットとかの目を集める為かな!あとついでに暴れ足りないし」
「やはりか」
「あと項羽には仕返ししないと気が済まないんだよ俺ぁ」
『項羽の寝首を掻くつもりか?』
「んや、直江が約束守るならやる必要はない…反故にしたら即手勢を率いて項羽の首を取る」
『容赦ねぇ』
「当たり前じゃん!キャロルからのプレゼントを台無しにしたんだよ!」
「オレは気にして無いというのに」
「俺が気にするの!もうキャロルは分かってないなぁ」
「何がだ?」
「大好きなお嫁さんからのプレゼントなんだよ嬉しいに決まってるじゃん!だから台無しにした奴が許せないのさ」
「そ、そうか…」
頬を赤らめるキャロルにハルトも頬を赤くしながらも後ろからギュッと抱きしめるのである
「えへへ〜」
頬が緩み、だらし無い顔をしていると
「おい近いぞ!い、いやまぁ別に構わないか…」
「うん!」
「はぁ…普段の凛々しさはどこ行ったのやら」
そう聞くとハルトはのほほんとした表情で
「なんで、キャロル達の前でも怖い魔王をやらないといけないの〜大好きな人達の前でも怖い魔王やるのは、いやだよ」
「そうか」
「けどキャロルが見たいというなら「やるな」そう?」
「貴様は能天気に笑っていろ、オレ達といる間は今まで通りでいい」
「そうだよハルト」
「うん!」
「さぁキャロルからは離れて次は私の番だよ」
「おい待て!オレはまだ充分に堪能してないぞ!」
「ふふふ」「ほぉ」
バチバチと火花を散らす2人にハルトは
「なら2人まとめて!」
そう言ってハグするのであった
そうして2人と一緒で過ごした翌日
「ふぅ…平和だぁ」
「そうだな」
「そうだね」
逢魔ではあり得ないくらいの平穏である
「やはり平和が1番だね」
とお茶を飲みながら一息入れている この男だが 圧政を通しての平和 という力による支配で秩序の獲得を目指している魔王です
何なら宇宙の混沌と破壊を司る アザゾルスの擬人化だったりします…余談だがギャバン世界のネガ溜まりやエモルギーシンドロームはハルトのストレスが爆発する事で端を発しているのは此処だけの話である
だが 狙いであるダットが釣れないときた困った…
「(カースドプリズンがサボってるとか?)」
旧リバース八将軍を中心に結成した逢魔王国非公式の懲罰部隊 その初任務にダットを探せと言っているが手柄はない
「やっぱ目の前でナツキを拷問にかけて発破をかけるか?」
『発破をかける方法が魔王すぎる』
「慌てるなよ、ハルト」
「うん!」
明るく返事していると直江が入ってきて次の模擬戦の日が決まったとの事である
その話を本国にするとハウンドは
「陛下が直接指導…それなんてアウトサイダーズ量産計画ですか?」
だったり実際の映像を見せると
「「「「「「ヒャッハー!」」」」」」
「陛下…」
「何?」
「いえ…」
「いやぁ俺も人を率いる立場になってハウンドの苦労の一部が分かったよ…大変だな人を率いるのって」
「いや貴方は国の舵取りって、この何倍もの高難易度ミッションやってますが?」
「そうか?皆が優秀だから俺は自由にあれこれできるんだけど?」
「何を言っているのやら、陛下のカリスマがあるからこそ数多の勢力や強者は陛下を王と認めているのですよ」
「そうか?」
ハウンドはウォズ達を見て、よく染まらなかったなぁ と内心で呟くのであった
「しかし何故陛下は自分を頼らなかったのです?」
戦略家として考えるなら逢魔王国随一の存在である自分を呼ばないのは問題だと思うと伝えると
「いや、お前忙しいだろ?」
「え?対帝国の戦略はコマンダーコーディーに任せてますので私、陛下の副官として動けますよ?」
「………っ!!」
「まさか忘れてたのですか!」
「そうじゃん戦術なら…お願いハウンド助けてええええ!!俺だと突撃するしか作戦思いつかないんだぁ!」
「それ誰に教わりました?」
「ジャンヌ・オルタ、困ったら武器持った人間全員で突撃させればOK言ってた」
「もう少し自分を頼ってくれませんか!」
という訳で
「俺は陛…ハルト…さんの友人として、この部隊の副官を拝命したハウンドだよろしく頼む」
流石にあの装甲服を着せる訳にはいかないので私服で着てもらっている
ザワザワと騒ぐ生徒達だが そんな不信感とか知った事ではない!
「いいかテメェ等ぁ!ハウンドは俺のマブダチだ舐め腐るような態度見せるようなら俺がぶち殺すぞ、文句あるかぁ!」
「「「「「「ある訳ねぇだろ、お頭ぁ!」」」」」」
「俺達のモットーは!」
「「「「「狩る首、狩る耳、狩る武功!それを邪魔する奴ぁ!たとえ味方だろうとぶっ殺す!!」」」」」
「そうだ!いいか俺達は敵を倒しにきたんじゃねぇ!皆殺しに来たんだ!ぶっ潰す!!ヤーハー!!」
「「「「「「ヤーハーー!!」」」」」」」
「ヒャッハーーーーー!」
「「「「「「ヒャッハーーーーー!」」」」」」
「ふぅ……これでよし!」
「いやコレ学園行事なのですよね!?戦争に行くと言うかこの部隊だけ世紀末ですよ!」
「え?俺の親衛隊とか大体こんなんだろ?」
「もう少しアイツ等は規律ある兵士ですよ!」
その光景に思わずハウンドは天を仰ぐ
「はぁ…親の顔より見た風景です」
「ほぉ!つまりハウンドから見ても、俺が指揮する部隊は実家のような安心感を与えるという事か!」
「笑顔で言わないでください!学生にどんな訓練施したら こうなるのですか!」
「そりゃ某軍曹を意識した訓練を少々、ハジメ君もやってたし」
目を背けながら答えるとハウンドも思い出していた
「ハジメ殿もやってましたね」
あの温厚な兎人族がバーサーカーになったのは良い思い出だ
「けど俺がやると何でか全員が世紀末のチンピラとか戦闘狂軍団になるんだよ!どうして何ダァ!!」
「組織はリーダーの色で決まりますので…そう言う事ですよ」
「どう言う事!?」
「そう言えばハジメ殿は何を?」
「ん?皆で楽しく暮らしてるとさ」
「それは良かったですね」
「全くだよ」
「それで陛…ハルト…さん戦場の地図と敵兵力は?」
「これ」
「でしたら…部隊を分けます!」
地図を見せるとハウンドは冷静に部隊を適材適所に振り分けるのである
「ねぇねぇハウンド!俺は俺は!」
「自分が部隊を率いて奇襲しますから貴方も部隊を率いて、そのまま敵へ突撃してください」
「やっしゃあ!!ハウンド、お前最高だぜぇ!!」
「ですが合図をしたら、この地点まで撤退してください」
「ええ!ハウンドは俺が負けると思ってんの!?ぶっちゃけありえない!」
ハルトが嘘だろ!って顔をしているが
「貴方が普通の人間程度に負ける訳ないでしょう!これは作戦です!」
「えぇ…作戦とは言え俺が逃げるなんて…」
「陛下?何か私の作戦に不満でも?」
ブラスターピストルを構えるハウンドを見たハルトは
「ある訳ないじゃないか」
「なら従ってください」
「イッーー!!」
ショッカー戦闘員ばりの敬礼で答えるのであった
そして始まる
項羽組vsその他 学園チーム
の開幕である
開幕と同時に行軍する学園チームの部隊 彼らは今までの傾向からハルトと項羽が考え無しに突撃してくると読み、防衛戦を提案、来るだろう場所に罠を張って警戒していたのだが
しかし突如降り注ぐ矢の雨 そして敵の将官枠に当たる生徒へのピンポイント狙撃をハウンドが実行 それにより混乱する敵陣へ
「よっしゃあ俺に続けぇ!」
「「「「「「ヒャッハー!!」」」」」」」
鬨の声を上げながら敵陣へと突撃するハルトの部隊である
罠を力ずくで突破しながら敵を蹴散らしていくハルトを見てハウンドは改めて思う
「(本当、あの人の場合…部隊を率いての突破力や白兵戦に関しては最高に信頼できるのですが…)」
「援軍来たので合図出してください」
その指示を従い信号弾を打ち上げるとハルトは気づいて
「合図だな、よーし野郎ども!転身!」
そのまま堂々と撤退した 余りに後ろを警戒していない撤退に対して追撃して反撃だぁ!と一部の生徒が暴発する
普通なら反転して反撃となるが
「お頭!どうして反撃しねぇんですかい!」
「ハウンドの指示だからだ、安心しろアイツに任せておけば心配いらん!」
その信頼を受けてハウンドは
「よし、合図だ!かかれええ!」
同時に信号弾が上がると周囲に隠れていた部隊が暴発した部隊へと襲いかかるのである
「ふ、伏兵だぁ!」
「お、これは釣り野伏せか!」
「ご存知ですかい!」
「あぁ!俺の爺ちゃんが言っていた!」
【良いか、ハルト…薩摩の剣…その最初の一太刀は必ず避けるのじゃ…受けたらダメじゃよ、それと逃げても追いかけてはならん、釣り野伏せされて袋叩きにされてしまうぞ】
「って!」
「お頭の爺さん何者なんですかい!」
「けど、やって見たら効果的なんだな…つかハウンド…俺を餌にしたな」
「そりゃ敵からしたら大将首なんて極上の釣り絵でしょうね」
逃げながら感心する 釣り野伏せ それは戦国時代の狂戦士こと島津家の得意技 偽装退却に釣られて追撃した敵を包囲して袋叩きにする戦術だぞ!
「よし部隊反転!再突撃ぃ!!」
「「「「「ヒャッハー!!」」」」」」」
と敵へと再度襲いかかるのである
その結果 部隊を壊走させたのである
「やるなハウンド!流石〜!」
「何、コレくらいの戦術は朝飯前ですよ」
「だろうとも、んでコレからどうする?」
「項羽の部隊とは合流せずに、このままゲリラ戦をして敵の戦力を削りましょう相手が項羽の部隊に割り振れる戦力を削れば後は項羽の無双で解決します」
「何か滅茶苦茶経験則な感じだな」
「そうですね何処ぞの大将も1人て勝手に突撃して作戦もへったくれもないので、それに付き合う我々もそれに合わせた戦術が取れますとも何なら今、私が常日頃構想していた対陛下用の戦術を試せる絶好のチャンスですからね」
「流石は戦術ハルトの使い手だな見事である!」
「光栄の至り」
『いや、これ嫌味だぞハルト!?』
戦術ハルトとは
それは強大な個人的武力を誇る者が単騎か少人数で敵本体を蹴散らす戦術である
これをすると敵の大部隊を少数で相手取れるから他の要所に兵力を振り分ける余裕が生まれる!
だがコレをするには単騎で大軍を無双する武力が必要だぞ!
「よしハウンド、背中は任せたぞ!よし行くぞ野郎ども!are you ready!レッツパーリーー!!」
「「「「「「OK!!」」」」」」
お前は何処の奥州筆頭だとツッコミをする奴はいなかったのである
その結果ノリに乗った結果 項羽組の勝利
やはりというか現場で倫理応変に動ける指揮官かつハルトを抑えられる男の存在は大きいのである
試合後
「そう言えばシェフィールド来てないの?」
ハウンドの伴侶である、ロイヤルメイドの話を出すと
「実は…今日一緒に来る予定でありまして」
えへへ、と照れる姿に新婚夫婦特有の睦まじさを感じる
「そうか!それなら早く帰ってやれよ2人きりの時間も大事だぞ」
「陛下に言われると説得力がありますね」
「それどう言う意味?いやまぁ平和な時間は大事だよな」
「全くです」
「心穏やかな日々というのも大事だな」
「えぇ……ですが」
「だねぇ、まさかこのタイミングで釣れるとはね」
物陰から現れたのは仮面ライダーダットである
「………」
沈黙したままのダットに対して
「やっぱりウサギさんか…この状況での登場…出待ちしてたのか知らないが少し困惑しているよ…これは最近 アポロガイスト、死神博士、地獄大使の3人が音楽ユニット【改造手術ひろめ隊】の結成を聞いて以来の困惑だ」
『あぁ、アレは俺達ですら恐怖を覚えたからな』
「え、何ですかそれ?」
「そうアレは…
ーーーー
ある時 怪人王として傘下組織との定例会に出ていた時の事 待機室での事だ
「次の会議は…広報か確かに組織の拡張や外貨獲得は大事なことだと分かるが、秘密結社って今更ながら資金獲得でどんな手を使ってんだろう」
呟きながら書類に目を通していると
「人生は一度きり」
「なら味わい尽くさなきゃ」
「好き嫌いしたらダメ」
と何か死神博士と地獄大使が陽気に歌って踊っていたのだが
「え、何してんの?てか……お前たちは何回も死んでは蘇ってんだろ?」
あのディケイドもお前達の強みは何回でも甦るタフさとか言っていたと思うが
「だとしても怪人達も瞬間瞬間を必死で我々は生きているのですよ」
その姿はぶっちゃけると捜査一課の刑事で何処となく亀に因縁がありそうな顔をした幹部が現れたのだ
「お前は…アポロガイスト!?」
*此処でハルトが瞬間瞬間の下りにツッコミをしないのは彼がover quartzerを未視聴だからです
「我々とて怪人王様のお陰で更なる力と…ショッカー首領も言っていた貴方から学んでいるノリと勢いと狂気を取り込んでいるのでね」
「何で?」
「実は二亜様から、とあるアニメを勧められ視聴したのですが感銘を受けましてね素晴らしいアニメでした…流石は貴方が選んだ伴侶な事はある」
「二亜が…聞くの怖いけど、それどんなアニメ?」
「幼い女の子に憑依した武の化身が大の大人をボコ殴りにして楽しむという日常系アニメです」
「ちょ、アポロガイスト!お前は一回日常系アニメの意味を調べてこい!あと二亜の奴は何を布教してんだ!!」
「何を仰いますか!逢魔王国基準なら十分に日常系アニメではありませんか!特に主人公が狂乱している辺りが!」
力説するアポロガイストだが
「俺と俺達の国の日常を比較対象に出すなぁ!」
『おい、お前は狂乱部分を否定しろ』
「まぁ…取り敢えずは視聴してみるか」
二亜のおすすめするアニメならハズレはないだろうと思ったのだが……
該当アニメ視聴
「おいマジか二亜の奴…いや面白いけども…これをショッカー大幹部に薦めるってどんな度胸してんだよ…アイツ恐れを知らないのか」
ハルトはラーニング教材の破壊力に絶句していると
「アニメを見た時に気づいたのです、逢魔王国の更なる発展と広報と外貨獲得の為に私ことアポロガイスト、死神博士、地獄大使の3人で音楽ユニット【改造手術ひろめ隊】として活躍すべきなのだと!」
まさか、きら○ジャンプするつもりか!そのビジュアルで!! と未来が見えて震えるハルトは、これは止めねばと懸命な説得を始める
「お願いだから正気に戻れアポロガイスト!!死神博士も地獄大使もだ!お前達がそんな暴走したら仮面ライダー達が困惑するぞ!!せめてやるなら三神官にやらせろ!何か並びが良いから!」
え?と同じく待機室にいて視聴していた三神官は流れ弾に被弾し、先程のアニメのようなきら○ジャンプをする三神官という光景を想像した結果、同行していたシャドームーンとビルゲニアは爆笑していた
「魔王よ俺は賛成だ」「同じく!すぐにやろう!」
「シャドームーン!ビルゲニア!貴様等ァ!」
『後なんだそのユニット名は!』
「宇宙一の嫌われ者は何度でも甦るのだ!」
「お前さっき人生は一度きりとか歌ってたろ!!」
流石に見てられないのでハリセンで全員を正気に戻したのであった
ーーーー
「あの後は大変だった…何であの真面目な皆が…あんなトチ狂った事を…何で…どうして!」
『深淵を覗いた結果だろうな』
わぁ!と悲しむハルトだったがハウンドは別の意味で恐怖していた
「その後 シャドームーンPが三神官を音楽ユニットとしてプロデュースしようとして…俺もうどうして良いのやら!!」
「何ですか…その物騒な音楽ユニットは!いや違う…陛下、此処は自分にお任せください」
「ハウンド?」
「そうハウンド…逢魔に仇なす存在を狩る猟犬、陛下から賜りし、その名に相応しい力をお見せしましょう」
そう言って取り出したのはマイスドライバー、それを胸ではなく腰に装着 そのまま銃のような形を取る ショットボーンバックルを取り出し装着する、そのまま新たな紫色のライドエグズを取り出し構えるのだが
「何だと!そのバックルとドライバーを何処で!」
「知る必要はない…が貴様のドライバーとエグズは何処から来たか教えて貰う……
ライドエグズをバックルに装填すると待機音が鳴り響く それに合わせてハウンドは自分の鼻を啜るようなポーズを取ると同時にバックルのセーフティを外して引き金を弾く
「変身」
卵が銃弾に射抜かれ 力を解放する
割れた卵の殻が装甲となり中から現れたのは黒色の戦士 首にはオレンジ色の首輪をつけている戦士
『仮面ライダー…ヴァンケン!!』
十二支の猟犬 仮面ライダーヴァンケン 現る!
『ドッグガン!』
現れた専用装備ドッグガンによる射撃でダットを牽制する ダットも持ち前の短剣で弾きながら攻撃を回避していく
「忘れてない、俺もいるんだよ?」
「っ!」
「折角だ新しい力を試してみよう……形質転換!」
ハルトもアナザーウォッチを取り出すと此方も保有しているライドエグズ11を構えると
『ワシさんになーれ!ワンツー!マジ『言わせねぇよ!』ハハッ!』
『マイス・イーグルフレーム!』
アナザーマイス・イーグルフレームに変身する 猛禽類を思わせる姿で飛翔してウサギを上空から襲いかかるのである
「!!!」
ダットは回避したがヴァンケンはドッグガンを構え その背後には飛翔状態のアナザーマイス・イーグルフレームが控えている
ウサギに対して 猟犬と猛禽類
完全に此方を狩りにきた布陣だ
「カメにするべきだったか?」
「いや真面目にしてくださいよ陛下…行きますよ……狩り開始!」
「ヒャッハー!ウサギ狩りの時間だぜぇ!」
その時 逃げるウサギを追いかける猟犬と猛禽類の鬼ごっこが始まったのである
その頃 キャロル達は
「そうなんですね」
「えぇ…ハウンドもあぁ見えて…」
先に到着してキャロル達は合流したシェフィールドと一緒にお茶や雑談に花を咲かせていた
「そう言えばシェフィールドさんは…ハウンドさんを好きになったキッカケとかあるのですか?」
「そうですね…
そんな甘酸っぱい恋話に花を咲かせている裏で両者の旦那はと言えば
「「待てええ!」」
「ひいい!」
ダットを追いかけ回していたのである 大人気ない…
と思っていたのだが
「おやおやウサギを追いかけるとは悪い奴らがいたもー
ドヤ顔で諸悪の根源である白スーツが現れたのだが
「死ねええええ白スーツう!」
『イーグル!セパレート!!』
「くたばれえ!」
『戌!バクメツ!!』
ヴァンケンの首輪からオレンジの突起が外れて白スーツの足元を固定すると イーグルフレームが回転切り込みキックを打ち込むのであった
「よっと」
白スーツは冷静にハルトが誘き出す為に作った不可思議をガードベントにして防いだのある
「!!!」
「僕の前に立っているなんて、運が無かったね不可思議さん」
爆散する不可思議からシードエグズのみを入手する白スーツにアナザーマイスとヴァンケンは武器を構えるのであった
「テメェ!」
「俺の仲間をガードベントしやがって!!」
「……え、君は良くナツキをガードベントしてない?」
「ナツキ?…いや、アレは肉壁だろ?」
「会わない内に態度が悪くなったね」
「お陰様でな」
「まぁ良い、逃げたまえダット」
「!!」
「逃すか!」
「待ちたまえ、こうしてて良いのかな?」
「あ?」
「実は最近、とあるオーディエンスとの会談の末に面白い世界を見つけてね…君にも是非楽しんで欲しいから…逢魔が管理してるポータルの出入り口全てをその世界の座標でロックしちゃった!元に戻したくば その世界の事件を解決してね!」
「……はぁ!!」
「いやぁリバースの連中も頑張ってくれたよ…時間稼ぎの囮としてね」
「っ!!」
「取り敢えず、この世界で君もやり残した事があるから少し猶予期間は設けてあげるけど…私の気が変わったらどうなるかなぁ!」
「だとしたら此処でテメェをぶち殺せば解決だろうが!」
「やれやれ野蛮だなぁ」
と取り出したのはマイスドライバーに酷似したベルトである
『マオウドライバー』
「何?」
「ま…魔王ドライバーだと…おい…それ絶対俺専用のドライバーじゃねえか!!」
「陛下…多分違うかと」
「まぁ良い新しい力を教えてあげよう……
その手にはマイスと同じライドエグズ1 だが突如 炎が上がりライドエグズ1炎へと変わる
形質転換
『バグ!エン!レツ!ゴウ!!』
ベルトに搭載された点火装置を起動 それぞれがベルトに装着したライドエグズ炎の力を更に高めていく
物々しい待機音 完全に人類を守る組織のボスじゃないBGMを背後に
「変身」
マオウドライバーのレバーを強く押し込む!
『ボーン!!』
押し込まれた空気が更に燃焼を促すように炎を大きくする
『仮面ライダー』
現れた赤い殻が白スーツを赤い戦士へと変える
『マオウ』
中から生誕したのは赤い猫の戦士 十二支の語られぬ存在
猫の戦士 仮面ライダーマオウ
「仮面ライダーマオウ、以後お見知り置きを」
「仮面ライダー魔王……だと…やっぱり…それは俺が使うべきベルトじゃねぇかあ!!…会いたかったぞ!俺専用の変身ベルトおおお!!」
『ジオウⅡ』
アナザージオウⅡに変身し直すとハイテンションのままアナザーサイキョーギレードを構え
「そのベルトを寄越せえええええ!!!」
『多分、呼び方一緒なだけで違うと思う』
『辞めておけアナザーディケイド、今の相棒に何を言っても聞こえないぞ』
「日本語…難しいね!!」
アナザーサイキョーギレードにマオウブレイドで受け止める
「へぇ、良い剣じゃねぇか!」
「マオウブレイド、それがこの剣の「魔王…やっぱり俺が使うべきライダーシステムじゃねぇか!」いや人の話を聞けえええ!」
鍔迫り合いに走る中 ヴァンケンは冷静に援護射撃に徹しようとしたが 先に自分がやるべき事は 今の情報の確認だと通信機で仲間にメッセージを送ると やはりポータルの出入り口がおかしな場所に繋がっているとの事
「陛下!そいつの言う通り、ポータルの出入り口が変な場所へと繋がっている模様!至急戻って対応をしないと!」
「そのベルトを寄越せえええええ!!!」
「陛下!?」
ハルトは勘違いからマオウ→魔王ドライバーとと認識しているからか目の色を輝かせて襲いかかっていたのである
「こうなったら……陛下、大変です!」
「あ?」
「キャロル様の元に敵が「何!早く帰るぞ!!」はっ!」
「白スーツ!」
「何ですか?」
「その魔王ドライバーは俺が貰う、覚悟しろ!」
「だからマオウドライバーですって」
「魔王ドライバーじゃねぇか」
『ウィザード…テレポート・ナウ!』
アナザーウィザードに変身してヴァンケンを連れテレポートを使い撤退したのである
誰もいなくなった場所で変身解除した白スーツは
「これでよしと、君はどんな物語を作ってくれるかな魔王様?」
そう笑うと何処となく消えるのであった
そして拠点で
「キャロル!あかね!皆!大丈夫!!」
「どうしたハルト!?そんな血相を変えて?」
「あ、あれ?敵が皆へ襲いかかってきてるって?ハウンドが?」
「え?そんなこと言いましたかね?」
「ハウンド?」
「これも乾巧という方の仕業です!」
「んな訳あるか!!」
「そんな事よりも白スーツの策謀で逢魔王国の各領地が分断されてしまいました!これはかなりの緊急事態です!」
「そんな事!巧さんへ冤罪被せた事をそんな事というか!ちょっとハウンドさん!!
「国家存亡の前では些事です!!」
「比較対象がデカすぎる…はぁ、確かに冷静にならないとダメだな」
「けどハルトは今学園行事で…」
「それなら心配はいらんさ怪人創造!ワーム!」
スキルでワームのサナギ態を召喚するとハルトへ擬態したのであった
「よっ」
「お前に俺の影武者を任せる学園で上手くやれ!」
「ヒャッハー!」
「もうちょい真面目にやれ」
ツッコミを入れるもハウンド達は驚いた顔で
「何て完璧な陛下の擬態なんだ!」
「これがワーム…!」
「恐ろしく精度の高い擬態、オレで無ければ見逃してしまうな」
「いやキャロルは気づいてくれないと俺泣くよ?」
『相棒が2人いる!』
『どっちが本物なんだ!』
「お前等は悪ふざけだって分かるから黙れ」
「おいおい、こんなんで本物と思われるようだと大した事ないな」
「あ?」
「ははは!自分の顔を殴れるのかな?」
「うん!」
『ディケイド』
「おらぉ!」
アナザーディケイド になり数分 ワームをボコボコにした結果
「分かったら、さっさと俺の影武者として働け」
「サーイエッサー!!」
素直にいう事を聞いてくれました!!
「暴力、やはり暴力は全てを解決する」
「はい、会議に行きますよー」
「おうとも!」
全員を集めての会議となるのであった
さてさて此処から始まる赤い目の暗殺者が斜陽に傾く帝国で織りなす革命の物語…ではなく
そこに繋がる幕間の世界
向かう先は 本になる病に犯された少女達の住まう世界
姉を探す女の子と契約した とあるシニガミ達の悲劇で塗り固められたモノ語り
何故 白スーツが誘導したのか、そこに向かう意味とは
ーメルヘンの終わりは いつだって残酷ー
「そんなの知らん、分からん、あと悲劇なんざ気に食わん!!奴の用意した脚本や舞台なんか俺がこの手で壊してくれる!!」
何処までも歩くは唯我独尊!
果たして魔王は その世界での荒事を解決出来るのか!
次回 幕間 シニガミ姫と異書館ノ怪物 編 開幕!!
予告
ポータルの異常 それは逢魔の国家運営を揺るがす大事件 それに対してハルトは仲間達を集めて会議を開く だが!
「今日のお昼は洋食です!」「いいや和食だ!ここは譲らんぞ!」
「ふっ、愚かな怪人王様の作る中華こそが最強だというのに」
「魔王様ー!ボク、イタリア料理が食べたいです!」
「もうちょい真面目にやってよ!!」
そしてハルトの向かう先は新たな世界
次回 そして向かうは お楽しみに!
オマケ短編
食欲の秋
「さぁ皆!腹が減っては戦はできぬだよ!沢山食べて元気出してね!」
今日も食堂で元気に料理を振る舞うハルトだが
「我が魔王!お腹いっぱいで苦しいです!」
ウォズの言葉を証明するように食べ過ぎて困っている面々が…それを見て
「何、お腹一杯で苦しい!?そうか………なら、これ食って元気出せ!」
ドン!と追加の料理を出したのであった
「我が魔王!?私の話聞いてました!?」
「え?けどアレ」
「あ?」
そこにはリスのように頬いっぱいにモキュモキュしているアリエルの姿があったのである
「皆もあれくらい食べるかと」
「我が魔王!我々常人ですから!」
短編2
刷り込み
ある時 ハルトはウォズやロイヤルガード達と屋外テラスで赤ワインを飲んでいた時にこぼれたワインが通りすがりの男が着ていた白スーツについてしまった
「あぁ!テメェふざけんな!弁償出来んのか!120万のスーツだぞ面に出ろおお!」
怒りの余りにハルトの胸ぐら掴み上げるが本人は
「あ……白いスーツ……っ!白スーツ!!」
その瞬間ハルトの目つきが変わる
「燕返しいい!」
「ごふぁ…」
ワイングラスを持ったままワイングラスでアッパーカット 絡んできた白スーツに一撃見合うと返す刀で空のワインの瓶で後頭部を殴打したのである
「白スーツ着てるとか間違いねぇ…敵だなオメェ!!」
ハルトの言葉にフィーニスも反応する
「何!」
「敵か!敵か!」
「敵か!敵か!」
「白スーツ着てるなら敵だぁ!」
オラァ!オラァ!と仰向けで倒れている白スーツの男へ容赦なく蹴りを決める二人に対し
「ちょっ!白スーツの男だからって容赦ないよ!」
「ウォズ!止めろ!」
「えぇ……お任せください…ふぅ…」
ウォズは一口、ワインを飲んだ後
「オラァ!」
ウォズも混ざって蹴りを入れたのである明らかに音が違うのであった
「くらえ!くらえ!くらえくらえ!」
「オラオラオラ!」
「無駄無駄無駄!」
混ざり蹴りを入れる姿に思わず
「「ええ!!」」
「待つのじゃウォズ!止めろとは彼奴の息の根を止めろという意味ではないぞ!」
「……お待ちください我が魔王、フィーニス!」
「「あ?」」
「どうやら違うみたいですよ気絶してる…恐らく罪なき一般白スーツなのでは?」
「罪なき一般白スーツって何です?」
「おいマジかよ、そんな高額なスーツの弁償とか…よしこうなったら証拠隠滅だミラモンに食べてもらうか」
「まぁスーツに一滴のワイン染みは目立つのですよね」
「そうだね…取り敢えずコイツに毒見させてから此処の飯食べようぜ」
「それは良いですね!」
「我が魔王?人の心どこ行きました?」