無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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はい!今回から幕間が始まりますよ!よろしくお願いします!


そして不思議な世界へと

 

 

前回のあらすじ

 

仮面ライダーマオウへと変身した白スーツ、彼から告げられたのは逢魔王国の全ポータルがとある世界にしか繋がらないという異常事態であった

 

 

会議室

 

 

「こういう時に備えて全世界でのリモート会議が出来るようにして良かったよ」

 

 

通信技術の発展は本当にありがたいと胸を撫で下ろす

 

 

現在は逢魔王国の勢力下にある代表を集めての会議である

 

参加メンバーは最高幹部組と各地の有力者を集めている

 

 

「まず状況の整理を始める、三島さん」

 

 

「はっ!」

 

 

隣に立ったのは秘書兼護衛の三島である

 

 

「アレは?」

 

 

「初めての者もいるから紹介しよう、俺の秘書兼護衛の三島さんだ」

 

 

「初めまして…最近、銀幕デビューを果たした魔王様の護衛にして秘書を任された三島と申します」

 

 

とんでもない挨拶に ムッとするものもいるが流石に脱線するので我慢する、そして三島が説明を始めた

 

 

 

「現在、逢魔本国と繋がるポータルである旧ガーランド、幻想郷、リュート、篠ノ之製作所、牢屋敷、来禅市とサンドバッグ…つまり7の世界への出入り口が全て同じ世界になっているのです」

 

 

「サンドバッグ?」

 

 

「シンフォギア の世界です」

 

 

あぁ、と短く納得して返す

 

 

「またそれに加え、各世界の物資の流れが止まっております」

 

 

「ヘルヘイムの森やミューターの技術、グラニュート界の行き来は?」

 

 

「ミューターの技術でも同じですね何をしても、出口は同じ…ヘルヘイムの森に関しては行き来は可能ですがヘルヘイムの森を介して異世界に行けませんねグラニュート界も同じです」

 

 

今までは

 

逢魔⇄領内

 

だったのが

 

 

逢魔⇄謎の世界⇄領内

 

となっているって事か白スーツめ何て事を

 

 

「何という事だ

 

 

「これかなり大変な状況だな」

 

 

「え?コレって何か危ない状況なの?」

 

 

と何故か参加していたナツキがいた

 

 

「おい反逆者がいるぞ」

 

 

「警備兵は何していたのですか、職務怠慢ですよ!」

 

 

「取り押さえろ!」

 

 

「犯人はオメェかあああ!」

 

 

「そうだ!そうに違いない!逢魔のボンドルドことヤクヅキの出番ダァ!」

 

 

「おやおやぁ、ナツキではありませんかぁ!」

 

 

「ぎゃあああああ!」

 

 

 

「ではカートリッジに改造してやろうではないかぁ!」

 

 

 

「いやあああ!此処から健全な関係を作れる訳がないいい!!」

 

 

 

「エアプじゃねぇか」

 

 

ナツキは何故か幹部達からボコボコにされたが無理もない直近で大規模な反乱を起こした奴が野放しになっているのだから 警戒もするだろう

 

 

「はぁ…ヒロちゃんを呼んでこい、ナツキの基本的人権はあの子が持っているからな」

 

 

「陛下、基本的人権って売買可能なのですか!」

 

 

「ナツキ限定でな」

 

 

おお!と驚くが いや何が おぉ!何だよと思うも

 

 

「後ついでに元リバースのカースドプリズン達も今回の事件の陽動に使われたようだからお仕置きする、つかナツキは拷問にかけろよボンドルド」

 

 

「ハルト坊よ流石の妾もそう呼ばれるのは不本意じゃ」

 

 

「そんなジュース買って来いのテンションで言う言葉ではないかと?」

 

 

「何を言っている昔からナツキと言えば拷問と相場が決まっている……それとナツキの悲鳴をBGMに拷問で苦しむ姿を見ながらワインを嗜むのが今、最高にチルいのさ」

 

 

「我が魔王、倫理観何処行きました?」

 

 

「かかか!そうかそうかハルト坊も分かってきたではないか!」

 

 

「ヤクヅキのすゝめ」

 

 

「ヤクヅキですか我が魔王に悪い遊びを教えたのは!」

 

 

と話しているとナツキは

 

 

「何で!ハルト、お前はそんな酷い事ができるんだ!!」

 

 

 

「どの口が言うか、国家反逆を起こした大罪人が…おい、コイツの背中と舌に避雷針を刺して雷が良く落ちる場所に拘束して置いてこい」

 

 

「お任せを」

 

 

「辞めろおおおお!俺が雷に打たれたら死ぬうう!」

 

 

「安心しろ雷とは古今東西の強化フラグだからさぁパワーアップして、もっと苛烈な拷問に耐えてよぉ」

 

 

「瞬間的に太陽の表面温度以上の熱エネルギーに体内が焼かれるのですが?」

 

 

「何言ってる?そんなの体内にある魔石や霊石に強くなりたいと願えば直ぐにそのエネルギーが体をパワーアップしてくれるじゃないか」

 

 

「やっぱお前人間じゃねぇ!!」

 

 

 

「実は通信教育で習ってんだ……サイコパス」

 

 

「サイコパスは習う者ではありませんよ?」

 

 

「よしコイツに液体窒素被せて凍らせた後、海に沈めて来い!」

 

 

「畏まりました!」

 

 

「それなんて海神…こほん沈めてきます!」

 

 

 

「いやああああああ!助けてええええ!!」

 

 

そう命令してナツキを追い出すとハルトは溜め息を吐き

 

 

「確かにこの場には新参の幹部達も多いから改めて説明しておかないとな…逢魔王国の強みは各世界に領土があり それぞれの領土固有の技術は物品を売買している…特にグルメ界から入る食材や化粧品、医療品関係は国の重要な産業でもある」

 

 

「魔王様、武力も忘れていますぞ」

 

 

そうだなと返して報告を続ける

 

 

「本国から安定供給される武力 それが逢魔が異世界で脅威とされる理由だ」

 

 

その言葉に通信で参加していた旧ガーランド領主にして新参幹部の明智光秀が手を上げる

 

 

「つ…つまり逢魔王国の本隊と分離した現状は…」

 

 

「逢魔王国に対して良くない心情を抱いてる奴が動く可能性が高いと言う事だな」

 

 

「何せ1番怖い我が魔王とその直属部隊が来ないのですから」

 

「特に恨みある奴等は本隊が来ないと分かるや否や動くだろうね」

 

「最悪、本国の影響から外れたのを良い事に独立するとか?」

 

 

「いやいやそんな…」

 

 

 

「だからこそ最短ルートでこの事案を解決すべきと判断する!各領地のポータルの使用を禁止!本国の戦力でこの件を対応する!そして、この会議の議題は最重要機密とする…外部への情報漏洩も厳禁だ!特に光秀とリュートや幻想郷にいるアカツキや政人達には苦労をかける」

 

 

「そ、そんな事ありません!」

 

と言ってくれるのはどれだけありがたいか

 

 

「終わったら今回の件でのボーナスも約束する、他の者達もだ!だから事案解決に力を貸してほしい!」

 

 

はっ!と返ってくる声に頼もしさを感じるが

 

 

「そもそもどんな世界と繋がってたんだ?」

 

 

その問いには 逢魔の秘密諜報機関長を担当するウォズが答える

 

 

「先行させたアサシンの報告によれば人気のない森、その奥には大きな館があったとのこと」

 

 

「森の奥に大きな館……っ!!」

 

 

「何か心当たりでも?」

 

 

「そこに十二支同盟の拠点があるのではないか!!」

 

 

ハルトの目がキラキラと輝くとそのまま立ち上がり

 

 

「ちょっと行ってくりゅ!!」

 

 

「落ち着いてください魔王様」

 

「主、落ち着いて!」

 

 

三島とカレンの秘書コンビに止められるが

 

 

「けど!十二支同盟の拠点ならば行かねば!行かなければ!!」

 

 

「「「「「「いや違うと思います」」」」」」」」

 

 

幹部達の言葉にハルトも渋々納得したが

 

 

「つまり」

 

 

テスタロッサがまとめに入る

 

1 各地の行き来が出来ない

 

2 その結果 各地の物品を輸出入が出来ない

 

3 軍隊そのものを送り込めないので手持ちの戦力で解決せねばならない

 

4 逢魔に恨みを持つ奴等が一斉蜂起や反乱独立する可能性がある

 

 

と言うことだ

 

 

「と言う訳で俺が自ら現地で調査する!異論反論は認めん!!」

 

 

「それはダメです陛下!貴方はいつも新世界に来ると浮かれてやらかすのですから!」

 

 

「ハウンドの言う通りです我が魔王!貴方が旅して世界でまともに現地人とコミュニケーションが取れた事がありますか!」

 

 

経験則から判断する コイツに任せると大変な事になる しかし当人は

 

 

「失礼な!拳で交わすよ!」

 

 

全く自覚が無かったのだ!

 

 

「平和にお願いします!」

 

 

「それにご主人様を1人にしたら…どんな女性と懇意になるか分かったものではありません」

 

 

「ベルファスト?今回の旅はキャロルとあかねがいたからそんな関係の人いないよ?」

 

 

「裏を返せばお二人がいないとどうなるか分からないと言う事ですね」

 

 

「ベルファストさん!?俺そんなに信用ない!?」

 

 

「女性問題は特に」

 

 

「ええええ!み、皆はどう思う!違うと思うよな!そうだよな皆も俺と同じ気持ちだろ!」

 

 

 

「「「「「「「巻き込むんじゃねえ!!」」」」」」」

 

 

「オメェ等ぁ!?」

 

 

涙目で裏切られたと凹んでいるも事態が好転する訳ではない

 

 

とまぁそんなこんなで皆が思い思いの用意をして時を待っていたが

 

 

「おおおおおお!」

 

 

ハルトはカブト天の道を継ぐ者を見て 感動に震えていた

 

 

「まさかあのゴンちゃんが…あんな大人の女性にぃ!」

 

『目線が親戚だな』

 

 

「うぅ……三島さん…やっと専用ライダーになれるんですね!てか緑と角……ゾル「何のことでしょう?」今のは俺が悪かった」

 

 

「構いません…む」

 

 

そう話すと三島の周りに新世代ゼクターであるギラファゼクターが浮遊していたのだ

 

 

「良いなぁ!資格者に選ばれて!!」

 

 

「………」

 

 

いや貴方もホッパーゼクターに選ばれてますよね?とは口が裂けても言えない三島であった

 

 

「ザビーに変身した人は後で別のライダーになるジンクスって本当にあるんだなぁ」

 

 

とボンヤリと思ったのであったが、

 

 

このピンチになってしまった状況を打開する為にハルトは完全武装をしてポータルの前で仁王立ちしていたのだ

 

 

完全に1人で抜け出すつもりであったのだ

 

 

いい加減に学べと言いたい

 

 

 

「湧き立つ冒険スピリッツ!」

 

 

「お待ちを何処に行くつもりですか?」

 

 

「そりゃあ……え?」

 

 

「教えてください先生」

 

 

数秒の硬直の後

 

 

「ぎゃああああ!吾郎ちゃん?三島さぁん!関節が体の関節が悲鳴を上げてるからぁ!!」

 

 

三島にコブラツイストを決められて完全に行動不能にさせられたのであった

 

 

 

「痛い…」

 

 

「はぁ」

 

 

溜息を吐いてメガネの位置を戻す三島に対してウォズとハウンドは

 

 

「我々でも難しい我が魔王の異世界スタートダッシュを止めるとは」

 

「中々やるではないか」

 

 

感心していたが当の本人は放置していた

 

 

 

「やれやれ…先生、行きますよ」

 

 

「よし行くぞ吾郎ちゃーん!」

 

 

「私は三島です」

 

 

2人で行こうとしていた 流石に

 

 

「「お待ちください!!護衛を選抜するから堪えてください!」」

 

 

「護衛だと?大丈夫大丈夫!何たってパラド、ジークが体内に住んでいるから!」

 

 

「どんな敵がいるかも分からないのに楽観的過ぎますよ我が魔王!」

 

「そうです陛下!牢屋敷の世界でどうなったか忘れたのですか!」

 

 

「ふむ……」

 

 

「お願いですから貴方の安全を守る為にも」

 

 

そう言うもハルトは両手を天に突き上げて叫ぶ

 

 

 

「うるせぇ!行こう!!」

 

 

「行く前に準備してください!」

 

 

「あふん!」

 

 

ドン!と やるが 流石にハウンドも我慢の限界だったのか ハウンドの早撃を受けて気絶する事になったのであった

 

 

そして1時間後

 

 

「よし行くぞ!」

 

『お願いだから少しは止まれ!』

 

 

 

「うるせぇ俺は行くぞ!相棒、俺を止めてくれるな!」

 

『今回の件はお前の責任じゃない!』

 

 

「俺の責任だよ!俺の油断と慢心が招いたんだ!」

 

『どの辺がだ!白スーツにしてやられたのは俺達全員の失態だ!』

 

 

その問いにハルトは拳を震えながら握りしめる

 

 

「ナツキへの拷問を楽しみ過ぎた…」

 

『うん、お前にも失態があったな』

 

 

という訳で着替えて直ぐに

 

 

「行ってきまーす!」

 

 

「敵の正体が分からないのですから辞めてください!」

 

 

流石に止められてしまったがハルトは止まらない!

 

 

「止めてくれるな!」

 

 

「止めますよ!貴方の身に万が一あれば…」

 

 

「ウォズは俺の身に万が一があると思っているのか!」

 

 

「そのような事は「その通りだ俺にも万が一はある」と思ってるなら下がってくださいません?」

 

 

「………それでも行くよ」

 

 

「陛下!」

 

 

「俺は皆が大好きなの!そんな皆が俺の命令で傷つくなら俺が先陣切る!それが上に立つものの責任だろうよ!」

 

 

 

「我が魔王!」

 

 

 

「それにさ……」

 

 

その時 ウォズとハウンドが見た彼の表情は

 

 

 

「怪人連中は長い時間生きるんだし俺1人なんかいなくても大丈夫でしょ?」

 

『ハルト?』

 

 

「キャロル達は価値ある存在として見てくれるけど、ほら怪人連中は俺の下にいると楽だから集まってるだけの部分があるじゃん…だから俺なんかがいない方が良いんじゃないかなぁって…ほら威厳ないとか言われるし」

 

『それ…日頃の行いもあると思う』

 

『おいハルト?』

 

 

「俺がいなくても国が回るように作ったんだから別に俺がいなくても大丈夫でしょ?」

 

 

「貴方が作った国です!貴方がいなくては困るでしょ!」

 

 

「なら何で皆は俺に対してあんな扱い雑なの!」

 

『それも日頃の行いだよ?』

 

 

「シャラップ!!」

 

 

そもそもハルト自身が政治?何それ美味しいの?って考えの人なので テスタロッサ達が

 

 

王が天才でもボンクラでも下の者の生活が大丈夫なように政治面を整理した というのが実情だが

 

 

 

ウォズは分かっていた この魔王と長い旅をしている中で良く理解している

 

 

 

やはりこの人は自己評価と自分の価値を低く見過ぎなのである

 

 

「そんな言葉は二度と使わないでください!我々も貴方が傷つくのが嫌ですから我々が動くべきだと思ったのです!」

 

 

「陛下」

 

 

「何さ?」

 

 

「貴方が命を賭けるというなら我々も…友人とは対等なものなのでしょう!!なら友として言わせて貰います……なら我々の命も賭けろよ!!」

 

 

「…………」

 

 

本当に思う

 

 

「お前等……」

 

 

「「っ!!」」

 

 

「はぁ…忘れたのか逢魔王国のモットーを?」

 

 

「仲間1人がやられたら全員で打って出て刃向かう敵は皆殺し!」

 

「圧政を通しての平和を」

 

 

 

「それも正しいけど、俺の言いたいのは皆のやりたい事をやる!だよ!」

 

 

「我が魔王…」

 

 

「だからお前たちもやりたいようにやらぁ良いんだよ変に考えんな」

 

 

「「誰のせいですか!!」」

 

 

「よーし行くぞ!」

 

 

「行く前に説教だ」

 

 

「あれ?キャロル…いつの間に…っ!」

 

 

肩には万力の如く締め上げる力 ふむ間違いない

 

 

キャロルがマジギレしている

 

 

「ハルト」

 

 

「何?」

 

 

「最期に何か言い残す言葉はあるか?」

 

 

「……キャロル、愛してる」

 

 

「オレもだ…という訳で少し愛を確かめ合うぞ」

 

 

「え、ちょっ!まー!」

 

 

バタンと扉が閉まると数秒後 聞こえるハルトの断末魔 ウォズとハウンドは 大丈夫だなと理解して扉から離れた

 

 

その翌日

 

ゲッソリしたハルトと何故かツヤツヤしたキャロルがいたのであった

 

 

「オレはショウキニモドッタ」

 

 

「どうしましょう先輩!魔王様が壊れてます!」

 

 

「自業自得ではないですかねフィーニス?」

 

 

「いや自分を正気言っているから大丈夫じゃないかな?」

 

 

 

「こほん…まずは昨日の件だが確かに俺1人で動くのは軽率だったと思う」

 

 

おぉ、と感心するがハルトは一言 良い笑顔で

 

 

「だが私は謝らない」

 

 

「誤ってヨォ!」

 

と仲間達は心を一つにするが

 

 

「いつも通り希望者で殴り込みに行くぞ!」

 

 

と話していたのだが

 

 

「陛下大変です!ポータルの向こうから謎の生命体が出現 トルーパーのブラスターが効かないとの事!」

 

 

「何ぃ!」

 

 

その言葉を受けて出陣するハルト達が見たのは

 

 

巨大な鳥のような怪異 明らかに暴走しているのかトルーパー達に襲いかかっているのだ ハウンドは撤退命令を出すと

 

 

「何だぁ、ケツァルコアトルスドーパントみたいな面しやがって」

 

 

「兎に角撃退しましょう」

 

『ウォズ!アクション!!』

 

ウォズは先日の戦いで獲得したウォズミライドウォッチを起動、ドライバーに装填して始動する

 

 

「変身!」

 

『投影!フューチャータイム!スゴイ!ジダイ!未来!!仮面ライダーウォズ!ウォズ!!』

 

 

「え?何ですかそれは!」

 

 

「私も仮面ライダーとなったのだよフィーニス」

 

 

「凄い!退院予定のジョウゲン先輩達に写真送りますね!」

 

 

その姿への嫉妬にハルトは下唇から血が出るくらい噛み締めていた

 

 

「……………怒る!」

 

 

 

「我が魔王、敵は私ではなく彼方の鳥です」

 

 

「分かっているともさぁ…」

 

『クウガ』

 

 

ハルトはアナザークウガに変身して怪鳥への勝負を挑む

 

 

「ふん!」

 

その拳打は並外れた破壊力を有しているが

 

 

「ん?」

 

何というか暖簾に腕押し、全く手応えがない

 

何というか電球の点灯するヒモでシャドーボクシングをしているような違和感 

 

 

まさかコイツ…っ!

 

 

全員に下がるように指示を出す

 

 

「うへぇ…面倒くせぇ」

 

 

「何か分かったのですか陛下?」

 

 

ハウンドもブラスターで牽制射撃をするがダメージは入らないときた

 

 

「コイツ…正攻法以外で倒せない奴だ」

 

 

「倒し方があるのですが?」

 

 

「どーだろアナザーライダー とかラブリカと同じ…要するに特定の手段でしか倒せないんじゃね?アナザーゼロワン、アナザーW!」

 

『分かってんよ!』『現在検索中!』

 

 

「暫く時間稼ぎしないと…ん?そうだ!」

 

 

「くっ、どうするのですか?我々はまだ彼方の世界について無知なのですよ!」

 

 

 

「そんなん決まってんじゃん!不条理には不条理をぶつけんだよ!」

 

 

「は?」

 

 

「って事だ……ウォズ!!」

 

 

 

「仰せの通りに我が魔王」

 

 

その時 ウォズが取り出したのは大型の専用ウォッチである

 

 

『ギンガ!アクション!!』

 

 

軽快な音楽に身を任せ 力を解き放つ!

 

 

 

『投影!ファイナリータイム!!ギンギンギラギラ!ギャラクシー!宇宙の彼方のファンタジー!ギンガファイナリー!ファイナリー!!』

 

 

マントと宇宙の力を宿す仮面ライダー

 

 

「祝え!宇宙最強ギンガファイナリー!!緊急時につき短縮版である!」

 

 

「宇宙最強…?」

 

 

目線を逸らすと

 

 

「ほぉ」

 

『over over the evolution!』

 

 

「最高神の力を見せてやろう」

 

『ゴッドマキシマムマイティX!』

 

 

何かテンションMAXな2人がいたがスルーする

 

 

 

「ウォズ!俺達が足止めするからデカいの頼むぜ!」

 

 

「はっ!」

 

『ウィザード…バインド』

 

 

アナザーウィザードに変身して魔法の鎖で縛りつける ハウンド達もブラスターに追加装備したケーブルアンカーを射出して動きを物理的に止めに入る

 

 

「やっちゃえ!」

 

 

「はっ!」

 

『ファイナリービヨンドザタイム!!』

 

 

 

同時に周囲が宇宙空間のように変わり出す そしてウォズファイナリーのライダーキックが化け物にクリーンヒットしたのである

 

「たああああ!!」

 

『超銀河エクスプロージョン!!』

 

 

その熱量で爆破を起こす その背後で

 

 

「私の力は宇宙の力だ」

 

 

勝ちを誇るのだが

 

 

『うっ、頭が!』

 

『落ち着けアナザーカブト、傷は浅いぞ』 

 

『いやあああああ!』

 

『アナザーキバもか!』

 

 

そういやぁクロックアップしても避けられない密度の攻撃を受けてたしアナザーキバに関しては初登場時にボコボコにされてたなぁ思い出すも粉塵の中では

 

 

「!!!!」

 

 

ほぼ無傷に等しい怪鳥がいたのである 怒りの咆哮を上げる姿に全員が驚愕する

 

 

「アレの一撃受けて何で倒れないんだよ…アナザーキバとアナザーカブト以上のタフさがあるのか」

 

 

流石にコレは不味い…どうする…ならばアナザーディケイド の力で撃退するとアナザーウォッチを構えるが僅かに怪鳥が襲いかかる反応が早い

 

 

「!!!」

 

 

大きな口がハルトを飲み込もうとしたのである

 

 

その時 ふと思った

 

 

「(絵的面白そうだから俺の頭だけを丸齧りとかしてくれないかな?)」

 

 

ぼんやり マミろうとしていたのだ…が

 

 

その時

 

 

『黄雷抜刀!アランジーナ一冊斬り!!サンダー!!』

 

 

雷光を帯びた剣士の斬撃が怪鳥を切り裂いたのである

 

 

「!!!」

 

 

 

そして初めてダメージを受けたと吠える姿に全員が驚くが

 

 

「ハルトさん大丈夫ですか!」

 

 

そこに現れたのは仮面ライダーエスパーダ、間違いない ベアトリスだ

 

 

「ありがとう!ベアトリス!」

 

 

「どう致しまして、それでアレは…」

 

 

「お陰で分かったよ、奴には聖剣が有効だってな…こい!無銘剣!」

 

 

そうハルトが呼びかけると飛んできた無銘剣を掴み構える

 

 

「ですがハルトさんではファルシオンには…」

 

 

「そうなんだよなぁ、此処にファルシオン世界の俺がいりゃあなぁ」

 

 

だが無いものねだりをしても仕方ない まぁ

 

 

「そんな俺でも技の発動は出来るんだよ!」

 

 

そうハルトはライダー にはなれないが 武器として使うという事に限り必殺技が使えるのだ

 

 

「合わせろカリュブディス!!」

 

『カリュブディス』

 

 

カリュブディスメギドを召喚して一緒に走り出す

 

 

 

『永遠の悪!』

 

 

 

とあるアルターブックを無銘剣でリード、同時に地面には怪鳥を取り囲むように突き刺さるメギドの剣 グラッジエンドを引き抜きながら擦れ違い様に斬撃を浴びせ続ける技の名前は

 

 

「「カラミティストライク!!」」

 

 

『無限一突!!』

 

 

 

「!!!!」

 

 

交差する斬撃を浴びせた怪鳥は爆破、ただ小さな何かが元の居場所へと戻っていったのだが

 

 

 

カタッ…

 

 

「………ん?」

 

 

何かが落ちていると思い拾ってみると それは

 

 

「これライドブック?アイツ…まさかメギドなのか?」

 

 

ライドブックともアルターブックとも言えるアイテム サイズ感は通常の規格だが

 

 

その落とし物は新たな謎が生まれた

 

 

そして自己処理や復旧作業をトルーパーや民達に任せたハルトは至急会議を開く

 

 

「今回の戦いで奴等は聖剣とライドブック、アルターブックによる攻撃が有効と判断出来た」

 

 

「ならば奴等は新種のメギド…」

 

 

「いやそれは無い、それなら俺の呼びかけに答えるだろう…最初は人間にアルターブックを合わせた融合メギドとも考えたがアレは違うな」

 

 

「ですがあの怪鳥のような化け物の核となる技術に使われている可能性が高いですね」

 

 

ベアトリスも聖剣使いとしての意見をあげる

 

 

「そうなると少年くんの助力も仰ぎたい所なんだが…」

 

 

「五河士道ですね」

 

 

五河士道、二亜達と出会った世界にいる高校生 ハルトは少年くんと呼んでいるが 彼もまた魔王が来た影響か将又別の要因かで 火炎剣烈火に選ばれた剣士 仮面ライダーセイバーとして戦っていたのだ

 

 

「聖剣が有効なら刃王剣なんて最高なんだが…そうもいかないらしいな」

 

 

ハルトが製作し士道が目覚めさせた刃王剣である 呼べなくはないが真に使いこなすに彼でないとならない

 

 

「そもそも来禅市への移動も封じられてます…いや彼がポータルを使い来てくれる事も無くはないですが」

 

 

「それは俺達の世界と同じだな、ポータルを介して怪鳥みたいな奴等が来た場合の備えとしてみるべきだ…実際 聖剣が有効なら少年くんがいるだけで展開も違ってくる」

 

 

「七罪嬢も安全ですからな」

 

 

「そうだ……やはり皆の為にも行くべきだな….よし俺とベアトリスでその世界に潜入する」

 

 

「何と!」

 

「いやベアトリス様がいるなら大丈夫か?」

 

 

1人で行こうとしない辺り ハルトも本気で懸念しているのだろう

 

 

「何せウォズギンガファイナリーの必殺技がクリーンヒットしても死なない化け物と来たもんだ」

 

 

「確かに」

 

 

「先輩カッコよく初登場決めたと思ったら不発とか…ぷぷっ!」

 

 

「フィーニス、表に出なさい久しぶりに教育の時間です」

 

 

「待てウォズ、フィーニスへのお仕置きは今は辞めておけ」

 

 

「今は!?」

 

 

「それと……だ牢屋敷で拷問されてるナツキを使うか?」

 

 

「何故に?」

 

 

「アイツ、アナザーブレイズになってた影響で俺と同じように聖剣使えるんだよ」

 

 

「それならアレをカーストプリズンと一緒に特攻させては?」

 

 

「それするとアイツらが怪鳥みたいなの従えてこっち攻めてきそう」

 

 

流石に信用ならない相手に先陣切らせるのは不安である

 

 

 

「それ我が魔王が短気なだけでは?」

 

 

「先陣に行きたいだけでは?」

 

 

こそこそ話す腹心に

 

 

「おーっと、こんな所にサルミアッキ味のロールケーキが「「申し訳ございません!!」」よろしい」

 

 

「今回は俺とベアトリスで行くか」

 

 

「私も行くわ旦那様」

 

立ち上がるのはアンティリーネ

 

 

「私の能力なら聖剣も使える筈よ」

 

 

確かに彼女の才能 触れたものの記憶を読み取れる 能力はかなりのものだ実際 俺の包丁触って俺の捌く技術を再現した

 

 

「本音は?」

 

 

「久しぶりに戦いたいの」

 

 

「素直でよろしいけど残って」

 

 

「どうしてかしら?」

 

 

「この状況で聖剣使えるだろうアンティリーネを連れて行けるわけないじゃん、君には此処を守って欲しいなって」

 

 

「そう…」

 

 

「終わったら頑張った皆にはちゃんとお願いがあれば聞くから!」

 

 

と笑顔で言うのであった

 

 

 

さて結論から言えば 今回 ハルトとベアトリスの2人旅である

 

 

「ベアトリスと一緒で良かったかも」

 

 

「ふふーん!そうでしょうそうでしょうとも!」

 

 

ドヤァ!としている彼女を見ながらハルトは思う

 

 

「ぶっちゃけロイヤルガードだと治安悪いからなぁ」

 

脳裏に浮かぶはヤクヅキ筆頭の近衛達である

 

 

【は?何を言っている?】

 

【魔王ちゃんの否定したね、ぶっ殺すっすよ!】

 

【ふははは!拷問じゃな!!】

 

【わーい、死ねば良いのにぃ!】

 

 

うむ

 

 

「どうして、あぁなった」

 

 

「ハルトさんがそんな感じだからでは?」

 

 

「そんな訳ねぇだろ!俺はいつだって平和主義者だわ」

 

 

 

「寝言は寝て言ってくださいね」

 

 

「なぬ!!」

 

 

と言いながらベアトリスと共にポータルを超える そこはやはり森の中だった

 

 

「百貌さんの報告通りか、となるとこの先には大きな洋館?があるらしいけど」

 

 

「では行きましょう」

 

 

ハルトとベアトリスはそのまま洋館に入ると扉がバタン!と締められた

 

 

 

「ふむ…罠だったか」

 

「何でそんなに冷静なのですか!」

 

 

「そりゃこんな状況慣れっこだし」

 

 

談笑も束の間 現れたのは

 

 

「!!!!」

 

 

「あの怪鳥!!」

 

 

先程撃退した筈の怪鳥である

 

 

しかもその側には小さな女の子がいるではないかてか危ない状況なのは変わらない!

 

 

「ハルトさん行きますよ!」

 

『ランプドアランジーナ』

 

 

「合点承知!お嬢ちゃん伏せろ!」

 

そう合図するとベアトリスとハルトは聖剣使いの力を解放する

 

 

「「変身!!」」

 

『黄雷抜刀!ランプドアランジーナ!!』

 

『セイバー』

 

 

エスパーダとアナザーセイバーに変身した2人は怪鳥を撃退しに動く

 

 

その攻撃はやはり

 

 

「!!」

 

 

「やっぱり聖剣の攻撃は有効みたいですね!」

 

「メギドの近縁種って所か?なら、さっさと倒す!」

 

『必殺読破…』

 

 

「はい!」

 

『必殺読破!』

 

 

!!!!!

 

 

突然聞こえる咆哮 振り向くとそこに現れたのは

 

 

巨大な山羊のような化け物、ただ体の特徴から怪鳥と同じ存在であろう

 

 

「2体目か!」

 

 

「ハルトさん!此処は私が!」

 

 

「お「待ってください!」お嬢ちゃん?」

 

 

そこにいたのは先程、襲われていた女の子である

 

 

「この子は味方です下がってください!」

 

 

「分かったベアトリス!」

 

「了解!」

 

状況判断に合わせてエスパーダに抱えられて雷速で後方に下がると

 

 

「メェル、お願い!」

 

「仕方ねぇな!」

 

 

メェルと呼ばれた山羊の化け物が怪鳥を攻撃すると 奴の体がまるで紙のように噛まれている

聖剣よりもダメージ通っている

 

 

そしてその噛みつきで

 

 

「!!!!!!」

 

 

怪鳥は撃破 そこに残ったのは

 

 

「鳥?」

 

 

まんま黄色の鳥であった

 

 

 

「けっふ……【シニガミ】としての核を食い破られて力を失ったのさ」

 

 

「シニガミ?さっきのバケモノはシニガミ病と関係があるの?」

 

 

「シニガミ病?」

 

 

首を傾げていると山羊の化け物が話しかける

 

 

「何だ、お前は知らないのか」

 

 

「初めて聞く病だな」

 

 

「あん…お前シニガミも知らねぇのか?シニガミはシニガミ病で変異した生き物だよ、かくいう俺もシニガミさ、もっともザコ鳥とは格が違うけどな」

 

 

「シニガミ病にかかるとバケモノになるって話は本当だったんだ」

 

 

「成る程、大体わかった」

 

 

「そうなんですか?」

 

 

「シニガミ病ってのに感染するとバケモノになるってことだろ?」

 

『浅っ!理解力浅っ!!』

 

 

「それに似てる病というか現象を知ってるからな」

 

『あぁ魔女因子』

 

エマやアンアン達が牢屋敷にいるのと同じ理由だと合点がいった

 

 

「要するに此処はシニガミ病に感染した奴等を隔離か収容する為の施設って所か」

 

 

「お前知らないで入ってきたのか?というかお前のその姿、何だ?シニガミではなさそうだが」

 

 

「俺はアナザーセイバー、

 

 

 

 

 

「この子、怪我してる」

 

 

と鳥に駆け寄り介抱する女の子を見て

 

 

「ハンカチをザコ鳥に巻き付けて何のつもりだ?締め殺すのか?」

 

 

「ははは!お嬢ちゃんは鳥を〆た事がないんだな!鳥肉にしたいなら鳥の首を絞めるよりも刃物で切り落として血抜きからするんだ絞めるのは血が肉に入って美味しく無くなるんだよ」

 

『この状況であんな華奢な女の子が食欲湧くと本気で思ってんの?』

 

 

「どんな奴でも腹は減るだろう?」

 

 

「ち、違うよ首から血が出てたからハンカチを包帯代わりにしたの」

 

 

「どうせ体の中に巣食ってるシニカビって菌で治るから放っておけ」

 

 

 

「シニカビ…また知らない単語」

 

 

「ちょっ!危ないよ君!」

 

エスパーダはそう止めると聞かずに女の子は鳥を看病する間も2人は山羊の化け物を警戒していた

 

 

そしてやはりと言うべきか約束は果たしたから契約破棄しろと襲わせろと言ってきた

 

 

「契約の命令は絶対って、さっき言ってたのに!」

 

 

「やはり化け物でしたか!」

 

 

「契約破棄…俺の嫌いな言葉だ…契約を交わした主人を裏切るなんて…許せねぇ!」

 

 

鏡の向こうでボルキャンサーとメタルゲラスとエビルダイバーが気まずそうに顔を逸らしていたのは誰も知らない話である

 

 

だが女の子が戻れと言うと そこには何か等身の小さい二足歩行の白い悪魔がいた

 

 

「うわぁ可愛いですね!」

 

 

「このビジュアル…何かお酒大好きな風呂キャン悪魔を思い出すな」

 

 

「何言ってんだ、お前」

 

 

「そうですよ何言っているんですか!」

 

 

「そうだな済まない…ちょっとモフモフさせてくれないか」

 

 

「本当に何言ってんだ!!」

 

 

と会話していると先程の鳥が回復して女の子の頭に止まった

 

 

「あのクソ鳥、うちの国を襲いやがって焼き鳥にしてくれる」

 

「落ち着いてくださいハルトさん」

 

 

「ひぃ!」

 

 

「あ、あの辞めてください…」

 

 

「はぁ、しゃあない今は状況把握が優先だしな」

 

 

その鳥の名前はバートラーというらしい 助けてくれた子の執事になるらしい

 

 

「従者か」

 

 

「どうしましたか?」

 

 

「いやなんでもない」

 

 

 

「いや何を呑気にしているんですか!っ!大丈夫ですか貴女お怪我は!」

 

 

「は、はい…」

 

 

エスパーダはそのまま女の子に駆け寄り安否を確認する この辺は流石はソードオブロゴスの剣士というべきだろう

 

その女の子はビックリしながらもキチンと受け答えをしていた

 

 

「貴方達は…誰ですか?」

 

 

その言葉を待ってましたとばかりに

 

 

「通りすがりの仮面ライダーだ覚えておけ!」

 

『違うだろう』

 

 

「仮面ライダー?」

 

 

「そう!仮面ライダーとは人類の明日を守る正義のヒーロー…そして俺の心と脳を未だに焼き続ける推し!!あぁ!何と素晴ら「はいはーい落ち着いてくださいハルトさん、推し語りは辞めてくださいねこの子が引いてます」…そうだな推しの布教をするには怪鳥が邪魔だ」

 

 

「布教も辞めてくださいね」

 

 

「わーったよベアトリス、あ…君の名は?」

 

 

「私は…モノ…」

 

 

「モノちゃんだな俺はハルト、んでこっちは」

 

 

「ベアトリス・キルヒアイゼンと言います、よろしいお願いしますね」

 

 

「はい…」

 

 

「よし自己紹介は終わった所で事情の説明と行くか」

 

 

 

 

 





予告

モノ、メェル、バートラーから聞く この世界の概要とモノの目的を知る

そして思う

「ヤバい状況で助かりたくば俺達と契約しろか……なーんか既知感ある話だよなぁ」

『おい、こっちを見るな』

そして冒険前の準備を始めるのであった


次回 異書館 散策 お楽しみに!


オマケ短編

応急処置


「人命救助の教本?」


カレンに進言されたのは王国の学校で使う教材の話だった


「はい、やはり応急処置やその方法を周知するのは大事かと」


「確かにカレンの言う通りだな…逢魔は各世界にある最先端医療も国の事業としている皆にも身近に感じて欲しいし有事の際に使えるように教えるのは大事だな、特にゲーム病とか」


「物騒なものが身近にあるのは如何なものかと」


「バグスターは友達だよ!」


「そうではありますが…」


「そう言うなら…よし…その話俺にも一枚噛ませてもらうぞ」


「ありがとうございます主」


そして撮影された映像では



「よ、久しぶりの出番で嬉しいぜ魔王さん…どうだ俺と一緒にギリギリチャンバラで遊ぼうぜ」


「き、貴利矢さん…良いんですか!やったーーー!……って、何だこの保険のCMは!推しが勢揃い………ごふっ!」


「あぁ!ハルくんが突然吐血して倒れた!」


「きっと推しからのファンサを受けたんだな」


「違うよ!きっと保険のCMを見たからだよ!」


「この状況からでも入れるなら入った方が良いな」


「その前にファンサで吐血するハルトさんの方が私は心配です」


血反吐を吐いたハルトに駆け寄る束と千冬と真耶は冷静に救護に入る


「ハルトは…大丈夫じゃないな、よし!浅倉は救急車をダグバはAEDをもってきてくれ」


「あの先輩?気のせいでしょうか…私としては人選ミスのような気もするのですが…」

「真耶ちゃん、今更だよ」


「俺が救急車を呼ぶとはな…成る程回復した所をまた襲うと言う事か」


明らかに人選ミスである そしてダグバは


「え…AE…あ、分かった!あの、お手軽電撃態獲得装置の事か!よし取ってくるよ!」


と動くも千冬が止めに入る


「おい待てダグバ!AEDをグロンギ族は強化アイテムにしているのか!」


「アレだよチーちゃん、ハルくんが間違った使い方を教えたんだよ」


「そう言えば前にハルトさんが前にAEDを使えば電撃態を獲得出来るとか何とか…」


「貴様のせいかぁ!」

そのまま千冬はハルトへ胸骨圧迫(強め)に行う ハルトは吐血しているように見えるが気にしないぞ!


ドンドンドンドン!!


胸骨圧迫はリズム良くやろう!


「そんな貴方にドレミファビート!!これで遊べば心臓マッサージのリズムを覚えられるぞ!さぁ神の恵みを受け取れぇ!」


「人命救助をゲームの宣伝に使うな神、後それ出来るの外科医だけ」


「ヴェハハハハハハハハ!!」


そしてAEDの操作に従い ハルトに電極パットをつけ、少し離れると千冬は真面目な顔で


「では……鳴神作戦開始!全員衝撃に備えろお!」


「待ってください先輩!?本当にAEDの操作に従ってますか?」


「ちーちゃん!!それAEDで流せる電力なのかな!!」


「ハルト戻って来い!」



「あびゃあああああ!!」



皆さんも倒れそうな人がいたら、これくらいの熱い思いで人を助けよう!


だが時に風邪で苦しい人もいると思う


そんな時には


「半分は優しさ、半分は厳しさで出来たアギト因子を体へ投与しましょう、これで直ぐに風邪も治りますよ」


木野さんが笑顔で言うが


「木野先生!それ風邪治る以上の事が起こりそうなのですが!!」


「え!アギト因子って光と闇の神とかが何とかかんとかして出来たんじゃないの!!」


「落ち着けハルト」


「ギルアギト量産とか大変ない事になったから辞めようよぉ、代わりにバグスターウイルスを散布しようよ!」


「我が魔王?何バイオテロを起こそうとしているのですか?」


「諦めろハルトは前に【話し合いなんて野蛮な事辞めようよ、暴力で解決しようと】言っていたからな」

「千冬妃、お願いします」

「任せろ、コイツにはキチンと再教育してやる」


「いやぁあああ!鳴神作戦だけはご勘弁をおお!」



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