ライブ会場では
アナザーディケイドとアナザーゲイツ、ツクヨミ
分裂したウォズ
アナザーウォズとアナザーディエンド
ツヴァイウィングとフィーネ(仮)
そして相手がいないで手持ち無沙汰感のあるフィーニスがノイズを蹴散らす戦いで混迷を極めていた!
「僕だけ不憫では!!」
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ライブ会場
「ふっ!はぁ!」
「せい!たぁ!」
「くっ……ちぃ!」
アナザーゲイツとアナザーツクヨミの2人は得物に寄る攻撃をアナザーディケイドは的確に受け止め避けているアナザーディケイドとアナザーツクヨミの拳がぶつかり両手を組み合い顔を見あい
「何で、お前が此処にいるんだよ!父さんと母さんは!!」
「こっちの台詞よ!何、異世界で魔王になってるのよ!皆心配してるのに!」
凄い気にしていた事を言われて不安しかないが
「それは…」
正論過ぎて反論出来ないが…
「帰る方法ならある!ウォズが教えてくれからさ一緒に帰ろう!災厄の魔王になんてならなくて良いよ!」
「それは無理」
「何でよ兄さん!」
「それは……」
「それは?」
前までなら自分の為としか言えなかったのだが新しい理由もある
「俺が災厄の魔王になったから傷つけてしまった子がいる!そんな未来や傷つけてる人が他にもいるかも知れないのに責任を果たさずに帰るなんて無責任な事したくない!」
錫音、彼女は俺が災厄の魔王になってしまった故の被害者である以上、その償いをしないのは不義理でしかない…ならないのが最大の償いだろうが、もし俺がならなくても彼女の両親が死んでしまった以上、何かしらの咎は受けなければならないがハルカには
「ないわ〜そんな責任感とか義務感とか使命感とか一番嫌いだったじゃん兄さん!!」
「そうだな」
「でしょ!それに魔王なんて他の誰かがやるよ兄さ「だけど」何?」
「俺のした事の責任は取る!」
『ジオウ』
「この解らず屋ぁ!きゃっ!」
アナザージオウに変身し直しツインギレードで切り付けて弾き飛ばした
「下がれハルカ」
「トーマ!」
「お前なぁ…」
「行くぞおおお!」
今度はアナザーゲイツとアナザージオウで互いの得物をぶつけ合っている、アナザージオウの突きをアナザーゲイツは斧で払うと反撃と言わんばかりに頭目掛けて振り下ろすが槍を双剣にして受け止めるなど一進一退の攻防が続く、そしてアナザーゲイツと鍔迫り合いになり
「何で!妹や家族の気持ちを考えないんだ!それはお前のエゴだろう!!」
「否定はしない…まぁ全部投げ出したらカッコ悪いだろうよ後なトーマ」
受け取めた双剣で斧を振り払うと力を込めた一撃をアナザーゲイツにぶつけた
「何で妹を止めてないんだぁ!!」
『鎧武!アナザースラッシュ!』
「がぁ!」
オレンジ色の斬撃による一撃を加えて追撃に連撃を叩き込む
「ムカつくがお前なら大丈夫だって思ってたんだ妹を守ってくれると…それなのに!!何で!!」
本当に腹が立つが妹の事を任せても大丈夫と思っていたのに…戦いに巻き込むなど何やっていると怒りに任せながら感情を吐露すると
「ハルカの笑顔の為だ!あの子がお前がいなくなって寂しがっていた…そしたら兄を助けたいから力を貸してと涙を流して頼まれた…そんな顔を見せられたら……男なら戦う道を選ぶだろう!」
『FINISH TIME』
「だからって巻き込む奴があるかぁ!止めろやぁ!」
『FINISH TIME』
2人の斧と合体し直した槍にそれぞれエネルギーが溜まっていき
『TIME BURST』
『TIME BREAK』
電子音を合図に駆け出した
「「はぁ!」」
アナザーゲイツの斧の攻撃を未来視で受け止め回避して此方の一撃をぶつけようとしたが
「取ったらぁ!」
「っ!」
慌てて後ろに下がると自分のいた場所にピンク色の刃が数発着弾した
「っ!良いタイミングだ調」
「ちっ…横槍かよ…」
ツヴァイウィングの方を見ると初めましての小柄ツインテールの女の子と鎌をもっている金髪の子、そして明るい色の髪をした女の子が現れると立花響とガトリング乱射魔こと雪音クリスも現れた…こりゃ仕切り直しだなとツヴァイウィングと肩を並べる
「アナザーライダーさん!お久しぶりです!」
「おう、月のカケラが落ちた時以来だな」
「はい!!」
再会の挨拶を交わしていると向こうも
「トーマ…大丈夫?」
「あぁ助かったよ調、ありがとう」
「なら良かった…ん…」
「あ!調ズルいデスよ!」
「これは正当報酬だよ切ちゃん」
「2人とも真面目にやりなさい」
「マリア姉さんは羨ましいだけですね…まぁ私も羨ましいですが」
「そうデスね」
「なっ!セレナ、切歌まで!」
「トーマ?調を撫で過ぎじゃないかしら?」
「え?そうか普通じゃないのか?」
「大丈夫ハルカは嫉妬してるだけ」
「ち、違うわよ!何言ってるのかしら調ったら!」
「なら…このままトーマは貰う」
「へぇ〜取れるものなら取ってみなさい」
アナザーゲイツは調という女の子の頭を撫でてる彼女も満更でもないので何やらいい感じのようである…しかも切歌とセレナなる子も…この男……
「おい貴様…ハルカというものがありながら…」
「え?…いや待て!」
アナザージオウは槍を握る手に力が入るが
「何で私達が戦うの?一緒に話し合おうよ!」
と響が尋ねる、やはり彼女は対話から入るか悪くないなと思う
「それこそが偽善」
「へ?」
その問いかけに調は怒りに満ちた顔を見せる
「誰かの痛みがわからない貴女に分かるわけがない!!」
丸鋸の雨を放つが翼が剣を回転させて弾き、クリスは矢で反撃する
「何してんだ!」
と一喝するが響には応えてるようである
「私は…」
「ははは!偽善ねぇ」
アナザージオウはやれやれと被りを振ると
「俺の好きな言葉に、やらない善よりやる偽善ってのがある」
「………」
「アンタがした良い事って本当に嘘偽りか?安心しろキチンと誰かを助けてるし俺は助けられた奴を1人知っている」
「へ?」
「そいつはアンタと友達に助けられたんだと…んで、その時の恩を返したいからってルナアタックの時、直接頭下げて助けてって頼み込んだくらいだ」
ナツキという悪友が生きてるのは彼女のお陰であるのならば偽善で人を助けられる事も教えよう、錫音の件の借りを返さねばならないからな
「……………」
「俺は人の偽善を肯定するよ、何もしないでいる方が悪だ…月の欠片が落ちた時に何もしなかったコイツらみたいな奴等がな」
「っ!何を!」
「黙ってろよ」
「…………」
「手を伸ばすのにしなかったら死ぬ程後悔する、それが嫌だから手を伸ばす…俺の憧れの男がそう言ってた、あと戦う気がないなら手を伸ばすのを辞めたなら引っ込んでろ邪魔」
「辛辣ですね我が魔王」
「そうかい?まぁ答えは貴女次第だけどな……さて」
アナザージオウは槍を敵に向けると
「続ける?」
「当然でしょ…兄さんが私に勝てた試しがある?」
「ぶっ潰してやる!」
「本当痛い目みないと分からないのよね!頑固者!」
アナザーツクヨミは互いに示し合わせたように走り出したが
「「お待ちを我が魔王(女王)」」
2人の従者が止めた
「「な、何すんだ(のよ)ウォズ!!」」
兄妹よろしくのシンクロにウォズも驚きながらも
「時間切れです」
青ウォズが上を向くと来た、ヘリを見て
「ちっ!帰るわよトーマ、ウォズ……兄さん」
「ん?」
アナザーツクヨミは怒りに満ちた顔で
「兄さんは必ず私達が連れ帰るから!どんな手を使っても!」
「やなこった、帰るなら自力で帰るわ」
「そういうと思った、んじゃ邪魔者達の足止め宜しくぅ〜」
「は?おいちょっ!人使い荒いなぁ……」
と全員がヘリに乗ったのを見て、奏者達は追撃しようとした
「待て!!」
「逃すかよ!」
「追わせるかよ」
アナザージオウはソロモンの杖を操作して、周辺のノイズを融合させて巨大ノイズを作成した
「アナザーライダー !」
「何すんだよ!!」
「何って…アンタらが俺達にした事への仕返しだよ張本人にはコレから御礼参りするが…そうだな、デュランダルで攻撃したことへの礼かな?フィーニス!」
「はっ!」『1号』
フィーニスが変身したアナザー1号に皆、乗っかると
「んじゃさよなら!アディオス!!」
「意味同じですよ我が魔王?」
挨拶そのままにライブ会場をアナザー1号の前輪で粉砕して逃走したのであった
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そしてチフォージュ・シャトー
「はぁ……ハルカ…」
帰りなり変身解除して机に頭を押し付けているハルトは妹がこの世界にいる事にショックを受けていた
「魔王様」
「大丈夫だよフィーニス、俺は俺のやることを果たすまで帰らないから…んで」
「はっ!不届き者は現在、地下牢に捕らえてあります!」
「うし、んじゃ先ずは其処からだな」
ハルトは気分を切り替えて地下に向かうのであった これはケジメである
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地下牢
「!!!」
そこには猿轡を噛まされた立派なスーツを着た男がいた…へぇコイツか
「よぉ、お前か俺の名前を使って好き勝手してる奴ってのは」
少し屈んでガンつけてみると俺を見るなり
「!!!」
何か叫んでるが猿轡で吃っていてわからないので
「外せ」
「はっ!」
その言葉を合図にカゲンが外すと
「貴様!この私を誰だと思っている私は「人の名前で好き勝手してた屑だろ?」な!一体何様のつもりだ!」
喚き散らす輩に頭を抱える前にだ
「王様」
ちょっと脅しておこうと変身する
『ジオウ』
アナザージオウになるなり政治家は怯えた目に早変わりだ変身解除しても怯えたままである
「ま、まさか本物の!」
「おーう…しっかし俺の名前で脅迫、恫喝、金銭、土地の巻き上げやら色々やってくれてんなぁお前…挙句に政府の所有物扱いとは恐れいったよ」
変身解除して信用してもらったところで話と思ったが
「と、当然だろ!貴様も日本に住むならば国民の利益になるのが名誉な事だろう!」
「国民?お前等政治家連中だけの間違いだろ?」
「何を言う!我等上級国民が貴様等のような下々の中で有能な物を有効に利用するのは当然だろ…がぁ!」
あまり汚い言葉しか吐かないのでハルトは八つ当たりも込めて足を振り上げて政治家の顎を砕いた序でに歯が何本か抜けて涙を流す奴を知った事ないような目で見下し一言
「囀るなよゴミが」
「が……ああああ…がふ!」
「1発で済まさねぇよ俺達の看板に泥を塗りやがって」
口から血を流しているがお構いなしに数発ボディーに蹴りを叩き込んでやるとアッサリと泣きながら
「ご……ごめんなさ……い……」
謝罪の言葉が聞こえたが
「は?欲をかいた権力者の末路は決まってる慈悲はねぇ……まぁ」
ハルトが指を鳴らすとカゲンが取り出したのはビデオカメラであった
「散々、俺達の名前で美味しい思いしたなら少し取り立てても文句はねぇよな?」
ハルトの顔は悪い笑みを浮かべていた
翌日、とある動画サイトに消息不明となっていた政治家がボロボロかつ拘束された状態で自らがアナザーライダーを政府所有物とホラを吹いた、そしてアナザーライダー名義やその他で自分が今まで行った罪状を懇切丁寧に涙ながらに話しているというものだった次いでに何人か連名でしていたらしく後日、同じように御礼参りされ泣きながら懺悔の動画をあげさせたのであった
そしてこの動画はこのように終わる
「俺はこの国にいる理由がなくなったよノイズ騒動で避難しそびれた奴も助けねぇ恨むなら上を恨め」
この後、アナザーライダーに助けられたライブや現場で助けられた生存者達を中心にデモを行うと、政府連中は火消しに奔走する事となり奏者達への指示や対策が後手になる結果となったのを彼は知らなかった
動画を見ていた面々は
「これは…」
弦十郎は顔を顰めているが組織の人間ではなく個人的な感情で見たらアナザーライダー側に同情もあるので複雑な顔をしている
「人質を取って脅すなど何という卑劣な…」
「なぁ、これって」
「先に仕掛けたのってコッチなんだろ?オッサン?」
「あぁ…まぁ政府にいる一部の連中だがな」
「なら当然だろやったからやり返された、それだけだ」
「けどクリスちゃんこんなの間違ってるよ」
「あのなぁ…あのバカ連中の所為でアタシ等はアッチのアナザーライダーとも戦わないとならねぇんだぞ!余計な敵増やしやがって」
「クリス君の怒りは最もだがな…それで現状が変わる訳でもないがな」
一方、フィーネ(仮)を自称している組織FISでは
「これ…って」
「政府の人が騙してた訳ですね…マリアの言葉を聞いて怒る訳ですよ、対話前に攻撃した事も納得しますが…しかし貴方の兄は聞いていたより随分と乱暴なのですねぇ」
組織のシンボルであるフィーネことマリア・カデンツァヴナ・イヴはその光景を見て目を背けたが、車椅子に乗っている老齢な女性ナスターシャは冷静に分析し傭兵として雇った2人に目線を向けると
「それはこっちも意外ですよ兄が彼処までやるなんて…まぁ相手のやった事を考えれば妥当ではありますがね」
「けど彼処までやる必要があるのかしら?」
「マリアは知らないから忠告しますけど、兄さんはやるなら徹底的にやる人ですよ」
「そーそー受けた痛みや恩は必ず倍返しする奴だからな…今回の場合は仲間と作った組織そのものに対する侮辱行為に対する報復とみた」
トーマも言うとマリアはやり過ぎだろうと目線を向けるもハルカは冷静に
「まぁ、これはこれでいい展開と見ましょう」
「どう見るデスか?」
「簡単よ切ちゃん兄さん達は日本政府と敵対関係に入ったの」
実際、ハルト陣営は立花響陣営…正確には上層部を完全に見限り現場レベルの対応も状況次第で敵とすると決断を下した事でナツキはまた別の事で悩まなくてはいけなくなったのである。
「それがどう良くなるの?」
「現場でもハルト達は向こうの奏者が戦うだろうから…欠片落下事件と違って三つ巴の乱戦に持っていけるって所か?」
「まぁ、この政治家達の処遇を一任するからって兄さんが手打ちにしてる可能性もあるけど……ないか兄さん、その辺の政治的根回しまで頭回る人じゃないから…けど」
「けど?」
「もし政治とか交渉とか上手くできるブレーンがついたらいよいよ止まらなくなるわよ」
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その頃
ハルトはと言うと政治家連中にやる事やらせた後、アナザークイズの力で記憶や知識を抜き取りアナザーウィザードの力で転移して適当な野山に投げ捨て帰ると家臣に向かって爽やかな笑顔で一言
「これも全部乾巧ってやつの仕業なんだ」
「何だってそれは本当かい!…ではありませんよ我が魔王」
「そうだね完全に犯人俺達だよ魔王ちゃん」
「そうか…おのれディケイドオオオ!」
「今回に関してあの破壊者は冤罪ですよ!我等をオーマジオウの元に連行したのは事実ですが…」
「そうか、ん……ちょっと待て!!俺をオーマジオウの所に連れてったのって門矢士さんだったのか!」
「えぇ私も連れられましたからね」
「本物に会ったのか!」
「はい」
「この愚か者めが!何故サインを貰わなかった!!」
「いや、あの男の所為で我が魔王は死にかけましたよね?」
「それとこれは別だ!」
「えぇ…」
「それは一旦置いておいて…ウォズが2人いるから皆、気をつけるように」
「ウォズちゃんが2人とか…」
「悪夢だな」
「ほぉ…貴様等お仕置きされたいか?」
「「滅相もありません!」」
「けど何で先輩が2人も…」
「恐らく妹君が王になる未来から来たのでしょうね」
「それってつまり解釈違い?」
「有体に言えば」
「えーと…それだと妹様も魔王になるかもって事ですか?」
「じゃねぇの?まぁさせねぇけど」
「まぁそうですよね」
「俺を助けに来たのに俺の代わりに魔王になるとか無いわ、なら俺が魔王になった方が良いだろ?」
「まぁ向こうにはアナザーゲイツ、ツクヨミ、ディエンドがいる以上は警戒せねばなりませんね」
「それに向こうの落ち度だけど今回の件で完全に政府側敵にしたし」
「今更でしょ魔王ちゃん」
「今までなぁなぁだったのが明確に敵味方になっただけだ」
「カゲンの言う通りこれから奏者連中とも敵だ容赦はするなよ…まぁ特に情はないが立花響と小日向未来を殺すのはダメな…ナツキを敵に回すのは面倒くさい、あと風鳴弦十郎に会ったら直ぐ逃げろよ敵前逃亡とは認めないから」
死に戻りして対策されでもしたら大変だし人間辞めてる奴と戦うのは嫌だと嘯くが
「本音は?」
「ん?錫音と和解した未来を作ってくれた友人への最大級の礼だよ」
でなければあの場所でオーマの日を迎えていた可能性があるから
「つー訳で非常時になったから千冬達を元の世界に送る、今日は解散だ明日から忙しくなるだろうから英気を養う事いいな」
「「「「はっ!」」」」
さて
これから始まるは巫女の残した負の遺産を巡り争う戦姫の舞の裏で始まる世界レベルの兄妹喧嘩
その始まりである