無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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皆様、アンケート協力ありがとうございます!

アンケートの結果から転スラ世界に決まりました!

ハルトがリムルさんに会ってどんな影響があるのかお楽しみに!


会議は踊るか進むか?

 

 

 

翌日

 

チフォージュ・シャトー、その一室

 

 

「嫌だ」「断る」

 

「そこを何とかお願いします!」

 

束と千冬に頭を下げるハルトの姿があったのを見た家臣団は

 

「おーやってんねぇ〜」

 

「え?そうなんですか?」

 

「えぇ未来ではよく見ますよ、主に我が魔王がやらかした時とかに」

 

「うむ、実家のような安心感だ」

 

「カゲン先輩、魔王様が土下座してる光景に安心しないでくださいよ」

 

と色々言ってるのは無視

 

「だって折角の異世界旅行なのに帰れなんて酷いよハル君!」

 

「いや俺としても普通に案内したかったけど喧嘩を売られたから危険になったんだって!」

 

「しかも妹がいたとはな」

 

「あ、それは俺も驚いたよ何で来てると思ってなかった」

 

「私はお前の義妹と挨拶するまでは帰らん」

 

「束さんもだよ!」

 

「妹の読みが違くない千冬?」

 

「いやその通りだよ!折角ご家族がいるなら挨拶しないと…挨拶は大事って古事記にも書いてるよ!」

 

「束、多分それ違う古事記」

 

「まぁそう言う事だ、私達は帰らんぞ危険と言われようがな」

 

「千冬ゥ〜」

 

「潤んだ目をしても無駄だ」

 

「何で今日はそこまで頑なのさ!」

 

「キャロルに先を越されるのは我慢ならん!」

 

「これ以上、キャロりんにマウントを取らせてなるかぁ!」

 

「え?そこ?」

 

 

「あと束さん達は、ハル君に少し怒ってるんだよ」

 

「へ?いやまぁ確かに旅行出来ないのは俺のせい「違う」はい?」

 

「一番不愉快なのは私達を足手纏い、戦力外と見ていることだ」

 

「そんな事な「束さん達は守られるだけのお姫様じゃないんだよ」…」

 

「もうあの時の子兎じゃないんだよ?これでも少しは強いと思うけどなぁ…」

 

 

「そうだな私も狭い世界でだが伊達に世界最強と呼ばれてはいないさハルト…お前は少しは頼れ別にウォズ達以外にも仲間はいるだろう?」

 

「けど俺の我儘に巻き込むのは「戯け」痛っ!」

 

「我儘で振り回すのは今更だろう?これは私達の我儘だ王なら寛容に頷いていろ馬鹿者」

 

「そうそう」

 

そんな2人の様子を見てハルトは観念したのか

 

「分かったよ…けど外出するのは1人じゃダメ、それと必ずガジェットやドライバーを持つ事が条件ね」

 

「うん!」

 

「キャロル」

 

「聞こえている、良いだろう滞在するのを許してやる」

 

「何で上からなの?」

 

「ここはオレとハルトの家だからな、まぁ戦闘に出番があるかは知らんが精々大人しくしていろ……補欠共」

 

「ほぉ…」

 

「キャロりん?少し頭冷やそうか?」

 

「喧嘩なら後にして、それにキャロルも煽らないでくれよ頼むから」

 

「ふん…まぁ良い、それでお前はどうする気だ?」

 

「取り敢えず妹軍団を潰して元の世界に帰ってもらうよ…最悪だけど腕くらいは折っても良いかな」

 

「兄妹喧嘩なら好きにしろ、邪魔者がいたら排除くらいはしてやる…あと死ぬのは許さん必ず帰ってこい…」

 

「お、おう…ありがとう…キャロル」

 

「…………ん」

 

 

「おい2人の世界に入るな」

 

「そうだよ!ハル君は3人の共有財産だよ!」

 

「……残念だか最低でも後4人増えるがな」

 

「「は?」」

 

「未来のコイツが言っていたぞ嫁が増えるとな」

 

危ない気配を感じたので逃げようと思ったのだが

 

「「詳しく聞かせて(もらうぞ)ハル君(ハルト)」」

 

その覇気とくれば蛇に睨まれたではないTレックス級である…それに思わず

 

「あ、あいさー!」

 

と怯えながら返事するしかなかった

 

 

ーーーーーーーー

 

そしてハルトはキャロルのラボに着くなり目的の人物を見つけて呼び出した

 

「悪いな忙しい時に」

 

買った缶コーヒーを投げ渡す、受け取るなりプルタブを開けて飲むのはナツキである

 

「良いよ別に…それで話って何だ?」

 

「二つあってな…まずはあの時、錫音と和解出来たのはお前のおかげだよ、ありがとう…それとあの時の暴言や暴力と言った非礼の謝罪だ…本当に申し訳なかった」

 

深々と頭を下げたハルトを見てナツキは慌てた様子で手を振る

 

「い、いや待ってくれよ!俺は俺の為に止めただけだから!そこまでしなくても」

 

「そうだとしても今があるのはお前のお陰だからさ錫音の本音も聞けずしまいで殺し合いをして…ネオタイムジャッカーと戦い続けてたら…」

 

 

此処からは直勘だがと前振りすると

 

 

「あの日がオーマの日となってたと思う、本当に最低災厄の魔王になってんじゃないかな…あの場でなる可能性もあるんだウォズ達は見たかったろうけど」

 

「ハルト…」

 

「お前には借りがあるからな何かあれば俺を頼れ必ず力になる……それともう一つ」

 

「何だよ…」

 

「お前は此処から先の未来を知っているのか?」

 

「え?」

 

「聞いてみただけだ本気にするなよ」

 

「知ってる………だから…頼む助けて欲しいんだよ」

 

「早速借りを返せる訳だな良いよ何すれば良い?」

 

ハルトはいつも通りヘラヘラした顔で尋ねるナツキは簡単にある未来を話すとハルトの顔は怪訝なものに変わる

 

 

 

「成る程なぁ」

 

「そうだ出来るか?」

 

「出来る出来ないで言うなら出来る…だが他の連中をどうするかだ確実に俺を狙ってくるから対策がいる」

 

「分かった、そこは何とかする」

 

「出来るのか?」

 

「実はエルフナインと作った新型装備が完成間近でな早ければ直ぐにでも動かせる」

 

「へぇ良い知らせだが…頼みとは言え連中を助けるのはなぁ…」

 

「それで良い仲良くしろとは言えないから」

 

「それも未来の体験談か?」

 

「と言うよりキャロルの事でどの道…」

 

その一言で大体の予想がついた

 

「わーったよ、その件だがタイミング来たら連絡してくれ」

 

とナツキの元から離れたのであった

 

ーーーーーー

 

自室に戻ったハルトは眠りに落ちアナザーライダー達と精神世界で会う

 

 

「アナザーゲイツにツクヨミ、ディエンドかぁ」

 

「厄介だな特にアナザーゲイツが」

 

「そうだよなぁ…」

 

そもそも論で俺達が現地勢力に対して優勢を誇れているのはアナザーライダーの多彩な能力やあるルールのお陰である…それは

 

 

アナザーライダーは同じライダーの力でしか倒せない

 

 

本家オーマジオウにすら通用する概念であるが稀に例外も存在する…その例外がゲイツなのであることに加え

 

「アナザーだから俺の知らない能力がある可能性がある」

 

アナザーライダーはライダーと怪人の歴史を宿すハイブリッド…しかも本家の能力に加え契約者の願望に合わせたオリジナル能力を獲得するときた

 

「ケケケ…誤算も良い所だなぁハルト」

 

「そうだな…仮面ライダーと戦う可能性は視野にあったが同じアナザーライダーは予想外だぞ」

 

同胞と思ってた奴が敵だったからと呟く

 

「アナザーゲイツか」

 

本家仮面ライダーゲイツはジオウと同じアーマータイムを使える…その法則で行くと他のアナザーライダーへの変身能力は必ずあるだろうと考えてみると

 

『おいハルト、起きろ』

 

「おっと時間切れか悪りぃな後で」

 

と相棒達に断り入れて起きることにした

のであった

 

 

 

「アナザーディケイド」

 

「まぁハルトなら大丈夫だろう対策を上手く立てる…あと」

 

「アァ…ウォズからアナザーミライダー達を回収しねぇトナ…出ないと最悪アレが出来ちまう」

 

アナザーWの言う、アレとは現状唯一とも言えるアナザーとは言えジオウを倒せるだろう力の事

 

 

 

ある未来で魔王を倒し救世主となった力だ

 

 

 

アナザーは本家よりも強い性能を得る傾向にある、また特性も進行中の歴史ならアナザーライダーの誕生段階での最強形態の能力を得る場合がある、つまり原典よりも凶悪になってしまう事を意味する

 

アナザーゲイツの力がハルトが想定した強さの先にいる事が唯一の懸念材料だ

 

「早く準備しねぇとなアナザーディケイド」

 

「そうだな…早くこの力を完成させなければ」

 

そう答えたアナザーディケイドの手にはブランクウォッチが握られていたのであった

 

ーーーーーーーー

 

意識を浮上させたハルトは起こしてくれた人物を見て柔らかな笑みを浮かべると

 

「起きたか?」

 

「うん……おはようキャロル」

 

体を起こし欠伸しながらも

 

「あぁ、それで束達は?」

 

「散歩してる、多分束辺りはエルフナインちゃんといるんじゃない?」

 

「やはりか……ちっ!」

 

「少しは本音隠せよ…ったく、ほら」

 

ハルトはキャロルを抱き寄せて背中を軽くポンポンと叩く

 

「お…オレを子供扱いするな!!」

 

「2人と仲良くしろよ…頼むから」

 

「良いだろう、変わりにこの世界にいる間はオレを優先しろ」

 

「へいへい」

 

束と千冬とは数年いたからなぁ、キャロルといるのには文句は無いだろうと思うし俺としても一緒にいたいからな

 

「んじゃ久しぶりに朝飯作るか…何食べたい?好きなの作るけど?」

 

「任せた…オレは少し部屋に篭る出来たら呼んでくれ」

 

「おぉ…って何作ってんだよ」

 

「知りたいなら少し待て」

 

「わーった…けど無理したと判断したら寝かせる」

 

「ほぉ、何だ寝かしつけてくれるのか?」

 

「スリープの魔法を使うんだよ」

 

「変な所で効率を重視するな!」

 

「っせぇ!でないとこの間みたいに深夜テンションでハジけるだろう?」

 

「何だと!」

 

「事実だろう?まぁして欲しいってならやってやらん事もないがどうする?」

 

「やれ」

 

「え?マジ?」

 

「ハッタリか?このヘタレめ」

 

「な、やってやらぁ!」

 

『煽り耐性が低すぎるだろ』

 

『ギャハハハハハ!普段煽るから煽られるのには慣れてねぇンダよ』

 

この後は久しぶりに食事をとりゆっくりとした時間を過ごした

 

ーーーーーーーーーーーー

 

そして翌日、皆を集めて会議を開いた

 

「取り敢えず状況の整理と行きましょう」

 

ウォズの言葉を合図にハルトが話始める

 

「あぁ…まず連中の正体は束がクラッキングしてくれ情報の中にあった、連中はFISって言ってフィーネが米国にシンフォギアの情報を売り渡しながら併設させた自分の復活する為に必要な器を集める施設の人間らしいな」

 

「では今回は米国が関与を?」

 

「いや独断らしい、何でも月のかけらが落ちて質量が変わった結果、として月が落下する云々…それを止めたいらしいな…これはウルトラマンファンでもある俺としては絶対に月の落下などさせたくない」

 

 

「本当に余計な真似をしてくれましたね」

 

「あの時デュランダルで吹き飛ばされたフィーネは死んでなく別の器で復活したそれが彼女って事か」

 

映像に出たマリアを見てウォズは不本意ながら称賛する

 

「しかし用意周到ですね死んだ際のバックアップがあるとは」

 

だがハルトは

 

「まぁ世の中には私は不滅だー!とか言って何度も蘇るコンティニュー機能持ちゾンビ神もいるくらいだからな」

 

「それ別の世界の神様だよね魔王ちゃん?」

 

「そうだな…けど理屈的には似た者だろ?まぁフィーネが神様になって宇宙にコミットしてるかは知らんがな」

 

「えと…どんな神様なんですか?」

 

「ん?あぁ檀黎斗神って言って普段のテンションが深夜のキャロルみたいな感じな奴だ」

 

「「うわぁ…」」

 

「おい…今のはどう言う意味だ!」

 

「まぁそれは置いといて「置いとくな!」取り敢えず敵の戦力はこんな感じ」

 

指を鳴らすと映像は切り替わり電鋸、大鎌、短剣を持った少女達に変わる

 

「シンフォギアは4機に加えてアナザーライダー3人」

 

「対して政府側はシンフォギア奏者4人ですか」

 

「俺達はアナザーライダー3人、仮面ライダー4人…いやキャロルとナツキを合わせれば6人か」

 

戦力的には優勢であるがシンフォギアにはハザードレベルのように感情の振り幅で強化される傾向がある為、一発逆転があり得るから油断ならない…また政府側の奏者もライブ会場で残されたノイズを一掃したS2CAだったか?そんな奥手もあるらしいので要注意だ

 

「しかも先日の動画で日本政府は俺達を危険人物認定してるから政府側の奏者も攻撃してくる可能性がある油断しないように特にウォズは顔バレしてるから気をつけるように」

 

「畏まりました我が魔王」

 

「そんで取り敢えずの方針なんだが束とクロエは此処に残って情報収集お願い」

 

「分かった!」「はい」

 

「前線に出るのは俺、ウォズ、ジョウゲン、カゲン、フィーニスと…千冬頼めるか?」

 

「任せろ」

 

「頼んだ、後はナツキだがお前は好きにしろ」

 

「ん?いいのか?」

 

「お前の場合は変に拘束するよりも自由にさせた方が都合が良い…だがライダーシステムの管理は気をつける事」

 

「分かった」

 

「後は何か報告ある?」

 

「はいはーい!束さんがクラッキングした情報なんだけどさ〜ネフィリムって何?」

 

束の問いに

 

「「「っ!!」」」

 

驚いたのはキャロル、エルフナイン、ナツキ

逆に知らないのは魔王軍である

 

「俺は知らないかど…知ってるのかキャロル?」

 

「あぁ…ネフィリム…あの鎧やデュランダルと同じ完全聖遺物で自立行動をすると聞く」

 

「はい、そして聖遺物の欠片を食べて成長します」

 

「ふーん」

 

「そして成長しきった姿から放った攻撃は1TK(テラケルビン)…つまり一兆度の火球を放つんだ」

 

「一兆度の火の玉!?それって確か…束さんの計算だと……っ!太陽系所か数光年先まで焼き払える熱量だよ!」

 

「何というか規模が大きいな色々と」

 

「なぁナツキ、ネフィリムには硬いバリアや瞬間移動能力とか光線吸収能力とかあったりする?」

 

「いやそんな能力は無かったな…バリアじゃないけど再生能力があるから生半可な攻撃じゃ意味がないな」

 

「そうか取り敢えずだがネフィリムも何とかしないといけないな」

 

「対策はどうしますか?」

 

「キャロルと束は…急いでペンシル爆弾と発射装置を作ってくれ」

 

「ペンシル爆弾?何だそれは?」

 

「ネフィリムを倒す為の秘密兵器と言っておこう…詳しくはこれを見てくれ」

 

 

そう言ってハルトが取り出したのは彼永遠のバイブルである、ウルトラマンのDVDであったのを見て

 

 

「これは……」

 

「俺の先生だ人生で大事な事は彼等から学んだ」

 

「ほぉハルトの先生か」

 

「束さんも見たけど…確かにハル君が会いたい理由もわかるよ」

 

「だろ?」

 

 

それを聞くとナツキは立ち上がり一言

 

「ネフィリムはゼッ○ンじゃねぇよ」

 

「え?違うの!?」

 

「まさかと思ったけどやっぱりか…瞬間移動やらバリアやら色々聞いてきたから不安だったんだよ」

 

「ん?一兆度の火の玉って言えばゼッ○ンの代名詞だろ?ウルトラマンいないんだから地球大ピンチじゃん」

 

「いや確かにピンチだけど…敵はネフィリムだからゼッ○ン違うから」

 

「だからこそゼットンを倒したペンシル爆弾を作らないと!」

 

「隠す気なしか!ペンシル爆弾が効かなかったらどうするんだよ!」

 

「そうなったらもっと強力な兵器で相手してやる!ネフィリムがそれより強いなら更に強力な兵器で!」

 

「それは血を吐きながら続ける悲しいマラソンだよ!!セブンさんも言ってたろうが!」

 

「本当にごめんなさいセブンさん…貴方から教えられた事なのに……」

 

「凹んだハルトは無視してと冗談は置いといてゼッ○ンはまだ覚醒しないから安心してくれ」

 

「まぁ時間の問題だがな」

 

「分かった、取り敢えずアナザーゲイツやツクヨミが現れた迎撃に出る感じで行こう」

 

と方針を決めた後

 

「んじゃ皆!一緒にウルトラマン見ようぜぇー!」

 

「おー!」

 

「いや真面目な空気どこやった!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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