「久しぶりの前振りだな」
「えぇ…ごほん……前回は妹君であるハルカ様と予期せぬ形で再会した我が魔王でしたが、どうやら過去にあった出来事とアナザーバイスによる悪意の増幅による力により仁義なき兄妹喧嘩へと発展させたのであります」
「いやぁあの時とは大変だったよー」
「まぁ私としては祝いそびれたのですがね」
「んじゃどうぞ〜」
タワー外部では
「あーーもう!数が多い!!」
「ボヤくなら倒せ!」『ロボライダー』
「はいはい!」『アマゾンネオアルファ』
ザモナスがメナスから分取ったネオアルファウォッチにより強化されたボウガンの連射型矢になる狙撃で大型ノイズを攻撃しゾンジスはロボライダーウォッチで体内からミサイルを発射し小型ノイズを倒していた
「最近俺達の目立った活躍無かったからね!フィーニスちゃんには負けられないよ!」
「あぁハルト様に良い報告をさせて貰う」
「そうだね〜…っ!」
2人は気配を察して回避をすると、いた場所にエネルギー弾が飛んできたのだ下手人の顔を見るとザモナスは呆れたような声音で
「今は敵じゃないも思ったんだけどねぇ〜」
ボウガンを敵に向けると
「勘違いしていますね我が女王が仰ってました戦いの邪魔になるものは排除せよと」
アナザーディエンドに話しかけると過大解釈だろう言葉に
「ま、それは魔王ちゃんに俺達も仰せ使ってるけどね」
「邪魔するなら排除する」
「望む所…」
一触即発になったと同時のこと
「「「っ!!」」」
場を支配して余りあるほどの殺意の嵐が起こった
「これって…」「ハルト様が…」
似た気配を知る身故に即断した2人
「これは流石は魔王になる未来があるもの現段階では我が女王は勝てませんね…分が悪い」
「だからってお前を逃す訳ないけどね!」
「先手必勝!」『ロボライダー』
ゾンジスの胸部ミサイル攻撃で予期せぬ場外乱闘が開始した
ーーーーーーーー
その頃、タワー内部では
「らぁ!」
「くっ!」
ツインギレード二刀流の前に守りに回るしかないアナザーツクヨミが何とかカウンターを狙うが
「(隙がない、まるでこっちの攻撃がわかるみたいに)」
必ず此方の先手を塞いで自分のペースで戦うアナザージオウに機を得ないでいた。
「まだまだぁ!」
普段よりも感情が武器に乗っておりキレやスピード、威力が増した攻撃になっているのも理由の一つであろう、そして何より
「そこっ!」
未来予知の能力が強化されているような感じがする数十秒先の手以上の未来までみえているので先手を必ず潰しにかかる
「くっ…」
「どうしたどうしたぁ!能力なら互角なんだろ?ちったぁ根性見せろヤァ!」
双剣でフェイントをいれガラ空きの胴体に回し蹴りを叩き込み距離を作ると双剣を槍に戻してアナザーウォッチを装填する
『セイバー…アナザースラッシュ!』
炎を纏う骨の龍が真っ直ぐアナザーツクヨミの元へと突撃するが
「こんなもの!」
『アナザータイムジャック!』
ライダーキックで骨の龍を砕き、そのままアナザージオウに倒そうとしたが先には誰もおらず不発に終わった
「ど、どこに…」
確かにジオウとツクヨミ、そこに大きな能力差は存在しない
「っ!」
アナザージオウが姿をいきなり表し槍の刃を胴体に添えていた
「い、いつの間に…」
「最初からいたけど?」
それはライダーのみの力であり、怪人の力を引き出せた訳ではないのはアナザーディケイド達が話してくれていた事
『龍騎』
ハルトは特訓によりラスボス格は無理だが幹部格怪人の力を引き出せるのに成功した。今は龍騎に登場するベルデの契約モンスターのバイオグリーザが有する光学迷彩に匹敵する擬態能力を使ったのだ 更に
『エグゼイド』『龍騎』
連動してアナザーエグゼイドの力も解放する
槍の両刃が炎を纏い赤くなる。今から放つは敵である事に胸を張り戦い続けた誇り高い龍戦士の技
「紅蓮爆龍剣」
「きゃああああああ!」
そのまま振り抜いた一撃は赤い龍となってアナザーツクヨミに噛みつき彼女をタワーから飛び出させ、近くのビルの屋上まで吹き飛ばした
「………………」
アナザージオウは割れたガラスの先から相手を確認するとタワーから飛び降りる、それと同時に現れたダンデライナーに跨り目標へと飛行したのであった
ーーーーーーーーーーーー
その光景はタワー外部にも見えていた
「我が女王!」
「ぬん!」
「ちぃ!」
アナザーディエンドは光景に思わず動揺したが、ゾンジスとザモナスの連携攻撃を捌くだけで手一杯である
「何故ですか……というより何故同僚の顔を普通に攻撃出来るのです?」
凄い素朴な疑問をぶつけてみる、一応彼等の同僚と同じ存在なのに躊躇いなく攻撃されているのだから
「え?そりゃ」「簡単」
「それは?」
「ウォズちゃんの顔してる敵とか殴って心が痛まないから」
「寧ろ普段の扱いから殴り甲斐がある」
「え?そちらの私は何したんです?」
思わずその言葉が出るのも無理はなかろうな
別場所にいた灰ウォズはその頃、謎の悪寒に襲われていたという
「だから行くよー!」「覚悟!」
『ゾンジス!ザモナス!TIME BREAK!』
「ちぃ!」
2人のライダーキックをアナザーディエンドはディメンションシュートで迎撃するのであった
ーーーーーーーーーーーー
ビルの屋上にて
「く………うぅ…」
ボロボロのアナザーツクヨミを逃がさないとばかりダンデライナーから降りたアナザージオウは槍を肩に担ぐと
「わかったか?能力が同じだけじゃ勝てないんだよ諦めな」
「そ、そんなの…出来る訳がないじゃない…兄さんに…あの兄さんに…私が負けるなんて!!」
「それがお前の限界だ」
「何よ、いつも兄さんなら仕方ないって諦めてくれたじゃない…なのにどうして今回は言う事聞いてくれないのよ!」
「俺が果たさないといけない責任があるからだ」
「そんなの知らないわ!兄さんはあの世界で私達と穏やかに暮らすのが唯一の幸せじゃないの!!」
「違うな…お前は都合の良い人形が欲しいだけだろ?」
俺だって自分のエゴで色んな人の人生を狂わせてしまった…穏やかに暮らせたかも知れない人を戦場に駆り立てたならば俺が王様となり未来を変えるしかない…なのに
何でいつもいつも俺の邪魔をするんだよと心の中にある黒い感情のままウォッチを装填した、IS世界のセシリアのようにクラスターセルで攻撃しようとした今回は絶対防御などないので酷いことになるだろう
『ゼロワ……』
だがアナザーゼロワンウォッチが停止した
「え?」
するとアナザーゼロワンウォッチの顔が別のアナザーライダーへと変わったのだ
『アークワン』
「初顔のアナザーライダーだな…挨拶は後で……っ!」
【スパイトネガ…アクティブ、対象の感情を固定します……対象を掌握…目の前の敵を破壊します】
するとハルトの視界は真っ赤に染まり、体も勝手に動き始めた
『FINISH TIME!アークワン…悪意、恐怖、憤怒、憎悪、絶望、闘争、殺意、破滅…検出』
「あ…があああああ!」
彼の中にある黒い衝動をアナザーアークワンウォッチは吸い込み始めると苦しみ始めるがツインギレードから流れるのは彼が溜め込んでいた彼女への悪意である
「はぁ……はぁ……」
『アナザーパーフェクトコンクルージョン…ラーニング8』
同時にアナザージオウから流れ出たのは悪意の濁流、スパイトネガはアナザーツクヨミの体を拘束する
「う……きゃあああああああ!」
パチパチと放電しているが関係ない
「……………」
空中に大量展開されたアナザーツインギレード・槍モードが某王の財宝のように一斉に放たれた
その全弾がアナザーツクヨミを粉砕するアナザージオウとアナザーアークワンの未来予知では告げられていた、これは確定した未来だと
だが全弾命中せず巨大な爆破が起こっただけである
「不可解」
確定した未来とも言える現象が外れるなど、そんなことあり得るのか?と首を傾げていたアナザージオウであるが影が顔に当たったので目線を上げると
「大丈夫か?」
「と、トーマ?」
飛んでいるアナザーライダーがアナザーツクヨミをお姫様抱っこしていた、誰かわかって安心したのか変身解除したハルカは思わず
「トーマ……私…私ぃ…」
泣きながら力強く抱きついた彼女は本当の意味で理解した兄の笑顔の中に隠れていて見えなかったもの、それは自分に向けられていたのは紛れもない怒りや憎悪などの悪意である
それを何故、元いた場所で気づけなかったのだろう、もっと早く話し合えなかったのだろう…どうして分かり合えなかったのだろうと
「ハルカ…後は任せろ」
「うん…」
屋上に着地したアナザーゲイツはハルカを下ろすと階下にいるアナザージオウを見て
「ハルト…お前が彼女を恨む理由も彼女から聞いていた……だから彼女に誘われて帰るのが嫌なのだと最初はそう思っていた」
「当然です」
「だが今のやりとりで理解したよ、自分の妹を俺の大事な人を殺したい程憎んでいる奴に…あの世界に帰る資格などない!お前は…此処で倒す」
アナザーゲイツが取り出したのは砂時計の形をしたウォッチである
『バカな!』『何でアイツが持ってやがる!』
アナザーライダー達の動揺を尻目に、トーマは躊躇いもなくウォッチをアナザーゲイツウォッチの逆位置に装填した
『ゲイツ…リバイブ』
その姿はアナザーゲイツと同じだが胸部の左部分のみ展開し羽のようになっているが逆側は閉じたままの姿 歪んだ救世主
アナザーゲイツ・リバイブ
「行くぞハルト」
パワードノコのを思わせるような電鋸武器を構えているとアナザージオウは怒りで染まりあげ
「敵……敵だお前ええええ!!」
全力の未来視で動きを見ながら全速力で疾駆した
『落ちつけハルト!!』
相棒の静止も聞かずにアナザージオウは槍でアナザーゲイツリバイブを貫こうとしたが
槍は鈍い音と共にアナザーゲイツリバイブに受け止められたのである
「っ!」
「はぁ!」
「がっ…」
アナザーゲイツリバイブは槍を持つと力任せにアナザージオウを殴り飛ばした
「こいよ、今度はこっちの番だ」
「コイツ………っ!…コチラにお任せを」
『おい頭を冷やせよバカハルト!』
『アナザーバイス、いい加減止めろ!でないと大変なことになるぞ!』
『え。俺っちアナザーアークワン先輩出た時から何もしてないけど?』
『はぁ!?なら何で今のハルトは暴走してんだよ!』
『あ、アナザーアークワンの奴がハルトの怒りや憎悪感情のまま固定してやがる!ロックを解かねえとこのままだぞ!』
『お前達、早く止めるぞ!アナザービルド!アナザーW、アナザーキカイ!早速作業にかかれ!』
『『『おう!!』』』
相棒達が何やら騒いでいるが知った事ではない
「対象の攻撃パターン分析開始」
アナザーアークワンの力である空間投影機ビームエクイッパーでツインギレードを大量に複製し同時に広範囲を爆撃し煙幕を作ると
『カブト』『ドライブ』
ツインギレードに装填したのは最速ライダー トップ2の力、クロックアップと重加速による速度バフを自分にデバフをアナザーゲイツリバイブにぶつけた刹那に間合いを詰めた、未来視ではこのままの一突きでアナザーゲイツリバイブは爆散すると
(取った!)
と安心したのは束の間である、アナザーゲイツリバイブはウォッチを逆さに反転させるとウォッチの砂が落ちて新しい顔を出す
『リバイブ…剛烈』
半開きだった片側が閉まると完全なリバイブ剛烈形状になったアナザーゲイツリバイブはアナザージオウの突きを受け止めたのである
「…………」
「俺を遅くしようが自分を加速しようが関係ないぞ」
「理解不能、アナザージオウ、アナザーアークワンによる億単位の未来予知に該当しません」
「まだ解らんのか…お前がどれだけ先を見通しても俺が必ずその先へ行く」
「対策……検証開始」
『ゴースト…W mixing…アナザースラッシュ!』
「ふっ!」
アナザーWのトリガーフルバーストを元にしアナザーゴーストによる技の霊体化を起こした不可視の魔弾である、これなら
「無駄だ」
今度は砂時計を逆回転させた
『リバイブ…疾風』
すると今度は両側が展開し羽になるとアナザーゲイツリバイブ・疾風へと変身すると弾丸を変形したスピードクローで切り裂いたのであった、文字通り目にも止まらぬ速さで
「無駄な事だ、お前が大量のアナザーライダーを従えていても根本的な出力で俺には勝てん」
「至急、再演算をおこな『よっしゃ!ロック解除だ!ハルト!目を覚ませ!』……え?」
心の中にあった憎悪などの感情が付き物が落ちたように晴れると仮面の下の彼の目に光が戻った
「俺は……何を…」
『怒りで我を忘れてたみてぇだナ』
「みたいだな……助かった相棒」
『気にするでない……だが』
「うん…アナザーゲイツリバイブか」
能力はパワーの剛烈、スピードの疾風に切り替えするって所か そして変身時はどっちの性能も引き出せるが傾けると本家のように特化性能に変身するか
『しかも明確に俺達を消滅させられる力がある』
出力によるゴリ押しでアナザーライダーを完全に消滅させられると来た、本家のアナザーメタを此処で出さないでほしい
「けど勝ち目がない訳じゃない」
「なんだと?」
そもそも今回がリバイブウォッチを初使用したならば
ーダラダラ戦ってれば向こうが勝手に自滅するー
仮面ライダーゲイツリバイブ
新たな未来を切り開く救世主の力
どんな攻撃にも耐える防御力と攻撃力の剛烈
クロックアップにも追随可能な疾風
だがその対価として使用者の体内時間を圧縮、引き伸ばす事により体への負荷が大きいものとなっている
本家リバイブでさえ初使用後は吐血していたのだアナザーは本家より高出力という性質状
体にかかる負荷も並ではない、時間稼ぎに徹すれば自滅する、だげ俺もアナザーアークワンの影響で少し体が怠いし人工知能レベルの情報処理と演算をした際で頭も痛い知恵熱なんて出るとは思わなかった…長時間の戦闘続行は不可能だ
「だけど」
俺は倒さずに逃げるとしよう、慣れてたとしても勝ちの目ならある
ージョウゲン、カゲンー
ーどうしたの魔王ちゃんー
ーイレギュラー発生、撤退するぞー
ー御意ー ー了解ー
「んじゃお前達、また会おう今度は未開拓の大地で」
「ま、待て!」
ツインギレードの斬撃波をハルカ目がけて放ち、その隙に近くの窓ガラス目がけて飛び込んだ
『龍騎』
激突して割れる寸前にアナザー龍騎へと変身しミラーワールド経由で逃走したのであった
「ハルト!………ゴフッ!」
追いかけようとしたがアナザーゲイツリバイブは強制解除され、トーマは吐血してその場に倒れた
「トーマ!しっかりしてトーマ!!」
ハルカは泣きながら介抱した
ジョウゲンとカゲンはアナザータイムマジーンを使って現場から逃走し、チフォージュ・シャトーで合流した
ーーーーーーーー
精神世界
「皆、ごめん!俺の所為で迷惑をかけて!」
ハルトは飛び込むなりアナザーライダー達に頭を下げて謝罪をした
「頭を上げよハルト」
「ん」
殴られるのを覚悟して顔を上げたが待っていたのは手で頭をポンポンと叩かれただけであった
「へ?」
「許す、俺達はお前の力だ使い方などお前が決めれば良い事だ…それに下手人はホレ」
「ご、ごめんなさい」
よく見ればアナザーバイスが正座した膝上に石板が乗せられている…ごめん…俺の悪魔の
「けど、バイスは俺から生まれた悪魔なら俺も同罪だろ?怒りで我を忘れてあの醜態だよ…皆の王様失格だ」
「何を言う、王とは誰よりも喜怒哀楽を発露し己が覇道を唱える人でありながら人を超えた存在だ…今までのお前は喜怒哀楽を発露する事はアレども爆破させた事などなかった、これこそ我々の望んでいたものよ」
「けど…」
「はぁ……ウジウジするな調子が狂う、お前はいつものようにヘラヘラ笑って、ドーンと構えていれば良いのだ…でなければ周りの者も心配するぞ」
「おう………ありがとうな相棒」
「当然の事だ……しかし」
「だね、新しい顔への挨拶と行きたいけど…凄いジャジャ馬だね」
アナザーアークワンウォッチを見る、アナザーゼロワンから分離して生まれたアナザーライダーだ…因みにアナザーゼロワンは無事である
能力
仮面ライダーアークワンの演算や武器作成
悪感情の増幅と悪意以外の思考停止
「頼りになる仲間だけど使い所は選ばないとな」
「それ以前にハルト、気をつけろよお前の中の悪意に反応する傾向がある油断してる今日の二の舞だゼ」
「恐らく今回の件で対策を立てたろうから同じ手は効かんぞ」
「マジか…まさか俺にアルティメットクウガへならないよう堪える展開があるとは思わなんだ」
「余裕じゃねぇか」
「大丈夫だよ、ようは俺が笑ってれば良いんだろ…それに悪意もあれば必ず善意も人には必ずあるから」
「ほぉなら悪意に飲まれるかどうか高みの見物とさせて貰うぜ」
「おう見ててくれ!」
ハルトは現実世界に戻った
ーーーーーーーー
チフォージュ・シャトーの一室にて
「……………………ん?」
ハルトが目を覚ますと何故か横になっていた何故か後頭部に柔らかい感触があり、見上げると
「起きたかハルト」
千冬が心配そうな顔で覗き込んでいた
「千冬?どうしたのさ」
ハルトは体を起こして目を合わせると
「ジョウゲン達から聞いた、お前が怒りに飲まれて暴走したと」
「あはは…恥ずかしい事に」
まさかアークワンのアナザーがメッセージ受け取って来てくれるとは思ってなかったから
「そうだな…感情に任せて振るう力は暴力に過ぎん、それで守られても私達は嬉しくない」
「はい…」
「私や束はハルトの笑ってる顔しか知らんし学祭で会った時は彼女と仲良くしていたから関係は良好と思っていた…だが実際は」
「恨んでる、それも根深く長年もね…はは小さい男でしょ?」
「違う……よく考えれば何も知らないんだと思ったよ私も束もキャロルもな」
「知らなくて良いよ、それに皆には知られたくないし俺のダークサイドな部分とか」
「何故だ」
「知った所で気分悪くなるだけ…それに過去はもう変えられないけど…未来なら変えられる……皆で明るい未来にしたいんだよ」
「ハルト……」
「だから俺が間違ったと思ったら迷わず止めてくれ……でないと止まらないから」
「分かった、安心しろ何かあったら殴ってでも止めて連れ戻してやる」
「それは痛いのは嫌だから頑張らないとな」
「そうだな私も……っ!」
「千冬、ありがとう大好き」
ハルトはいつものようにヘラヘラと笑うと千冬にお礼と言わんばかりにキスをした短い時間で終わったが、そこには笑顔のハルトと赤面して爆破しそうな千冬がいた
そして数日後
「おいハルト、神獣鏡の反応を確認したぞ場所は……船の上だな」
「海上か……キャロルと束はサンジェルマンさん達にも準備を頼んでくれよフロンティア掌握は時間との勝負だ」
「おう」
「りょうかーい」
「あと残りは話しての通りバトルチームだ…船まで向かうぞ」
「お待ちを我が魔王、我々を運ぶ程の大型の船舶はございません」
「誰が船で行くって?今からのんびり出港しては間に合わないよ、だからさ今日は電車の旅と洒落込もうよ」
「電車?……あぁ」
「行くよ皆!」
『電王』
アナザーウォッチを起動すると時空を超えて現れたのは、時の列車
アナザーデンライナー
それに乗り込んだハルトは笑顔のまま乗っている皆に声をかける
「さて………行こうぜ国取って脱ニートだ!」
『その掛け声で良いのか!?』
アナザーデンライナーが発進した、乗り込んだ皆が向かうのは、彼等の欲する未開拓の土地一つである
ーーーーーーーーーーーー
ここは魔物の国 ジュラ・テンペスト連邦国
そこにある小さな和室で2人が茶飲み話に花を咲かせていた
「ははは!そう言えばそんな事もあったっけ」
1人は水色の髪に中性的な容姿をした人?彼は、このジュラ・テンペスト連邦国の総統
魔王であるスライム リムル・テンペスト
「うむ、リムルさんとの初対面は何十年経っても忘れられぬものよ…それだけ衝撃的だったという事だ」
対面でお茶を飲んでいるのは老ハルト、彼と昔話に花を咲かせていた
「そうだな俺達もまさか空島を見るとは思わなかったよ」
「であろうな…我等もまさかこの世界で建国しテンペストと国交樹立するなど思わなかったさ…そう言えばテスタロッサ達はどうだ?きちんと仕事に励めているだろうか?リムルさん達に迷惑をかけてないか?」
「大丈夫だよ、何かあればディアブロが何とかするから」
「迷惑をかけたなら話してくれよリムルさん、仕置きはコチラでも考えるのでな」
「いやぁそんな…具体的にどんな?」
「ん?おやつとデザート抜き」
「子供かよ!…って、どうして今更そんな話を?」
「何、昔を思い出しただけよ…そろそろ若い俺が当時のテンペストに向かう頃だったからな」
「そうなんだ…なぁハルト、今更なんだけど何処で見つけたんだよ空島?」
「ははは…そうでしたなリムルさんには話してなかったですね……アレは今から何十年前の話よ」
思い返す老ハルト……しかし語る内容は彼のであり今のハルトが紡ぐのは 別のフロンティアである