次回からは転スラ編スタートです
「へぇ……その心は?」
「ハルカに言われて気づきました…コイツらを敗者だ怪人だって言って悪役にする人がいる……こんなに良い奴らなのに…」
『ハルト…』
「最初は恨む気持ちもありましたが今では俺の大事な相棒ですよ…そんな彼等が化け物と軽蔑される世界なんて認めません…今俺の世界に帰っても彼等は化け物と呼ばれてしまう…」
「だから王にね」
「はい、皆が俺を王と認めれば偏見なんて無くなります…これはリベンジなんです負けたままのアナザーライダーが世界に勝ってヒーローになる為の」
覇を唱えたりするつもりはないがアナザーライダーの名誉回復や復権が出来るのは俺だけだろう
「ふーん……まぁ好きにしたまえ、君の自由だ」
「そうしますよ…あ、良ければ見ませんか?偽りのフロンティア争奪戦」
「良いかな余興としては」
「はい見ましょう見ましょう」
その後、偽りのフロンティア争奪戦は原作通りに進行している…あ、因みにアダムさんに頼んで月の施設を起動させて落下を止めました!やったぜ!そして70億人の絶唱が自称英雄と合体したゼットンに当て消し飛ばした後
「なぁキャロル」
「何だ?」
定位置と化したハルトの膝上から見上げるキャロルに問いかける
「お前もフォニックゲインってあるの?」
「あるぞ」
「どれくらい?」
「ん…そうだな…聞いて驚け、オレはあの絶唱を超えるフォニックゲインだ!」
「え?スゲェなキャロル!」
「そんな事ないさオレなど800年前オーズの足元にも及ばん」
「いやアレは俺からしてもチートだと思うから比較したらダメだよ」
何でガタキリバで軍隊作れるの?サゴーゾで地割れ起こせるの?と疑問しかないくらい強いんだよなぁ、あの王様
「ふふ…オレのなるオーズは彼処の域にまで達したいのだ」
「彼処まで行かなくてもキャロルは強いから安心して!」
と話していると
「スマナイ少し良いだろうか?」
「この部屋も広いわねぇ〜」
「フロンティア…予想外に快適な訳だ」
「あ、サンジェルマンさん!今日はありがとうございました!」
「いいえ前にも話した通りにフロンティアの一部を結社も使わせてもらうわね」
「勿論!」
「あと…食堂の件も忘れずに」
「勿論だけど……そっちが本音?」
「まさか…そうだ良ければだけど聖典(オーズ)を見せてもらっても良いかしら」
「どうぞどうぞ」
ともう隠す気のないDVDを渡すとサンジェルマンとカリオストロは離れたが
「……………」
「何だプレラーティ?」
「どうしたの?」
「貴様等にはチフォージュ・シャトーの家賃滞納の件で問い質したい訳だ」
「あーそうだった…具体的には幾らだろうか…」
「滞納したのをキャロルに払わせるに当たって効果的なダメージがあるものを考えた訳だ、おいハルト立て」
「ん?おう」
キャロルを下ろして立ち上がると
「私の前に座る訳だ正座でな」
促されたので正座をする…何だこれ?
「では」
「ん?」「はぁ!!」
プレラーティがキャロルの代わりに膝上に座り始めたのであった、何故かドヤ顔でキャロルを見るプレラーティ
「うむ、悪くない訳だ」
「なぁ?何故これがキャロルに効くんだ?」
物理的ダメージ入らないだろ?と思っていたら
『ハルト、アレ見ろ』
ーアレ?……ひぃ!ー
顔に出なかったのは自分を褒めてあげたい、よく見ればキャロルが今にも世界を燃やしてしまいそうな程の表情に血涙流してるだとぉ!俺は今のキャロルが無銘剣虚無をもっていても驚かないぞ!
「どけ」
「断る訳だ、嫌なら家賃を払え」
「ぐぅ………」
「ほれ」
「っ!」
プレラーティは渋るキャロルに追い打ちをかけるようにハルトに抱きついたのだ、余りの事で赤面し硬直していると
「わ、わかった!だからハルトから離れろ!」
「言質は取った訳だ、感謝するぞハルト…お前には食堂の3食セットで手を打つ訳だ」
「そんなので良いの?」
「食事は私の数少ない娯楽な訳だ」
「んじゃ好きなの作るわ」
「感謝するぞハルト」
とプレラーティが降りてトタトタとサンジェルマンの後を追うとキャロルが
「おいハルト」
「は、はい!!」
「貴様正座しろ正座ぁ!」
「してますけど?」
「口答えするなぁ!!オレというものがありながらデレデレしよって許さん!!」
「デレデレはしてなくない!?」
「言い訳するのか!!」
「それでも俺はやってない!!」
「やってるだろう!」
とやんややんやと喧嘩しているのを見ていた人物達が入ってきた
「まったく…外まで聞こえたぞ幾ら広いからって節度は守れ」
「そうだよ!イチャイチャするなら束さんも呼べぇい!」
「2人とも!ありがとうね!」
「ノープロブレム!まぁ殆どあのゲネシスドライバー声の人が持ってたんだけどね!」
「そうだな私も声が似てると思ったぞ」
中の人一緒だからとは言えないと、それは置いておいて俺個人として伝えたい言葉がある
「皆、ありがとう」
「気にするな、予期せぬ形で2人の家が出来たのは驚いたが…まぁ快適だから許すとしよう」
「そうだなら…それよりも宴会なのだろう今日も期待しているぞハルト」
「うんうん!…って何処が2人の家なのかなキャロりん?」
「それは「喧嘩するならデザート抜き」皆の家だな…うむ」
「うんうん……あ、そうだ!一夏達も呼んで宴会する?」
「そうさせて貰おう……そう言えば二学期はいつから始まるのだ?」
「あ〜大丈夫大丈夫、時流操作してるからあっちだと…夏休み始まってからまだ1日も経ってないよ」
「「「え?」」」
「まぁ大した事じゃないな…そうだな…あ…一夏達を呼べば夏休みの宿題が一日で終わる計算だな」
「大した事だよ!ハル君!いつの間にそんな事が出来るようになったのさ!」
「ん〜修行と気合い?」
「大事な所が曖昧だぁ!私達の事をチート呼びするけどハル君が1番のチートだよ!!」
「待てハルト、今すぐ一夏達を連れてくる…丁度あのバカ共に実技面の補修をさせようと思っていた所だ」
「良いよ〜けどISの会場設営には時間がかかるな…」
「何言ってんのさハル君!私達が開発したヒューマギアの1人、最強匠親方に頼めば直ぐだよ!」
「そうだけど1人じゃ…そうだ親方が増えれば良いんだ!」
「イェース!経費は篠ノ之製作所で発注するぜ」
「ありがとーう!」
「どういたしましてー!」
とハイタッチする2人を尻目に千冬は一夏達を連れて行こうとキャロルに頼んでIS世界のポータルまで向かうのであった
「さてと残りは…ウォズ」
「は!」
「ついて来い」
「仰せのままに我が魔王」
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マリア、セレナ、切歌、調、ハルカの5人は護送される事になった その砂浜にて響にマリアのガングニールが手渡された瞬間の事
「やーやー!感動の場面に悪いねぇ皆さん」
ハルトがウォズを伴った現れた
「兄さん!」
「おー妹よ手錠かけられた姿は滑稽だねぇ」
つまらない物を見る目で妹を見ているハルトに対して噛み付くように
「っ!!返しなさいよアナザーウォッチ!」
「やだ、あれ?トーマは?」
「トーマなら青ウォズと一緒に何処か行ったわよ…」
「あー捨てられたんだ可哀想」
「い…いちいち煽らないと会話出来ないのかしら?」
「今までの事考えて煽られるような事をしたのはどっちかな?」
「小さな事まで根に持って…小さい男!」
「んじゃお前はもっと小さい女だな…残念だわ…俺と血が繋がってるとか本当嫌だ」
「ぐぅ…」
「あ、貴方がハルカさんのお兄さん…言い過ぎじゃないんですか!」
「立花響か……一応君には感謝してるよ、君ともう一人のお陰でフロンティアが起動したんだから」
「けどフロンティアは破壊されたわ残念だったわね兄さん」
「そうだけど……疑問じゃないの?最初に上陸した俺達が何もせずに帰ったのか…普通なら爆弾なり仕掛けるよ?」
「……兄さんならやりかねないわ」
「…………………まさか!!」
「はいな!貴女達がチャンバラごっこしてたフロンティアは俺が拵えた精巧な偽者よ!俺は…いや俺達魔王軍が本当のフロンティアを占領してるんだ!」
両手を広げて笑顔で言うと周りが戦慄した
「領土も主権も国民もあるからね〜国家になる訳だこれからは名実とも王になったから、よろしくね〜」
「に、兄さんが…王様……」
「そうだよ一応長い付き合いだからさ言っとこうと思ってね、これ以上アンタら政府とか国連所属とか頭のおかしい事言われたくないし」
「っ!!」
堪忍袋の尾が切れたと弦十郎は理解した、あの件で完全に魔王達が敵に回ったと
「そんな事聞かされて見逃すとでも?」
「俺を殴っても良いけど、そしたら月の欠片が落下を再開する…そうなったらもう止められないし………それより良いの?」
不適に笑うハルトの顔を見て待ってましたと現れたのはエビルダイバー、ボルキャンサーにアビソドンと言った海洋性のミラーモンスターに加えて陸地を包囲してるのはギガゼールの大群とマグナギガが武装を展開しているまた空に逃げようものならばダークウイングやドラグレッターと言ったモンスターが包囲しており逃げ場など何処にもない…光景だけ見たら劇場版後半のライダー集合に大しての怪人軍団である
「大事なお仲間さんは既に俺の間合いだよ…それにこの場にいない天羽奏がどうなるかなぁー?」
「奏に何をした!人質とは卑怯だぞ!」
「別に何もぉ〜まぁ彼女には近い内。会いに行こうかなぁ〜アンタらの中では珍しく面白い奴だし……あ、手土産もいるかなぁ〜……こら!」
と襲おうとしたモンスターの頭を叩いて止めた、ハルトの隣に立つはサイ型ミラーモンスターのメタルゲラス…密かに推していたので召喚に応じてくれて嬉しいモンスターの1人
「よしよし……あ、彼処の人たちは食べちゃダメだよ〜…妹は食べるなよ〜食べると腹壊すだろうから」
『!!!!』
「あはは!良い子良い子」
素直に頷くメタルゲラスに良い子良い子と頭を撫でるハルト
ハルトの修行の成果 アナザー龍騎編においたアドベントするモンスターの範囲を拡大化に成功したのだ…地味に食費が嵩張って大変なデメリット付きだが…
「ぐっ!」
「それと手を出すなら覚悟しろよ…俺達は仲間1人がやられたら全員でやり返す、それを覚えとけ……んじゃ」
「ま、待ってよ兄さん!お願い助けて!私も連れて行って!!」
「は?やなこった刑務所で反省してろ、んで二度と帰ってくるな」
「私は役に立てるわよ!必ず兄さんの力に!!」
「俺の作りたい国にお前みたいな人間は必要ない」
「そんな……」
「さて……と」
完全に疫病神認定の妹に目線を逸らしたハルトは仰々しい態度を取り
「ではでは皆様、束の間の平穏をお楽しみに今度から魔王は貴方達の味方になるとは限りませんので悪しからず」
バイバイと手を振るとウォズのワープで転移した、それを合図にミラーモンスター達も各々がミラーワールドに帰ったのであった
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フロンティアは現在、仮面ライダーウィザードに出る ファントムの1人 キマイラに頼んでカメレオンリングで使う光学迷彩の魔法を貼ってもらっている
「ありがとうキマイラさん!」
「ふん!人間よ対価は安くないぞ」
「勿論、これをどうぞ!」
と出したのは大きな豚の丸焼きであった
「良かろうでは……うむ…旨いが…励めよ」
一口で平らげるとキマイラは昼寝をしたのであった
「ア……アレを一口かよ凄いな流石は古のファントム」
「我が魔王、宴席の用意が整いました」
「ありがとうウォズ、んじゃ行くか」
「はい」
と案内された先には今回協力してくれたパヴァリアの皆やキャロルや千冬達、それもウォズや皆である
今は家が出来てないので青空の元で悪いがシートや簡易テントを建てて思い思いにお酒や食べ物を持っている、よし
「えーと…長い話は面倒なので今回は協力ありがとう!嫌な事は忘れて楽しんでって!!かんぱーい!」
「「「「「おーー!」」」」」
と宴会が始まったのであった
料理もひと段落したので宴会に混ざりにハルトが動きかと目当ての人を見つけたので近づいていく
「あ、一夏ー!」
「あ、ハル兄」
あの後、千冬が課題と補修…まぁ実際は一夏を精神と時の部屋の要領で訓練させたいとの事で連れてこられたのだ…確かに一夏の成績考えれば妥当ではあるけどな。一応は箒と鈴ちゃんなどある程度事情を知っている人は呼んである…2人も驚きながらだが順応しているが
「楽しんでる?」
「あぁ…今更だけどハル兄って本当に異世界人なんだな」
「何だよ疑ってたのか?」
「少しだけ…千冬姉からカミングアウトされた時は嘘だろと思ったよ千冬姉でも冗談言うんだなってさ…けど」
言い淀んだ一夏の言いたいことを見抜いて一言
「あ〜誘拐の時か変身したからな俺」
首肯したので補足するように話す
「アレ見たら信じるしかないなって」
「そっか…頑張れよ二学期からは色んな行事があるらしいじゃん無理せず楽しめ、後千冬のシゴキに耐えろ頑張れ」
「ハル兄も無理しないでくれよ…ごめん自信ない」
「阿保、俺は過労死などせん」
「そこまで働く前に止めさせるよ!」
「流石だな流石は俺の弟分」
「……………ハル兄は良いのか?」
「何が?」
「妹さん…刑務所に行ったんだろ?」
「どうでも良いよ…元々仲良くなかったんだ両親の手前堪えてただけだし、もうその辺のしがらみないから好きにしようってな向こうも大人なんだ自分の不始末くらい何とかしろってな」
「…………………」
「あぁ間違ってると思うけどな…恨みは簡単には消えないんだよ、お前だって覚えてるだろ転入初日のラウラが初対面で何したか?」
「あぁ…けど兄妹って互いを支え合うんじゃ」
「正解だけど支えるのに疲れたんだ俺はな…だからよ一夏、お前はこうなるなよ千冬が間違ってると思ったら怯えずに言ってやれや俺は止めずにいたのも助長した一因だからな」
「じゃあ千冬姉は部屋の片付けと家事と…」
「それ千冬に会心の一撃が入る奴、まぁ俺がするから関係ねぇ様な気もするけど」
「あっ…千冬姉はハル兄の所に永久就職するか」
「ははは!そう言う一夏はどうよ?箒ちゃん達と甘酸っぱい思い出は作れてるかい?」
「何でそうなるんだよ」
「悪い悪い、まぁ普通の人生で送れない筈だった体験をしてんだ楽しんでくれ」
『お前は数年単位で異世界旅してるがな』
ーそれは言わない約束だー
「ありがとうなハル兄!」
「おう」
ー後は頑張れ、箒ちゃん鈴ちゃんー
と影ながら応援している2人の女の子を目線を送るのであった。
そしてウォズ達を見つけたので輪に入ると
「祝え!我が魔王が王を目指すと決めた日を!」
「「おおおおおお!!」」
「魔王になると決めた日だから魔王記念日ですね」
「サラダじゃない記念日を増やすな」
「我が魔王、私は嬉しいですよ…今までならないと言ってたのに…私は…」
「ウォズ…」
もしかしてこのままならないで欲しいのかなと思っていたのだが
「これで遠慮なく祝えます!!」
「俺の感動を返せ馬鹿野郎」
「冗談です……それと我が魔王、以前話してたバース装着者の件ですが」
「あ、進展あったの?」
「実はバースの候補者が追加で3名見つかりまして選考に我が魔王のご意見をと」
「けどバースドライバーは、もう一機だけだぜ?それ以上はキャロル作らないって言ってるし」
「それで我が魔王には提案がありまして」
「あぁ…前言ってた奴だろ?候補者をバース装着者としてスカウト、適正なくても候補者を完全に味方にする為に候補者に合わせたライダーシステムを開発しないかって奴か」
俺達が保有しているライダーシステムは
オーズドライバー、バースドライバー
戦極ドライバー、ゲネシスドライバー
である、一応、戦極ドライバーとゲネシスドライバーはスペアも合わせて一定数は確保しているから渡す分には問題ないし束曰く戦極ドライバーにもブレーカーを仕込んでるらしいから反乱の心配もないと安全性もお墨付きである
ーあと束がキャロルに負けじと最近ゼロワンやビルド周りの技術を何やら研究してるなぁ研究室からスチームがどうだのブロスとかレイダーとか聞こえたり、一緒にアギトやドライブを見た日から青いパワードスーツや音速のライダーを作ってるらしいけど是非もないよね!ー
『それ答えじゃねぇの?』
ー落ちつけ、ネビュラガスやコアドライピアもないのにライダー 関連の技術が再現できる訳ないじゃん!
『そう思ってたら再現されたよな?』
ーあ、安全装置はあるらしいから!!ー
「人選大変なので我が魔王の力でサバトを開いて魔法使いを作れませんか?」
「ナチュラルに外道な儀式を提案すんなよ…つーかサバトはファントム化が成功で魔法使いになるのはイレギュラーだからなアレ」
「でしたら…手筈通りに」
「まぁ細事は任せる言ったからな……えと候補者の情報は?」
「此方に」
と渡された資料を見てハルトはウォズに一言
「ウォズさ……立花響に恨みでもある?」
明らかに彼女を曇らせる人選なんだがと尋ねると
「いいえ…まぁナツキ殿が我が魔王を利用して特殊部隊と当てさせた件に思う所がない訳ではありませんが」
「思うところしかないだろ意趣返しか」
「さて今日は飲みますよ!!」
「「おおーー!」」
「話逸らすな!!はぁ……フィーニスも楽しんでな…それと」
「はい酔ったら引きずりますので」
「頼む」
すっかり手慣れたフィーニスを背にしたのであったがハルトは資料を見て溜息を吐いた
「ま、自由意思だから断ってくれて良いんだけどねぇ〜」
その顔写真の横には名前があった
安藤創世 仮面ライダーG3、ヘルブロス装着者候補
板場弓美 仮面ライダーマッハ 装着者候補
寺島詩織 仮面ライダー黒影・真 装着者候補
立花響と同じリディアン女学院の生徒で彼女達の学友
ある世界では龍の鎧を纏う彼女達がこの世界において仮面の戦士となり戦う事をハルトはまだ知るよしもなかった
「あ、キャロル!」
「ん?ハルトか」
「楽しんでる?」
「まぁな…しかし随分と増えたものだな」
「パヴァリア結社の人もいるからね前回よりも大人数だ、宴会は多い方が楽しいよ」
「そうだな………はぁ………」
「悩みか?」
「わかるか」
「当たり前だろ大事な人が悩んでるのに心配しない訳ないだろ」
「自然と口説くな…オレはどうしたら良いんだと思ってな」
「は?」
「最初は恩讐に身を委ねて世界を分解したいと言った…だがお前と出会って世界には色んなバカがいると知った」
「一言余計だぞ誰がバカだ」
『少なくとも意地の為にオーマジオウに喧嘩を売るくらいにはバカだな』
ーいつまでそのネタ弄る気だー
「パパがオレに残した命題は色んな人と会えと…そっちなのかと思い始めている…どっちが正しいんだろうな」
ナツキの話ではオレの計画は立花響達の手によって失敗すると聞いている…アダム達も失敗前提で計画を練っているのだろう…フロンティアに関しては万一の避難所感覚だろうな
「知るか、錫音や束にも言ったけど自分がやりたい方が本音だろうよ世界を分解でも旅でもキャロルがやりたいなら全力で手伝うよ、その……俺の特別だからな」
「そうか」
恐らく今回の件でナツキはオレ達から離れるだろう、彼が協力してくれているのは立花響と小日向未来の安全の為だ、最近はエルフナインと良い感じらしいので2人で逃してやるか…だがそうしたらオレはきっと…ナツキの言う未来に向かうのだろう
「ただ死ぬのは絶対に許さん、もし死んだら俺がアナザーオーマジオウになってこの世界を滅ぼして俺も死ぬ、キャロルを1人だけで死なせるものか堕ちる時は一緒だ」
キャロルの手を握るといつものように笑うハルトを見て
「ほぉ世界と心中か……ウォズ達には残念だろうよ折角お前がアナザーオーマジオウになったのに自殺でもされた困るだろうな」
「ナツキには貸しがあるのは事実だけどキャロルと天秤にかけるまでもない…敵に回るなら必ず倒す…邪魔するなら敵だ……ん…そう言えばキャロル」
「ん?何だ……っ!!!!」
キャロルが二の句を継ぐ前にハルトがキスをして唇を塞いだのであった、短い時間であったが効果的面で赤面したキャロルとイタズラ成功と言う顔のハルトは一言
「この間のお礼と仕返しだ……何つーか…俺からするのは覚悟いるな」
「……………」
「キャロル?」
「………………」ドサリ
そのままキャロルは倒れてしまった
「キャロル?キャ、キャロルーー!え、衛生兵!!この中にお医者様はいらっしゃいませんか!!」
とハルトが大声で呼んで現れたのは
【!!!】
救急車型ミニカー…否!マットドクターシフトカーである
「あ、ありがとうドクター!よし!」
ハルトは武器としてなら使えるメリケンサック型アイテム ブレイクガンナーを取り出すとドクターを装填した
『TUNE……MAD DOCTOR』
「キャロル!戻ってこい!」
ブレイクガンナーを当てようとした時
「落ち着いて魔王ちゃん!それ治るけど死ぬ程痛い奴だから!!」
「HA NA SE!俺はキャロルを治すんだ!」
「恋の病は治せない!」
「ドクターで治せない程に重傷ですと!ならアナザージオウⅡの巻き戻しで!!」
「取り敢えず正気に戻れ馬鹿者」
「ぎゃん!」
「正気に戻ったか?」
「オレハショウキニモドッタ!」
「まだのようだな後何発かやってみるか?」
「いえ戻りました。本当に申し訳ありません」
「キャロルは混乱してるだけだ…私も不意打ちされたがな」
「あの時の千冬可愛かっ「何だ?」いえ何でもありません!」
「ええー!2人ともズルい!!!!束さんはハル君!」
「雰囲気作ってからやるから待ってて」
「期待してるぜベイベー!」
と酒瓶片手に浮かれてる束にクロエは
「お母さん…お酒控えてください」
「クーちゃんも飲もうよー!」
「未成年に酒を勧めるな馬鹿者」
「それ娘にやっちゃ一番ダメだよ束」
流石に庇えないので止めておく事にしたのであった
宴は楽しく過ぎていく、魔王が見るのは明るい未来か救いのない未来か
それは次の旅路で決まるだろう
「ん?」「何だ?「あらあら…」
冥府に住まう 三人の悪魔と出会う時、ハルトは一つの決断を下す事となるのはまだ誰も知らない物語