前回、シンフォギア世界においてフロンティアと言う国土を得た我々、魔王軍は元の世界に帰る為にジャンプしたが、そこはスライムが街を作っているという世界であった疑問に思ったハルトは町の調査の為、それとギギとカガの腕輪を探すために擬態が解ける猛毒のトラロックの雨が降る南米のアマゾンに飛んだ
「いやアマゾン関係ありませんよね?」
「アマゾンズのトラロックとか俺にとって危険地域でしかないんだよけど魔王ちゃん」
「アマゾンは大変な事になるな…」
「というより前回からキャラ変わってませんか?」
「いやぁ〜今まで患ってた胸の支え(ハルカ)が取れて気分が良いんだよ〜兄という枷が無くなった俺は誰にも止められねぇ!」
「だからって暴走はしないで下さいよ」
「断る!」
「あの…ハルカ殿ってある意味、我が魔王のストッパーだったのでは?」
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リムルさんの街に降りた一行は食料品と交換した物資を見てご満悦だった
「おぉ……」「素晴らしい素材だ」
と錬金術師の皆さんは魔物の素材を見て未知の技術に心が躍り
「モフモフ」
ある者は街で暮らす狼の魔物達をモフモフし
「リムルさん!良かったら仮面ライダーを一緒に見ませんか!」
「うおおおおおおお!!良いのか!」
「はい!是非!!」
ある者は懲りずに仮面ライダーを布教する、リムルはリムルで前世の記憶にある番組を見れる事で興奮しているのを見てウォズ達家臣団は円陣を組み
「ハルト様のキャラが」
「凄い変わりようですよね…あれ?元からだったかな…」
「まるで子供のよう…いや元から中身は子供か」
「何というか我慢してた反動が来たような感じですね」
カゲンとフィーニスは話してるが正解である
実際、ハルカの影響もあり外に出て友人や恋人を作ると言う当たり前の事が出来なかったハルトはハルカの兄という枷から解放され今漸く失った時間を取り戻すかのような自由さなのであるが、ジョウゲン達は別の方向に目が言っていた具体的にはハルトの片手にあるDVDである
「ねぇ魔王ちゃんさ学習してないよね?」
「えぇ…全く前世が日本人でも今はスライム何ですから何が起こるかわかりませんよ本当に」
「奥方様がライダーシステム再現してるのにね」
「はい……またこの本によれば…」
「だよねぇ…てか悪魔の奥方様達ってどう会ったのだろ?」
「さぁ?そこまで詳しく知らされていません…そうだ」
と思ったウォズは近くで会話をしていた住民の輪に入る
「失礼」
「ん?おぉ空島の人かどうした?」
「空島…良い呼び方ですね、コレは失礼我が名はウォズ、彼方にいる魔王常葉ハルトの従者をしているものです宜しくお願いします」
「カイジンだ、旦那の下で鍛冶をしている宜しくな……しかし魔王?」
「えぇ常葉ハルト、彼は未来において魔王となるのです」
「そいつぁ、凄い話だな…んでどうしたんだよ?」
「はい、実は我が魔王から調査の一環で魔法について調べて欲しいと…特に何か召喚魔法の類などあれば教えて欲しいと」
「そうだなぁ…俺ァ門外漢だから詳しくは知らねぇが本職の奴等が悪魔や精霊を召喚出来る…つー話は有名だな原理までは分からん」
「ふむ悪魔」
「何でも願いの代わりに対価を貰うんだとさ」
「対価…成る程、ありがとうございます」
と場を離れた後
「ウォズ〜」
「どうしましたか我が魔王?リムル殿と仮面ライダーを見るのでは?」
「そう!だからポテチとコーラ三人分追加でお願い」
「私は給仕ではありませんが……おや?1人多いようですが?」
「ん?あの子も一緒に見るんだって」
「あの子?」
「あっちの子…びっくりしたよまさか人間の子もいるなんてさ〜」
と指差した先には紫髪のサイドテールをした小柄な女の子がいた軍服を着ているが年齢的には子供時のキャロルに近いだろう、その子を見た瞬間、ウォズ達は身震いし跪こうとしたが寸前で堪えた
「「「っ!!!」」」
「え?どうしたんです先輩達?」
知らないフィーニスはキョトンとしているが
「緊急事態です」
「何故奥が…ウルティマ様が此処に!」
「え!あの子が!?魔王様の…」
「今は違います…皆、気をつけなさい彼女達の機嫌を損ねたら」
2人は生唾を飲む、緊迫感は伝わっているがイマイチわからないフィーニスは質問した
「あの…魔王様の奥方でしたら良識を弁えた方では?キャロルさんや千冬さんもそうですし」
その問いに3人は慌てた様子で否定した
「それはありません…良いですかフィーニス我が魔王の奥方様の中で千冬嬢のみが唯一の常識人ですよ」
「後の人達はネジが飛んでるから」
「うむ…俺たちも未来で大変だった」
「え?あんな大人しそうな子供がですか?」
「あなたは知らないのですウルティマ殿の本性を!」
と集まって話す光景に
「何してんだ?アイツら?」
「知らない……ねぇコーラってこれ?」
「そうそう飲む時、気をつけてね鼻にツンと来る時あるから」
「うん………っ!」
「どう?」
「美味しい……おかわり!」
「はいはいジョウゲン〜コーラ追加でお願い」
「かしこまりました!!」
慌てて走り出したジョウゲンを見たハルトはキョトンとした顔で
「何で慌ててんだ?」
と言うしかなかった知らぬが仏である
「さぁ……ねぇねぇ君強いの?」
「ん?喧嘩なら弱いよ〜」
ー俺単体だとその辺の下級戦闘員をあしらえるくらいの戦闘力しかない…生身で頑張れば…そだなぁ…グロンギのズ集団とタイマン張れるくらいかな?ー
『いや普通の人間基準なら化け物だよ』
ー何言ってんの?クウガみたいに封印も出来ないし風鳴弦十郎ならゴ集団まで戦えるだろう生身で!ー
『お前の中でアイツは閣下レベルの敵キャラか』
ー近いかもなぁソレー
念話で話していると紫色の子は不思議そうな感じで
「そう…じゃあ君の中にいるのは?」
「え?強いよ〜…って何で知ってるの?」
アナザーライダーには変身してないのに何で見破られたので驚いていると
「君の魂ってね色んな色が混ざってるんだ普通の人間なら魂の色って1つなんだよ?だからわかった」
「それで俺に異端の力があると気づいたのか…魂の色ね…」
ー混ざってるか、なぁ相棒ー
『気づいたか…実は』
ーこれが一心同体って奴だな魂レベルで一緒とはな!ー
『いや…その…』
ー頼りにしてるぜ相棒!ー
そんな会話をしているのだが
「本当に強いなら戦おう!」
「俺弱いからパス」
「む…つまらない!何で戦わないの?強いんだから戦わないと勿体ないよ!」
「んー今は戦い以外にもやる事がある」
「何さソレ!戦うよりも大事な事ってあるの!」
「言うより見たほうが早いな」
とハルトが見せたのは、彼と同じ名前を持つ最後の希望 指輪の魔法使いの物語
視聴後
「うん……やっぱフレイムドラゴン初登場回は最高だな」
ハルトはハンカチで涙を拭いていると
「…………………」
瞳をキラキラさせながら女の子が画面に食いついていた
「指輪を介することで詠唱の手間を省いてるんだ……ボクの魔法にも応用出来るかな」
「俺の親父が言っていた……人生で大事なものはアニメ、漫画、映画から学べると…見て学ぶのも新しい発見があるんだってさ」
「へぇ…」
「他にもウィザードのDVDあるけど見る?」
「うん、見たい」
そう話すと紫髪の女の子はTVに釘付けであった。
結局 徹夜でウィザード本編、劇場版まで視聴した翌朝、気づくと紫髪の女の子は霞のように消えていたのであった
「あの子……大丈夫なのかな?」
「我が魔王、あの子はですね」
「誰か知ってるのウォズ?」
「いえ…未来の我が魔王から奥方様の自慢をされませんでしたか?」
恐る恐る尋ねるウォズにハルトはあっけらかんとした顔をして
・・・・・・・・・・・・・・
「いや自慢なんてされてないけど?」
「え?」
「会ったのは覚えてるけど何の話したんだろ?」
「っ!」
ショックで倒れかけるウォズを見て慌ててハルトが駆け寄る
「え?ちょっ!大丈夫かウォズ?」
「え、えぇ…どうやら転移したばかりで疲れているようです」
「そ、そうか…ゆっくり休んでくれ…あ、良ければお粥でも作ろうか?」
「大丈夫です寝れば治りますから」
「本当か?辛いなら言ってくれよ」
「はい、では」
とウォズが離れるとアナザーライダー達から
『おいハルト、今の話』
「あぁ未来の俺がどうとかって奴?」
『そうだ』
「そんな事あったっけ?」
『まさか…おいアナザーバイス』
『どしたの先輩?』
『ちょっと来い』
『え?どしたの先輩…のわぁ!』
「喧嘩は程々になぁ〜」
変な様子の周りだが異世界転移で疲れているのだろう、そう言う時こそしっかり食べて体を休めるのが一番だ
「よし、今日はリムルさん達から譲ってもらったものでご飯を作るか!」
そして厨房へと向かう途中で
「もしかしてウォズ達、あの子の事知ってるのかなぁ?」
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冥界、ここは悪魔達の世界
特にやる事のない場所故か悪魔は召喚されない限り、一部例外を除いて日夜戦い続けている その中でも別格とされるのが
原初の悪魔 世界に7人しか存在しない色を冠した悪魔の総元締めである
その白、黄、そして紫の三人は冥界で普段通りに戦闘をしていたのだが今日は様子が少し違っていた
「ふぅ…今日はボクの勝ち」
そこで笑っていたのはハルトと出会っていた紫髪の女の子であった そう彼女こそ原初の紫である
「な、ヴィオレ!貴様……!!」
同格の相手が突然の強さを見せた事で動揺を隠せなかった軍服にコートを着た女性 原初の黄(ジョーヌ)と同じような軍服を着る雪のような白髪をした女性 原初の白(ブラン)である
「えぇ…まさかこんな魔法を使うなんて」
3人は普段通りに自らの持つ最大火力の魔法を撃ち合っていたのだが、ヴィオレはウィザードのコネクトを再現し攻撃の出入り口を接続する事で別方向から自分の攻撃が飛んでくると言う不意打ちを行い2人を倒したのであった
「すごいでしょ変な人間から教わったんだ〜」
ヴィオレはあの日、誰に呼ばれたか知らないが近くにいたハルトと話してみる事にしたのだ島なるものも持ってるし異世界の娯楽や文化に詳しいのもあるが何より
彼の中にある存在に対しての好奇心に興味を持っている、普段なら戦って首チョンパして頭の中を除いている所なのだがハルトの人柄を見て戦うよりも生かしてたら面白い事を提供してくれるのなら付き合うのも薮坂ではない
「ほぉ…我等は人間なんぞに教わったもので一杯食わされたか…くぅ」
「これはこれは…面白そうな話ですわね…」
「あ、時間だ…じゃあねぇー」
とヴィオレは転移したのを見ると
「では我も行くとするか…ヴィオレの奴のお気に入りなぞ消し飛ばしてやる」
「あらあら…私達にないものを持ってる人間なら価値はあると思いますが…まぁ面白そうだから会うだけ会ってみましょうか」
悲報 フロンティアにピンチ迫る
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フロンティアの広場にて
「おーい」
ハルトが声がしたので振り向くと、そこには行方知れずだった女の子がいたのだ
「あ!どこ行ってたのさ心配したんだよ」
心配に満ちた声音でいうと
「ごめんなさい…」
素直に謝罪するなど冥界にいる彼女の部下が見たら目を見開くような光景だったと後に聞くまでハルトは知らなかったとの事
「大丈夫だよ今度から出かける時は何処行くか教えて、この森って危ない魔物がいるらしいから…あ…そう言えば名前聞いてないね俺は常葉ハルト…君は?」
「ボク?そうだなぁ…ヴィオレで良いよ、それで今日は何見るの?」
「そだなぁ…あ、コレどう?束も好きなんだ〜」
と取り出したのは仮面ライダービルドのDVDセットであった
「見たい?」
「うん!」
「よし、じゃあ部屋を明るくしてTVから離れて見よっか」
「はーい……よいしょっと」
「っと、はいはい…じゃあ始まるよ〜ヴィオレちゃん」
そう言いソファに座ったハルトの膝上に座ったヴィオレと一緒にビルドを見るのであった
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シンフォギア世界
チフォージュ・シャトーにて
「っ!ハルト!!そこはオレの定位置だぞ!!何で他の女に座らせている!!」
「マスターどうかしたんですか?」
「あぁ…ハルトの奴が膝上に他の女を乗せている気配がするんだ」
「ハルトの奴、マスターというものがありながら派手に浮気をしているのか」
「まぁ…一夫多妻をしてるので浮気は語弊がある気もしますがね」
「それよりマスターの目は色んなモノが見えルンダナ!スゴイゾ!」
「あ、ガリィちゃん分っちゃいました!もしかしてハルトさん、マスターの事飽きちゃって他の女に浮気したんじゃないですか?キャハハハハハ!」
「え……」
「いやだってハルトさんと一緒に行こうって言うのを断り続けるから遂に愛想尽かされたんじゃないんですかぁ〜」
「そ、そんなことないだろう……ハルトはオレの事好きって……言ってくれて…」
「それはマスターの一方通行だったりしてキャハハ!」
「……………グス…」
「あ!ガリィがマスターを泣かせたゾ」
「え?ちょっマスター!?」
「ガリィ、派手に散れ」
「さよなら…今作の出番は以上ですかね」
「製作陣の所へは向かわせナイゾ!」
「へ?いやいやぁ冗談に決まってるじゃないですかぁ〜そんなに心配ならポータル通って会いに行けば良いんですよぉ」
「そう……だな…よし準備が整い次第向かうか…大丈夫、オレは嫌われていない筈だ」
「ガリィ」
「いや流石のガリィちゃんもやりすぎたとは思ってますがねぇ…マスター本当に大丈夫なんでしょうか?メンタル弱体化以前の話ですよアレ」
「わかりませんわ、私達はマスターの道具ですからマスターの望む事をするだけですから」
とオートスコアラー達は別の意味で決意を固めたのであった
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翌日、フロンティア上空に悪魔門が開くと中からジョーヌが現れたのであった
「ここかヴィオレの言う面白い人間がいる場所は、よし!!」
そう言うなりジョーヌは核撃魔法を問答無用でフロンティアに放ったのだ