テンペストにて
「ほんっとうにすみませんでした!」
ハルトは一戦交える寸前だったヴィオレを止めるなりリムルさんに頭を下げた
「むー…ジョーヌがチクらなかったら魔王と戦えたのに」
「まったく…我が君の迷惑を考えろ、そうしたら魔王ミリムと我等との間で戦争になるぞやれやれ…我が君から役職を頂いたのならその辺も考えろ」
一応、まだ形式的な部分だがヴィオレには最高検察庁長官、ジョーヌには最高裁判所長官、ブランには内外省大臣という任官を予定してもらっている
以外なのだがブラン達って頭良いんだよな…中でもブランは俺が予定した法令などを一眼見て暗記したし問題点を指摘する程と来た、しかも人間と違って賄賂とかそんなんで動かないからの任命である
「あら貴女も許可があれば戦おうとしてたわよね?」
「ぐっ…そ、それはそれだ!」
「そう言うブランも戦いたいんだろ?」
「ハルト様、ご覧ください空気ですよ」
「話題を逸らすな!!ったく…あのリムルさん……この子が魔王なんですか?」
「あぁ」
「マジですか」
ハルトは最古の魔王と呼ばれた少女を見る
「そうだぞ!吾輩はミリム・ナーヴァだ!お主は…」
古風な話し方だなと思うが蜂蜜舐めながらなのでどうも威厳が伝わらないが礼儀は大事だな
「ハルト、あそこに見える浮島…逢魔王国の代表ですね」
「ほうほう…空島か…リムルが言っておったが異世界からの物が沢山あるのだろ?何か見せてくれなのだ」
「そうですね…うーん」
『コネクト』
「どれが良いかな……コレじゃないアレじゃない」
魔法陣の中から物品を漁っていると目当てのものに行き着いたので
「よいしょっと…はいコレ」
渡したのは大量に作ったものなので問題はない
「何だコレは?」
「ドーナツ、小麦粉を油で揚げた異世界のお菓子ですよ」
名前的に親近感を抱いた希望の魔法使いの好物と同じように砂糖を塗してあるもの…因みに揚げたてを袋に入れている
「俺のおやつだが仕方ない」
「ハルト」「我が君」「ハルト様」
「わかってる皆の分も揚げてるから…取り敢えずコーヒーか紅茶淹れないとなぁ」
「あ、それならボクの所に紅茶淹れるのが得意なのがいるよ」
「お、いいねぇ」
と談笑している中ミリムは
「ん?……ふむ」
渡された袋をマジマジと見て、振り回し匂いを嗅ぐとお気に召したのか封を切り一口食べた
「………うまいのだーー!」
凄い迫真に迫る声に思わずキョトンとしてしまうが
「食べたいならまだありますけど?」
「うむ!貰うのだ!」
「あの…リムルさん」
取り敢えず何袋か渡し笑顔で食べる彼女を見て思わずリムルの肩を組む
「あの子が本当に魔王なんですか?迷子の子供って言う方が、まだ信頼出来ますよ!」
心象としては親戚の子を餌付けしてるような感じである…そう言えば最初にキャロルと会った時もこんな感じだったなぁ
「俺もそう思ったけどベニマル達を蹴散らした姿見たら信じるしかないよな」
「ベニマルさん達相手に!?」
オークロード戦後に内の面々と交流も込めて模擬戦をしたのだが、その強さは身を持って味わった事もあり蹴散らしたと言う言葉には驚きしかないな
「それでどうするんですか?」
「取り敢えず街の連中を集めて周知させようと思う」
「賛成ですねガビルさんの犠牲を無駄にはしたくありませんから」
「いやガビル死んでないからな」
「んじゃ俺は街に戻って連中に周知させます…でないと」
「でないと?」
「テンペストに隕石の雨を降らす事になりそうなので」
それはフロンティアの破片なのは言うまでもない、三人娘には周知してるが他の連中なら変身して暴れそうだし
「断固阻止してくれ!!」
「ガッテンです!!」
やはりリムルさんとは仲良く出来るなと思った瞬間だった
王都
「つー訳でテンペストに本物の魔王がいるから行く人は気をつけてね」
と主な面々を集めて周知させた、ウォズとジョウゲン達はシンフォギア世界で裏工作中なのに呼びつけて悪いなとは思うが
「我が魔王を差し置いて魔王と名乗るとは…許すまじ!」
「いやこの世界基準なら魔王を自称してるのは俺だからね……それと3人もだよ気をつけるように」
ブラン、ジョーヌ、ヴィオレに釘を刺す
「それとヴィオレは独断専行の罰で明日のおやつ抜き」
「そんな!!」
「まぁ我が君の意向に逆らった報いだな」
「ジョーヌも偉そうに言ってるけど未遂だからね」
「わ、わかっている!」
本当かなぁ…まぁ基本ミリムさんはリムルさんの方にいるから何とかなるかな〜
そう思ってた時期が俺にもありました
「リムルさん、俺を呼んだのって」
「あぁ…実はな」
ある日、普段通りに仕事をしていると最早見慣れた爆破が起こり何事と見ていたらリムルさんに念話で呼ばれたのである
何でも魔王カリオンからの使者がゴブリンの長 リグルドさんに狼藉を働き魔王ミリムにしばかれたとの事、話を聞けば俺にも話があるとの事なので来て欲しい…か
「カゲン」
ウォズやブランは裏工作などで動いて不在だからな、それにカゲンは大人しい子だから大丈夫だろう
「ここに」
「リムルさんの所に来た使者が俺に用事があるらしいから話し合いだってさ着いてきて」
「かしこまりましたハルト様」
アナザーウィザードのテレポートで転移してリムルさんのいる議事堂に移動したのだが、いたのは獣王国ユーラザニアから来た使者 名前はフォビオと言うらしいが…俺を見て
「何で人間が此処にいんだよ」
「呼んだのは君だろう?私は君達の言う所の浮島の王だ」
リムルさんやガゼル王の前では砕けているが対外的には未来を俺を少し意識していこうと思う普段の俺だと弱腰に見られてしまうと言うのがブランの意見である本当に凄い不本意だが未来の俺は長年の積み重ねからか上に立つ者の振る舞いがキチンと出来ていたからな
ー嫌いだからって完全に否定するのはダメだ取り入れれる所は素直に取り入れないとー
まぁ取り入れる所もない程の愚か者もいるのだけど
「は?あの空島は人間が支配してんのか?なーんだどんな奴がいるのかと思ったら期待した損したぜ」
「言葉を選べ犬畜生「お前も言葉を選んでねカゲン」申し訳ありませんハルト様」
ダメだブラン達より穏健だと思ったから選んだけどそもそもウォズ達って俺に過保護だったと後悔する
「何だよやるってのか人間がよ」
「あ〜…配下の過失は上の責任だ、変わりに謝罪するすまなかった」
「ハルト様…申し訳ありません魔王様に何とお詫びして良いか」
「お詫びしなくて良いから、未来の俺だし今の俺が許せば問題なしだから」
「ハルト様…流石は未来の魔王っ!」
「話がややこしくなるから黙ってろ!」
「は、人間が魔王を自称してんのかい滑稽だな」
「そうだけど使者の言葉も上の言葉だ君の態度や言葉一つは魔王カリオンの言葉や態度と此方も判断する…その上で質問だが、あの広大な空島全てを敵回すのかい?魔王カリオンではなく君の判断でだ…善意で言うがおすすめしない」
あの後、試しにほんのお試しにシンフォギア世界に帰って三人娘の能力を見せてもらったのだが…一瞬で的にしてた無人島がいくつか消滅したと言っておこう、あの子達の魔法って戦略兵器みたいだなと思ったのは内緒だし対人戦を頼むのは余程の時だけだと戒めたキッカケでもある…まぁ仮に
シンフォギア世界を滅ぼすなんて決断をしなければだが
そんなIFはないと願いたいがキャロルの事と向こう連中の愚かさを考えると現実味がありそうで怖い…が
「その愚かさの代価を多くの無関係な命で払いたいなら構わないけどな」
あの(シンフォギア )世界の人間なら別に良いんじゃねぇのかなと考えてしまう当たり俺も酷い人間だな、まぁ受けた仕打ち的には3回くらい焦土にしてやりたい気持ちもあるが…いけないいけない、こんなんじゃ憧れのヒーローに笑われちまうな
「ちっ……」
「まぁ俺は異世界人で魔王は異世界でやらかした事への二つ名みたいなものでね、この世界で魔王になる気はないよ必要にならない限りね」
と笑いながら話すとリムルの琴線に何か触れたようで
「魔王って呼ばれるなんて、お前異世界で何したんだ?」
「いやぁ〜何万の(ノイズ)の軍勢をこう…プチッと?」
殆どがアナザートライドロンで轢殺したりアナザーディケイドやアナザージオウの技の実験台であるが
「何万の軍勢をプチッと!?」
「あと月(の欠片)を砕いたりとか?」
「あの時のハルト様は見事だった…破片が落下せぬように動いていたのを私は見てましたしあの逢魔王国の国土を複製した時など私の目には感動しかありませんでした」
ルナアタックやフロンティア事変の時は大変だったなぁ…
「月を破壊に…あの島をもう一つ作るとか…ミリムよりも魔王じゃねぇか!!」
「ちょっとリムルさん!辞めてくださいません?俺より強い人は沢山いるんですよ!!」
「嘘つけ!」
「本当ですって!!その人(オーマジオウ)の前では俺なんてデコピンで倒されるくらい弱いんですから!」
「お前をデコピンで倒せる奴の方を知りたいわ!!」
「今度会いに行きます?」
「え、会えるの?」
「会えますよ?座標ありますから」
「あ〜考えとくわ」
「はい…で」
流石に周りも驚くのを掴みと捉えてハルトは顎を両手に乗せて笑顔で話す
「その上でどうします?俺は勝つまでやりますよ?相手を滅ぼすまで戦いを楽しむ上位種族と違いますから殺す気でね」
「な、何を言って…」
「俺の旅した全ての世界で固有の武術、暗殺、固有生物、先住民の虐殺や支配etcが存在しない国なんてありゃしませんよ…でなきゃ何千年も同族同士で終わらない殺し合いなんざするものか」
人間はやる時はやる…まぁ中には例外も混じる事もあるのは内緒だけど
「……………わかったよ」
そこからフォビオは魔王カリオンの言葉を指示を話してくれた、何でもオークロードを倒した存在の調査と倒した存在と配下になるように動いてたらしい
リムルさんの答えは交渉なら日を改めてろとまぁそうだよな、因みに俺も同じ解答である
理由としては
「ジョウゲン…我が魔王の世界からダイマジーンを招聘だ、あの犬畜生の国に逢魔の力を見せてやる」
ファイズフォンXで連絡を取るカゲンを止めて一言
「アホか!平和的な解決を目指すんだよ!」
「ハルト様も煽ったぞ?」
「アレは必要だったからな人間を見下す奴等にはあの位脅してやらないと話を聞かないし…それと未来の俺の手を借りるのは絶対ダメな」
「かしこまりましたハルト様」
周りの奴等が俺に対して過保護すぎるのだ!と頭を抱えた、その後のミリムの話だと
あのオークロード誕生は何人かの魔王が傀儡の魔王を作ると言う計画だった事が判明した
「そうか…念の為ハルトも気をつけろよ」
「はい、リムルさん達も用心を必要なら俺達側から何名か派遣しますが…」
「大丈夫だよ本当に危なくなったら頼るから」
「わかりました、俺達も同じように頼みますね」
「あぁ任せろ」
そうして暫くはミリム旋風に困ってるリムルさんに差し入れを持って行ったりとしている
漸く逢魔王国の運営も軌道に乗り始め一息だ
「ふぅ今日の仕事も終わったし少し外に出てみようかな」
身軽な衣装に着替えて外に出たのである
『テレポート』
王都
「へぇ思ってたより賑わってるなぁ」
ハイオークの皆さんが建築してくれた建物には沢山の商店が並び、また露店でも沢山賑わいを見せている
「空島なのに…お」
ドワルゴンやテンペスト、また色んな種族の人達が楽しく過ごせているようで安心したよ
「すみません一本下さい」
「はいよ」
串焼きを買い食べ歩く、素顔で歩いているがバレないものだなぁ〜
「美味しいなぁ〜」
久しぶりの1人でぶらり旅と楽しむのも悪くない
「しっかし宿泊施設や飲食店、歓楽街もあるけどテンペストみたいに温泉とかあれば…あ、銭湯とかなら導入出来そうだな」
ふらりとよった茶屋でお茶を飲みながら街並みを見ていると
「よ、兄ちゃん町は初めてかい?」
気前の良い店員さんにハルトも笑顔で
「はい、噂に聞いてた浮島でしたが思ってたより賑わってて驚きましたよ」
よかったバレてないと思い答えると
「そうだろ前までは治安は悪かったんだが新しい司法の人になってから犯罪が無くなったと思うくらいに減ったんだよ」
「へぇ〜」
本当にあの2人は何してんだ?と聞きたいなと思ってると
「あ、ハル「あー!」むぐっ!」
現れたヴィオレの口を手で塞いで止める
「俺、お忍び、わかる?」
「ん!」
「よしヴィオレも食べたいのがあったら食べなよ」
手を離して一息入れると
「うん!で、何してるの?」
「まぁ散歩?」
「ふーん…ならボクと散歩しようよ…ご馳走様」
「はいはい、会計っと」
支払いを済ませたハルトはヴィオレを連れてフラフラするのであった
「最初に言っておく、あの状態の俺は王様ではないからな場所で呼び方を変えてね」
気分は何処かの旗本と名乗る暴れん坊将軍である…悪徳役人を自らの手で成敗しないとダメかな?俺がやらなくても他の奴がやりそうだけど
「ならハルって呼ぶね」
「そうして、さて…何故バレた」
「気配でバレバレだよ多分ジョーヌやブランにもバレてる」
「本当この三人娘は有能過ぎて頼りになるよ」
「でしょでしょ、けど1人でふらつくのダメだよ危険だから」
「えー俺の国なのに」
「まだ町の治安を整えるのに時間がかかるから終わったら大丈夫だからそれまで篭ってて」
「そっかぁ……皆のお礼とか折角新しい仲間が来てくれたからその試運転したかったんだけどなぁ」
「問題ない!ボクと戦えば尚良いよ!」
「まぁ良いか…俺もヴィオレがどのアナザーを得たか興味あるし」
「うん!じゃあ場所変えよ「ちょっと待った!」ちっ」
「抜け駆けは許さんぞヴィオレ」
「えぇ私もハルト様、私にもアナザーライダー?の教授を願えないかと」
「そうだな、んじゃまずは簡単な力の説『ハルト!』何すかリムルさん?」
『緊急事態だ』
「またフォビオみたいな奴が来たんすか?」
『違うカリュブディスって魔物の封印が解けて、この街に向かってるんだ」
「カリュブディス?」
ハルトの頭の中には、あのハルバートを振り回す大食らいの三属性メギドが過ぎったのだ
あいつ強いんだよなぁ普通に…そう言えば俺もカリュブディスの力使えるのかな?
『使えるぞ』
ん?って事は…俺も食べた奴の力使えるの?
『まぁ劣化コピーくらいにはなるだろう』
やばい脱線した
「デザストを食べた奴が封印されてたのか……厄介だな」
俺の推しキャラを喰らった怪人め許すまじ、だがその後の剣斬との一騎打ちは俺のセイバーベストバウトなので…複雑な気持ちだ
『デザスト?』
「此方の話です、わかりました逢魔王国の王としてテンペストの安全協定に従い軍を出します!」
『本当か!』
「はい…よしやるぞ!デザストの弔い合戦だぁ!」
あの怪人はカッコいいし仲間に欲しいが敵なら仕方ない
「ハル……凄い勘違いしてる気がする」
「ハル?我が君に対して不敬ではないか」
「そう呼んで良いって…あのねボクは特別らしいよ」
「んな!」「あらあら…そうとなれば」
ここでは違う意味で争いが起ころうとしていた
議事堂にはハルト達の幹部達が一同に介していた…因みに逢魔王国建国に伴い色んな種族の者も文官、武官とかして働いている能力主義を採用している為か腕が立つ者が多くて助かるよ
「今回は逢魔王国建国初の実戦…テンペストとの共闘だから此処は臨時の基地や医療機関となる各々準備を急いでくる…それと皆遠慮なく意見を出してくれれ
「はっ!」
「まずはこっちの兵力はどうだろうか?ウォズ」
「はっ!すぐに動ける戦力は、ハイオークの志願兵300にゴブリンやコボルトなどの混成部隊200、それとヴィオレ、ジョーヌ、ブラン殿の傘下にいる悪魔700ですね」
「総勢1200人と此処の面々か、パヴァリアの人達はどっちかと言うとフロンティアの維持や解析の技術者だからなぁ戦力には出来ないしそもそもアテにしてない」
「カリュブディスは空を駆ける大妖と言われる存在です、浮遊したこの国ではカリュブディスの良い的になる可能性があります島の高度を下げるべきかと」
この地にいるハイオークの代表の意見にハルトは頷き
「分かった直ぐに高度を下げよう…ブラン、カリュブディス討伐に割けれる戦力は?」
「400あれば良いかと」
「少なくないか?」
「初の防衛戦でありますしテンペストやドワルゴンの兵力もあります…それに街の防御や避難誘導、護衛など考えれば妥当かと」
「うむ…わかった編成は任せた」
「畏ましたわ、ハルト様」
「よし…皆、初陣で色々緊張もあるだろうけど無理せずにな生き残る事に最善を尽くせ!」
「「「「はっ!!」」」」
その後、テンペストとも連携を取る事で防衛線を引いたのだが
「デカっ!」
ハルトが見たのは巨大なエイのような龍のような魔物である聞けば森の守護をしていた暴風竜ヴェルドラの魔素溜まりから生まれた魔物らしい、かつて勇者が封印していたらしいのだが
「あれ封印した勇者って何者だよ」
特撮見ててよく思うのだがラスボスやら怪人やらよく封印出来るよな、モスラ、バラゴン、キングギドラを封印した大和朝廷だったり初期四形態でダグバ達全員を封印した初代クウガだったりだ
「だよな…俺もそう思う」
「こういうの見るとやっぱり異世界なんだなぁって思いますよね」
「だな……さてアレが」
その周りには浮遊した複数の鮫が護衛のように待機している、メガロドンという魔物らしい
「メガロドン…フィーニスとアナザー1号よりもデカいのか」
「ですね僕の力では抑え込むのがやっとかと」
「んじゃフィーニスが足止めてウォズ達の必殺技でお願い倒せる?」
「その大任、是非!」
「愚問ですね、私の新たな力をお見せしましょう!」
「任せてよ魔王ちゃん」
「お任せを」
「期待してるぜ無理すんなよ」
「我が魔王には言われたくありませんね」
「だね」「うむ」「はい」
「そんなに信用ないか俺は!」
「ハルト、私たちはどうする?」
「千冬達は高火力技で皆の援護を頼む、束はデータ取って弱点分析」
「はいはーい!束さんにお任せあれ!」
「錫音は「私は相性の関係的に今回は回復役だね」頼んだ」
「我が君、私達はどうする!」
「ジョーヌ達はメガロドンを1匹ずつ頼む、普段と違うんだ好きに暴れてよし!」
「わかった!」「うん!」「お任せを」
「あ、それと1匹で良いから丸焼きにしないで倒すとか出来る?」
「可能ですが?何故でしょう」
「ん?捌いて打ち上げ宴会のメインディッシュにするからだけど?刺身とか煮付け出来るみたいだし」
真顔で言った言葉が何かの琴線に触れたのか三人娘は大笑いした
「「「あはははははは!」」」
「え?変なこと言った俺?」
「言いましたよ我が魔王」
「言った?……異世界怖いなぁ」
「いや常識的にです」
「はははははぁ…ふぅ、失礼した普通ならば畏怖すべき魔物を捌いて食べようなどと言うとは…流石は我が君だな」
「だね、普通なら食べようって考えないよ」
「何故食べられると思ったのですか?」
「うん、俺のエクストラスキルに料理人ってのがあって…そのスキルで食べれる食べられないが分かるんだ、あと美味しい調理法がわかるんだよね」
来て暫く意味わからんと放置していたスキルだがこうしてみると実用性ある能力で感謝する
「因みにカリュブディス食べれる?」
「いやぁアレは食べれないってさ、思念体の一種だから無理って」
「成る程…そうなると依代となるものがありますね」
「そうみたいなんだけど見つかんないよ…だから皆、無理せずに倒してね食べるとかは別の話だから」
そして始まったカリュブディス戦は先ずはメガロドンを分散し各個撃破となった
リムルさんと俺達とで分散した
「………………」
「ハルト殿、仲間に任せて構えておくのも大将の仕事だ」
「ははは、流石ベニマルさんバレてましたか」
「顔に出てましたよ心配なんですね仲間が」
「えぇ前までは俺も前線に出て暴れる側でしたから誰かに任せて自分だけが後ろにいるとか初めてで」
「心配しなくても大丈夫でしょう、俺から見ても彼等は強いですから」
「そう言って貰えると嬉しいです、頑張れよ皆」
ーーーーーーーー
「行きますよ!」
『1号』
アナザー1号に変身したフィーニスは、その巨体で突進するメガロドンを受け止めて動きを抑えた
「くぅぅ……い、今です!」
『ゾンジス(ザモナス)TIME BREAK』
「「はぁああああああ!!」」
2人のライダーキックはメガロドンの頭部を捉えて頭部を凹ませる事に成功するが、生命力が強いのか起き上がって反撃に転じようとした
「ウォズちゃん!」
「頼んだ」
「えぇ…さて行きますか新たな力を」
ウォズが取り出したのは大型のウォッチだ、トーマのアナザーリバイブとも違うウォッチを回転させてドライバーに装填すると
『ギンガ……ファイナリー』
ボロボロのマントに崩壊したような星系を体に刻んだアナザーライダーが現れたのであった
「祝え!宇宙最強アナザーファイナリー…緊急時故に短縮版である」
「良いから早く攻撃してくださいウォズ先輩!!」
「任せたまえフィーニス!
『ギンガ…エクスプロージョン!』
「たああああああ!はぁ!」
アナザーファイナリーのライダーキックは的確にメガロドンを捉え、追撃の小型隕石数発がメガロドンに直撃しメガロドンは爆散したのであった
「見ましたかこれが宇宙の力ですよ」
「って爆砕させてどうすんのさウォズちゃん!」
「ハルト様は極力身は残せと言ってたぞ!」
「宴会の肴がぁ!」
「しまった!」
実は余裕だった魔王古参組である
ーーーーーーーーーーーー
その頃、ヴィオレ達はと言うと
「うーん…やっぱ魔法は威力が落ちるなぁ」
「そうだな…忌々しい限りだ」
「まぁ倒すだけなら簡単ですがハルト様の手料理を作られるなら素材の無力化が好ましいですわね」
カリュブディスの能力である魔素を乱すことで魔法の威力を落とす魔力妨害で苦戦していた、元来悪魔は魔法攻撃を得意とする当然ヴィオレ達も持ち前の魔力を生かした広範囲高威力の攻撃を得意とするのだ
「じゃあさ競争しない?誰が一番早く、綺麗な状態でメガロドンを倒せるか」
最早ヴィオレ達に取っては勝つことは当たり前で倒し方に拘りを持ってるくらいだ
「良いだろう、丁度我が君から賜りし力を試したかった所だ」
「そうですわねハルト様にも見て頂きましょうか」
と3人が取り出したのはアナザーウォッチであった
ーーーーーーーーーーーー
「ん?なぁあの3人の持ってるのって」
「俺と同じアナザーウォッチですね…けど誰もいなかった筈だけどな」
双眼鏡で見ながら首を傾げていたハルトであった
ーーーーーーーーーーーー
「えいっ」「行くぞ」「こうでしたわね」
すると3人の姿が変わり始めた
ヴィオレの周りには機械状のカブトムシが滞空し
ジョーヌの前後には蜘蛛の巣が現れ
ブランの周りにはボロボロのランナーが前後に現れると同時にランナーが閉じ、蜘蛛の巣が包み、カブトムシが真横から突貫した
ヴィオレと似たように軍服であるが体のあちこちが銃弾を受けたように凹み、かつ右半身から左頬にかけたカブトムシが抱きついているような外見をしている
「お〜」
それは最初の悪魔を宿したライダー
『ベイル』
アナザーベイル
「よし、じゃあやろうか」
ジョーヌは蜘蛛の巣が包み終えた姿はまるで鮮血を浴びた蜘蛛と言える姿、しかし何処か有機的な印象を与える破壊の君
「この色は複雑だが、まぁ良いか」
恐らく刹那的な部分が彼女と引かれたのだろう その姿は星狩の王
『キルバス』
アナザーキルバス
「さぁ始めようか!」
ブランは前後のランナーが装甲となり纏う、顔は蛇と人の混合とも言える姿、まるで進化の途中のような歪さを持つアナザーライダーだ、しかしその実は強さと狡猾さを兼ね備えている
「ふふふ…」
進化する災禍
『エボル』
アナザーエボル
「良いですわね…では少し遊んであげましょう」
ーーーーーーーー
その頃
「あいえええええええええ!!!」
ブラン達が変身したアナザーライダーに思わず大声を上げてしまう
「ど、どうした!」
「何でブラン達、あのアナザーライダーに!?」
『予想外だが大収穫ではないかハルト』
「言う取る場合か!アレ全員ラスボス級のアナザーライダーだよ本気で暴れたら下手したら地図から森が消えるぞ!」
『大丈夫だろう、その時はお前が止めれば良い』
「へ?」
『実は最近、アナザーWの奴がなエクストラスキル 変身者を解析して新しい派生スキルを編み出したのだ』
「検索エンジンの奴、最近出番がなかったと思ったらそんなことしてくれてたのか」
『一言余計だ…それで編み出したスキルは名付けて【王の勅令】だ』
「おぉカッコいい名前だな」
『能力は簡単だ貴様が渡したアナザーライダーなら強制的に変身解除、またお前に従っていないアナザーライダーの動きを一時的に止めると言うものだ』
「チートじゃん…それ対アナザーライダー戦だったら有効すぎるよ」
『まぁ使い所は見極めろよ』
「了解…お、始まるぜ」
ーーーーーーーーーーーー
「よいっしょっと」
アナザーベイルとなったヴィオレは試験と言わんばかりに軽く一歩歩いただけでメガロドンの目の前に移動していた
「おぉ〜凄いね」
感心したのも束の間、メガロドンが大口開けてアナザーベイルを食べようとしたのだがアナザーベイルは瞬時に回避しメガロドンの真横に移動するとガラ空きのボディに
「えい!」
可愛らしい声と共にメガロドンの骨や肉があり得ない程の軋む音を立てて吹き飛んだ
「うわぁ…手加減難しいなぁ……それに手が痛いし、まぁ治るけど」
手をぶらぶらさせながら呟くヴィオレ、しかしこれにはアナザーベイル…もとい原型の仮面ライダーベイルのライダーシステム上にある問題なのだ
仮面ライダーベイルの素晴らしい威力のパンチやキックは実は変身者自身にとんでもない負荷をかけておりパンチやキック1発で実は衝撃で骨が折れると言う欠陥を抱えている
それをヴィオレは持ち前の魔法で回復しながら強引に稼働させているのだハルトには出来ない彼女にしか出来ない使い方である
「後でハルトに聞けば分かるか…さてと綺麗に仕留めるんだったら」
アナザーベイルの仮面の下でヴィオレは嗜虐的に笑うと刹那、メガロドンを挟んで逆側に移動していた
「はいおしまい」
変身を解いたヴィオレは無邪気に笑うとメガロドンが吐血しながら地面に落下していった
そう移動の刹那にアナザーベイルの力で心臓を突き絶命させたのであった
「あーあ、終わっちゃったなぁ…アレやっちゃおうかな?」
ヴィオレはそう呟くとターゲットをカリュブディスに向けていたのであった
その頃、ジョーヌはと言うと
「はははは!凄いなこのアナザーライダーは私と相性が良いと来たか!」
アナザーキルバスとなり目にも止まらぬ早さでメガロドンを翻弄している
「くらえ!」
返す刀で鼻柱を思い切り殴り飛ばすと綺麗な放物線を絵描いて飛んでいくのを見た、実際にオリジナルである仮面ライダーキルバスのスペックはビルドドライバー使用時でかなりのハイスペックなのだアナザーライダーに変異すればどうなるかなど語るに及ばず
「おぉ……では終わりだ」
必殺技を出して終わらせよう、アナザーキルバスは両手から糸を伸ばし頭と尻尾を拘束するとそのままオーバーヘッドキックをガラ空きの胴体に叩き込んだ
「はぁ!」
そのまま一直線にメガロドンは森の中に落下アナザーキルバスの一撃は全身の骨を粉々にし動きを止めたのであった
「ま、こんなものだな…瀕死だが生きているこれはら我が君も喜ぶだろう」
そしてブランはと言うと
「何だ終わっていたか」
「えぇあなたより早かったようね」
アナザーキルバスと似たような外観、違うとすれば蜘蛛ではなく蛇と言う所だろう
火星を滅ぼし、尚且つ地球を喰らおうとした大蛇は進化を止めずに突き進む破滅の王
アナザーエボル
「どうやったのだ?」
「必殺技で一撃よ楽しむのもそうですがハルト様に喜んで頂くようにメガロドンの魂だけを攻撃しましたの」
アナザーエボルには本家仮面ライダーエボルと同じく防御システムを無視して本体にダメージを通す機能がある、それをブランは応用してメガロドンの魂だけをピンポイントで攻撃したのだ
「そう言う事かやはり我が君に一度教えて貰うべきだったな」
「えぇ私も是非ね」
「でどうする?リムル殿達もメガロドンは始末したようだぞ」
見ればメガロドンは丸焦げになったり神経網を乗っ取り同士討ちしてるなど現場もまぁまぁ混沌としている
「でしたら本命を頂くとしましょうか?」
「だな初陣だからな我が君も驚く手柄を立てるか」
「えぇ」
「ん、じゃあお先〜」
「なっ!まてヴィオレ!」
「あらあら」
3人も先陣を切っていたシオン、ソウエイ、ランガと合流しカリュブディスに取り付いたと同時にカリュブディスが動き始めた油断するなと指示を出して警戒はしているが何をしてくるのやらと思ったのだがカリュブディスは自らの鱗を剥ぎ取り風の魔法か何かで鱗を生き物のようにして操っていた、その体躯故に量は多く密度も濃い
シオン達を振り落として地上戦で各々が迎撃に転じているが、量が多くて撃ち落とせないでいる。全員が覚悟を決めたように突貫しようとしていたので大将2人が自ら動いた
「まったく、こう言う時こそ俺を頼ってくれよ」
「ですね、ウォッチ達には後で使い方教えてあげるから…そこで見てて」
リムルさんは自前の羽で飛んでいるが俺はエビルダイバーの背に乗り現れた…だって飛べないよ人間だもの
すると2人を狙って鱗の攻撃が来たが
「喰らい尽くせ…暴食者(グラトニー)!!」
リムルさんの新しいスキル 暴食者により鱗を残らず消滅させた…ド派手だ…こりゃ負けてられないな
「撃ててええ!!」
その声を合図にハルトは待機させていたマグナギガ、サイドバッシャー バトルモード、オートバシン、そしてアナザータイムマジーンやアナザーデンライナーが現れて一斉に攻撃を開始した、各々の攻撃がカリュブディスの体にダメージを与えているが巨大故に効きが悪そうだ
「行くぞハルト」
「はい!」
『ジオウ』『サイガ』
アナザージオウに変身してアナザーサイガからフライングアタッカーを借りて飛翔する
リムルさんは雷魔法で攻撃している中、カリュブディスには超速再生という高い回復能力があると判明したのでベニマルさん達に攻撃して回復の隙を与えぬように指示を出したとなれば
「皆、カリュブディスを攻撃してどんな方法でも良いから奴の体を削り取ってやれ!」
「「「「「おおおおお!!」」」」」
テンペストと逢魔王国、そしてドワルゴンの援軍も合わせて戦力は十分以上あとは総攻撃でおしまい
だったんだけどなぁ
何時間経ってもカリュブディスは倒しきれない、元々魔法攻撃が弱体化する以上は三人娘の本気魔法も効きづらいだろうと判断して物理攻撃に徹しているのもあるだろうが
「3割くらいか?」
「アレだけ攻撃して3割か…どうします?一時撤退して仕切り直します?」
「そうだなぁ…それもあ「み……」ん?」
「へ?」
2人が目線をカリュブディスに向けると
「おのれ……み……みり……むめぇ!」
「え?カリュブディスって知性がないんじゃ」
「ミリム?大賢者解析鑑定」
『解 カリュブディスの中にある依代から強い怒りの感情を感知しました』
『ハル君!今、カリュブディスの依代の位置がわかったよ!』
「さっすが束だ、よしそこを攻撃して「待ったハルト」え?」
「今分かったんだが、こいつミリムに用があったみたいなんだ」
「……………ん?俺達じゃなくて?」
「いや気持ちはわかる、俺も同じだ」
と言う訳でミリムに話を通すと依代はこの間のフォビオらしい…そりゃ恨むか
「悪いなミリム、お前の客なのに邪魔して」
「気にするななのだ!」
「取り敢えずフォビオはどうします?」
「なぁミリム殺さないでやってくれるか?魔王カリオンの部下なんだろ…できれば助けてやりたいなって」
「わははは!任せるのだここで学んだ手加減を見せてやるのだ!」
「総員退避!!」
三国の軍隊を下がらせてミリムとカリュブディスのタイマン勝負なのだが、それは強者と弱者が明確に分かれた戦いであったミリムは鱗攻撃を不思議な力で無効化し、そして
「これが手加減と言うものだぁ!!」
三人娘の比ではない位の一撃でカリュブディスを倒したのである
「手加減って何だろうなぁ」
強者故に手加減のハードルが弱者には高く見えるのか……オーマジオウも俺や若い日のソウゴさん相手に手加減してくれたんだろうなぁ…
「あぁ…あ!いた!」
リムルさんがフォビオを見つけたまでは良かったが
「マズイな」
「え?」
「このままだとカリュブディスがすぐに復活する」
「どうするのだ?」
「ここで手術する大賢者、お前は能力の制御に回れ手術は俺がやる」
「時間がネックなら俺が止めましょうか?」
「あのなぁ今、そんな冗談に付き合ってる暇は「ポーズ」……え?」
「どうですか?」
最近アナザークロノスが来てくれたお陰で俺もポーズが使えるようになったのだ…まぁ悪用はしないよう決めてるし、今回は人助けだしと思う
周囲が無音となり周りの風景も停止したとなれば大賢者も解析する
『告 フォビオ含め世界全ての時間が停止しております』
「え……ええええええ!!」
「大丈夫です、こうして俺が触れている間ならリムルさんも停止する事はありませんから」
どんなことも応用であると頷いていると
「そ、そうか!なら頼むぞ!」
「はい」
そして手術は成功、カリュブディスの核はリムルさんが取り込み解析鑑定するとの事
「ふぅ…よし解除してくれ」
「了解、リスタート!」
すると世界は再び動き始めたのであった
「ミリムもだけどお前も大概だな」
「いやぁリムルさん程じゃないですよ、それにこれは皆の力ですから俺の力じゃないんで」
アナザーライダー皆の力であり、俺の力ではない…俺なんか
「ただ料理が得意な普通の青年ですよ」
爽やかに笑ってみるが
「話は後にしてと」
「スルーしないで!」
そう言うとリムルさんは回復薬をフォビオにかけて質問タイムだ。と言っても俺はリムルさんの依頼でカリュブディスの迎撃をしただけなので別に背後関係は興味がない…それよりも今は
「ねーねー、ボクが一番綺麗に仕留めたと思わない?」
「私だな、見てくれ骨だけを砕いたのだヴィオレのように血を出してはないぞ」
「それならば私ですね、ご覧下さい血どころか骨もそのままですわ」
「スゲェな皆…本当ありがとう、その前に血抜きや鱗取りだな…ヴィオレのは血抜きしてるから直ぐにでも今日の宴会に……つかウォズはいつの間にギンガの力に目覚めたのさ?」
ハルトはウォズに目線を向けると
「はっ、それには血も滲むような特訓の日々がありました」
「特訓か凄いなそれは……アナザーファイナリーの力は強大だから気をつけてくれよ」
「はい当然です」
「それと3人にはどんな力があるか後で話しておくね……ん?」
目線を向けるとリムルさんがガタイの良いお兄さんと話している
「アレは」
「魔王カリオンですわね」
「あぁ、あのフォビオの…って何しに来たの?」
ハルトが首を傾げていると向こうも俺に気づいたようで
「よぉ、アンタか浮島の王様ってのは」
「えぇ、ハルト…逢魔王国の王だ」
「へぇ…オークロードと戦ってデカい奴か?」
「それは俺の仲間だ、あの戦場では別の奴と戦ってたよ」
「そうかい…まぁあのデカい奴を従えてるなら強いんだろうな」
「この世界基準なら弱い方だよ」
「ははは、そんな訳ないだろう…それより悪かったな部下が暴走しちまったようで迷惑かけた」
「え?いやぁ別に俺の所には被害はなかった訳で…むしろ良い機会だったというか」
「そうか礼を言う、この件は貸しにする何かあったら俺を頼ってくれ」
「なら俺達の国と不可侵条約を結べないかな?」
「リムルもだが変わってるな、良いだろう獣王国ユーラザニア、獣王カリオンの名においてお前達には刃は向けないと誓おう」
「ありがとう」
「では後日、お前の所にも使いを送るとしよう、またなリムル、ハルト」
そう言うとカリオンはフォビオを担いで転移していった
「取り敢えずひと段落だな外交は後にして今は…」
「だな」
「「宴会だ!」」
この夜、テンペストとオーマ合同宴会が催される事となった