無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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開戦間際と動乱前

 

どうも先日色んな事があったハルトです。今日の話は

 

「まったくこれだから辺境の田舎者は…」

 

目の前の命知らずを相手している所から始めようか

 

事の発端はリムルさんがイングラシアに向かってから数日後の事

 

 

執務室

 

「ファルムス王国?」

 

聞いたことあるなぁの認知なのだが

 

「えぇ貿易の交易路を使って利益を上げてる大国ですわ」

 

ブランの説明に首肯したハルトは彼女達から教わった記憶を探り思い出す

 

「あの国ね…けど離れた所にあるんじゃ…って何でその名前が出てくるの?」

 

前会った時にガゼル王が好かんと言ってた国である…根腐れしているのかな?

 

「はい、その先触れが参りまして使者がくるから丁重に持て成せと」

 

「何の使者さ」

 

「聞いた話ですと貿易についてですわね」

 

「うーん…けどドワルゴン、テンペスト、ブルムンド、ユーラザニアの貿易で物流は賄えてる…つか予想外に塩とか売れてるし」

 

主に輸出しているのは塩やお酒、後は一部異世界の娯楽品だろうか 某キューブだったりパズルなど当たり障りのない範囲で輸出している……そこ!異世界転売とか言わない!

 

あの世界の経済循環に協力し俺は異世界で売り、それで利益を出すウィンウィンの関係だ

勿論、逢魔王国の制作の酒類や家具などの調度品も売れていたりするからセーフ!

 

『けっ、国家ぐるみで転売事業しといて何言ってヤガル…』

 

ー皆〜アナザーWがジープ…いやこの間の失恋ネタで弄ったからアナザートライドロンやサイドバッシャーと鬼ごっこしたいってー

 

『おいコラ待て!あの時の事は謝っただろう!!つーかライダーマシンと鬼ごっことか正気かオイ!』

 

ーははは〜さぁ、お前の罪を数えろー

 

『ちょっ!それ俺のセリフ!!おいアナザーディケイド!辞めさせろ!』

 

『すまんな相棒の頼みとあれば断れんなぁアナザードライブ』

 

『あぁ最近走らせてなかったからな…丁度よいか』

 

『俺の味方はいないのかチクショウ!!』

 

その言葉ヨーイドンだったのかアナザートライドロンやサイドバッシャー 、果てにはアナザーデンライナーなどのライダーマシンとアナザーWの鬼ごっこが始まったのであった

 

アナザーWの仕置きはこんな感じで良いのだが

 

嬉しい話だとは思うが逢魔王国は世界唯一の移動国家である…まぁ見方によれば大型の商船とも見れるか、だからこそ俺としては遠い東にある帝国との貿易を考えているんだけどなぁ

 

「西方の貿易はこれ以上広くする気はないんだよ、教会の人達は面倒くさかったし」

 

それは健康して直ぐにきた宣教師さんを思い出してゲンナリする

 

ルミナス教、この世界に存在する魔物は倒すべき悪と教義にある宗教でテンペストから少し離れた場所に聖地がある、遠方からありがとうと感謝し皆と相談して無礼じゃない範囲で物品を持たせて帰らせた…願いは布教させてくれだったんだけど

 

俺の理想の国は多種族人種の共存共栄が国是である為、魔物や魔人の皆を差別したり内乱の発生する温床になりそうな宗教はごめん被りたい つーかライダー世界の怪人呼ぶとかしてるしな

 

そもそも俺は人間だけの繁栄なんざ望んじゃいない手を取れるなら沢山の手を取りたい

 

「それはあの人の夢だからな…沢山の人に届く手って言うのは…」

 

少しでも届くといいなと笑うと

 

「けど俺の師匠は神…鎧武教を国教にするのはありでは?皆が誰かの為に手を取り合い変わることが出来る…それが変身…ふっ…ねぇ仮面ライダー鎧武を聖典にする?」

 

「ハルト様がお望みでしたら直ぐにでも」

 

「いや冗談、忘れて…そんな事は師匠は絶対に望まないだろうから」

 

と話していると

 

『何故ダァ、ハルトォ…此処は私ぃ…檀黎斗神教にすべきだぁ!!』

 

アナザーオーズ…お前王じゃなかったっけ?

 

『そんな事は瑣末だあ…この神の才能にぃ…不可能はなぁーい!』

 

だろうな常人にお前を理解するのは難しいよと宥めたハルトは溜息を吐くと

 

「まぁ話を聞くだけ聞くか…取り敢えず幹部連中集めれるだけ集めといて」

 

「はっ!」

 

「あと念の為、長官も呼んどいて」

 

あの人が必要かも知れないから

 

「え?…えぇかしこまりましたわ」

 

ブランが退室したのを見て

 

「さぁーて、出番だぞお前たち」

 

『STAG』『SPIDER』『BAT』

 

「後はアカネタカやルリオオカミ…それと」

 

『ガルーダ』『ユニコーン』『クラーケン』

 

『ゴーレム』『ケルベロス』

 

プラモンスターも呼んで諜報員の炙り出しや録画録音もばっちり

 

「大国の使者が来るとか碌でもない前触れだからな対策はしっかりしておこう…」

 

用心に越したことはないな

 

 

 

玉座の間

 

本来はいらないと言ったのだが来客用とウォズ達が言って止まらずに作った部屋だ…見ただけで贅を尽くした内装には異世界からの職人と現地の職人の技術が見事な融合を果たしている

 

その椅子にふてぶてしく座るハルトは頬杖をついて来客を待った

 

 

「遅えな…もう着いてるんだよな?」

 

「えぇ、その筈ですが…」

 

そう話していると

 

「まったく…おい貴様がこの島の王か冴えない風体だな」

 

端的に言えば醜い中年太りのハゲたオッさんだ…何というか、こう言う漫画やアニメだと悪い見本みたいな人で

 

「三下な感じが凄いな」

 

直ぐに死にそうな感じと思い笑っていると

 

「「「「…………」」」」

 

皆笑いを堪えるのに必死だが命知らずは顔を赤くして

 

「さ、三下だと!我は誇り高いファルムス王国の使者であるぞ!」

 

「おっと失礼した君の態度に合わせただけなんだ、それで要件を言え俺は忙しい」

 

相手に合わせて態度を変える、王としては良くないかも知れないがこの使者の態度でファルムス王国への興味が失せ時間の無駄となるからさっさと終わらせよう

 

「まったくこれだから田舎の成り上がり者が」

 

「さっさと話せ」

 

「ちっ、まぁ良い王の言葉を伝えるぞ」

 

そこから使者の書状の内容を聞いて眉を顰めた

 

まぁ内容は通商条約締結の提案だが条文が酷い、

 

国の空を飛ぶのに税金払えだの貿易に余りの滞在費を払えだの逢魔には関税自主権がないだの…しかもそれに加えてファルムスの大使館の者を内部に入れろとかバカだろ、極めつけは

 

「逢魔王国はファルムスの戦時に必ず国を上げて協力すべし、だ返事はハイだろう?貴様のような小国が大国であるファルムスと友誼を結べるのだ安くはないだろう」

 

何で話が通ると思ってるんだ?属国勧告だよな?そんなの

 

「下らん、そんな不平等条約の締結など結ぶと思うか?」

 

「おやおやそんな態度で宜しいのですかな?近くファルムス王国軍が西方聖教会の名の元隣国テンペストに侵攻する用意をしております。その時に流れ弾を浴びたくないでしょう?」

 

ようはテンペストに攻め込む時に便乗して攻めると言うことか…後でベニマルさん達に伝えよう、ファルムス王国軍が攻め込んでくる守りを固めるべしと

 

「ジュラ・テンペスト連邦国と我等、逢魔王国は隣国で国交と友誼を結んでいる、かの連邦国総統リムル・テンペスト殿とは私的にも友人だ…個人的には刎頸の友と思っているよそんな彼の国を攻めるというのならば我等逢魔王国はテンペストの味方としてファルムスと戦う所存だ」

 

リムルさんに背後は任せたと頼まれたならば全力で答えるまでだ、あの優しい王様からは俺もまだまだ学ぶことが多い、それ以前に

 

「礼節を尽くす連邦と無礼に属国勧告をする王国…どちらの味方になるかなど言うまでもないだろ?猿でもわかることだ」

 

丁度良い、ファルムスの皆には悪いが家の連中のガス抜きに付き合って貰おう戦いが生き甲斐の連中もいるからな

 

「あ、あんな汚らわしい魔物の群れが国家と名乗るなど恥を知れば良い!」

 

「はぁ……」

 

ハルトは完全に興味が失せたと言う顔をしていたが使者の目線は周りにいたブランや千冬達を下卑た目で見ており

 

「貴様は小国の蛮族だが調度品や女の趣味は良いようだな…どうだお前達、こんな暗愚な蛮族よりも大国であるファルムス、それもその大臣の側近である我の妾にしてやっても良いぞ?」

 

「は?」

 

その一言で今まで堪えていた連中がキレた、と言うより今までよく我慢してたと思う我が家の暴走列車が発進してしまった

 

「あ…ジョーヌ、ちょい待…」

 

「くたばれ!!」

 

「ぶりゅぎゅわああああ!」

 

ハルトが静止する前にジョーヌの拳が使者の顔面を捉えて壁にめり込ませた

 

「こ……こふゅ……」

 

「黙っていれば我が君が暗愚だと笑わせるな礼儀知らずは何方だ!この人間風情が!!」

 

逆鱗に触れたので常人なら発狂するような覇気に当てられガクブルの使者だが、もう遅いな悪魔の逆鱗に触れてしまったのだから

 

「やっちまったな…ジョーヌ」

 

「わ、我が君すまない!」

 

「いや良くやったよありがとうなジョーヌ、俺だと殺しかねないからさ」

 

実際、アナザージオウになりかけたし

 

「う、うむ…この位造作でもないさ!」

 

「しかもよく我慢したじゃないか前までなら核撃魔法を打ってたもんな成長だよ」

 

殴ったのはダメだけど褒めるところはキチンと褒めないとな成長は嬉しい事だ

 

「わ、我が君を侮辱するなど許せんだけだ」

 

「だね、アレだけ言われてボク達も何もしない訳には行かないよね…よっと」

 

ヴィオレは使者の頭を鷲掴んで持ち上げるとそのまま投げ飛ばして定位置に戻した

 

「き、きしゃまら!ファルムスの使者である我に手を出してタダで済むとでも思っているのか!」

 

大国の権威を傘に来て偉そうな態度を取る、その権威が最後の砦みたいな感じだけど

 

「と喚いてますが?どうされます?」

 

「ただの猿叫だろ?ファルムスの猿は騒がしいなブラン」

 

「ふふふ…そうですわね権威を傘に着るしか芸の無い身の程を知りなさい」

 

興味ないと断言したハルトは笑みを浮かべたままだがブランはまるで屠殺所の豚を見るように事務的な顔で見下しているのを理解したのか顔面蒼白である

 

「な、なんだ…と……何言って…」

 

「猿語はわからんが…大国だろうが小国だろうが俺の…俺達の居場所や特別に手を出すなら敵だ例外はなく…こんな品位のない使者を出す段階でファルムスの質や此方を見る目など分かるからな」

 

我ながら悪い顔をしているのだろうと自嘲するが外国の特使なら人を選べと

 

「これは引鉄だ、お前が引いたなら末路も受け取れ…治癒はしてやる凄い不本意だ使者を殺すのは本意ではない」

 

ハルトは取り敢えず回復させた使者を蹴飛ばして馬車に送り返すと

 

「さっさと帰れやボケ」

 

「き、きさまら!覚えてろ!!貴様等の蛮行を国王に報告してやるからな!!」

 

「二度と来るなウォズ、塩撒け塩!!!」

 

「やめましょう我が魔王、塩が勿体無い」

 

「岩塩投擲用意だ!」

 

「話を聞きましょう」

 

「大丈夫、きっとこの岩塩なら幽霊にも物理ダメージ入るから!」

 

『何!そんな効果があるのか…岩塩怖い!」

 

『落ち着けアナザーゴースト、岩塩にそんな力がある訳ないだろう』

 

 

捨て台詞を吐いて帰っていく使者の馬車を見送った後にブランが不愉快な顔のまま話す

 

 

「汚らわしい、本当にアレがハルト様と同じ人間なんですか?礼儀も何も弁えていませんわ」

 

「前にも話したか忘れたけどさ、あれは猿だって…後さ面白い事を言ってたね覚えてろって」

 

ハルトは両手を叩く

 

「無事に生きて帰れたら覚えといてやるよ、この国では何もしないけどジュラの大森林は範囲外だよね?」

 

夕闇に隠れて現れた影がいたブランが警戒するがハルトは手で静止する

 

『何のようだ』

 

その言語はこの世界においてハルトと門矢士、海東大樹しか話せない言葉である

 

『今逃げ帰った人間と護衛だけど食べて良いぞ出来れば凄惨な感じにして、死体は残しといて見せしめに使うから』

 

『いいのか?』

 

『あぁ、ただ確実に恐怖や絶望を教えて殺せ生かして故郷の土を踏ませるなよゴオマ』

 

『良いぜ、アンタには整理から助けて貰ったからな命令を聞いてやる』

 

『ありがと、死体の処理はコッチでやっておくから遠慮なく血を吸っても良いぞ…ミイラにしてやれ』

 

『ふん!あのリントは不味そうだが…仕方がないな』

 

そう言うとハルトの影に潜んでいた蝙蝠型のグロンギ ズ・ゴオマ・グは翼を翻して飛翔するのを見送ると

 

「あれは…」

 

「俺がスカウトした怪人だよ…夜目が効く奴でね」

 

「お言葉ですが我等の手勢にお任せ頂ければ確実ですわ、あのような怪人になど…」

 

「ブラン達の仲間は皆優秀だって知ってるよだからこその俺達の切り札だ、もし魔力で誰か分かる技術とかあって犯人が俺達ってバレたら危険でしょ?だから分析出来ない異世界の怪人に頼むんだ…まぁ呼んだ以上は彼等のガス抜きもしてあげないとね」

 

戦闘種族だから平和は退屈だろうし

 

「流石の慧眼ですわハルト様」

 

「よしてよ俺はただ臆病なだけ…だから敵は根まで叩かないと落ち着かないんだよ、あ!ゴオマ気をつけていってらっしゃい〜…さて…話聞いてたろ長官?」

 

ハルトは笑顔で後ろを向くとカメレオンデッドマンが立っており

 

「えぇ私があの使者になりきれば良いのですね」

 

「頼むな命令は一つ、ファルムス王国を内側から潰せ詳細の指示は念話で伝えるから…後は逐次報告するように」

 

「はっ!お任せを私は戦闘より元々コチラの方が得意ですので」

 

「期待してるぞ」

 

「はっ!」

 

そう言うとカメレオンデッドマンは使者に変身して歩き出したのであった

 

「以外と怖いのですね」

 

「流石にいつもはしないよ…ま、何事にも例外はあるから」

 

綺麗事だけで世界は回らない、だから現実にしたいと言う 

 

「さてさて…戦闘になるなら彼の物語を書くとしますかね…戦力アップは必須だからな」

 

ハルトは笑顔で、とあるアルターライドブックを持って自室に向かうのであったタイトルは

 

【カリュブディス】

 

この世界でも強者と呼ばれる渦潮の化け物の名を冠したメギドの物語である。

 

「祝え、俺の新しい友達の誕生を…ってウォズじゃないから上手いの祝詞が浮かばないからゴメンね…あ、ベニマルさんに話通しとかないと」

 

そう思うとハルトはテンペストに転移してベニマルさん達に襲撃者の軍団が来る警備や警戒をするように伝えたのであった

 

その夜、無礼な使者の一団は暗い森の中でゴオマに襲われ翌朝に残ったのは血を吸われ乾涸びた死体のみであった、その検分された死体を調べたものは新しい魔物の襲撃により帰還途中の事故として処理される

 

しかし使者本人は奇跡的に助かりファルムス王国に帰還し上記の証言をしたと言う

 

 

「逢魔王国は使者の一団を礼節持って接したと故に遊戯を結ぶ事も前向きに検討している」

 

 

と、それを聞いたファルムス王国の王は嬉々としてテンペストと逢魔王国に進軍する、しかも両国共に防御体制を整えてる上で

 

それがファルムス王国の運命を決めたと知らないで

 

使者も既に死に、成りすましをされている事を目の前の者は偽者で本物は既に死体になっている事も

 

 

その真実を知るのは

 

 

 

「ふんふーん…」

 

 

 

部屋でカリュブディスの物語を執筆しているハルト一人である

 

 

「歴史は俺達が書き替える少しでも良い方向にね」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

無礼者を謀殺してからハルトは逢魔王国の軍事面の整理を行った

 

本来ならテンペストと合同軍事演習を行いたいが総統であるリムルさんが不在な上である以上はテンペストに声をかける訳にもいかないと思い遠慮する事にした

 

「森全域に近い範囲をディスクアニマルやカンドロイドで見張ってるから何かしらあればすぐに伝わるな」

 

一応、コチラもアナザーウォッチでダスタートや眼魔コマンド、戦闘員達の軍を用意はしているこの世界の敵の強さはわからないが物量でごり押すとする

 

「なぁファルムス王国があの三下使者を派遣する理由って」

 

『ワザと殺させて大義名分にするつもりだろうな』

 

「だけど死なずに出国した」

 

『まぁ中身は違うがな…だが』

 

「別の理由で侵略行為に走るって事?」

 

『テンペストを攻め込んで此方を挑発するのかもしれんな、まぁ狙いは分からんが…』

 

ー流石アナザーディケイド、策士目線だなー

 

『ふん、この程度考えれば分かることだ』

 

「だな、本当に頼りになるよ」

 

ハルトは真面目な顔で考えてみる、ファルムスは貿易で潤う大国だ…その国が俺達の国やテンペストを狙う理由を考えると一つの可能性に当たった

 

「あ…もしかして交易路の為?」

 

ガゼル王の言葉を思い出す、テンペストや逢魔王国と盟約を結んだのは新しい交易路や貿易の中心になるからだ…つまり

 

「ファルムス王国からすると自分達の交易路が使われなくなってしまうと国の運営に関わる…だから今のうちに潰すって算段か?」

 

『筋は通るが確証がないな』

 

「アナザーW」

 

『はいよ〜』

 

「検索出来るか?テンペストと逢魔の交易路によって受けるファルムスの経済損失について」

 

『任せろ……うわぁ…こりゃ酷いな』

 

「どのくらい?」

 

『何年かしたら国が干上がる位だ、元々交易の関税とかで荒稼ぎしてるのに街道の整備とかしてないから周りのウケが良くねぇと来た、そこに』

 

「安全かつ早く動けるテンペストの交易路が出来ると邪魔って訳だ……ん?じゃあ何で俺達の国にちょっかいかけて来たんだ?」

 

商売敵となるテンペストを狙うのは分かるが逢魔とは別に争う理由なんてないだろう?

 

そう考えていると背後から現れたのは束であった

 

「それは多分あの世界でISが兵器扱いされてるのと同じだと思うなぁ〜」

 

「どういう事?」

 

「あのねハル君、フロンティアは言うならば大型の飛行船なんだよ、しかも船で自給自足出来るくらいに」

 

「そうだな」

 

「ISもだけど基本的に制空権を持つ方が有利なんだよ、だからね乗っ取れば永久的に戦力や基地として利用出来るんだよ」

 

「フロンティアを掌握して世界征服でもしましょうてか?バカなのかよ…」

 

「そこまでは行かないけど国で考えると防衛とかが大変だからじゃないかな?いつでも侵略戦争可能な空中要塞とか悪夢だよね多分」

 

まぁ確かに飛行機の概念がない世界である以上、国防の事も考えると常に侵略戦争の危険性があるけど

 

「ようは逢魔王国を侵略する方にもメリットがある訳だ」

 

使者の奴、何処が流れ弾が来るかもだよガッツリ領土狙ってるじゃないか……やれやれ仕方ない

 

「だからって仕掛けるか?」

 

「仕掛けるよ私とハル君は知ってるでしょ?人間の醜さ強欲さを」

 

白騎士事件で味わったよな…人の強欲さ浅はかさを、けど

 

「だね…ありがとう束」

 

「いやいや〜そんな事あるかな!」

 

「いや謙遜しろよ」

 

同時に束のように純粋な人もいると知っているから捨てたものではないのかな

 

ーーーーーーーーーーーー

 

その夜

 

「なるほど、それで俺達に別世界に行けと」

 

「はい、避難してくれると助かります」

 

俺は士さんをお呼びして話を聞いてもらった近く大きな戦争になるので別世界に移動して欲しいと

 

「断る、俺達の旅だ行く先は俺が決める…違うか?」

 

「そう言うと思いました…だけど俺の所為で憧れのヒーロー達に迷惑をかけたくないんです!」

 

「俺の迷惑はお前が災厄の魔王になる事なんだけどな」

 

「え?それってどういう…」

 

「まぁ良い…お前もライダーだ、アナザーだけどな同じディケイド同士これで語るとしよう」

 

『KAMENRIDE DECADE!』

 

そう言うと士さんがネオディケイドに変身するのを見て

 

「ですね…では参ります!」

 

『ディケイド』

 

ハルトはアナザーディケイドになりディケイドと互いに拳をぶつけ合ったのである

 

 

 

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