テンペスト、逢魔動乱
結論から言おう、テンペストと逢魔王国はファルムス王国と西方聖教会に襲撃された
対魔法の結界アンチマジックエリアにより魔法の使用が満足に出来なかった上にファルムス王国と西方聖教会の連合軍と異世界人3人投入し街を襲撃そして
テンペスト、逢魔に犠牲者が出るほど甚大な被害となった
首都リムル
「すまないハルト…私がいながら……っ!」
包帯を全身に巻いた千冬が涙ながらに謝る
彼女はテンペストが襲われた日、ハクロウと共に異世界人との侵略行為に立ち向かったが返り討ちにあい重傷を負ってしまったのだ
アンチマジックエリアの影響で錫音は回復薬に束や俺達をメインで体制をとっていたが…向こうの戦力が予想外だった…
「千冬が無事ならそれで良い……それに死んだ奴もアナザージオウⅡの力で元に…」
とアナザーウォッチで時間を戻そうとするが戻らない
「な、何で……何で何だよ!死んだ士さんだって生き返ったじゃないか!!死者蘇生だってアナザーライダーなら可能なんだそれなのに!!」
何で何で何で何で何で何で何で!!
動揺するハルトにアナザーWが冷静に話す
『この世界の魔物は死ねば魔素ってものに帰るんだ時間を戻しても帰るものじゃねぇ』
「何だよそれ…ふざけんな!俺達を慕う仲間一人助けられないで何が王だよ!!」
「ハル君…」
「知ってたのに…対策したのに届かないって…」
『それがお前の傲慢さだ、全部を救える等と本気で思っていたのか?』
「あぁ思ってたよ、もう二度と無くさない…その為に頑張ったのに!!」
ずっと昔から奪われてばかりだった周りの人がするような当たり前の日常をハルカに奪われ続けて…漸く幸せになれると思ったのに…
『戦争での生き死には当たり前だぞ』
「知ってるよ……ならこれからは俺だけが戦えばいい…それこそ最強の魔王にでもなれば守れるだろ?」
アナザーウォッチに金色の輝きが帯び始めていた時に一人の男がトイカメラでハルトを撮影した
「随分と酷い顔だな、それがお前の結論か?影の魔王」
「っ!士さん?」
声をかけられるとアナザーウォッチの輝きが消えた
「人は1人では生きられない、だから一緒にいて共に戦うんだ…これはお前だけの所為じゃない抱え込むな」
「それでこの醜態ですよ、仲間が傷つくなら俺だけが戦えばいい最強の魔王として」
「違う互いに影響しあうからこそ見える景色がある…お前はアナザーオーマジオウになった常葉ハルトと違う未来を歩める、それなのに全部諦めるのか?」
「っ……」
「もし助かる方法が他にあるなら考えろ、1人だけで無理なら皆で考えろ!一緒に歩んでくれるのが仲間って奴だ」
「士さん……やはり貴方は…」
「何だ忘れたか?俺は通りすがりの仮面ライダーだしっかりと覚えておけ」
「ははっ、忘れる訳ないじゃないですか…ありがとうございます」
深々と頭を下げたハルトに士は
「礼を言われる事をした覚えはないがな」
「いや必ず何かしらの形でお礼はさせて貰います……よしアナザーW、検索だ死者蘇生の方法をこの世界の全てを使って洗い出せ!必要なものがあれば言え!今すぐ揃える!」
両手で頬を叩いて喝を入れる
『ガッテン!』
「ウォズは俺についてこい、ブラン留守は任せる」
「はっ!」
「お任せを」
「うし、じゃあリムルさんに相談だ」
『テレポート』
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その場所は何より空気が重かった
「酷いなコレ」
国防策もありある程度、上空にあった逢魔と違い街道から奇襲されたテンペストの被害は逢魔より大きかった
「あ、リムルさ……ん……」
目当ての人物を見つけたが放たれる圧力に思わず沈黙せざるを得ない始めてだリムルさんがあんなに怒ってるなんて
「ん?ハルト…すまなかったな情報送ってくれたんだろ?それなのにお前の所から預かってた奴にも犠牲者が…」
「いえ知っていたのに情報収集と対策が甘かった俺の所為です」
というよりアナザージオウⅡの力を過信したのが悪かったのだ…
「なぁ「戻せないですよ試しましたから」そうか…」
言うと思った事を先回りして言う、アナザージオウⅡの懐古は使えないと知り凹むリムルさんに俺は方針を話す
「俺はファルムス王国と西方聖教会に宣戦布告します、ここまでされて黙ってられませんよ森にいる連中を全滅させたらフロンティアを動かして向こうの本土まで進撃してそれまでの場所は全て焦土にしますけどリムルさんはどうしますか?」
王国は浮遊する移動国家だ、それはファルムスが狙っての通りの国であり攻撃基地となるのだ故にお望み通り直接本土決戦に持ち込ませてやる、カメレオンデットマンの内通情報を確認しないとな
「………………………なぁハルト」
「何ですか?」
「死人が生き返るなんて話があったら信じるか?」
人が聞けば世迷言と言うだろうがハルトは
「信じます僅かにでも可能性があるなら、俺の信じるヒーロー達なら絶対に諦めません」
「それが多くの人間を手にかけたとしてもか?」
「迷う意味あります?自分が大切な誰かと知らない誰かを天秤にかけた時、どっちに傾くかなんて決まってますよ」
俺の手は血で汚れきっているから今更だし
「そうだな……ハルトお前達の力を貸してくれ」
「当然ですよ、リムルさん全力で協力します」
互いの大事なものを取り戻す為に手を取るのであった
そして作戦はこうだ、まずテンペストと逢魔の四方に展開する魔物の弱体化を促す結界発生装置を破壊する、そしてその後テンペストと逢魔に代用の結界を貼る
テンペストはシュナさんとミュウランさん
俺は初対面であったが何と彼女は魔王クレイマンの元部下という人らしく今回の件の片棒を担いでいたらしい、本来なら俺は彼女を糾弾する立場なのだろうが状況も状況だからな
んで逢魔の方の結界は錫音が展開、束が錫音の魔法を維持する装置で持続させる何故このような真似が可能かと言うのはソーサラー…というよりウィザードライバー系列の成り立ちからだろう
製作者の笛木は科学の力で指輪の魔法を製作している勿論魔法の部分も多分にあるが指輪の魔法には科学的根拠があると束は考え錫音と分析し一部ながら解析に成功しているが欠点があり束がデューク・ドラゴンエナジーアームズに変身した状態での演算処理がないと装置の維持が困難なのである千冬は護衛に残している
そして破壊後はリムルさんがファルムス王国軍を1人で殲滅する、流石にそれには待ったをかけたが何でも魔王化するにあたり必要な儀式なんだとか そして仲間達の蘇生をすると
「んじゃ俺達の役割は復活するまでリムルさん達の護衛ですね〜」
「ファルムスの別働隊がいる可能性もありますから用心すべし」
「ネオタイムジャッカーの動向もありえますね」
「戦力が分散する以上仕掛けてきますクジョーならやりかねません」
「わかった……よし、ジョウゲンとカゲンはテンペストをフィーニスとウォズは逢魔を頼む」
ネオタイムジャッカーの備えは残しておこう
「私達は?」
「ブランは逢魔、ヴィオレはテンペストの護衛にジョーヌは俺についてこい暴れたいだろ?」
「おぉ!わかってるではないか我が君!」
「えぇ…いいな〜」
「そうですわね」
「ファルムス王国との戦端を開いたのは俺達2人だからな任せとけよその…2人には俺の大事な場所を守ってほしいんだ、頼むよ」
「むぅ…しょうがないね次はもっと暴れたいな」
「残念だな、お前達は留守番だ頑張れよ」
「は?」「は?」
「煽るなジョーヌ…わかったよ近々思い切り暴れる場所を用意する派手に暴れて良いぞ」
「約束だよ!」
「分かったって」
「私も宜しいですか?」
「勿論クレイマンへの報復戦も視野に入れてるから安心してよ」
誰の国に手を出した身をもって教えてやると意気込むハルトであった
そして雪辱戦の火蓋が切って落とされた
東西南北の魔力阻害装置はベニマル、ソウエイ、ハクロウ、ガビル、ゲルド、ゴブタ、リグル達が破壊、攻撃してきた異世界人は全滅したのは言うまでもない
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その頃ハルトはと言うと、逢魔王国からブルムンドに向かう中間地点の場所でジョーヌを伴って待機していた、あまりに暇なのでアナザーライダーの能力や詳細を話していたがネタ切れになりそうだった
「暇だな我が君、これなら2人と変わって貰った方がよかった」
「そう言うなって…ほら来たよ」
「ん?おぉ」
とジョーヌの視線の先には大軍が軍靴を鳴らして行進している姿であった
「なるほどコレを待っていたのか!」
数はざっと一万くらいか…だけどファルムス王国軍ではない
「そ、万一リムルさんが進化するのに魂が足りなかった用に貰っとこうと思ってさぁ、いやぁネオタイムジャッカーには感謝だよ…態々生贄を拵えてくれてさぁ」
そんな事はないだろう俺を殺す為に一万の兵士を用意したって事か…この世界にある支部の兵力なら恐れ入ったよ、まだ敵なら殲滅するだけだがな
「やっぱり国を荒らされて対応をテンペストに全部任せるのは面子にも関わるし殲滅は決定だけど……ん?誰かいるの?」
気配を感じたので話してみるとジョーヌは頷き
「あぁ共周りを連れてきたのだ、おい出てきて挨拶しろ」
ハルトが呟くと、ジョーヌの影から2人の上位悪魔が現れた1人は納刀している男性型、1人はギャルぽい女性型である
「お初にお目にかかりますハルト様」
「宜しくねぇ〜ハルトちゃん!」
「おい失礼だぞ!」
「いいじゃん!ね!?」
何だろう、初対面の頃のジョウゲンとカゲンを思い出すなこの2人は
「気にしてないよそれに敬称もいらないから砕けた感じで大丈夫」
「………御意」
「やったー!」
「宜しく……はぁ…悪いジョーヌ、連中の対応は任せた指示は一つだけ……生かしてこの森から帰すな」
「我が君?」
「俺に客みたいだから、ちょっと遊んでくるよ」
『ジオウ』
ハルトはアナザージオウとなり森に歩を進めた
「そうか見てもらえんのは残念だが我が君から許しが出たのだ本気で相手してやろう」
「あのジョーヌ様、流石に本気で暴れられたらハルト様も消し飛ぶのでは?」
刀の悪魔は冷静に淡々と説くように話す、彼はジョーヌの気性をよく理解しストッパーとなってくれている実際ジョーヌの本気魔法など撃てばジュラの大森林が消滅する、そんなのハルトは望まないと
「そうだな…うむ我が君が望まぬならば避けるか」
「っ!」
刀の悪魔は驚いた、今までこのような場面は何度かあった基本隣の同僚が煽ってダメにするのに素直に聞き入れただとと顔に出ていたようで
「おい何だその顔は」
「い、いえ…その変わられたと」
「そうだねーいつもなら人間の言うことなんて聞かないのにねー」
「無論だ我が君以外の人間など塵芥に過ぎん滅ぼせと言えば喜んで滅ぼすさ」
この後 正確に言えばとある√において
ジョーヌ、ブラン、ヴィオレの3名は名付けされ進化し
とある世界にある三大陸とそこに住む人間を核撃魔法で鏖殺し更地にした悪魔として名を馳せたと言う未来があったが、そうなるか分岐するかは誰も知らない話
「さて、私は私の頼まれた事をしよう」
そう言うジョーヌの手には大きな魔法陣が浮かび上がったのである
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森の中
「隠れてるなら出てきなよ、知ってるでしょ?ドライアドの目は誤魔化せないって」
そう声を張り上げると視線を別に動かす、まるでそうくるのがわかっているように
「そうでしたね貴方はテンペストと国交がありました…森の監視者の目は誤魔化せませんね」
ハッタリなんだけど釣れた魚は大きいな
「この間ぶりだなクジョー」
「えぇ久しぶりですね」
「あの援軍もお前の「せやああああ!」ちっ!」
質問を出す前に攻撃されたのでアナザーツインギレードで受け止めガラ空きのボディーに蹴りを入れると
「ふぅ…」
「ちっ!」
ポセイドンがディーペストハープーンを杖代わりにして立ち上がり構え直した
「何で俺の攻撃が…」
「あんな大声で叫べばバレる」
「何だとメナス!」
ポセイドンの背後から現れたのはネオアルファ…って事はメナスだな
「まだ死体で遊んでるんだ悪趣味だね」
3対1…ま、数の優位なんて今の俺にはあったなきようなものだけど
「死体を生き返らせようとするのは悪趣味ではないも?死人は起こさずに眠らせるべきですよ」
正論だろうけどな残念と仮面の下で不適に笑いながら話す
「それは無理、俺とリムルさんは見た目よりずっと強欲なのさだから仲間や大事なものは絶対に見捨てねぇんだ」
だから旅の途中でいろんな者を抱えてしまった、まぁ良いんだけどなと背後を見るとリムルさんが光の雨を降らせている…向こうは順調みたいだな、なら俺は俺の仕事をしよう
「強欲…それは捨てる事、選ぶ事を知らずに抱えすぎて身を滅ぼす愚か者ですよ…おや?と言うことはあの錬金術師の事も諦めていないと?」
「当たり前だろ?俺が一回フラれた位で諦めるかよ」
「諦めが悪いと嫌われますよ」
「それは困る〜」
『キバ ゼロワン MIXING』
「なぁ!」
『アナザースラッシュ!』
飛電メタルで生成されたクラスターセルと大量のコウモリが敵を貪らんと襲い掛かるが
「流石は魔王ですね……では此方も正装で挑みましょうか」
そう言うとクジョーが取り出したのは金色のハンコ…金印とでも言うような荘厳さを兼ね備えていた
『あ、アレって!』
アナザーバイスが驚いているが知らんが喰らい尽くせば終わる
クジョーがスイッチを押すと三角形の模様が現れた
『ジュウガ』
同時に展開されたTレックスやマンモスなどの大型生物が攻撃を防ぎアナザージオウにカマキリやコングなどの生物が攻撃をして足止めをしている
「現存するアナザーライダー共を殲滅し新しい平和な世界を作る為に我々はその器と旗頭である貴方を倒す」
そして腰に三角形のバックルが収まるドライバーをつけるとスタンプ…ジュウガバイスタンプを装填した
『レックス・メガロドン・イーグル・マンモス・プテラ・ライオン・ジャッカル・コング・カマキリ・ブラキオ』
クジョーは両手を交差させて十の形にして構えた
「変身!」
『スクランブル!』
アンダースーツを形成し十体の生物エネルギーが粒子となり装甲に流れ込む
『十種の遺伝子!強き志!』
黒の体に金の意匠には親近感を覚えてしまう俺のよく知る究極の戦士 それをメカニカルにしている雰囲気だ
『爆ぜろ!吠えろ!超越せよ!』
その姿はまるで凄まじき戦士と究極の闇のハイブリッド その名は
「仮面ライダージュウガ…」
『GO OVER』
覇気は強い…伊達に一組織の長を務めてはいないとわかる、またライダーシステムも強力なのだろう
「常葉ハルト、お前は世界の害となるもの…今ここでジャッジを下す!」
「俺を裁く?冗談は程々にしなよ、このクウガ擬きがぁ!」
アナザージオウはそのまま接近してジュウガに切り掛かるがツインギレードを鷲掴みされた上に力負けし、逆に腹を蹴られた
「っ!」
「この程度ですか?はぁ!」
思い切り殴り飛ばされてしまった
「がぁ……ならコレでどうよ!」
『W』『ルナ トリガー』
アナザーWに変身し直しルナトリガーにチェンジ、トリガーマグナムを連射する変幻自在の弾丸は森の木を迂回しながらジュウガを狙うが手で弾かれる
「児戯ですね」
「マジかよ……ならこいつだ」
『ドライブ』
アナザードライブとなり高速戦ならどうだ!重加速で動きを止めながらの拳打 これは通るようだが
「ぬん!」
「っ!……ちぃ!」
最小のモーションで効率的なカウンターをくらい吹き飛ばされた
「手品な終わりですかな?」
「はは……舐めんな!」
『ウィザード』『グラビティ』
「押し潰れろ!」
周囲の樹木も巻き添えにする形でジュウガを押し潰しにかかるが
「なんの」
ジュウガは動きは遅いがドライバーにあるスタンプを3回倒した
『パワードゲノムエッジ』
「らぁ!」
「がぁ!!」
コングのエネルギーを込めたパンチは魔法を破り、アナザーウィザード本体に命中し彼は転がるのであった
「あ……く……」
「はは!いい気味ですねぇ」
「…………」
「おや?言い返す気力もありませんかぁ?」
嘲笑ってるようだが
「はぁ………こんなもんか」
ケロッとした感じでアナザーウィザードは立ち上がり体をほぐしていると体のほこりを払う
「何?」
「ジョージ・狩崎のライダーシステム以上の能力を警戒していた俺がバカみたいじゃないか」
「な、なにをいって…」
「いや、最大限の警戒をしてた長の隠し玉がコレって……ないわー」
どれも想定以下、ジュウガは元々ジョージ・狩崎専用のライダーシステムそれを他人が使えばどうなるかなんて決まっている
「アレだけ押されていたのも演技だったと?」
「あ、気づいた〜どうよ!俺の2000の技の一つである演技よ!」
「は、ハッタリだ!その余裕も無理矢理持たせてるだけだろう!」
「そう思うならご自由に…まぁその間にお仲間がどうなるか知らないけど」
「あぁ…あの女性ですか…確かにこの世界基準では化け物級でしょうが我々ネオタイムジャッカーの各支部から精鋭一万を前にすれば恐るに足り……な、なんだアレはぁ!」
ジュウガの目線の先には巨大ブラックホールが現れているよく見れば
「「「「「わあああああ!」」」」」
断末魔をあげながら吸い込まれていく敵兵の姿はさながらユニクロンに取り込まれていく惑星の住人のような悲惨さがある…いや敵だから同情なんてないけど、それを高笑いしながら魔法を行使し楽しんでいるのはジョーヌである
「ははははは!良い気分だ感謝するよ我が君!」
その様子を見たアナザーウィザードは目線を逸らした
「まぁ…楽しそうなら良いか!」
考えるのやーめた…さてと
「あ、ありえない…現地勢力で我々に対抗など…っ!」
「ありえない…なんてのはありえない、だっけか?まぁ圧倒的な強者の前には数なんて意味をなさない…それはよく知ってるだろう?」
オーマジオウがレジスタンスの大軍を片手間で倒していたり、ディケイドのプロローグでクウガからキバまでのライダー軍団を蹂躙するシーンなど幼心にディケイドへの恐怖心があった…今は頼れる先輩なんだがな
「そ……そんなこと!!」
「生憎、今の俺は忙しいんだよ…手品のネタ切れなら…こんなのはどうだい?」
『コネクト』
魔法陣を繋ぎ取り出したのは一冊のアルターブック、それを躊躇いなく開いた
『カリュブディス』
「何!」
「おおおおらぁ!」
ジュウガの背後からカリュブディスメギドが大鉈を振り下ろそうとしたが
「っと!大将同士の果し合いに横槍は無粋だろ?」
「ああああああああ!」
「叫ぶな獣が」
「!!!!!!」
まだ覚醒したばかりで自我の乏しいカリュブディスは本能に任せるままポセイドンとネオアルファと戦闘に移行、目線がカリュブディスに向かうのをチャンスと見たか
「今です!」
『インパルスゲノムエッジ』
ジュウガはスピード系の必殺技を発動、ドライブを超えるスピードで攻撃を敢行防御の構えを取るが
「早いけど俺たちの力には及ばない」
『カブト』
ウィザードの装甲を弾き飛ばしてアナザーカブトに変身する
「クロックアップ」
『CLOCK UP』
同じ高速の世界で激突するジュウガとアナザーカブトであるがカウンターで殴り飛ばしてジュウガと間合いを詰めると
「……おのれええ!」
そのまま感情に任せた速度で突貫するだが
「アナザーキック」
『RIDER KICK』
「はぁ!」
タキオン粒子を帯びたカウンターアナザーキックはジュウガの装甲にダメージを与えて吹き飛ばすがまだ倒れない流石はジョージ・狩崎の最高傑作だ
「ぐ……ぐあああ!」
ボロボロのまま立ち上がる彼は正義のヒーローに見えるのだが
『ジオウ』
「俺にとっては悪役…まぁ」
アナザージオウに変身し直したハルトはアナザーツインギレードにアナザーウォッチを装填する
『ビルド…ハザード』
『セイバー…プリミティブドラゴン』
『MIXING』
「側から見たらどっちがそうなのかは今は知らんがな」
同じく先日覚醒したばかりの暴走アナザーライダーズの力を借りるとしよう
原点の両者共通しているのは目の前のもの全てを破壊するかのような暴力である
「く……覚えておきなさい!」
逃走を図るのは目に見えているので
「逃すかよ」
同時にアナザージオウの背からプリミティブドラゴンのように骨型のエネルギー手がジュウガを拘束し
「オラァ!」
ハザードの力を込めた拳の一撃はジュウガの装甲を削り取り本体に直接ダメージを与えた
「ガアアアアア!」
「まだ変身解除しないか…ならもうちょい俺の腹いせに付き合ってもらおうかぁ!」
今までの鬱憤を込めるが如く握る拳にも力が入るのだが未来予知に従い後ろに下がると青い雨のエネルギー攻撃が降り注ぐ
「おいおいやっぱり来たかトーマ!!」
アナザーリバイブ疾風が現れた
「………逃げますよクジョーさん」
「えぇ感謝しますよ…どうやらドライバーの調整が必要なようです」
抱えて飛んで逃げようとするので丁度良いと思い【王の勅令】を発動するとアナザーリバイブ疾風は体からバチバチと放電して膝をつき変身解除した
「が……く………貴様…何をした!」
「さぁ?ウォッチの不調じゃない?」
種明かしする理由がないからな強いスキルだなと実感するが使い所は選ばねならないな
「そんなはず……」
「悪いけど今日は出し惜しみは無しだ」
『ジオウ ディケイド …MIXING』
現状、もっと相性の良いウォッチの組み合わせによりアナザーツインギレードに嘗てない程の強大なエネルギーがチャージされていく両刃にマゼンタのエネルギーが溜まっていく
「せいやあああ!」
『アナザースラッシュ!』
巨大なエネルギー斬撃が2人を襲うが
「大将!!」
タイムマジーンに乗ってたレックの手を掴むと2人はタイムマジーンに回収されて飛んで逃げていった
「逃げたって事はカリュブディス負けたのか…」
戦闘経験値0の状態だから仕方ないけど…ってやば
「やばっ!斬撃が森を切り裂いてる!!」
不味い!このままだとトレイニーさんに怒られる!…そうだ!
『カリュブディス』
「食べちゃって!」
「うん!」
攻撃線状にカリュブディスを召喚すると持ち前の大口でエネルギーを捕食したのであった
「ご馳走様」
「以外と礼儀正しい!」
この子の成長早すぎる!!と感動していると
「終わったぞ我が君」
「あぁこっちからも見えたよ凄い一撃だったな」
「そうだろうそうだろう!」
ご機嫌なジョーヌ、その隣から刀の悪魔さんが
「ジョーヌ様」
「そうだった我が君着いてきてくれ」
「ん?おう」
変身解除したハルトはそのままジョーヌについていくと、そこは先程の大きなブラックホールで抉られた跡地である残っていだろう死体などはなく
「あれ…魂か?」
何かふわふわしたものが漂っているだけである
「わかるのか?」
「まぁ…な」
アナザーゴーストの力のお陰である、彼の力のお陰で魂など霊的なものに対しての感覚が鋭敏になっているのだから感知出来たのだ
「この魂がどうしたんだ?別に食べても良かったのに」
悪魔は魂を食べると聞いていた、それだけ考えるとかなりのご馳走様だろうにと
「これは我が君に献上しようと思ってな!千冬から聞いたが魂を補食出来る力があるのだろう!」
自慢げに話しているが刀の悪魔さんがウンウンと頷いてるので彼の入れ知恵だろうな…だけど素直に
「ありがとうジョーヌ…それと2人もね」
お礼を言うと精神世界の皆に意見を問う
この魂どうする と
『食べろよ、アナザーゴーストの力が強化されるぜ!』
そうだよなぁ…てか全員の意見がそれだった確かにアナザーゴーストは数十前後の魂を取り込むだけでジオウ・ディケイドアーマーと互角に渡り合えたことを考慮すれば一万の魂を取り入れればどうなるかなど言わずもがな
論ずるまでもなかったか
「取り込むよ」
『ゴースト』
「ふっ……はぁ!」
アナザーゴーストに変身して印を結ぶと同時に一万の魂をアナザーゴーストは取り込んだのだ それと同時に
「ぬああああああああ!」
【種の発芽に必要な養分を確認しました、これより収穫祭(ハーベストフェスティバル)を開始します】
収穫祭って…確か…!
「え?ちょっと待て!それってリムルさん達魔王種を持ってる魔物にしか発動しない無いはずじゃ!」
違和感を解く前にハルトの体を強い睡魔と虚脱感が襲う
「う………あ………」
「我が君!」
慌ててジョーヌに抱き抱えられるハルトは薄れいく意識の中で
「ジョーヌ、取り敢えず逢魔に戻って…それと緊急事態だ……と……」
「我が君!?」
それだけ言って意識を手放した、それと同時に
「ぬああああああ!」
カリュブディスもアルターブックに戻り各地にいたミラーモンスターやグロンギ達、そしてファルムスに潜入していたカメレオンデッドマンも眠りについた幸いなのが目覚める時まで誰も彼の寝床に入らなかった事である
それに加えてアナザーライダー達も眠りについたのだ
ようはハルトが選んで連れてきた者達が一斉に眠り始めたのだ
「どうなっているのだ…」
「ジョーヌ様、今は一刻も早く」
「ハルトちゃん達を連れ帰らないと!」
「そうだな…待っていろ我が君!」
ジョーヌは慌てて浮遊魔法で逢魔に帰還したのであった