ハルトとアナザーライダー達が意識を飛ばしている間、世界の声がこだまする
【確認しました】
【種族 人間から怪人王(デモンロード)への超進化に挑戦…成功しました】
【全ての身体能力、魔力が大幅に上昇しました】
【続けて旧個体で獲得していたスキル、耐性の再取得…成功しました】
【新規固有スキル〈怪人統率(ヒキイルモノ)〉〈魔王覇気〉〈怪人変異〉〈怪人生成〉を取得】
【新規耐性〈状態異常無効〉〈怪人特性無効〉〈精神攻撃耐性〉〈仮面ライダー攻撃耐性〉を獲得…成功しました】
【以上で進化を完了します】
これで終わる筈だったのだが世界の言葉に異を唱えた者がいた
『アナザージオウから世界の意思に請願、種族アナザーライダーの進化を申請』
アナザーライダーで唯一自我を有さずにハルトが変身の為に使っている王の影アナザージオウである 未だ自分本来の力を覚醒させないダメダメな主人ではあるが
ー皆の名誉回復が俺の望みだー
同胞の被害者でありながら彼等を受け入れ絆を紡ぎ力を束ねて名誉回復を目的とする我等が王の為、そして同胞達が原典を超える可能性を得る為に
それが今まで日陰者の王と揶揄された世界と最低最悪、最高最善の魔王への意趣返し
偽者が本物に勝てないと誰が決めたのを言外に示す為に新たな可能性を示した王の力にならん為、沈黙を貫いていた王が世界に訴える
【了 アナザージオウの申請を受理、種族アナザーライダーの進化へ挑戦……失敗しました】
『再度実行』
【失敗しました】
『再度実行』
【失敗しました】
それをどれ程繰り返したのだろう途方もない回数を重ねて
『アナザージオウがユニークスキル 変身者〈カワルモノ〉と収穫祭の祝福を糧に種族の進化に挑戦』
【…成功しました種族アナザーライダーの一部個体能力は現最終到達点への進化を開始します
・アナザーライジングアルティメットクウガ
・アナザーシャイニングアギト
・アナザー龍騎サバイブ
・アナザーファイズブラスター
・アナザー剣キング
・アナザー装甲響鬼
・アナザーハイパーカブト
・アナザー電王ライナー
・アナザーキバエンペラー
・アナザーディケイド ・コンプリート21
・アナザーWエクストリーム
・アナザーオーズプトティラ
・アナザーフォーゼコズミックステイツ
・アナザーウィザードインフィニティー
・アナザー鎧武極
・アナザードライブタイプトライドロン
・アナザーゴースト無限魂
・アナザーエグゼイドムテキ
・アナザービルド・ジーニアス
・アナザーゼロツー
・アナザークロスセイバー
・アナザーアルティメットリバイ
・アナザーアルティメットバイス
・アナザーグランドジオウ の進化に成功しました、以降のものも順次進化を開始します】
そんなとんでもないことが起こっていた裏でこんな話があった
テンペスト
「あーあ…暇だなぁ」
頬杖をついて退屈そうな顔で紅茶を飲むヴィオレを見て
「ボクも無理言って付いてけばよかった、ハルって押しに弱いからイケるんだよねぇ〜」
「ヴィオレ殿、暇なのは良いことですよ」
「はい、リムルさんと魔王様の作戦が上手くいってるって事ですから」
ウォズとフィーニスは話しかけるが
「それが嫌なんだよ、それってジョーヌの奴が上手くいってるって事でしょ〜」
険悪な相手の成功が妬ましい彼女はムスっとしている
「邪魔したいなぁ〜あいつの自慢げは顔とか見たく無いし」
「それは我が魔王が聞いたら止めますよ絶対に…へ?」
ウォズにしては珍しく間の抜けた声がしたのも無理はない、何故なら
【魔王進化……成功しました】
それはハルトが種族魔王への進化を果たしたと言う世界の声が聞こえたからだ
「ええええええ!魔王様が魔王に進化ぁ!!」
「な、なんだと…我々の歴史にこのような事は存在しない!!」
「おぉ〜リムルさんだけじゃなくてハルも進化するんだ〜すごいー!2人同時に魔王が生まれるなんて聞いたことないよー!」
上機嫌なヴィオレは進化の影響で寝ているランガを内緒でモフモフしていると
「あ?」
「「っ!!」」
普段の彼女とは思えない程、ドスの効いた声を出して侵入者を警戒する
その男は黒髪に金の瞳孔を持つ紳士のような外見だった、共周りなのか2人の部下を連れていたが部下はヴィオレを見て動揺していたが男は動じずに
「くくく…おや?久しぶりですねヴィオレ何故ここに?」
「それはこっちのセリフだよ…何してんのさノワール」
両者の魔力が激突するが
「生憎と今の私はマスターからの命令を受けてましてね貴女と遊ぶ気はありませんよ」
「気まぐれな君を呼び出すなんて凄いマスターだね」
「えぇ…本当に素晴らしいお方ですよ…それでどうしますか?私としては貴女と戦うのは本意ではありませんが」
「そだね、ボクもハルに危害加えないならどうでも良いし」
魔力を解くと同時に逢魔で待機していたブランが転移してきた
「あら懐かしい気配がすると思ったら貴方だったのねノワール」
「えぇ貴女と会うとは思いませんでしたブラン、本当に人間の下にいるとは驚きですよ」
先程と違い警戒している様子の男 ノワールである無意識で苦手意識があるのかは知らないが
「ふふふ…知的好奇心って所かしら私的に入れ込んでるのは否定しないけど」
「お前達何をしている!我が君と連れてきた種族共に異変が…ノワール!貴様ぁ!」
ハルトを逢魔に返すと指示を伝えようと同僚の元に飛んできたジョーヌはノワールを見て身構えた
「くくく…ジョーヌまでいるとは驚きましたよ、まさか本当に貴女達を従えるものがいるとは…しかもタダの人間がね」
「あら…普通の人間って枠組みから外れているのよハルトは」
「そうだね普通じゃない…というより元からハルは」
「精神構造が人間ではないのだ自覚してないだけのな、あれは怪物だよ」
再開した友人と近況報告するような気軽さだが結界が破壊されると同時にリムル…正確に言えば叡智者(ラファエル)が行った反魂の秘術により全員無事に生還したのであった
ーーーーーーーー
「うーん………」
目が覚めたら
「知りすぎてる天井だ」
一度やって見たかったので良しとしよう
「って……何で俺まで進化してんだぁ!」
寝起き早々枕を壁に叩きつけて起き上がる
「どうなってんだよ!!本当!!魔王進化ってリムルさん達魔物にしかないんじゃないの!!つーか俺魔王になったの!!」
『うるさいぞ、ハルト…我々は眠っているのだ』
『うっせぇ…』
「あぁ…ごめん……じゃない!」
アナザーウォッチ片手に絶叫しているというシュールな光景を展開しているのだが
「皆は!」
状況を確認しようと部屋を出ようとした時
「ハルト!目が覚めたのかい!?」
錫音が入室すると驚いた様子で
「錫音!死んでた皆は!」
「落ちついて…大丈夫皆無事だよリムルさんが全員蘇生したから」
「そっか…良かったぁ…」
安堵で力が抜けそうになるが錫音は深刻そうな顔で
「それと…落ち着いて聞いてねハルト」
「ん?」
「貴方人間辞めたのよ」
「え……」
その一言にハルトは俯き絶望するかと思ったら
「そっかぁ!何となくそんな気がしたんだよ」
ヘラヘラ笑っているのであった
「いや明るく受け入れる場面じゃないよ!」
「だって怪人連中の力も特訓で使えるとか不思議だったんだからさ」
バイオグリーザの迷彩やグラファイトの紅蓮爆竜剣が使えるとか普通の人間の自分に何故使えたのか不思議だったのだから
『それについては俺が答えるぜ』
「アナザーW?」
彼の話を纏めると
アナザーライダーには本来契約と使用期限のようなものが存在する
ジオウ本編で言うアナザーファイズとアナザーフォーゼの契約者のように長い年月使い続けると力を失い変身や存在の維持が難しくなるらしい
しかしここでネックとなったのがアナザー電王なのだ、あのウォッチは保持者を特異点とする力があるらしいのと俺の場合は契約で多くのアナザーライダーを受け入れた事で力を失うことがない上に定期的に補充がされている
また元々のアナザーライダー達との親和性が高いのも災いしたのか仮面ライダーで言う所の強化デメリットによる怪人化と言うのがかなり進んでいたらしい
「つまり…俺は剣崎さんみたいに融合係数が高かったから怪人化したって事か」
『正解だ、つまり今のお前は人間ではない怪人を束ねる存在って訳だ』
「おぉ……カッコ良い…あ、だから俺に怪人の力が使えたのか!」
『あぁ…なぁ…そこは人間に戻せよ!とか言わないのか?』
「うーん……なぁ錫音、俺…「だからどうしたんだい?」先回りしないでくれよ」
「はぁ…前にも言ったが私は…私達は君が怪人だろうが人間を辞めようが常葉ハルトという存在は変わらないだろう?なら私達は一緒にいるだけさ」
「だからだよ人間辞めても皆がいてくれるなら俺は怪人でも魔王でも良い………はっ!」
『どうしたハルト?』
「アナザーWよ今の俺は…インベスやオーバーロードみたいな存在って事だよな」
『そうだな』
「つまりヘルヘイムの果実を食べても大丈夫なんじゃねぇのか!」
やってやるぜ!世界初とも呼べる、ヘルヘイムの果実の食レポを!!師匠しかわかってくれないだろうけどな!
『待て!正気か!?』
「初瀬さんよりはな」
『嘘だろ!そんなに病んでるのか!』
「冗談……けど不思議だな五感は残ってるけど…」
あらゆる怪人になったのならグリードのように五感を失う筈なのだが
『それはお前の〈怪人特性無効〉が発動しているからだ』
聞けば怪人特性による弊害を打ち消す耐性とのこと
「それ出来れば早く獲得したかったなぁ」
若干残る人間への未練もあるが気にしないスタンスで行こう
「……んでお前達はどうなのさ普通の人間だった俺が超進化してんだ、お前達にも変化があるんじゃないのか?」
『ふふふ…よくぞ聞いてくれたハルト!』
『俺達はなぁ……アナザー最強フォームに進化してんだよ!』
『目覚めたぜその魂!!』
「な…何じゃそりゃぁ!!」
背景、遠い世界にいる両親へ
俺とその相棒達は完全にやばい存在になりましたとです
そして街に戻るとそこには馴染みの連中がいた
「我が魔王!」
「大丈夫だった魔王ちゃん!」
「お体は?」
「進化したんですよね?物理的に魔王に」
「そうみたいだけど俺はホラ、ご覧の通り普通だよ」
と戯けてみせると千冬と束は
「それなら早く起きろ馬鹿者!寝坊助め三日も寝てるとはな!」
「そうだよ!戻ってきたハル君が気絶してたの見て驚いたんだからね!」
「ごめんって…本当にこれに関しては俺も予想外と言いますかぁ…何と言いますかぁ…って三日も寝てたのか」
そうとしか言えないので平謝りするしかなかったのであった
テンペスト
「あ、皆ー!」
ハルトは三人娘に声をかけると気づいたようで
「ハル、大丈夫?」
「おうよ!予想外中の予想外だったけどな」
「無事で良かったぞ我が君」
「逢魔まで運んでありがとうなジョーヌ」
「まぁ礼を言われるまでもないがな」
「ありがとうなブラン」
「いえ当然の事ですわ」
「皆にもお礼がしたいな……そうだな…」
そう言えばリムルさんの仲間達は名前があるな…今更だがブランやヴィオレとはあだ名のようなもので名前ではないらしい…なら
「名前とか…どうかな?」
「「「っ!!!!」」」
「ダメ?」
「いや構わないぞ!」
「うんうん!」
「そうですわね」
「そっか良い名前を考えないとな」
俺のネーミングセンスは[ハンドル剣]や[ドア銃]の人と同じくらい壊滅的なのでリムルさんに相談しよう
『それが良い』
「だろう?」
わかってるじゃん相棒
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そして
「リムルさん!魔王への進化おめでとうございます!」
「ハルト!聞いたよお前も進化したんだってなおめでとう!」
「ありがとうございます…っても何か変わった感じがしないんですよねぇ〜」
「俺もだよ…って、そんな事話してる場合じゃなかった」
と世間話をしているもののリムルさんからは真面目な顔で
「聞いてくれ、俺達が寝てた三日の間で凄い事になってんだよ」
聞けば寝てた三日の間に魔王カリオンさんとユーラザニア首都がミリムさんにやられたと言う事だった
「ミリムさんが?カリオンさんに攻撃したって…」
「あぁ…結果魔王カリオンは行方不明なんだ」
幸いなのは国民は避難しているらしい…待て
「ウォズ!大至急避難所と色々の用意して!」
「そう言うと思って用意してあります」
「流石はウォズ、賢明な判断だ」
「当然新参のブラン殿には負けませんよ」
「え?張り合ってんの?」
「えぇ…我が魔王の筆頭秘書の座は誰にも渡しませんとも!」
「お前は俺の預言者だろうが!」
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そして人払いしリムルさんとランガ、俺とウォズ、ブランの4人と1匹で話し合いとなる
「問題が山積みだな」
「ファルムス王国と西方聖教会…しかもミリムさんやクレイマン問題か…」
「どうしたものか…」
取り敢えずファルムス王国の王様と宮廷魔道士と教会の大司教を捕虜にしているらしいので使い道を検討中らしいと話していたら
「お目覚めになられたようで何よりです、我が君」
紳士的な男性が現れた誰とハルトは首を傾げるが彼はリムルさんに
「無事に魔王へなられた事、心よりお喜び申し上げます」
その一言にブランはあり得ないものを見る目をしていた、え、何?そんな凄い人なのと考えてると
「えーと…誰だっけお前?」
「っ!!」
リムルさんの一見無慈悲にも取れる発言に彼は凄い傷ついたようで
「これはご冗談を…悪魔である私が心核にダメージを受けました…」
「マジか」
確かヴィオレ達は心核にダメージを負ったから俺についてきてくれてんだよな?とブランに目線を向けると
「…………………」
リムルさんに尊敬の念を送っている、肝心の当人は誰だと考えていると
「この者は主がファルムスの兵士を餌に召喚された悪魔です」
ランガが説明するとリムルさんは
「そうかまだいたんだ!」
「っ!!…まだ…」
無自覚って時に残酷だなと俯瞰してるから言えるのである何ならブランは笑いを堪えながら、その様子を以前渡したガトライクフォンで動画を撮影していたくらいだ…いや技術に順応してるね君
「聞いたよ色々手伝って貰ったって助かったよ」
「っ!」
一転して嬉しそうな顔になる彼は
「いえとんでもございません…つきましては」
「長々と引き留めて悪かったね…もう帰っても良いよ!」
「っ!!」
まさかの上げて落とすとはリムルさん…悪魔さんが泣いてるよ
「リムルさんマジ魔王」
俺なんかより余程魔王してるぜ
「あのノワールが泣きそうな顔をしてる…これを2人が見たら驚くでしょうね」
動画を見て悪い笑みを浮かべるブランを見て
「辞めたげて!あの悪魔さんのライフが0になるよ!」
止めるハルトは彼を見る
ーブラン達と同じ悪魔だよな…何という格?ってのも近いと言うより何か3人より強そうだな…ん?待てノワール?ー
その時 以前錫音に教わった事を思い出した
{原初の悪魔は7人いて、それぞれが色の名前で呼ばれてるの}
って事は……この悪魔さんは原初の黒!!心核を砕いてないのにリムルさんに好意的なのだ凄い理性的な悪魔だな三人娘なんて核撃魔法とかでいきなり攻撃してきたのに
「リムルさん…この悪魔さんはブラン達と同じかそれ以上の悪魔ですよ」
こっそり近づいて耳打ちする
「え?マジで?」
リムルさんの脳裏にはカリュブディスの時にメガロドンを笑いながら倒す三人娘が思い浮かんでいたが
「仲間にした方が良いですよ…それに今は優秀な仲間が1人でも欲しいでしょう?」
「……報酬とかないけどいいのか?」
「お仕えできるだけで十分でございます」
「嘘でしょ…」
「ブランが驚く辺り凄い事なんだなぁ」
何が凄いってリムルさんは原初の悪魔とかその辺知らないのに受け入れているのだからな知らないって怖い
『お前だって錫音に聞かされるまでヴィオレ達の事を知らんかったろ?』
何も聞こえない〜
『現実逃避するなぁ!』
そしてリムルさんは悪魔にディアブロと名付けると彼は進化したのであったのを見て相談することにした
「そうだ…ねぇリムルさんちょっと…」
「ん?どうした?」
「実は三人娘に名前をつけたいんですがアイデアをお借りできないかと」
「三人娘にか…そうだなぁ…」
「ディアブロって悪魔って意味ですよね?」
「そうそう、それとそんな名前のスーパーカーもあったから」
「車ですか…成る程…」
「あの3人なぁ…そうだ!こんなのはどうかな…」
今度はリムルさんに耳打ちされると
「っ!ありがとうございます!!」
するとリムルさんが少し思案したように顔を伏せると
「何とかなりそうだ」
「おぉ!」
「え?マジですか?」
この人本当に凄いなぁと思うしかなかった
ーーーーーーーーーーーー
そして暫く経った時、取り敢えず記念の宴会をテンペストと合同で行う事となったのだが
街にいる者達全員が訳のわからない威圧感に襲われた
「これは…ヴェルドラ様?」
リグルドさんの言葉に周りは驚くがハルトは知らないので
「ヴェルドラ?」
「ヴェルドラとはこの世界に存在する竜の一体でこの森の…そうですね守り神みたいな存在です」
ウォズの説明に
「へぇ……ってドラゴン!!」
ハルトは目を輝かせる
「えぇ」
「凄いファンタジーって感じだなぁ!よし!早速ドラゴンに会いに行こうぜ!」
「お待ちを我が魔王」
「何?」
「来たようですよ?」
言われた方を向くとリムルさんとガタイの良い金髪の人…件の暴風竜ヴェルドラがいた
「ドラゴン…初めて見た!」
「ん?お前は確か…DVDなるもの持っている男だな」
「お中元のハムの人みたいな呼び方は気になりますが…何でしょう?」
「お主の持っているものを見せてくれ!」
「はい!…と言いたいのですが幾つか失伝しまして…」
具体的には何処ぞの泥棒に盗まれたんだがな
「構わん構わんさ、はははははは!」
「なんて大きな器だ…これが…ドラゴン!」
『いやお前もアナザードラグレッターやアナザーウィザードラゴンがいるだろう?』
ー生きてるドラゴンなのが良いんだよ!ー
そして始まった合同の宴会、皆が思い思いに楽しんでいる、カゲンは獣王国の人と飲み勝負をしている樽で呑んでるとか単位がおかしい!
「いやぁ!めでたいなぁ鍋を振る手に力も入るもんだよ!」
俺はいつも通り料理作っている仲間の復活祭と言うめでたい日に鍋を振るわない訳には行かないだろう
「アレ?俺魔王になったのに…いつもとやってる事変わってなくね?」
「「おかわり!!」」
「はいよー!皆、並びなー」
まぁ良いかー!と思考を切り替えるのであった
翌日、テンペストと会議があるが開始前に少し時間があったので3人と配下を集めた
「皆、忙しい中来てくれてありがとうね」
「いえお呼びとあらば即座に」
「うむ!」「うん!」
「前に話してた名付けだけど、それに当たってリムルさんと一緒に考えた名前がある…それを褒美って事で受け取って欲しい」
「何と!リムル様も協力してくれたのか!」
「凄いね!」
喜ぶ3人を見てホッコリするとハルトは真面目な顔に戻し
「では三人とその配下に受け取ってほしい」
ブランはテスタロッサ
ジョーヌはカレラ
ヴィオレはウルティマと名付け
そして配下にいたものにも名付けを行った
アゲーラ、エスプリ
モス、シエン
ゾンダ、ヴェイロン
するとハルトの体の中から何か黒いモヤがごっそり抜け落ち彼女達に取り付いた
「うおおおお!?」
あまりの虚脱感に驚くがすぐに治った…あれ?
「何これ?」
前よりも強くなってるような…これって
『今のはファントム、フェニックスの自己再生能力だ』
あの太陽に飛ばされ焼かれ続けてるフィナーレは無いでお馴染みの不死鳥さんの力…ん?
「つまり…それって…」
『お前は一度に沢山の名付けをやりすぎだ、名付けで一回死んでるって事だぞ』
「怖っ!」
ブラン…じゃなかったテスタロッサ達に名付けたら俺が死ぬってどんだけ強くなるのさ!
結果として三人娘は悪魔公 デーモンロードに配下達は上位魔将に進化したのであった
「これ…やり過ぎた?」
『知らん』
「まぁ良いか困っても未来の俺が何とかするだろうし」
『本当に変わらんなぁ…これで魔王に覚醒したとは信じられん』
「酷いなぁ俺は俺だよ…ずっと昔から石を蹴れば当たるくらい何処にでもいる普通の男さ」
当たり前だろ?と笑うと
『お前のような男が普通であるかぁ!』
「何だと!!」
解せん…とは言えないよなぁ…俺も大分遠い存在になったものだ過去の俺が見たら何というやら…