「この本によれば、普通の青年 常葉ハルト
彼は裏の歴史を束ねる魔王 アナザーオーマジオウになる未来が待っている」
「お、おぉ…いつの間にか壮大な運命を背負ったな俺」
「前回、我が魔王はその真の姿たるアナザージオウへと変身し2人の戦姫を倒すのであった、そして我が魔王の元に集う者達」
「へ?誰々!?」
「お喋りが過ぎました。この話は皆さんに取って未来の事…でしたね?」
「おい気になるじゃないか!ちゃんと説明してよ!」
「では本編をどうぞ」
「聞いてよ!」
魔王降臨2068
それから数日 特にノイズ襲来とかない平和な日を過ごしていたので自宅でダラダラさていた
「なぁ、ウォズ」
ハルトもやる気なくソファーに寝そべっていると暇が限界に達したのか
「何でしょうか我が魔王?」
そこには逢魔降臨歴・裏伝を読み返すウォズがいるが相変わらず中身は見せてくれない
「ひとつ聞きたいんだけどさ」
そう前置きした後尋ねた
「何でしょうか?」
「仮面ライダーウォズに変身出来ないの?見たいなースゴイ!ジダイ!ミライ!って生変身とか感動だよ!それにほら俺って、シノビ、クイズ、キカイのウォッチ(アナザー)持ってるからフューチャリング出来るよ」
ん?そう言えば そのウォッチ達があるならばと考えたるとウォズが答えた
「まさか我が魔王を差し置いてベルトで変身なんて出来ないですよ」
「そっかぁ……あ!ウォズ!これ持ってみて」
そう言ったハルトはアナザーシノビ、クイズ、キカイのウォッチを渡してみる
「あ、あの我が魔王?」
「あれ?ウォズが何か力を込めたら出来ると思ったんだけどなぁ〜アナザーゲイツリバイブとかさ」
「いやいや何を狙ってるかは分かりませんがお戯れは程々にして下さい」
「そっか……アナザーゲイツなんていなかったしなぁ出来ないかぁ」
(まだ今はアナザーミライダーウォッチやアナザーウォッチで、その考えに至らないでほしいですね…入手経路を知ってるとは言えそこに辿り着くとは、恐るべし我が魔王…)
何やら戦慄しているようだが
「いやいやまさか、だって白ウォズと黒ウォズは変身出来たんだから出来るでしょう?灰ウォズ」
「灰ウォズ?…まさか私の事ですか?」
「そーそー白と黒がいたからさ、ややこしいのと…あとは最初から見分けやすいようにね灰色の服着てるのと巻物持ってるからわかりやすいし」
どうだ!とドヤ顔しているが
「私はヤギではないよ我が魔王」
何言ってんだこいつみたいな目をしているが
「知ってるけど、どうするのさ!もし他の時間軸のウォズと会った時に灰ウォズを見分ける方法がないよ その時の為の対策さ!」
「私が複数人いるなど、あってたまりますか」
「なんかありそうな気がする!…でそれ以外で見分ける方法ある?」
実際 特撮では偽者を見分ける方法はない事はないが…視聴者目線での配慮でわかるようにしてるだけで実際はわからない可能性もある ショッカーライダーなんて、ライダー隊と おやっさんにはイメチェン位にしか思わなかったのだろうし
「ありますとも」
「例えば?」
「そうですね……例えば、祝え!のイントネーションとか祝詞の文言で察して頂ければ…我が魔王でも一目瞭然かと」
「ごめん今の俺には無理だわ」
俺にはウォズの祝え!を的確にリスニング出来る聴力はない ウォズ検定あっても自信がないな
「けど自衛の力は必要なんじゃねぇの?」
「ご心配なく私にも自衛の力はありますので」
「心配はしてないけど厳命するね、基本は自分の安全が最優先!危なくなったら祝わずに逃げる事!いいね」
「何と!私から我が魔王を祝う事を取ったら何が残りましょうか!」
「響鬼編でのメタ発言やめぃ…取り敢えず命大事に!良いね分かった!」
「畏まりました、我が魔王」
「宜しい」
「ならば…我が魔王もお気をつけて下さい」
「当然よ、危なくなったら逃げるから」
「えぇ…逃げれると良いのですが…」
「へ?」
ー見つけたぞ アナザーライダーどもー
「何か言った?」
何処かで今の声 聞いた事あるような…
「へ?何で?……って!」
そう答える前に ハルトはオーロラカーテンに攫われたのであった
「これはまさか…」
ウォズはマフラーを翻すと部屋から転移した
ハルトの自宅から少し離れた場所で
「あの王様も人使いが荒い事で……取り敢えず探して送ってみたが、あのガキ大丈夫か?」
そう呟いたのは ジャケットを着てピンクの二眼トイカメラを持っている青年であった
「ピンクじゃないマゼンタだ!!」
そこに現れたのはハルト宅にいたウォズである
「やはり貴方でしたか門矢士」
「ウォズか久しぶり…でもないな、しかし沢山いるなお前」
「我が魔王からも、白黒2人いるとそう言われましたが…答えろ我が魔王を何処に送った」
「知りたいならお前も送ってやるよ、じゃあな」
「ま、待ちなさ」
動く前にウォズもオーロラカーテンで転移させられたのであった
「さて…俺は俺の旅に戻るか、また会えたら…そん時は写真でも撮ってやるか」
そう答えると士も自らオーロラカーテンを潜ったのであった
この世界に残った物は 彼がいた自宅だったものである。
「さて…皆さま、私の名前はウォズ この書物によれば普通の青年 常葉ハルト 彼は時の王者 アナザーオーマジオウとなる未来が待っている」
「これは我が魔王が旅する数多な世界の物語 その一端にございます
新たな世界に行く前に ある事が我が魔王には起こるのです」
「あの時か…マジで死ぬかと思ったからな…」
「我が魔王、少しお静かに」
「はい」
「さて…えっと….そして消えた我が魔王の目の前に現れるのは…君達が知る、時の王者が……おっと話し過ぎましたね ここから先は皆さまには未来での事でしたね」