無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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本能vs本能

 

 

ライドベンダー2台で街を走る4人は

 

「アッサリ見逃して貰えたな」

 

「もう少しごねるかと思ったよね戦闘も辞さなかったのに拍子抜けだよ」

 

運転するハルトと錫音は並走している、後ろの千冬は満面の笑みでハルトの背にしがみついている…その時彼の背中に柔らかいものが当たっている為、煩悩とせめぎ合うハルトであった

 

「ふふふ…」

 

「ぐぬぅ……今程チーちゃんが許せない時はないよ…」

 

「次は束だろ堪えてくれ…しかし…」

 

錫音は周りを見渡すが誰もいない…これは

 

「あからさまだねハルト」

 

「だな、罠ならもうちょい上手くやれよって話だ」

 

と笑いながら運転している道路の目の前に誰か仁王立ちしていた

 

「待ってたぞ!!いや…ちょっと待て!本当止まれええええ!」

 

キィィィ…ドン!!!

 

「あ…やべ」「あらら〜」

 

何か言ってたがそのまま轢いてしまった…不思議と罪悪感よりも

 

「お……お前……減速…しろよ」

 

生きてる事への恨み節が出てしまったのだ

 

「道路に立ってたお前が悪い…クソ、もうちょい速度上げればよかった」

 

よく見ればナツキだったので問題はなかったし浅倉さんの台詞が言えたのでそれで良しとする!

 

「ズの奴にゴがやってたバイク使ったゲゲルしたいって奴がいたな…この世界でやらせてみるか問題はなさそうだし」

 

ぶっちゃければこの世界の人間などどうでも良い 一部を除いて滅べば良いと思っている

 

「いや問題…だ…ろ…」

 

「面倒くさいけど、救護処置しないとダメなんだよな〜まったく何で道路で仁王立ちしてた奴轢いたらコッチが悪いんだろうねぇ」

 

一応は協力者な訳だしとアナザーウォッチを起動した

 

『エグゼイド 』

 

「………治った?」

 

「次は飛び出すなよ道路でドヤ顔してたらまた轢いてやる…今度はアナザートライドロンかアナザーデンライナーで轢くからな」

 

「何て脅してんだ!…いやちょっと待て!」

 

「やなこった「キャロルに会いに行くんだろ!」……そうだよ何か問題か?」

 

「ある!今のお前達はこの世界でフロンティアを不法占拠したテロリストになってる…だから世界中がお前の身柄を「知るか」っ!」

 

 

「そもそもテロリスト認定したのは政府の上が暴走したのが原因だろう?生物兵器だの何だの言ってたから返り討ちにしてやったら冤罪吹っかけてきたのが始まりじゃねぇか…あぁ…あの弦十郎って人は信頼出来そうだったのに特殊部隊送り込んできやがったからな」

 

「そ、それは「お前には神獣鏡の情報を流した代わりの対価でソロモンの杖もやったよな?」っ!」

 

「その対価だってフロンティアを占領を提案したんじゃねぇか…占領事件に関してはお前も共犯だろうが何被害者目線で話してんだ?」

 

笑顔で威圧しているのを見て瞬ぐナツキであるが

 

「ち、ちが「それと…頭が高いぞ誰に向かって話してる?」っ!!」

 

「身の程を弁えろ痴れ者が」

 

ハルトはスキル 魔王覇気を発動して威圧するとナツキは跪く前は仲間だが俺とキャロルと袂を分つならば敵である、色々迷惑かけたナツキには悪いが

 

そっちにいる時点で俺にとっちゃ裏切りなんだよ

 

まぁ彼等の立場も把握してるからの行動だ、これで連中にも俺とナツキが敵対関係になってるとアピール出来る事件後の彼等の安全も保障されやすいと思う

 

「は、ハルト…」

 

「しかし世界的なテロリストか…まるでNEVERみたいだな…ならば俺の名前をこの世界に刻みつけてやろうか永遠に」

 

魔王覇気を解除していつものようにカラッと笑うとヘルメットを投げ捨てるとまるで踊るように両手を広げると自分の体を抱きしめる

 

「永遠…良い響きだなぁ…この世界の連中が俺達にした事を考えれば相応のお礼をしてやらないと帳尻が合わないよな?……んじゃまずは手始めにあの奏者どもを殺すか」

 

ハルトはいつもの明るい笑みで話す内容に千冬達は戦慄していた、正面から見ていたナツキの目にはハルトが狂気に染まっているとしか感じられなかった…その瞳には一切の光が宿っていなかったのだから

 

「っ!!!!」

 

「前から邪魔だったんだよなぁ〜今までやることなす事邪魔しかしないし…あーあ…取引とは言え助けたのは失敗だったかなぁ…」

 

まるで明日の予定を立てるような気楽さで話す彼にナツキは頭を回してハルトの意図を探ると同時に戦慄した

 

何故なら

 

これは自分が知らない会話である今までとは違う

 

彼の権能は死に戻り、それは読んで字の能力

何処かで死ぬと運命を変えられるターニングポイントまで巻き戻せるというもの

 

故に彼は何度も死に戻り、その度にハルトと会話をしている為性格や傾向も予想は出来たのだが

 

 

この会話だけは自分が死に戻り始めて全く知らないことだ……つまり

 

ターニングポイントが更新された事となる、故に此処からはアドリブ、完全に即興で対応しないとならない

 

だから頭を回す彼が何を言いたいのか考えろ

 

まずハルトとキャロルは自分の知る歴史を知っている…その過程でキャロルが自死する事で魔王化すると……はっ!まさか

 

 

呪いの旋律を帯びた攻撃を受けたからキャロルは自死を選んだ、ならば

 

 

呪いの旋律を浴びるのがキャロルの狙いなら奏者を現段階で殺されるのは都合が悪い、何かしらの干渉をしてくるだろう

 

 

つまりハルトはキャロルかオートスコアラー達を奏者を餌に誘き出そうとしているのか!

 

と彼は結論付ける、しかし彼は少し読み違えていた

 

 

確かに人の頃のハルトならばそれが狙いとしていただろう……だが

 

 

人間から逸脱し怪人の王となったハルトは敵対する者への関心や情を全て失ってしまっていた寧ろ蹂躙して愉悦を楽しむ娯楽の対象でしかない…その自分が注ぐべき情愛は全て仲間や愛する者達にのみ注がれてしまっている

 

愛の対象が狭い分、深く独占欲が強い

 

 

それ故に邪魔するならば誰だろうと容赦なく手にかけてしまうだろう幼少期からの経験もあるが特撮と出会う前のハルトは元々が原作軸の束よりも人間嫌いかつ無関心であった為か対象にない人間の安全など配慮は一切しないその辺の石ころや虫ケラと同じでしかないからだ払ったり蹴ったりしたところで罪悪感など持つ訳がない

 

 

勿論推察の通りキャロルを誘き出すのが目的であるが奏者を殺すのも実益を兼ねている故に実行することに一切の躊躇いがない

 

 

「さて、どうするよナツキ?」

 

理屈で言うならば黒幕を誘き出す為に彼を見逃すのがセオリーであろう…だが

 

「ハルト…俺はお前とは戦いたくない…一緒にいる仲間だからな」

 

今のハルトは危険だ、本当に彼女達を手にかけるかも知れないと言う予感が彼を戦いと言う手段に駆り立てた

 

「俺も仲間と思ってたよ、お前がキャロルの暴走を知ってたなら止めて欲しかった……知ってたなら教えて欲しかった…前から分かってたんだよ…俺とお前は目指す先が違うからこうなるのはさ」

 

ハルトは腰にドライバーが現れるとアナザーウォッチを構えた

 

「そうだね…だけど俺も止まれないんだ彼女達を守る為に」

 

ナツキも対抗してバースドライバーを装着してセルメダルをドライバーに装填、レバーを回す

 

「変身!」

 

同時に機械的な装甲が装着され変身が完了したセルメダルで戦う戦士

 

仮面ライダーバース

 

対するは人間を辞めた逸脱者 影の王

 

『ジオウ』

 

アナザージオウ

 

『アナザーツインギレード』

 

アナザージオウは武器を召喚しバースもセルメダルを追加でドライバーに入れる

 

『ドリルアーム』

 

右手にドリル型の打突武器を装着して構えた

 

 

「っ!」「はぁ!」

 

2人は同時に走り出して互いの武器は交えたのであった

 

ーーーーーーーー

 

その光景を眼下に見下ろすキャロルはつまらないと言った顔をしていた

 

 

「何をしてるんだあのバカともは…だが今アイツ等に死なれるのはオレの計画が狂うからな仕方ない今回だけだ……あのバカをイジって良いのはオレだけだ」

 

彼女は飛び降りたのであった、眼下にある戦いに参加する為に

 

ーーーーーーーー

 

「らぁ!」

 

「ふっ、りゃあ!」

 

アナザージオウの刺突を回避したバースはドリルアームで一撃を叩き込むがツインギレードを分離させて片方で受け止めた

 

「っ!」

 

「この程度か?」

 

「ちぃ!」

 

『キャタピラレッグ』『セルバースト!』

 

「おらぁ!」

 

「………」

 

新しく呼び出したキャタピラレッグを装備して必殺技で蹴り上げたがアナザージオウは弾き飛ばして間合いを作る

 

 

「…………」

 

「流石は魔王だな…ジオウ単体の力でもコレか」

 

「あぁ…まだ俺には頼れる仲間達が沢山いるお前じゃ俺に勝つ事は出来ない」

 

「だな今は勝てないよ……けどな彼女達ならどうだい?」

 

「っ!」

 

アナザージオウは今いた場所から離れると

 

「たぁ!」

 

誰かが弾かれたように落下してきた

 

「大丈夫ナツキ君!」

 

「はい、ありがとうございます響さん!」

 

「立花響か…面倒だな」

 

「はい!えーと…ハルトさんでしたっけ」

 

「あぁ…今更隠す意味もないがな」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「は?」

 

流石に予想外で思考が固まると

 

「貴方が神獣鏡の事を教えてくれたから未来や私の中に残っていた破片も消えたんですよ!助けてくれたんでよね」

 

頭を下げられて悪いが毒気が抜かれてしまったな

 

「はぁ…ナツキとの等価交換だお前には、礼を言われる覚えはない」

 

「だから分からないんです…教えてください…貴方がこの世界で何をしたいのかを」

 

「何がしたいねぇ……最初はそんなのなかったよ」

 

基本これに尽きるんだよなぁ〜

 

「本当に移動のエネルギー溜まったら通りすがるだけの場所だったからな変身だって本当はする気なかったし」

 

「へ?」

 

「最初は自分の生活圏内にいたノイズを追い払えれば良かったんだよ、なのにそっちの侍や上の連中が強引について来いって毎度攻撃するから迎撃するかなかったんだよ、んで拒み続けた結果が世界レベルのテロリスト扱いときた迷惑以外の何者でもない」

 

 

「翼さん……あ、あの人も悪気があった訳じゃ」

 

「仕事柄かも知れないけど、こっちからすれば凄い理不尽な要求なんだよ…観光客を兵器と扱うくらいの横暴さといえばわかる?初手刀の雨がなければ穏便な話し合いにもなったろうに」

 

考えても意味なき事とはわかるがな

 

「それは…変わりに謝りますごめんなさい」

 

「ん、取り敢えず謝罪は受け取ったが俺がお前達を信頼出来ない理由はわかったかな?そっちが何言っても信用なんかしないって」

 

「はい…」

 

「俺達がこの世界に戻った理由だか「見つけたぞ盗人め」来た…時間潰した甲斐があるってもんだ」

 

アナザージオウが顔を上げると見慣れた顔がいた

 

「キャロルちゃん!?」

 

「よぉキャロル久しぶり」

 

「この声…あぁこの間の男か、一度ならず二度までもオレの前に立つとは…余程死にたいと見えるな」

 

「立つよ俺の事を思い出すまで何度でもな」

 

「キャロりん!」

 

「何だ…ウサ耳」

 

「ウサっ!まさかハル君だけじゃ飽き足らずこの天災篠ノ之…いや常葉束さんの事まで忘れたかぁ!」

 

「常葉…だと……」

 

キャロルが動揺しているところ悪いが

 

「おい姓が変わってるぞ束」

 

「だいじょうぶい!束さんはハル君の嫁として永久就職するからモーマンタイ!」

 

「その就職先ですが大丈夫?」

 

「大丈夫だけど俺の隣は生涯雇用…解雇は認めない変わりに福利厚生も完璧だけど?どう?」

 

「大丈夫問題なしだぁ!」

 

「採用だ束!」「ハル君!」ヒシッ!

 

抱きつく2人にキャロルは青筋を立てながらイラついている

 

「大有りだ馬鹿者共!だが…キャロルは本当に忘れているのだな私達の事を」

 

「あ、あぁ…そこの私生活自堕落女の言う通りオレはお前達のなど何も覚えていないぞ」

 

 

「いや待て…覚えているだろう貴様ァ!…よりにもよってそこだけピンポイントで覚えている!!」

 

「さぁな…燃やした思い出の中に部屋が汚い奴がいたような気がしただけだ」

 

「おのれぇ…」『カチドキ』

 

「変身するのは構わんが隣を見ろ」

 

「隣?…っ!」

 

「俺の記憶が薄れるくらい千冬の部屋はヤバいのかぁ…ははは…」

 

そのやりとりにフォトンブラッドを浴びて灰化するオルフェノクのようにボロボロになっているハルトを見て千冬は慌てて

 

「ハルト!待て違うんだ!アレからは少し片付けるようになったぞ」

 

「けど9割くらいハル君だよね?」

 

「1割だけでも大きな成長だよ…前とか全部俺だったし」

 

この様子を見ていた響の頭の中では千冬と翼がイコールで繋がったのであった

 

「けど待ってくれ…何故ここにいるんだい?」

 

「あぁ、オレの発明品をハッキングした不届き者がいたのでなどんな奴か見に来たのだ」

 

「君にその発明品の知識を上げたのは誰かな?」

 

「覚えてないな…全くだ何処かの未来人だったか?……少なくとも行く世界で現地妻を沢山抱え込むような男ではないな」

 

「やっぱ俺のこと覚えてんだろ!かなり都合の良い記憶喪失だなぁ!!」

 

「いや現地妻沢山いるのかよ!!」

 

ナツキの正論ツッコミに錫音は肩をすくめて

 

「最近3人増えたよ」

 

「3人も!?嘘だろハルト!!」

 

「……………記憶にない!」

 

キャロルはエルフナインの視界を共有していたから知ってたが知らないなら知らないぇ激情に駆られていたろう、が今は別の理由で怒りそうである

 

「まぁアレだ…オレの発明品を利用しようとした奴がいたから回収に来ただけだ貴様等など知らん」

 

キャロルのオーラは周りにいた者が後退りする程であったがハルト達は欠伸しながら流せる程度の圧である

 

「ふーん……そうかぁ…そうかぁ…」

 

 

「おい何だその目は」

 

「そう言うなら」

 

アナザージオウは変身を解除すると

 

「束」

 

「何?ハル…

 

ハルトは束に近づくとそのままキスをした

 

「んぐ!」

 

「「「「なっ!!!」」」」

 

キャロルを始め周りで見ていた人も固まるが

 

「ん……ちゅ…」

 

まさかのディープな方だった

 

「し、舌まで入れてるだと…っ!」

 

「ハルト…いつの間にって…」

 

赤面してる錫音が目線を戻すとヒィ!と震えた

 

「……………………」

 

彼女の瞳から光が消えており懐に閉まっていた3枚の紫色のコアメダルを取り出していたからである…何ならメダルを入れ終えてオースキャナーまで構えていた

 

「…………ふぅ」

 

キスを終え舌なめずりしたハルトは笑顔で束に話しかける

 

「は、ハル…くん…」

 

「束……続きは近くのホテルでしようか♪あ、クロエは弟か妹どっちが欲しいと思う?」

 

「ふぁ……ふぁい!?」

 

「両方かな…今夜は初めてだけど激しくなりそうだ…2人はどう?」

 

「「っ!!」」

 

恍惚としてポーっと呂律の回らない束の姿に千冬と錫音は赤面した

 

その行為が完全にキャロルの逆鱗に触れていた

 

「きさまぁ…オレの前でイチャつくとは良い度胸だ…」

 

「え〜俺のことを覚えてないなら何でイライラしてるのかなぁ?キャロル?」

 

側から見れば確信犯でしかないハルトの態度にキレた

 

「殺す!やはりお前だけは一度殺す!バカは死ねば治らんなぁ!」

 

「そうだよねぇ…よくよく考えれば喧嘩らしい喧嘩をした事なかったよ…キャロル…だから一回マジで殴り合おうかぁ!行くぞお前等ァ!」

 

『喧嘩祭りだぁ!』

 

『痴話喧嘩祭りだぁ!』

 

『不毛で協力したくねぇ!』

 

『スゲェ!こりゃ犬も食わねぇぜ!』

 

『油濃すぎて胃もたれするなコリャ!』

 

 

取り敢えず相棒達もやる気で嬉しいよ。ただ反対派には謝罪するよ後でな

 

「ふふふ……」

 

「ははは……」

 

 

互いの心に渦巻く感情は一言で言えば愛

 

方や 愛する者の運命を変える為に

 

方や 愛する者と共にいる為に

 

互いが互いを思い合っているのだが今は関係ない

 

 

両者の心にあるのは

 

 

 

 

 

 

「「はーはははははははは!!!」」

 

 

 

 

 

己の全力で目の前にいる者を力で捩じ伏せ従わせると言う感情のみ 両者が放つ覇気の衝突は空気を震わせその場にいるものに畏怖を与える

 

 

 

何なら圧力で窓ガラスにヒビが入るほど

 

 

言外に互いの目線が交差する

 

 

お前はオレのものだ!

 

あの日 声をかけてから何年一緒にいたか…オレの生きてる長い年月からすれば瞬きのような刹那かも知れないだが自分の心から離れないこの男の未来を守る為に

 

 

なら、ずっと隣にいて欲しいんだよ!

 

 

今まで良心や善意で押し留めていた力のタカを全て外そう…そうでなければ勝つなど夢物語、無くしたものは取り戻す為に戦う泣いて祈って降りてくる奇跡などクソ喰らえだ全部俺達の力で取り戻す!

 

 

 

「変身……!」

 

『プテラ トリケラ ティラノ!プトティラノザウルース!!』

 

俺の知るオーズよりも低いトーンかつ古風なリズム…間違いない800年前のオーズしかも

 

ハルトが魔王化して獲得した力をこの錬金術師は努力の一念で至ったのだ

 

無への欲望 太古からの禁忌 

 

仮面ライダーオーズ・プトティラコンボ

 

「うおおおおおおおおおおおおおお!」

 

雄叫びと共に周囲の建物全てが氷河期にあったかのように凍りついたのである。ナツキはカッターウイングを使い響をお姫様抱っこして上空に退避、錫音と千冬、束は各々が変身して寒さを超えた

 

「流石キャロル」

 

ハルトも笑みを隠しきれずに新しいアナザーウォッチを起動

 

『セイバー』

 

「く……あぁ…うわああああ!」

 

それと同時にウォッチから力が逆流を起こしハルトの体をボロボロのドラゴンが抱きついた

 

その姿はさながらドラゴンゾンビを思わせる体と胸にかけて伸びる骨が見える腐肉で掴まれたようにも見えるアナザーライダー

 

本来の持ち手である部分を握らずに刃を直に握っている

 

 

「あ……あぁ……あああああああ!!」

 

 

禁忌の竜 未完の禁書

 

『プリミティブドラゴン!』

 

アナザーセイバー・プリミティブドラゴン

 

変身完了と同時に大気を震わせプトティラの氷を破砕した

 

 

本来変身するならお互いに自我を無くした獣となるが

 

 

「覚悟しろぉ……!!」

 

 

「そうこなくちゃあなぁ!!」

 

 

互いに思いの力で克服しねじ伏せ譲れない信念を得物に込めて叩きつけたのであった

 

 

「らぁ!」「おらぁ!!」

 

 

武器の激突は高い音と共に周辺の高架や町の建物を破壊してお釣りのくるパワーで始まったのである

 

 

 

純粋な暴力と暴力…どちらが勝つなど…わかる訳がない

 

 

 

 

 

 

 

 

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