ジュウガとキングフォームの戦いは熾烈を極めた互いの一撃が必殺技に匹敵すると理解しあっているからである
「ちぃ!」
『パワードゲノムエッジ』
ジュウガはレバーを3回倒して必殺技パワードゲノムフィニッシュを発動、コングなどパワー型のスタンプを力を解放しロケットパンチを放つが
「………」
アナザーブレイド・キングフォームの片手に停められてしまう、当然タネも仕掛けもある
体の各所にあるレリーフのようなアンデットの顔に内包された力がそれぞれ最大限増幅されているのだ
「返す」
『マグネット』『サンダー』『ビート』
ロケットパンチのエネルギーにラウズカードに込めた電磁力の力を付与し撃ち返した
「っ!」
超電磁砲となったロケットパンチの一撃を回避し目線を向け直したと同時に港にあった倉庫が爆破して大きな火柱が上がった
「な、なんて威力なんですか…これが…魔王の一端…」
「……………へ?」
予期せぬ高火力にアナザーブレイドも固まっていたが
『こ、これがキングフォームの力か!』
『スゲェ一撃だな!』
と周りも驚いている…よし
「なるほど…だ、大体わかった」
どうやら最強フォームのアナザーライダーは通常時よりも制御が困難なようだ…加減が難しい動揺を隠しきれないでいるとアナザーライダー達から総ツッコミでアナザーディケイドからは
『それは俺のセリフだ!』
と言われたが
ーいやお前のでもないだろうー
「やはり貴方は危険です…完全に目覚めない内に排除します!」
「本当に何で俺を目の敵にするんだが知りたいんだけど…まぁ」
アナザーブレイドはキングラウザーに似た大剣を構えると体から抜けたようにラウズカードが大剣に吸い込まれる
「ここでお前を倒せば全部解決か!」
『スペード10、J、Q、K、A』
金色のオリハルコンエレメントと紫色に輝くキングラウザー型大剣を構えた
「はぁああああああ…」
「っ!」
ジュウガも迎撃の為に最強の必殺技を解放した
『アメイジングフィニッシュ!!』
高く飛び上がり大量の動物達と共にライダー キックを放つジュウガに対して
『ロイヤルストレートフラッシュ!』
剣を振り抜き増幅されたエネルギーの斬撃で迎え撃つアナザーブレイド
「せやあああああ!」
「ウエエエエエイ!!」
互いの全力の一撃が中間地点で激突、その一撃は光の柱となり港を照らし近くに停泊してる船さえも大きく上下に動く
その一撃が止むと2人は同時にエネルギー波で吹き飛ばされた
「がっ!」「ちぃ!」
ジュウガは壁にアナザーブレイドはブレイラウザー型大剣を呼び出し地面に突き刺す事で耐えた
「……これ程とは」
「まだまだ行くぜ!」
その頃 バースXとアナザーリバイブは
「そらそらそら!」
バースXはバースバスターを使った射撃戦を展開していたが間合いが詰まるとバースバスターを投げ捨てて肉弾戦へと移行した
「クジョーさん!…ちぃ!邪魔だ!」
『剛烈』
「負けるかあああああ!!」
アナザーリバイブ剛烈となり肉弾戦特化のままバースXと殴り合う、分があるのは此方とタカを括っていたのだが殴り合うと少しずつだが此方が押されているではないか
「な、何だこの力は!」
「はあああああああ!オラァ!」
遂にバースXの拳がアナザーリバイブ剛烈の顔面を捉えて吹き飛ばすと追撃と言わないばかりにカニコアメダルを一番上になるように装填しドライバーを操作すると
『カニアーム』
右手にカニの鋏型武器 カニアームを装備し
そのままアナザーリバイブの腹部に添えるとレバーを再度回転させた
「剛烈がいくら硬くても、ゼロ距離ならダメージは通るだろ!」
『コアバースト!』
「吹っ飛べ!!」
放たれたメダル型の光弾はアナザーリバイブを吹き飛ばした
「うわああああ!」
そのままアナザーリバイブは変身解除して倒れたのを見てガッツポーズするナツキはバースバスターを拾い銃口を向けた
「ぐ……ぐぅ…何故だ!何故魔王に味方する!あの男が多くの人間を不幸にするんだぞ!」
トーマの見方も間違いではない実際ナツキのいた未来ではそんなルートのハルトもいたから、そして知っている
「そしてそれと同じくらい人を幸せにしてる」
「っ!」
とある未来の逢魔王国は魔法と科学が融合した近未来都市となり数多の国と貿易をする程豊かな国である
そして何より 世界から爪弾きされ差別の対象になっていた存在を分け隔てなく受け入れ共存共栄しているのだ
とある未来では彼が壇上に立ち高らかに唄う
【ここはお前達はいて良い世界だ、だからお前達はありのまま居れば良い!怪人は怪人、生まれは変えられないが生き方は変えることが出来る何も言わなければあの世界と同じ差別や理不尽な偏見は続き終わる事はなく徹底的に弾圧された…だが最後まで戦い抜きここに来たお前達は運命を変えた英雄である!自分や子孫、仲間に胸を張って生きろ!そのあり方を他ならぬこの国の王である俺が肯定する!!】
そんな演説をした王様がいた、だからだろう色んな種族が共存共栄の道を模索して発展していった
幸と不幸は天秤のように傾き合う
彼が幸せにした人達の裏では不幸になった者もいるのだが
「それを又聞きして全部知った気でいるんじゃねぇよ」
その点だけが不愉快極まりないのだ、自分のように見てきた訳でもハルトのように作る側でもない ただ又聞きした情報を踊らされているだけの目の前の愚か者に我慢がならなかったのだ
「わ、わからない!あの男は平気で家族を見捨てるような人間だぞ!そんな人間が多くの人間を幸せになんて出来る訳がない!」
「いやぁ〜ハルカちゃんの方が悪いでしょアレ」
ハルトの主観もあるので公平とまではいかないがと前置きしたが
「っ!何故だハルカはハルトの事を大切に思っているんだ!」
「恋は盲目って言い得て妙だね、あの子の根っこみたらそうは言えないよ」
何ならあの子のせいでアナザーオーマジオウになった√もあったしと被りをふる
「そ、そんなことない!」
「ここまで来るともう何も言えないな…俺の幸せの為にここで終われ」
バースバスターの引鉄を引こうとしたその時!
「ナツキさん!」
「っ!」
エルフナインの声に従い後ろに下がりバースバスターを構え直すとそこには
「ったく、大将に言われて来てみればコレかよ」
「ポセイドン!」
ディーペストハープーンを肩に担いでトーマを守るように立ったポセイドンを見て
「れ、レック……」
「俺ァお前のお守りじゃねぇんだけどなぁ…」
「逃すか!」
「悪りぃが今は忙しいんだ、暴れたいなら今度遊んでやるからよ!」
ディーペストハープーンで水柱を起こすとポセイドンはトーマを担いで海に逃げたのであった
「ちっ…」
「ナツキさん!」
「エルフナイン、大丈夫か怪我は?」
「大丈夫ですナツキさんが守ってくれましたから」
「そっかぁ…良かったぁ…」
笑い合っているナツキは目線をハルトに戻し
「さっさと勝てよハルト…でないと」
ナツキが不意に目線を逸らした先には白いバイクが止まったのであった
ーーーーーーーーーーーー
「はぁ!」「ちぃ!」
大剣を構えて睨み合うと逃げたのが見えたので
「お仲間は逃げたようだぜ?」
「みたいですね…では私もこの辺で」
「逃すと思うか?」
「問題ありませんよ…重加速を使ったのは早計でしたね」
「ん?それって「見つけたーー!」は?」
目線を向ける前にアナザーブレイドを襲うミニカーサイズのバイクの軍団…シグナルバイク達が邪魔して来た
「ちぃ!…んだよコレ!」
「重加速があって来てみたら、やっぱりいた魔王!さぁさぁ行くよー!お楽しみは私からだ!」
と赤髪ツインテールの女の子が取り出したのはマッハドライバーであった、そしてシグナルバイクの中から一つ掴みドライバーに入れた
『シグナルバイク!』
「lets…変身!!」
『ライダー!……マッハ!!』
すると体に白い装甲と赤いマフラーを帯びたライダーが現れた肩のタイヤ…間違いないな
「追跡!撲滅!!いずれもマッハー!」
「「はっ?」」
ナツキとエルフナインはキョトンとしているが俺も最初見た時は同じ気持ちだったので分からなくもない
「仮面ライダーマッハ!!」
あのおなじみのポーズを決めた
次世代を行く者 仮面ライダーマッハ
「ほぉ…仮面ライダーマッハですか素晴らしいですね」
ジュウガも関心していると
「さぁ行くっよー!「待って!」ふにゃ!」
「まったくいきなり飛び出さないでよ!」
「てて…いいじゃん!アニメなら先陣切って行く場面だったしぃ〜」
「アレが……魔王」
「聞いていた姿より金色ですわね」
「うん……だけどビッキーの敵なら戦うだけだよ!行こう!」
「はい!」
「おっ!全員変身とかアニメぽいじゃん!」
「どっちかと言えば特撮じゃね?」
ロングヘアの女の子が取り出したのは紫色の拳銃型ツール ネビュラスチームガン
そして2人は何処からか取り出した歯車が刻まれたボトルを装填する
『GEAR ENGINE!FUNKY!』
「はい、創世さん」
「ありがとうっと」
エンジン音が鳴るとボトルを抜いて相方に渡すと同じようにボトルを装填した
『GEAR REMOCON!FUNKY!』
2人が引鉄を引くとネビュラスチームガンから煙が巻き上がる
「「潤動!」」
機械的な音と合わさる中、歯車のエネルギーが彼女達に装着されると左右非対称の戦士が現れた
『REMOTE CONTROL GEAR!』
『ENGINE RUNNING GEAR!』
世界を回す歯車の戦士達 エンジン、リモコンブロス
「おいおい聞いてはいたがマジかよ」
『おいハルト、不味いなコレは』
ーあぁ最初から最強フォームで行ったのは間違えだったかぁ?ー
変身してからの体力の消耗スピードが早すぎる魔王化してるのにコレかよと冷や汗が止まらない
「私がエンジンブロス、創世さんはリモコンブロスです、どちらと戦いたいですか?」
「へぇ?俺相手にそんな余裕があるとは…舐められたものだなぁ!」
「両方ですか…流石ですね!」
「はぁ!」
リモコンブロスがネビュラスチームガンで射撃するなかエンジンブロスがスチームブレードで近接と本家鷲尾兄弟に負けない連撃をしてくる、先程の消耗もあり分が悪いなぁ…
「では私はコレで、感謝しますよお嬢さん方」
逃げようとしたクジョーを追いかけたのだが3人から邪魔だてされた
「待てやクジョー!ちっ!邪魔だ!」
『サンダー』
地面に大剣を刺して雷を走らせてマッハ達と間合いを作る
「俺君達に何かしたかなぁ〜」
少なくとも君達に何かした覚えがないのだが
「貴方はビッキーの敵なんだよね…なら私達の敵だよ」
「友達が傷つかないで良いように戦うんです!」
なるほど友達の為かぁ健気だけど
「そっか…なら俺は帰るとしよう」
「へ?」
「連戦する気分じゃないし君達が来たら十中八九さ来るんだよねお友達、だからもう面倒くさいや帰る」
それにナツキに情報渡せたから目的は達成したも同じだしとアナザーブレイド・キングフォームはアナザーウィザードになり
「んじゃあねぇ〜」
『テレポート』
すぐに転移したのであった
ーーーーーーーーーーーー
拠点にて
「あ!ハル君おかえり!」
「ただいま束」
「どうだった?」
「成功だよ、後は連中のタイミングに便乗すれば大丈夫だ」
「やった!流石ハル君だね!」
「っと……あ、やべ!」
いつものように飛びついてきた束を優しく受け止めたハルトだったが体制を崩して仰向けに倒れてしまった
「てて…怪我はない束?」
「う、うん…大丈夫ハル君?」
「大丈夫だよ初めて最強フォームになって疲れただけだから」
『まぁぶっつけだったからな』
「魔王進化しててアレなら人間の頃になってたら死んでたな…確実に」
『あぁ…間違いなくな』
「つー訳でまた体を鍛えようと思う」
「成る程〜」
『単純だが効果的だな』
「取り敢えず筋トレすれば大丈夫だろ」
『筋トレ……そう言えば専門家が来てるな、おい新人!』
専門家?と首を傾げると答えが返ってきた
『お前が魔王か!俺はプロテインの貴公子!アナザークローズよろしくな!』
ーおぉ!確かに専門家ぽい!オリジナルも元格闘家だしな!ー
『筋トレだろ?なら先ずは腹筋10000回だ!』
ーバカか!魔王でも死ぬわ!!ー
『誰がバカだせめて筋肉つけろ!!』
『そっちかよ!』
ー頼むアナザービルド!相棒を止めてくれよ!ー
話していたらだ束が掴む手の力が強くなっている気がする
「あ、あの束さん…そろそろ退いてもらえると嬉しいなぁ〜なんて」
「え〜それは嫌だな〜珍しくハル君が弱ってるんだから色々イタズラしたいよね〜」
「な、何をする気で?」
嫌な予感、頼む!動け俺の体ぁ!!と思うがガッチリとホールドされてる上に最強フォーム変身に伴う疲労で動かないと来た、そして束の目…間違いないアレは獲物を狩る肉食動物の目だと戦慄すると
「何って……ナニかな」
「女の子がそんなセリフ言う者じゃねぇよ!つーか離せ!離さないと悲鳴あげるぞ!」
「それ言うの逆だと思うよ?まぁハル君になら束さんは襲われても「何言ってんの!?」さぁさぁ束さんと楽しい夜を過ごそうじゃないか!」
「ま、待てやーー!」
翌朝、げっそりしたハルトと肌艶の良くなった束がいたのは言うまでもない
ありふれた執行者さんありがとうございます!アナザークローズ登場です!活躍は次回に〜