5話
今回の舞台はありふれたショッピングモールから話を始めよう
「これで全部だな」
「そうだな…しかし早く終わったな」
と中で楽しく買い物を楽しんでいるのは千冬とハルト、彼等は拠点の日用品の買い出しに出ていたのだ
「プロテインって沢山あるんだな」
だいぶ趣味にもよっている原因は
『そうだろ!だから色々悩んじまうだよ』
『お前悩まないだろ筋肉バカが』
『おう!コレと決めたらこうだぜ!』
『ダメだこりゃ』
と仲良く話してるアナザービルドとアナザークローズの2人の様子に微笑ましさを感じる
あの後最強フォームに順応する為の肉体改造を始めた、流石に魔王進化で胡座を描いていたがそれで力を十全に発揮出来ないのは彼等に申し訳が立たないので通常の筋トレや重りりをつけての日常生活を始めたのだが
「体力作りを本格的にし始めたと聞いたが、そんなに負荷が掛かるのか?」
「千冬にも分かりやすく言えばPIC無しでIS動かすような感じだな、結構しんどい」
「ほぉ…並大抵の負荷でないのはわかったが大丈夫なのか?」
「最近はデスクワークも多かったからな…体も鈍るよそりゃ…これくらいが丁度良い」
『そうだろ!じゃあ次はアナザーウィザードにグラビティ使ってもらうぞ!』
『辞めなさいよ!ハルトが死んじゃうでしょうが!』
取り敢えずアナザービルド頑張れと思いながら首を回すハルトに千冬も頷いた
「確かにな…それよりだ時間があるなら買い物に付き合えハルト」
「良いよー久しぶりに2人だな」
「そうだな、よし行くぞ」
「え?ちょっ!強く引っ張らないでよ千冬!服が破れる!!」
そしてその帰り道
「この荷物どうする?」
大量の紙袋を見たハルトは指輪を使い
「こうすりゃ良い」
『コネクト』
「成る程な」
そう言って荷物をコネクトした先に投げ込み
手ぶらになったのでバイクで帰ろうと思ったのだが
「さて…歩いて帰るぞ」
「はいよ」
千冬が腕を組んでくるがもう慣れたものである、その先の関係まで行けばそうだろうなと笑い合っていると
「は?」「あ?」
先日、邂逅したマッハとブロス達に加えて
「立花響と小日向未来…それと」
「マリア・カデンツァヴナ・イヴか」
懐かしい黒いガングニールを使い戦っていたのはゴスロリのオートスコアラー…おい待て!
「っ!性根が腐ってるガリィだと…千冬!」
「分かっている行くぞ!」
と2人は駆け出すのであった
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その場は一方的であった
「あらら〜折角マスターが計画したライダーシステムも使い手がコレじゃたかが知れてますね」
「っ!待って…仮面ライダーって…まさか!」
「おっと話しすぎちゃいましたね、ガリィちゃんうっかり♪」
カラカラ笑いながらガリィはマリアの槍の一撃をピンポイントガードしていた
「くっ!」
「おら少しは頑張れよ外れ奏者!!…まぁ良いかマスターが実験してこいって言ってたからお前で試すか…あむ…」
「それってコアメダル!?何で貴女が!」
「正解だよオラァ!」
するとガリィは三枚の青系コアメダルを飲み込み、水流攻撃を放つがそれは通常時の数倍を誇る威力だった
「あはははは!凄い凄い!流石マスター作のコアメダルですねぇ!お前たちが1000年使っても届かない領域なんだよ!」
と息巻くガリィであったが何かを察知して間合いを作ると同時に何か大きな塊が近くの街路樹を破砕した
「誰ですかぁ〜ガリィちゃんの楽しみを邪魔したのは?」
その姿は白くファスナーで結ばれた魔人、右手には大鉈ザルツドラを構えた魔王の従者
三属性を宿す大渦 カリュブディスメギド
「外れましたか…いやはやハルト様から授かりしこの力、まだ鍛錬が必要なようですね」
「カリュブディス…って事はいますよね〜」
「えぇ勿論…っ!お待ちしておりましたハルト様」
カリュブディスは何かに気づいて跪くと同時に虚空からハルトが現れた、彼は笑顔のまま
「ありがとうなカリュブディス…よぉガリィ、久しぶりで悪いんだけど転移結晶置いてけや」
「あらあら、マスターの元彼じゃないですか〜まだ未練がましく復縁要請してるんですかあはははは!嫌われますよ〜あ、コレは失礼もう嫌われてましたねアハハハハ!」
「やっぱ性根が腐ってんなぁ…本当に」
相対して互いに話す中、周りが驚いていた
「ハルトさん…どうして…」
「よぉ立花響、久しぶり…でもないかぁ、オマケ連中もこの間以来だなぁ」
「オマケですって…」
睨みつけられるが子猫の威嚇くらいにしか感じないのでヘラヘラ笑いながら
「そんな怖い顔すんなよ、折角助太刀してやろうと思ってんのに」
「どうしたかしら?」
ボロボロになっているマリアにハルトは正面から見て
「ま、理由の一つにはアンタの借りを返す為だな」
とマリアを指差しながら言った
「え…」
「アンタがフロンティア浮上を計画しなきゃ俺は国作って王様になってないからなぁ〜そう言う意味では貸しがあんだよ、借りの作りっぱなしは性分じゃないだけ…まぁそれと何時ぞやのライブで攻撃した事の詫びだな」
そう言う意味ではマリアには貸しがあるので返すのは筋と言うものであろうと
「あなた……それクリスにも言ったらどうかしら?」
「それはソレ、コレはコレ!」
彼女は俺を殺そうとしたので正当防衛でセーフ!と無視したのであった
「ハルトさん…」
「つー訳で臨時助っ人よ不満か?」
「いえいえガリィちゃんとしては外ればっかりだったので大当たりなハルトさんとのバトルは嬉しいんですよぉ…マスターを拐かす者を排除出来ますからねぇ!!」
「拐かすって人聞き悪いな…千冬」
「あぁ、そいつらは任せろ」
「カリュブディスも頼むな……カリュブディス?」
返事がないので後ろを見るとカリュブディスがマジマジと立花響を見ていた
「え?えーと…どうしましたか?」
「…………懐かしい匂いがしますね…」
「え!ビッキー知り合いなの!」
「へ!いやいや!流石の私でも怪人さんに知り合いはいませんよ!」
「ん?あぁ……ぷっ」
そのやりとりを見て納得したハルトは大笑いした
「はははは!そりゃそうだよカリュブディス」
「それは何故でしょうかハルト様」
「お前を生み出す為の素材はしたよな?」
「えぇゴーレム先輩、アヒル先輩、ハンザキ先輩を織り込んだと聞いております」
「せ、先輩?」
「そうそう、それとお前はお砂糖とスパイスと素敵なもので出来てるんだ」
「何ですと!!それは本当ですかハルト様!!」
「おうとも!」
冗談混じりで話すと千冬が思わずツッコミを入れた
「マザーグースか!」
「ごめん冗談、実は三属性のメギド以外にも素材があってな一つは、逢魔で戦ったカリュブディスと…」
そう前置きしてハルトはドヤ顔で話す
「ネフィリム」
「え!!」「ほぉ…」
響が驚くのも無理はなかった
フロンティア事変
ハルトが複製させた偽りのフロンティアをかけて当時の二課とFISの抗争 途中でウェル博士の謀反により聖遺物を喰らう聖遺物 ネフィリムが暴走し世界70億の絶唱で倒して解決した事件は今もその世界にいる者の記憶に鮮明に残っている
その後に逢魔王国の建国やフロンティアが分身であると判明したのだが
「幸い素材は回収出来てたしな〜」
破片でも聖遺物を食べると言う性質は必ず役立つと思い取っといて正解だったよ
「その素材は彼女の腕をムシャムシャしてたからな…潜在的に覚えてんだろ」
「成る程…」
「この怪人にネフィリムが」
「あ、言っとくけど食べるなよ」
「も、勿論でございます!」
心配になるがカリュブディスなら大丈夫だろうと思う
「よろしい……さて待たせたなガリィ」
「いえいえ〜マスターから新しいご指示も頂きましたのでお相手させてもらいます〜」
「どんな指示だよ?」
「カリュブディスメギドを捕縛しろってね!」
「させる訳ねぇだろ!キャロルの頼みでもうちの子に手出しさせるか行くゾォ!」
『おう!任せろ!』
同時にアナザーウォッチを押し込み姿を変える蒼炎と煙が包み込み中から現れたのはさながら竜の戦士、両手に備えた鉤爪は鋭く各部からは蒼炎が吹き出ている
その姿は愛と平和を作る英雄の相棒、龍と希望を守る戦士のアナザー
『クローズ』
身勝手な竜戦士 アナザークローズ
「っしゃあ!!」
「新しいアナザーライダーですか…なら小手調べ!」
ガリィは新しいアルカノイズを解放するが
「オラオラオラ!!」
ただの拳打でアルカノイズは赤い煙と変えると追加で新しい個体が現れるが鉤爪の一閃により粉塵に換える
「凄いパワーですね…予想外ですよ」
「へへ…強いだろ?これは俺1人だけの力じゃねぇからだ!それに今の俺はぁ…」
昔と違う、今の俺はアナザーライダーや千冬や束、錫音達に支えられている、だから
「『負ける気がしねぇ!!』……おい」
『声被せんじゃないよ!バカが!』
『良いだろ別に!…って誰がバカだ!せめて筋肉つけろ!』
「っせぇ!やるぞ!!」
『おう!』
『ready go!』
同時に背後から蒼炎の龍が現れ炎を吐く
「おおおおおおらぁ!」
『dragonic finish!』
と同時に飛び上がりボレーキック、必殺技の
アナザードラゴニックフィニッシュを叩き込んで道上にいるアルカノイズを滅却した
「っしゃあ!」
「雑魚倒したくらいで舞い上がるなよ!」
ガリィが巨大な水柱を作り攻撃を行おうとしたので
『っしゃあ!こうなったらマグマだ!』
「おっしゃあ!!」
『バカ!今のハルトが使ったら全身大火傷になるでしょうが!』
『じゃあどうすんだよ!マグマの力がないとダメだろ!』
『ここは…彼に任せよう』
「待て…彼って誰?」
『カノンは何処ダァ!』
「チェンジで」
高速のツッコミが思わず出てしまった
『同感だ…って違うでしょ!スペクター先輩!…俺達が呼びたいのは…どうぞ!』
『ここかぁ…祭りの場「採用だぁ!」最後まで言わせろ…ったくイライラする』
再推しのアナザーになれるなんて幸福だぁ!と歓喜に震え
「ガリィをボコボコにしてイライラを消してもらいましょう!!」
「目的変わってません!?」
響のツッコミをスルーすると同時に三枚の鏡像が重なり紫色の戦士へと変わる
その頭部はさながら蛇遣いと蛇壺を思わせる出立ちながら右肩と左肩が銀と赤と違うライダーの装甲を取ってつけたような歪さを持っている
正史でも外史でも語られる最恐のライダー
『王蛇』
アナザー王蛇である
「あぁ…よし…ふん!」
アナザー王蛇は首を回すと何処からともなくエネルギー状のカードを取り出すなり握りつぶすカードは蒼炎と共に燃え散ると効果を発現する
『UNITE VENT』
アナザー王蛇の前に銀色のサイ メタルゲラス、紫色の大蛇 ベノスネーカー、赤色のエイ エビルダイバーの三体が現れる
「!!!」「!!!」「!!!」
そして三体が体を一つにすると強い閃光が当たりを包み込む
「!!!!!」
光の中から現れたのは一言で言うならば巨大怪獣、その体はメタルゲラスを中心としながら背中に翼となったエビルダイバーと頭部、尻尾にはベノスネーカーの一部が露出している
それはハルトが元の世界で一番好きなライダーとその契約モンスターである
「行け!ジェノサイダー!!」
「!!!!!!!」
獣帝 ジェノサイダーは咆哮を上げると腹部が開放されると中から現れたのは極小の
「ブラックホール…だと…」
暗黒空間である
「やっちゃえ、ジェノサイダー!」
その指示に従うようにブラックホールは巨大な水柱をまるで一気飲みするかのように飲み干す、ガリィが攻撃を終えた時には
「!!!」
勝利の雄叫びを挙げた獣帝が立っていたが地面に沈んで消える、役目を終えたように
「あらあらまさかこんな奥の手があったなんて…」
「あぁ……ガリィ、4枚ある好きなのを選べ」
と見せたカードは全部ファイナルベントであった
『正に外道』
ーうるさいー
一括してガリィの様子を見ると
「それは…どれもお断りですね!」
「そうかよ…なら」
アナザー王蛇のファイナルベントを食らわしてやるとカードを握り潰そうとしたと同時にガリィが出したのは転移結晶であった
「また会いましょう!」
「それを待っていたんだ!!」
瞬時にカードを入れ替え握りつぶした、そのカードは本編で使われることのなかったカードであるが王蛇の物である
効果は強奪
『STEAL VENT』
「あら?……あぁ!」
「転移結晶ゲット〜」
仮面で見えないがご満悦の顔をしていたハルトであったが
「この…最初からそれが狙いで…」
「最初からそうとしか言ってないような」
「でしたね…しょうがありません、それは差し上げますよ…けどその後、後悔しても知りませんよ」
「するもんかよ」
「そうでしたか、ではまた…外れ奏者は覚えてやがれ」
別の転移結晶で逃げたガリィを見送ると
「帰るぞ千冬、カリュブディス」
「あぁ」「はっ!」
「あ、あの!!」
「んぁ?」
「貴方とキャロルちゃんって一体…」
「それ話す意味ある?どうしても聞きたいならナツキに聞いて…エビルダイバー!」
「!!!」
「っと」
アナザー王蛇は千冬をお姫様抱っこしカリュブディスをアルターブックに戻すと飛翔して現場から離れたのであった
ありふれた執行者さん、邪竜の滅竜魔導師さんありがとうございます!アナザークローズ、アナザー王蛇登場です!