無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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流転

 

 

ガリィから転移結晶を強奪したハルトは仲間達を集めて作戦会議を行った

 

「作戦だが奏者連中が拠点攻略中に俺達は転移結晶でチフォージュ・シャトーに乗り込んでキャロルと決着をつける」

 

「シンプルだな」

 

「あぁ、それと奏者連中の行動と時間制限がある…作戦には素早さが求められるな」

 

「そうだな…まさかオートスコアラーにコアメダルを装備させるとは」

 

「そうだねぇ…ガリィに青系のコアメダルだったんだ」

 

「本気だねキャロル」

 

「そうだな…流石はキャロルだ」

 

「褒めてどうする状況は最悪だぞ」

 

コアメダルを使ってオートスコアラーを強化したと言う事は奏者達がイグナイトモジュールを介して勝てるかどうか分からなくなっている上に

 

「ミカが燃料無視して動き回れるのは最悪でしかない」

 

オートスコアラー最強の一体 ミカ

 

本来なら思い出を動力にして動いていたオートスコアラー達はハルトがオーズを布教した影響でキャロルがセルメダルを動力にするという改造を施した結果

 

正史よりもタチが悪くなってしまったのだ、ミカが燃料切れを無視して攻撃など悪夢でしかない…かつて模擬戦を挑んだ事があるが

 

アナザーライダー達+怪人能力でやっとだった、まぁ今は魔王化してるから互角以上に渡り合えるが

 

「本当に奏者達が時間稼ぎしか出来そうにないな……ま、俺の責任だからキャロルは俺が止めないとな」

 

まさか仮面ライダー布教しただけでこんな大変な展開になるなんてと冷や汗が止まらない

 

「まぁハルトが仮面ライダーを布教しなければ始まらなかったからね」

 

錫音の嫌味にハルトは反論、机を叩いて堂々と発言した

 

「だって錬金術師から見たオーズってどう見えるか気になったんだよ!」

 

「あのさ…好奇心ネコを殺すって言葉の意味を知らないのかい!?」

 

そして議題が変わり

 

「カリュブディスを捕獲しろか」

 

ガリィのカリュブディス捕獲宣言である

 

「わっかんないんだよなぁ…カリュブディスの戦力化てのも考えたけど…キャロルの目的とは違うような気もするし」

 

「理由がないのか」

 

「中のネフィリムが欲しいのかなって思ったけど、ほぼ完全なネフィリムが別にあるんだよね」

 

「何処にだ?聞いた話ではオリジナルのネフィリムは消し飛んだのでないのか?」

 

「それが自称英雄の方がお持ちのようなんだよ」

 

アナザーWに調べてもらったが、どうやらあのウェル博士は生きているが軟禁状態でいると、まぁ助ける理由はないのでスルーしておくが

 

「苦労して分捕るより楽して手に入るのらそっちを取るよ私ならそうするね」

 

「どうする?カリュブディスのアルターブックを逢魔に返すか?」

 

「それこそキャロりんの思う壺じゃないかな?ポータルを開いて逢魔に行くかも」

 

「まぁあの留守居の連中なら問題はなさそうなんだが…」

 

「キャロルを追いかけて奏者が逢魔に入る方が問題って訳だね」

 

「そー、最悪テスタロッサ達がやらかす可能性が高い」

 

「あ〜確かに辞めといた方がいいね」

 

「この世界の地図が塗り変わるからな物理的に」

 

あの3人には俺がこの世界でやった事を話したのだがその時の怒りようから察するに

 

世界の大都市で死の祝福や破滅の炎や重力崩壊が起こるとか、それは避けないとならない

 

いくら魔王だ何だと言われ、別にこの世界の人間はどうでも良いと思っててもだ

 

「キャロルの一件は俺が決着をつける…誰にも邪魔はさせない」

 

『そこは俺達だろ相棒』

 

「だな……悪いお前たちの力を貸してくれ」

 

『当然だなぁお前ら!!』

 

『おう!!』

 

本当に頼りになる仲間だなと思う…俺には過ぎたものだ

 

「作戦開始まで各自自由時間とする解散!」

 

ーーーーーーーー

 

 

精神世界

 

「それで精神世界に来るのはどうかと思うぞ相棒」

 

「っせぇよ…一番リラックス出来るんだからよ本体は寝てるし、それに久しぶりに皆と話したかったからな」

 

俺の精神世界はあの時と同じように何もない白い世界…ただ違うのは住む住人の数が桁違いに多くなっているのだ、何なら楽しく酒盛りまでしている…あ、アナザー王蛇がアナザーエグゼイドと喧嘩してる…後で止めに行こう

 

「賑やかで嬉しいな、これもお前のメッセージが沢山届いてるって事だからな…ありがとう最強フォームまで進化してくれて、お陰で俺は皆を守れそうだよ」

 

何処からか現れる盃に並々と酒を注いで呷るハルトは笑顔のままである、精神世界故に酩酊も出来るので悪い気分ではない

 

「礼ならアナザージオウに言え、あの無口の努力成果だ…しかし今度はその守る相手に拳を向けるのだろう?」

 

「まぁね俺がキャロルを引っ張れば良かったんだ無理矢理にでも自分の弱さが一歩踏み込めなかった未熟さが憎い…だから意地っ張りな奴を説得するんだ」

 

「意地っ張りはお互い様だろう」

 

「違くないかな…なぁアナザーディケイド、俺の我儘だけど今回も力を貸してくれるか?」

 

「はぁ…この馬鹿者が王なら仲間の顔色を伺うな、お前がドンと構えているから俺達は疑わずに進めるのを忘れるな」

 

「おう!あ、それとさアナザーWが最近見当たらないんだけど…」

 

「あぁ、あいつなら地球の本棚で誰かと楽しく話しているぞ」

 

「誰と?まさかフィリップさんとか!あの野郎……俺に内緒で許せねぇ!」

 

「いやそれがな…」

 

 

地球の本棚

 

「あれでもない…これでもない……ん?よぉラファエルさんまた調べものか?」

 

アナザーWが情報収集していると背後に現れた闖入者だが寛容に受け入れた顔馴染だったからである青髪の中性な人?に朗らかに受け入れた

 

「是、ラーメンやハンバーガーなどの知識を要求します」

 

「おうキーワードっと……出たぜ読んでけよラファエルさん」

 

「是、個体名 アナザーW協力感謝します」

 

「良いって事気にするな」

 

アナザーWは1人だけだった場所にきた友人の存在を好ましく思っていたのであった

 

「……次の本を」

 

「おい待て、速読だと!!!」

 

「貴方が遅いだけです」

 

「何ぉ!」

 

 

 

「って感じらしい」

 

「まぁ…アイツが楽しそうならそれでヨシ!」

 

共通の趣味があるなら仲良くするのもありだなと首肯するハルトだがラファエル?天使かなとしか思っていないのであった

 

「そう言えば…この間アナザー王蛇みたいに新しい奴がいるなら挨拶したいんだけど…」

 

「そうだな…新入りども!自己紹介の時間だ」

 

「「「おう!!」」」

 

「沢山来てるんだね」

 

「そうだ…魔王進化の影響でお前に集うものも増えているのでな」

 

改めて、自分が人を辞めたんだと言う実感が湧いてしまうが別にいいかと思い彼らと交流を深めたのであった

 

「おい、カノンは何処だ!」

 

「たこ焼きを食べたいぞ!」

 

「幽霊コンビは本当に俺のメッセージを受け取ってきてくれたんだよな!?」

 

「ま、まぁ戦力としては頼れるだろう次!」

 

「初めましてアナザーシザーズです、ふふふ…アナザーライダーの頂点を極めるのも悪くありませんね」

 

「下克上狙うのはゴオマだけで間に合ってます!」

 

「この精神世界に刑事はいらない」

 

『FINAL VENT』

 

「え?いやちょっと待ちなさい!ええい!」

 

『GUARD VENT』

 

「はぁ!」「このおおおお!」

 

「アナザーディケイド 、頼む止めて!これは予想外にカオスだよ!」

 

「王の勅令を使えば良いのでは?」

 

「そうだったぁ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

現実世界

 

「う…うぅ…」

 

「ハルト大丈夫か?魘されていたぞ」

 

起きたハルトを心配そうに千冬が見ている…後頭部の感触的に膝枕されてる幸せだなと満喫している

 

「ん……大丈夫だよちょっと新キャラの濃さで胸焼けしそうだ…」

 

アナザースペクターとアナザーネクロムさんはキャラが濃かった後はアナザーシザーズとかなアドベントカードが使えるか心配だよ…あとムシャムシャされないか心配だ

 

「だ、大丈夫ではないな…」

 

「あぁ、だけど任せてねまた皆で笑える日を取り戻すから」

 

「あぁ分かっているが無理をするな…お前が壊れてしまっては意味がない、キャロルも私達もな…」

 

「ありがと…ならもうちょいこのままで大丈夫?」

 

「構わんさ、私もそうしたいからな」

 

「んじゃお言葉に甘えて」

 

そんな感じで穏やかな時間を過ごそうとしていた、その時

 

『!!!』

 

鳴り響いたファイズフォンXに少し不機嫌なまま電話に出る

 

「何?」

 

少し不機嫌な声で話すと声の主 ナツキが大慌てで

 

 

『頼む!助けてくれ…街中にヤミーの群勢が現れて大変なんだよ!』

 

「メダルの後処理ならバースの方が向いてるのでそっちでお願いします」

 

『違うわ!倒すのを手伝って欲しいんだ!』

 

「えー……」

 

「どうやらキャロルが指揮とってるみ「それを先に言え馬鹿野郎」は?」

 

「千冬、悪い聞いてたと思うけど予定変更だ」

 

「わかった束と錫音には私から話しておく、お前は先に行け」

 

「あぁ…終わったらまた膝枕してくれ」

 

「いくらでもしてやろう…だから帰ってこい」

 

「おう!アナザーウィザード!」

 

『テレポート』

 

現場に転移した直後に転移陣が浮かび上がり中から現れたのは

 

「っ!キャロル!!」

 

今回の目標が来たのだ、彼女は真面目な顔で

 

「千冬か…皆を集めてくれ話がある」

 

「それより私の部屋を汚いと煽った件で話がある!!」

 

「今はそんな話してる場合じゃないだろう!?」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

とある市街地ではエンジン、リモコンブロス、マッハが戦闘中であった

 

「ヤミーが多いよ!!」

 

『FUNKYDRIVE GEAR REMOCOM』

 

「口より先に手を動かしましょうよ!?」

 

『エレキスチーム!』

 

「最終決戦前みたいだね、まさにアニメのような展開だぁ!」

 

『シグナル交換!カクサーン!』

 

マッハは上空に攻撃して拡散弾を使ってピラニアヤミーをセルメダルに返すが

 

「数が多いよ!拉致が開かない!!」

 

「ナツキさん、何か知りませんか?」

 

「青系のコアメダルの力…生態については専門家を呼んだから聞いてくれ!」

 

『セルバースト!』

 

「って!バースXはどうしたんですか!」

 

「今メンテナンス中!この間ぶっつけ本番で使ったらコアメダルのパワーにユニットが耐えられなかったの!」

 

「嘘でしょ!?」

 

「コアメダルの専門家ってエルフナインちゃんじゃ…」

 

「いや、メダルの知識をキャロルに入れ知恵した奴がそろそろ来るから」

 

「「「え?」」」

 

と話していたらだ、ヤミーの一区画から大きな爆破が起こっている皆が視線を向けたら

 

「噂をしたらおいでなすった!」

 

アナザー王蛇が右手のメタルホーンを前に構えてメタルゲラスの肩に乗り一直線の体当たりを敢行する大技 アナザーヘビープレッシャーで強引に突破している風景だった

 

「うわぁ…ハルトの奴豪快にやってきたな」

 

ナツキが大笑いしているとアナザー王蛇はメタルゲラスから降りて両手を広げながら

 

 

「此処かぁ……祭りの場所は…」

 

 

右手に打突武器メタルホーンを携え両手を広げながら言う

 

「あ、アナザーライダー !!」

 

と警戒して武器を構えるがメタルゲラスが威嚇している

 

「ナツキ、キャロルは何処だ?」

 

 

「その前にこのヤミーについて教えてくれよ…倒さないと前に行けないからな」

 

 

「ちっ…青のコアから生まれたヤミーは沢山いて巣を作る…そこにセルメダルを持ち帰るんだ」

 

「それなら「巣の特定はほぼ不可能だ」…でしたら…」

 

「メズール・ヤミー攻略法はシンプルだ…この場で皆倒す!」

 

『FINAL VENT』

 

「はああああああああ!!」

 

同時に現れたベノスネーカーと共に走り出した現れたアナザー王蛇は飛び上がるとベノスネーカーから吐き出された毒液を背にして両足を交互に叩きつける必殺技 アナザーベノクラッシュを叩き込む、同時にヤミーはセルメダルに変換されたが

 

「多いな、これならカザリのヤミーの方が100倍マシだよ溜め込むだけだから」

 

『ユナイトしてジェノサイダーを呼べ』

 

「楽だけど出来たセルメダルが勿体ないんだよ、この間のバトルで大分消費したキャロルに回復の時間は与えん」

 

となれば選択肢は少ないし同じ理由でカリュブディスも呼べない

 

「広範囲技や多人数戦に自信のある奴!」

 

『そんな相棒の望みに答えて、第一回!俺の技の此処が凄い!をやっていくぞ!』

 

『『『うおおおおお!』』』

 

「やっとる場合か!っと危ねぇ…なぁ!」

 

『ADVENT』『ADVENT』『ADVENT』

 

「行け!ベノスネーカー!エビルダイバー!メタルゲラス!」

 

「!!!」「!!!」「!!!」

 

召喚に応じた三体は尻尾でヤミーを弾き飛ばし、体当たりして地面に墜落させ、着地点にきた相手を跳ね飛ばすよう連撃をしながらヤミーの数を減らしていく、時間稼ぎには最上であろうが

 

 

 

『ADVENT』

 

 

虎の子を解放した

 

 

「食らいつけ!!」

 

 

ミラーワールドから現れたのは大量のゼール系モンスター達だアナザーインペラーの力である大量のギガゼールの指揮により集団行動を取る彼らの戦闘能力はベノスネーカー達に匹敵する

 

 

恐らくコレが王蛇のカードデッキ本来の運用なのだろう…それをベノサーベル一本で近接戦をしてきた浅倉さんには尊敬しかない

 

 

「よしこの間に」

 

とウォッチを構えたが

 

 

『一番!アナザースペクター、見せてやる俺の三段撃ち!』

 

『二番!アナザーゾルダ、広範囲と言えば俺だろう?』

 

『三番!アナザーゼロワンメタルクラスタだぜ!』

 

未だにプレゼンしていた

 

 

「いや確かにそうだけども!…ってもう良いから!力を貸せ!!」

 

『せっかちな奴め』

 

 

「っせぇ!こちとら緊急事態なんだよ!イライラするから早くしろ!」

 

 

『しょうがないな早い者勝ちだぁ!』

 

同時にウォッチに顔が現れたので迷わず押し込んだ

 

「っしゃあー!」

 

途端アナザー王蛇の装甲は弾け飛び中から現れたのは

 

『ヴェハハハハハハハハ!王の力にひれ伏せぇ!』

 

『オーズ』

 

「お前かああああい!さっきまでのプレゼン大会の意味は!?」

 

『ヤミーならばオーズだろう!』

 

「かも知れない………よし行くぞ!」

 

そう言うとアナザーオーズが分裂して大量に増殖したのであった

 

ガタキリバコンボの力を引き出し、それに加えてその分身体が思い思いのアナザーウォッチを起動したのであった

 

「イライラすんだよ…」

 

アナザーオーズに3枚の鏡が重なり変身する

 

『王蛇』

 

制御不能の暴君 アナザー王蛇

 

「俺の生き様を見せてやる!」

 

そしてアナザーオーズの周りにパーカーゴーストが群がるように重なる

 

『スペクター』

 

大罪背負う悪霊 アナザースペクター

 

 

「王の判決を告げる、死だ」

 

隣のアナザーオーズも同じように装甲が砕け散り中から現れた白亜の鎧、仮面の下からは蛇のような瞳が睨んでいる

 

『サガ』

 

分身が違うアナザーライダーに変身したのであった

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

その頃

 

「……………嘘でしょ」

 

「そんな事あるのかい?」

 

キャロルの要望通りに集められた面々は彼女の話を聞いてあり得ないと言う顔をしていた、特にライダー技術を作る側である束と錫音の驚きぶりは大きい

 

「本当だオレも…ましてやハルトも予想してなかっただろうな」

 

「だとしたらハル君が危ないよ!今1人なんだからさ!」

 

「分かっている!!それだから遠ざけたのに何故戻ってきたのだ!あのバカは!!」

 

「キャロルの遠ざけ方が悪かったからだよね?」

 

「あぉ、アイツが理由もなく遠ざけたらどうなるかくらいわかるだろう?私達よりも付き合いだけは長いのにな」

 

棘のある物言いにキャロルは同じように嫌味で返す

 

「ほぉ…千冬嫌味を言うようになったじゃないか」

 

「当然だ、貴様の所為でハルトが病み始めてるのだからな」

 

「あぁ嫉妬か、大事な男がオレの為に動いているのが妬ましいか…可愛らしいじゃないか」

 

「っ!」

 

「チーちゃんステイ、キャロりんも煽らないでよ」

 

「そうさ話が進まない、それでどうなる?」

 

「どうだろうな、ただ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最悪の場合 ハルトが死ぬ」

 

 

 

 

 

 





ありふれた執行者さん、邪竜の滅竜魔導師さん!ありがとうございます!

アナザースペクター、アナザーサガ登場です!
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