前回のあらすじ
ハルトの心臓を剣が貫いた
「ハルト!」
キャロルが慌てて駆け寄るが
「……………………」
彼の心臓は鼓動を止め、脈も止まっていた
「嘘だ…ろ…」
否応なく理解したのだ
ハルトが死んだ事をだが信じられない
「おいいつまで寝てるんだ!早く起きろ!知ってるぞお前は不死の力がある事を!いつもみたいに冗談と笑ってくれ!!」
フェニックスの力で再生しろと体を揺らすが彼は微動にもしない
だがキャロルには悲しみにくれる暇がなかったのだ
「残念ですが大団円とは行かせませんよ」
そこに現れたのは1人の青年だった、しかし顔を見て響が呟く
「エルフナインちゃん?」
最近仲間になった子と瓜二つだったのである、しかし男性型と言う違いはあったが間違いないだろう
「違いますよ、まぁ僕も彼女も同じ存在から生まれたという意味では兄妹とも取れますが」
「何者だお前は!!」
その翼の問いに青年は答えた
「僕はノエル、錬金術師でそこの不出来なオリジナルに変わって万象黙示録を暴くもの」
青年 ノエルの宣言にナツキは大声で問い詰める
「何故ダインスレイフを持ってんだ!アレはイグナイトの素材になってるはずだ!」
「あぁ…親切な方が完成品を譲ってくれたと答えましょうか」
「ネオタイムジャッカー…か」
「正解です、流石はオリジナル」
「待てよ…なら何でハルトが起きねぇんだよ!アイツなら心臓や頭潰されようとも歴史から消されても瞬時に復活するんだぞ!」
「え?ハルトさん人間なんだよね!」
「正解に言えば元人間だ…まぁ…元から人間離れしていたがな」
「えぇ…」
「それで何故治らんのだ、ムカつくがあの男の回復力は化け物級だぞ」
「簡単ですダインスレイフには呪いが込められているからですよご存知でしょう?神話や伝承で語られるあの魔剣の能力を?」
「っ!不治の力か!」
「正解ですよオリジナル、流石にフェニックスのような自己再生や回復能力には驚きましたが心臓に刺せば回復も阻害されますからね起き上がる事はないでしょう二度と」
「何故オレじゃなくハルトを狙った!」
「簡単な話ですよ、その男のせいで貴女は腑抜けてしまった計画も中止する事も視野に入れて…甘いんですよ、今更そんな真似して過去の罪が消えるとでも!万象目次録はパパの悲願で僕達の目指したものだ!それを辞めさせるような原因なら排除されて当然だ!」
「貴様ァ…」
「まぁオリジナルにはまだ利用価値がありますからね…その体に呪いの旋律を浴びてもらわないとなりませんから……来い黒騎士!」
ノエルはハルトに刺さっていたダインスレイフを転移して引き戻し、地面に突き刺す。すると錬成陣が浮かび上がり、何時ぞやの鎧甲冑に似た戦士が立っていた
「アレってこの間の!」
「おや?初めてなんですよね黒騎士を見せたのは?…まぁ良いでしょう、さぁ黒騎士よオリジナルを殺せ!」
「っ!」
と黒騎士はキャロルを殺そうと手に持つダインスレイフを振り抜いたが
「させるかぁ!」
そう叫びキャロルの前に立ったカリュブディスはザルツドラでダインスレイフを受け止める
「カリュブディス…」
「我が創造主であるハルト様を手にかけただけでは飽き足らずキャロル様まで殺すとは…その罪は万死に値するぞ俗物!!」
「逃げろ!奴はお前のネフィリムを狙っている抜かれたら不死身のメギドでも死ぬぞ!!」
「そうだとしても!…主人の仇を目の前にして引き下がれるものかぁ!」
と感情を爆発させたカリュブディスは右腕がはち切れんばかりに膨張し体が歪な体躯
カリュブディス・ハーキュリーに進化したのである
「ハルト様の仇は私が取ります!!」
「はは滑稽ですね敵討ちなんて、流石は異形の王が作った醜い魔人だ…さっさと退場して下さいよ!!やれ黒騎士!!」
黒騎士の剣を持つ手に力が入るが
「ならば見せてやろう、我等の王が生み出した力をな!」
そう言うとカリュブディスの体を開くと中から石像の両手がロケットパンチのように放たれ黒騎士の顔面を凹ませた
「何っ!」
「まだまだぁ!」
ザルツドラで黒騎士を斬りつけると間合いを作ると今度は光学迷彩のように姿を消すと黒騎士の背後に現れザルツドラで胴体を思い切り殴ると装甲のあちこちが凹み始める
「ぬん!」
「おのれこの化け物がぁ!」
とノエルが錬金術師でカリュブディスを攻撃し片腕を吹き飛ばした…しかし
「愚かな…私はハルト様が創造した力だ貴様のようなものでは届かぬ高みの力よ!!」
カリュブディスは何事もないかのように再生したのであった
「凄い…」
と周りが唖然としていたが当然だろう、ハルトが自ら手掛けて生み出した初の怪人だ注いだ心血は計り知れない
カリュブディスメギド
その体にはゴーレムの怪力、アヒルの透明化、ハンザキの再生能力全てを兼ね備え更に捕食により相手の技や能力を獲得するという
強力なメギドであったのも起因している
「やれやれ…魔王の配下は例外なく化け物ですね…本当に迷惑ですよ」
計算外と言う口ぶりだがノエルは冷静にカリュブディスを見ていた
「ですがその溜め込んだエネルギー量は素晴らしい…是非捕獲させて貰いますよ」
「できるモノならな…ハルト様…私の力を貸してください!!」
そう言うとカリュブディスは背中に赤い翼を生やして体を捻らせながら体当たりを敢行した
「カラミティストライク!!」
「今のはアナザーライダーの技ではないか!」
目の前で受けた技故に翼も驚いている、当然というか黒騎士は受け止められずに爆散する着地したカリュブディスはザルツドラを構え
「次はお前だノエル!!」
宣言して襲い掛かるが
「後ろだ!」
「っ!何の!」
キャロルの掛け声に合わせて攻撃を回避し再度鍔迫り合う、やはりと言うべきか黒騎士は再生していたのだが…その足元には何枚かの銀貨、否
「セルメダルか?」
あのメダルが落ちていたのだ
「そうさ、黒騎士にはセルメダルを使って強化してあるんだ強さはオートスコアラーの比ではないよ!」
「ほぉ…だが私には及ばない!」
「そうかな?」
「何?っ!!」
突然の方向からの攻撃にカリュブディスは防御が間に合わずに一撃を受けた
「がぁ!」
転がる中体勢を立て直し犯人の方向を見た
「おやおやまさか、メギドまで作っていましたか…流石は魔王ですね」
メガネをかけた青年、クジョーである
「久しぶりですねクジョー今日は何用で?」
ノエルが親しげに話すところから見るように協力関係なのは自明だろう
「えぇ折角ですから捕獲を手伝おうと思いましてね」
「良いけど君のドライバー…今はメンテナンス中なんだろう?」
「ですからプロトタイプを持ってきました、メギド相手ならこれで十分ですよ」
と取り出したのは無骨な外観のドライバー
『キメラドライバー』
そして取り出したのは3種の力が込められたスタンプ
『トライキメラ!』
ドライバーにトライキメラバイスタンプを装填すると
『オク!サイ!ムカ!カモン!キメラ!キメラ!キメラ!オク!サイ!ムカ!カモン!キメラ!キメラ!キメラ!』
現れたサイ、タコ、オオムカデのエネルギー体がクジョーを守るようにして待機するなかクジョーはあの宣誓をする
「変身!」『スクランブル!』
『オクトパス!オオムカデ!クロサイ!仮面ライダー!ダイモン!ダイモン!ダイモン!!』
「ははっ…素晴らしい力だぁ!!」
3種の悪魔を宿す 審判者
仮面ライダーダイモン
「へぇ面白そうですね」
「ありがとうございます…まぁ試験中なので体はキツイですがねカリュブディス、お前は世界に取って害ある者だここに判決(ジャッジ)を下す!」
「ふざけるなぁ!!」
激昂したままのカリュブディスが再度カラミティストライクを放つがダイモンは冷静にレバーを倒してカウンターを合わせた
『オクトパスエッジ』
勢いを殺しガラ空きになった胴体に足から分裂した蛸足で連撃を叩き込んだのだ
「が……がぁ!」
そのエネルギーはカリュブディスの体で相殺出来ず体から放電が起こり
「も、申し訳ありません…ハルト…様…グアアアアアアア!」
カリュブディスは爆発した、しかしメギドの特性上 大元のアルターブックは無事でありそれは迷う事なくキャロルの手元に行き着いたが
「さて……残りは貴女だけですキャロル・マールス・ディーンハイム、魔王の妃である貴女を殺せばアナザーオーマジオウに覚醒した常葉ハルトに会えますからねぇ!」
「何が目的だ!」
「答える必要はありませんよコレから倒される者にはね!」
ダイモンの手がキャロルの首を絞めようとしたその時!
「オーラァ!?」
「がっ!」
ダイモンを吹き飛ばす謎の影があった、それは
「俺っち参上!」
「ぐっ…な、何故!」
「あ、ありえない!不治の呪いで再生しない筈だ!」
「ハルト……なのか?」
胸部から血を流しながら立ち上がっているハルトであった
しかし
「カリュちゃん、ありがとうねー!キャロちゃん守ってくれて!!」
「「「「は?」」」」
普段と違う陽気で軽薄な口調に周りは驚くと
「アレェ?どしたの皆?そんな顔しちゃってぇ!あ、まさか!俺っち何かした!?」
「おい…まさか…ハルトじゃ……ないのか?」
キャロルが尋ねるとハルト?は答えた
「勿論、俺っちはハルトじゃないぜ!俺っちはアナザーバイス!ハルトの悪魔だぜ!イェーイ!」
ロックンロールとポーズを決めたハルト(アナザーバイス)であった
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精神世界
「つまり俺はダインスレイフに刺されて瀕死の重症な訳だ」
「あぁ解呪と再生には時間がかかる、俺達総動員でやっても3日はかかるぞ」
アナザーWの計算にハルトは思わず掴みかかる
「それじゃキャロルが危ないだろうが!現在進行形のピンチだぞ!」
「言ってる場合か!最悪お前が死ぬのだ!そっちの方が俺達は我慢ならん!!」
「だとしても!カリュブディスが体張ってくれたんだ!俺が倒れたままだとカッコ悪いだろうが!」
「貴様の精神が体に戻ったら今度こそ呪いで死ぬ!住んでの所で引き込めたのだからな此方の解呪が出来るまで出すことを許さん!」
「じゃあどうしろってんだよ誰か!頼む!俺の体使ってキャロルを助けてくれ!!!」
皆の前で頭を下げたハルト、しかしアナザーライダー達は総出で解呪に動く上に基本彼等はハルトの許可を得てウォッチで変身するのだ 彼の許可がないと外へは出られないし現実世界の体を動かせないなら誰も動けないのだ
「はいはーい!そんなら俺っちに任せてくれ!!」
ただ1人を除いて
「アナザーバイス?」
「ハルト〜俺っちの事忘れてんじゃないよ〜忘れた?俺っちはハルトの悪魔なんだぜ?」
「………あぁ!!」
そうだアナザーバイスは俺の中にいた悪魔がアナザーウォッチに宿ったアナザーバイスの力を受け皿に存在してるんだ!
つまりアナザーライダーで唯一ハルト自身の力で生まれかつ俺に干渉出来るアナザーライダーなのだ
「え?ガチで忘れてたの俺っちの事」
「い、いやぁそんな事…あるか…ごめん」
「あらやだ素直ォ!」
「確かに適任だよな…なぁアナザーディケイド?」
「はぁ……仕方ない、心臓だけは治してやる…バイスが外に出ればハルトの体が使える…だがアナザーバイス以外になれんし長時間は戦えんぞ」
「問題ないって先輩!それに俺っちも進化してんだぜ?」
「頼んだぜアナザーバイス!」
「おうよ!任されてぇ!」
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「って訳よ」
「そうか……よかった…生きてるのか…」
「あぁ〜いや心臓刺刺されたから痛いけどね!治せたけどボロボロなのは変わらないから早く終わらせないとハルトの命の危機は変わらぬのよ〜」
「あ、ありえない!ダインスレイフの呪いを解こうなど…そんなの…いやありえるか!そんな事ぉ!」
「てっきり自殺して蘇生する事で呪いを消すかと思いましたが予想外ですね解呪するとは」
「まぁ〜それしたら泣く子もいるから出来ないってのが俺っち達の意見よ」
「ですがカリュブディスは倒され貴方も満身創痍、そんな体で何が出来るんですか?」
「ふははは!そう思うなら見てな俺っちの変身!!」
ハルト(アナザーバイス)はアナザーウォッチを取り出しスイッチを押したのであった
同時にハルトの体が黒い液体に包まれ始めた全身がドップリと使っていくなか、その姿を変え始める
まるで正義の仮面を剥がされ本能のまま戦う悪魔のような出立ちとメリケンサックのようなガントレットが歪さを煽る
悪魔と人間の立ち位置を反転させる 歪の力
『ジャック……リバイス…』
アナザージャックリバイス爆誕
「ふおおおう!凄い力が溢れてくるぜ!!!」
『良いからさっさと連中追っ払え!』
「はいよ全く、ハルトはセッカチだなぁ!」
とアナザージャックリバイスはメリケンサックを片手に黒騎士に接近した、そのスピードは誰にも目で追えずにいたのである
「っ!」
「捉えたぜ、オーーラァ!」
黒騎士の腹を掴むとそのまま体を背面に逸らしバックドロップを叩き込む、地面はひび割れ黒騎士は首から上が地面にめり込む事となる
「馬鹿な!」
「ふはははは!イェーイ!!行くぜ行くぜ行くぜ!!」
「小癪な…悪魔ならば」
ダイモンはその身に宿る対悪魔能力を解放しようとしたが、それよりも早くアナザージャックリバイスが手を鷲掴んで持ち上げた
「その技は使わせねぇぜ!」
「ぅ!早い」
「そらそらそらそら!!」
そのまま宙に投げるとパンチのラッシュを左右から一気に叩き込む、その威力はハルトが変身している時よりも強いのだ
「おらぁ!」
最後の1発でダイモンをのしたアナザージャックリバイスは自慢げに話だす
「凄いだろ、俺っちの力!」
「な、何故だ…同じ常葉ハルトの体で…こんなっ!」
「簡単!ハルトはまだ進化した体に慣れてないのよ〜だから人間時代の感覚のままで戦うからいつまでも弱々なんだよ!」
「では今まで常葉ハルトは手加減してたという事か…」
「正解!まぁハルトの場合は全力出して人を傷つけるのが怖いのもあるんだけどな!」
「おいオレの時は本気で顔面殴ったろ!」
「まぁまぁキャロちゃんの為にハルトも本気だったんだから、それで許してよ言ってたでしょ大好きって!」
「そ、それは……そうか…ふふ…」
「まるで恋する乙女の顔だぜ!」
「余裕ですね、いつまで喋ってるのですか!!」
「っと!もうそろそろ時間だから終わらせるぜ!イェーイ!!」
『アナザー…ナックルライズ』
「必殺」
メリケンサックについているローラーを三回転させエネルギーを溜め込むと向かってきた黒騎士に拳の連打を叩き込んだ
「オラオラオラオラオラオラオラオラ!!」
強化された一撃一撃は黒騎士の体を凹ませてボロボロにさせていく、そして
「オーラァ!!」
最後の一撃を放ち、ダイモンの方向へと飛ばしたのであった
「悪魔…100レックス拳!」
『恐竜要素あったか?』
吹き飛ばされたダイモンはボロボロになった黒騎士を退かして立ち上がる
「やれやれ…死んでもタダでは終わらせないとは恐ろしいですね、ノエルさん引きますよ」
「ま、まぁ良いでしょう今回は引いてあげます」
そしてノエルが転移結晶でダイモンと撤退した後、アナザージャックリバイスは変身解除をしたが
「ねぇねぇ見た見た!俺っちの大活…や……く」
パタリと倒れたハルトは血を流したまま倒れたのであった
「ハルト…バイスか?」
「バイスでOKよ…あらら〜ハルトの体に無理させちゃったねぇー」
「心配させるな馬鹿者が」
「おー!チーちゃんレベルのツンデレ!」
と話してたが背後に現れたのは見守っていた千冬達であった
「誰がチーちゃんだ、アナザーバイスだったか?貴様にそう呼ばれる覚えはない」
「そうだねハル君にベットの上でなら」
「構わな…おい束!貴様!」
「チーちゃん!ストップストップ!
「千冬様、今は魔王様の治療が優先です」
「そうだったな…錫音、転移するぞ」
「あぁそうだね任せたまえ、行くよ皆」
『テレポート…ナウ』
錫音の魔法で転移したのであった
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拠点
「ハル君!さぁ蘇るんだ!」
と束はハルトを担ぎテンペスト名産の回復薬で満たした浴槽に投げ入れたのであった
「これでよし…後は待てば大丈夫!!」
「だと良いがな…しかしアレ、ノエルが黒幕か」
「えーと…キャロりんの研究から生まれたホムンクルスだっけ?」
3人はキャロルから以前にことのあらましを大体聞いていたので理解していたが驚きしかなかった
「あぁ…セルメダルとダインスレイフに触れた事で歪んだ欲望と自我を得た個体だ」
「歪んだ欲望ってそれハル君に会わなかったらなってたキャロりんだよね?」
「ま、まぁな…だからこそアレは自分の咎と受け入れている、寧ろ迷わないという意味ならオレらしいか…」
「本当に良かったねキャロりん、ハル君に会えてさ」
「あぁ…っ!おい何を言わせている!」
「あはは!まぁ…って事はさぁアレ使えるよね」
「だろうなオレと同じだからな」
「オーズになれるか」
「だが安心しろ変身用のコアメダルはココにある」
キャロルはメダルホルダーを見せると周りは安堵したが
「それ以外のメダルは?」
「研究室の中だ……あっ」
キャロルは思い出したのかバツの悪い顔になる
「どうした?」
「い、意志を持ったコアメダルを残している…しかも人造グリードになれる奴を…」
「とんでもないモノ残してるじゃん!」
「キャロル!君は何でグリードを作ったんだ!オーズを見て学んでないのかい!?」
「仕方ないだろう!作ってみたかったんだ!あとアンクに会いたいと思うのはファンとして悪い事か!?」
「ライダー技術が漏洩した時のハルトと全く同じリアクションをするな!!」
「開き直りぶりがそっくりです」
「だね変なところだけ良く似てるよ」
「そうだろう、何せお前たちと違いオレが一番ハルトと長いからな!」
「ドヤ顔で威張れることか!」
「そうだよ!変な所だけ似てる方が困るよ!」
「付き合いの長さは関係なくない?」
「黙れ!オレに内緒でお楽しみしてた奴等が偉そうに!!」
「へへーんだ!悔しいならハル君を押し倒せば良いんだよ!キャロりんの貧相なロリボディでできるモノならね!」
「貴様は調子に乗るな束!!」
「残念だな束、オレは大人にもなれるぞ!」
「いや張り合わないで下さいキャロル様…というより状況的に我々も不味いですよね?逢魔から応援を呼びますか?」
「そうしたいが逢魔王国に繋がるポータルは使えんぞ、行くならハルトのオーロラカーテンを使わないとならん」
「ですが魔王様は寝たきり……これがバレたウォズ先輩達にシバかれる」
「いやウォズ達はしないのではないか?」
「だと良いのですが…」
「まぁまぁフィーニスちゃんも気楽に行こうよ」
「余裕だな束」
「だってハル君なら大丈夫でしょ?束さんからして理不尽の権化みたいな人種が滅ぶ訳ないじゃん」
「まぁな殺す方法が思いつかん」
「ハルトなら灰にしても蘇りそうだよ」
「いやそんな事…ありそうで怖いな」
「皆さま魔王様を信頼されているのですね特にスズネは殺そうとしてたのに」
フィーニスは唯一、妃ではなく同僚として接する錫音を睨むが彼女はヘラヘラしながら
「まぁね今でも彼が道を踏み外せば殺す覚悟はあるよ」
「そうなったら僕が潰します」
「期待しないでおくよ…あ、それとホラ」
錫音が思い出したかのように懐から3枚のメダルを投げ渡した
「これは…コアメダルですか?しかし黒系統のメダルなど」
マジマジと見ているとキャロルが
「おい何故貴様が持っている!」
「あぁコレかい?ハルトから頼まれたんだ万一の時に使えってね道具は使ってなんぼでしょ?例え失敗作でもね」
「失敗作?」
「それはナツキのバースXに使うコアメダルの失敗作だ…随分前にハルトに見せて以来だな見たのは」
「これは…僕が失敗作と言いたいのですか?スズネ!」
「ははは!まさか!ハルトが言ってたんだよそのコアメダルと仮面ライダーの歴史を内包させているアナザー1号の力を合わせたら凄い力が生まれるってさ」
「魔王様が?本当ですかアナザー1号?」
『あぁ、俺は他の連中と毛色が違うからこそ出来る話だがな』
「初めて出来た家臣への褒美だってさ」
「……出来れば魔王様本人から渡されたかったです貴女じゃなくて」
「だろうね、まぁ後はハルトの回復までゆっくりしようか」
とその日は消灯となったがハルトは液体に浸かっていた
精神世界ではアナザーライダー 達が総出で解呪に動いているのだがハルトはやる事もないので暇を持て余していた
「……………はぁ」
しかし不意打ちとは言え瀕死の一撃とは恐れ言った
「慢心してたねぇ大分」
強くなった傲っていたと思う、だからこその今だ
「俺も手伝いたいけど、他のことやれって言われてるし」
この時間で出来る事と言えば一つ
「頼む!俺に技を教えてくれ!」
アナザーウォッチにいる怪人達と組手をする事くらいだった再度の目覚めで不覚を取らぬように
現実世界の体は解呪に並行してハルトの体を更に戦闘やアナザーライダー達に併せ進化させる、呪いを超え大事な仲間と笑い合う未来の為に