無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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過去とメダルと交渉と

 

 

翌日

 

「よし…また大怪我した理由を聞こうじゃないかハルト」

 

「やれやれ…目を離したらすぐコレだよ」

 

「ハル君、ポーションはもうないよ」

 

「い、いやぁ〜これは…ノエルにやられました!」

 

「はぁ…お前という奴は」

 

千冬に問い詰められ顔を背けたハルトは全身包帯グルグル巻きだった

 

「だ、大丈夫だよ!ほらアナザージオウⅡの力で完治するから」

 

そうヘラヘラ笑いながらアナザーウォッチを押したがうんともすんとも言わない

 

「あ…あれ?」

 

『相棒、残念な知らせがある』

 

「何、なにさ?」

 

『アナザージオウⅡだが、新作 BLACKSUNを見る為に有給を申請したから暫く懐古は使えないとの事だ』

 

「え、ちょっ!それマジで!つかお前達に有給なんて制度あったか!?後、BLACKSUNって何!仮面ライダーBLACKじゃないの?」

 

『まぁお前はアイツの力に頼りすぎだ、暫くは自然治癒に任せておけ』

 

「そ、そんな訳に行くかよ…事態は一刻も争うのに…そだ!アナザーエグゼイド !」

 

『あ、俺もアナザーブレイブ達と有給休暇中だから』

 

「医者が患者を見捨てるな!」

 

『お前に治療はノーサンキューだ』

 

「世界一のドクターに見放された!?」

 

 

天は我を見放したぁ!と絶望している所に更に千冬達が詰め寄る

 

 

「で?アナザーライダーの力で完治出来るのか?」

 

「無理でした!大人しくします!!」

 

「よろしい、さてハルトがこんな姿だから会談に関しては誰が変わりに行く?」

 

千冬の提案に皆それぞれ意見を言う

 

「束さんはパス、交渉とか面倒くさいし…というかリモートで良くない?直接会うとか嫌だよやっぱり」

 

「まぁオレとしても楽に済むなら越した事はないがな」

 

「私もかなハルトだから対策出来ても私達は…ほら、か弱いからさ人質にされたりするかも知れないじゃん、それに乱暴されたりとかも」

 

錫音の発言に思わずハルトとフィーニスに笑いが込み上げた

 

 

「ぷぷ…か弱いってお前達の何処が?」

 

「えぇ流石にスズネ…貴女はか弱くは…」

 

「おーっとフィーニスも入院したいのかなぁ〜」

 

『YES!punish strike!』

 

「ハルト、腕の二、三本覚悟しろ」

 

「断定しやがった!俺の腕をどうする気さ!」

 

「あれ…チーちゃん、それさ一回完治させたから改めてへし折り気?」

 

「違う切り落として生やしたのをもう一回切る」

 

「俺の腕がトカゲみたいに再生する前提で話すのは辞めてくれます!?あとその物騒な刀をしまえ!!何処から取り出した!?」

 

「贈り物だ…確か…サタンサーベルと言ったか?」

 

さたんさーべる……サタンサーベル!?

 

「…repeat after me?」

 

「ん?サタンサーベルだ」

 

「really?」

 

「あぁ」

 

「何で英語なのハル君」

 

「…………………はあああああああ!?」

 

「ハルトはこの剣が何か知ってるのかい?」

 

「知ってるも何も…何でシャドームーンの剣が此処に!?」

 

ハルトからすれば気が気でない

 

 

 

サタンサーベル

 

それは仮面ライダーBLACKに登場する悪のカリスマ シャドームーンが携えた世紀王の剣漂う威風は正に王に相応しい剣…というより本物!?

 

 

 

 

「この剣って何が出来る?」

 

「色々」

 

本当にそうとしか言えない、雷出したりとか色々出来る

 

「え、えぇ…流石にそれは…雑だよ…」

 

「それで切られると多分傷が治らない」

 

「ほぉ…それは良い事を聞いたな錫音」

 

「任せて」

 

千冬はサタンサーベルを抜刀、錫音は魔力球を取り出すと2人は顔面蒼白となる

 

「じゃあ言う事あるよね?」

 

「「はい!皆さんはとてもか弱い女性です!!」」

 

2人は即答し敬礼で答えたのであった…あの刀には何故か逆らわない方が良い気がするので目線を逸らした…断じて機械風味の歩く音が怖いからなどではない!……頼んだらサインくれるかな?

 

『新入り共、よく見ておけアレが俺達の王とその近衛だ』

 

『完全に尻に敷かれてるな』

 

だまらっしゃい!と内心で一喝したハルトは溜息を吐いたのであったが会談どうしようと考えていたらだ

 

「連中のシステムならハッキングして今、映像繋いでるよ」

 

 

「それを早く言ってくれ束!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

そして束の端末越しに見えるのはお馴染みすぎる面々だ

 

「よぉ奏者達、包帯のままで失礼するよ」

 

『は、ハルトさん!?』

 

「悪いね、ノエルに襲われて怪我をしてるからこんな感じで話をする事にした」

 

『ハルトさんが…そんな怪我をする程の…』

 

「ちなみに全治1日の大怪我だ」

 

『嘘ですよね!?』

 

「いや嘘じゃないんだよなぁ、コレが」

 

怪人となった事で超能力にも目覚めたが、それ以外にも治癒力なども上がっている…だから自然治癒で治るのだが

 

「あ、そだ逆探知しても意味ないからね〜」

 

『っ!』

 

何人か肩を震わせた辺り実際、してんだなぁとボンヤリ思ったが

 

「んで取り敢えず、現状に関して言おうか」

 

 

此方側で把握しているのはノエルはキャロル作のコアメダルを使いオーズになれる事とキャロルが本来の目論見としてあった万象黙示録を開く…まぁ世界の破滅が目的と話したのであった

 

『っ!』

 

彼方は何か驚いていた

 

『じゃあ何であのノエルくんはキャロルちゃんを襲ったの?』

 

その問いにはキャロルが答えた

 

「イグナイトモジュール…正確に言えば素材のダインスレイフにある呪いの旋律を浴びた個体を作る、それを媒介にして世界を滅ぼす歌を使う気だな」

 

『では何故、ノエルは明確に敵意を君に抱く?目的は同じなら君を害する気はないだろう?』

 

 

「オレが方針を変えたのが我慢ならなかった、それが答えだろうな」

 

『方向性の違いだと』

 

「あぁ、オレはそこにいる包帯浮気男に絆されたようでな別の方法を考えるようになった世界を滅ぼさずに済むかも知れないとな…だがノエルは気に入らなかった、元々セルメダルやダインスレイフに関する研究をしていた個体だ歪んだ自我を持つのも当然だろう」

 

「浮気とか一言余計なんだよ」

 

『では止める方法が』

 

「あればオレ達だけでやっている。お前達の手も借りずにな」

 

『そうか…』

 

「その算段が立ちそうだったのに肝心のこの馬鹿が先にノエルと一戦交えたせいで予定が狂ったぞどうしてくれる!?というより何故怪我して帰ってきた!!」

 

「ここでその怒りを再燃させないでくれる!?そもそもあの場に呼び出したのはナツキですが!?」

 

『俺も場所まで筒抜けとは思わなかったんだよ!てかあのバイク何さ!変形したら俺にデコピンしたから額にタンコブが出来たんだけど!?』

 

「デコピンで済んだだけマシだろ?タイヤから鉛玉が飛ばないだけ良いと思うけどな…」

 

『おーい!助けたのにそれは酷いだろ!』

 

「まぁそっちに連れてかない選択肢を取ったのは良い判断だと思うぞ…連れてってたら多分…」

 

「ハルト奪還の為にノエルに手を貸した後、ノエルを倒して逢魔に行くぞ賛成する奴」

 

「「「異議なし」」」

 

「だってさ」

 

『ヤベー!あの時の俺グッジョブ!!』

 

『ナツキさんはいつもギリギリのトライアンドエラーですね』

 

『そのエラーから起こる問題が恐ろしい気もするが…』

 

「つー訳で暫く俺達はノエルの戦力を削る為に動く、そうすりゃ打開策は見えてくんだろよコアメダルの取り合いなんざワクワクしてくる」

 

『それは助かるが…』

 

「それに元々は俺が始めた事だ、最後まで責任は取るよ」

 

「それを言うならオレ達だ、コアやセルメダルを作ったのはオレだからな…仕方ないから一緒に責任は取ってやる」

 

「ありがとうキャロル」

 

「っ///ま、まぁ…当然の事だ……で、まずはお前達に協力の代価を提供したいと思う」

 

『代価?』

 

「ノエルの件に関する詫びとオレの助手が世話になってる礼だ」

 

『キャロル…ありがとうございます!』

 

「勘違いするな、そのままのライダーシステムではノエルの足止めすら難しいだろう何せ、オートスコアラーを除けばオーズはオレの錬金術師人生で最高傑作、生半可な力では対抗出来ないからな」

 

『いちいち苛つかせるなオイ』

 

「此方は善意のつもりだが要らんなら渡さんぞ?」

 

 

『けっ…んでどんなアイテムだよ』

 

「まずはナツキのバースXユニットを完成させてる、お前の事だから他にも手を回してるからまだ調整中なんだろ?オレが完璧に仕上げてやる」

 

 

『それは願ってもない話だ有難く受けさせて貰うけど…自爆機能はないよな?』

 

 

「ある訳ないだろう……おい待て、何故バースに自爆装置がある事を知っている」

 

「あ…やべ…」

 

 

キャロルは不意の疑問を尋ねた時、ハルトは顔を逸らしたのであったが弦十郎ははっきりと言った

 

『ハルト君が以前使っていたからなバースには自爆装置があると』

 

そう聴くなりハルトの胸ぐらを掴み

 

 

「ハルト貴様ァ!アレはオレがドクター真木の真似をしたいが為に搭載した機能だぞ!それを先んじて使うとは何事だぁ!」

 

「そんな理由でバースに自爆機能を忠実再現したのか!確かに俺【良き終末を】ってスイッチ押したけど!」

 

「それをやる為に割いたオレの労力を返せ!あと先にセリフを言った罪は重いぞ!」

 

「そんなん知るか!!嫌だったら早く自爆させりゃよかったんだよ!」

 

「空気を読め!!ナツキが世界を救えると希望を抱いた瞬間に自爆させた方が良いに決まっているだろう!」

 

「…………っその手があったか!流石キャロル天才錬金術師だな!」

 

「そうだろう、何を当たり前な事を言っている」

 

『納得するな!!』

 

「すまなかったキャロル…まったく俺もまだまだだな」

 

「何、気にするな誰にでも失敗はある…そうだ夏の夜にカッターウイングで飛んだバースを爆破させるか」

 

「お!文字通り汚ねぇ花火ってか?」

 

『え!俺そんな理由で自爆させられるの!?』

 

「爆ぜろ、オレをネタに良くもハルトを利用したな…その場で自爆スイッチを押してやる」

 

『キャロル…流石に自爆装置はダメですよ僕が外したから良かったものを』

 

「…話を戻そうハルトには後で話がある、そしてマッハとブロスだな」

 

『待ってましたー!』

 

『私達にもあるのですか?』

 

「あぁマッハには新しいシグナルバイクを送るブロスは…1人でエンジンとリモコンを使え以上だ」

 

『うおおお!強化フラグとかアニメみたいだぁ!』

 

『私達だけ雑ではありませんか?』

 

「仕方ないだろう、そうとしか言えん」

 

「ブロスに関しては割とそうだよな」

 

とカラカラ笑うハルトと不適に笑うキャロルという煽る事が生きがいのような2人を見てナツキは溜息を吐くが

 

『…因みにだけどその辺っていつ出来るの?』

 

「問題ない既に出来てるぞ」

 

『早いな…と言うより事前に備えていたのか…』

 

「流石だなキャロル!」

 

「あぁ…だが本当に恐ろしいのは…一夜で全てを仕上げた、このオレの才能さぁ!そんなオレを蔑ろにしてタダで済むと思うなよ…ノエルーー!」

 

と急に笑い始めたキャロルを見て思わず視線を束達に向けた

 

「おい誰だキャロルにエグゼイドを見せた奴は!?明らかに黎斗神の良くない影響受けてんぞ!」

 

『ヴェハハハハハハハハ!何故かは知らんが親近感を覚えるな!!』

 

ーそりゃ元はお前だもんなぁ…じゃなかったなー

 

「変なテンションだけど大丈夫か!?」

 

「キャロりん徹夜で仕上げたからね…そりゃ疲れるよ」

 

「キャロル寝ろ!今すぐに!!悪いなツー訳でまた渡す時の情報は送る、んじゃあな!」

 

と通話を切った後

 

「ほら話し合いは終わったから、自分の部屋で休めよキャロル…つか無理するなよ本当」

 

「断る!」

 

「いやいや寝ないと体に悪いから!」

 

「ハルト……オレのクリエイティブな時間を邪魔するなぁ!」

 

「今は何も作ってないだろ!「アイデアが止まらん!!研究室に行くぞ!」ダメだ…深夜テンションになってやがるアナザーウィザード!スリープ使うから力を貸して!」

 

こうなったら無理矢理にでも寝かしつけてやる!!とアナザーウォッチを構えたが

 

『断る!俺の魔法を作る時間の邪魔をするなぁ!』

 

「お前も便乗するな!キャロル頼むよ!なんなら可能な範囲で言う事聞くから!」

 

「「「あっ…」」」

 

千冬、束、錫音がしまったという顔をし

 

「ほぉ……なら」

 

待ち望んでたと言わんばかりにキャロルがハルトを見たのであった

 

「……………へ?」

 

 

そして

 

 

「……すぅ………すぅ………」

 

キャロルは俺のベットに潜り込み爆睡をかましているのであったが

 

「何故こうなった…」

 

『お前が安易な提案をするからだ馬鹿者』

 

 

「っせぇよ…しっかし良く寝てやがるな、怪我人の俺よりグースカ寝てるのは腹たってきたな…顔に落書きしてやろうか?」

 

『子供かお前は辞めろ』

 

「はいよー」

 

 

この2人は仲良く出来たのは割と思考回路が近かったというのは誰も知らないだろう

 

 

『それより相棒、体の調子はどうだ?』

 

「全快だよ寧ろ前より調子が良いくらいだ」

 

『そうだろうな』

 

「お前達さ…嘘下手だろ有給とかさ」

 

『何の話だ?』

 

「俺に休めって言いたかったんだろ?ったく素直にそういやぁ良いのに」

 

『お前の自然治癒力はもう人間レベルじゃねぇし、何なら寝るだけでも気分転換になるんダゼ?』

 

『それを聞かないで懐古やアナザーエグゼイドの力で回復して無理矢理動こうとするバカは誰だ?』

 

「……見ろ相棒、太陽だ」

 

アナザーウォッチを日光に当てたら

 

『ん?め…目ガアアアアア!!』

 

「ふぅ…」

 

『アナザーディケイド、お前本当に見てどうするヨ…つか露骨に話を逸らすナ、ハルト』

 

「悪かったよ、これからは無理しないで任せるよ」

 

『あぁ…それに良かったな相棒』

 

「おう…ってまだ解決はしてねぇんだけどな」

 

キャロルの頭を撫でながら穏やかに笑う、ノエルの事やネオタイムジャッカーの事も山積みであるが今はこの幸せを味わうとしよう…それよりも

 

「本当にスゲェな1人でメダルやオーズ作るとか」

 

この小さな体でどれだけ濃密な人生を歩めばそうなるのか分からないが彼女なり苦労や葛藤もあったのだろう、それは

 

「悩まずにアナザーライダーや怪人になった俺とは正反対だな本当」

 

まぁアナザーライダーとの契約はしないと命に関わるのでせざるを得なかったのもあるが

基本悩まずにノリと勢いで走ってた俺とは違うなと思う

 

『嘗てのノリと勢いが俺達を殺そうとしてるがな』

 

主にメダル絡みの件でと言われたので

 

「あ〜聞こえなーい」

 

とわざとらしく耳を塞ぐも目線を下に向ける

 

 

「あの時の迷子とこんな関係になるなんて当時の俺に言ってやりてぇな驚くよ絶対」

 

『ロリコン呼びされるのがオチだぞ?』

 

「だろうな会った頃のウォズ達にもそう言われたし」

 

昔話にも花が咲くのは仕方ないな

 

 

【はぁ…何故、貴様のような人間がアナザーライダーなのだ?】

 

 

そんな出会いだった、最初は正体を隠蔽する為にアナザークイズで記憶を消そうとしたが

 

 

「幼女相手にアナザーライダーの姿はトラウマ……っててててて!」

 

 

起きているのか知らないがキャロルが万力のような力で締め上げてきた寝てても子供扱いは地雷のようだ

 

 

だから連れてってオーズを見た…今覚えは未来の俺があのタイミングで送った事に意味があるとさえ思える…あの野郎のシナリオ通りに行くなど我慢ならんが

 

 

「キャロルや皆と会えた…ありがとう俺と会ってくれて…俺なんかを選んでくれてありがとう」

 

 

何も為せずに腐るだけの人生に意味をくれた

 

こんな自分にも背負って守るものが出来た

 

こんなにも誰かを愛しく思う日が来るとは思わなかった

 

 

「皆を守る為なら……俺は世界だって滅ぼしてやる」

 

 

こんな事は皆が起きてたら絶対に言わない恥ずかしいと苦笑していたのであった

 

 

 

 

その扉の向こうでは

 

 

「ねぇ〜コレ前にも合った気がするけど」

 

「まぁハルトは怪我人だから追いかけてこないから大丈夫だよ…やれやれ…なんかじゃなくてハルトが良いんだよ」

 

「しかし宝か…ハルトも素直ではないな」

 

「えぇそれが魔王様ですから」

 

「そうだね〜………はっくしょい!」

 

「「「っ!!」」」

 

「………あ」

 

「このバカ兎が!!」

 

「ごめーん!」

 

「大丈夫、今から逃げればハルトだって追いつけ「るよ」……へ?」

 

「こっそり見るのは感心しないなぁ〜」

 

「「「「…………」」」」

 

4人が目線を向けた先には怪我をしていてボロボロになっていた筈のハルトであった

 

「正直に言ってね…どこから聞いてた?」

 

それはもう恐ろしい笑みで穏やかに語りかける

 

「えーと…何でこうなったから…」

 

「…てかフィーニスまで混ざって何してんだよ…」

 

「申し訳ありません、つい…」

 

『ベタだな』

 

「それより怪我は治ったのか?一日で治るとは聞いてたが…」

 

「あぁ今、治ったみたいだよ…完治さ!」

 

「おめでとう!」

 

「ありがとう束…さて盗み聞きしてる悪い子にはお仕置きの時間と行こうか?」

 

「戦略的撤退!」

 

「させるか!捕まえてその記憶を消してやる!!」

 

「つまり!ハルくんからそんなの忘れるくらい、もっと良い思い出を貰えるという事!」

 

「束はバットショットで隠し撮りしてる俺の写真を焼却しようか?」

 

「嘘でしょ!物理的に思い出消しに来てるだとぉ!!!」ダッ!

 

「カマかけたらマジか…お前達兎狩りだ、束を捕まえた奴はお咎めなしとする!写真なんて焼き払え!!」

 

そう言うなり

 

『メロンエナジー』

 

『チェンジ…ナウ…』

 

『1号』

 

「「「待てーーー!!」」」

 

「捕まってたまるかぁ!!」

 

『レモンエナジー』

 

壮絶な鬼ごっこが幕を開けたのであったが

 

 

「……っ……眠い……」

 

体が凄まじい虚脱感に襲われてしまう

 

『だろうなさっさと寝ろ』

 

「……………はーい…あふ…」

 

そう言うとハルトはフラフラ歩きながらベットに戻ると眠気に従い再度眠りについた、その際キャロルを抱き枕にして離さないと強く抱きしめていたと言う

 

「……しあわせ…」

 

翌朝、彼女が現状を理解して赤面しながらハルトを叩き起こしたのは言うまでもない

 

 

 

 

 

 

 

そして数日後 何とか直接対談の場と話がなった

 

 

こっちの代表は俺とキャロル

 

向こうの代表はナツキとエルフナインだ念の為かミルク缶のようなセルメダルケースを担いでもいる

 

 

ハルト達はアナザーオートバジンで来たのだがヘルメットを脱ぐと

 

 

「なぁ…何で顔が赤く腫れてんだ?」

 

ハルトの頬が腫れていた

 

「いやぁ…蚊が止まってたらしくて気付くとビンタされてた」

 

「………ふん!」

 

言えない、抱き枕にしてたキャロルから平手打ちを食らったとは

 

「そ、そうか…色々大変なんだな…」

 

「あぁ〜そういやぁあの愚妹は元気?」

 

思い出した次いで感覚で聞いてみると

 

「あぁ…ハルカちゃんなら刑務所で軽くメンタルを病んでるってうわ言で白と紫と黄が怖いとか何とか」

 

テスタロッサ達、大分派手にやったみたいだなと内心で呟くと頭を掻きながら

 

「そっか、まぁ傲慢が服着てるような奴だから仕方ないか…人を蹴落とす事でしか維持できないゴミのようなプライドでもな」

 

「言ってやるなハルト、人から奪った何かで自慢してたから自尊心など獲得出来なかったのだからな…それに今のお前にはオレ達がいる何も心配する事はない」

 

「キャロル……っ!やばいますます惚れそう…」

 

「っ///時と場を選べバカ者が」

 

「お……おう…」

 

「「……………」」

 

ハルトとキャロルは頬を赤らめ目線を逸らしていると

 

「あの…惚気るなら話しが終わってからで大丈夫ですか?」

 

「エルフナインの毒舌が鋭いな」

 

 

「まぁ普通の兄妹の関係をあの2人に当てはめるのは難しいですね…寧ろまだ優しいくらいですよ、僕だってノエルと兄妹みたいなものですが価値観が違いすぎますからそう思えませんし」

 

 

「あ、はい…何かごめん…軽率だった」

 

「脱線したが取り敢えず……よっと」

 

ハルトはケースに入れていたサイドカー付きのシグナルバイクを渡した

 

「それがマッハの強化アイテムね」

 

「これが…」

 

「名前はデットヒート…能力は純粋な出力向上と熱攻撃、ただペース配分は気をつけてね」

 

「………危険なんですか?」

 

「いや違うよその子はじゃじゃ馬でねパワーが凄すぎて乗り手次第だと振り回されるんだよ」 

 

「シンフォギアのイグナイトと同じだと思え…まぁ暴走したら必殺技でも浴びせれば止まる」

 

「特殊な鉄板を仕込んだ靴の一撃でも可だ!」

 

「な、なるほど…それでブロスの強化と言うのを試したのだが…」

 

「あ、どうだったヘルブロス」

 

「やはりアレでしたか……それでなんですが…」

 

「ほら予備のギアエンジンとリモコンだ…お前の望みは、ヘルブロス2体運用だろ?」

 

キャロルがナツキに二本のボトルを渡した

 

「助かる、これで何とか」

 

「一応言っておくが管理はエルフナインの奴に任せた方が良い、他の連中じゃダメにするだけだ」

 

暗に技術はエルフナインにしか預けないと伝えたキャロルを見て同じように頷くハルトは

 

「ほらバースXユニット」

 

ユニットを渡すとナツキはドライバーと合体させた

 

「ありがとな」

 

「管理しっかりしろよ、ノエルの狙いがメダルの器を作って暴走させる事もあるなら必ずコアメダルの奪い合いになる」

 

「マジか…つかノエルの持ってるメダルって何枚あるの?」

 

「シガゼシ、セイシロギン、ムカチリのコアメダル…9枚だな」

 

「サラミウオやビカソは?」

 

「サラミウオは製作前だったからな…それにネオタイムジャッカーにいるポセイドンのコアメダルだろう態々敵の予備パーツを作る意味がない、ビカソはバースX用にしたから無い試作品はフィーニスが持っているしな」

 

「うーん…となるとノエルのコンボは未知数な訳だ」

 

「幸いなのが残ったメダルが把握出来てる所だよな……っ!」

 

ハルトはキャロルを、ナツキはエルフナインを守ってその場から離れると同時に錬金術の攻撃が先程まで集まっていた場所を破壊した

 

「ノエルか!?」

 

「違う…この技は……まさか!」

 

キャロルは慌てて目線を向けると其処には

 

 

「ガリィ…ファラ…」

 

「レイヤにミカまで」

 

キャロルの仲間であるオートスコアラーが決め決めの立ちポーズをしていたが

 

「………」

 

「どうしたハルト?」

 

「いや、キャロルにも決め決めな立ちポーズを決めたいって潜在意識があるんだなぁ…っと痛タタタタ!」

 

「オレもアイツ等見て凹んだわ!…ではない…お前達……まさか!」

 

 

「逃走個体の排除と聞きましたが楽勝ですね」

 

「あの個体には何故か思う所はありますがターゲットなら消えてもらいましょう」

 

完全に狩人の目をしているとくれば

 

「おーいキャロル、これ完全に」

 

「ノエルにマスター権限を書き換えられている…いや、この場合は認識阻害の類か?記憶がオレからノエルに代わっているようだ」

 

2人を下ろして彼女達を守るようにドライバーとウォッチを構えた

 

「なら思い切りぶん殴ればキャロルの事を思い出すって訳だよな」

 

「そんな古い家電じゃないんだから…それにキャロルの最高傑作だぞ勝てるのか?」

 

「問題ない、キャロルの最高傑作を超えるくらいじゃねぇと俺はキャロルを守れないって事だろ?そんなのカッコ悪いじゃん」

 

「っ////」

 

「お前…変わったな色々と」

 

「かもね…けど変わらないものもある…ミカは俺が相手するから他3人は任せた」

 

「割り当てがおかしくねぇか!」

 

「しゃあねぇだろミカは4人の中で一番強いん「油断大敵ダゾ!」っ!」

 

ミカが持つカーボンロッドの一撃がハルトを吹き飛ばした

 

「ハルト!」

 

「ギャハハハハハ!」

 

笑ってる所、悪いし

 

「………ゴフッ!」

 

進化しててもかなり痛いんだよ内臓や肋骨何本か逝っているしサゴーゾの重量系メダルの強化と元から並外れた膂力ときたものだ

 

「……人間だったら死んでたな」

 

つくづく怪人に進化して事の恩恵に感謝しかない…人間だったら死んでた場面など一度や二度ではないし、まぁ幸いなのがミカの弱点はそのメダルのグリードと同じな点と知ってる事か

 

 

「アレ?結構本気で殴ったんダソ?」

 

 

「残念、俺の回復力は人間を辞めてんのよ」

 

 

もう完全復活しました!と胸を張るが

 

 

「そもそも今は人間ではないだろうお前」

 

 

「ナラ、治るヨリ早く殴るダケダゾ!」

 

 

「あらやだ凄い脳筋…嫌いじゃないわ!!」

 

「おい真面目にやれ!!」

 

キャロルに怒鳴られたのでハルトは溜息を吐くと

 

「わーってるけどキャロル」

 

「安心しろ壊れたらオレが治してやる」

 

それを聞くなり口角が上がり呟く

 

 

よかったと

 

 

「なら遠慮なく、俺と遊ぼうぜミカぁ!」

 

『響鬼』

 

「行くゾ!」

 

走りながら変身したアナザー響鬼とミカとのバトルが始まる、音撃棒とカーボンロッドが歪なリズムを奏でていた

 

 

「はぁ…て事は俺1人でガリィ達3人かぁ」

 

ナツキは溜息を吐きながらドライバーを巻くと3枚のコアメダルを構えるが

 

「仕方ない、あの3人ならオレがやるからお前はエルフナインでも守ってろ」

 

「え!けどキャロルさんでも3人は「おい」へ?のわっ!」

 

キャロルはそれはもう見事な笑みで

 

「オレが自分の発明品にやられるような奴に見えるか?」

 

「見えないです!」

 

「なら黙ってみていろ」

 

「けど何かあったら俺がハルトに…「心配いらん」へ?」

 

 

「丁度良い機会だ、オレの新しい力を見せてやろう」

 

キャロルは不適に笑うとオーズドライバーを腰につけるとホルダーに収めていたメダル全てを何と全部空に投げるとオースキャナーで全部取り込んだのであった

 

様々なメダルの力が解放されると同時にバース用に貯めていたセルメダルもキャロルに吸収されていった

 

「え!ちょっ!」

 

 

「変身」

 

すると普段と違うオーラングが形成され装甲となる

 

 

その姿は仮面ライダーオーズ タトバコンボであるが顔はひび割れ、背中にマントを羽織る また特徴なのはその四肢だ

 

両手がカマキリとトラの腕、両足がゾウとタコのもの代わり その中央のオーラングには

 

4体のグリードが円状模様になって刻まれている

 

 

その姿は古代から君臨してきた王

 

 

ノエルが未来の力なら、此方は過去の力

 

 

800年前の王が目指した一つの答え

 

 

「ふぅ…さて後はもう知らんぞお前達」

 

 

仮面ライダーオーズ グリード吸収態

 

誕生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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