無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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三柱と闇の鎧と

 

 

 

 

その町は戦場と化していたヤミー達が大量に暴れていたのだから、警察や自衛隊の攻撃も何のそのと言わんばかりに持ち前の異能を使い暴れていたのだ

 

 

「何だヤミーだけか…」

 

ハルトは空から状況を観測していた、巨大な浮遊バイク ジェットスライガーに乗って見ていたのだがヤミーの大群を前に

 

 

「…………よし帰ろ」

 

 

ハンドルを操作して踵を返そうとしたのだが

 

 

「待てええええええ!」

 

 

バースがカッターウイングで飛びながら現れハルトを静止したのであった

 

 

「何さ俺はコレからキャロルの膝枕をして貰う予定なんだが?」

 

 

「何さ?じゃねぇよ!見て分かるだろ!ヤミー沢山!人手足りない!手伝え!」

 

 

「何でカタコト?…それと帰って夕飯の仕込みしないといけない大事な予定が…」

 

 

「いや大事だけどさ!……あぁもう!キャロルさんがした事の償いをすんだろ!」

 

 

「…ん…行くぞ」

 

 

痛い所を突かれたと溜息を吐いたハルトはジェットスライガーを操作してミサイルの雨をヤミーに叩きつけた後、自動操縦に切り替えるとそのまま飛び降りた、上空でアナザーウォッチのスイッチを押したハルトは着地と同時にアナザージオウへと変身し着地点にいるヤミーをツインギレードで切り裂きセルメダルに返した

 

 

『ジオウ』

 

 

「ははは!!!!紐なしバンジー……怖かったー!」

 

 

『締まらないな』

 

『いつも通りだロ?』

 

 

「っせぇよ……かかって来いやーー!」

 

 

ツインギレードを天に構えたのであった

 

 

暫く戦闘していると、この世界の3人娘がやってきた1人はライドマッハーに乗り2人はライドベンダーに二人乗りしていた

 

 

「ま、魔王!」

 

 

「丁度良いじゃん新しい力を見せようよ!来い!デットヒート!!」

 

 

そう言うと彼女の元に先日渡した新しい力がやって来たのでマッハドライバー炎に装填した

 

『シグナルバイク/シフトカー!』

 

「lets 変身!!」

 

『RIDER!DEAD HEAT!』

 

そして現れたのは赤い装甲と襷のようにタイヤを装備した戦士

 

死線を超えしもの

 

仮面ライダーデットヒートマッハ

 

 

「追跡!撲滅!いずれも…マッハ!!仮面ライダー……マッハ!!」

 

 

『ゼンリン!』

 

「行くよーーー!!せいやぁ!」

 

デットヒートマッハはゼンリンシューターを回転させてヤミーを思い切り殴りつけたのであった

 

 

「しゃあ!!」

 

 

「うわぁ…何と言うか」

 

 

「いいではないですか、私達も少しはカッコつけないとダメですわ」

 

「そうだね!」

 

と2人は同じネビュラスチームガンを取り出し同じ白と青のボトルを装填したのであった

 

『GEAR ENGINE!GEAR REMOCOM!FUNKY MATCH!!』

 

2人は全く同じタイミングで交互に装填、ネビュラスチームガンの引き金を引いた

 

「「潤動!!」」

 

『FEVER!』

 

同時に起こるのは青と白の歯車が噛み合い装甲となる

 

 

戦場を円滑に回す歯車 ヘルブロス

 

『PERFECT』

 

「………ヘルブロス誕生」

 

「ですわね」

 

ネビュラスチームガンを構えなおしてデットヒートマッハを援護する為に攻撃を開始したのであった

 

 

 

その頃 アナザージオウは向かってくる大量のヤミーをツインギレードで相手していたのだが

 

「数が多い!!」

 

『そう話す暇があるなら戦え!』

 

 

「あ……ジェットスライガー!!」

 

 

アナザージオウは手を振ると待ってましたと言わんばかりにジェットスライガーが着地すると迷わず乗り込んだ

 

 

「さぁ…て、コレからはコイツの出番だ!」

 

 

とハンドルを操作するなりジェットスライガーは急発進、あの背部についたエンジンとマフラーが爆音を上げ音速に迫る速度で爆走する

 

 

「YAーーーーHAーーー!」

 

 

 

もう何とも言えぬ爽快感に目覚めたアナザージオウはジェットスライガーでヤミーを轢き逃げする

 

 

「はははははは!見ろお前たち!セルメダルが紙吹雪のようダァ!あははははは!」

 

 

仮面の下では恍惚な笑みを浮かべているハルトを見てアナザーライダー達は慌てながら

 

 

『ま、マズイ!何かに目覚め始めている!!』

 

 

『止めろ!俺達の王を止めろ!!』

 

 

「あははははははは!!」

 

 

『ダメだハイになってやがる!!』

 

 

セルメダルに返しながらもアナザーウォッチをツインギレードに装填した

 

 

『ビルド!ドライブ!MIXING!』

 

 

技の発動に合わせ綺麗な直線グラフが現れると射線上にいるヤミーは例外なくグラフの中に収まる

 

「おんどりゃあ!」

 

『アナザースラッシュ!』

 

「「「「!!!!」」」」

 

ジェットスライガーにアナザートライドロン型エネルギーが付与されると爆速超えて音速になった体当たりはヤミーを効率よく跳ね飛ばし爆散させた

 

そしてドリフト停車させると反撃でミサイルでヤミーを吹き飛ばすと

 

 

「ふぅ………最高だな!速さは至高ダァ!」

 

『『『いや怖いわ!!』』』

 

「えー!良いじゃん別にぃ〜」

 

 

『周りを見ろ!音速からの衝撃波で街が大変になってるぞ!』

 

言われてみると人がいないとは言え硝子が砕け散り建物も一部が瓦礫の山のようになっていた

 

 

「大丈夫大丈夫、俺なら戻せるし…今はそんな事言えない数だろ」

 

ハルトからすればシンフォギアの世界なんて戦場の一つに過ぎないからどれだけ壊れても構わないと言う感じであるがキャロルが生まれ育った世界だから滅ぶのはなぁ、溜息を吐いたアナザージオウが目線を向けるとまだまだヤミーがいた

 

 

「どうなってんだ?結構跳ね飛ばしたつもりだけどなぁ」

 

 

よく見ると見覚えのないヤミーだ…体的にはアリのように黒い体と触覚が目立っている

 

 

「アリヤミーって所?」

 

ムカチリメダル関連となればノエル絡みだなと判断したが多いのは嫌になる…群れて襲い掛かるのはメズール系のヤミーで良いだろう!

 

「ウヴァのヤミーと同じで体固いのにメズールのヤミーみたいに数多いとかマジないわー!!」

 

頭を抱えてしまったが

 

「お待たせしました!ハルトさん!」

 

と着地したのはシンフォギア を纏った立花響達である背中合わせで円陣を組み警戒している

 

 

「遅かったな」

 

「すみません空飛ぶアリがいまして…ヘリから降りて徒歩で来ました!」

 

「ライドベンダー使えよ!!」

 

「え?いやあのバイクってナツキさん達にしか使えないんじゃ」

 

 

「セルメダルあれば誰でも使えんだよ!…ったく非常時なら使って良いから早く来い」

 

 

「あ、ありがとうございます!」

 

 

「それよかお前さ…免許持ってんのか?」

 

「免許?……はははは!」

 

 

クリスの問いかけにアナザージオウは笑いながら堂々と言う

 

 

「必要なのは免許じゃない…技術だ!」

 

「無免許かよ!!」

 

「ええええええ!」

 

「よもや…」「マジかよ…」

 

 

さてと冗談で場が和んだ所でだ

 

 

「このアリさん多いですね」

 

 

「あぁ初めてみるヤミーだな」

 

 

「ひたすら数が多くて困る」

 

 

「ではどうするアナザーライダー?我々もだがお前も体力的に限界もあるだろう?」

 

 

「って訳だからさ、どうするよ大技連発で一掃するかチマチマと戦うか?」

 

「どちらにしてもジリ貧だな」

 

 

と意見を聞いていると響が思いつきを口にする

 

 

「アリなら女王とか巣とかないんですかね?…あはは…」

 

 

その意見に全員が食いついた

 

 

「「「「「それだ!!」」」」」

 

「ええええ!」

 

「アナザーライダーどうなのだ?」

 

「あり得る仮説だなメズール系のヤミーに似てるならセルメダルを溜め込む巣がある…成る程…アリの巣か……やるな立花響」

 

「えへへ…それ程でも」

 

「だがどうやって巣を見つけるのだ?」

 

「そうだ、お前は巣を見つけるのは至難の業って言ってたよな!」

 

 

「まぁそうなんだけどさ……アレ」

 

と指を刺した先にある大きな塔に大量のアリヤミーとハアリヤミーがこれでもかといた

 

 

「あそこだろうなぁ…」

 

「うむ…では雪音頼んだ」

 

「あぁ任せな先輩!」

 

とクリスが待ってましたと言わんばかりに手持ちのガトリングやミサイルを大量に発射したがアリ達がやられただけで巣そのものにはダメージがなかった

 

 

「マジかよ!」

 

「ならコイツでどうだ!」

 

と自動操縦にしていたジェットスライガーが持ち前の武装を手当たり次第に撃ちまくるが同じ結果である

 

 

「嘘だろ!!」

 

 

「………あー!もう!!巣に直撃出来ないんじゃ意味ねぇじゃねぇか!」

 

 

「何か手はないのか!」

 

 

ようはアリ達を蹴散らしながら巣に直接攻撃出来ると一掃可能な火力がアレば…

 

『アナザーゾルダでアナザーエンドオブワールド?』

 

ージェットスライガーと結果同じだろう?ー

 

『ならアナザーハイパーカブトでマキシマムハイパーサイクロンだ』

 

ーやっても良いけどこの範囲だと最悪取りこぼしが出るし富士山が削れるのは日本人として複雑だなー

 

あの技、最大射程が東京から富士山まであるらしいし

 

『ではアナザーメタルクラスタでどうでしょう?』

 

ーアリに物量差でゴリ押しされるが…待てー

 

 

「あるじゃん」

 

 

いるじゃん逢魔王国最強のワイルドカード

 

 

「本当ですかアナザーライダーさん!」

 

「あぁ…居るじゃねぇか…俺の頼れる仲間達がな!」

 

 

ハルトは念話でとある3人に声をかけると快諾されたのを確認

 

 

指を鳴らすと魔法を発動した

 

 

「危ないから下がってな巻き込まれるぞ!」

 

 

足元に魔法陣が浮かび上がった、アナザーWの知識とアナザーウィザードの魔法操作があって初めて成立するものである

 

 

「こ、これって錬金術!?」

 

 

「いいや魔法だよ!」

 

 

呼び出すのは最強最悪、神すら恐れぬ七柱の3人

 

 

「代価は拵えた…出てこい頼れる俺の悪魔達!発動!上位悪魔召喚門創造(コールデーモン・クリエイトサモンゲート!)」

 

 

虚空から悪魔の門が現れるとギシギシと音を立てながら開いた門の中から3人の女性が現れようとしたがアリヤミー達は生存本能なのか分からないが現れた門目掛けて一斉に襲い掛かるのであったが、手遅れであるし門を消したいならハルトを狙えばよかったのだ

 

 

端的に言うと動物的本能に従い大勢が見えていなかったのだ

 

 

開いたと同時にボーリングのピンのように弾け飛ぶアリヤミーの大群、中には消し飛んでセルメダルに戻った個体も大勢いたのだ

 

 

門から堂々と現れると

 

 

 

「ボク達…参上!」

 

1人はあの構えを取り

 

 

 

「はははは!呼ばれて来たぞ我が君!!」

 

1人は腕を組み仁王立ち

 

 

 

「お待たせしましたわハルト様……あらあら…」

 

「あ、危ない!!」

 

1人はお淑やかに髪をかきあげながらも眼下のヤミーは危険を排除する為に動いたが、それは悪手にしかならない

 

 

 

 

 

「何?邪魔」「失せろ」「消えなさい」

 

 

 

そう言うなり3人は核撃魔法でヤミーを消し飛ばしたのを見て

 

 

「うわぁ…スゲェなやっぱ」

 

 

単騎での戦闘能力もだが彼女達の専門はある意味で対軍で真価を発揮する傾向にある殊更今回のような場合は彼女達に任せるのが良いが

 

 

俺も負けてられないな…皆の王様としてカッコ悪い所は見せられないと喝を入れ直す

 

 

「今更手札出し惜しみしてる場合じゃないか…いや違うなもう遠慮しなくて良いか、さっさとノエル倒してキャロルを逢魔に連れ帰ろ」

 

 

 

何故かわからないけどこう考えると頭の中がスッキリする、まるで歯車が綺麗にハマって回転してるように気分が良いのだ

 

 

「はは…」

 

 

そこから溢れるのは楽しい、嬉しいと言う感情が心の奥底から爆発する

 

 

「はははははははは!ハーーハッハハハ!」

 

 

 

あの時、アナザーライダーと契約してから決めていた自重せず自分の心に従う…遠慮なんてしてたらあの頃から何も変わらないだろうそれにだ今まで我慢していた分、我儘になって何が悪いのだろうか?

 

 

 

だから……こいつら全員邪魔だ

 

 

 

「末路は一つ…滅べ」

 

 

 

敵よ滅べ俺達の幸せの為に

 

 

 

「お前達…俺があの巣にいるだろう本丸を潰すまで周りの羽虫共を蹴散らせ!!」

 

 

 

その感情に呼応したのか3人娘が持つウォッチも反応し三人も言葉を返した

 

 

「心得たぞ我が君!」

 

 

真っ先に反応したのはカレラ、腹心をしてブレーキのない暴走列車と呼ばれる彼女に自制心などある訳なく持ち前の魔法である重力崩壊でアリヤミーのいる場所に放つと、自らも剣を抜きヤミーの群れに突撃、単騎でヤミーを無双ゲームのように一閃で吹き飛ばしたのであった

 

 

「さぁ……来ると良い、最近書類仕事ばかりで鈍っていてな私のリハビリに付き合ってもらうぞ!!」

 

 

その光景を見てビルの屋上に腰掛けていた2人は冷静に見ていた

 

 

「あーあ、カレラ行っちゃった〜」

 

 

ウルティマは足をバタバタしながら眼下で暴れる同僚を見ているとテスタロッサも同調するように答えた

 

「まぁ彼女なら当然ですわね、寧ろ彼女にしては我慢した方でしょう?」

 

付き合いの長さから言えるがカレラは基本自制せずに走る傾向がある、そんな彼女がハルトの指示が出るまで我慢してたのは成長と言えるだろう、まぁカレラよりもハルトの方自制しない傾向があるのは内緒だが

 

 

「だよねぇ〜けどさ、ハルも粋な事してくれるねぇ〜ボク達の為にこーんな遊び場を用意してくれるなんて!!」

 

ウルティマから見ればこの惨劇はハルトが用意した遊び場というとんでもない認識であった好きなだけ暴れても文句を言われず褒められるとあれば彼女もやる気が出ると言うもの

 

 

「えぇそうですわねカレラも言ってましたが少し鈍っていますから…ハルト様の好意に甘えさせて貰いましょうか」

 

無論、テスタロッサも同じである彼女は普段他2人よりも冷静に振る舞っているが苛烈さでは2人以上なのだ折角の機会を棒に振るなどありえない

 

「うんうん!だよね!」

 

と頷くと同時に2人も飛び降りた、当然足場になる場所にはアリヤミーがいたのだが

 

「だーかーらー!邪魔だって言ってるよね!」

 

「まったく…獣風情が」

 

 

「ねぇテスタロッサ、やっちゃう?」

 

 

「えぇやってしまいましょう」

 

2人はアナザーウォッチを構えてスイッチを押し

 

『ベイル』『エボル』

 

 

アナザーベイルとアナザーエボルに変身したのであった

 

 

 

 

そして

 

 

アナザージオウは新しいウォッチを起動させる

 

 

『良いだろう俺の力が使えるか試させてもらうぜ、お前の奏でる音楽を聞かせてみろ』

 

 

同時にアナザーキバのようにステンドグラスが砕け散り中から現れた、黒いアナザーキバ、しかし体から溢れる覇気はアナザーキバの比ではない

 

ーーーーーーーー

 

 

同時刻、逢魔王国の中にあるガルル、バッシャー、ドッガの部屋

 

 

「っ!」「ねぇ……コレって」

 

 

人間態のドッガとバッシャーの背がビクッと動き、ガルルは冷静だが少し昔を思い出したのか不機嫌になる

 

 

「ハルトの奴…まさか」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

その身に宿るのは数多の種族を絶滅させた王の鎧 種の繁栄の為に邪魔する物は絶滅させる

 

 

 

闇の鎧 

 

 

『ダーク……キバ』

 

 

アナザーダークキバ 顕現

 

 

「さぁ…絶滅タイムだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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