無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

93 / 414

皆さま、あけましておめでとうございます!カグ槌です

今年も無冠の王シリーズを宜しくお願いします!!

因みに今100回記念短編のアンケートを取っておりまして…内容ですが

変身IF 仮面ライダーシーカー
これはリメイク前のバールクス√と同じく変身ライダーがシーカーだったらという話ですね シンプルな話だと

IFルート 奏者と仲良しだったら
内容通りですね奏者と仲が良く純粋な共闘関係となる場合どうなるのか?と言う今作ではあり得ないルートですねw
このルートでは奏者ハーレムの可能性がありますが…

IS2期 学園祭劇 シンデレラ
これは、あの劇ですね前後の話は挟みますがハルトは一夏の執事として劇に出ます 花嫁として束、千冬、錫音、キャロルが主に出ます
誰がハルトを射止めるのやら

転スラ劇場版
現在公開中の映画から出すね、未視聴の方に配慮はさせて頂きますが…この話を端的に言うと主に三人娘がワルプルギスでやらかしたような逢魔王国の責任問題ですね


って感じですね宜しければ投票お願いします!

あと宜しければ感想やイラストなど何かありましたらドシドシお願いします!












取り戻す為に

 

 

 

 

 

前回のあらすじ

 

老ハルトの助力により暴走態を退けた一行は取り敢えずアナザーギーツが確保したレックを蓑虫みたいに拘束し連行したのであった

 

 

取り敢えずと言わんばかりに傷は治したのだがレックは目を覚ますなり噛みついてくる

 

 

「何のつもりか知らねぇが!殺すなら殺せ!捕まって辱められるなら死んだ方がマシだ!」

 

 

そうかそうかとハルトは頷くと

 

 

「んじゃ人質にしようか」

 

 

そう笑顔で言いのけたのであった

 

「んな!」

 

「助けたのに礼の一つも言わん奴には相応だろうよ、生きて辱めてやろうじゃないか!」

 

「流石魔王ちゃん!主人公が言わないような台詞を平然と言ってのけるなんて!そこに痺れる憧れるぅ!」

 

「だろぉ!いやぁ折角さ利用価値あるなら使ってやろうぜぇ!」

 

「「イェーイ!」」

 

笑顔でハイタッチをする2人に思わず

 

「煽るなジョウゲン!」

 

「それよりもノエルが本気で仕掛けていますよどうする気ですか?」

 

「問題ない!」

 

「何か対策を立ててるのか…流石はハ「俺達は帰る!」帰んな!!」

 

 

「ま、冗談はさておき」

 

 

「心から冗談でよかったと思うよ本当」

 

 

「今の現状はウォズ?」

 

 

ウォズに尋ねると待ってましたと言わんばかりに報告する

 

 

「現状は小康状態ですね…どうやらノエルはレイラインにあります、ドクターウェルの居場所を探る為に大胆な揺動作戦を行ったようですね…」

 

 

「ドクターウェルって…逢魔から捨てたゼットンと合体した人?」

 

 

「ネフィリムですよ…彼は聖遺物と融合しましたからね、ノエルはネフィリムの蓄えたエネルギーを使う予定なのでしょうね」

 

 

「動力にして強引に滅びの歌を起動させる気?」

 

 

「どうでしょうか…もしくは別の方法で世界を滅ぼす気かも知れませんね」

 

 

「まぁ…考えても仕方ねぇな」

 

 

それでレイラインで現在、滅亡迅雷vsオートスコアラーの全面対決となっているらしい…それ凄い見てみたいが

 

 

「つまり暴走態もオートスコアラーの奇襲も陽動か…凄い贅沢だな」

 

 

アリヤミーで蓄えたセルメダルやキャロルが用意したコアメダルを使うなんて

 

 

「えぇ、寧ろ勝負を決めに来たとも見えますね実際にアナザーハイパーカブトが出なければ大変なことになってましたから」

 

 

「そだね…魔王ちゃんノリノリでマキシマムハイパーサイクロン撃ってたね」

 

 

「あの技100キロの射程があったな」

 

 

「凄い殺意こもってますね…流石は未来の魔王様」

 

「ま、まぁリベンジとか言ってたし多目に見てよ、そこは未来の俺に感謝しないと…あ、滅亡迅雷はオートスコアラーを追撃するように連絡して絶対に呪いの旋律を浴びせるな奏者が邪魔するなら撃退するよう言っといて」

 

 

「畏まりました」

 

 

俺達がオートスコアラーに対して躍起になるのはキャロルを守る騎士という個人的感情もあるが、イグナイトによる呪いの旋律を浴びてしまうとノエルの目的が達成されてしまう

 

 

それは是が非でも止めなければならない

 

 

「はっ!」

 

 

「それで俺達はどうする魔王ちゃん?」

 

「そんなん決まってんじゃん」

 

ジョウゲンが尋ねたのでハルトは笑いながら答える

 

 

「本丸を狙う、ノエルの企みを潰すぞ俺達もレイラインに向かう!こんなの全部終わらせて逢魔で宴会の続きダァ!」

 

 

「っしゃあ!滾ってきたぁ!」

 

「好物言え!全員好きなの作ったる!!」

 

 

「いいのか!」

 

 

「俺にぃ…まっかせなさい!!」

 

 

 

とテンションの上がる周りを見ながらナツキは冷静に

 

 

「あの…今のうちにチフォージュ・シャトーを取り戻せない?」

 

 

その一言にハルトは思わず食いついた

 

 

「ナツキ…………お前天才か!?」

 

 

そうだノエルが攻勢をかけられているのはチフォージュ・シャトーにある滅びの歌、それとオートスコアラーである

 

 

「成る程…確かにチフォージュ・シャトーを奪還するメリットは大きいですが」

 

 

主にキャロルの研究室や世界を滅ぼす歌を流す装置の破壊をするだけで良いのだ…キャロルには悪いが…変わりに逢魔に研究室作るから許してねと内心で謝るしかない

 

 

「危険じゃない?流石に何の備えもしてないとは思えないけど…てか魔王ちゃんと一緒にチフォージュ・シャトーを改造してたよね」

 

 

ジョウゲンの言葉に思わず肩をびくつかせる

 

 

「あ、あぁ…改造したなぁ〜まさか家が牙を剥くとは…」

 

 

対奏者に色んな武装つけて改築をしたのを思い出した…当時は奏者連中にしか攻撃がないと思ってたかれ過剰に色々とやり過ぎたなと後悔するしかない

 

 

「後悔よりも対策ですよ今は……確か強化したのは主に対空砲火などですね突破するには生半可な防御では難しいかと」

 

 

「あーと常時エンドオブワールド並みの火力だっけ?」

 

 

「そーそー、しかも対ライダーも視野に入れたから錫音の魔法とかも対策してるから転移とか使えないよ〜オーロラカーテンみたいな裏技は別だけど座標がだいぶ狂うようにしたんだー!」

 

 

「なんでそんな魔改造しちゃうかなぁ!!」

 

 

「っせぇ!俺だって締め出されるなんて考えてなかったんだよ!家の警備なら良いのを望むだろ!?」

 

 

しょうがないじゃんと開き直るハルトだが

 

 

「その辺りは問題ない、このアナザーコアが魔王の道を切り開こうではないか!」

 

 

「いやいや危険って事だよ!フィーニスちゃん新しい力に変身して気が大きくなってる!?」

 

 

「強化したアレを突破するには盾が…盾?」

 

 

「あ、だよね〜…」

 

 

カゲンとハルトの目線にあったものとは

 

 

 

「ひぃ!」

 

 

「みぃ〜つけ〜たぁ〜」

 

見つけた時のハルトはそれはとても良い笑顔をしていた

 

「はぁ…」

 

やっぱりこうなるかとウォズは頭を抱えたのであった

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

数十分後

 

起きたナツキは取り敢えず奏者の所に送り届け、ハルトは召喚したキャッスルドラン頭上に仁王立ちして眼下に浮上したチフォージュシャトーを見下ろしていた

 

 

「いやぁ!前からやってみたかったんだよねスカイダイビング!運んでくれてありがとうなキャッスルドラン!」

 

 

「!!!!!」

 

 

「うんうん流石はファンガイアの王が住まう城なだけあるな!」

 

お礼の咆哮に気を良くしたのか呑気な発言をするハルトに対してウォズ達は強風に煽られながらも立っているが

 

 

「あの…魔王ちゃんのパラシュートないけど!?」

 

 

「俺達のを使ってください!」

 

 

「あ〜大丈夫大丈夫、ほらアナザーサイガのフライングユニットとかアナザー剣のフュージョンJで空飛べるからさ」

 

 

飛べる力あるからパラシュート無しで問題なしとケロッとして答える

 

 

「………では我が魔王、そこに縛り付けてる捕虜をどうするおつもりで?」

 

 

「え?簡単だよウォズ、こいつを盾にして降下する!!」

 

 

そこにはサーフボードに縛り付けられたレックを見せた、アビソドンでも大丈夫なんだけど折角の捕虜だから有効活用しないとね!そう言うとレックは引き攣った顔で

 

 

「こ、この野郎…なんて冷酷な奴なんだ!!お前に人の心がないのか!!」

 

 

「え?俺もう人じゃないよ?」

 

 

種族 怪人王だしとキョトンとした顔で話すがウォズは頭を抱えて

 

 

「あ、いや種族的な意味ではないかと…」

 

 

「あ、そういう事か…いやぁ虜囚の辱めを受けるなら死を!って心意気に答えてやろうと思ってね!死を賜ってやろうっさ〜」

 

 

暗に利用して殺そうという腹つもりが見え隠れしたので思わず

 

 

「せめて戦いの中で殺せぇ!」

 

 

「やなこった何で敵のお前の頼みを聞かないといけないのさ……そう言えば随分前にジョウゲンとカゲンを痛めつけてくれた礼だ精々苦しめ」

 

 

そう言うとハルトはサーフボードを蹴落とすとその背に乗っかり降下すると他4人も一緒に降下する

 

 

「いやっほーーーー!」

 

 

「全く……あの魔王はもう少し自重してください!先陣切って落ちる大将がいるものですか!」

 

「魔王ちゃんらしいよね!」

 

「うむ!」

 

「仕方ありませんね‥何と言うか慣れました‥いろいろと」

 

 

ハルトはノリノリで降下するが、それを合図にチフォージュシャトーの対空砲火が発射されるがウォズ達にはアナザーウィザードの防御魔法により攻撃を防いでいる…一応捕虜にもだが

 

「がああああ!」

 

 

「っさい」

 

 

「んぐぅ!」

 

 

衝撃は殺さないでいるので痛いのは変わらない、因みに仲間達には完全な魔法を使っているので安心して欲しい…捕虜の声がうるさいので取り敢えずバインドで口を塞いでおいた

 

 

「いやぁ!盛大な歓迎嬉しいねぇー!」

 

 

人生で一度は言ってみたいセリフを言えて満足してると

 

 

「この状況で良く言えますね!」

 

 

「魔王ちゃんが守ってくれてるって言ってもこの火力じゃ…盾も持たないかもよ!」

 

「仕方ない…ジョウゲン、俺達で迎撃するぞ!」

 

「あぁ!」

 

「それなら僕にお任せあれーー!」

 

 

そう言うとフィーニスが先陣を切ると新しいアナザーウォッチを押し込むと同時に体から膨大な熱量と共にアナザーコアへと変身した

 

「行きますよアナザー1号さん!」

 

『あぁ、すでに感覚は掴めたからな最初から全開で行くぞ!』

 

 

『コア(1号)』

 

 

「ふははははは!こんな豆鉄砲如きで我らが王の道を遮れると思うナァ!!」

 

 

アナザーコアは下半身をバイクに変形させると手近な砲台を叩き潰すと同時に手の火球で砲台を破壊して回る

 

 

「フィーニスに遅れをとるな!」

 

 

「っしゃあ後輩ちゃんに負けないよ!行くよカゲンちゃん!」

 

『ザモナス』

 

「おう!」

 

『ゾンジス』

 

 

「「変身!!」」

 

 

『RIDER TIME』

 

 

「せやぁ!」「ふん!」

 

『アマゾンネオ』『ロボライダー』

 

 

ザモナスはネオウォッチにより専用ボウガンにニードルの力を付与し針を高速で連射、ゾンジスは胸部が開いて誘導ミサイルを発射して砲台を潰して回る

 

 

「やれやれ…お前達、私の役目を奪わないでもらいたい広範囲攻撃は私の専売特許ですよ」

 

『ファイナリー…』

 

「ふっ!」

 

アナザーファイナリーに変身したウォズは背後で浴びる日光により増幅された力を解放した

 

『ギンガ…エクスプロージョン!』

 

 

背後から現れた小惑星型エネルギーの塊が流星群となり進路を妨げる砲撃をする砲台を全て潰すと道が開けると4人は着地、アナザーファイナリーの重力操作で皆無事に着地できた

 

 

「凄いな流石は俺達の仲間」

 

 

頼りになるなと感心すると盾の役目がなくなったので

 

 

「あ、もう良いよ邪魔」

 

 

とサーフボードを雑に蹴飛ばし、そのままハルトは生身で降下するとアナザーウォッチを押そうとした時に海面から飛び出した黒い影がハルトの足場となるように現れると、ハルトは影の正体に驚く

 

「え……エビルダイバー!?」

 

「!!」

 

『ふむふむ…そうか貴様の着地まで守るとの事だ』

 

「え!本当ありがとうなエビルダイバー!!」

 

『だが変わりに人間を食べたいらしいが』

 

おおう中々狡猾だな…まぁ確かにミラーモンスター達に最近食事を提供しきれてなかったからなぁ…俺の管理不行き届きだ誰か…襲わせても罪悪感の湧かない奴等……あ!

 

「この間俺達を襲った特殊部隊の奴らなら皆で食べて良いよ〜俺(アナザーアギト)の匂いついてるから追いかけれると思うからさ」

 

「!!!」

 

エビルダイバーは嬉しそうに体を動かしてると

 

「ベノスネーカーやメタルゲラス達と仲良く食べなよ約束な」

 

「!!」

 

『ナチュラル外道だな』

 

「何の事〜取り敢えず御礼参りは大事でしょ?アナザーアギトにしたけど俺の気が済まないし」

 

よしこれで食糧問題は解決したなと頷いてると無事にチフォージュシャトー外壁に到着出来た

 

 

「っしゃあ!……さて」

 

 

ハルトは深呼吸をして変身解除した皆に聞く

 

 

「どうやって中に入ろうか!!」

 

 

凄い良い笑顔だったが臣下たちは驚きの余りこける

 

 

「ノープランだったのですか!」

 

 

「対空砲火どうするかで頭一杯でした!」

 

「それでノエル倒すぞ!とか言ってたの!?」

 

「……オーロラカーテンは?」

 

「んー使えなくは無いけど座標がブレるなぁ場所によって奪還前にノエルが帰って来るし」

 

「……ならば此処を壊して進みますよ!」

 

「どうやってさ?」

 

「はっ!…フィーニスこじ開けなさい!」

 

「お任せを!!」

 

『コア(1号)』

 

 

そう答えるアナザーコアは炎の体を使ってシャトーの外壁を炎熱で溶解させ穴を作り出した

 

「さっすがだねフィーニスちゃん」

 

「よくやった!」

 

 

ザモナスとゾンジスが中に入るのを見るとウォズとハルトは後に続いて降りると手を伸ばす

 

 

「っと…フィーニスも来い早く!」

 

 

「いいえ僕は此処に残ります、この巨体ではシャトーの中では役立たずですからね…」

 

 

アナザーコアの目線の先には大量に徘徊する屑ヤミー達と無人操縦されてるダンデライナーやスイカアームズを見てアナザーコアは不敵に笑う

 

 

「ご安心を魔王様の背後は僕が守ります」

 

 

「待ってろ、すぐに終わらせるから!」

 

 

「いやいや、ゆっくりで良いですよ魔王様」

 

 

「言ったな……それと命令だ死ぬ事は絶対に許さん!何か何でも生きて帰れ!!」

 

『サイドバッシャー come closer』

 

ハルトはサイドバッシャーを呼ぶとウォズを背中にサイドカーにはジョウゲンとカゲンを2人載せて走り出したのであった

 

 

「魔王様の仰せのままに」

 

 

本当に心配性の魔王様だな、少しは信じてくれても良いのに……まぁ

 

 

「此処からは少し刺激が強くて魔王様には見せられませんからねぇ!!」

 

 

両腕から火球を放ち屑ヤミーとダンデライナーを落としたのを合図にスイカアームズを引きちぎり投擲、それと同時にチフォージュ・シャトー外壁で衝撃波が起こるのであった

 

 

「我が名はアナザーコア、正統なるライダーの歴史を宿す魔王に仕えし最初の戦士!貴様等木偶人形如きが倒せるなどと思うなぁ!」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

その振動を肌で感じたハルトは心配が声音に現れていた

 

 

「フィーニス…無茶すんなよ…」

 

 

カリュブディスでも置いていけばよかったと少し悔やんでいると

 

 

「大丈夫だよ魔王ちゃん、フィーニスちゃん強いし」

 

 

 

「えぇその通りですとも」

 

 

「……急ぐぞ、さっさとこんなん終わらせてやる!」

 

 

「「「はっ(おう)!!」」」

 

 

『今更だがサイドバッシャーの重量オーバーではないか?』

 

「大丈夫!問題ない!」

 

 

『アナザーW知ってるぜ、それ失敗するフラグだろ!』

 

 

「縁起でもねぇ事言うんじゃねぇ!」

 

 

 

サイドバッシャーでシャトーの内部を走らせているのを見ていたものがいた

 

「………アレが」

 

「えぇ…そうよ」

 

その目に映る感情は善意か悪意か?

 

 

ーーーーーーーー

 

 

一方その頃、チフォージュ・シャトー外壁では

 

 

「はははは!まぁ木偶人形にして頑張った方だな」

 

 

アナザーコアの戦闘は一区切りついており眼下や足元にはメダルの破片やバラバラになったスイカアームズの部品が散らばっていた

 

 

「他愛もないな……っ!」

 

 

気を抜いたと同時に放たれたのは大量のコインとカーボンロット

 

 

「これは…っ!」

 

 

「うわぁ…あの感じ…魔王のゲテモノ配下ですか」

 

「あの炎の体にバイクの足とは派手な奴め」

 

「早く戦いたいんダゾ!」

 

「マスターの留守を狙う輩には相応の罰を与えましょうか」

 

 

オートスコアラー4人が武器を構え始めると

 

 

「ははは丁度良い雑魚ばかりで飽きていた所だ!」

 

アナザーコアがそう言い構えるが、横槍ではなく紫の矢が両者の中間地点に落ちた

 

「これは」

 

「ちっ…さっきの奴らですね」

 

 

とガリィが目線を向けた先に現れたのは4人のヒューマギアであった

 

 

「見つけたぞ」

 

「束様の情報通りですね」

 

「今度こそ君達を解放するよ!」

 

 

「まーた貴方達ですか邪魔しないで欲しいのですが!…しょうがない相手してあげますか」

 

 

「ムカつく奴だな雷落としてやる!フィーニスは下がってろ」

 

 

「全てはアークの意志のままに…行くぞ」

 

現れた滅亡迅雷の4人はそれぞれのドライバーを装着すると束が渡したプログライズ、ゼツメライズキーを起動する

 

『POISON』

 

『JAPANESE WOLF』

 

『INFERNO WING』

 

『DO-DO』

 

 

同時に現れたのは機械仕掛けのサソリと燃え盛るハヤブサが滑空し宿主を守るように動く

残りの2人には赤雷や吹雪が巻き起こる

 

 

「「「「変身!!」」」」

 

『『『FORCE RISE』』』

 

『SLASH RISE』

 

 

サソリは滅の胸部に毒針を突き刺し隼は迅の体を包み込む、4人の体を纏うアンダースーツと共に弾け飛びそうな装甲を強引に抑え込むようなゴムが反動で戻ると強引に装甲を装着する

 

『STING SCORPION!』

 

紫の装甲に弓矢を持つ蠍毒の戦士

 

『JAPANESE WOLF!』

 

白の装甲と鉤爪を持つ白狼の戦士

 

『BURNING FALCON!』

 

赤熱化した装甲と背中の赤い翼を持つ戦士と

 

赤の装甲と両手に羽根型の双剣を持つ戦士が現れた

 

『『『BREAK DOWN』』』

 

 

その名は仮面ライダー滅、亡、迅、雷

 

ヒューマギアを人間の悪意から守る戦士

 

再誕

 

 

「聖戦の始まりだ」

 

 

「あははは!返り討ちにしてやるよ!人形が!」

 

ガリィの言葉を合図に滅亡迅雷vsオートスコアラーの開戦となった

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「わかりました…我が魔王、フィーニスからです滅亡迅雷とオートスコアラーが接敵しました」

 

「そうか無理せずに時間稼ぎに当たれ」

 

 

そのウォズの言葉に首肯したハルトはエンジンを蒸して加速して暫く走っているとカゲンの強化されている嗅覚が見慣れる匂いを感知した

 

 

「………っ!ハルト様!」

 

 

その言葉を合図にサイドバッシャーを停車させると

 

「わかりますか?」

 

 

「あぁ…凄い圧だな…何というかノエルなんか目でもない」

 

 

それと同時に現れるのはオーロラカーテン、ハルトのものではないとすると破壊者か怪盗か…はたまた

 

 

「初めましてだなアナザーライダーの王よ、いきなりで悪いが貴様には消えてもらう」

 

 

「え!う、嘘でしょ!?」

 

 

「やはりディケイドは破壊の力だったか…アナザーだから違うと思ったよ…あわよくば門矢士を倒せる対抗馬とも見ていたのだが……」

 

 

「あ、貴方は!」

 

 

「おのれアナザーディケイドおおおお!貴様の所為でシンフォギアの世界はめちゃくちゃだぁ!」

 

 

現れたのはチューリップハットを被る中年に入るかどうかのメガネをかけた男性であった

 

 

「な、鳴滝さん!?」

 

 

以外!それは鳴滝!

 

 

「まぁめちゃくちゃにしたのは我が魔王なので否定出来ないのですが…」

 

 

「え?いやまぁ…そんな事よりサイン…って空気じゃないよね」

 

 

いつもなら色紙とペンを片手に突貫している俺だが流石に空気を読み自重する、この状態でサインを求める奴がいれば、それは真性のバカだろう

 

 

『なぁ相棒、ブーメランって知ってるか?』

 

 

「一体何の事やらさっぱりだ」

 

 

「貴様を始末する為に各世界からライダーを集めてきたのだ覚悟しろ!確か…レジェンドライダーにやられるのは名誉と聞いたせめてもの手向けとして受け取れ!」

 

 

「つ…つまり!ライダーが俺なんかの為にファンサしてくれるって事…わっ…」

 

 

鳴滝さん、アンタ良い人だよ!!

 

 

『空気読め!明らかに貴様を消そうとしているぞ!』

 

 

「はっ!……さ、流石だな鳴滝さん…だがそんな作戦で俺が狼狽えると思ったかぁ!?」

 

 

「ガッツリ動揺していたようだが?」

 

 

「アナザーライダーは狼狽えない!」

 

 

『いや動揺してたのお前だけだぞ』

 

 

 

「まぁ良いだろう、では貴様を倒す為に最強のライダーを呼んできたのだからな」

 

そう言うなり鳴滝はオーロラカーテンに消えたが…え?まさかオーマジオウ?だったら終わったな俺の冒険…詰んだと思ったのだが予想に反して新しいオーロラカーテンから現れたのは

 

 

「…………………」

 

 

漆黒の鎧を見に纏う 鏡の龍戦士

 

 

「仮面ライダーリュウガ!?」

 

 

仮面ライダーリュウガ

平成三作目 龍騎に存在する鑑合わせの存在で元祖ネガ、ダークライダーとも言えるような存在だ 龍騎を超える基礎スペックに加え敵に対して情け容赦ないファイトスタイルも特徴だ…何故か後輩の客演での扱いは酷い所もあるが

 

 

「うおおお!スゲェ本物だぁ!!」

 

「我が魔王」

 

「わ、わかってらい!リュウガさんは俺にサインくれねぇことくらいな!」

 

 

『そっちではない構えろ!!』

 

 

だがリュウガは冷静に一言

 

 

「…………いいぞ」

 

「へ?」

 

「サインだ書いてやる」

 

「あ、ありがとうございまーす!!」

 

「わ、我が魔王!」

 

「いや警戒心持とうよ!」

 

「っしゃあー!!!」

 

「ダメだ完全に浮かれている!」

 

「まぁ平常運転ですね」

 

 

予想外だ、まさかリュウガさんがサインをくれるなんて!と喜びながら色紙を持って近寄るとリュウガは冷静にベルトからカードを抜いてドラグバイザーにベントインした

 

 

『ソードベント』

 

 

通常のライダーよりも低い音声が鳴ると右手に現れたドラグセイバーを持つとそのまま横に斬りつける

 

「っ!」

 

慌てて身を屈めると自分がいた位置にあった色紙は真っ二つになっていたがカウンターとばかりにファイズフォンXの銃撃をリュウガに当てると間合いを作り銃口を向ける

 

「な、何するんですか!」

 

「これは戦いだサインなんて求めるな、ふざけてるのか?」

 

「ふざけてません!俺は至って真面目です!」

 

「…本物のバカだな」

 

「そうですよ!くそっ!真司さんなら書いてくれただろうに」

 

どうやら俺はリュウガの地雷を踏み抜いたようで

 

「貴様ぁ!良くもアイツの名前を言ったなぁ!」

 

「言うに決まってんだろうが!よくも純粋なファンの気持ちを弄んでくれたな!!絶対許さねぇ!」

 

俺の純情を弄びやがってと怒りに燃えるハルトだがウォズが静止する

 

「我が魔王、気持ちはわかりますが目的を履き違えないで下さい」

 

 

「……………わーったよ」

 

 

ハルトはサイドバッシャーを降りるとファイズフォンXの Enterボタンを押すとサイドバッシャーが自動運転で走り出した

 

 

「わ、我が魔王!!」

 

「ちょっ魔王ちゃん!」

 

 

「悪い、先行っといて〜ノエルの場所についたらキャロルを転移させるからシャトーの権利を取り戻すように!あの野郎を締め出してやれ!!」

 

 

「ハルト様はどうされるつもりですか!」

 

 

「リュウガと戦う、それに鳴滝さんの話通りだしね世界がめちゃくちゃになったのは俺のせいだしな〜」

 

 

大きく手を振り見送るとハルトはリュウガと相対する

 

 

『本音は?』

 

アナザーディケイドは知っている、別にハルト自身この世界に技術を持ち込んだ事に罪悪感なんて抱いてない事とこの世界の一部の人間以外に対して慈悲も持ち合わせていない事を魂レベルでリンクしているからこそ分かるのだがハルト自身 既にこの世界はネオタイムジャッカーと戦う為の戦場 ゲーム会場の一つでしかない故に先程の発言は腑に落ちなかった

 

 

 

その問いへの解答はいつものように不敵に笑ったのだ

 

 

 

ーこの世界の命運やノエルをブッ飛ばすのも大事だが、そんな事より今はー

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

「サイドバッシャー!頼むから反転してよ!」

 

「そうだ!ハルト様の場所へ戻れ!」

 

「鎮まりなさい2人とも」

 

「ウォズちゃんは魔王ちゃんが心配じゃないの!」

 

「心配してますよ、ですが我が魔王の言う事にも一理ありますリュウガの足止めには我が魔王が適任です」

 

ハルトの持つ最大の武器は知識と情報アドバンテージ、これは対ライダー戦において絶対的な利点となる、だからこそルシファー戦などで優位に立ち回れたのだ実績面でも彼が残るのがセオリーであるが

 

 

「だからと言って大将を置いていく臣下がいるか!」

 

「我々の目的はノエルからチフォージュ・シャトーの主導権をキャロル嬢へ戻す事です」

 

「ウォズちゃん!」

 

「……はぁ…貴方達、戻っても構いませんが我が魔王の不興を買いますよ」

 

「「え?」」

 

 

「見送る時に見ませんでしたか?我が魔王の笑みは……未来と同じ笑みでしたよ」

 

「「っ!!」」

 

「全く未来でも今でも変えて頂きたいですね理由にかこつけて楽しみを優先するところは」

 

 

ーーーーーーーー

 

 

「どうでも良くなった、折角本物の仮面ライダーと戦えるんだよ師匠や士さんと違って、本気で俺を殺す気でいると来たんだ、こんなお楽しみ我慢出来る訳じゃんウォズ達にも邪魔させたくないよ……誰にも…誰にもだ!!」

 

『ウッヒョー!流石ハルト!いっけぇー!』

 

『アナザーバイス!?煽るんじゃねぇよ!』

 

 

「俺を前に余裕だな」

 

 

リュウガはドラグセイバーを構えてるがハルトはアナザーウォッチを起動すると赤炎を纏い姿を変える

 

 

「余裕なんてねぇけど?……けど少し親近感が湧くなぁ…お前も俺と同じだろ?光から生まれた影…あ、いや鏡か」

 

『龍騎』

 

「何が言いたい」

 

「まぁお互い本物がいて俺達が偽物ってなる訳だ」

 

側から見れば俺達が偽者なのは動かぬ認識だろう

 

鏡の争いを止める戦士 仮面ライダー龍騎

 

その鏡合わせ 仮面ライダーリュウガ

 

時とライダーの歴史を束ねる王である仮面ライダージオウ

 

その影、偽りの王 アナザージオウ

 

互いに対となる存在がいる 

 

 

しかし決定的に違うのは片方は憧れ、片方は成り代わろうとする点のみ

 

「……っ!!」

 

 

アナザー龍騎になりドラグセイバー擬きを構えると彼に問いかける

 

 

「だから戦おうぜ!!此処だけは本物も偽物もない純粋な力と力のぶつかり合いをよぉ!!」

 

 

この戦いに正義はない、あるのは純粋な力のぶつかり合い

 

 

本気で挑め、本気で足掻け、本気で戦え

 

 

他の誰でもない自分のために

 

 

方や憧れに挑む為、方や依頼に応じて倒す為

 

 

また大事な人達との明日を迎える為にも負ける訳には行かないのだ

 

 

アナザー龍騎がカードを取り出すと同時に周囲に赤い炎が巻き起こる

 

 

目の前にいる相手に自分の手札を出し惜しむ程ハルトは人間が出来てなかった、いや

 

 

仮面ライダーに手加減をするなど彼に対しての最大の無礼、持てる全てを使い倒す!

 

 

その熱意が届いたのか、はたまた狩ると思っていたウサギが狩られる前に精一杯の抵抗を見せるヘラジカに化けたと感じたのかは知らないが対象の脅威判定を更新したのは事実のようであり

 

 

 

「面白い」

 

 

 

 

そしてリュウガも同じようにカードを抜き取ると黒い炎が巻き起こり両者の中間地点で激突した

 

 

リュウガのバイザーは黒い銃型 ブラックドラグバイザーツヴァイへと変化すると黒炎が刻まれたカードを

 

 

アナザー龍騎は左手のドラグクロー型のガントレットが銃型ツールに変形すると、その手に握られるカードを

 

 

互いに宿る生存を求めるカードを

 

 

読み込んだ/握り潰した

 

 

『サバイブ/サバイブ』

 

 

交差した音声は2人の存在を新たな次元へと引きずり上げる

 

 

リュウガの体は漆黒の追加装甲を纏う

 

 

仮面ライダーリュウガ・サバイブ

 

 

アナザー龍騎は有機的な赤い装甲を纏う

 

 

アナザー龍騎・サバイブ

 

 

そして鏡の世界から現れたのはその恩恵により力を高めたブラックドラグランザー、アナザードラグランザーだ両者は咆哮をあげながら威嚇し合う

 

「じゃあ始めようか!」

 

「…………」

 

 

互いにカードを読み込ませる形走り出す

 

 

〈〈ソードベント/ソードベント〉〉

 

 

同タイミングで解放された力は互いのバイザーにブレードを展開し激突することになった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。