チフォージュ・シャトー中心部で起こっているアナザージオウとゴーダとのバトルは熾烈を極めていた、何故か最強フォーム使用からの連戦で疲弊している筈なのに普段よりも素晴らしいパフォーマンスを発揮しているハルトの動きに疲れてるからと油断していたゴーダは面を食らっていた
「何だよコイツ……化け物かよ!」
「お前に言われたくねぇんだよ!!」
大ぶりなツインギレードの一撃はゴーダをシャトーの外へと吹き飛ばすと近くのビルに落下したゴーダを逃がさないとばかりにアナザージオウは着地した
「テメェ…疲れてんじゃねぇのかよ…」
「疲れてるよ、今布団があれば3秒で眠れる自信がある位にはな!」
強引に体を起こしてるから倒れるのギリギリ踏ん張っているようなものだと
「なら何で…」
「理由は三つ…これが最終決戦という事でテンションが高いこと、お前を倒せば全部解決だってこと……そしてこれが一番の理由だ…」
「何だよ……」
その問いにハルトはツインギレードにアナザーオーズウォッチを装填する技が来ると警戒したゴーダは殺気を感じ慌てて防御態勢を取ったのである
「映司さんの仇が目の前にいるからなぁ!!俺の憧れの男を手にかけたお前を絶対許さねぇ!!地獄の閻魔様にも任せられねぇんだよ…テメェは俺が裁く!!」
『それが理由!?』
悲報、身に覚えが微妙にある怒りがゴーダを襲うのであった
『アナザースラッシュ!』
普段よりも感情が乗った紫の斬撃が放たれると同時にアナザージオウの背後から飛び上がったキャロルが変身したオーズからのライダーキックという二段攻撃だった
「倒れろゴーダァ!」
『スキャニングチャージ!!』
「キャロル…いつの間に!!!!」
ハルトのツッコミも虚しくタトバキックがゴーダを襲うが
「冤罪だろ!俺じゃないゴーダがやったことだろうが!!」
『スキャニングチャージ!』
「ぬん!」
サゴーゾの力で地面を強く踏みつけ重力を増大させると近くにあったビルが倒壊すると瓦礫が盾となりタトバキックを止めたのであった
「隙だらけだな、死ね!!」
「しまった!」
ガラ空きのキャロルにダインスレイフを突き立てようとするが
「させるか」
『カブト……CLOCK UP』
アナザーカブトに変わりクロックアップでキャロルを拾い上げ離れた場所に移動する中
「やっぱりお前は俺の敵だな…」
誰にも聞こえない世界で1人呟いた
『CLOCK OVER』
「ったく何で戻ってきたんだよ」
「滅達から連中を鎮圧したと聞いてな…アイツらの洗脳を解きに来た…そしたら目の前に映司の仇がいてな気づくと体が勝手に…変身してタトバキックを放っていた」
「それであの連携の精度って…そこまで恨まれるって俺のオリジナルは何したんだよ?」
「「え?重罪」」
この時の2人の顔は仮面の下で見えなかったがハイライトが消え無表情であったという
余談だがパヴァリア結社の面々がもし現場にいたならば、恐らく全員が襲い掛かるくらいには重罪である
「……ま、俺はノエルの野望を果たすまでだがな…それにオートスコアラーを助けたいなら俺は殺せねぇよな!」
「くっ……人質か…」
「何とでも言えよ!」
「うーん……」
アナザーカブトは至高の海に沈むがアナザーWに声をかけられる
『どうしたハルト?』
ーこの場合のオートスコアラーってさ、カザリヤミーみたいに肉体が囚われてるのかバグスターみたいに分解手順踏まないと助けられないのか分からなくてさー
助ける方法を考えていた、キャロルの頼みでもなければゴーダなどアナザームテキやアナザーライジングアルティメットでトラウマを植え付けるような戦いをしようとも考えたがオートスコアラーに情もあるので出来ない
もしこれがナツキやトーマとかなら躊躇いなく必殺技を打ち込んでいただろう…あのバカ共に人質としての価値はないと思っているが、残念な事に今回は人質が人質しているのだ価値があるので困る
「ハルト!」
そこに現れたのは滅亡迅雷の面々
「お、良い所に!来たなお前たち!あれ?フィーニスは何処?」
「あぁフィーニスには巨大な奴を任せてある…俺達はオートスコアラーの救出に来たのだが」
「見ての通り皆、ゴーダに取り込まれてます」
「なんて事を…」
周りは驚く中、ハルトは淡々と
「はい!という訳で解決策を募集していますアイデアある人!」
『先生か!』
「何とまぁ呑気な奴だなぁ!」
ゴーダは声と共にダインスレイフからエネルギー斬撃を放つ、ノエルが使っていた時よりも強力な一撃であるが
「知らないのか?俺はマイペースなんだよ」
アナザーカブトは虚空から取り出した無銘剣の鋒を向けると、その一撃のエネルギーを無に帰した
「流石、無銘剣…聖剣のみならず魔剣の力も無効化するか…残念だが剣を得物にする以上は、お前の不治の刃は俺に届かない」
「残念だな見てみろよ」
アナザーカブトが首を傾げるとピシリと音がすると無銘剣が折れた
「っ折れたァ!」
『何だと!!』
「哲学兵装ソードブレイカー、折れるぜお前がそれを剣と思うならな!」
「………………」
アナザーカブトは折れた無銘剣を見つめる治せるのだが
「良い剣だが残念だったな俺はオートスコアラーの技も使えるんだよ!剣で俺は倒せねぇ!」
ドヤ顔のゴーダに苛立ちを覚える
「みたいだな、ま…修理は後でするとして」
「貴様……よくもオレの騎士達を!」
「お前が吠えた所でどうもならねぇよな」
「何だと!」
「そうだな…力ずくで解決するだけだ無銘剣の恨みも味わえ…っ!」
「ハルト…」
「安心しろ策はある……束、錫音聞こえる?」
アナザーカブトはアナザージオウに戻ると通信装置を起動して逢魔にいる仲間に声をかける
【はいはーい!ハルくんのアイドル篠ノ之束さんだよ!】
【お待たせ】
「行けるか?」
【もちのロン!今、滅達に送るよ!スーちゃんお願い!】
【任されたよ(コネクト)】
錫音の魔法で転送されたのは、ライダーの顔が刻まれたプログライズキーであった
「コレは?」
【マスブレインゼツメライズキーだよ!それで皆の心を一つにして新しい力を目覚められるんだ!】
「4人の力を一つに…」
「へぇ…面白ぇじゃないか」
「皆を助けられるなら…滅!」
「わかっている…行くぞ」
と4人は躊躇いもなくマスブレインゼツメライズキーの力を解放に合わせてアナザージオウも新しいアナザーウォッチを起動する、仲間を助ける為
『マスブレイン!』
「「「「変身!!」」」」
『プログライズ!!』
その時 不思議な事が起こった
『CONNECTION!CONNECTION!』
意識データが抜け落ちると4人は変身解除され倒れ、データは一つの体となるヒューマギアの救世主である、仮面ライダー滅亡迅雷への変身だが
その意識データは何故かアナザーウォッチに転送されていき見覚えのないアナザーライダーの顔が浮かんだのだ、それを見たハルトは驚く
「へ?え……えええええええ!」
するとアナザージオウの周りに現れたのは仮面ライダー滅、亡、迅、雷 4人の顔が有機的になると アナザージオウは別ライダーのアンダースーツを形成していくとフォースライザーで変身するような結束バンドが4人の仮面を拘束し反動で体に装着された
右肩に雷、左肩に亡、胸部には迅、そして頭部の左半分を滅となるが左半分はマギア化する際に現れる素体が剥き出しとなったヒューマギアの顔面となっている
まるで使えるパーツ全部合わせて強引に生み出した フランケンシュタインの怪物のようなアナザーライダー、そのオリジナルにある統一感などカケラもない歪な姿
変身とは言えないイレギュラーでありかつアナザーライダーの王も予想してない姿
『滅亡迅雷!』
聖戦の旗頭 アナザー滅亡迅雷
「何……アレ…」
「ハルト…だよな…」
「うんそうだよ!/なんじゃこりゃ!/これは…/って口が勝手に!?」
ハルトの声音で支離滅裂な内容に思わずゴーダも含めた周りもキョトンしている
「おい束!これどうなって/うわぁ!凄い!皆一緒だ/だから邪魔するな!/これがアークの意志/黙れってんだろ!!」
「なぁハルト…大丈夫か?」
キャロルが心配そうに尋ねるが
「あぁ大丈夫だよキャ/んな訳あるか!体くっついたんだぞ!/えぇこれは想定外です/凄い皆一緒だぁ〜/束の言ってた新しい力か迅、もう少し端に寄ってくれ/んな訳あるか少し黙ってろ!!」
やはり多重人格者のような話し方にキャロルは膝をつく
「すまないハルト…そんなに沢山の人格が分かれるほどのストレスをオレが…」
【いや違うと思うよキャロリン】
【うん、またハルトがやらかしただけでしょ?いつもの事だね】
「………なら聞くが束、アレは何だ?」
【多分…マスブレインに送られる予定だった4人の意識データがハルくんのアナザーウォッチに取り込まれたんだろうね、何というかアレは変身じゃない何か、かな…束さんも予想外だよ…さっすがハルくん!】
「それはハルトに異常はないのか?」
【逆に聞くけどキャロりん、ハルくんって100人を超える人格と同居してるんだよ?今更4人増えた所で問題ないでしょ】
「……本当に今更だったな」
【彼って私達の事を天災とか色々言うけど彼が一番逸脱してるんだよねぇ…】
「まったくだな」
【いやキャロりんは他人の事言えないよね?】
と頭を抱えているが当人はそれどころでなかった
精神世界
「…あれ?いつもの空間じゃない」
ライダーファンにわかりやすく言うならマスブレインシステムの空間にいる、滅亡迅雷の4人は定位置だが俺はその中央のテーブルに立ってる感じだ
「何で俺達がハルトの中にいんだよ!」
「へぇ…ハルトの心の中ってこんな機械的なんだ!」
「んや、いつもと違う部屋なんだけど…てか皆いるとかどうなってんだ?」
「恐らく我々の意識データがアナザーウォッチに取り込まれたようだな」
「それマジかよ!皆大丈夫なのか!?」
「…大丈夫です、ハルトと融合したお陰で他のアナザーライダーから力を得ていますので想定外の出力を確保出来ました…余裕がある状態でオートスコアラー救出に力を回せます」
「って事はどう言う事なの?滅?」
「それは…「予想外のパワーアップって事だろう!」台詞を被せるな雷」
「流石だな雷の兄貴!………んじゃお前達は下がってろ、後は俺がやる!」
とハルトの動きに合わせてアナザー滅亡迅雷が動き始めたが
「いや俺がやる」
『否決』
と滅が反対するとアナザー滅亡迅雷の動きがピタリと止まる
「っ?何だ?」
「おい隙だらけだぜ!」
「っ!」
ゴーダの一撃をモロに喰らってアナザー滅亡迅雷は倒れ伏した
「何だ立派なのは見た目だけか?」
あからさまな挑発に精神世界にいた雷が激昂する
「おいハルト、俺がやる変われ!あの野郎に雷落としてやる!」
「いいえ、その前にオートスコアラーの救出をした方が良いです」
『否決』
「なんだよコレ!!」
反撃に動こうとしたが再度、電子音声と共に動きが止まる
その光景を疑問に思ったキャロルは分析する
「(あのフォームはどうやら4人とハルトの意識が合体してる状態だ…束が渡したマスブレインは皆の心を一つにすると言っていたな…つまり…っ!)」
キャロルは自身の解答をアナザー滅亡迅雷に伝える
「ハルト!そのアナザーライダーはお前達の心を一つにしないと動かない可能性があるぞ!」
「成る程…つまりクライマックスフォームやジオウトリニティみたいな感じだな!」
「相変わらずの理解力で安心したぞ!」
「おう!」
体が動けない疑問が解ければ問題ない!
「俺がやる!」
「ダメだ俺がやる」
『否決』
「いいえ私が」
「亡は分析してなよ、僕が助けるからさ」
『否決』
「おい迅、亡に指示するとは偉くなったな退いてろ俺がやる」
「何、弟の出番奪ってんだよ暴れたいだけだろ兄貴!」
『否決』
「何をしているのだお前達は…仕方ない俺が…」
「「「「ダメ(です)!!!」」」」
『否決』
心を一つにする所か全員の主張が激しくアナザー滅亡迅雷はただ立ってるだけのカカシになっているのをゴーダは笑う
「はははは!何だアレだけカッコつけたのに出てきたのは気持ち悪いガラクタの化け物かよ!」
「「「「「………」」」」」
ゴーダの一言に全員がキレた!
「おいお前達、誰が体の主導権握るとか後だ………取り敢えず今は…俺達をバカにした奴を倒してオートスコアラーを助けるぞ!」
「良いだろう滅亡迅雷.netの意思のままに」
「「「可決!!」」」
敵の敵は味方、仲良くなるなら共通の敵を作れとはよく言ったものである
ここで意志統一がなったのだ
『いやそれヒーローもの的に大丈夫なの?』
『可決 Accept!!』
アナザー滅亡迅雷に埋まってる仮面の目が赤く光り殴りかかろうとしたゴーダの拳を止めるとカウンターパンチを叩き込んだ
「がぁ……テメェ…」
「ゴーダ…お前を倒す!」
その一言は皆の心が重なった証左だろう、アナザー滅亡迅雷の口から出たのは5人のバラバラの声ではなく
『GODA will be EXTINT』
電子システムを思わせる無機質な声音だった
「ちっ!舐めんじゃねぇ!」
『シカ ガゼル ウシ』
『サメ クジラ オオカミウオ』
「亡、演算を頼む/了解しました」
『可決』
突進力に長けたコアメダルコンボとポセイドンのコンボを用いた超高速移動でアナザー滅亡迅雷へ体当たりを行うが、頭部の複眼が光ると亡の演算能力により分析された行動パターンに基づきゴーダの動きに合わせたカウンターを滅が主導して行う、当然人工知能の反射は人外とは言え生き物であるハルトの体では追随出来ない部分もあるので雷が持ち前の雷撃を用いてハルトの体の筋肉を活性化、滅の要求するスペックまで引き上げる
その結果、アナザー滅亡迅雷のカウンターはゴーダをピンポイントで捉え吹き飛ばした
「解析完了…オートスコアラーを救出します次は私に任せてください/いいよ、やっちゃえ亡!」
『可決』
同時に左肩部分の複眼が赤く光ると動いた左手から機械的なケーブルが伸びゴーダの体を捕縛した
「ガアアアアア!」
「摘出します」
叫ぶゴーダを無視して目当てのものを見つけると、そのままケーブルが強引に捉えたものを引き抜くとオートスコアラー達が気絶したまま抜き出たのであった
「お前達!よかった…」
「マスター……申し訳ありません…」
「いい…戻ってきたならな…」
キャロルが慌てて近寄り介抱する姿を見ると
「目的達成しました/やったね亡!…んじゃ次は僕だね…よくも友達を傷つけたな許さない!/いけ迅!」
『可決』
すると今度は胸部の複眼が光ると背中から炎を帯びた翼が生えると羽が一斉にゴーダ目掛けて襲い掛かった
「やぁ!」
「燃える羽根は嫌いなんだよ!!」
ダインスレイフで迎撃するがスラッシュライザー片手に近接戦を仕掛けたアナザー滅亡迅雷の猛攻は短剣サイズ由来のリーチにより肉薄した戦闘となる
「そうか暑いのが嫌なら雷でも落としてやる迅/わかった!」
『可決』
すると右肩の複眼が赤く光ると両手に持つのはヴァルクサーベル、その二本には赤雷を纏わせ強烈な斬撃を叩き込むとゴーダはダインスレイフで受け止めるが武器から通電して
「あがががががががか…なんの…まだまだぁ!」
「チッ!硬い奴だな/奴はグリードだからな五感がないもしくは麻痺してるんだよ兄貴、俺に変われ!因縁込みで一撃叩き込んでやる!/あぁ思い切りやれよハルト!」
『可決』
すると今度はヒューマギアの素体部分が赤く光るとハルトが主導権を得ると飛び膝蹴りを叩き込むと両手からニホンオオカミノツメを取り出して切り付けるのであった
「っしゃあまだまだ行くぜ!」
その頃、キャロルはと言うとオートスコアラー達から残った力を託され変化した3枚の鳥系コアメダルを見ていた
「この馬鹿者共め……わかったぞ、これがお前達の本当にやりたい事なのだな……行くぞ皆……変身!」
『タカ!クジャク!コンドル!』
オートスコアラー4人の声が重なりながら合わさる思いの力は通常のタジャドルでは済まない程のパワーを発揮した
『タージャートルー!(エーターニティ!)』
「これは…」
すると研究室の鍵をかけハルトを祝おうと飛んできたウォズが高い所が祝詞をあげる
「ハッピーバースデー!!祝え!仲間達の思いを背負い、大空へ羽ばたく永遠の猛禽!その名も仮面ライダーオーズ タジャドルエタニティ!!奥方が新たな力に目覚めた瞬間である!!」
「はっ!」
オーズはそのまま走り出しアナザー滅亡迅雷を飛び箱の要領で乗り越えるとドロップキックをゴーダに叩き込んだ
「があ…て、テメェ等!!」
「キャロル!そのカッコ」
「あぁ…済まないが一緒に戦わせて貰うぞ!」
「おう良いなお前達!」
『可決!』
すると全身にある複眼が赤く光り始め、力の出力が上がったのである
「ふっ!はぁ!」
『今までのお返しダゾ!』
オーズが両手で攻撃を弾きながら腹にパンチを打つ時 一瞬だがミカが現れるとカーボンロッドを射出するような鋭い一撃を叩き込んだ
「このぉ!」
ゴーダは先程も同じようにサゴーゾの力で足場を崩しにきたが阻止するようにオーズは高く飛び上がり
「はっ!」
左手に装備されたタジャスピナーにセルメダルを入れスキャナーでリードする
『ギン!ギン!ギン!ギン!…ギガスキャン!』
『マスター…派手に行け!』
「あぁ…せいやー!」
放たれた赤い火球は小さなコイン状の散弾となりゴーダを襲うもシャウタの力で付近の水道から水を操作し盾として使おうとするが瞬時にただの液体に戻った
「なっ…うわあああ!」
『あはははは!可哀想ですねぇ〜』
『相変わらず性根が腐ってるンダゾ!』
『聞こえてますよ!』
「五月蝿いぞお前達…はぁ……ハルトはいつもこの騒がしさを味わっているのか…」
何というか辟易すると言外に語るが
「まだだ……これで終わった貯まるかぁ!」
ノエル…ゴーダ…
「貴様やノエルを生み出したのはオレの責任だ…だからその責任は取る!」
「黙れええええ!パパの意思を履き違えた偽者がぁ!オレは…僕は奇跡を殺すためにぃ!」
ダメージからかノエルとゴーダの意識が混同しているようで支離滅裂な言動をするが
「違う、パパは世界を知れといった…その答えは断じて破壊ではない!!」
「何っ!」
「学ぶこと、この錬金術が誰かの為になる事をパパは望んでいたのだ!」
「そんな事あるわけがない!!」
ゴーダがダインスレイフを振りかぶると
「そうだなオレもとあるバカと会わなければ気づかなかったさ!」
「キャロル!コレを使え!」
ハルトが投げ渡したのはメダジャリバー、それを受け取ると鍔迫り合いとなる筈だったが
『ソードブレイカー…貴方がそれを剣と思うなら』
メダジャリバーが緑色に光ると同時に甲高い金属音と共にダインスレイフは折れたのであった
「っ!」
「「はっ!」」
アナザー滅亡迅雷とタジャドルのダブルキックでゴーダを吹き飛ばす
「決めるぞハルト!」
『スキャニングチャージ!』
「おう!」
『滅亡迅雷…インパクト!』
同時にタジャドルは背中から綺麗な羽根を展開し高く空を飛び、アナザー滅亡迅雷は体の複眼を赤く発光させると 滅亡迅雷.netのマークを背にアナザーキックを放つ
「「せいやーー!」」
タジャドルは足が猛禽を思わせる脚となりゴーダの体に当たると同時に別場所から現れた鉤爪がゴーダを貫くとアナザー滅亡迅雷のアナザーキックが更にゴーダをチフォージュ・シャトーにある呪いの旋律を増幅する装置まで吹き飛ばした
「お、おのれええええ!」
断末魔と同時にゴーダのコアメダルは砕け本体は爆散し装置も破壊された
「終わったなハルト」
「あぁ…まぁ後始末が色々あるがな」
「そうだな終わったら少し頼みたい事がある」
「何でも言え、叶えられる範囲なら叶えてやる」
「そうか…なら………おい、なんだガリィ騒がしいぞ…ん?ゴーダが爆発しそうな場所?」
「それって…確か……あの辺に…」
2人の目線が一つの場所に重なった
「「……………あ」」
ゴーダの爆発によりチフォージュ・シャトーの一部が損壊したのであった
それと同時に屑ヤミーはセルメダルに戻り、レイアの妹も一旦機能停止したようで一件落着だ、此方の損害は対してない取り敢えず彼女の研究資料やポータルなどの緊急性を有する情報はウォズがモスの協力の元、事前に逢魔へ持ち出してくれたようだ
そして奏者達も戦闘が終わり、ひと段落をついている中、キャロルは変身を解除して消滅しそうなノエルと何か話しているのを見て邪魔しては悪いと思いアナザー滅亡迅雷の変身を解除すると4人は無事に再起動したが
「あれ…何か急に……ねむ…っ!」
ハルトは気絶して倒れたのであった
「ハルト!」
その時
『体を調整、再構築を開始します』
『アナザーギーツ、バッファ、タイクーン、パンクジャックの集結を確認…新たな怪人の召喚、使役が可能となりました』
そう誰かの声が呼びかけた気がしたんだ
ーーーーーーーーーーーー
またその流れを見ていたものがまた1人
「いやぁ!結構結構、キャロルを助けただけじゃなくゴーダまで倒すとは…流石は若い俺!」
老ハルトは高みの見物で事態を見ていたのだが
「これで歴史は変わる…さてさてどうなる事やら……ん?」
『体を調整、再構築を開始します』
『新たな怪人の召喚使役が可能となりました』
同一存在故か聞こえたメッセージに
「ほぉ…では早速試してみるか」
「お待ちを我が魔王」
「いや、ちょっ!早速実験とか辞めてよ魔王様!止めるの大変なんだからさ!」
「フィーニスの救護もあるので流石に自重して欲しい」
「悪いお前達、もう呼んでしまった」
と老ハルトが使って呼び出し、現れたのは
「……………」
何かウツボカズラを思わせるような外見の怪人であった
「こいつ等…アナザーギーツに似てる部分がありますが…」
「あぁ初めましてだな、よぉお前達に種族としての名前はあるかい?」
「ジャ……ジャ………マト…」
「ジャマトだな歓迎するぞ」
「ヘン……シン……」
「ヘン…シン」
「何!?」
すると木の実を思わせるような出立ちの怪人達は腰にドライバーを巻くと植物のようなバックルを取り出し変身したのであった、同時に体には植物のツタが纏わり付き左の複眼が怪しく緑色に光った
『ジャマト』
その姿 ジャマトライダーを見た老ハルトは
「成る程……使役するなら倒せか…良いだろうお前達の本気を俺にぶつけてくれえい!」
アナザーウォッチを構え笑うのであった
「はぁ……まーた始まった」
「老いてもなお盛んだな」
「全くいい加減にしてもらいたいものです、そんなのだから怪我して奥方様に折檻されるのですよ」
「聞こえとるぞお前達…全く若い俺の影響を受けすぎじゃ砕け過ぎてる…まぁ以前のお前達よりも接しやすいがな」
『オーマジオウ』
アナザーオーマジオウになった老ハルトはノリノリで挑発する
「さぁ来い新参者よ、その力で俺を楽しませろ!!」
「ワタシハカタナキャナラナインダ!」
「イヤ、ジンメイキュウジョガサイユウセンダ」
「アレ?喋った?」
「空耳だろう…しかし何というか人間のような気がするな」
「怪人ですからね、そりゃ似てる所もありますよ」
「アナタトイッショニシナイデモライタイ」
「「「っ!!」」」
「喋ったか!ありゃ驚いた!ますます興味が湧いたぞ!」
そう言いながらアナザーオーマジオウはジャマトライダーと拳を交えたのであった