無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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皆さまお久しぶりです、カグ槌です!仕事が忙しく投稿出来ませんでしたが漸くのシーカー編投稿です。最後に重大発表がありますのでお楽しみに〜



カウントダウン短編 2位 変身if 仮面ライダーシーカー編

 

 

 

これはハルトに渡された力がアナザーライダーではない世界線の話

 

 

「おめでとうございます!厳正なる審査の結果、今日から貴方は仮面ライダーです!」

 

 

「仮面ライダー……え?ドッキリ?」

 

 

謎の女性にそう言われ渡されたボックスを開けると入っていた中身のドライバーをつけたことが普通の青年だった俺 常葉ハルトの新たな人生の始まりだったのであろう

 

 

「変身!!」

 

 

『ENTRY』

 

 

そして俺は言われるがまま数多の世界を巡り、そこにある危機を救ってきた

 

 

「ありがとう、君のお陰で世界は救われたよ」

 

 

そう、救ってきた

 

 

出会い、救い、別れ、出会い、救い、別れと

 

 

エンドレスに繰り返す内に徐々に擦り切れ忘れてしまったのだ自分の本当に叶えたい願いを…

 

 

 

「いや、それは頼まれただけだから…」

 

 

 

そして青年は、また世界を救ったのである

 

 

 

 

そんなある日の事

 

 

 

「何コレ?」

 

 

ハルトは報酬として貰った箱の中身を見て唖然とした

 

 

「あのキュゥべえやら悪魔ほむらちゃんやらワルプルギスの夜やら蔓延る鬼畜世界から円環の理となった女の子を救った報酬がこの金色の札一枚だけだとぉ!」

 

 

何てブラック労働なんだ!と拠点になっている部屋の中で思わずツッコミを入れてしまった

 

 

「………………はぁ」

 

 

まぁ貰えないよりマシかと思う事にしたハルトは取り敢えず

 

 

 

「っざけんなぁ!あの鬼畜ゲームマスターがぁ!」

 

 

以前出会った人を人とも思ってない外道なゲームマスターへ世の中の不条理を込め、この地面に叩きつけると、何やら虹色の光を放つ危ない気配がしたのでドライバーを構えたが

 

 

「っ!」

 

 

現れた模様が刻まれた激痛走る右手に持ったドライバーを落としてしまうと同時に現れたのは鎧甲冑の騎士だった

 

 

「セイバー、モードレッド推参だ問うぜアンタがオレの……マスター!?」

 

 

俺を見るなりその騎士 モードレッドは兜が変形し中から見えたのは金髪の美少女だったが顔はありえないものを見るような表情であった

 

 

「…………へ?」

 

 

待て待て何で俺の事を知ってんだよ…待て

 

 

「いやマスターだよな…何でここに……いやその前に…」

 

 

「セイバー…モードレッド……っえ、いや嘘だろ…」

 

 

俺がこうなる前にどハマりしてたゲームのキャラだよな…何で…

 

 

「あ、やっぱりマスターか!いやぁカルデアに顔出さなくなったから心配してたんだー!しかし…今どんな状況だ?」

 

 

この切り替えの速さは流石と感心しているが俺も切り替えないとな

 

 

「へ…あ、あぁ…実はね」

 

 

事情を簡単に説明しながらモードレッドと情報を擦り合わせる、どうやらモードレッド は俺のアカウントにいた彼女らしい…それがあの金色の札を触媒にして此方に来たと言う事

 

 

「へぇ…つまりマスターは色んな世界に飛ばされて特異点修復擬きをしてると……何つーか…あっちこっちで大変だな…お前」

 

 

同情されてるな、呆れているが

 

 

「ま、割り切ったからな……さてとまずは」

 

 

「んだよ」

 

 

「服買いに行くぞ、お前…霊体に戻る気ないんだろ?なら鎧甲冑は目立ち過ぎるし金ならあるから好きなの買って良いぞ」

 

 

「へぇ…分かってんじゃねぇかマスター!」

 

 

「ハルトで良い、人のいる場所ではその呼び方は目立つからな」

 

 

「そっか…んじゃ行こうぜハルト!」

 

 

「飲み込みが早くて助かるよモードレッド…んじゃ歓迎も込めて飯でも作るか」

 

 

人並みの料理しか作れないけどね……え?パーフェクトハーモニーの人やアギトに料理を教わった俺がいるだと…宜しいならば戦争だ

 

 

因みに

 

 

「………っ!!」

 

 

モードレッドはジャンクフード系がお好みのようだな覚えておこうと思ったとさ

 

 

 

彼女の服を調達し生活にも慣れてきた頃、ハルトに渡されているスパイダーフォンに通知が来た

 

 

「……うへぇ」

 

 

メッセージを見るなり嫌な表情を浮かべるハルトに暇を持て余してたのか読んでた雑誌を投げ捨てたモードレッドが肩越しにメッセージを見ていた

 

 

「どうした?そんな顔してよ」

 

 

「仕事…」

 

 

鬼畜ゲーマスから来たメッセージに軽く殺意を覚えたのだがモードレッドはそんな事気にしてないと言わんばかりに

 

 

「っし行くか!出陣だ!」

 

 

「んや俺1人でやるからモードレッドはゲームでも(剣を首に添える音)…一緒に来る?」

 

 

「一緒に行くに決まってんだろが!主を放っておく騎士がいるかよ」

 

 

本当にこの騎士様は

 

 

「そっか…頼りにしてるよモードレッド」

 

 

頼りになる…いやゲーム時代からお世話になってるのだ

 

 

ハルトはモードレッドの頭をポンと触りながら言うと

 

 

「おう!……それより、マスター」

 

 

「ん?」

 

 

「仮面ライダーだったか?マスターが貰った力の名前…ライダーって事はあんだろ?」

 

 

「乗るか?」

 

 

「この世界での初陣だ一番良いのを頼むぜマスター」

 

 

その台詞には少し不穏な空気を感じるのだがモードレッドの言う通りだと思うので

 

 

「んじゃ取っておきので行こうか」

 

 

ハルトはそう呟くとバイクのハンドル型バックル ブーストバックルを操作して呼び出す

 

 

『ブーストストライカー』

 

 

現れた赤いバイクに口笛を吹きながら目を輝かせるモードレッドにヘルメットを投げ渡すと彼女は

 

 

「赤いバイクとは分かってんじゃねぇか、何してんだマスター!早く乗れよ!」

 

 

「……まぁ良いや」

 

 

ハルトはモードレッドの背に乗ると同時に思い出した

 

「あ…………っモードレッド !やっぱり俺が運転す「いっくぜぇーー!」ぎゃああああああ!」

 

 

モードレッドの運転は荒く、とあるマスターからは耐えられるのは戦車くらいしかないと言われていた事を

 

 

 

しかし

 

 

 

 

 

 

 

「ははははははは!」

 

 

 

「ヒャッハーーーー!」

 

 

 

人間慣れると楽しめるものである、凄まじい運転の荒さだがハルトは持ち前の三半規管で逆にモードレッドの運転を絶叫アトラクションと認知し直して楽しんでいた本来なら横転する筈なのだがバイクは自然と体勢を直したのを感じて

 

 

「物理法則にも叛逆してるとかスッゲェ!」

 

 

「少し黙ってろマスター、舌噛むぞ!」

 

 

「ヒャッ……っ…かんだ…」

 

 

 

今回の教訓、人の忠告は素直に受け入れよう

 

 

 

 

 

 

そして運転してついた先にあったのは奇妙な外見の生物が人間を襲っているのだ

 

 

 

「なんだ、このプニプニしてそうな奴ら」

 

 

 

「そ、ノイズって謎生物…何か俺達の攻撃は効くけどパンピーの攻撃は効かないってさ」

 

 

 

「ふーん」

 

興味なさそうにモードレッドは鎧をつけた腕で小突くとノイズが炭素になったのを見た同時に着メロが鳴りスパイダーフォンに目線を落とすと今回の依頼が来ていた

 

 

 

MISSION

 

 

この街にいるノイズを市民を守りながら退治せよ!

 

 

 

「へぇ…民草を守りながら戦うって訳か……んじゃお先に!!悪いなマスター!」

 

 

そう言うなりモードレッドは赤い角を意識した鎧甲冑を纏うと右手に聖剣 燦然と輝く王剣(クラレント)を呼び出すとノイズを斬りつけ蹴り飛ばす…と周囲の個体を巻き込みながら爆散する、スイッチが入ったのか剣を持つと魔力でブーストをかけ身体能力を上げる

 

 

 

「っ!お前等こっちだついて来い!」

 

 

 

目に止まらぬ速さと共にノイズを切り捨てていき塵芥の山を築き上げながらも逃げようとする人を見捨てずに誘導するのは、それでも彼女は騎士である表れであろう

 

 

 

「……………………」

 

 

 

対して俺は、どこに居ても来てもやる事は変わらない…のだが

 

 

 

 

 

「ま、ハンデはつけてやらないとな」

 

 

 

こう見えて負けるのは嫌いと呟くとハルトは懐から取り出したのはシンプルなバックルであった、それに黄色くまた鹿のような顔が印字された部品 ライダーコアIDを中心部に装填する

 

 

 

『ENTRY』

 

 

 

それは仮面ライダーへの片道切符と言われた

 

 

付けたら後戻りなど出来ないと…だが俺はそれを選んだ…憧れの仮面ライダーになりたいと言う思いがあったのは否定しないが

 

 

 

あのまま身に覚えのない悪役に利用されるだけの生を長く生きるなど真っ平だ…後戻り?するつもりはない

 

 

 

 

 

短くても儚くても愚か者だと笑われようと

 

 

 

 

「俺が……なりたい自分になる為に」

 

 

 

『DESIRE DRIVER』

 

 

腰にドライバーを巻き付けるとスパイダーフォンのアプリを起動すると足元に現れたボックスを開き、ハルトからすれば馴染み深い建機に似たバックル パワードビルダーバックルと3種の武器を内包した小型バックルを合体したギガントコンテナバックルを手に取り構えると両端にバックルを装填する

 

 

 

『SET WARNING』

 

 

 

危険を通知するような電子音と組み立てる音と共に背後に現れたのは鉄骨や足場と言った建材と組み立てを行なった二本のロボットアームが上下の装甲を形成した、邪魔しようとノイズが襲い掛かるが 『SAFETY FIRST(安全第一)』の壁が阻むのであった

 

 

 

その勢いのまま両手を交差しながら突き出す

一息入れて告げる、その宣誓を戦う為の装束を纏うがために

 

 

 

「変身」

 

 

 

同時に右側に装填したパワードビルダーバックルのレバーを一気に開くとロボットアームがハルトの体を纏う黒いアンダースーツに重なるように装甲を装着する

 

 

 

 

『WOULD YOU LIKE A CUSTOM SELECTION』

 

 

 

 

その姿はヘラジカのような角を持つ頭部に、さながら建機のような黄色の装甲を帯びた鎧となる

 

 

 

己が願いの探索者 

 

 

 

仮面ライダーシーカー

 

 

 

「悪いなセイバー、勝つのは俺だ」

 

 

そのまま飛び降り着地したシーカーは手近なノイズを殴り飛ばすと炭素に還すとモードレッドはシーカーに気づく

 

 

「お!それが仮面ライダーか以外とカッコ良いじゃねぇか」

 

 

「そうだろ?」

 

 

喋りながらも的確な一撃でノイズを狩る姿は最早戦いが日常と化している者にしか出来ない動きのモードレッドに流石と思いながら持ち前のパワーでノイズを蹴散らしていたが

 

 

「見てくれだけは立派だな」

 

 

あの兜の下の表情はわざと煽っていると分かりきっているのだが

 

 

「挑発なら乗ってやるよセイバー、そこで見てな」

 

 

このバックルとの付き合いの長さから来る戦い方を見せてやる

 

 

 

「おう」

 

 

モードレッド が下がったのを確認すると左側にあるコンテナバックルから青いギガントハンマーバックルをビルダーバックルの拡張部分 ギガントアセンブルに装填しレバー パワードヘビーローターを閉じると変身の要領で再度開く

 

 

『GIGANT HAMMER』

 

 

電子音と共に体に装備されたコンテナから現れたのは紺碧の巨大なハンマー、それはパワードビルダーバックルにのみ許される拡張武装 ギガントウエポン

 

 

一部他のバックルにも専用装備がついているのだがギガントウエポンにはバックルに準えた専用能力がある

 

 

「そーりゃっさ!!」 

 

 

ハンマーを力任せに振り下ろすと地面が隆起し巨大な鉄柱が生えるとノイズを串刺しにした衝撃で吹き飛ばされたノイズはハンマーのついているブースターで加速された一撃で鮮やかに吹き飛ばす

 

 

「オラァ!」

 

 

これぞ仮面ライダーシーカーの能力…正確に言えばビルダーバックルの力

 

 

それは ギガントウエポンによる建築能力 

 

 

ギガントコンテナバックルに格納されてる武器には壁、柱、階段etc…を作る機能がある、組み合わせで家を作れたりもする住み心地は悪いが野宿よりかはマシであると答えておく

 

 

「もういっちょ!」

 

 

今度は赤い剣型バックルを装填して起動する

 

 

 

『GIGANT SWORD』

 

 

ハンマーが消えるとコンテナから現れ右手に収まるは巨大な大剣 ギガントソード

 

 

明らかに片手で振り回す事の出来ない大きさの武器であるが

 

 

「っしゃあ!」

 

 

左手で放り投げると同時に胸部にマウントされたサブアームが起動、ギガントソードをキャッチするなりサブアームが回転を始めるギガントソードがサブアームに渡された力に従い回転を始め、巨大なプロペラのようになり近づくノイズを炭素の山に返すと両手で持ち直して近くの巨大ノイズを一刀両断、肩に担ぐと同時にノイズは建材に作り替えられると

 

 

ザン!と赤い雷がノイズを切り裂いたのであった

 

 

 

「あ!ズルっ!」

 

 

「マスターに言われたくねぇよ!何だよその武器!」

 

 

「いやいや奥の手で派手なビーム撃つ奴に言われても……な!」

 

 

『GIGANT BLASTER』

 

 

今度は大型の銃 ギガントブラスターを召喚し逃げている人を守る為に壁を作り出し進行を阻むが市民から

 

「あ、アンタ!あの壁じゃダメだ!!ノイズは通り抜け「問題ねぇ」へ?」

 

 

ノイズは通り抜けようとするが壁に触れた瞬間に炭素に変える、いやぁギガントウエポンは便利だねぇ…これだ!

 

 

「アレは使わないで済みそうだな」

 

 

「アレって何だよ」

 

 

「それはお楽しみ……さて」

 

 

シーカーはスパイダーフォンに目線を下すがミッションはまだ終わっていないと判断するとギガントブラスターを肩に担ぐと一息吸い相棒に作戦を伝える

 

 

「逃げ遅れた人を1箇所に集めるぞ」

 

 

 

「どうする気だよ?」

 

 

 

「俺に考えがある」

 

 

それはある意味シーカーにしか出来ない戦法だ今回のような殲滅、護衛、大型ボスレイド、市街地戦のように地形を生かす戦いにおいてシーカーは自分の力で地形を変えて戦える、弱点とすれば狭い空間では使える建築能力に制限があると言う点くらいだろうか、後はギガントウエポンの取り回しの悪さくらいだな

 

 

「…っと!」

 

 

 

視界に入ったノイズにギガントブラスターを発砲、その先にいたノイズは炭素となると弾丸が壁へと変わり逃げ遅れた人を守ったのだがノイズは生き残った人を襲い掛かるが壁を突破出来ない、ならば

 

 

「バリケード…いや簡易的な砦を作って籠城させるか」

 

 

 

建築能力で砦を作ればある程度の時間が稼げるミッションが終わるまで拠点に人を集めれば良いが…

 

 

「そうなると人手が足りねぇ…」

 

 

このプランの関係上、建築にかかりきりだからモードレッドだけの行動となり助けられる人に縛りが出来てしまうと考えていたら

 

 

 

『SECRET MISSION CLEAR』

 

 

 

「え?」

 

 

 

スパイダーフォンに目線を向けるとそこには

 

 

SECRET MISSION CLEAR

 

 

逃げ遅れた人を一定数助ける事

 

 

表記されると足元に新しい箱が出てきたのだ

 

 

「っ!」

 

 

開けてみると中身はモードレッドを呼び出した金色の札が一枚入っていた

 

 

 

「頼む!俺は手を伸ばさないで後悔したくないんだ!頼む誰か力を貸してくれ!!!」

 

 

 

そこにあるのは偽りのない助けたいという思いやりの気持ちで誰かを呼び出す為に地面に叩きつけようとしたが、もし冗談で麻婆豆腐が出てきたらゲーマスにご馳走してやろうと思った

 

 

 

「良いだろう、その願い聞き届けた」

 

 

『エクスプロージョン…ナウ』

 

 

起こるのは大爆破と一緒に吹き飛ぶノイズ達…それはもう様式美と言わんばかりに鮮やかさであるが

 

 

「っ誰だ!」

 

 

警戒心全開にギガントブラスターを向ける先にいたのは指輪をつけた黄金の魔法使いであった

 

 

「私はソーサラー…希望の魔法使いだ」

 

 

「え…まさかの仮面ライダーか……はは…マジモンのヒーローじゃねぇか…今出てくるとかかっこよ過ぎだろ」

 

 

「あぁ…君の作戦は理解した私も人助けに手を貸そう」

 

 

「助太刀は感謝するけど……んな事言ってる場合じゃねぇか…セイバー!」

 

 

「あ!?わーったよ巻き込まないでやる…けどなオレのマスターに手ェ出すなら容赦はしねぇ」

 

 

「勿論だよ、私の説明は後で構わないからね」

 

『デュープ…ナウ』

 

魔法を使い自分を増やしたソーサラーは各々が持ちうる魔法でノイズに攻撃や防御、逃げ遅れた人を安全圏まで転移させた先には

 

 

 

「……………っしゃあ完成!!」

 

 

 

 

シーカーが建築した簡易的な砦があったのだ

 

 

 

「ソーサラー!ここに全員飛ばせ!」

 

 

「言われずとも!」

 

 

 

『テレポート…ナウ』

 

 

「っしゃあ化け物ども…コレでもくらえ!!」

 

『GIGANT STRIKE!』

 

 

ソーサラーがテレポートさせると砦の中から安堵の声が聞こえたのを確認すると、シーカーはギガントブラスターを無差別に乱射しノイズ達を射抜き倒すと

 

 

 

第一ピリオド クリアと出た

 

 

「つー事は第二、第三もあんのかよ」

 

 

露骨に不満が出たが、取り敢えず

 

 

「ソーサラー、さっきは助かったよアンタが居なかったら危なかった」

 

 

協力者に感謝するしかない

 

 

「いや私もだ君の建築能力が無ければ、多くの人を守れなかったからね」

 

 

しかし礼儀正しいなぁ…何処かの運営助っ人のカボチャ頭は見習うべきだろう、あとエンタメ極振りしてくるゲーマス補佐も

 

 

「んで色々聞きたいんだけど…」

 

 

「っ!マスター!!」

 

 

「ちっ…私の正体はまた今度見せるとしよう」

 

 

『テレポート…ナウ』

 

「あ!逃げた!」

 

「んな事言ってる場合か来るぞ!!」

 

一安心だと思ったのだが全員慌てて体を飛び下がると同時に降り注いだのは剣と矢の雨、それに驚いたソーサラーは転移した追撃の攻撃が来たのでギガントブラスターで壁を作り防御したのだが

 

 

「おいおい……何だこりゃ」

 

 

「新手か!」

 

 

モードレッドの目線を向けた先には青髪と銀髪の女性が刀と銃を向けていた

 

 

「貴様等は何者だ!」

 

 

「おいおい名前を聞くなら自分から名乗れって教わらなかったか?」

 

 

モードレッドが剣を肩に担ぎながら尋ねシーカーはギガントブラスターを構えていると相手も武器を構えたのを見て

 

 

「マスター武器を下ろせ、でないと話せないだろうが」

 

 

「………ん」

 

モードレッドに諭されたのは予想外だと思いギガントブラスターを下す

 

「何だよ、そんな顔して…まぁ仮面で見えねぇけど」

 

 

「いや真っ先に突貫しそうな奴から大人しくしろと言われて驚いてる」

 

 

「オレの事どう思ってんだよ、マスター」

 

 

「相棒」

 

 

実際、リアルでもゲームでもお世話になったし…だからシナリオの関係で敵対した時は心が痛かったよ後、静謐ちゃんを手にかけたトリスタンは絶許である

 

 

「お、おう」

 

 

「んで俺達をどうする気だよ」

 

 

「あ、あぁ…出来れば同行して貰いたい何故ノイズを倒せるのか…何故…聖遺物であるクラレントを持っているのかなどな」

 

 

「…………」

 

 

 

これは不味い…以前運営に言われた禁則事項に定着してる

 

 

 

曰く 現地世界人に身バレNG、バレたら退場(死)と

 

 

脅しか本当か知らないし確認する度胸がないし召喚したモードレッドはその辺の事情も把握してもらっているので同じように兜の下で冷や汗をかいている

 

 

 

「話す理由がない、この力はノイズとやらを倒せてクラレントは俺の騎士が持っている剣だ、それ以上でも以下でもない」

 

 

 

「その説明では困るな私達としても英国伝来の宝剣が何故そこの者が持っているのか把握せねばならないからな」

 

 

「関係ねぇだろ、コレは父上が留守の時に宝物庫から失敬したんだよ」

 

 

「いや間違ってねぇけど今そのセリフは誤解を招くって」

 

 

「成る程、つまり盗人という訳かならばそのクラレントは返して貰おう!」

 

 

本物の円卓の騎士とは知らないので仕方ないと思うがその辺の話題はモードレッドにとって地雷でしかない

 

 

「おい…誰が盗人だ?ざけんな…じゃあアレか…お前はオレのマスターを盗人のカシラ呼ばわりするつもりかぁ!!」

 

 

激昂しながら赤雷を推進力にし突貫しようとするモードレッドを見てシーカーは慌てる

 

 

「セイバー!!」

 

 

「っ!マスターけどな!!」

 

 

その声に放たれようとした狂犬を制して一安心する一方

 

 

「止せ、俺の騎士なら力を振るうに相応しい戦場がある……それに…戦場に遅参するような恥知らずが守るべきものを守れなかった腹いせに俺達に当たるのは筋違いだろうに」

 

 

やれやれと被りを振ると

 

 

「それは断じて違う!!」

 

 

「こっちを盗人と断定した手前、その意見が通ると本気で思っているのか?」

 

 

意趣返しと言わんばかりに言うとモードレッドに念話でハッタリを言うから逃げる準備をしろと言うと頷く

 

 

「それにお前達の態度次第であの砦を瞬時に消して、またノイズに襲わせても構わないのだが?」

 

 

「「っ!!」」

 

 

「まぁ俺としてそこまでしたくないが…俺達にこれ以上何かするなら」

 

 

とわざとらしくギガントブラスターを砦に向けようとしたら

 

 

「させっかよ!」

 

 

槍を持った子が突貫してくるがシーカーは迷わずに目の前に向かってギガントブラスターを発砲し壁を作り攻撃を邪魔すると同時に壁につけてた窓が開くと同時にエネルギー弾を発射して吹き飛ばす

 

 

「奏!」

 

 

「んじゃな」

 

シーカーがそう言うとモードレッドが隣に立つと同時にギガントブラスターで転移門を作り移動した

 

 

ーーーー

 

 

そして転移した後、鎧を脱いだモードレッドは不機嫌なまま近くの物に当たるのを見たハルトは顔を顰めている片付けたのにとボヤく

 

 

 

「何だよアイツ等、人を盗人呼びしやがって!」

 

 

「辞めなよモードレッド」

 

 

「っせぇ!こっちの事もロクにシラねぇ奴等に色々言われぱなしで良くヘラヘラしてられるな!!」

 

 

「そんな事より早く休みな、まだミッションは続くみたいだからさ」

 

 

「は?」

 

 

「結構長丁場みたいだよ…面倒くさいなぁ……ん?…げぇ!」

 

 

スパイダーフォンを投げ渡してミッションの経過が途中と知るなりハルトは少し不満な顔をしたが首を振ると扉に手をかけた

 

 

「悪い少し出る、留守は任せた」

 

 

「どこ行くんだよ」

 

 

「何処でも良いだろ?危なくなったら令呪使うし変身するし…まぁ強いて言うならから俺のファンに…かな?」

 

 

「は?」

 

 

「つー訳で行ってきまーす」

 

 

「あ、おい待てよ!!」

 

 

慌てたモードレッドはドアを開けた先には誰もいなかった

 

 

ーーーーーーーー

 

 

ここではない時空間

 

 

豪奢な椅子と机で優雅に紅茶を飲んでいた男がいた着ているスーツは一点物、付けてる装飾品も贅沢の極みとも言えるものばかりである

 

 

「急にお呼びたてして申し訳ありませんね」

 

 

「別に…」

 

 

ハルトはそんなの興味ないと言わないばかりに紅茶を一息に飲み干し、コップをソーサーに戻す

 

 

「いえ、先日の円環の理を救った話…いやぁ感動しましたよ…貴方にも熱い一面があると知り興奮が止まらなかったです!!」

 

 

お茶菓子を食べながら話す男はまるで芸能人の以外な一面を見たと言わんばかりに興奮しているが

 

 

「そうかい、楽しんでくれたならそりゃ良かった…んで要件は?俺のサポーター(支援者)さん」

 

 

ハルトは頬杖つきながら吐き出すように尋ねる

 

 

男はサポーター、ハルトの支援者で行く世界で内緒のミッションと報酬としてアイテムの提供をしてくれる存在だ…実際にブーストバックルやビルダーバックルは目の前の男からの贈り物…何故そう支援するのかと聞いたが目的は娯楽の為と単純である

 

 

『君風に言うなら推しのvtuberにスパチャするようなものだよ…そこにあるのは純粋な愛さ!』

 

 

初対面の時にそう言う、このサポーターに納得半分、恐怖半分の感情を抱いたのは内緒だ

 

 

まぁこうして接してみると紳士的なので安心するが

 

 

「しかし…まさかソーサラーがねぇ…」

 

 

「知り合い?」

 

 

「いや一方的に知ってるだけだよ、それと一つ付け加えると、あのソーサラーの正体は君の知ってる大臣ではないよ」

 

 

「そっかい…まぁそうだったら嫌だけどな」

 

と被りを振るがハルトは真面目な顔で

 

 

「アレはプレイヤーか?」

 

 

「いいや、アレは異世界からの迷い人(エトランゼ)…簡単に言えば君と違う原理で旅をしてるものだよ」

 

 

「運営の対応は?」

 

 

「深刻な運営の妨害を確認すれば排除に動く予定ってさ…まぁ程の良い様子見だね」

 

 

「悠長だな、この間の『ワルプルギスの夜』事件を経験しての対応じゃねぇよ」

 

 

聞けば平行世界にまで及ぶ大事件だったらしいじゃないか…具体的に言うとバイカイザーが起こした 並行世界同士の衝突くらいやばかったらしい、流石にあの時は運営はなりふり構わずに色々と手を尽くしてくれた

 

 

 

『並行世界なら、お前も通りすがりの仮面ライダーって訳か…ま、ヒヨッコだがな』

 

 

『お前もダチだ、何があったら呼んでくれよ!』

 

 

いや本当にな…だが

 

 

『君も変身したんだな、師匠として嬉しいよ』

 

 

憧れの人に弟子入りした世界線の俺許すまじ

 

 

「そう言わないでくれ、実はゲームマスターが臨時で君の助っ人を手配しているらしいよ」

 

 

「ん?」

 

 

「誰が助っ人かはお楽しみにね、時期にソーサラー探索ミッションが出されるから頑張って」

 

 

「マジかよ…なぁアイツは俺を知ってるような感じだったな」

 

 

「偶然じゃないかい?あっても平行同位体の君だ」

 

 

「そだな俺は何を期待してんだろ…あ、悪いそろそろウチの騎士が腹空かせるタイミングなんでな」

 

 

そう呟いたハルトは部屋を出るとサポーターはニコニコした顔で後ろを見る

 

 

「聞いてましたか?」

 

 

「バッチリとな」

 

 

目線を向けずに話しかけると現れたお菓子を頬張っている赤い髪の女の子だった

 

 

「どうします?助っ人枠はパンクジャックですがサポーター特権で追加します?」

 

 

「決まってんだろ、やってやる」

 

 

「言うと思いましたよ…では此方を」

 

 

サポーターが渡したのはデザイアドライバーと楽器の形をした大型バックルであった

 

 

「へぇ……ありがたく貰うよ」

 

 

ドライバーとバックルを受け取った女の子は不適に笑うと手に持ったお菓子をサポーターに差し出す

 

 

 

「これはお礼だ、食うかい?」

 

 

 

「ありがたく、宜しいですよねゲームマスター?」

 

 

 

「仕方ありませんね…しかし貴方はプレイヤーに肩入れしすぎですよザケリ」

 

 

仮面をつけたゲームマスターがサポーター、ザケリの意見を受諾しスパイダーフォンを渡したのであった

 

 

「へぇ…んじゃあな」

 

 

『ENTRY』

 

 

彼女がデザイアドライバーに猫のコアIDをつけると目的地に転移したのを確認したゲームマスターも同じように指示を出す

 

 

「頼んだぞパンクジャック、シーカーを助けろワルプルギスの二の舞は回避しろ」

 

 

 

「OK!!任せてくれええええ!」

 

 

パンクジャックと呼ばれた黒コートを着た男は陽気に答えデザイアドライバーにコアIDを装填したのであった

 

 

『ENTRY』

 

 

この世界で起こる物語は探索者が仲間と一緒に自分の夢を探す物語

 

 

to be continue…

 

 

 

 





はい!to be continueとありました通り


変身IF 仮面ライダーシーカー 別枠で連載する事にしました!


実は描き始めたら本編並みのアイデアや展開が思いついた物でして、一話完結ではなく続けた方が良いと思い、別枠投稿させてもらうようにしました〜、今回はプロローグですね 今後とも宜しくお願いしますー!



次回 100話目 アンケート第一位 もしも奏者達と仲良かったら?


お楽しみに!
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