『相棒』と共に   作:ボスドゴラ親衛隊

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 今回は熱で寝込みながら書いたので変なことを書いてる可能性が高いです。
 罵倒するのは構いませんが、口には出さないでね……。

 一応アンケートは置きましたが、今の作者に連載版を書くだけの余裕はないので、とりあえず短編で設定を固めてからになると思います。
 あんまりにも連載推しの人が多いなら、ちょっと考えてみますね。



とある末っ子の入学式

 

 カタカタ震える小さな『たまご』

 

 みんなで見守るトゲトゲ『たまご』

 

 ポロリと欠けるまん丸『たまご』

 

 みんなが揃った今日この日

 

 新たに産まれる命を祝して

 

 お城に集まる同志たち

 

 『こおり』に『むし』に『フェアリー』に

 

 みんなで集まる誕生会

 

 祝福されたその命には

 

 優しい風が吹くでしょう

 

 さあ、始めましょうか 

 

 

 『おはよー!』

 

 シャランシャランと響かせて、今日も元気な特攻隊長である『クレッフィ』が、彼の部屋に現れます。

 

 用事がない時は遅くまで寝かせてくれる『シャンデラ』と違って容赦のない末っ子ですが、頑張ってお姉ちゃんとして振る舞う姿は微笑ましくて、健康的な生活を余儀なくされることにも嫌悪感はないようです。

 

 「おはよう」

 

 今日も昨日も、頑張ってお日様の照らす時間に起きて、自分を起こしに来る健気な姿は、いつまで続くものかと試していた彼に、罪悪感を覚えさせるほどです。

 

 とはいえ、起床までの時間こそ伸びたものの、朝食までの時間はそう変わらないんですよ。

 騎士らしくあれとしている『ガンピ』さんは基本的に早起きして身体を鍛えているので、朝食の時間はバラバラに成りがちなんです。

 

 その時間が前倒しになっただけなので、むしろみんなでの朝食になって嬉しそうな人が多いですね。

 

 おっと、本題に移りましょうか。

 

 

 『きてきてー!!!』

 

 「んー、どうした?」

 

 最近じゃ当たり前になったクレッフィのモーニングコールを聞きながら、カーテンを開く。

 いつもは起こしに来てそのまま終わることが多いんだが、何やら用事がある様子。

 

 『あれ!、あれがねー!』

 

 「よくわからんが何かあんのか?」

 

 『そーそー!』

 

 そんな末っ子に手を引かれて、駆け足で行く先は、『たまご』の孵化室だった。

 そこには、ヒビのはいったたまごがある

 

 「まじか!」

 

 『がんばれー!』

 

 カタカタと身体を動かして殻を破ろうとしている赤ちゃんを応援する二人。

 

 トゲトゲが剥がれてから現れたのは……

 

 『シー………イ?』

 

 緑のトゲと金属質の肌。

 新緑の匂いとツンと鼻につく鉄の香り。

 

 「テッシードか!」

 

 てつのみポケモンであり、高い耐久力を誇る対戦でも使われることが多いはがねタイプのメジャーなポケモンだ。

 

 もっとも、ゲームプレイの経験が『ダイヤモンド·パール』で終わっている彼はその事を知らないが、イッシュ地方の旅でその姿は知っている。

 

 そんなわけで、新たに加わった仲間である『テッシード』を連れて、食卓へ向かうのだった。

 

 「おー!、めでたいですな!」

 

 自分のことのように喜ぶ父親を見て嬉しそうに笑う彼と、そのポケモンたち。

 たくさんのポケモンの視線を浴びたテッシードは、怖かったのだろうか、恥ずかしかったのだろうか、彼とクレッフィの後ろに隠れてしまった。

 

 自慢気に胸を張るクレッフィに微笑ましいと視線を向けるみんな、立派なお姉ちゃんになると頑張っていたことを有言実行して、産まれてきた妹にも頼られたものだから、それはもう有頂天である。

 

 それから一年後

 

 みんなと連れ合ってお家から外へ行く。

 向かう先は『エイセツシティ』に住む『ウルップ』さんの所だ。

 なぜ突然と思うだろうが、遊びながらポケモンバトルを学べる『ポケモンの村』に入る許可をもらうためである。

 ちなみに、かわいいポケモンも好きというギャップのあるウルップさんだが、最近は娘さんがフェアリータイプのポケモンよりも『ユキノオー』と『フリージオ』の方が可愛いと話していたことで友達と話が合うのかと憂いていた。

 

 雪と氷の町、エイセツシティ。

 

 タンクトップに青いジャンパーを肩にかけた人なので見つけやすいウルップさんだが、行動範囲があまりにも広いため、待ち伏せが効果的な人だ。

 

 「あ、普通にいるじゃん」

 

 まあ、今日は普通にジムにいたんだけども。

 

 「別にいいが、あれだよ、そのポケモンのタイプはどれなんだ」

 

 「くさ、はがねっすね、それと何故にタイプの話しを?」

 

 うちに新しい子が産まれたら必ずここに来ることもあって、なにかドラマがあるわけでもなく、許可はもらえたんだが

 

 「あー、あれだよ、お前さんのパーティーには『クレベース』があってると思ったが、はがねタイプなら同じようなことが得意なんだろう」

 

 こおりタイプを勧めてきた。

 

 いつものことだから気にしないが、六体目を捕まえたらそれ以降はポケモンを捕まえるつもりはないと広言している以上、そのチャンスがなくなったことを残念に思っているようだ。

 

 「それじゃあな、俺は一足先に新入りが来ることを知らせておく」

 

 「いつもすんませんね……」

 

 「いや、任せとけ、あの鼻っ垂れボウズが雪山でジャンパーも着ないで大丈夫なくらい成長したんだ。こんくらいのことは、な」

 

 「それ関係ないっすよね……」

 

 

 次に向かったのは『ハクダンシティ』

 俺が最初に挑戦したジムであり、写真家の『ビオラ』さんが住んでる。

 

 忙しい時はてんやわんやしている彼女だが、暇な時はお供の『アメモース』と『ビビヨン』の写真を撮り続けているヤバイ人でもある。

 

 そんなヤバイ人への用事なのだが、普通に家族写真の撮影だ。

 

 なんだかんだ優秀な写真家である彼女との関係は、『いわ』タイプのジムリーダーである『ザクロ』さんとの縁である。

 格安で写真を撮ってくれることになったとはいえ、自由奔放な彼女と変なところで真面目な彼とではあまり相性は良くないがポケモン同士の相性は良かったり。

 

 「おー、久しぶりじゃん!」

 

 「あー、久しぶりっすね。そんで今日は……」

 

 「ん、聞いてる聞いてる、いいじゃない、いいんじゃない?、テッシードでしょ?、可愛いわよねむしポケモンみたいで!」

 

 「むしっぽい………、あー、でも『クルマユ』とかには似てるかもしれないっすね」

 

 「そーね、『サナギラス』とか」

 

 「サナギラスはむしポケモンじゃないっすよ」

 

 「さなぎなんだから、実質むしポケモンでしょ」

 

 「いや……、でも間違えそうになるのか……」

 

 とりとめもない会話のあと、何事もなかったように撮影に入るあたり、意外と相性は良いのだろうか?

 

 「はい!、ならんでー!」

 

 「おっけー!」

 

 「はい!、チーズ」

 

 パシャ

 

 そんな音と共に写された写真は、光が苦手なメンツも、いやレディースも頑張って目を開いていたが、今日の主役の瞳が閉じていたので、結局やり直しになったのだった。

 

 「あー、それと」

 

 「んー、なんっすか?」

 

 「この辺にマーシュちゃんがいるから、早めに逃げた方がいいんじゃない?」

 

 「先に言ってください!」

 

 そんな死の宣告を受けたあと、立てられたフラグは簡単には折れないことを思い知らされることになる。

 

 

 「あらー、やっぱしここにおった~」

 

 見つかった。

 絶望にうちひしがれる彼を置いて、話は進んでいく。

 ちなみに、フェアリータイプのジムリーダーである『マーシュ』と彼の関係性はかなり根が深いのだが、それはまた別のお話。

 

 「逃げるぞ!オンバー……ン……」

 

 『にっこり』

 

 「おんばーーーん!!!」

 

 「ほな、行きまひょか」

 

 微笑みながらサムズアップをしているオンバーン、フェアリー弱点とはいったいなんだったのか、『ニンフィア』との女子会を始めたオンバーンに裏切られた彼は、美しい妖精に連れ去られたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 固いからを破って産まれる前、不思議な何かに誘われて、私は夢を見ていました。

 

 ただ幸せに暮らしていた二本足の生き物のお話。

 夢の中の私はそんな生き物として普通に生きて、普通に暮らして、普通に死んだ。

 

 そんな普通な私は、白い身体に金色の輪っかをした馬?か鹿?のような生き物から輪廻転生の輪から離脱しないかと言われた。

 

 永遠と続く流れを止めるという意味らしい。

 

 そんなことを言われてもと返す私に、嬉しいだろうと話す鹿から、放たれた光と共に世界は崩壊した。

 

 『ん……』

 

 外は真っ暗、動くこともできず延々と閉じ込められたまま。

 そとから声も聞こえないまま、過ぎ行く日々に、揺られるまま、暇を潰すことなども忘れて、ただ延々と永遠に

 

 

 ゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆらゆら

 

 

 揺れ、揺られ、続けて今日も

 

 終わらない、終われない

 

 幸せなんてない

 

 いや

 

 幸せってなんだっけ?

 

 暇ってなんだっけ?

 

 悲しいってなんだっけ?

 

 寂しいってなんだっけ?

 

 なんだっけ

 

 忘れてる?

 

 そんなはずはない

 

 私の名前は………『  』…………。

 

 あれ?

 

 わからない?

 

 

 わからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからない

 

 

 『ねーねー!』

 

 なに?

 

 「あはは、たぶんまだ聞こえてないぞ」

 

 ちがう

 

 『わかんないもん!』

 

 「まあ、俺も良く同じことをしてたからな、お前のことを笑えないんだけどな」

 

 だれ?

 

 「そんじゃ、よろしく頼むぜ」

 

 『はい、マスター』

 

 だ……れ?

 

 

 『おはよ!』

 

 おはよう?

 

 『今日の僕はね、頑張ったんだよ!』

 

 それで?

 

 『おじちゃんに勝ったの!』

 

 すごいね

 

 『すごいでしょ!』

 

 すごいよ

 

 だからね、そばにいて

 

 ここはさむいの

 

 あなたのあたたかさがこいしいの

 

 『じゃあね!』

 

 やめて

 

 いっしょがいいの

 

 あなたといっしょじゃないと

 

 『あ!、僕は偉いお姉ちゃんだから、いつ産まれても優しくしてあげるの!』

 

 うまれる?

 

 『だからね、安心して出ておいで!』

 

 うまれる?

 

 わからない

 

 でも

 

 このくらさは……

 

 じゃまだ

 

 だから

 

 

 あなたにてをのばしてみる

 

 いまはこのこわれたからだでも

 

 しんだままのこころでも

 

 てを のばせないままのてを

 

 くだらないとわらってもいいから

 

 だから

 

 さいこうのあなたを

 

 いまのままのあなたを

 

 

 わたしはあいしています

 

 だから

 





 普通の精神をしてるなら狂うよね?

 ちなみにですが、別ルートでウルップさんに拾われるルートもあります。

 マーシュさんとのお話は……、ちょっとR18なのでダメです。

短編方式と連載方式、どっちがいいですか?

  • 連載、旅の始めから終わりまで
  • 短編、好きなお話を好きな時に
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