今回から、物語が大きく動きます!
若干シリアスな思い場面が増えます!
アクエリアスが美味しい季節ですね
それではどうぞ!
風野たちが神田明神にて一悶着あった頃、翔は………
上野駅
翔「……ここで合ってるかな?」
真「ここだと思うけど」
上野駅のタクシー乗り場に訪れた二人。
以前、戦極凌馬からの手紙で上の駅に今日来てほしいと頼まれていたのである。
翔はペットボトルの麦茶を飲みながら汗を腕の肌で拭いた。
9月に二周目、秋に近づいているとはいえ、まだギリギリ夏に近い。
結構暑いようで、度々冷えているペットボトルを額に当てて涼んでいる。
そして待つこと数分。
一台の車が二人の目の前に止まった。
ウィーン
凌馬「やぁ翔くん。それに真くんまで。ご苦労、さて乗り給え」
後部座席にいる凌馬は窓を開けて話し、二人を車に招き入れた。
翔「うん、お願いしま〜す!」
凌馬と同じ後部座席に座り、前の座席には真が座った。
運転手「よっ、翔、真。シートベルト付けろよ?」
運転手が前から話しかけた。
聞き覚えのある声だ。
真「あっ…磯野!」
磯野…
以前、夏休みのときに研究所を訪れた翔が出会った黒服の人だ。
翔「磯野…?………あー!!あのときの!!」
磯野「覚えててくれてか?…真とは同期でな。それに、翔の姉にも護衛としてついている麻里佳も同期だ」
翔「…あれ?磯野さんって顔の割に結構若いね」
磯野「…よく言われる。さ、出発だ」
翔、真、凌馬は3人とも目隠しをしてここから出発した。
数十分後?に到着した。
研究所内に入ってからは目隠しを外し、三人は凌馬の研究室に入った。
ちなみに、磯野は扉の前で門番をしている。
凌馬「じゃあ翔くん、ドライバーを貰うよ。机の上にレモンの飴があるから、いくらでも食べたまえ」
翔が凌馬にドライバーを手渡し、奥のガラス上の部屋に入った。
透明なガラスからは何かのデータをパソコンに打ち込み、そのデータが特殊な機械を介してドライバーに入っていく様子がわかった。
翔「…ひまー」
真「僕もそうかな…仕事と言っても、翔君について回るだけだし……」
真は近くにあったウォーターサーバーを見つけ、備え付けの紙コップ二つに水を汲んで翔に渡した。
翔「ありがとう!…そういえばさぁ、真ちゃんはどうして警察になろうと思ったの?」
真「…そうだね、せっかく出し話そうか。僕、昔から空手を習っていたんだ。県大会で優勝するほどだったんだけど、これは父から無理やり習わされていたことで…昔は辞めたいと思ってたんだよね」
翔「そうなの!?空手、できるの!?」
真「うん、今度でも見せてあげるよ。…話に戻るね、そうして中学校になって、私は何とか父を説得して空手を一度やめたの。そんなある日、事件が起きたんだ」
真はスマートフォンからとある新聞の文を撮影した写真を見せた。
翔「…お台場に蘇った
新聞の見出し一面に、お台場がひどい惨状へとなっている写真が写っていた。
真「2004年…今から十一年前に起こった事件。空手をやめた僕は当時、中学の友だちとお台場に行ったんだ。それが、この日だったんだ」
翔「…」
真「この事件で、お台場にいた計300人がスナイパーによって射殺された。その中に、一緒にいた友達も入っていたんだ」
翔「…ごめん」
真「気にすることはないよ、何も知らなかったもんね。…この事件を引き起こしたとされているのは「グレネード」。財団Xの幹部の隊長の一人。おそらく、30〜40歳くらいかしら」
翔「じゃ、じゃあ…真ちゃんはそのグレネードって人を倒すために…?」
真「そう。…ごめんね、つまらない話で」
翔は「い、いやっ…!」と言葉をつまらせながら否定した。
翔「…でも、すごいね。ちゃんとした目標を持っていて」
真「…あれ?でも、聞いた話だと翔くんはお姉さんの風野さんを互いに守るためって聞いてんだたけど……」
真の話を聞き、翔は軽く頷いた後に座っている姿勢を崩し、ソファーにあぐらをかきながらため息を混じらせた。
翔「…最近、わからないんだ。僕は、こんな弱い力でお姉ちゃんを守れるのかな?って…もしお姉ちゃんと戦ったら確実に僕は負けるだろうし…何より、適応能力だって何をとっても、僕はお姉ちゃんの劣化版なんだなって…」
真は翔の話を受け止めながら、ただ目を見つめていた。
真「…そうじゃないよ、劣化版なんて存在しないと思う。それに、翔君はまだ小学生でしょ?そんなこと考えるのも当然!」
翔「いや…でも」
真「翔くんには、諦めないがある」
翔「…?」
翔は首を傾げ、理解できなかった。
真「以前、君の義両親、荘吉さんに聞いたんだ。翔君はどんな子なんですか?って」
翔「おやっさんに…?」
真「うん」
真は翔の頭に右手を重ね、横に撫でていく。
真「荘吉さんがね、「翔君はいつも諦めなかった。風野さんは特訓を何度かサボっていた。けど、翔君はいつも特訓から逃げ出すことはなかったし、えっと…仮面ライダーとして認める試練?だったっけ。それで無理難題を押し付けても、絶対に成功させた。だからこいつは芯が強い」…そう言ってたよ」
翔「そっかぁ」
少し、照れながらも嬉しそうだ。
真「…お姉ちゃんは、どういう人なの?」
翔「お姉ちゃんはねぇ…なんというか……頭がおかしい」
真「なにそれw」
二人は談笑がすること約1時間弱…
ガチャッと奥の研究室の扉が開いた。
翔「出来た!?」
凌馬「オフ・コース。こちらが強化したロストドライバーだ。まぁ、「バージョン2」…といったところかな」
凌馬は勝ち誇ったような顔で翔にドライバーを渡した。
凌馬「さぁ、実験室に行こうか。色々と確認したいことがあるからね」
凌馬は机の上にあるレモン飴を一つつまみ、二人を連れて行った。
実験室
カタカタとパソコンのタイピング音がなる。
それと同時に機械の心臓を図る音が小さく聞こえる。
凌馬「…よし、真くんは扉の前で待機。もしなにかあったら合図を出す、そのときは翔のメモリを外すんだ」
真「了解です!」
凌馬「さて、翔くん。準備はいいね」
凌馬がそう言うと、透明な壁越しにいる翔は頷き、バージョンアップしたドライバーを装着する。
ちなみに、翔は機械で心拍などを図るために、遠隔の電極を胸や腹などに貼り付けている
翔「うん!」
ジョーカー
ガイアメモリをドライバーにセットして展開!
翔「変身!!!」
黒のボディが身にまとい、仮面ライダージョーカーに返信した。
ジョーカー「…おっ!軽い!!」
凌馬「え〜…うん。安定してるね。システムは成功だ。じゃあ、この前渡しておいたメタルメモリを使用して、手に衝撃を与えて剣を作りたまえ、メモリのデータ内に、38kgの鉄を埋め込んだ。それを使用してくれ」
ジョーカー「う、うん!」
メタル
メタルメモリを左腕のメモリスロットに装填し、発動する。
メタル コネクト
ジョーカー「よーし!」パンっ!!
手を合掌し、自身の心臓に手を当てる。
次の瞬間、ジョーカーの胸から鉄の剣が生成されていき、分離すると軽くも固いサーベル剣が生まれ、翔は強度を確かめるために葉の部分を触って確かめた。
しっかりと固く、県もしなやかに、激しく動かしても壊れそうな気配などない。
真「えぇ!?し、心臓から……剣が」
凌馬「これが翔くんに与えたメタルメモリの力さ、真くん。彼のアーマーの中に鉄を色々と埋め込んでいる。そして、メタルメモリが持っている加工によって、ドーパントに対して特攻を持つ鉄鉱石に変わり、そこからいろいろな形に変わるんだ」
真「で、でも中学生にも満たない子供にこんな力もたせたら…」
凌馬「大丈夫さ、彼なら…不安だと言うなら、これから一つ、話し合いの場を設けたい。私も確認したいことがあるのでね」
凌馬はどこか、自分を褒め称えるように頭の後頭部を軽く撫でながら、ジョーカーを変身解除させた。
翔「凌馬!どう!?出来てた!?」
凌馬「バッチリだ、今のところ、メタルメモリの適合率はざっと59%というところだろう」
翔「…それって高いの?」
凌馬「結構いい値だね。まぁ、改めて今回の研究で君とジョーカーメモリがいかに適合しすぎているか再確認したけど…」
真「…ちなみに翔君とジョーカーメモリの適合率をお聞きしても…」
凌馬「わかった、確か……」
再度パソコンをいじりだし、数秒してから口を開いた。
その衝撃な数値は…!
凌馬「…今の翔くんの適合率は114514%だね」
真「……なんか汚い数字ですね」
凌馬「まぁ、そこに目を瞑れば、これは普通に以上な数値だ。仮面ライダーに変身するためのメモリの適合率は62%以上。けど、そんな数値で変身してもコックローチなどの弱いドーパントと戦えるんがやっと。中堅メモリと戦うには少なくても、70%。翔くんの姉の風野くんとサイクロンは確か…81%。これでさえ中々な適合率だが、100000を超えているとなると…ガイアリミットの効能も、鰻登りだね。今の翔くんなら、ガイアリミットの能力での紫炎発動、そしてスペックの強化、ざっと10倍だね」
真「じゅ、10倍!?」
翔「それってすごいの?」
翔は不思議そうに水を飲みながら話す。
凌馬「もちろん、ジョーカー自体のスペックは低いが、過剰適合の翔くんが使用することによってガイアリミット不使用状態でのバフもかかる。集中力や感情に左右されるが、普段の様子じゃパンチ30t、キック45tはあるね。そしてその数値を10倍すると?」
翔「…300tと450t?」
凌馬「そう。300tは車で例えると、自動車3台分。他だと漁船の重さと同じ数値。450tとなると、もう上級ドーパントでも対処が難しい。大体、実力的には財団Xの幹部0.2人分という感じだね」
翔「そんなに幹部は強いの…?」
翔は絶句した様子でジョーカーメモリを見つめた。
凌馬の研究室
凌馬「…まずは、動作実験の確認ありがとう」
凌馬は、翔と真の向かいのソファに座り、二人の前に木で編まれたかごの中に入っているレモン飴をスライドさせた。
翔「いただきます」
真「だめ、今から話するんだから」
真は自身の左手を、飴を持つ翔の右手に重ねて止めた。
凌馬「まぁまぁ、僕は気にしないよ。それに、子供は何も知らないほうが幸せだ…何も知らずに戦っている方が気が楽だからね。ほら」
真「……」
真は、若干その言葉に呆れながらも手を話し、翔は飴を舐め始めた。
翔「すっぱ…!けど美味しい」
凌馬「それはよかった。さぁ、一つ話したいことがある」
翔「?」
凌馬「翔くん、君のライダーシステムの格納庫から
拳銃が見つかった」
真「!!?」
翔「?……あ〜、あのときの?」
翔はシャドウドーパントとの戦いで、シャドウドーパントからハンドガン(C22)を強奪したのだ。
真「なんで…翔くんが拳銃を?」
凌馬「どういうことかな?仮面ライダーといえど、これは立派な銃刀法違反だ」
凌馬は先程とは違う表情を見せており、睨みつけていた。
翔「この前シャドウドーパントと戦ったときに拾ったんだ。いや〜忘れてた!警察の人に届けるの!」
凌馬「…そっか、じゃあ質問を少し変えようか。翔君。君はこの銃を持つとしてどう使う?」
翔「え?……そりゃあ手に入ったら守れる人を守るために使うよ」
凌馬「…本当にそうなのかな?」
翔「……少し訂正、守れる人じゃなくて、僕の守れる範囲にいる人…かな。無理に助けようとなんてしたら、それこそ自分の身を滅ぼしちゃうし。けど、守れる範囲内の人は、絶対に守っていせる。人殺しになっても、自分の命が枯れようとも」
凌馬「そうか…」
凌馬は先程のドライバーのアップデートを行った部屋に入り、数秒後に、アタッシュケースを左手に持って戻ってきた。
凌馬「翔くん…」
真は翔を守ろうと、身を出して翔の前に左手を突き出した。
凌馬「…?違うよ、真くん。僕は警察に突き出したりはしない。というより、確かめていたんだ」
翔「…うん?」
凌馬は何もすることなく、先程のソファーに座った。
真「た、確かめるって…これを!?」
凌馬「そうさ。日本上層部からの提案で、翔くんの拳銃所持が認められた。これから、財団Xは仮面ライダージョーカーを狙ってくる。もしかしたら学校でも狙われるかもしれない。もし、変身できない状態ならメタルメモリがあるといえど、生成するにはラグが発生する。だから、ハンドガンを持っていいということになったらしいね。けど、C22を持っているなら…今はいらないか」
先程のアタッシュケースを開けると、そこには日本自衛隊が持つSFP9という拳銃と、ドーパントに対して特攻を持つ弾丸が4ダースほど入っていた。
凌馬「…これは、もう携帯していると思うが真くんに渡しておくよ。弾丸も、予備として持っていてくれ」
真「えぇ!?で、でも」
凌馬「何かあったら、起きてしまったら困るものは未然に防ぐこと、重要だろう?それに、翔くんのこの様子を見ると、一般人に無闇に発砲するとは思えない。けど、もしその銃で一般人に危害を与えたら、もちろん法で裁かれるけどね。そこは翔くんだから信用しているわけだ。銃の使い方はわかっているかな?」
翔「拳銃は…反動が大きいから、なるべく両手で打つ。って感じ?」
凌馬「そう、弾丸はメタルメモリで作れるはずだ」
真「弾丸まで…?それって何でもできるんじゃ」
翔「違うよ、等価交換。それに対価のものは必要だから、その材料分は必要だから、燃費は少し悪いと思う…」
凌馬「ま、翔くんはそのことをすでに理解しているから、実践での投入も完全に大丈夫だね……っと、もうこんな時間か。早く帰らないと、荘吉くんに叱られると思うし、そろそろ帰ろうか」
翔「あ、今日おやっさんもおばさんもいないよ。探偵と仕事の出張で」
凌馬「けど、もう子供は帰る時間だ。迎えの車は用意してある。それでは、気をつけて戦い給え」
翔「うん!ありがとう凌馬!」
真「凌馬さんもお気をつけて」
二人は研究室に一礼をして後にした。
凌馬「…本当に礼儀がいい子供だな…だが、いつかそれを知ってしまう日が来る……かもね」
凌馬はそんな一言を残して、奥の研究室に進んだ。
車内
磯野「もうそろそろ、取っていいぞ」
磯野の運転で帰宅中の二人。
目隠しを外し、上野の一般道を車で走行中だ。
真「…人が多い気がする」
磯野「たしかに、何かここらでイベントでもあったのか?」
翔「祭りにしてはもう9月だし……あっ、そうだ!食材切れてたからさ!秋葉原駅で降ろしてくれない?」
磯野「へ?あ、あぁわかった。真は?」
真「すみませ、、僕はそのまま家まで」
磯野「わかった、じゃあ先に真の家から行くぞ」
そして、真の家に到着し、二人きりになった。
磯野「…なぁ、人、少なくないか?」
翔「たしかに、上野と比べたら結構少ない…あ、ここからは歩いていくよ、ちょっと走りたいし」
翔は途中で下車し、磯野に礼を伝えた後に秋葉原駅へと向かった。
しかし、翔の胸には違和感しかなかった。
声がしない、いいや、誰もいない。
通行人が誰もいないのだ。
翔(なんか怖いな…早く買い物をして帰らないと)
秋葉原アトレの中にあるスーパーを目指して歩く。
翔「だ、誰もいない」
おかしい
秋葉原内のどこにも人がいない。
さすがにおかしい。パラレルワールドか?
そんな不安が脳裏に過る。
そして、秋葉原AKB48劇場を通ったとき、地面に横たわっている一人を発見した。
翔「!?大丈夫ですか!!??大丈b………ぇ」
そこにいたのは、とある学校の制服を着た少女。
緑の髪で、血に染まった周りの地。
弾丸を撃たれたのか、貫通した左太もも。
知っている顔だ…いや
翔「お姉………ちゃん……?」
第九十七話でした!
え?風野?
風野は何で…血だらけに!?
それは次回のお話で!!
そういえば、鋼の錬金術師見終わりました!!
大佐、マジかっけぇ…
指パッチンで炎を出せるとか普通にあの世界じゃ最強じゃ…
あ、ちなみに現在呪術廻戦見てます。
丁度存在しない記憶の場所ですね。
今の所、呪術廻戦の推しは伊地知さんですね。
それではこちらのコーナー!
ゼロな二人 小ネタ集
風野から見た絵里
相棒
仮面ライダーになったら絶対強いその3
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もしかしたらまどマギキャラがμ'sメンバー誰かと入れ替わる?的な小ネタを作るかもしれないけど、その時誰にするか 最終版
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