のぞえりかぜ加入回です!
そして安定のギリギリ更新…
いや違うんです!
このところ休み期間中なのに毎日部活があったんですよ!
今日は試合でして現在持病のヘルニアが悪化して激痛が走ってます。
この話は一回おいておきましょう。
少し詰め詰めになってしまっと思いますがご了承ください!
それではそうぞ!
あれから数日…
「翔、ちょっといいかしら」
家の部屋で風野は話しかける。
「…なに?」
翔は自分の机の椅子に座りながら自由帳に考え事を考えている。
もう一本のガイアメモリのことであった。
風野は一度翔の考えている内容を変えた。
「絵里についてなんだけど…」
「絵里ちゃんのこと?」
風野は「うん…」と頷くと自分の机に飾ってある写真を見つめる。
口を開くが何かと葛藤している様子である。
(本当に翔に頼んでいいのだろうか、これ以上翔に迷惑はかけたくない…なら)
「ごめん…やっぱり良かったわ」
「ちょっ!気になるよ!教えてよ」
「はいはい、もう夜遅いし寝なさい!さもないと翔の金平糖を売りさばくわよ?」
「zzz…」
金平糖のことになると何でも条件を飲む。それが左翔だ←
…本当に寝たようだ。
風野は窓から器用に家の天井に登り、電話をかける。
まずはμ'sに加入する自信がついたきっかけの一人、星空凛だ。
「もしもし?」
「もしもし、風野先輩!」
もうすぐ日付けが変わろうとしている時間だが元気いっぱいのようだ。
「今時間いいかしら?」
「もちろんだにゃ!」
風野は一安心したようで息を吐いた。
「…その、ね。生徒会長がコーチしてることについてなんだけど……正直どう?勿論絵里には伝えたりしないわ」
「正直に…」
凛は言葉を考えているようだ。
「凛は、その…練習はきついなぁ…って」
「ま、そうよね」
風野は空に広がる砂浜のような星空を見上げた。
息を吐きながら次のように問う。
「前に学校を救うための話をしたでしょ?実はね
絵里をμ'sに加入させたいの」
「に、にゃぁぁ!?」
ガコンっ!と音がスピーカーから鳴る。
落としたようで「だ、大丈夫?」と少し不安になる。
「…せ、生徒会長がμ'sに加入する…!?」
「まだ決まった訳じゃないわ、あくまで私の理想よ」
「………」
凛は黙り込む。まぁ無理もない話だ。
今まで散々な妨害をされた相手をμ'sの一員にして欲しいと頼んでいるようなものだ。
風野は言葉を止めなかった。
「絵里はね、真面目すぎるのよ」
「…?」
唐突な風野の話に凛はスマホ越しにはてなマークを浮かべた。。
「たしかに絵里は真面目なのが長所だけど逆に短所でもある。それが原因で貴方達μ'sが中途半端と感じてあんなことをしたのかもしれない…けど、絵里の心はもう傷だらけなの。だから…お願い」
「絵里、彼女を救って…!貴方達にしか頼めないの」
「私達だけ…」
スマホ越しでも考えていることがわかる。
数分してから口を開いた。
「凛は…生徒会長と一緒に踊ってみたいにゃ」
「!本当!?」
「凛だけじゃなかったにゃ、小鳥ちゃんだって一緒に踊ってみたいってこの前…!」
たった一言、されど一言
その一言で風野は深く安堵した。
「ありがとう…!ありがとう…!」
少しながら涙ぐんでいる。
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その後、希にも電話をかけた。眠そうな声だったが真剣に話を聞いてくれた。
希曰く、全く同じことを考えていたらしい、きっと私達は似た者同士なのかもしれない。
そう考えるとひどく安心が座る。
そして次の日となった。
あくまで動けるのはμ’sと翔だけ…
だけど何もしないわけには行かない。一応見張りとしてスタッグを向かわせた。というより、また翔を頼ってしまっている。我ながら恥ずかしいことである。プライドなんてものはどこに?と自分に問いただすレベルだ。
放課後になり、私は部活に行く前の凛に会っておいた。
「お願い、これを使ってくれないかしら」
「?クワガタ?」
使い方を説明すると納得したようで早速疑似メモリを装填した凛。
目が子供のように輝きを帯びているのだ。
一応作戦として、現在凛のスマホカバーとなったスタックフォンから風野のスマホに営巣がライブ中継される。
何かあったときや絵里が抜けようとしたときに風野と希が作戦を実行するみたいだ。
そして凛は屋上に向かった。
(凛ちゃん、いまはあなたが頼りなの!だから…!)
風野の思いは…
届くのかもしれない。
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※凛視点
…決めたにゃ!
凛は風野さんを信じてみる!
なんかスタッグフォン?ってやつを渡されちゃった。
もう後戻りはできない、
ことり先輩だって生徒会長と一緒に踊ってみたいって言っていたにゃ。
μ'sも信じる。
この一心で凛は屋上に走る。
そして最後の階段を登ろうとした時だった…!
「………」
屋上に行くための階段の一番上からドア越しに外を見る人が…!
「生徒会長…?」
「え…?」
呆気に取られた顔をしている。
「…!早く練習行きましょ!」
「ちょっ、押さないで!」
そしてドアが開かれ、絵里は無理やり入ることになってしまった。
「あ、生徒会長!」
そこにはすでに凛以外のメンバーが揃っていた。
「今日もよろしくお願いします!」
「「「「「「「お願いします!」」」」」」」
全員が礼をした。
凛はその隙にこっそり疑似メモリを装填した。
スタッグ
メモリの音がなる所を発音口を手で何とか塞ぐ。
音は漏れなかったのか誰も不思議そうな顔は浮かべていなかった。
バレてない。
スタッグは音を立てずにこっそりと凛の頭の後ろに隠れ、ライブを風野達に送った。
「どうして…」
絵里はうつむいている、次の瞬間。
「どうしてあんな事をした相手にお礼なんか言えるの!?ねぇ!どうして!?」
「そ、それは…」
翔は言葉を詰まらせた。だが穂乃果たちは違った。
「学校を救いたいからです」
自身を持って答えた。
眼差しも輝きを放っていた。
「私達は音ノ木坂が大好きなんです。その気持は生徒会長にも負けません、だからこそ!なんです」
「…意味が…わからないわ」
その時、雫が落ちた。
近くにいた凛とスタッグ越しから中継を見ている二人だけが気づいた。
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『…意味が…わからないわ』
「…ごめん、今まで気付けなくて」
生徒会室、絵里を画面越しから見ている風野、希。
重い空気が漂うが、頭に浮かぶ感情は自身への反省…
絵里への心に寄り添えなかった自分らが醜く感じてしまうほどだ。
「…今からでも、間に合うんよね…」
力なく希が語りかける。
「ええ…」
それしか言えない。
でも、変われる、そんな気がする。
時は巡る。
「!えりちが」
画面を見るとすでに絵里の姿はなかった。
どこにいった…?
もう自分の不甲斐なさが目立ち、心に手錠がつこうとしたその時…
『ほんと、どこに行ったのかにゃ〜?まさか下に戻ったんじゃ〜』
凛ちゃん…
そうだ、まだ終わってはいない。やり直せる、時間は何度だって関係を変える。けど、龍に連れて中の強さは強くなる、何があろうと…
「ありがとう、凛ちゃん。そうよね、まだ終わっていない。いきましょ、希」
「了解、うちらができる最後のことや」
二人は走り出した!
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「…おっ!凛ちゃん柔らかくなってきてるよ!」
「本当!?嬉しいにゃ〜!」
屋上、翔は凛の柔軟の手伝いをしていた。
その時、後ろから気配がした。
「…浮気?」
真姫だ。
翔の首を優しく掴み、耳元で囁いた。
「う、うわ…なにそれ」
困惑をしている翔。浮気という言葉を知らないようだ。
そのときだった。
バンッ!
ドアが開かれた。
「ちょっといいかしら」
風野だった。
「お姉ちゃん?」
風野は穂乃果のところに歩む。
「お願い、大事な話なの」
「は、はい」
いつもなら登場するたびにおふざけ性能満開で出てくる風野が真剣な表情をしているので凛を除く全員が不安げになっている。
「…あんまり時間がないの、絵里を救ってほしいの」
珍しく風野が頭を下げた。
みんなは呆気にとられたような表情を浮かべている。
まるで…
知っていたかのように…!
「…知ってますよ、凛ちゃんから話は聞きました」
「へ?」
逆に風野が呆気に取られてしまった。
そんな風野に凛は頭を下げた。
「ごめんなさい!やっぱり凛一人だとむずかしくて…」
申し訳無さそうだ。
少しの沈黙が続く。
風が語りかけるように優しく風野の横を通り過ぎる中、
いつの間にか風野は笑っていた。
「あはは…やっぱり無理なのかな…」
「どういうこと?無理って」
真姫に未だに優しく首を掴まれている翔は疑問を浮かべている。
「…いつもさ、翔に頼ってばかりだよね、私。だからこそ、絵里との問題は私自身で終わらせよう!って考えたんだけど…そもそも最初から凛ちゃんの手も借りちゃってるから私って、一人だと何もできないのかな…」
「…何言ってるのよ」
にこが語りだす。
「風野、あんたね、一つ勘違いしてるわよ」
「か、勘違い?どういうこと」
「…私がμ’sに入るきっかけをくれたのは確かに二人よ、だけど風野、あんたがいなかったらきっと私は決心がつかなかったと思う。あんたたち姉弟は私から見たら二人で一人なのよ」
「二人で一人…」
風野は翔を見つめている。
翔はうなずいた。
「そうだよ!仮面ライダーの目標と同じでしょ?二人で支えて助け合う。忘れたとは言わせたくないよ!」
いつの間にか翔はジョーカーメモリを取り出した。
「…そうよね」
風野もサイクロンメモリを出し、起動だけをする。
Joker
Cyclone
「にこ、ありがとね、じゃあ翔、というかみんな、もう一つお願いがあるの!」
「「「「「「まかせてください!」」」」」」
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少ししてから、翔と風野は急いで校内を走り回る。
走るというよりかは人探し、もちろん絵里を探すのだ。
「よ…なんとかしなくちゃいけないんだからしょうがないじゃない!!!」
絵里の声がした、このまま真っすぐに曲がっての右だ。
「…急ごう」
「うん」
そこには希もいた。
「私だって、好きなことだけやってどうにかなるならそうしたいわよ!」
希は圧巻された表情だった。
絵里の空のような美しい瞳には小雨が生まれていた。
「不器用なのはわかってる…でも!…今更アイドルしようなんて言えると思う…?」
絵里は希から逃げようとしたその時だった。
「できるのよ」
二人が姿を表した。二人は手を繋いでいる。
「やりたいことを始めるのに遅いも早いも、敵だったにしてもすることはできるのよ!」
「そうだよ!たしかに絵里ちゃんのプライドがあるのかもしれない!でもさ、絵里ちゃんもやりたいことをやっていいんだよ…!プライドがあったにしても変わらないはずだよ!それにさ、好きなことや好奇心って我慢できないはずなんだよ!」
「…」
「だからさ…正直になりなさいよ…!絵里!」
「…正直に…やりたいこと…」
小雨が雨に変わる瞬間、
それは一瞬なのである。
そう、感情もすべて同じ原理だ。
「絵里先輩!」
絵里が振り向く、そこにいたのは穂乃果達μ’sだった。
「μ’sに入ってください!一緒にμ'sで歌ってほしいです!スクールアイドルとして!」
穂乃果は満面の笑みだった。
戸惑いの表情の本人、そこに最大の理解者の彼女、希が一言を放つ。
「やってみればいいやん、特に理由なんてなにもない。やりたいからやってみる、本当にやりたいことってそんなかんじで始まるんやない?」
その言葉は絵里の閉ざされてた鉄の心を押し開けた。
そして穂乃果が手を差し伸べる。
「…ありがとう」
絵里は左手で雨粒を拭き取りながら逆の手で穂乃果の手を
掴んだ。
「絵里さん…!」
その場の全員が喜びを表した。
「これで八人、いや、翔くんもいれて九人だね!「違うで」え?」
風野は深呼吸をしながら希と息を合わせて言う。
「私と希、二人を合わせて」
「十一人やで!」
「え?」
「希先輩も…」
「占いで出てたんや、このグループは九人で歌って一人ががサポートするとき、未来が開けるって。だから付けたん、九人の歌の女神と一人の支える神、μ'sって」
「「「ええっ!?」」」
風野と本人を除くみんなが驚いた。
「じゃ、じゃあμ’sって名前をつけてくれたのって希先輩だったんですか!?」
「うふふ…!」
優しい笑みを浮かべた希、
「…で、でも、マネージャーって翔くんと風野先輩の二人じゃ…」
花陽の言うとおりだ。
たしかに希の先程の説明では「一人」と言っていた。
「ま、まぁ翔くんがマネージャーをするのは中々のイレギュラーだったものやったんや」
「え、じゃあ僕マネージャーやめたほうが「それはだめ!」あ。はい」
真姫はすぐに呼び止めた。
「翔がいないμ’sなんて、私は認めないわ、だって、私は翔がいたからこそμ'sに入ったんだもの♡」
真姫はやはり平常運転だった。
他のメンバーも苦笑いしている。
「…でも、さっきにこ先輩が言ったことが当たったんじゃないんですか?翔と風野先輩は二人で一人だって…」
屋上での会話を引用した海。
「…そうだね、すごいよ、にこちゃん!」
「にこったらたまにはやるわね?」
「たまって…にこにーはいつもこうニコッ!」
笑顔を作るにこ、そんな彼女に凛は…
「ちょっと寒くないかにゃ〜?」
「ぬわぁんでよぉ!」
窓から写る雲ひとつない空の中、みんなの笑い声が響く。
運命のオープンキャンパスへ…!
~ED 少年よ~
ということで第四十五話でした!
もうすぐで仮面ライダーとしての戦闘も入ってくるかと思います!
次回ではないですが…
とりあえずこれだけ、
祝!μ's結成!
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もしかしたらまどマギキャラがμ'sメンバー誰かと入れ替わる?的な小ネタを作るかもしれないけど、その時誰にするか 最終版
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鹿目まどか
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暁美ほむら