次章は夏休み回!
合宿は大体ネタ回になる予定で、あのプラゴミも再登場!?
それでは第四章ラスト、どうぞ!
「じゃあ、また明日ね」
明日は学校である。
日が沈む前に翔は璃奈の家を去り、璃奈は手を降って見送りをした。
夕方もいいところで、黒い闇鳥(カラス)も鳴き始めている。
「…今日も疲れたな、早く家に帰って特訓しないと!」
肩を回し、張り切って一歩一歩を歩む。
「…!誰」
後ろから視線を感じた。
翔は後ろを振り向く。…が誰もいない。
代わりに、
「にゃ~お…」
と黒猫が泣きながら十字路の壁から姿を表した。
「…あっ、猫だ。かわいいな…!」
とそっと歩みより、猫の目の前で立ち止まる。
「えっと…あった、金平糖」
数粒を取りだし、地面に置くと猫はお腹を空かせてていたようで食べ始めた。
「…撫でてもいいのかな?」
と猫の頭を撫でようとすると…
「ニャッ!」ガブッ!
と、指を噛まれた。
「痛っ!!」
指を引っ込め、確認する。
血は出ていなかったが歯形が着いていて、唾液もねちょっとへばりついている。
「やっぱり動物からよく噛まれたりするんだよな…僕」
翔はなぜか動物から噛まれたりされやすいのだ。
唯一噛まないのは千歌が飼っている「しいたけ」と音ノ木坂のアルパカ二体くらいだ。
そんなことを考えながら翔は持っていたペットボトルの水で指を洗い、ハンカチで拭いた。
すると、猫がギョッ!とした形相で翔の方向を向いていた。
「…?どうしたの」
と話しかけるとすぐさまに猫は逃げていった。
「…なんだなんだ」
溜め息をして立ち上がり、振り返ると…!
「ジットシテナサイ…♡♡」
真姫がいた。
ガブッ!♡♡♡
真姫は翔の指を噛み、逃げないように翔をホールドするように押し倒した。
あいにく、人目がないというより人がいない道なので、叫んでも誰も来ないだろう。
そして指先から血が溢れてきて、真姫は口腔にそれを含め、飲むように舐めていく。
「ヒィッ…!!」
翔は怖がって離れようとしたいが先程述べている通り、ホールドが邪魔しているのだ。
そして指を舐められ、ようやく終わったか…と思うと大間違い。
サラァッ…
「スンスン…はぁぁ…♡♡翔の甘い匂い…♡」
髪の毛を掴み、ゼロ距離で嗅ぎ始めた。
もう翔は諦めたのか無抵抗のようだ。
力が抜けていき翔は荒い息で周りに使えるものがないか探す。
…………ない。
計算し尽くされたかのように、周りにあるのは道端に生えた雑草だけ。
翔はなす統べなく真姫の思いどおりに好き勝手な目に遭わされた。
そして数分が経った。
「はぁ〜っ♡やっぱり翔は美味しいわ…♡」
恍惚とした表情で青ざめている翔を見つめる。
「ま、真姫ちゃん…?」
「これも全部貴方が悪いのよ?、私をほったらかしにして、ここ数日、私と話もしなかったし。まぁ、ここで味わえてからいいケド…♡」
ようやくとしてホールドが解除された。
翔は後ずさって真姫と距離を取る。
その表情からは恐怖を感じられている。
「真姫ちゃん、最近なにか変だよ…何かあったの…?」
「貴方が私と関わってくれないからデショ♡」
怯えるように顔がひきつり、更に息が上がる。
「いやだ…嫌だ!!」
翔は力が抜けた足をなんとか疲れた体に鞭を打つように動かし、走って逃げる。だが、真姫は追ってこなかった。
だが、こんなことお姉ちゃんに言えるわけがない。
どうすればいいかわからない感情に押し潰される中、翔は迷走を始め、一人、不快で不可思議な気持ちに侵された。
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真姫視点
疾走、迷走する
舌なめずりをしながら手に残った微かな
「〜〜〜はぁ〜〜〜♡もう、私の酸素はこれでいいんじゃないかしら♡」
ほんと、
今にもあのガキンチョの顔を思い出そうとしただけで拳から血が出てくるわ!!!!!
だからこそ、私は
早いとこ実行したい…
けど、μ'sのメンバーらには一応義理はあるし…何より、くっつけた理由の一つだから…
合宿期間までは待ってあげるわ。
ホントは今にでも
でも、こっちは入院させる手続きやら準備やらをしなければならない。
それに私が開発したあの
私は自宅の帰路につきながら、今日も今日とて彼を写した世界に一つだけのプロマイドを眺めていく。
「…チッ!これは消さないと」
その写真には翔だけでなく隣りにいた海未までいる。
「あのメスなんかがいたら私の
人間を疑うスピードでその写真をSDから削除する。
強い息を吐き、スマホを除いていると、不意にカメラのアプリを開いてしまいレンズが開く。
すぐの戻そうとすると、目の前にあるポストの下に先程の黒猫が怯えて隠れているのが見えた。
「うふふ…♡」
真姫は猫の目の前にしゃがみ、猫はギョッとしたように体を震わせる。
きっと何かやられる!
そう思ったのであろうがそれは違った。
真姫はバッグから金平糖を出し、翔と同じように猫に与える。
「さっきは時間を稼いでくれてありがとうね、おかげで気分スッキリよ」
頭を撫で始めた。
翔とは違い、懐くようにすり寄ってきた黒猫。
そして数十秒してから猫と別れ、真姫は家に歩いていった。
夏休み、何かが起こるのか…?
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???視点
「連れてきました」
私、シャドウドーパントことキタノエール(本名:
もちろん抵抗したが、彼らも私同様ガイアメモリを所持していた。
ランクはまぁまぁ低いものだがそれでも二体相手はきついであろう。
「よくやった、北沢魅声さんかな…?ほれ、向かいに座るがいい」
リムジンの奥には、白髪で少し頭部の毛が薄く、丸サングラスをしたワインレッドスーツの人がワイングラスを片手に持ちながら優雅に座っていた。
「…誰よあんた」
無礼?なにそれ美味しいの?という態度で座り、黒服から銃口を向けられる。
「貴様っ…!この琉兵衛様になんと!」
もう、どうでもよかった。
正直私はもう外には出歩けないのだ。
「まぁ待ちなさい、私は彼女に興味があって呼び出したのだ」
と『銃口を下ろすように』と指をしたに向けた姿を見た黒服は悔しそうな顔をしながら銃を下ろした。
「…なんですか、あーいうことならしませんよ、どうせ、指名手配されてしまったからこそ私を売り飛ばそうと…!」
と怒りの視線を向けた…が琉兵衛はその反応に笑いだした。
「ハハハハ!違うよ、魅声くん。私が興味を持つのはこれさ」
琉兵衛は懐からガイアメモリを取り出した。
それは財団X幹部しか持つことのできないゴールドメモリ、「テラー」であった。
「聞くところをよれば、君のシャドウメモリというもの、姿を消せるみたいではないか」
「…それが」
「その能力こそ、私が探していた力なのだよ。テラーは見た人を恐怖に陥れ、戦意喪失させる。だが、その力が効かない者もおってな、長々困っていたのだよ。そこで君に良い話がある」
「聞かせてください」
現状況、困っている私。乗らない手はあまり考えられない。
「素直でよろしい…」
と悪い笑みをしながら琉兵衛はうなずいた。
「君さえよければ、私の部下になって欲しいのだ。勿論、指名手配されてる以上、家は私が用意するし金銭面も特別に高額支払おう」
「…なるほど」
かなりの高待遇、不意に鳩に豆鉄砲を食らった顔になってしまった。
「そして、ドーパントとして戦うために私と同じガイアドライバーだ。これがあればガイアメモリの毒素無しで変身が出来る。後は、財団に頼んで君の特訓などもさせてもらう。どうかな…?」
「…わかりました、よろしくお願いします」
と私は頭を下げた。
だが琉兵衛は「結構結構」と笑いながら立ち上がる。
「…ですが、もうひとつお願いです」
私はひとつ強欲を働いてみた。
「何かね…?」
「実は…」
北沢魅声はどうなるのだろうか…
ということで、エピローグでした!
これだけ……
猫に金平糖は与えないでください!
小説の中だからネタで書いていますが、調べたところ猫は金平糖を食せないらしく、最悪の場合死に至る…とのことです。
いいか?お兄さんとの約束だぞっ!(何言ってんだ俺…キモッ)
そして、キタノエールはどうなるのか…
キタノエールは次章出ません!
いつ、再登場するのでしょうか…!
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もしかしたらまどマギキャラがμ'sメンバー誰かと入れ替わる?的な小ネタを作るかもしれないけど、その時誰にするか 最終版
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鹿目まどか
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暁美ほむら