ラブライブ!~ゼロな二人~   作:ぷよでっせMARK Ⅱ

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第八十二話です!


す゛み゛ま゛せ゛ん゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!゛

期゛末゛テ゛ス゛ト゛で゛遅゛れ゛ま゛し゛た゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!゛



それではどうぞ!


交換A〜隠された力、未来への道しるべ その2〜

「お、お茶です…」

「何も、気なんて使わなくてもいいのに、まぁサンキュ」

 

部室内

 

 

海未は訪れた未来の翔と、先ほどの事件を話して出てきた南つばめ。過去の真姫にお茶とオレンジジュースを出した。

 

「え〜、私みかん嫌い」

「そ、そんな…」

真姫が出されたオレンジジュースにムッと頬を膨らませた。

いつもの真姫とは信じられないほど精神が幼くなっている。

 

「…しゃーねぇ、なんか果物とかないか?」

「果物?…あ、そういえばことりちゃん、おばあちゃんの家からフルーツもらってきたんだよね?」

「え、う、うん。たしかりんごとか色々…」

「なら丁度いい、家庭科室となんか一つ、借りるぞ」

翔はことりとつばめを連れて家庭科室に行った。

 

 

 

 

 

 

「…ねぇ、本当に翔くんなんだよね?」

「あぁ、じゃなかったらそれ以外の何者なんだ?」

「…まだ信じられないわ。なにか、これから起こることを教えてもらえないかしら?」

つばめの発言に翔は困った発言をした。

「い、いや、未来のことを言ったりしたら、それこそタイムパラドックスとかが起きて未来が変わっちゃいますよ」

「タイムパラドックス…たしかに、じゃあどうやって確かめたら…」

 

「それを今から簡単な料理で証明しますよ、そのためにことりを連れてきたんですから」

 

 

親子二人は「?」となりながら、家庭科室に入る。

 

 

 

「…よし、冷蔵庫…だったか?」

つばめは「えぇ」と言い、翔はゆっくりと冷蔵庫を開けた。

 

 

「…あー…りんご、あとぶどうか………お?トマトじゃないか」

 

翔は色々な果実に目を重ねたが、最終的に取ったのはトマト。

 

 

「予定変更、こっちにするか。あ~でもりんご食うかな?」

翔はトマトとりんごを取りだし、二つを目の前で洗うまずはヘタを取ったトマトをボウルに入れ、擂り潰して液状にすると、一人用の鍋にそれを流し込み、火を着火した。

 

 

 

 

「…今だな」

翔が取り出したのは「金平糖」

これを見たことりは、はっとした顔で察した。

 

 

「お母さん、彼…本当に翔くんだ」

「…え?なんで?」

「メイドカフェで働いてたからわかるの、翔は金平糖を入れて料理するの!だから本物だよ!」

 

翔は手作業をしながらその様子を聞いて、ニヤッと笑う。

 

そして火に注意を起きながら平皿に器用にカットしたうさぎりんごを乗せていき、完成した。

 

 

 

「…12人分、全員分だ」

 

このりんごは翔だという証拠の決定打となる。

「…あの器用さ!間違いない!翔くぅん♡」

包丁をしまった翔にことりは抱きついた。

 

「ちょっ…!おい!」

包丁が無いとは言え、料理中は危ない行為だ。

何とか倒れそうになる体をこらえ、ことりのおてごに軽くデコピンをした。

 

 

「ヒィ…!♡」

「なんで喜んでんだよ!おいつばめさん、貴方の娘変態じゃないですか?」

深刻な顔をしながら翔はつばめに聞いた。

 

 

「…そうかも、こんなこと翔くんにしかやらないもの」

「親公認かよ…」

 

 


 

 

 

 

 

「…うん、美味しい!」

トマトジュース、そしてカットうさぎりんごを作った翔は部室に戻り、りんごを食べながら話をしている。

ちなみに真姫は嬉しそうで、翔に懐いたのか翔の膝の上に乗っている。

 

 

 

「…なるほどね、そう考えたら風野が言った通りに真姫と翔の年齢が入れ替わった…いや、吸われた分の年齢が行き来したのかも」

「…俺は16才だ。真姫、何歳か分かるか?」

「ん?9才!」

「ってことはビンゴね」

風野は分かったことを書き記していった。

 

 

「…やつは物や人を違う物体に変える力を持っているみたいね」

 

「だとしたらかなり面倒だな…戦うとしたら校庭のグラウンドか…」

「?なんで?」

穂乃果はいまいち訳が分からないのか、質問をした。

 

 

「…考えろ、一個でも物があったら何かに変えられて、相手のアドバンテージになる。それどころか場合によっては年齢を変えられる可能性だってある。恐らく、姉ちゃんが言ってた通り、左の矢印が光ったら年齢変化、さっきのが当たってたら真姫と机の年齢が変わっていたかもしれない」

「………なるほど?」

 

多分理解してないな…と思いながら翔と風野は諦めている。

 

 

 

「…というか、理事長の判断として合宿は続行でいいんですか?」

「別に、解散した方がいいと思ってるけど、言ったところで貴方達はそれを聞いて帰るとでも?」

「確かに…」

 

合宿は続行だ。

とりあえず、ドーパントに会っても戦えるように翔(調理)班と風野班で分かれることになった。

先に翔達の調理班メンバー、翔、花陽、にこ、希、ことり、つばめが温泉に向かうことに。

 

 

 

「未来の翔くんねぇ…」

午後六時半、かすかなる夕暮れの中、希は歩きながら翔をじんまりと観察している。

 

「…あんまり覗かないでくれないか?つばめさんもなんか言ってくれよ」

「ウフフ…」

つばめはその様子を微笑んでみていた。

 

 

 

「…じゃなきゃお前の年齢をここで叫ぶ」

「やめなさい(ガチトーン)」

 

思いっきり背後からアイアンクローを食らった。

鉄拳制裁!

 

 

 

「…未来か、未来では私達はどうなってるの?ってあ、言えないんだっけ」

「あぁ、これで歴史が変わったりしたら今の俺だって消滅するかもしれない、けどこれだけは言えるな。自分の意志から逃げるなって」

「……!」

 

何かを思ったかのようにことりは息を呑んだ。

その様子をつばめは先程とは違う真剣な眼差しで見ていた。

 

 

「…なに暗い顔してんのよ」

にこはことりの背中をやさしく叩く。

 

 

 

「伝えないといけないことがあるんなら、早めに言ったほうがいいわよ。私だって私だって…それが」

 

 

 

「にこちゃん…?」

花陽が先に、そこから全員が気づいた。

にこが涙を流していることに

 

 

 

「…パパに、伝えたいことがあったけど……言えなくて…」

 

「にこっち…」

 

 

にこは過去に仮面ライダーであった父を失っている。

しかも遠方、翔が過去に在住していた沼津。

 

 

「…何落ち込んでんだよ」

翔は立ち止まって、にこと並ぶと彼女の頭をを軽くチョップした。

 

 

「にこ、アイドルは笑顔だろ?笑えよ」

無理矢理にでもと翔は手でにこの頰をもみ、強制的に笑顔を作らせた。

 

 

「ちょっ!何すんのよこの変態!」

にこのキック!

下から上に勢いよく蹴り上げる足は翔の…!

 

 

 

 

 

「コチーン!」

 

 

 

 

金的ヒット!

 

 

 

 

 

「だぁぁぁっっ!痛ったぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

「何いい感じに私の肌触ってんのよ!天罰よ天罰!」

 

男性の読者なら金的がどれだけ痛いかご存知のはずだろう、

翔はお約束のよう、地面に転げ回り股間を押さえている。

 

 

 

 

「…やられたらやり返す、倍返しや!わしわしMAX」

 

敵討ちかのように希がわしわしMAXを悪魔的な笑いを見せながらにこに繰り出した。

 

「ひやっ…!」

 

効果は抜群だ!

 

 

「…ねぇ翔くん、私もワシワシしたいな……」

「なんでだよ」

いやいやそうなツッコミ

 

 

 

「わ、わたしは……翔くんだったら………その…わしわしされても……」

 

「花陽も何とち狂ってんだ!?ここには変態しかいないのかよ」

 

可哀想、そして若干引き気味な目で助けを出してもらおうとつばめを見る。

 

 

 

 

「……♪」

 

 

 

つばめはのぞみのようにわしわしの体制を取って翔に近づいてきた。

 

 

 

 

「…使えね〜!にこ、逃げるぞ!」

翔はにこを希から引き剥がし、お姫様抱っこをして銭湯まで走る!

 

 

「か、翔!?」

「あ〜!にこっち翔を寝取った!ヤルで〜みんな!!」

 

「「「はい!」」」

 

 

「ぬわぁんでよぉぉぉぉ!!!!」

 

 

 


 

 

 

 

 

 

なんやかんやあって銭湯から帰ってきた翔班。

 

音ノ木坂に戻ってドーパントに注意を起きながら料理をしているのだが…

 

 

 

 

「…す、すごい」

 

 

翔は料理の腕は小学時代より更に拍車がかかって進化しており、無駄な手間がなく、それでいてかつ慣れた動きでどんな工程ももこなしていた。

 

 

「まぁ、相変わらず姉ちゃんの料理は進化しないしな、てかなんとなく酷くなっている気がするし…」

 

数名がその風野の料理を想像する中、にこは夏の事件があったからか、思いっきり吐いた。

 

 

 

そして完成。

 

唐揚げ定食&つけそば(冷)

 

 

 

「…あの、翔くんって飲食業界から声とかかかったりするの?」

 

「ん〜、まぁあるっちゃあるけど断ってる、香港の結構有名な企業と、静岡にある有名なホテルからな。まぁ俺が得意なのはあくまでも家庭料理だからな、一応高級料理も作れはするけど」

 

「…就職先は飲食関係かしらね」

「しないっすよつばめさん。俺の夢は決めてるんで」

「夢?」

「…ま、それは未来の俺を見ていけ」

あとはラップをしてエプロンをはずすだけ。

 

ラップを全部かけたその時…!

 

 

 

 

 

 

 

「うぎゃぁぁっらぁぁぁぁぅ!」

 

 

 

 

またもや屋上で声がした。

 

 

 

「…きたか、まぁ一人のほうが殺るとしたら戦いやすいな。行ってくる」

「……気をつけなさいよ」

にこの言葉に翔は後ろを向きながらサムズアップをして家庭科室から出た。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャドンッ!

 

 

屋上への扉がひらた。

目の前には先程と同じドーパントが

 

 

「…まずは様子を見るか」

 

 

 

翔が取り出したのは

 

 

 

メタルメモリ

 

 

メモリを風野同様に巻いてある左腕のガイアスロットの装填し、メタルの効果を得た。

 

 

 

メタル コネクト

 

 

先制を取るのにメタルメモリの効果で鉄を生成しそれを加工、スローイングナイフを獲得するとすぐさまそれをドーパントめがけて投げ、命中すると次は、タクティカルナイフを生成して首に斬りかかる。

 

 

 

ザシュッ!

命中、良いダメージが入った。

メタルメモリで作成した武器はドーパントに対して、人間以上にダメージが入るような効果を付与しているため、生身での戦い時にもかなり重宝するのだ。

 

 

 

「…動くな」

翔はドーパントの背後に近づき、左腕で首を絞めると右手にあるナイフで胸にナイフを当てる。。

 

 

怯ませるため、蹴り技で転がせようとした瞬間!

 

 

 

 

 

 

 

 

バンッ!

 

 

 

 

銃撃

 

 

 

 

 

 

「っ…」

銃の音が聞こえた瞬間、すぐに体制を解き、距離を取る。

 

 

 

牽制として、地面に打たれたようだ。

距離からして大体右一キロの大きなビルの屋上。

 

 

 

 

 

 

 

「そうか、ここだとまだいるもんな…

 

 

 

 

 

 

 

 

グレネード」

 

 

 

 

 

「…」

翔が気配に気づき、すぐに見つけると彼と目線があった。

 

彼こそ、アルパカをドーパントに変貌させた張本人。

 

 

 

 

 

 

 

財団X テラー隊第二隊長、迅雷のグレネード

 

 

 

グレネードは防弾チョッキやコンバットジャケットを身に着けており、手に持つ武器はボルトアクションスナイパーライフル。

 

グレネードは悪そうな笑みを受かべるとその場を去っていった。

 

 

「…逃げたか」

「グラァァァ!」

 

 

 

ドーパントが隙をついて校庭に逃げ出すため、身を投げた。

「…まずい」

 

スローイングナイフを生成した後、ドライバーを装着し、ガイアメモリを装填しながら身を投げる。

 

 

 

「変身」

 

 

ジョーカー

 

 

空中で仮面ライダージョーカーに変身すると、スローイングナイフでドーパントの足を狙い、体制を崩させる。

 

自分だけはきれいに着地し、ドーパントは倒れるように落ち、結構ダメージになっている。

 

 

 

 

 

「…さぁ、お前の罪を数えろ」

ジョーカーはメタルメモリを外し、接近戦で戦う。

 

 

 

 

ボゴッ!バキッ!

 

 

 

拳のぶつかり合い。

ドーパントは次にキック主体で攻めていき、ジョーカーの先手を取るが素早く対処

 

足をつかんで投技で上空に飛ばした。

 

だがそれをわかっていたのか、ドーパントの能力が発動。

近くにあったベンチをいれかえて上空からうまいこと着地。

しかもジョーカーの背後を取った。

 

 

 

「まずっ…!」

身構えることが出来ない…!

ジョーカーの腰にパンチが入る。

クリティカルのようで、前に吹っ飛ばされて転がってしまう。

 

「…クソ!」

拳で自身の胸を殴って奮い立たせながら立ち上がる。

 

 

 

 

 

 

 

「ホ◯イトボールっ!」

 

 

そこに火の玉がW文字を描きながら飛来し、ドーパントに衝突した。

 

こんなの出来るのは彼女しかいない。

 

 

 

「…帰ったか、姉ちゃん」

「ゲームセット!私のド◯ベース見たか!」

「懐かしいな…それw」

風野だ。

フロアがりのため、頭にタオルを巻いており肩をブンブン回している。

 

 

「ダダダダァァァ!」

 

「……おー、キレたキレた。共闘…するか?」

「えぇ、頼むわよ、私の弟!」

 

 

サイクロン

 

 

 

「変身!」

 

仮面ライダーサイクロン。

 

風と未来の切り札。

二人の共闘が始まる!

 

 

 

「…姉ちゃん、今回俺は本気では戦わない」

「は?翔、あんた本気で…「こいつは、姉ちゃんでも倒せる」へ?」

「…なんなら、さっき助けなくても瞬殺は行けた。特訓だ、俺はサポートに回る」

 

「こいつイキってない…?まぁいいわ。バックダンサー翔!」

「…言っとけ」

まずはジョーカーがパンチなどの打撃を躱しながら左足を蹴り、体制を崩させる。

 

「…ハァッ!」

サイクロンは手刀で右腕に攻撃して切り裂くように打ち込んだ後、腹部にキックを押し込んだ。

 

 

「…これで!」

サイクロンは上空からパンチを繰り出そうと、体制を取る。

 

 

 

ピカッ!

 

 

ドーパントが危険を感じて矢印を光らせた。

先ほどのベンチと場所が入れ替わり、サイクロンはそのままベンチにパンチを繰り出した。

 

 

「…!やっぱり物の場所をを変える能力みたいね、うざったいわ…!」

サイクロンは怒りを込めたため息をすると、ジョーカーがそこに駆け寄る。

 

 

「姉ちゃん…

 

 

 

 

 

 

力、隠してるだろ?」

 

 

「………うん」

 

何か心当たりがあるのか、ジョーカーか問い詰めてサイクロンが頷いた。

 

 

 

「見せてやれ、姉ちゃんの切り札を!」

 

「……仕方ないわね、みんなも見てるみたいだし」

 

 

学校の3階の窓からは温泉組と合流したμ's全員とつばめが心配そうに二人を見ていた。

 

 

 

 

「やっちまえ!」

 

「えぇ!合宿で身につけたもう一つの力…!緋道、風野流

 

 

 

 

 

 

 

分身の術!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

回りに竜巻が起こり、風野が包まれる。

 

 

 

「…!これだよこれ」

 

ジョーカーはサイクロンが起こした風の強さに顔を腕で押さえていて、風の強さを肌で感じていた。

 

 

 

「さて」

 

 

 

次の瞬間…サイクロンは……

 

 

 

 

 

「「「行くわよ!」」」

 

 

 

 

三人に分身していた。

 

 

 

 

 

「!?風野が増えた…」

窓から覗いていたうちの一人、にこは真姫をだっこしながら口をパクパクして驚いていた。

幼児化した真姫は「おぉ~」と驚いて無邪気に笑っている。

 

 

 

「フンギャロォォッ!」

 

 

ドーパントが分身したサイクロンズに飛びかかるが、軽々とサイクロンズは躱し、サイクロンABが空中、サイクロンCが陸上からヒートメモリで作成した火の玉を放つ。

しかし、仮面ライダーに変身をした状態のためかなり巨大化しており、人一人分の大きさだ。

 

 

 

「ボルカニック•ランス」

「ボルカニック•アロー」

「ボルカニック•アレイ」

 

火で作った槍、弓矢を空中から。

モーニングスターを陸から攻撃し、ドーパントに途轍もないダメージを与える。

 

 

「…なるほどな」

 

ジョーカーは何かを理解したのか、思った後にすぐサポートをまた入る。

 

 

「姉ちゃん!空中に浮かせるから決めろ!」

「…了解!」

 

サイクロンの分身が消え、一人となったサイクロンはジョーカーがアッパーでドーパントを空中に浮かせた所を狙い、ギリギリまでにサイクロン、ヒートで二刀流を作り出し、サイクロンメモリをメモリスロットに装填した。

 

 

 

 

サイクロン マキシマムドライブ

 

 

 

スタァァ!バーストストリームゥゥ!CH!!!」

 

 

 

風と火の二刀流でのスターバーストストリーム。

切れ味のあるサイクロンでの剣が切った跡に炎の物理火力が高い剣が入り、大ダメージとなる必殺技!

 

 

 

 

「ホルビィィィ!」

 

 

 

ドーパントがメモリブレイクを食らった。

空中に倒れてからメモリが排出され、元の姿に…

 

 

 

「…!アルパカ!?」

 

正体であったアルパカに衝撃を隠せなかった風野。

μ'sらも驚いた様子だ。花陽に至っては卒倒しそうで…

 

 

 

シュゥゥゥゥ……

 

 

破壊されたチェンジメモリから細やかな光の粒が現れた。

それはジョーカーと真姫に飛んでいき、互いの体に入っていった。

 

 

 

 

「んぉっ!?」

「綺麗………っ!?」

 

 

突如として真姫は苦しみ始め、にこの腕の中で暴れてしまい、地面に倒れる。

 

 

 

「真姫!?」

にこがすぐに真姫を呼び掛け、回りもそれに加わる。

 

 

 

「……?ねぇ、おっきくなってない!?」

 

 

真姫の体が大きくなってきた。

身長が伸びていき、大体160cmとなると止まり始め、1cmほど増えて元通りになると真姫が目を覚ました。

 

 

 

「…あれ?何が」

 

 

「あ!戻りました!」

海未が嬉しそうに泣き出し、ことりは「そんな大袈裟な…」と返す。

 

 

「…えっと、何があったのかしら」

「真姫ちゃんが幼児退行したんだよ!」

「はぁ!?」

真姫はあり得ないと言わんばかりの表情で回りを見た。

 

 

 

「…で、でもちっちゃい頃の真姫ちゃんも…可愛かったよ?」

花陽は真姫を気にかける発言をしたが、逆効果だったようで、逆に真姫に辱しめを与えてしまい、頬を赤く染めた真姫は勢い良く立ち上がって「モウシラナイ!」と地団駄を踏んで部室に戻っていった。

 

 


 

部室内

 

 

 

真姫達が戻った後に左姉弟も合流。

翔の姿に驚く真姫だった。

 

 

 

「…つまり、多分翔はライダーになっていたからまだ戻れない…と?」

「恐らくな、けど1日しない間には戻りそうだ」

「…?なんで」

「何となくさ、それに少しずつ記憶があやふやになってる。まぁお前らの記憶はまだあるが…」

 

 

その言葉を聞くか否や、となりに座っていたことり、希が距離を積めてきた。

 

 

「…なんだよ」

「さっきから思ってたけど、この翔くんも有りだなって…♡」

「かわいいよりかっこよくなっとる、真姫ちゃんもそう思うやろ?」

「…え?…えぇうん……」

 

真姫はボーッとしていたのか、空返事だ。

それに気づいた翔は、何か疑問に思ったのか風野達に質問をした。

 

 

「なぁ、今日って何日か?」

「え?…2015年8月28よ」

「そうか…なるほど」

翔は立ち上がると、真姫の目の前に立ち連れ出した。

 

 

「先に飯食っといてくれ、かけそばはレモンがおすすめだ」

「ま、真姫ちゃん!?」

「!?」

驚くメンバーを横に、お姫様のように抱かれた真姫は頬を赤くしながら混乱していた。

 

「…真姫、借りるぞ」

勢い良く走り去り、希とことりが急いで着いていこうと部室を出たが、すでに翔達の姿はなかった。

 

 

 

「…私達もやってほしかったな……」

ことりは残念そうに膝に手を着いた。

 


 

 

 

音楽室

 

 

「奇跡それは~今さここなんだ~」

音楽室で鳴るピアノ。

翔はピアノを弾いていて、それを聴くように真姫はピアノから離れた席で聴いていた。

 

 

 

 

演奏と歌が終わると、翔は座りながら真姫の方を見た。

 

 

「…上手ね」

「そりゃどうも」

翔はピアノから離れて真姫の近くの席に座ろうとその方向に向かう。

 

 

「…」

真姫は少し苦しそうな顔をして席を離れようと立ち上がる。

 

それを阻止するように翔は真姫の手を掴んだ。

 

 

 

「気にしてんだろ、監禁」

「…………」

真姫は黙ったままで、翔は真姫を再度向かい合うように座らせた。

 

 

「信じろよ、俺を」

翔は被っていた帽子を取った。

 

 

 

「……でも私」

「あのとき、俺は許しただろ?」

「でも!…許せないの私……あなたにあんなことをさせて……」

「…そうか」

翔は帽子に息を吹き掛けると真姫に被せた。

 

 

「俺はな、お前を一度も迷惑と感じたことはない」

 

「……嘘よ、あんなこと」

「嘘じゃねぇ、じゃなきゃこんなこと言わん。それどころか嬉しかった」

 

「嬉し…?」

真姫はまだ認められないのか、首を振って「違う」とサインを出した。

 

 

「俺をこんなに思ってくれるからだ。俺に母と父はいない、それは知ってるよな?」

「…うん」

 

 

 

「確かに姉ちゃんからの愛は、有り余るほどもらってる。けどあれは恐らく風野の本心じゃない」

「…?」

「姉ちゃんは俺を失うのが怖いんだ。だから過保護みたいな様子なんだと思ってる。でも真姫は、俺といたかったから監禁した…俺も本心は真姫と一緒にいたい、まぁそれはみんなに限らずだが……」

 

「翔…」

 

「もう、落ち込むのは止めだ。笑った顔、見せてくれ」

 

もう真姫の心には涙が貯まっていた。

それが一気に崩壊し、真姫は翔を抱き締めた。

 

 

「…ありがとう………!」

涙を流しながら、真姫は泣き崩れ、翔は真姫が被っている自身の帽子を取って頭を撫でた。

 

 

 

「…いい笑顔だ、真姫」

 

 

あれから数分し、真姫が泣き止むと、翔は真姫を抱き離した。

 

 

 

「…ねぇ、この曲は貴方が作ったの?」

 

「?あぁ、なんなら今の俺の歌詞ノートにもあるぞ」

「…教えて、何て言う曲か」

「……わかった、kirakira sensation.って曲だ」

「…なるほどね、せっかくだし聴いていってほしいわ。私の曲も」

真姫はピアノ椅子に座り、演奏を始めた。

 

 

 

 

「さぁ~夢を~叶えるのはみんなの勇気~」

 

 

 

「…!」

翔の脳内に何か、白黒の景色が写る。

 

μ's全員が踊っており、それを茶色と紫がかった髪で、髪のような女性と見ている景色…

 

 

 

 

「…僕たちの季節~………え?翔?」

 

演奏が終わり、真姫はやりきった顔を翔に見せると、翔は涙を流していた。

 

 

 

「…あっ…悪い……何でだ……?あれ?」

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

「翔…あーんして♡」

「…はぁ?全くしゃあねえな……あーん」

 

涙のあと、なにもなかったかのように家庭科室に行き、みんなと食事をしている二人。

真姫は完全に吹っ切れたのか、前々のような甘い関係になっている。

まぁ、ヤンデレは恐らく治っているのだが…

 

 

「…へぇ〜やっぱり未来の翔くんも垂らしなんだ〜」

ことりが怒ったような口調で話しかけた。

しかし当の本人は首を傾げるばかり。

 

「……まぁまぁ、翔がそういう知識を覚えるのって死んでも無理だと思うわよ」

にこはことりの怒りをなだめるように後ろから抱きついたなだめた。

 

 

「ちょっと混て、さすがにわかるぞ。もうどうやったら子供を作るのかもわかるし」

「そういう問題じゃないにゃ!」

凛にも切れられて、希と海未は少し青い目で翔を見つめた。

 

「…なんだよそれ、もうわかんねぇ」

諦めた様子で翔も自身の唐揚げを食べ始めた。

 

 


 

 

部室にベッドが敷かれて完全に寝静まった。

風野はいびきをかいて寝ていた。

隣には翔。

翔は別室で寝ようとしたが、一部のメンバーがそれを頑固拒否してしまい、さらに全員、翔なら一緒に寝ても良いと言い出したためこうなった。

 

 

 

「…グガガガガ……グゴゴゴゴ…チョン………んぅ?」

風野が目を覚ました。

パジャマがないため、私服姿である翔が起こした。

 

 

 

「話したいことがある、着いてこい」

 

「……うん」

眠い目を擦りながら回りを起こさないようにゆっくり立ち上がって部室を出た。

 

 

 

 

屋上

 

 

 

 

 

 

「…涼しいな」

「そうね、内浦にいたころを思い出すわ」

笑い合いながら二人は景色を眺める。

 

 

 

「姉ちゃんは、どう思ってる?俺のこと」

「……なによ急に…wもしかして未来の翔ってさみしがり屋さん?」

「んなっ…!ちげーよ!そういうことじゃねえ!」

翔は焦りを出したのか、顔を赤く染めて否定した。

そんな翔を見た姉風野は笑って翔を鑑賞している。

 

 

 

「フフッ…wそういうとこ、やっぱり翔ね。私の大事な弟…!」

風野は翔の頭を撫でた。

 

 

「…なるほどな」

翔は何かを理解したように頷いた。

 

 

「じゃあ…………

 

 

 

 

ここからは大事な話だ」

 

 

 

 

声のトーンが下がった。

大事な話となったようで風野も姿勢を入れ換えた。

 

 

 

 

「…姉ちゃん、ここから先は様々な地獄、苦しみを味わうことになる。それでもただ、ひたすらに前を向いてと戦い続けれるか?」

 

「…地獄」

風野は想像する。

この景色がもし地獄になり…μ'sのみんながバラバラに、翔がいなくなったら…と

 

 

 

「……貴方がそういうってことは、私だけは…無事なんでしょ?」

「……さあな」

風野は考えながら景色を見つめる。

 

 

 

 

「…なら、私は悪魔ね」

風野は翔がいる左を振り返った。

 

 

 

 

 

 

 

 

(悪魔)と相乗りする勇気、貴方にはあるかしら?」

 

 

 

「っ!おまっ…」

何かを言いたそうにしたが、堪えて話に戻した。

 

 

「…あぁもちろん、なにせ姉ちゃんは悪魔だろうがなんだろうが家族…そうだろ?」

その言葉に、風野は今日一番の笑顔を見せた!

 

 

 

 

 

ガチャ

 

 

 

 

「もう遅いわよ…寝なさい」

 

 

 

そこにつばめが眠そうにやってきた。

 

 

 

「…あぁ、そうさせてもらいます。じゃあ行くか」

翔と風野はスッキリした顔をしながら出ようとしたその時、翔の肩をつばめが掴んだ。

 

「翔くん、貴方にお願いがあるの」

 

「…?」


 

 

 

 

「…あのですね」

「言いたいことは分かってるわよ、ほんとにごめんなさいね…」

 

理事長室

ノーパソで夜遅くまで作業をしているつばめ。

彼女は翔にコーヒーを頼んだのだ。

なにせ、睡魔がヤバイらしい。

 

 

「…未来の私って、どうなってるのかしら」

「教えれません…でも娘に若さは負けてませんよ」

「あら?それはどうも」

つばめは嬉しそうにカタカタとタイピングをしている。

 

 

「……そうか、そういうことか」

数分後翔は何かを思い付き、、要らない紙をもらって何かを書き始めた。

 

 

 

30分後

 

 

 

「…つばめさん、これを」

 

翔が渡したのは手紙だ。

 

 

 

「…さっき姉ちゃんにも言ったんですが、これからμ's全員に様々な災厄が起こります……うん、1月の冬休み明けにこれを渡してください」

 

「…それは避けられないことなのかしら」

「はい…けどこの手紙が、導いてくれると信じて」


 

 

 

 

あの後、つばめの仕事を手伝った翔がそのままつばめと理事長室で寝落ちして朝を向かえたハプニングを覗いて、合宿は終幕を向かえていた。

 

 

 

 

「…もうすぐか」

 

 

体育館

 

 

全員が物をまとめており、修了式前。

翔の体が光始めた。恐らくもとに戻る合図だ。

 

 

 

「ありがとな…みんな」

「こっちこそ、助かったわ」

絵里が頭を下げた。

「風邪とか気を付けろよ?あと楽しむんだ、今を」

「もちろんだにゃ!」

「…!」

話の最後、翔は見守っているつばめに「頼んだぞ…」と視線を向け、それにつばめは微笑んだ。

 

 

 

「…お母さん………?翔くんに何か吹き込んだの……?」

「!?ち、違うわ!そういうことじゃないわ!ね、かけ…え?」

 

 

話の最中に光が強まって…翔が元に戻った。

 

 

 

「…あれ?なにが」

 

「最悪のタイミングね…!お帰りなさい!!!」

起こったような口調のつばめ。

あの後困惑する翔の横で、娘のことりにボコボコにされるつばめであった…

 

 

 

ED〜きみは帰る場所(けものフレンズ2ED)〜





第八十二話でした!

もう今週投稿に遅刻したんで、あきらめて色々話します(すみません)

テスト勉強中、休みの時間でついにSAOをすべて見終わりました!
エギルクラインカッコよすぎかよ…
そしてアリシゼーションのエイジ…
はっきり言って神ですわ。

あと、あれはヒロインユージオですわ。

そんなことでSAO最高でした!
次は呪術とガンダム見ようと考えてますが、何かオススメのアニメあったら何でも教えてください!



そして本編の内容…
結構、伏線とか盛りました。
なるべく回収していきますが…
ちなみにラブライブ初代だと、μ'sよりことりママの方が好きなんですよね←???
EDの曲なのですが、一応脳内再生としてカンザシフウチョウ=翔、カタカケフウチョウ=真姫
という形です。
これを気に、翔くんと風野の声優さん誰にするかも考えてみようと思います!
恐らく明日までには出来上がっているかと…

次に、今回風野が使った技です!
必殺技 スターバーストストリームCH

サイクロン、ヒートで作った剣を使う二属性スターバーストストリーム。

現風野の場合は最高火力となる。




最後にこちら!

ゼロな二人 小ネタ集



バレンタイン



現実ではテスト期間にあったバレンタイン、
作者は一応三つ義理で貰いました。

ちなみに翔は去年(μ's加入前)には梨子、璃奈、希、絵里、ことり、クラスの数人から貰っていて、風野からも貰ったが風野のだけは食べるふりをして残飯に捨てた。


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もしかしたらまどマギキャラがμ'sメンバー誰かと入れ替わる?的な小ネタを作るかもしれないけど、その時誰にするか 最終版

  • 鹿目まどか
  • 暁美ほむら
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