ラノベのラスボスに憑依したけど、ボッチなので秘密結社とか作れませんよ?   作:苺1円

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なんだろう、好き勝手やりすぎた感が満載
でも後悔はしてない、ただグロすぎ注意
あまり想像力を働かせないで読むことをオススメします



キメラですらなく

「こんな失敗作を生成して何の意味があるのか」

 

例え自分は孤独であるべきだと定義して、なおかつ1つの作品の最後を飾ることができるだけの能力があるとしても、個々ができることには限界があるというのは認めざるえない

 

万能であっても全能ではない

博識であっても全知ではない

 

ただ他の誰かより多くのことが出来て、ただ他の誰かより多くのことを知っている、それだけだ

 

だからこそ目前に鎮座するような化物が完成した

求めたのは知性も理性も備えた怪物

事実としてそこに存在するのは……

 

それは既存の動物に例えるなら限りなく猿のような形態をしている、だが根底から違うものであると断言するのは容易なことだ

その化物は背中から無数の赤黒い腕が生えていて、それが翼のような器官を形成している

首から上にあるのは頭などではなくむきだしの巨大な脳が1つと、欠片も本来の機能を果たしているようには思えない口が乱雑に貼りつけられたかといった様相で幾つも脳に付属していて

腕があるはずの部位、だが実際に肩から伸びているのは鋭利な刃物と呼んでも差し支えない鎌のような何か

そのくせ胴体から足先までは普通の猿のようで、どんなバランス感覚をしているのか二足歩行を可能としている

 

どこから見ても、どう足掻いても、吐き気を催すなどという次元ではない汚物である

しかも視界や聴覚を確保する器官が備わっていない弊害なのか無闇矢鱈に暴れまわり、実験場として使っていた森林の一角を更地と化している最中だ、醜悪で害悪で知性も理性も見受けられず

そんな救いようのない化物、失敗作と呼ぶことすらおこがましく、こんなものが完成したこと自体が恥である、忘れてしまいたい

 

■■が保有する特殊能力『異常を正常として認識させる』この能力の効果はどこまで及ぶのかという確認のつもりで周囲の生物が『死なない』という異常を正常だと認識させて分解し適当に合成した、結果、ご覧の通りである

 

何がどんな作用をしたらこうなるのか、そんな疑問の答えがあるならぜひ知りたいものだ

分かったことと言えば、別段俺が求めた結果を実現する能力でもないという事実

あとは、俺が■■になった影響なのか生物を殺戮しても感慨も苦痛もなく、ただ作業をしていたという感覚しか残っていない、幸いなのは醜悪なものを醜悪だと認識する程度の常識はあるらしい

 

とりあえず、このような汚点を残留させておくわけにもいかないだろう、殺しておくか

ただ、そこで記憶の根底から飛びだしてきた■■としてではなく、俺としての知識

 

物語の序盤で主人公の周辺とその時点で登場していた地域の全体で突如として、こんな汚物ではなくしっかりと魔物と呼べる領域まで成形されたキメラの軍勢が登場し襲撃してきた描写

あれはまさか原作の俺がやっていたことなのだろうか?目的のない完全な無差別殺人は好まない存在だと認識していたが……そうか、性能の確認という意味なら筋が通る

 

原作の俺が完璧なキメラを作っていたと仮定して、では単純にこの汚物は俺の美的センスが壊滅的だから誕生したと?それは流石に嫌だ、納得などできるはずもない

おそらくだが、だいぶ適当にやりすぎたせいだろう

練習がてらもう少し生成するか

 

そんな結論に至りつつ、目前で暴れる化物を分解して再構成するのも気が引けて放置することを即座に決意した俺は、また別の生物がある程度まとまって生息する地点を目指すのだった

 

…………

無自覚な悪意の果て、原作の彼すら醜悪すぎると処分を行った化物が、野に放たれた

…………





こんなの完成したらもう触りたくないよね
というか主人公がナチュラルサイコパス、原作を守る気ある?
まあそこもすぐに描写するかな
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