ウマ娘短編集   作:こーさん

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魅惑的メジロブライトがトレーナーをモノにする話

 

廊下を歩きながら外に視線を移します。

ポツポツと降り続ける雨、色とりどりの紫陽花が静かに揺れていました。

 

「あら?」

 

廊下の突き当たり、見慣れた後ろ姿を発見します。

 

「トレーナーさま〜」

 

いつもより少し早足に彼の元に向かいます。

 

「お、ブライトか。丁度良かったよ、ミーティングしようか」

 

「はい〜」

 

彼に促されるままトレーナー室に向かいます。

トレーナーさまの腕をしっかり抱きながら。

 

「ブライト?今日は随分と距離が近いね」

 

「そうでしょうか?……嫌でしたか?」

 

上目遣いで彼を見ます。

耳と尻尾もダラしなく下げ、まるで悲しんでいるように。

 

「ううん、そういう意味じゃないけど……まあ他の男にはそんなことしない方がいいよってことだよ」

 

「わたくしはトレーナーさまにしかこんなことはしませんわ〜」

 

抱いていた腕を更に強く抱きしめる。

ぐにぃーと形を変える私の双丘。

無邪気な子供のように、何も知らない乙女のように私はトレーナーさまに接します。

 

ふと視線を上げてトレーナーさまの顔を見ます。

彼は真っ赤に顔を染めていたので効果はあったみたいですわ。

 

いつものようにお喋りを続けてトレーナー室に向かいます。

あっという間に着いてしまい、彼の温もりを惜しみながら私は抱いていた腕を離しました。

 

「じゃあ次のレースについてのミーティングを始めるね」

 

雑念を振り払い、トレーナーさまの話に集中します。

レースはレース、トレーナーさまはトレーナーさま。

メジロの者としてそこの分別をつけるのは当たり前のことです。

 

コースの説明や相手の脚質など、いつも通りの話をして今日のミーティングは終わりました。

 

「お疲れ様、今日は……というか梅雨だからかずっと雨だね最近は。室内トレーニングの抽選に負けちゃったから今日はオフだけどブライトは寮に帰るの?」

 

「いえ、わたくしはここに残りますわ。トレーナーさまとお話ししている方が楽しいですので」

 

「俺仕事があるけど大丈夫?」

 

「大丈夫ですわ〜。いつものように相槌を打つだけでいいですので」

 

そういうとトレーナーさまは机の上に置いてあったパソコンをこっちに持ってきて私の対面に座りました。

いつものわたくしたちのやり取り。

 

でも今日は違います。

 

「トレーナーさま〜、わたくし紅茶を淹れますわ」

 

「ん、ありがとう」

 

いつものように会話を始めて20分程、気分を変える意味でわたくしは紅茶を淹れます。

 

「どうぞ〜」

 

「ありがとうブライト」

 

トレーナーさまの目の前に置きわたくしは後ろに回ります。

 

そして彼を後ろから覆い被さるように抱きしめました。

わたくしの髪がトレーナーさまの顔の横になるように。

わたくしの胸がトレーナーさまの肩に当たるように。

 

「トレーナーさま、少し休憩をなさっても良いのではないでしょうか?わたくし少し寂しいですわ〜」

 

彼の耳元で囁くようにわたくしは言います。

ぶるりと震える彼の体。

わたくしはそんな彼の胸を優しくなぞります。

 

「ブライト……ち、近いって」

 

「そうでしょうか?構ってくれなかったトレーナーさまが悪いのですわ〜」

 

ウマ耳で彼の顔を優しく、くすぐるように当てます。

 

抱いていた手を離し、わたくしはトレーナーさまの正面に行きました。

そしてそのまま、対面になるようにトレーナーさまの上に乗ります。

 

「ブライト本当に近いって!」

 

「今日は甘えたい気分なんですわ〜」

 

そしてそのまま倒れるようにトレーナーさまを正面から抱き

しめます。

 

彼の心臓の音が聞こえるくらい密着した体。

すぐ横にある可愛らしい彼のお耳。

そして先程から押し上げている下腹部の異物。

 

わたくしはソレの上に乗り、ゆっくりと執拗に腰を動かしました。

そして顔の横にあった耳に歯を立てないよう唇で優しく食みます。

 

ビクンと跳ねる彼の体。

わたくしは逃がさないよう強く抱きしめ、彼の耳を蹂躙します。

 

「ぶ、ブライト……」

 

消え入りそうな声でそう言うトレーナーさま。

わたくしは密かに微笑み、自身の舌をトレーナーさまの耳の中に入れます。

 

水音が鳴るよう、粘着に彼の耳を攻めます。

はち切れんばかりに膨らんでいる彼の下腹部。

 

私はソレには手を出さず、彼の聴覚、嗅覚、触覚を支配します。

そして最後に彼の右手を取り指を絡め、左手を私の胸に押し当てました。

 

「ブライト!!」

 

ぐるんと入れ替わる景色。

目の前には目を見開いたトレーナーさまがそこに。

どうやらわたくしは押し倒されたようです。

 

「あらあら〜」

 

「ブライト、いい加減にしろ」

 

「何のことでしょうか〜?」

 

あくまでわたくしは無邪気に振る舞います。

わたくしから手を出しても意味がないので。

 

「大人を揶揄うのは大概にしろブライト!」

 

「あらあら〜」

 

耳を横に倒し、困惑の姿を見せます。

やろうと思えば彼を壁に叩きつけることすら容易い私たちウマ娘の力。

その力を封印し、ただただ今はトレーナーさまの動きを待ちます。

 

「男を煽るからこうなるんだ」

 

私の制服に手をかけ乱暴に脱がすトレーナーさま。

露わになるわたくしの下着。

いつも温厚な彼と違い、今は獣のような姿のトレーナーさまにわたくしの体はゾクゾクと震えます。

 

しかしわたくしの服を脱がせていた手を止めるトレーナーさま。

見るとその表情には何かに葛藤しているような様子が窺えます。

 

トレーナーさまは本当に優しいのですね。

なのでわたくしは最後にトレーナーさまを後押しします。

 

「トレーナーさまならいいのですよ?」

 

フッと息を止めるトレーナーさま。

そして吹っ切れたのか貪り尽くすように私の身体に覆い被さります。

 

「トレーナーさまぁ……」

 

逆に蹂躙されたわたくしの口。

トレーナーさまは無情にもまた、わたくしの口を塞ぎました。

 

その日、わたくしはトレーナーさまを手に入れることに成功しました。

 

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