「あなたは自分で何を言ってるのか分かってるの?」
「アヤベさんにしか頼めないことなの!」
「そりゃ私以外の娘に聞いてたら捕まってるでしょう……」
出会って早々トレーナーさんにそんなことを聞かれた私の身にもなって欲しい。
用意は周到らしく、机の上には白玉粉や上新粉など必要材料がしっかり揃っているところが憎たらしい。
「団子を作るのはまあ分かったわ。でも中に入れたりする餡子やらきな粉やらの味付けがないけど……?」
「ふふふ、隠し味は君さ!」
「帰るわさようなら、もう明日からトレーニングは一人でするから」
「待ってくれよアヤベさん!」
扉を開けて出て行こうとする私を止めるトレーナーさん。
どうしてこんなことになったのかしら……
「ねぇ何でいきなりこんなことをしようと思ったの?昨日まで普通だったのに」
「こっちが素だよ」
「知りたくなかったわ」
救いようのない人だったことが少しショックだったがトレーナーさんの表情は真剣そのもので冗談で言っているものではないと見て分かる。
「はあ……私も随分と甘くなったものだわ……」
「ていうことはアヤベさん!」
「私は何をすればいいのかしら?」
トゥインクルシリーズを共に駆け巡り、ダービーという大舞台で一着を手に取ることが出来たのは間違いなくトレーナーさんのお陰だ。
そんなトレーナーさんのお願いなら……聞いてあげない訳ではない。
「じゃあとりあえず軽く走ってきて汗をかいてきて欲しいな」
前言撤回やっぱり無理みたい。
「まさかだけど……」
「そのまさかだよ、汗で蒸れたアヤベさんの谷間で作るお団子は至福の味がするに決まってるじゃん」
「あなた本当に自分で言ってること分かってるの?」
「……団子って甘さだけじゃなくてしょっぱさも必要なんだよ?」
「そういうことじゃないわよ!」
今のトレーナーさんは一種の暴走状態。
そう決めつけないと私がどうにかなりそうだ。
「時間も時間だしなるべく早めに走ってくれると嬉しいな」
「はあ……分かった」
何度吐いたか分からない溜息を吐きつつ私はランニングの準備をする。
あんなにキラキラした目をしたトレーナーさんを無下にすることは私には出来なかった。
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「戻ったわトレーナーさん」
「あ、おかえりアヤベさん!下準備は済ませてあるよ」
20分しっかり走ってきた私。
トレーナー室に入ると机の上にあった粉は大きな一つの塊となっており千切ることで団子にできる状態であることが分かる。
「あ!汗が引いちゃう前に早く作らなきゃ!」
「ねぇ……本当に作るの?」
「……うん?そりゃもちろんだけど」
「絶対美味しくないわよ?」
「アヤベさんが作ってくれる団子だよ?美味しいに決まってるじゃん」
ぱぁーっと花が咲くような笑顔を見せてくれるトレーナーさん。
本気なら……構わないけど。
「じゃあこの塊が耳たぶくらいの柔らかさになるくらいにしてくれる?」
「分かった」
トレーナーさんから渡されたピンポン玉サイズのお団子。
ジャージのファスナーを開けて中に着ている体操服を捲り、その中に団子を入れる。
自分で胸を掴み谷間の間に団子が来るように調整する。
もみもみと団子全体に均等に力を加える。
汗で蒸れている体と程よい冷たさの団子に違和感を感じながら続けた。
「出来たわ……これでいいのかしら?」
谷間から団子を取り出しトレーナーさんに渡す。
「その……そんなにジロジロ見られると恥ずかしいんだけど」
「そうなのか?普通に料理をしているだけだと思うけど。んーアヤベさんの匂いがする」
「ちょっと!?嗅がないでよ!」
先程まで私の胸の中にあった団子の匂いを嗅ぎ始めたトレーナーさんを宥め団子作りを続行する。
「んーなんか柔らかさが足りない気がする」
「そうなの?」
3つ目を作り終えた時点でトレーナーさんがそう言った。
「こうもっと激しく捏ねてくれない?」
「は、激しく?」
「うん……そうしたら多分上手く行くと思う……」
「分かったわ……」
トレーナーさんに言われたようにさっきより激しく揉んでみる。
ぐにゅんと形を変える私の胸、それをトレーナーさんは凝視している。
「み、見ないでよ……」
私が胸を激しく揉んでいる状況を食い入るように見ているトレーナーさん。
地獄のような時間が終わり完成した団子をトレーナーさんに渡す。
「うーん何か違う感じがするんだよなあ」
完成したお団子をぷにぷにとしながらそう言うトレーナーさん。
「違うの?」
「うん、ちょっと作ってみるね」
「うん……うん?」
慣れた様子で一口サイズにお団子を千切るトレーナーさん。
そして何を血迷ったのかそのまま私の服の中にそれを入れた。
「と、トレーナーさん?」
「あ!動いちゃダメだよアヤベさん!お団子の位置ずれちゃうじゃん」
服の上から私の両乳を鷲掴みにし、力強く揉んでくるトレーナーさん。
「あっ……んんぅ……だ、ダメ……トレーナーさん……」
「こう全体に力が加わるようにしなきゃ」
「や、やめて……んんっ……とれーなぁーさん……」
「こう勢いよくしなきゃいけないのか……よいしょっと」
「ッッ……!ほ、本当にダメ……これ以上は……」
さっきより力強く私の胸を揉むトレーナーさん。
暴力的に襲ってくる快楽に私は声を抑えることが出来なかった。
「最後に全体に味がつくように転がさなきゃね」
「な、何を……んんぅ……あんっ……トレーナーさん……ダメ……」
右手で右回りに左手で左回りに胸を転がすトレーナーさん。
私はそこが限界だった。
「完成!!おおーよく出来てる」
「はぁ……はぁ……」
何の躊躇なしに私の服に手を突っ込みお団子を取り出すトレーナーさん。
満足いく結果だったのだろうとても喜んでいる。
「よし!じゃあこのままあと10個作ろう」
「え、あ、トレーナーさん……んぁ……」
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「ふぅ……団子作りって疲れるね」
「はぁ……はぁ……はぁ……」
予め沸かせていたお湯で先程の団子を茹でているトレーナーさん。
私はというと息も絶え絶えでトレーナー室に座り込んでいた。
「あとはこれらを冷水に浸して完成!お疲れ様アヤベさん」
「はぁ……お疲れ様トレーナーさん……はぁ……」
「アヤベさんも食べる?自分で作ったお団子だし」
「いらないわ……それはトレーナーさんが食べて……」
「そうか……あ、時間だ取り出さなきゃ」
冷水から団子たちを取り出すトレーナーさん。
形はよく見るまんまるのものではなくわたしの胸によって変形された歪なものばっかりだった。
予め用意していた別の皿に移動させ団子を重ねる。
するとトレーナーさんが団子を私の方に持ってきた。
「私は食べないわよ」
「違うよアヤベさん」
私の前に屈み、団子を見せつけてくるトレーナーさん。
「さっきのは下味、じゃあ味付けしていくね」
「え、ちょっと、トレーナーさん……んんっっ」
その後、アドマイヤベガのトレーナー室から嬌声が聞こえてきたと学園内では噂になったらしい。