ウイスキーボンボンというお菓子を知っているだろうか?
砂糖製の殻でウィスキーを囲っており、それをチョコレートでコーティングした高級チョコレートだ。
独特な味から根強いファンがおり、お土産品としても有名なものなのだが……
まあ名前の通り中にウイスキーが入っている。
この事件はそんな高級チョコレートと私の愛バの話だ。
「おお……高そうなチョコ」
理事長が海外のお土産として個人的に渡してくれたものなのだが、包装からしっかりされており一目で立派なものだと分かる。
休憩がてら一個食べてみると、外側のとろけるような甘い味とドロっと溶け出す中のウイスキーが絶妙なハーモニーを生み出しており、食べた人にしか分からないような感動がある。
「失礼する……ん?休憩中か」
「やあエアグルーヴ、授業お疲れ様」
コンコンと歯切れの良いノックと共に私の担当バ、エアグルーヴが入室してきた。
「理事長のお土産エアグルーヴも食べていいよ、ウイスキーボンボンだから好みは分かれるかもしれないけど」
「これは……中々の高級品ではないのか?理事長も粋なことをする」
ヒョイっとチョコをとり食べるエアグルーヴ。
ぱぁーっと表情が明るくなったところをみるにお気に召したのだろう。
「コーヒーを淹れるよ、結構ビターなチョコだから甘めにする?」
「頼む、これは美味しいな……」
珍しく夢中で食べているエアグルーヴ。
私が買った訳ではないがこう喜んでくれるとこっちも嬉しくなる。
この時適度な量で止めておけばよかったと後悔することになるのは後の祭りだろう。
しばらく食べ進めるエアグルーヴ。
耳も少し横にペタッと倒しておりリラックスしている様子が窺える。
相変わらずニコニコ笑顔のエアグルーヴ……あれ?顔なんか赤くない?
「たわけぇ〜もっとチョコ〜」
「もうないよ……ってエアグルーヴ酔ってる?」
「そんなことあるか!私は女帝エアグルーヴだぞ」
ドヤっと胸を張るエアグルーヴ。
その時彼女のたわわが揺れるのだが……じゃないこれ完全に酔ってらっしゃる。
呂律ははっきりとしているが明らかにソワソワしており完全に出来上がっている。
少量のウイスキーで酔う人もいると聞くがまさか彼女がそうなるとは予想外だった。
将来のお酒の席は必ず同席しなければならないな……
「たわけ聞いているのか〜?」
「んあ、ごめんちょっと考え事してた」
「むーまたほかの女のこと考えていたんだろう?」
「そんなことないよ、昔から君しかみてない」
「嘘だな、貴様はずっと女の胸を見てる」
一気に空気が冷める感じがした。
こいつ本当に酔っているのか……?
でも顔を見るとトロンとしていて頬も赤い。
「見てないよ、男としてちょっとはあるかもだけど」
「いいや違うな、貴様はおっぱい星人だ」
「おっぱい星人言うな」
おっぱい星人、おっぱい星人とぴょんぴょん駄々を捏ねてるエアグルーヴ。
でも悲しいかな……彼女の胸がぽよんぽよん跳ねているのに目が離せない。
「む、そんなに私の胸がいいのか?」
あ、見てるのバレた。
「むふふ、なら堪能すればいい女帝の胸を」
そう言い、ソファーに座っている私の膝に乗るエアグルーヴ。
そしてそのまま力いっぱい抱きしめてきた。
ぐにぃーっと形を変える彼女のたわわ。
「え、エアグルーヴまずいって!離れてくれ!」
彼女のたわわがたわけていて、たわけな私がたわわにたわけされるのを阻止するべく彼女を止める。
「他の女の匂いがするぞ?何をしていたんだ?」
「だからチョコ貰ってただけ……ひゃぁぁあっ!?」
首筋に顔を埋めたかと思ったら物凄い勢いで舐め始めたエアグルーヴ。
私は情けなく乙女のような叫び声を上げるしか出来なかった。
「え、エアグルーヴ本当にやばいって……うわぁあ!?」
首全体にマーキングが出来て満足なのか顔も舐め始めたエアグルーヴ。
犬などが飼い主にペロペロと舐めるあの可愛らしいものなんかじゃない。
今にも捕食するための味見のようにベロンベロンと舐めてきていているのだ。
ほっぺを蹂躙するエアグルーヴを離そうとするがさすがウマ娘、びくともしない。
その後標的を耳に変えたエアグルーヴ。
耳たぶを甘噛みしたかと思ったら、中までベロンベロンと舐めてきた。
脳に直に響く水音と彼女のたわわに色々とやばい。
地獄のような時間(両耳とも)が過ぎ息も絶え絶えになっている私。
「ここも残っているな?」
そう言い彼女の綺麗な人差し指で私の口に触れるエアグルーヴ。
「だ、ダメ!そこだけはだ……むぐぁ」
私の静止を諸共とせず私の口に思いっきり飛び込むエアグルーヴ。
どこで鍛えたか分からないその舌テクで口内をこれでもかと蹂躙する。
口内のこの味はチョコの甘さか、はたまたエアグルーヴのものなのか、私に判別することは出来なかった。
ピチャピチャ、くちゃくちゃとトレーナー室に鳴る水音。
上気した彼女の顔、学生に襲われているというこの状況、その全てが扇状的で、情欲的で……
「後はここだけだな」
嬉しそうな表情で豊満なヒップを使いグリグリと攻めてくるエアグルーヴ。
もういいかと思い抵抗を止め、彼女の好きなようにさせる。
社会的に死んだとしても最後にエアグルーヴにされるなら……
「失礼するエアグルーヴはいないか?時間になっても会議にこない……から……?」
覚悟を決め待っていると会長ことシンボリルドルフが入室してきた。
しかしノックと共に入ってきたシンボリルドルフは何故か固まっている。
顔がテカテカの私にウマ乗りになり、今にも私の服を引き千切ろうとしているエアグルーヴ。
確かにこの状況を見れば固まるのも必須だろう。
「か、会長違うんです!」
「いいや、大丈夫さ……他言無用……絶対にこのことは言わないから続きを……」
「違うんです会長!話を‥‥話を聞いてください!」
シンボリルドルフに続くように出て行くエアグルーヴ。
私は黙って見送ることしか出来なかった。
待て……あいつシンボリルドルフが入室した瞬間に顔色変わっていたな……
そしてやけに滑舌は良かったし、キスしてる時耳も尻尾も真っ直ぐ立っていたな……
「あいつシラフじゃねーかよ!!!!!」
私の魂の慟哭がトレーナー室に響いた。
その後、中途半端に終わらされムラムラしていた私はエアグルーヴを見つけ次第後ろから彼女の胸を揉みしだいた。