と言う事で彼女の件が一段落するまで3話ほど連続投稿です
全然書き溜め増えてないけど、仕方ないね!
まだまだ説明回ばかりでつまらないね
4月10日(火)朝
くぁと平日の朝にお決まりの寝ぼけ眼をこすりながらピンク色のもこもこしたパジャマを脱ぎながら制服に着替える。まだ朝晩の冷え込みは厳しい。
珍しく登校時間までにはまだ余裕があるなぁ、と目覚まし時計を見てゆったりとしていると「結衣ー! 遅刻しちゃうわよー?」と呼びかけて来るママの声。
え? いやいや、いつもよりも1時間早く起きてるじゃん。と突っ込みながら携帯を開けてみると
「うっそ! もう出る時間じゃん!!」
哀れ、目覚まし時計の電池切れによって寝坊していたのだった。
お約束のように、「なんで起こしてくんないの!?」「ママはちゃんと起こしました」とかそんなやりとりをしながらテーブルに置かれていたパンだけをひったくるように取って家を出ようとする。
飼い犬のミニチュアダックス、サブレがひゃんひゃんとまとわりついてくるのを、今は相手できないからまた帰って来てからねと押しのける。
「結衣」
「なに、ママ。ごめんだけど朝ごはん食べてる時間ないから。あたしマジで遅刻しそうだしゆっくり話も」
「急ぐのはいいけど、車には気を付けて、ね」
「…うん」
「よろしい。ほら、早く出ちゃわないとバス行っちゃうわよ?」
「って、ママが呼び止めたんじゃん!! マジで乗り過ごしちゃう! 行ってきまーす!!」
一瞬だけ落ち着いたかと思えば、すぐに慌ただしく駆けて行く娘の姿を見送りながら残ってしまった朝ごはんにラップをかける。
家族の為に作ったお弁当の残りと残された朝ごはんがいつもの自分のお昼ごはんだなぁと専業主婦の悲哀を噛みしめる。
まぁ、それがお母さんってものだしね、と娘に邪険にされて落ち込んでいる飼い犬を抱きながら納得して今日の家事に取り掛かる。
掃除に洗濯、近所づきあいに、サブレの散歩、夕飯の用意をしていたら直ぐに1日なんて過ぎ去ってしまう。少しでも効率よくしないと、ね。
誰も見ていない所でも働くのが良いママってもの、と一人溢しながら家事に取り掛かる。
「こうして健康に過ごせるのが何より幸せなんだから」
昨日帰ってきて直ぐに「クッキーの作り方を教えてほしいの」とまっすぐにこちらを見つめる娘の姿を思い出しながら微笑む。
1年前の今頃よりもしみじみと実感する幸福を味わいながら、今日も由比ヶ浜宅の1日は始まるのであった。
4月10日(火)夕方
斜陽のかかる奉仕部の部室では二人と一匹がそれぞれ時間を潰している。
一人は小難しいタイトルをした新書を流すようにさらさらと読み、もう一人は先日買った『今昔画図続百鬼』現代語訳版を流し読み、もう一匹はいつの間にか用意されていた少し深めの平皿に淹れられたミルクをぴちゃぴちゃと飲んでいる。
「ところで、今更なのだけれど一つ疑問があるわ」
「あ?」
「あなたではなく、モルガナちゃん」
「雪乃殿、前にも言ったと思うんだがワガハイちゃん付けされるのはちょっとむず痒い」
「私も殿なんて付けられているとむず痒いわ、それを直すつもりが無いならその提案は却下よ。可愛いじゃない? モルガナちゃんって呼び名」
手持ちの本を読み切ったのかぱたんと閉じた雪乃がそう告げると、うなー、とうなだれる黒猫。
ぴしゃり、と「私は拒絶する」された八幡は「あっそ」とふてくされて内心「オサレな術使うには色々足りないんじゃないか」とか益体もない事を考えている。
「話は戻るけれど、私がペルソナに目覚めた時の事よ」
「あぁ、世界は変わらないといけないとかなんとか「黙りなさい」へい」
「ん、んんっ! とにかく、あの時、平塚先生は何故あんな姿になったのか知っているかしら」
その言葉に、そう言えばこいつが暴走してた時にどういう理屈があったのか急に平塚先生が水晶みたいな物体になってたなと思い出す。
ごたごたが終わった時には気絶してしまったらしく、その後は記憶にないのだが次の日にはぴんしゃんしている平塚先生の姿を見て、ペルソナの事を夢だと思ってしまう程度には悪影響はなかったように思える。
有耶無耶になっていたが、確かに何故平塚先生だけがあのような不可思議な姿に変わってしまったのだろうか?
そんな疑問が今更ながらに湧き出て、八幡も少しだけ首をかしげる黒猫へと顔を起こす。
「ヒラツカっつうと、あの時の水晶みたいになってたあの女性か。多分あれは、認知の存在に置き換わったんだ」
「「認知の存在?」」
微妙なタイミングでハモってしまい、双方とも嫌な顔をして続きを促す。
「ワガハイが主に作られた造魔みたいなもんだって事は覚えてるか?(3話4月6日参照)」
「?」
「まぁ、簡単に言えばワガハイは物質界、この世界において本当は存在しないはずの生き物だってことだ。
だけど、ワガハイは認知によって猫のカタチで存在していて、喋る事を認知されなけりゃ猫の鳴き声しか聞こえねえ」
「ちょっと待って、その言い分だとまるで存在があって認識される物じゃなくて、認識されるからこそ存在しているみたいじゃない」
「みたいだとかいうもんじゃなくて、実際その通りだ」
「あー、っとつまりはあれか? 無人の森で木が倒れました、そこに音が在ったのかって言うやつか?
モルガナって存在は認識されているから存在していて、猫だと認識されているから猫の姿をしているってことであってる?」
1を聞いて10を知る雪乃がモルガナの説明の途中で掌を口元に持って行く。
一足遅れて八幡も理解に及び始め、その言にこくんと頷く。
「もちろん、ワガハイは既にこの物質界で実際に存在しているから易々と存在がぶれるわけじゃねえし、例え周囲からの認知がぶれようともワガハイ自身の認知がある以上、消滅なんざしねえ」
「我思う、故に我在り。それを実践してるトンでも存在は初めて見たよ」
「だけど、心の海って広大な無意識からの影響は特殊な才能、おめえらで言う所のペルソナの才能がねえ限り抗えるもんじゃねえんだよ。
ワガハイは心の海から強く影響されて、存在が物質的ではなく精神的な要素が上位にある場所の事をパレスと呼んでいた。
パレスでは耐性の無い存在はその姿を認知上の存在として置き換えられる。
過去、影時間と呼ばれる1日の終わりの狭間に存在した知覚できない25時までの一時間では人は棺桶の姿に変わったこともあったらしいぜ」
象徴化っつうんだがもう終わった事さ。そう締めくくる机の上に鎮座するその黒い物体にごくりとつばを飲み込む。
今まで気楽に接していた愛玩動物のような存在が、得体の知れないナニカに変わってしまったようにも思える。
ペルソナと言う良く分からない能力を使い、猫の姿をしながらも人語を弄し、カレーに玉ねぎを入れても気にせずに食べる。
そんな常識離れしたば
「畢竟、お前がちゅ~○を目にした瞬間我を忘れるのも、その認知のせいだっていう事か」
「いや、あれはマジで美味すぎるのが悪い。あと、寿司、焼き肉もいいぞ」
がくん、と気圧が下がった気がする。
きらきらとした眼で食欲に溺れている、なんとも俗なものである。
閑話休題
「つまり、平塚先生に限らず、ペルソナに目覚める才能が無い人間はそのパレスって言うモノに巻き込まれれば認知の存在に差し代わるってことかしら」
「そう言うこった。そのパレスを作った人間が周囲の人間を奴隷だと思ってれば、姿形は変わらずともパレスの主に従う存在に、金を出すだけだと思ってればATMみたいな姿になっちまう。
何でかって言ったら、現実と違って心がむき出しになるようなもんだから、生命を守る為の一種の自己保全みたいなもんだ」
愛の無い結婚した女って大体、夫の事をATMに思ってるってネットで言ってた! と関係のない事を考えながら、雪ノ下は平塚先生を水晶みたいな価値のある存在に認知してたんだなと納得していた。
こんな面倒くさい女子高生(多分自覚在り)にわざわざ付き合ってくれている事にあいつも内心感謝してるんだな、関心関心とかそんな事も考えている。
あれ? でもなんで鉱物なんだ? と疑問に思いかけた瞬間、またしても内心を読んだかのように「比企谷くん?」とにっこりスマイル(凄み100%濃縮還元)を向けられて現実に戻ってくる。
「パレスは全てが認知の存在で、物質界、現実には影響をほとんど与えねえ。
また、誰かが巻き込まれて象徴化したとしても直接害意を持って壊そうとしない限りは気にしなくても構わねえよ」
「フレンドリーファイアは無しって事だな」
「逆説的に言えば、象徴化された存在を悪意を持って壊そうとしたら現実に影響が出るって事でしょう」
楽観と悲観で意見が分かれるが、どちらも間違っていない。
もしもこれから先、悪神の欠片がパレスを作りだしたとして。
その時、ペルソナや異能の才能がない人が巻き込まれたとして。
象徴化した存在に対して、こちらからの攻撃に巻き込んでしまう可能性は考えなくてもよくて。
象徴化した存在に対して、向こうからの攻撃に巻き込んでしまう可能性は考えなければいけない。
「と言っても、早々パレスの展開に巻き込まれる事なんか考えなくても良いんだがな。
だって、象徴化するって事は異能の才能が無いから悪神の欠片が興味の対象にする存在じゃないし。
悪神の欠片で暴走させられた人間ってのは大体視野が狭くなるから、無関係な有象無象はパレスに取り込まれるよりも弾かれる可能性の方が高え」
「あくまで平塚先生の件に関してはイレギュラーであって、滅多には起こらない事象であった。そう納得するしかないって事ね」
「心構えだけはしとけるんだから、それで良いんじゃねえ」
そう結論付けたところで完全下校時間のチャイムの音が鳴り、帰り支度をし始める。
カバンに入る前に少しでも毛並みを堪能しようとする少女と、少しくらいは可愛がられるのも悪くねえなと飼い慣らされそうな黒猫、早く帰りたいんだけどと文句を言って睨まれる少年だった。
このスタンスの違いが、近い未来において一つの火種になることを知らないまま。
4月11日(水)夕方
「やっはろー!」
そんな軽快な挨拶…挨拶? で2日前に初依頼者として訪れた結衣がまたしても奉仕部に訪れた。
何でも最近料理にはまっているらしく、前回の依頼のお礼にとクッキー…クッキー?(強弁)を焼いてきてくれたらしい。
これを食べてしまってはサトミタダシの世話になりかねん! と逃げ腰の二人であったが逃げ切れず、時間があるときに結衣が奉仕部に遊びに来ることに決まってしまった。
きっとテンタラフーの効果があったクッキーだったのだろう。
何故か雪乃はゆきのんとか頭悪そうな呼び名になってもいたし、感謝を受け取らずに済む八幡とモルガナまで口内がじゃりじゃりしたのだから。
「どうしてこうなったのかしら?」
「ハチマン、恨むぞ。まだ口の中が苦い」
「前回お前、出来の悪い方は一切喰わなかっただろうが。その分俺が全部処理したんだからな」
結衣は一足先に帰った為、完全下校時刻までの残り時間を緊急会議としてもう一度座り直す。
「モルガナちゃん、もう一度確認よ。愚者のアルカナには騒動を引き寄せる特性が有って、その結果としてあなたが追っている悪神の欠片も舞い込まれやすい。
そして、その悪神の欠片は人の欲望や感情を煽ってトラブルを起こす。間違いないかしら」
「それであってるぞ」
「一種の隔離病棟みたいな立地だったからこれ幸いと利用してたが、そうだよな。
ここは普通の高校だし、他の奴らを巻き込んじまう可能性も全然あるんだよな」
その議題は雪乃に懐いたと言っても良い結衣がこれから先奉仕部に遊びに来る、しかもあのキャラだと頻繁に訪れてきそうな予感がすると言う点から発生する問題。
彼女が居る時に悪神の欠片関連の問題が発生し、万が一無関係のはずの彼女がパレスに巻き込まれてしまったとしたらと言う問題だ。
「最悪、俺とモルガナがどっか行けばそれで解消される問題」
「馬鹿野郎! いくらワガハイがお前らより強くても、どうにもできねえもんは有るんだぞ。
ただでさえ、お前は弱体特化のペルソナだったしな。前の雪乃殿の時みたいな状況になったら詰みかねねえ」
「戦力の逐次投入は戦略上最も愚かな作戦よ」
フルボッコだドン!
「欠片とは言え、悪神ってのは世界を支配する一歩手前まで行っちまったんだ。
負けるつもりはねえが、ワガハイだけじゃ正直厳しい。
トリックスターって切り札がねえ以上、少しずつでも戦力を集めて、鍛えてそれで何とかなるかもしれねえって存在なんだ。甘く見てんじゃねえぞ」
「だからこそ、無関係な由比ヶ浜を巻き込む危険性は」
「運が悪くなければ巻き込まれる事はないでしょうし、いざとなれば私もモルガナちゃんも優先して彼女を守るわ。それが責任と言うモノなのだから」
「ハチマンの懸念は正しいがな、ペルソナは人との繋がりで強くなる。絆が心を鍛えるんだ。
繋がりを避けて、絶って、一人で何とか出来るなんて傲慢だぜ」
象徴化を聞いた時に八幡こそが楽観的な意見が一番に出て、雪乃こそが悲観的な意見が一番に出た。
なのに、今では八幡が悲観的に観て、雪乃が楽観的に観ているように見える。
まるであべこべだ。
正義を評する存在ならば結衣を巻き込まない事を選ぶだろう。
悪を評する存在ならば結衣を巻き込み鍛える事を選ぶだろう。
どれが悪いと言うモノではない、スタンスの違いなのだ。
起こった結果に責任を負う覚悟を持っているのなら、ただそれだけの話。
「まぁ、俺があいつの行動を撃墜する権利もねえし、お前らが何とかするって言うならわざわざ単独行動なんて危険な事はしたくねえしな」
だから、最終的には強い意見に流れるのが自然であった。
例え、自宅に居る時や登下校の時には同程度の危険を日々積み重ねているという事実に気付きながらも、そう納得する。
4月12日(木)昼
一人、それは誰に気兼ねすることなく己の思うがままに過ごす事の出来る優雅な時間。
自分以外に誰も居ないって本当に素敵。飯食ってる時はなんて言うか静かで救われてなきゃいけないんだよ。
ついでに静さんも救われて欲しい、職員室近くの女子トイレから女教師の「結婚したーい」と嘆きの声が響いてくる噂を聞いてしまってそう思う。
久しぶりに本当に一人きりになった八幡がそんなばれてしまえば腹部に鉄拳制裁をぶち込まれるか、「もういっそ生徒でもいいか、お前が私をママにするんだよ!」とか襲われちゃう事を考えている。
いつもなら何かしらの茶々を入れて来る黒猫は報告がどうのと言って、彼の元から離れている。
猫まで仕事をしなくちゃいけないとか、やっぱり社会は間違ってるんじゃないか。
「あれ、ヒッキー? こんなとこで何してんの?」
「飯食ってんだよ、見りゃ分かるだろ」
一人思考に浸っている彼の側に鼻歌を歌いながら両腕にジュースを抱えた結衣が近づいていく。
規則的な風が吹き抜け、ふわりと柔らかな香りが校舎外の階段に腰掛ける彼の元に辿り着く。
「いや、ちがくて。何でこんなとこで食べてんの? って聞いてんの。教室で食べればいいのに」
「…男には一人になる時間が必要なんだよ」
「ヒッキーいっつも一人じゃん」
そうだね! ぐうの音も出ない正論だね!
逡巡の間も気にせずに返された言葉にうぐうとか言っちゃうまである。
「ていうか、ゆきのんもあたしが行くまではお昼は部室で一人で食べてたっぽいし、二人とも案外似た者同士? ヒッキーもゆきのんと一緒に食べたら?」
「今はもう違うだろ。つか、なんで折角の休憩時間に精神ダメージを負いにいかなきゃいけねえんだよ」
「まぁ、昨日は確かにゆきのんと一緒に食べたけど、今日はあたし優美子たちと一緒に食べてるじゃん。だったら別にいいと思うけどな。
あたしら二人で食べてる時でもあたしは気にしないしさ」
まるで知っていて当然でしょ、と言わんばかりの言い草に「知らんがな」と心の片隅に居る関西弁八幡がツッコミを入れるが、内心だから聞こえない。
どこか窺うような目つきで見つめる彼女の視線から逃げるように「…気が向いていけたら行くわ」と逸らしながら返す。
「それ、絶対行かない返事だし」
「前向きに検討する事を善処します」
「それ、偉い人がはぐらかすやつ」
「言う通りにしたら負けかなって」
「それ、ダメ人間のセリフー」
そこまで言って、クスクスと笑う。
どうにもむず痒い。
居心地が悪いという意味ではない。
むしろあたたかな気分になっているとも思う。
だからこそ、こんな状況を保って…
「あっ、やばっ。優美子のレモンティ温くなっちゃう。じゃね、ヒッキー」
「ん、おう」
辿り着きかけた結論が泡沫のように消える。
パンパンとスカートに着いた砂を掃って、彼女はそのまま校舎に入っていく。
少しだけ振り返って、ジュースで動かない腕でひらひらと指だけ動かしてくる。
言葉なく伝わるその合図に、もう一度逡巡しておざなりに腕だけ上げる。
にへらと相貌を崩して、パタパタと走り去る。
「近づけない、そう思う…それでも」
溢れた言葉は誰にも拾われる事は無かった。
俺ガイルメモ
1年前、比企谷八幡は総武高校の入学式の朝に交通事故に遭い、一時期入院している。ボッチ気質なコミュ障が原因ではあるが、それでも知り合いすらもいない一つの要因ではあるだろう。スタートダッシュって大事。今では入学前にSNSである程度グループを作ってしまうらしいから、事故に遭っていなかったとしてもあまり結果は変わっていないかもしれない。
八幡と結衣が所属する総武高校2年F組にはスクールカーストトップのサッカー部次期キャプテン候補のエース葉山隼人、獄炎の女王(八幡評)の三浦優美子が一つのグループを作っていて、結衣はそこに所属している。どうにも優美子と雪乃は水と油、もしくは火と油、炎上しちゃう意味で。原作では出会った瞬間に険悪になった。
ペルソナメモ
象徴化や認知の存在はそれぞれP3と5で出た概念だが、今作ではある程度ミックスして『悪神の欠片が作用した場所をパレスと呼ぶ』『パレスの展開に巻き込まれる人と巻き込まれない人が居る』『パレスや精神世界に巻き込まれた人は原則、象徴化する』『象徴化とは、パレスの主の認識によって姿を変える現象』『ペルソナの才能があれば象徴化はしない』『一種の安全装置的な意味なので、象徴化する方が生命的にはむしろ安全』『悪意を持てば害を加えるのは可能』そんな設定でいきます。