狼谷さん推しで狼谷さんの二次小説が書きたくなり書いてしまいました。処女作で駄文かもしれませんがどうかご容赦ください。
プロローグ:出会い
出会いは入学してすぐの早朝の通学路だった。
美化委員の活動で早めに登校していると、不幸にも家の鍵を無くしてしまったのだ、そんな時に彼女が現れた。
「どうかしました?」
「あ、すいません家の鍵を無くしてしまって」
「それは大変ですね。一緒に探しましょうか?」
「そんな悪いですよ」
「大丈夫、まだ時間に余裕ありますし、それよりどこで無くしたか心当たりはありますか?」
「確か家を出る時に鍵を閉めて、そこのコンビニにで買いも·····っ!」
言いかけて気づく、もしかしたら会計の時ポケットからスマホを出す時に落ちてしまったのかもしれない。
「もしかしたら、そのコンビニで落としたのかも」
「なら、そこに行きましょうか」
「でも、そこまでしてもらうのは悪いですよ」
「大丈夫、そこのコンビニならそんなに時間もかからないだろうし、困った時はお互い様です」
「ありがとうございます、助かります」
そうして一緒にコンビニまで行き、無事に鍵を見つけることができた。
「改めてありがとうございます。あなたが声をかけてくれなかったら、焦っててコンビニが思いつかなかったかも知れなかったです。これ、良ければお礼に」
そう言って、さっき買ったお茶を渡す。
「そんなたいしたことはしてないですよ。お茶有難く頂きます」
「あの、1年の鳶沢と言います。あなたは?」
「同じ1年の狼谷だ、同じ学年なら敬語はなくていいかな?」
「うん、そうだね。俺もフランクに話させて貰うよ。よかったらこのまま一緒に学校まで行ってもいい?」
「ああ、かまわないよ」
そして他愛ない会話をしながら、学校へと向かった。
「今日はありがとう狼谷さん。すごく助かったよ、狼谷さんって優しいね」
「え?そんなこと言われたのは初めてだな、”クール”だとか”何考えてるか分からない”とかは多いが···」
「ううん、君は優しいよ」
「ありがとう、そう言って貰えて嬉しいよ、じゃあ私は部活に行くよ」
「あ、ごめん時間取らせちゃって、またね狼谷さん」
「またね、鳶沢くん」
そうして狼谷さんと別れて美化委員の活動で花壇の清掃をしていると、
「よぉ鳶沢!おはよう!」
「なんだ犬か、おはよう」
「束をつけろ束を」
「「おはよう、鳶沢くん」」
「おはよう和泉、式守」
「美化委員の仕事?朝から大変だね」
「そうでも無いよ好きでやってるから」
そんな話をしてると、どこからか飛んできたボールが和泉の方に·····
「和泉!危ねぇ!」
バン!
「大丈夫ですか和泉さん!怪我ないですか?」
「ありがとう式守さん平気だよ、式守さんの方こそ怪我ない?」
「はい、私は大丈夫です」
和泉の方に飛んできたボールは式守によって無事防がれた。
そして2人揃って顔を赤くしいらっしゃる·····早くくっついちまえよこいつら。
「んじゃ俺ら先教室行ってるぞ」
「おう、またあとでな」
「じゃあ頑張ってね鳶沢くん」
「先に行ってるね」
俺も作業を終わらしてお茶をもうとして思い出す。
朝お礼にお茶を渡したため飲み物がないのだ。
「教室行く前に、自販機寄ってくか」
狼谷さんside
練習が終わり着替えながら今朝の出来事を思い出して、頬が赤くなる。
優しいだなんて言って貰えたのは初めてなのだ。
「狼谷おつかれー」
「猫崎かお疲れ様」
「今日なんか嬉しそうじゃんなんかあった?」
「ああ少しね」
「よかったら今日の放課後オフだし一緒に遊ばない?」
「すまない猫崎、今日は急ぎの用事があるんだ。」
「そっか、じゃあまたね」
「またね」
本当は特に用事がある訳ではない。
彼女に誘ってもらえるのは嫌ではない。しかし、皆からの声や評判は私にとって多すぎる。
人の言葉に揺り動かされるのは疲れるんだ。
だから私は自分のことも、他人のことも考えるのをやめた。知る必要ないと思ったからだ。
「狼谷さんって優しいね。」
でも、彼にそう言って貰えた時は素直に嬉しかった。変かもしれないが、出会って1日も経ってない彼の事が少し気になるし、知ってもらいたいと思った。
「また会えるかな」
同じ学校に通っているのだ。また出会う機会もあるだろう。
そう思い、彼から貰ったお茶を飲んで教室へと足を運んだ。
鳶沢くん
今作の主人公
鍵を無くしてしまい、狼谷さんに助けて貰った。
和泉くん達と同じクラス。
狼谷さん
ヒロイン
鳶沢くんに優しいと言われ、彼のことが少し気になる。