かっこいいだけじゃない狼谷さん   作:わたあめぷりん

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どうもわたあめぷりんです。
申し訳ございません!今回からr-15タグをつけました。


第9巻 びしょ濡れだね

【大雨】

 

現在は6月、雨が多くなり、嫌な時期である。

 

「最近雨ばっかだな」

「梅雨だからね。鳶沢は雨は嫌いか?」

「嫌い、濡れるし、洗濯物は乾かないし」

「確かに濡れるのは嫌だね。髪もゴワゴワるし、毎日手入れが大変だよ」

「そうか?狼谷の髪綺麗だと思ってたけど、努力してるんだな」

 

女子って大変だな、髪の毛をセットするのにもとんでもなく時間がかかるのだろう。

 

「鳶沢はシャンプーとかは何を使ってるんだ?」

「い〇髪」

「レディース用を使っているのか?」

「ああ、ドラッグストアで安いからな」

「それでそんなにサラサラしているのか、羨ましいね」

 

自慢ではないが髪は綺麗な自信がある。しかし、失言だっただろうか?確かに髪を気にしている子の前で1番安いから適当なシャンプーを使っていて、髪が綺麗なら腹が経つだろう。

 

「悪い、そのなんかごめん」

「いや、気にしてないよ。髪質もあるだろうし·····」

「ありがとう。狼谷の髪、俺は好きだよ!」

「そう言って貰えて嬉しいよ」

 

そんな時、なんかヤバそうなトラックがこちらに向かって接近している。

あれは、うん·····避けれないな。

狼谷だけでも護らないと、

「狼谷やばい!」

「鳶沢危ない!」

 

バッシャーン!!

なんということでしょう。

お互いがお互いを護ろうてして、結局2人揃ってビシャビシャになってしまった

 

「その、ありがとう狼谷。びしょ濡れだな」

「私の方こそありがとう。鳶沢もビシャビシャだな」

 

そう言って笑い合う俺達、しかしこのまま狼谷を濡れたままにしておくのは如何なものだろう?

 

「良かったら俺ん家で乾かして行くか?すぐそこだし。それに今の狼谷目のやり場に困る。」

「ん?いいのか?お言葉に甘えるよ」

 

ん?って無自覚なのか·····とりあえず家によってもらって着替えて貰おう。

 

 

 

 

 

「おじゃまします」

「どうぞ〜」

 

家に狼谷をあげてから気づいた。

俺ん家俺しか居ないんだった。

 

「はいこれジャージとシャツ、ちょっと大きいかもしれないけど我慢して。あと下着はさすがに用意できないかな」

「ありがとう。借りるよ、サイズも大丈夫そうだ」

 

俺と狼谷は身長が近いので、多分大丈夫だろう。

それより狼谷の服を洗濯するのは緊張する。

 

「じゃあ脱いだ服そこのカゴに入れて置いて。洗濯としして、扇風機で乾かすよ。」

「扇風機で乾くものなのか?」

「生乾きするかもしれないから、もう一度洗濯した方がいいかもな。あと、シャワー使うか?」

「そこまでしてもらうのは悪いよ。それに君もシャワーを浴びた方がいい」

「俺は後でいいよ、洗濯とかしたいし」

「私の洗濯なら大丈夫だよ。風邪をひいたら大変だ」

 

この子折れないな。

 

「ここは俺の家なんだから、俺はもう大丈夫だけど狼谷は帰らないと行けないだろ?だから先入って欲しいかな」

「わかった。なら先に失礼するよ」

 

そう言ってシャワーを浴びに行く狼谷。

スカートとか洗濯するのは初めてだからちょっとドキドキする。

 

「アカン、俺変態じゃねーか!」

 

 

よし!何も考えずにさっさと洗濯してしまおう。

 

 

 

 

俺もシャワーを浴び終え、外を見てみるが、とんでもない量の雨が降っている。

携帯で確認してみると、警報も出てるじゃないか。

こんな中狼谷を外に出すのは危険だと思い、ある提案をする。

 

「すごい雨だな、泊まっていくか?」

「え!?/// 悪いよそこまでしてもらうのは·····それに恥ずかしい」

「なら、親に迎えに来てもらうこととか可能か?」

「少し聞いて見るよ」

 

プルルル♪ガチャ

 

『あなた今どこにいるの?すごい雨だけど大丈夫?』

「ああ、大丈夫だ。今は鳶沢の家にお邪魔させて貰ってるよ」

『鳶沢くんの家!?ちょっと代わって貰える?』

「え?、ああ本人に聞いてみるよ」

「聞こえてる、大丈夫だ」

 

お母様、俺の家だと聞いて何故そんなに興奮なされているのですか?

 

「もしもしお電話変わりました。鳶沢です」

『鳶沢くん、こんにちは。ありがとう、うちの子がお世話になって』

「いえいえ、とんでもない!それよりどうなされましたか?」

『ごめんね鳶沢くん、私も主人も今日はちょっと手が離せない用事ができちゃって、もし可能なら藍を泊めて貰うことってできるかしら?』

 

「え"っ?私はそんな事知らないのだけど·····」

 

狼谷も知らない用事となるとよっぽどの急用で本当に手が離せないのだろう。

狼谷を止めるのに不可能なんてものは無い!むしろ大歓迎だ!!快く受け入れよう。

 

「はい!僕は大丈夫です。藍さんをお預かり致します」

『ありがとう。助かるわ〜また今度お礼するわね』

「いえいえ、そんな!お構いなく!では失礼致します」

『はーい、失礼します』

 

ツー

 

お母様との会話が終わり、狼谷に携帯を返そうとしたところで切れてしまった。

よっぽど忙しかったのだろう。

 

「その、今日1日よろしくな狼谷」

「っ〜/// お願いします」

 

 

 

 

 

 

【お泊まり!】

 

狼谷とお泊まりすることになった、現在は晩御飯タイムだ。

 

「買い物とか行けずにあるもので作ったけど、味とかどう?変じゃない?」

「美味しいよ。ありがとう」

「狼谷ってなんでも美味しそうに食べるよな。好きな物とかは何?」

「悪いが特にないな。というか馬鹿舌なんだ。大抵のものはウマイ」

「へぇ〜そうだったのか」

「失礼だから誰にも言ったことはないけどね、鳶沢はラーメンだったよな?」

「うん、覚えててくれたんだ」

 

狼谷って馬鹿舌だったのか·····テレテレしながら言う狼谷も可愛い。

 

「なら今度は、あるもので作るんじゃなくて、飛びっきり美味いものを作るよ!」

「ああ、楽しみにしてるよ」

 

 

 

晩御飯を食べ終え、宿題をしたり、お菓子パーティ等をしたりして、そろそろ眠たくなってきた時にあることを思い出す。

 

「布団1個しかなかった」

「そうか、なら私は床でいいよ」

「いやいやいや、狼谷は布団で寝てくれ!と言うか寝てください!俺が床で寝るから!!」

「でも、急にお邪魔することになった上に、君を床で寝させるなんて·····」

「なら、一緒に寝る?///」

「っ!」

 

くそ!布団ぐらい用意しとけよ俺!もし友達とかが泊まりに来た時とかどうする気だったんだ!!

いや、男友達なら床で寝させるな。

俺も何度か経験あるし·····

 

「女の子、ましてや狼谷を床で寝させるなんてことは俺にはできないため、一緒に寝る提案をしただけであって決してやましい意味とかはない!ないんだ!!」

 

取り乱しすぎだ!これじゃ逆に怪しいじゃないか!!

 

「その、鳶沢がいいなら、いいかな?」

「はい、一緒に寝ましょう」

 

そうして電気を消し、布団に入るが·····

 

「ドキドキするな」

「そ、そうだね」

「一緒に寝るのなんて初めてだな。手繋がないか?」

「いいけど、どうしてだ?」

「なんか、落ち着く」

 

一緒の布団にいるが、手を繋ぐことでいつもみたいなことになって落ち着くのではと思う。

 

「ああ、やっぱり落ち着く。狼谷の手」

「その発言だけだと変態みたいだな」

「失礼な!変態じゃないぞ·····多分」

「その間はなんだ·····?」

 

仕方ないじゃない!俺だって健全な男子高校生!興味がない訳ないじゃない!!!でも狼谷とはまだ早いし、今はできる物を持ってはいない。

それに責任を取れるようになってからの方がいい。

 

「君の考えていることは何となく分かるよ。ありがとう」

「えっ!分かるの!?」

「鳶沢はやっぱり優しいよ。そんな君だから私は好きなんだ」

「そんな!狼谷の方が優しいよ!!でも、そのありがとう。」

「ZZZ」

 

狼谷は寝てしまっていた。

寝るの早くない?俺、まだドキドキしてるけど眠れるかな?

 

「おやすみ狼谷、大好きだよ」

 

そう言って俺も頑張って寝るのであった。

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