かっこいいだけじゃない狼谷さん   作:わたあめぷりん

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第10巻 皆で楽しもう!

【男子会】

 

「みっちょ〜ん!!ごめんおまたせ〜!!」

「すまない遅くなった」

 

そう言って式守を迎えにくる狼谷と猫崎と八満。

彼女達は今日は女子会をするとのことらしい。

 

ならば俺達も、やるしかないよな。

 

「さて、俺達も準備するか!和泉!!」

「うん、楽しみだね!鳶沢くん」

「犬束はもうちょいかかるだろし、お菓子でも買いに行くか」

 

そう、今日は女子達は女子会をするのだ。

ならばと俺達と男子会をすることになった。

 

「お菓子何買おか?」

「犬束はぶどうが好きだったし、ぶどう味のグミも買っとくか、俺はポテチは欲しいかな」

 

 

買い物が終わって、犬束を拾い和泉宅へと向かう。

 

 

 

 

「よぉしお前ら!風呂入った!飯も食った!お菓子もジュースも準備OKだ!遊ぶぞ!!」

 

「「「男子会だー!!」」」

 

さあ始まりました!第1回男子会!!

ずっとこの日を待っていた!

嘘です、唐突に決まりました。

 

「そういや、狼谷と付き合って1年か、早いなぁ」

「お!ノロケか?」

「ふふん、良いだろう狼谷と1年なんだぜ。へへへ」

「笑い方がキメーよ!」

「んだと!このわんころ!!」

 

 

ぐぬぬと睨み合う俺と犬束、そんな時和泉がストップをかける。

 

「ちょっと2人とも喧嘩しちゃダメだよ!」

 

和泉の言う通りだ。

今日はせっかくのお泊まり会である。

喧嘩なんてしている時間がもったいない。

 

「そういや式守って、いつも和泉には敬語で話すけど何か理由ってるのか?」

「あ、俺も気になる!!」

「うーん?特に聞いた事ないから分からないかな?」

「そっか、まあいいや」

「いや!いいのかよ!!」

 

何を言っているのだ?この犬は、知らないのに聞いても分からないだろう。

 

「知らないのに聞いても、知らんものは知らんだろうよ。そんなに気になるなら、式守に聞けよ」

「いや、式守に聞くのが怖い」

「そういやお前、ことあることに睨まれてるよな?なんかしたの?」

「いや、なんもしてねーよ。⋯⋯多分?」

「なんだよその間は?その事も本人に直接聞けば解決するんじゃねーか?和泉は何か心当たりないのか?」

「うーん?特にないかな?あ、でも!式守さん犬束くんのこといい人だって言ってたよ!!だから嫌われてるなんてことはないと思うけど⋯」

 

まあ、そのうち原因が分かるだろう。

それよりもだ・・・

 

「なあ、ロシアンたこ焼きスナック誰が食うよ?」

「げっ、誰だよこんなの選んだの!?」

 

 

俺は犯人を指指す。

 

「え!?そんなに変かな?面白そうだったからつい」

 

お前は自分の体質を知らないのか! ?

しかし誰も食べなきゃ、和泉がしょんぼりして1人食べるだろう。

何としても和泉にハズレを引かす訳には行かない、何が起きるか分からん!

 

「よし、ちょうど3つだし皆で1つずつ食べようぜ!」

「マジかよ!俺嫌な予感しかしねーんだけど・・・」

「大丈夫、大丈夫!和泉最初に選んでくれ」

「え、うん。じゃあこれにしよかな」

「次犬束選べ」

「じゃあ俺はこれだな!」

 

よし、今だ!

「あー!!あんなところに式守が鬼の形相で犬束の事を睨んでる!!」

「え!?和泉の家に泊まるのってそんなにマズかったか!!?」

「え、式守さん!?」

 

こいつらバカだ!だが今が絶好のチャンス!

今のうちに和泉と犬束のたこ焼きスナックを入れ替える。

 

「嘘だよ、いるわけねぇだろ。女子は女子会中だよ」

「ちょっ!おまっ!心臓にわりーよ!!!」

「式守さんいないのか⋯」

 

和泉よすまない、そこまで落ち込むとは思っていなかった。

確かに俺も狼谷がいると言われていなかったら、ヘコむ

 

「さて、お前らたこ焼きは行き渡ったな!せーので食うぞ、せーのっ!!!」

 

パク

 

「ぎょえーーーーー」

「よし、俺当たり!」

「僕も当たりだよ。大丈夫?鳶沢くん」

 

大丈夫じゃないです。

めちゃくちゃ辛いよ・・・

 

 

 

「おかしい、和泉がハズレを引くと思って2人のやつをすり替えたのに・・・意味なかった・・・」

「お前あの時そんな事してたのかよ」

「考えて見ろよ犬束、和泉がハズレを引くと何が起きるか分からんだろうよ・・・」

「確かに・・・いや!なら自分のとすり替えろよ!!」

「俺のとすり替えたら和泉がハズレを引いてたぞ、結果オーライって事にしといてくれ」

「僕がハズレを引くとそんなに怖いことがおきるの!?」

 

結果オーライなのか?なのですか?

くそぅ、今日はもう寝よう。

 

「そろそろ夜も遅いし寝るか」

「おう!そうだな!おやすみ!和泉!鳶沢!」

「おやすみ、犬束くん、鳶沢くん」

「ああ、おやすみ」

 

 

 

 

 

【星を見に行こう!】

 

「狼谷、今度の日曜日って暇か?」

「ああ、空いているよ」

「プラネタリウムに行かないか?」

「いいよ」

 

よっしゃ!なんで急にプラネタリウムかって?

和泉達に教えて貰い、期間限定でカップルシートが無料だそうだ。

 

「狼谷はプラネタリウムって行ったことある?」

「私はないね。鳶沢は?」

「俺もないかな、なら初プラネタリウムだな」

 

プラネタリウムってどんな所なのかな?と、今から楽しみになる。

 

 

 

 

「プラネタリウムってすごいな、シートがフカフカでいい匂いがする」

「そうだな。初めて来てみたがいいとこだね」

 

俺と狼谷が初めてプラネタリウムに来た感想はいい所だなである。

静かな雰囲気だし、景色は綺麗だし、シートもフカフカだ。

「こうして星を見ているといつか綺麗な星空を見に行きたくなるね」

「いつか行こう!一緒に綺麗な星空を見に!」

 

俺は狼谷に一緒に見に行こうと提案する。

2人で見られる満点の星空はとても綺麗だろう。

 

「ああ、いつかまた一緒に行こう」

 

 

 

 

 

 

【川か海】

 

日陰って涼しいなぁ〜

俺は特に暑いのが苦手な訳じゃないが、わざわざ暑いとこに体を晒すのもどうかと思い、和泉と日陰にいる。

 

「鳶沢、和泉こっち来いよ〜!!夏休みどこ行って遊ぶか決めよーぜ!!」

「「今行く〜」」

お呼び出しがかかり、日陰からさよならする。

あぁ暑い・・・

 

そんな時

 

 

「にゃん!」

「わ、ひゃっ・・・何!?」

 

和泉よビックリしすぎだ。

俺も変な声でちまったよ

 

「ビックりしました?ちゃんと水分摂ってくださいね和泉さん」

「鳶沢もだ。今日あまり水分摂ってないだろ?」

「ありがとう狼谷(式守さん)」

 

狼谷と式守は優しいなぁ

 

 

「入れてやるよ」

「あっ、ありがとう」

 

八満も優しいなぁ

 

「いいの〜」

「ハチミツだもん」

「で、どこ行く?」

「ハイ!!アタシ海行きたい!!」

 

「持つよ」

「気が利くな」

 

和泉も優しいなぁ

 

 

「ん?どうかしたのか鳶沢」

「なんでもない。狼谷を含めて皆優しい子だなぁって思ってた。」

「なんだそれは?」

「いや、気にしないでくれ」

 

特に意味がある訳ではないが改めて思う。

俺の周りの人達は皆が皆優しい人達だと

あ、ごめん犬束、猫崎、俺の心にお前達の名前出てなかったな。

でも、2人も優しいよ

 

「海・・・!!」

「テンション高ぇな」

 

式守って海好きなのか、しかし和泉は川の方が好きそうだし、八満や和泉は比較的涼しい川の方が良いだろうと思い提案する。

 

「川の方が良くねえか?和泉や八満は涼しいところの方が楽しいだろし」

「あ〜川もアリ!」

「待っ・・・待って!海に行きたいなら変に気を使わないで・・・」

「気なんか使うかよ、皆で楽しめるトコ行った方楽しいから話し合ってんだろ」

「そーだそーだ」

 

ほら、犬束と猫崎も優しい。

 

「だってよ、和泉はどこ行きたい?」

「ぼ・・・僕は・・・僕も・・・川がいいかな」

「狼谷も大丈夫?」

「ああ、構わないよ。でも・・・川にもキケンは多いんじゃないかな」

 

狼谷の一言で思い出す。

 

「「忘れてた・・・!!」」

 

完璧に忘れていた。

川は川で危険なことが沢山あるんだった。

 

「大丈夫、私がついてる」

 

ヒュー、イケメンだな式守

 

「カッコイイ〜みっちょ〜ん」

「かっこいいな式守」

「怒りますよ〜」

 

かわいいなぁ照れてらっしゃる。

あ、でも俺の中では狼谷が1番かわいいぞ

 

「八満も大丈夫か?」

「誰かん家でゴロゴロしたい、クーラーガンガンで」

「お、それもいいな、ならコテージとか借りて皆でキャンプとかはどうだ?」

「お!イイネ〜!!みんなは!?」

 

猫崎が皆に聞き、皆大丈夫だと答える。

 

「今年の夏は楽しくなりそうだな」

「ああ、そうだね。君と出会ってから、毎日楽しいよ」

「それは良かったよ!これからも楽しもうな!狼谷!」

 

今年の夏は今までで1番楽しい夏になるかもしれない。

いや、楽しい夏にしてみせる!!

 

 

 

 

 

 




どうもわたあめぷりんです。
今回は狼谷さん成分が少なめなのと、プラネタリウム回はかなり短くなってしまいましたがご了承ください。
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