かっこいいだけじゃない狼谷さん   作:わたあめぷりん

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第12巻 夏休み!

【BBQ!】

 

ついに夏休み、今年の夏は楽しむぞ!

「鳶沢!早く行こう!」

「ああ、待ってくれ!」

 

駅から歩くこと数分後・・・

 

『川だ〜!』

「和泉がいてこの天気は奇跡だな!!なぁ和泉!!」

「ひでぇな」

「ホントに・・・てるてる坊主たくさん作って良かった」

「小学生みたい!」

 

さて、まず最初にすることと言えば

 

「飯だーー!!!」

「とにかくBBQしようぜ」

「朝から何も食べてないからね・・・!」

 

「獣だ・・・」

 

失礼だぞ和泉よ

 

 

 

「材料も機材も全部揃ってるし、皆で分担しよっか」

「そうだな」

「よしきた」

「人参って難しいですね・・・!!」

 

「「ギャーーー!!」」

 

何やってんだ?この2人は!

 

「「なんっっでその実力で率先して包丁を手に取った!!」」

「今ならいけると思って」

 

「などと供述しており」

「ヤメロ」

 

「俺達でやるから2人は待機!! 」

 

 

よし、俺達でやるか!と思った時にもっとヤバそうなのが・・・

 

「じゃあぼくが」

「待て!和泉ぃ!!早まるな!!!」

 

よせ!よすんだ和泉!!!今なら間に合うと思ったが、てきぱきと作業をこなしているではないか。

「料理できたのか?」

「ウン、親の手伝いするから・・・多分大体の物は作れるよ」

「すげぇな!また今度教えてくれ!!」

「私も教えて欲しいな」

「うん!いいよ!!」

 

やった!!今度3人でご飯でも作って見るか、

 

「わっ・・・私たちお荷物ですよ!!」

「いいんじゃね?腹減って何も考えられん。つーか和泉女なら恐ろしくモテただろうな」

「変なこと言わないでください。狙ってるんですか?」

 

また犬束が式守に対抗意識を向けられている。

が、もうすぐ準備ができる。

 

「お前ら〜!そろそろ準備できるぞ」

 

 

 

「は〜食べた、食べた」

「あの2人はまだ食ってるぞ」

「成長期コワ〜なんか甘いの食べたくない?」

「ハイ、持ってきたお菓子でスモア作ってみたよ」

 

和泉なんか凄そうなものを用意する。

俺もこれ食ったら貰おう。

 

そのスモアを食べた式守が、毎日食べたいとか言いだし、小悪魔になった。

 

 

 

「片付け終わったぞ」

「おっ・・・じゃあ!川行こ〜!」

 

そう言って走り出す猫崎達

 

「俺達も行こーぜ狼谷!!」

「ああ、そうだね」

 

 

 

 

 

【川!】

 

「冷たくて気持ちいいな〜」

「そうだね、でもよかったのか?水着持ってこなくて・・・あの時すごく反応していたから、もしかしたら泳ぎたかったんじゃないかと思って」

「あの時?」

 

あの時・・・あの時・・・ああ!猫崎に気持ち悪いって言われた時か

 

「いや、あれは俺が着たかったんじゃなくて、狼谷の水着を見られるかもって思って・・・」

「そうだったのか・・・また機会があったら着てみるよ・・・///」

「お、おう、楽しみにしてます」

 

狼谷の水着が・・・あぁ絶対似合うだろうな〜

そんな事を思ってた時・・・

 

バシャーン

 

「ギャーーー!悪い!狼谷!!鳶沢!!」

 

犬束によって大量の水をかけられた。

 

「犬束よ・・・あの豆まきの時から何にも反省していないようだな、今度こそここの川の水全部飲ましてやる!」

「ギョエエ!!!!よせ!早まるな!!話せばわかっ!!」

 

犬束よ君は良い友人だったよ・・・

 

「ゴボボボ」

 

 

 

 

 

(和泉くん視点)

「狼谷さんは泳がなくていいの?」

「和泉君か、君こそ式守さんと一緒に泳がないのか?」

「僕はいいよ・・・ってあの子流されてる!」

「和泉君は皆を呼んできてくれ!!」

「えっ!!狼谷さん!!!」

 

そう言うと狼谷さんは川に飛び込んでしまった!速く助けを呼ばないと!!!

 

 

 

 

「皆大変だ!狼谷さんが!!!」

 

 

 

(和泉くん視点終了)

 

「ごへっ!もう無理!!勘弁してください!!」

「分かればよろしい。次同じようなことがあればこれの倍キツイのくれてやる」

 

俺が犬束に制裁を加えていた時だった。

 

「皆大変だ!狼谷さんが!!!」

「狼谷がどうした!?落ち着いて話せ!!」

 

和泉の慌てようが異常だったので1度宥めてから話を聞くと、狼谷が流されている子を助けるために川に飛び込んだとの事だ。

 

「場所は!?」

「あそこだよ!!付いてきて!!」

 

 

 

狼谷はどこだ!?

 

「あ"っアレじゃね!?」

 

ナイスだ犬束!しかし狼谷は溺れ、子どもはまだ流されている。

助けようと川に飛び込んだ時、式守も一緒に飛び込んでくれた。

 

「式守!子どもを頼む!俺は狼谷を!!」

「うん!!」

 

 

 

 

(狼谷さん視点)

 

私は和泉君に皆を呼んでくるように頼み、流されている子を助けている最中だ。

 

「よし、もう大丈夫だよ」

「ピーーーッ!」

 

そんなに暴れられると危ない

 

「こ、こら暴れないで!お母さんの所に戻ろうね」

 

流れの緩やかな所まで来れた。

この子は絶対無事に送り届けようと思った時に

「っ!!」

 

(足をつってしまったのか!?あれ、ダメだこれはマズい!息ができない・・・ごめんね鳶沢・・・)

 

「安・・せ・!・う・・る!!」

 

(鳶沢・・・)

 

 

 

(狼谷さん視点終了)

 

「安心せえ!もういける!!」

 

俺は普段使わないようにしている関西弁を忘れるくらいに焦っていた。

狼谷を絶対に助ける!!

そのことだけしか頭にはなかった。

 

「大丈夫!!大丈夫やからな!!もうちょっと!頑張れ!!」

 

 

 

無事に狼谷を助けることに成功した俺は狼谷を抱きしめる。

 

「大丈夫か!?しんどいとこないか!?」

「ゴホッゴホッ、ハァハァ、ありがとう、大丈夫だよ鳶沢・・・」

「良かった、良かったよ」

 

そうだ式守は!?

 

「式守は!?」

「式守と子どもは無事だ!!お前達も大丈夫か!?」

 

犬束にそう言われ狼谷の方を見ると咳が止まっていないが、今のところは大丈夫そうだ。

 

「俺達の方も大丈夫だ!」

「わかった!!皆に伝えてくる!!」

「頼む!」

 

良かった、事なきを得て本当に良かった。

 

「狼谷、良かったよ無事で・・・」

「ありがとう、でも怒らないのか?」

「怒る?なんでだ?」

「その・・・皆に心配かけてしまったし、君も危険な目に合わせてしまった・・・」

 

・・・・・・

 

「俺は怒らないよ、狼谷は和泉に助けを呼ぶように言ってたろ?だから俺や式守や皆もちゃんと来れたし、俺は狼谷の咄嗟に助けに行ける優しさが好きだからな」

「そうか、ありがとう。でも本当に済まなかった」

 

「謝るなら俺じゃなくて皆に謝ってくれ。俺はすごいカッコよかったと思うよ。・・・式守は怖そうだな」

「そう言ってもらえて嬉しいよ、式守さんか・・・腹を括っておくよ」

 

 

 

 

しばらくして皆と合流した。

 

「どうして、無茶をするの!?」

「すまない」

「でも、狼谷さんが咄嗟に飛び込んでいなかったら、あの子は大変な事になってたかも・・・だからすごいよ!狼谷さん!!」

「ありがとう式守さん」

 

式守はかなり怒っていたが、子どもを助けに行った事もしっかりと褒めていた。

 

「よかった無事でー!!」

「ケガしてたら言えよ」

「川ナメめたら死ぬぞ!」

 

やっぱり皆良い奴だな、俺達のことをここまで心配してくれて。

「ありがとう皆、私は大丈夫だよ。それとすまなかった」

 

狼谷がお礼と謝罪をしていると、子どものお母さんと思わしき人がやって来た。

 

「スミマセン、スミマセン」

「ありがとう〜」

 

「いえ、私の方こそ怖い思いをさせてしまってごめんね」

「・・・ううん、かっこよかったよお姉ちゃん達!」

 

チュッ

 

式守と狼谷にキスをする女の子・・・

 

「「あわわわわわ、」」

「よーし!遊び直そ!」

 

狼谷がチュウされてた!狼谷が!!狼谷が!!!

 

「元気だしなって!2人とも!相手はキッズな上に女の子だよ」

 

しゅん

 

 

 

 

「私も濡れてしまったし、泳ぐか」

 

狼谷が泳ぐだと!?なら俺も!!

 

「俺も濡れたし泳ぐぞ!!」

「お前ら打たれ強いな・・・」




どうもわたあめぷりです。
更新が遅くなり、申し訳ございません
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