かっこいいだけじゃない狼谷さん   作:わたあめぷりん

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第15巻 いざ、大阪へ

【どうしよ】

 

母から電話が来て、大阪に狼谷を連れて帰っ来て欲しいとの事だ。

 

「まずい事になった」

「どうしたんだ?」

「お母さんが狼谷を連れて大阪に来て欲しいみたい」

「そうか・・・って!えぇー!!」

 

なんか前にもこんなことがあった気がする。

って、今はそれどころではない。

 

「どうする?もし無理なら断るけど」

「いや、大丈夫だ。だが、急だな・・・」

「急で悪いな、なら今からお母さんに連絡するよ」

「わかった」

「あっ、そうだいつがいい?」

「いつでも大丈夫だ」

「OK」

 

母に電話をかけるとすぐに出た。

 

 

「はい、どうしたん?」

「どうしたんって、お母さんが今かけて来て、彼女連れて来い言うたんやろ」

「ああ〜そのこと?早いな、どうやったん?」

「行けるってよ」

「ほんま!?いつにしよか?」

「いつでもいいよ」

「来週とかは大丈夫か?」

「今隣にいるから聞いてみる」

 

そう言って狼谷に聞いてみると大丈夫だそうだ。

 

「大丈夫みたい」

「そーか、ほな待ってるで」

 

ツー

 

そう言って電話を切る母。

だから切るのはえーよ

 

「本当に悪いな急で・・・」

「大丈夫だ、だが緊張するな・・・」

「狼谷もやっぱり緊張するんだ?」

「それはするだろう。好きな人の家に行くんだから、鳶沢だって緊張しただろう?」

「ああ、そうだな。確かにするな」

 

そりゃそうか、俺だって狼谷の家に行く時はかなり緊張したし、狼谷もするだろう。

でも、来週かぁ・・・もうすぐだな。

 

「せっかく大阪に行くんだし、どっかで遊ぶか・・・なにか行きたい所とかある?」

「行ったことがないから、あまり分からないね。なにかオススメはあるかな?」

「オススメかぁ・・・あっそうだ!海遊館とかはどうだろう?」

「海遊館か、いいね」

「よし、じゃあとりあえず海遊館に行こうか」

 

狼谷と大阪を回るのか、楽しみだなぁ

 

 

 

 

 

【いざ、大阪へ】

 

あれから1週間が経ち、狼谷と大阪へ向かう日がやってきた。

母が予約したのは新幹線ではなく、夜行バスなので、今から行って、着くのは明日の朝だろう。

 

狼谷の家まで迎えに行くと、ご両親が夜も遅いとので、車でバスターミナルまで送って頂けた。

 

「では藍さんをお借りします」

「ええ、鳶沢くんが一緒なら安心だわ」

「2人とも、気をつけてな」

「ああ、行ってきます」

「はい!送って頂き、ありがとうございます!」

 

 

 

 

「ちょっと早いけど待合室で待ってるか?」

「そうだね。夜も遅いしその方がいいだろう」

「そういえば、鳶沢の御家族はクッキーは食べられるかな?」

「うん、なんでも好きだよ。あまり気にしなくてもいいのに・・・」

「そういう訳にはいかないさ。交通費まで出して頂いているからね」

 

そりゃそうか・・・気にしない方が難しいな

 

 

 

「えっと、ここから乗って、降りるのはプラザモータープールか・・・」

「プラザモータープール?プールの近くなのか?」

「いや、モータープールって大阪じゃ駐車場の事を言うんだ、でプラザモータープールって言う所が降りる場所」

「へぇそうなのか」

「うん、停車地が京都とか難波とかあるから、降り間違えないようにしないとって思って」

 

そうか、こっちではモータープールって言わないのか

 

「京都かぁ、京都も行ってみたいね」

「京都は修学旅行で行くし、それまでの楽しみに取っておくのはどうだ?」

「そうだね。それまでの楽しみにしておくよ」

 

あ、でもせっかく大阪まで行くんだし神戸の方に行ってみるのもアリかもしれない。

 

「時間があったら神戸の方とかも行ってみるか?」

「いいね。神戸なら中華街の方に行ってみたかな」

「OK」

 

中華街か、久しぶりに行くな。

昔はよく友達と一緒に行っていたし、案内は大丈夫だろう。

 

「鳶沢は大阪にいた時は、よく神戸の方に行ったのかな?」

「うん、電車ですぐに行けるからね。よく友達とご飯とかを食べに行ったよ」

 

そんな話をしている時、俺達の乗る予定のバスが到着した。

 

プルルル

 

「すまないちょっと待ってくれ」

「ああ」

 

狼谷の携帯が鳴り、おそらくお母様と思われし方の声がする。

 

「鳶沢、代わって欲しいみたいだ」

「わかった」

 

「もしもし鳶沢です」

「こんばんは鳶沢くん。そろそろ出発の時間かな?」

「はい、そろそろです」

「そう〜2人とも気をつけてね」

「はい、ありがとうございます!気をつけます!では藍さんに代わりますね」

 

そう言って狼谷にスマホを返す。

 

その後しばらくして搭乗受付が開始され俺達はバスへと乗り込む。

 

「夜行バスは初めて乗るから緊張するよ」

「そうなんだ、ちょっとおしりが痛くなるけど、まあ悪くはないよ」

「そうか、でもやっぱり緊張するよ」

「そりゃそうだよな。遠方に行くのと、俺の親に挨拶するの ダブルセットだもんな」

「でも、とっても楽しみだよ」

「良かった、一緒に楽しもうな狼谷」

「ああ!」

明日には大阪か、俺も両親に狼谷を合わせるのはなんか緊張するけど、やっぱり楽しみだ。




どうも、わたあめぷりんです。
ちょっとこれからリアルが忙しくなり、次に更新できるのが来週になりそうです。
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