【映画館デート2】
席に着き、映画の上映まで狼谷とPV映像を見ていた。
「初代のガ〇ダムってリメイクするんだ、しかもクク〇ス・ド〇ンの島とは」
「初代のガ〇ダムは結構古い作品じゃないか?知っているのか?」
「親が好きで、小さい頃から一緒に見てたんだ。そのせいで俺も大好きな作品になったんだ」
そんな話をしていると、次第に部屋が暗くなり始める。
顔面パトランプさんと顔面カメラさんの逮捕劇が終わり、いよいよ上映が始まった。
(ホラーか、久しぶりに見るけど大丈夫かな?)
·····結論めっちゃ怖い。
(狼谷大丈夫かな?)
ふと狼谷に目をやると、狼谷も怖そうにしている。
俺は、そっと狼谷に手を添える。
すると狼谷は安心した表情になった。
(やだ、かわいい)
映画が終わり俺達はショッピングモールを周っていた。
「いや〜怖かったな、でもストーリーも良くて面白かったよ。選んでくれてありがとう」
「私の方こそ今日は誘ってくれてありがとう」
「俺の方こそ一緒に来られて良かったよ。良かったらこのままお昼も一緒にどうだ?行ってみたいお店があるんだ。」
「ああ、いいよ」
「やった!じゃあ行こか」
そう言って俺が選んだ店はかわいい系の喫茶店だ。
前々から気になっていたが、男1人だと入りにくく、狼谷が着いてきてくれて良かった。
「鳶沢は何にするんだ?」
「チョコレートパフェセット」
「即答だな·····」
「ずっと気になってて、狼谷は?」
「私は、サンドイッチセットのにしよう。」
「なら注文しよか」
各自注文を終え、店員さんが先にコーヒーを運んできてくれる。
「パフェをお昼ご飯に食べるとは、鳶沢は甘いものが好きなのか?」
「好きだな。あ、でもチョコミントは苦手だな」
「あれは好き嫌いが別れるからな。なら1番好きな食べ物はなんだ?」
「ラーメンかな」
「意外だな。鳶沢がラーメンを食べているところなんて見たことがないよ」
「まあ学校でラーメンは食べないからな、カップラーメンを作ろうにもお湯がないし」
そんな感じで好きな食べ物の話をしていると店員さんがパフェとサンドイッチを運んでくる。
しかし狼谷のところにパフェ、俺のところにサンドイッチが置かれる。
「なあ狼谷、男がスイーツ頼むのって変かな?」
「そんな事はないさ、好きな物に男も女も気にする必要ないさ」
そう言った狼谷はすごくカッコよかった。
(やっぱり狼谷は優しい子だな)
お昼を食べ終えた俺達は帰路につき、お別れの時間がやってくる。
「今日はありがとう、すっごく楽しかったよ」
「私の方こそ誰かと遊びに行くなんて久々だったからな。すごく楽しかったよ、ありがとう鳶沢」
「じゃあまたね、狼谷」
「ああ、またね鳶沢」
【クリスマス!】
もうすぐクリスマスだ、街はすっかりとクリスマスムードへと包まれている。
「なあ狼谷、クリスマスは暇か?」
「イブかクリスマス当日のどちらかは家族と過ごしたいかな」
「ならクリスマスの当日は一緒に過ごさないか?」
「ああ、いいよ」
「やった!近くでイルミネーションショーがあるんだ、そこに行かないか?」
「あぁ、いいよ」
クリスマスは狼谷と過ごすことになった。
初めてのクリスマスデートはすごく楽しみだ、当日が待ち遠しい。
そうして日は流れクリスマス当日
「狼谷、狼谷、すごいぞ、街がキラキラだ!」
『イルミネーションショースタートです!』
そのアナウンスが流れショーが始まる。
「見て見て、狼谷!うさぎさんだ!うさぎさんがいる、あっちにはサンタさんだ!あ、トナカイさんも」
「楽しそうだね鳶沢」
「イルミネーションって昔家族と見に行ったとき以来だからな!ってごめん!一人ではしゃぎすぎた」
「構わないよ、鳶沢が楽しそうにしているところを見ると私も楽しいよ」
やってしまった。
一人ではしゃぎすぎた、悪いことをしたと思い狼谷の方を見ると、彼女は手袋をしていなかった。
(こんな事に気づけないなんて、何してんだよ俺は)
「ほら、これ使って」
そう言って俺が使っていた手袋を差し出す。
「大丈夫さ鳶沢が寒いだろ?」
「なら片方の手に着けて、両手どちらでも使えるやつだから、もう片手は手をつなごう」
「ありがとう、そうさせてもらうよ」
イルミネーションが終わり、まだ余興に浸っている俺達は、なかなかその場から動かなかった。
「すごくきれかったな」
「ああ、一緒に見られて良かったよ。鳶沢のかわいいところも見られたしね」
かわいいところ?
あれか!一人ではしゃぎすぎていたところか!?
「その·····ごめん一人ではしゃぎすぎてた」
「構わないよ。さっきも言ったけが、君が楽しんでいるとこを見ていると私も楽しいんだ」
「ありがとう」
そう言って貰えて安心する。
「じゃあ行っこか」
「ああ、そうだね」
もう夜も遅いそろそろ帰らないとな·····
「そういえばしばらく会えないのか·····寂しいな」
「ああ、そうか鳶沢は冬休み地元に帰るのか·····」
俺は明日から実家に帰るのだ。
帰ってくるのは正月明けになるだろう。
そんな話をしていると、お別れの場所まであっという間着いてしまった。
「鳶沢今日はありがとう、一緒に過ごせて楽しかったよ、体には気をつけて」
「俺こそありがとう、狼谷も気をつけて」
"またね"と別れの言葉を言わなければ行けないのに、声がでない。
(しばらく会えないのか寂しいな、もう少し一緒にいたいな)
そう思っていると狼谷が俺に抱き着いてこう言った。
「ずっと会えない訳じゃないさ、また帰ってきた時にでも、初詣に行こう。待ってるよ」
「ああ、ありがとう。一緒に行こう」
そのまま数分が過ぎ、今度こそ別れの時間がやってくる。
「「じゃあまたね」」
お互いに寂しいが、狼谷の言っていた通りずっと会えない訳じゃない。
それに地元にいる家族や親戚、友人達と久しぶりに会うのだ、ちゃんと楽しんで来よう。
どうもわたあめぷりんです。
この作品に思うところや、改善した方が良いところがあれば、是非ともご意見を頂きたいです。