かっこいいだけじゃない狼谷さん   作:わたあめぷりん

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第5巻 怒ると怖いよ鳶沢くん

【豆まき】

 

今日は狼谷が部活がオフになったとの事なので一緒に帰ろうとしていたが、教室に忘れ物をしてしまったので一緒に取りに行っている。

 

「悪い付き添わせちゃって」

「構わないよ。それよりなんだか騒がしくないか?」

「どうせ、俺のクラスの馬鹿な連中が騒いでるだけだよ」

 

そう言って教室の扉を開いた。

 

「鬼はー外ォー、アァァァー!!、うわー!!無事か狼谷さん!!!」

「大丈夫か!?狼谷ぁぁ!!、おいコラ!!駄犬何してくれるんだ!!ア"ァ」

「悪い!!悪気はなかったんだ!?」

「大丈夫?狼谷さん?何があったの?」

 

そこに和泉と式守が現れる。

 

「そこの駄犬が狼谷を襲ったんだ!!」

「い、犬束くん!?それは酷いよ!!!」

「犬束くん、そんな人だとは思いませんでした·····」

「待て!違っ!!お前らもドン引きしてないで説明してくれ!!」

 

何が違うのか?狼谷にこんなことしてタダで済むと思っているのか?この駄犬は?

 

すると狼谷が口を開く

 

「私は大丈夫だ!落ち着け鳶沢!あることないことを広めるな!」

「本当に大丈夫か?よかったな駄犬、今日のとこは狼谷に免じて許してやる」

「ありがとうございますっ!あと、駄犬はやめて!!」

「それよりこれは大豆か?」

「ああ、放課後の教室ですることと言えば豆まきだろう?和泉と鳶沢もやろうぜ!!」

「どこの常識?」

 

訳の分からんことを言う犬束達、本当にどこの常識の話をしているのだろうか?

 

「バカだなアイツら」

「狼谷とみっちょんはこっち」

「「えっ·····」」

 

俺達はやるとは言っていないのだが狼谷と式守は猫崎によって連れてかれてしまった。

仕方がない少し付き合うか

 

「教室こんだけ汚したら絶対怒られるよ·····」

「覚悟の上だ」

 

そうか怒られる覚悟は出来ていたのか、なら犬束よその覚悟、試させてもらおう。

 

 

 

「よし、和泉!そのまま抑えてろ!」

「離せ!和泉!!このままじゃ俺死ぬ!!鳶沢に殺られる!!!」

「ごめん犬束くん!!今離すと後で僕が殺されるよ!」

「犬束、君は良い友人だったが、君が狼谷に豆をぶつけたのがいけないのだよ」

「ギャアァァァー」

「よしまだ抑えてろ、今度はこの部屋にある豆を全部食わせるぞ!!これで掃除も完了だ!」

 

すると狼谷が俺に豆を投げてくる。

 

「やりすぎだ、その辺で勘弁してやれ、今の鳶沢は、鬼の様だぞ」

「おっと、怒りで我を忘れていたよ、ありがとう。さっきは本当に怪我とかしなかったか?」

「私は本当に大丈夫だから、それより鳶沢もかなり豆が当たっていたが大丈夫か?」

「ああ、俺は大丈夫だよ」

 

 

 

 

「おや、あんなところに鬼が2匹豆投げようぜ」

「やめとけ、犬束みたいになるぞ·····」

 

 

 

 

 

 

【お花見!】

 

「綺麗だなぁ」

「·····」

「はしまき食べるか?」

「·····ん」

 

ヂュン

 

「あっつ!」

「人の話をちゃんと聞かなった罰だ、どうしたんだ今日は?」

 

今、狼谷とお花見に来ている。

しかし、俺には気がかりなことがあった。

 

「俺達、付き合ってそろそろだが、遊びに行くときにいつも俺の行きたい所ばっかで、狼谷の好きな所あんまり行けてないなって、それに狼谷は静かな感じが好きだろ?遊びに行く所に騒がしい場所が多かったかな?って」

 

「なんだそんなことか、私は鳶沢のおかげで色んな場所に連れて行って貰えて嬉しいよ、誰かとこんなにも遊ぶのなんて、初めてだからね。それに君がいたからこそ、感じたものを大切にしようと思えるようになったんだ。だからありがとう鳶沢。私は毎日楽しいよ」

「そうか、俺の方こそありがとな。一緒にいてくれて」

 

狼谷がそう思っていてくれて嬉しい。

俺の好きな所ばかり行っていた気がするから、狼谷を疲れさせているのかずっと気になっていた。

 

 

 

その後大通りから移動して、レジャーシートを広げてゆっくり花見をしていた時、狼谷が弁当を用意する。

 

「実は·····弁当を作って来たんだ。よかったらどうかな?」

「本当に!嬉しいよ!いただきます!!」

 

狼谷の手作り弁当はとても美味しい!中でも特に美味しかったのが、

 

「この卵焼き、だし巻き玉子だ!すごい!」

「関西では卵焼きは甘くないと聞いてね。初めて作って食べて見たんだが味がこれであっているのか自信がなくて·····どうかな?」

「めちゃくちゃ美味しいよ!でも、全部美味しいよ!!狼谷は将来いいお嫁さんになるだろうなぁ」

「お、お嫁さん!?それは気が早くないかな!?」

「ああ、絶対いいお嫁さんになるよ·····っ!」

 

言ってから気付いた。

お嫁さんってことは、俺のお嫁さんになるのか!?なってくれるのか!?いや、なってもらう!そのためには狼谷を幸せにできるように頑張らないと!!

 

「絶対幸せにするから、将来は結婚して欲しい!」

「っ〜///」

「ご、ごめん急に変なこと言っちゃって!」

「こ、こちらこそ·····よろしく頼む」

 

すると狼谷からOKを貰えた!もちろん俺は「はい」と答えた。

 

「それと私も、鳶沢を幸せにしてみせる!だから将来私と結婚してくれないか?」

「是非ともお願いします」

 

その日改めて誓った。

絶対に狼谷を幸せにしてみせる、そして俺も狼谷に幸せにしてもらうと·····

 

 

 

 




どうもわたあめぷりんです。
次回から2年生編になります!
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